[百年物語・ 2015 未年モデル ]開発テーマ

[百年物語・2015 未年モデル] 開発テーマ
開 発 テ ー マ
生活を進化させる5×αの道具たち 次世代の道具開発
(新しい時代の道具研究)
■生活基盤の変革(インターネットのインフラ化、生産機能・機構変化)
携帯端末、3Dプリンタ、労働力依存立地からエネルギー依存立地や
市場依存立地へ
■生活機能の変革(ロボット化、コンビニ化)
テ ー マ の 背 景 ■生活感性の変革(多様化、個性化、装飾化)
■生活文化の変革(民族化、国際化)
これまでの百年物語のテーマを発展させ、新時代の「価値発見、価値創
造」へチャレンジする時期(生活変革への対応)
【新しい道具開発の発想フレーム】
視点1
既存商品の改善
デザインで進化
視点2
素材で進化
新商品の開発
技術で進化
新たな
新たな
生産技術から
感性の発見
素材価値の発見
価値創造技術へ
【例】
【例】
【例】
機能で進化
意味で進化
既存機能から
持つことの意味
情報等を活用し
モノ自体の意味
た生活機能へ
の再発見
【例】
【例】
装飾性、カワイ 機能性だけでは 個性化対応、特 マイクロサージェリー的発 物語性、文化、
イ・わくわくす ない素材価値、 注・一品対応、 想、ウェアラブルツール 振る舞い、自分
る感覚、漫画や 意味や感性から 年齢対応、障害 的発想のモノ、 だけのモノ、相
映画、多様な個 の素材選択
対応、環境対応 力のいらないサ 手の特性に特化
性 化 へ の 対 応 など
など
など
生活価値
新しい美しさや楽し
さを実現する道具
ポート道具
したモノ
など
など
軽さや持ちやすさ、
アウトドアや海、砂
限定品や特注品、機
力の軽い優しさを実
漠、宇宙など行動領
能進化など人と新し
現する道具
域を拡大する道具
い関係を創る道具
百年物語 2015年モデル 開発企業 募集!
新潟発の国際ブランド「百年物語」の新商品開発企業を募集します。
県内の企業や工房と(公財)にいがた産業創造機構が協働で進めている「新潟
発の国際ブランド構築プロジェクト:百年物語」では、新商品開発(2015年モデ
ル)に参加いただく企業を募集します。
昨年度、百年物語はスタートから10年が経過したため、これまでの活動の総括
と今後のあり方の検討を開始しました。これまでの百年物語は、特定の分野にお
ける生活道具、生活のあり方をテーマとしてきましたが、新時代の価値発見、価
値創造へチャレンジする時期に来ているとの認識のもと、今年度はこれまでのテ
ーマを発展させ、「生活を進化させる5×αの道具たち 次世代の道具開発」を
テーマとし、五つの進化の視点を設けることで、より多くの企業の皆様から、一
歩進んだ内容でチャレンジしていただけるようにしました。
参加企業の皆様からは、事前のコンセプトミーティングで商品開発の基本的な
方向性を議論した上で、月1回程度開催のデザインミーティングにおいて、デザ
インアドバイザーの指導のもと、商品開発を進めていただき、2015年春に開催さ
れる海外見本市での発表を目指します。
詳しくは、別紙応募要項をご覧ください。多くの皆様の魅力的なアイテム提
案を心よりお待ちしております。
百年物語は、2003年にスタートして以来、50社以上の県内企業や工房
にご参加いただき、毎年開発テーマを設定し、デザインマネージャー
の指導の下、新商品開発を実施してきました。
これまでに300を超える商品を生み出し、国内外で積極的なプロモーション活動
を実施してきました。グッドデザイン賞日本商工会議所会頭賞、アジアデザイン大
賞を始め、Wallpaper* DESIGN AWARD 2010では2部門でジャッジズアワードを受賞
するなど、国内外で高い評価をいただいています。
百年物語の詳細は、公式HP、Facebook公式ページをご覧ください。
http://www.nico.or.jp/hyaku
(公式HP)
http://www.facebook.com/hyakunen
(Facebookページ)
応 募 要 項
1
受付期間
2
応募条件
平成26年5月2日(金)~5月28日(水)必着
(1) 新潟県内に主たる事業所を有する法人もしくは居住する個人で、生活関連の商品
を製造、もしくは今後参入を予定していること。
(2) 本プロジェクトの基本コンセプト(別紙)に賛同すること。
(3) 社内の商品開発体制が整っていること。
(社内でデザイン開発が可能、もしくは外部デザイナーを活用した開発が可能であること)
(4) デザインアドバイザーの指導の下で、平成26年6月から12月の約6か月間で新商
品開発が行えること。
(5) 作品ではなく新商品の開発であり、販売を目的としたものであること。
(6) 海外市場への展開・進出に意欲的であること。
(7) 新商品発表後、国内外の展示会などに積極的に参加できること。
(8) 安定した経営状況にあること。
(9) 商品開発にかかる全ての経費は原則参加者負担であること。
(10)参加が決定した場合、以下の2015年モデル開発参加費を負担できること。
①カタログ制作費:50,000円
※
3
②海外展示会での発表費:200,000円
海外展示会への出展を希望しない場合、①のカタログ制作のみでも可
応募方法
・
・
(1) 別紙「開発テーマ」に沿って、貴社の技術を 最大 限に活用した開発アイテム案
をご提案ください。
E A
○
開発アイテムは新規開発を基本としますが、自社の既存モデルのリニューアルで
も可とします。その場合、リニューアルのポイントなどを明記してください。
○
開発テーマに沿ったものであれば、オリジナルのテーマ提案も可とします。
○
参加決定後、双方協議の上、開発アイテムが変更となる可能性もありますので、
予めご了承ください。
(2) 別紙「平成26年度 百年物語 新商品開発 応募登録用紙」に必要事項を記入・押
印し、開発アイテム提案資料(様式自由)及び会社概要・製品カタログ等の資料を
添付の上、提出してください。
(3) 開発アイテム提案資料は、スケッチ・図面・レンダリングなど、表現方法は自由
としますが、開発アイテムの概要・コンセプトを必ず明記してください。
(4) 提案内容は、応募者自身のオリジナルのものとしてください。
(5) 提案は複数でも可とします。
(6) 応募書類は、郵送又は事務局まで直接お持ちください。
(7) 応募資料は返却しませんので、必ず控えを取ってお送りください。
(8) 応募資料は審査のみに使用し、審査終了後は速やかに事務局が処分します。
【提出物】
4
①
平成26年度
百年物語
応募登録用紙(1及び2)
②
開発アイテム提案資料(様式自由)
③
会社概要・製品カタログ等の資料
事前相談会
応募を検討している方を対象に、事前相談会を開催します。
日時:平成26年5月21日(水)13時30分~17時30分
会場:(公財)にいがた産業創造機構 (新潟市中央区万代島5番1号 万代島ビル9階)
※
相談をご希望の方は、平成26年5月20日(火)までにFAX又は電子メールで
お申込みください。(企業名、出席者氏名、希望時間を明記してください。受付
後、事務局からご連絡いたします。)
5
審査方法
(1) 応募された開発アイテム案について、テーマとの整合性、具体性、魅力、可能性
などの視点で審査を行います。
(2) デザインの優劣で審査はいたしません。
(3) 審査は非公開で行います。
(4) 参加企業は10社程度を予定しています。
【審査委員】
黒川
玲
株式会社黒川玲建築設計事務所
代表取締役
(NICO百年物語スーパーバイザー)
中村
正樹
株式会社環境構造研究システム
代表取締役
(NICO百年物語統括プロデューサー)
百年物語事務局
6
審査結果の発表
審査結果は、応募企業の皆様へ個別に文書でお知らせします。
※
参加決定後、6月12日(木)及び13日(金)に第1回コンセプトミーティング
を開催しますので、予めスケジュールの調整をお願いします。
7
当面のスケジュール
公募開始
5月2日(金)
→
公募説明会
5月14日(水)
第1回コンセプトミーティング
6月12日(木)/13日(金)
8
→
→
事前相談会
→
応募〆切
5月21日(水)
→
審査・参加企業決定
5月28日(水)
第2回コンセプトミーティング
→
第1回デザインミーティング
5月29日(木)
・・・
6月25日(水)/26日(木)
応募書類の提出先・お問い合わせ先
〒950-0078
新潟市中央区万代島5番1号
万代島ビル9階
公益財団法人にいがた産業創造機構
経営支援グループ
電話:025-246-0044
市場開拓チーム
百年物語担当:吉田/鈴木(聡)
FAX:025-246-0030
電子メール:[email protected]
【百年物語のコンセプトと活動】
百年物語プロジェクトの目的は、国際市場競争激化と産業の地球環境対応化の中で、新潟県生活産業が
生き残り、次代へ発展していくための仕組みづくりである。
本県の生活関連産業は洋食器や工具に代表される金属製品、桐タンスや家具の木工製品、着物やニット
などの繊維製品など、そのほとんどが手工芸からの長い歴史と優れた加工技術を基盤として「良質なモノ
づくり(素材・技術・デザインの優秀性)」の力と評価を確立している。
この力を軸に、単品としての評価から、本県発の良質な「商品群ブランド」へと認知と選択性を高めて
いき、国際市場の中で新潟県生活産業の「価値評価基盤」を確立していくことにより、次代への生き残り
と発展の基盤が構築される。すなわち、新潟県生活産業の今後と未来を支える仕組みは「国際ブランド from
新潟」開発であると考える。
百年物語プロジェクトでは、商品開発、流通開発、情報開発の3つの要素で事業を構成。
3つの要素を有機的に連携させ、参加企業と恊働で新潟発の国際ブランド化を推進する。
◎ 商品開発:時代テーマに沿った魅力的な新商品の開発
第一線で活躍するデザイナーやディレクターにデザインアド
バイザーとして就任いただき、月1回開催のデザインミーティ
ングを重ね、新規商品の開発を行う。
商品開発
◎ 流通開発:流通形態に沿った戦略的な商品構成による
展示会出展、販売会などの開催。
流通開発
情報開発
新規開発商品をはじめ、これまでに発表した商品、参加各社の
プロパー商品のセレクションを、フランクフルトで開催される
見本市アンビエンテに出展。その他にも国内外での展示会・販
売会に参加。
◎ 情報開発:国内外のメディアとのネットワークを活か
した情報受発信。
百年後にも大切にしていきたい生活文化を、楽しみ、維持し、継承していくための道具の開発と提供
百年物語は、次代の生活文化を創造していく道具として、「100 年後にも大切にしていきたい
生活文化を、楽しみ、維持し、継承していくための道具」を基本テーマとして、大量生産・大量
消費ではなく、少量生産・個人対応・長寿命型の商品を提案し続けています。
百年物語が目指すモノづくり
① 一人一人の価値観や個性に対応し、愛着を込めて使用し、また人に贈れるモノであること
② 道具そのものが職人的な技やデザインの美しさを楽しめるモノであること
③ 日本の新潟という産地の魅力と力を世界に提供することで、よりよい生活文化を創り支えるシステムを構築し
ていけるモノであること
NICO 市場開拓チーム(百年物語)