随意契約事前確認公募 - jamstec

随意契約事前確認公募
平成27年1月9日
独立行政法人海洋研究開発機構
分任契約担当役
経理部長 池川
和彦
(公印省略)
1.公募に付する事項
(1)事業名:新型保圧採水システムの製作
(2)募集の主旨
本件は、当機構が戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
「海洋資源の成因に関する科学的
研究」の一環で、水に含まれる特定の成分から対象鉱物資源の存在兆候を効率的に調査するために
使用する既存の採水システムをベースにした新型保圧採水システムの製作を実施するものである。
以下の応募条件を満たし、本業務を提供できる「特定事業者」を契約の相手方とする予定である
が、当該特定事業者以外の者で下記の応募条件を満たし、本業務の実施を希望する者の有無を確認
する目的で、参加希望書類の提出を求めるものである。
なお、公募の結果、応募条件を満たすと認められた者がいない場合は、当該特定事業者との契約
手続へ移行するが、応募条件を満たすと認められる応募者がいる場合には、特定事業者と当該応募
者に対し、新たに企画書・技術審査資料等の提出を要請し、競争契約手続きへ移行することとする。
(3)業務概要
別添仕様書のとおり。
2.公募に応募するものに必要な資格に関する事項
(1)予算決算及び会計令(昭和 20 年勅令第 165 号)第 70 条及び第 71 条の規定に該当しない者であ
ること。
(2)平成 25・26・27 年度
全省庁統一競争入札参加資格において「役務の提供等」を取得している
者であること。
(3)契約担当役等から取引停止の措置を受けている期間中の者でないこと。
(4)本公告に示した業務を指定する日時、場所に十分に履行できることを証明した者であること。
(5)本公告に示した業務の全部若しくはその主たる部分を第三者に委任、又は請け負わせる者でな
いこと。
3.応募要件
(1)現在当機構が使用している多連式ガスタイト熱水採取装置(通称:WHATS)で使用されている「海
底湧水採取装置製造方法(特願 2002-020041)
」の原理を用いて実施すること。
(2)製作した採水器は仕様に定める内容で制御できること。
(3)上記を含め別添仕様書に記載の内容について実施可能なこと。
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4.応募方法
(1)公募の期間 平成27年1月9日(金)から平成27年1月19日(月)
(2)本公募の条件を満たし、参加を希望する者は、本公告2.及び3.に示す資格及び要件を満た
すことを証明する資料を添付の上、以下の期日までに5.まで提出すること。
期限
平成27年1月20日(火) 12:00必着
(郵送可能ただし、書留郵便等記録が残るものに限る)
(3)上記資料の様式は任意(ただし、用紙サイズはA4版又はA3版とする。)とするが、応募事業
者の意思決定が確認できる書類とする。
(4)上記資料の提出があった場合、当機構は、業務遂行確認審査を行い、当該応募者が応募資格等
を満たすと認められた場合には書面にて通知するとともに、特定事業者と当該応募者に対して、
企画書・技術審査資料等の提出を要請し、競争契約手続きへ移行する。
(5)上記資料について、当機構から説明及び追加資料の提出を求められた場合は、それに応ずる義
務を負うものとする。これらの義務を履行しない者の資料は、公募要件を満たすことを証明する
資料として認めない。
(6)その他
1)手続きにおいて使用する言語及び通貨は、日本語及び日本国通貨とする。
2)上記資料の作成及び提出に係る費用は応募者の負担とする。
3)提出された資料は、業務遂行確認審査以外に応募者に無断で使用しない。
4)一旦受理した資料は返却しない。
5)一旦受理した資料の差し替え及び再提出は認めない。
6)資料に虚偽の記載をした場合は、当該応募者の資料を無効とするとともに、取引停止措置を行
うことがある。
5.連絡先
〒237-0061 神奈川県横須賀市夏島町2番地15
独立行政法人 海洋研究開発機構
経理部 契約第2課
TEL:046-867-9166
阿久津
雅裕
FAX:046-867-9125
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仕 様 書
1.件
名
: 新型保圧採水システムの製作
2.概
要 :略的イノベーション創造プログラム(SIP)
「海洋資源の成因に関する科
学的研究」の一環で水に含まれる特定の成分から対象鉱物資源の存在兆
候を効率的に調査するために使用する既存の採水システムをベースにし
た新型保圧採水システムを製作する。
3.数
量
4.納入場所
:新型保圧採水システム:1 式
:〒237-0061
神奈川県横須賀市夏島町 2-15
独立行政法人海洋研究開発機構
本館 3F
5.納入期限
6.仕
深海・地殻内生物圏研究分野
:2015 年 3 月 31 日(火)
様
(1)現在の保圧採水システム(WHATS) (参考図)
① 現在の保圧採水システム(WHATS)は採水ボトル(容量 150mL)1 本を 4 連
で接続して使用している。
② 使用場所は海中、水深 4,000m まで使用可。接続機器はハイパードルフィ
ンおよびしんかい 6500。
③ ボトルの上下にあるバルブはコンピューター制御により開閉する。
④ あわせて採水速度もコンピューター制御により行われる。
(2)新型保圧採水器の設計及び製作(参考図)
① 使用環境は次項(3)に示すとおりとし、これに対応したものにすること。
② 採水ボトル(容量 150mL)を、容量 15mL 程度および 50mL 程度のボトル 2
本接続したセットにする。両ボトル間には陸上で操作可能なバルブを 2 個
接続すること。このボトルセットは 8 セット製作すること。
③ ボトルにはサルフリナートコートを施すこと。
④ 現行の保圧採水システム(WHATS)よりも可能な限り小型軽量化すること。
ただし、ペリスタポンプおよびコントロールユニットは本体と一体化させ
る必要はない。
⑤ その他、電源供給方法、通信制御方法(各ボトルのバルブ開閉および採水速
度)及びペリスタポンプの仕様は、現行の保圧採水システム(WHATS)を踏
襲すること。
⑥ 上記新型 WHATS を陸上にて作動させるためのコントローラー(交流電源
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で動かすための直流変換機能、ポンプ及びドライブユニットを作動させる
機能)を 1 台製作すること。
⑦ 上記新型 WHATS を陸上にてコンピューター制御による作動試験ができ
るアダプタケーブルを製作すること。
⑧ 上記に沿った設計図面を作成し、当機構担当者の承認後、製作を行うこと。
(3)使用環境
① 使用場所: 海中
② 使用水深: 0~3,000m
③ 接続機器: ハイパードルフィンおよびしんかい 6500 (RS-232C 接続)
④ 採取物: 海水 (pH2~12)
(4)水中ケーブルの購入
コントロールユニットとドライブユニットを接続するケーブル、およびコン
トロールユニットとペリスタポンプを接続するケーブルをあわせて購入する。
ただし、コントロールユニットとドライブユニットを接続するケーブルに関
してはアダプタを介したケーブルとすること。
加えて、ハイパードルフィンまたはしんかい 6500 と接続する部分にはダミ
ープラグをつけること。
7.試験及び検査
(1)30MPa の高圧環境下で本製作品の作動を確認すること。また、ボトルに関し
ては別途内部圧力試験を行い、おおよそ 30MPa を 10 時間程度保持できるかを確
認すること。また、ボトルセット 4 つを本体に接続した状態で空中及び水中重量
を測定すること。
(2)当機構担当者の立会いの下、9.の提出物を参照し、当機構担当職員の立ち会
いの下、仕様に基づき検査を行なう。
8.保
証
保証期間は検収の日から 1 年間とする。上記保証期間内における請負者の責任に
帰する物品の不具合は、請負者において修理することとする。
9.提出書類
(1)取扱説明書(圧力試験方法および結果を記した試験報告書、製作品の仕様及
び消耗品リストを含む)
(2)電子ファイル(PDF)
10.
1 部(納入時)
1 部(納入時)
守秘義務
本業務を通して知り得た事項については、許可無く第三者に開示してはならない。
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11.その他
本仕様書の内容に疑義のある場合は、当機構担当者と別途協議し指示を受けるも
のとする。
※参考図についてはホームページでの公表を控えさせていただいております。