1月9日号 - エンヴィテック株式会社/ENVITECH

EU委員会開発委託製品
契約番号:7210-PR/169
研究開発期間:'99~'03年
核種特定機能付 設置式及びグラブ取付型クリスタル系放射能探知・計測装置
核種特定機能を追加しました。
経年劣化をしないクリスタル系シンチレータ(発光体)を使用し、エネルギーピークが立つ唯一の放射能探知機です。 CPSを基にしたアラームが鳴
る水準は、設置場所により異なります。鳴った後に原因を調査するのに必要な放射線量(Sv/h)計測装置及び核種特定機能も装備しています。
2015年モデルより、OSはセキュリティの高いWindows7 Ultimateとなります。
グラブはお
客様のものを
使用します。
探知機
クリスタル(CsI)発光体
NEW ECOシステム
Cs137
270度探知型
(日本語)
32チャンネル
画面
1024チャンネル
画面
核種特定メッセージ
トリウム232
EU
(欧州連合)
UN
IAEA
(国際連合) (国際原子力機関)
上記三つの国際機関が要求する
技術仕様を満たしています。
ガンマ線
90度探知型
ゲート型
(3基)
ECO1
ゲート型
(3基)
ECO2
探知機
(旧タイプ)
1) クリスタル(CsI) : 4.51g/㎝
3
2) プラスチック(H+C) : 1.03g/㎝
100
65
無機
有機
影響無
影響有
半永久的
5~7年
有(発光体)
無
プラスチック発光体の推奨交換時期が5~7年としますと、20年間使用した場合には少なくとも3回の発光体の
交換が必要になります。一回の交換費用が400~500万円との事ですので、20年間の交換費用総額は1,200
~1,500万円になります。その上、経年劣化を補正するための感度調整(25万円/回)が毎年必要となります。
これは初期投資の他に、修理費用を含まない保守費用だけで1,700~2,000万円必要になる事を意味します。
受信機 2
グラブ型
発光効率 化学分類 熱・雨・振動 発光体の寿命 資産価値
3
コバルト60
W-LAN
受信装置
ECO3
探知機
(旧タイプ)
集塵機
ダクト上
Iserver
グラブ型
ECO5
探知機
(新タイプ)
ECO6
板状プラスチック系発光体は有
機体ですので、気温の変化、
雨、風によって酸化劣化します。
夏のヤードの温度が50度以上
になるとガンマ線の探知率が発光
効率の差以上に悪くなります。
又、コンプトン散乱により放射能
の強さ(μSv/h)を測定する事は
出来ません。
▲コンプトン散乱により核種の特定不可能
ECO4
受信機 1
【発光体の性状比較】 比重
セシウム137
探知情報集中監視システム構築例
トリウム232を含むリサイクル上全く問題ない自
然放射線源も100%分別したい場合にはグラブ
式しか解決方法はありません。
他社製(プラスチック系)
Cs137 & Co60
荷受拒否の際の説明義務を果たします。 分析結果報告書
円筒形クリスタル系発光体は、そ
れぞれの前面の凡そ180度の範囲
でガンマ線を探知できます。
また、発光体にレアメタルを使用
していますので温度変化の影響を
受けず、半永久的に劣化しませ
ん。ガンマ線の探知率はプラスチッ
ク系発光体の7倍となります。Sv/h
測定数値も正確です。
▲エネルギーピークが立つ事により核種の特定可能
プラスチック発光体
発光体は四基まで
取付ける事が出来ます。
発光体
格納容器
(クリスタル系:CsI)
ガンマ線
核種特定
メッセージ
(大型CsI発
光体内蔵)
Co60
当社製
註 : クリスタル系 : CsI 製発光体使用の探知機
シンチレータ=発光体
トンネル
効果
出力
プラスチック発
光体では核種
の特定は出来
ません。
三基型
クリスタル系とプラスチック系の違い
原発からの放射性チリで汚染
されたスクラップの典型的な核種
判定。原発で生成される典型的
放射性同位体:Am-241、
Mn-54、Co-57&60、I-131、
Cs-134&137、Ra226などを含む
16種類を登録済、追加登録も
可能です。
放射線のエネルギースペクトル
(keV)のピークの変動による探知
機能(チャンネルアラーム:特許
取得済)も付いています。
グラブ型
エンヴィテック株式会社/ENVITECH Co., Ltd 〒108-0073 東京都港区三田四丁目8番36号 TEL:03-5419-8500
Cs137(セシウム)は先日韓国で日本から輸出されたスクラップの中に含まれていたとされ
た放射性同位体です。
Co60(コバルト)は中国からイタリアに輸出されたステンレス製品から反応があった放射
性同位体です。
プラスチックシンチレータ(発光体)の欠点
(出典:原子力百科事典 ATOMICA)
シンチレーション検出器のシンチレータ(発光物質)には、無機物を用いる無機シンチレー
タと有機物を用いる有機シンチレータがある。有機シンチレータを溶媒に溶かした後に高分
子化して固溶体(例えばポリスチレンにp-テルフェニルを溶解したもの)としたシンチレータをプ
ラスチック・シンチレータという。プラスチックであるために製作と加工が容易かつ大型のものの
製作が可能なので、有機シンチレータとして非常に有用であるがガンマ線には適さない。
http://www.envitech.co.jp