単段解法と多段解法 計算流体力学 (第8回資料) 時間の離散化:差分法(テーラー展開) Euler法 2段階陽解法 Lax-Wendroff法 Taylor-Galerkin法(FEM) 1 ととれば u = u = 多段解法(2段解法) = 単段解法 2段階陽解法 2014年11月28日 1 ½ Lax-Wendroff法と等価(2次精度) t n-1 n いくつかの組み合わせが考えられる t n+1 n-1 n n+1 2段階陽解法(2段階Lux-Wendroff法) 2段階陽解法(2段階Runge-Kutta法) を満足する は も 移流方程式 を満足する に適用 移流方程式 に適用 3段階陽解法(3段階Taylor-Galerkin法) 3段階陽解法 を満足する は = 1 = = ととれば 1/2 1/6 移流方程式 に適用 と等価(3次精度) いくつかの組み合わせが考えられる 3段階陽解法(3段階Runge-Kutta法) 陽解法の安定化手法(Selective lumping法) を満足する も e:セレクティブランピングパラメータ 混合質量行列 移流方程式 に適用 陽解法の安定化手法(Selective lumping法) i 陽解法の安定化手法(Selective lumping法) i+1 j1 j h j+1 h i 要素 i+1要素 人工拡散 セレクティブランピングパラメータにより人工拡散を加える e=1の場合:人工拡散係数は0となる,しかし不安定 重ね合わせ 陽解法の安定化手法(Selective lumping法) t=0 t=2 t=4 t=6 1 t=8 1 e=0 e=0.5 0 0 1 2 t=0 4 t=2 6 t=4 8 t=6 10 e=0.7 1 2 t=0 4 6 t=4 t=2 8 t=6 10 t=8 2 4 6 (dx=0.05,C=0.33) 8 10 t=4 t=6 t=8 4 t=2 6 t=4 8 t=6 10 t=8 0 0 (1 e)h 2 6t 0 0 2 dx=0.05 dx=0.025 t=0 人工粘性係数 e=0.7 t=2 0 1 0 dx=0.05 dx=0.025 t=0 0 t=8 e=0.5 0 陽解法の安定化手法(Selective lumping法) 2 4 6 8 10 (C=0.33) ・eが大きくなると人工拡散が小さくなり不安定になる ・hを小さくすると減衰が小さくなる ・∆tを大きくすると減衰が小さくなる 陽解法の安定化手法(Multi-pass法) 陽解法の安定化手法(Multi-pass法) 2)マルチパス法 t=0 t=2 t=4 t=6 1 e=0 r=0 0 0 2 t=0 連立一次方程式は解きたくない⇒反復解法の導入 t=8 4 t=2 6 t=4 8 t=6 1 10 t=8 r=2 0 0 収束解は 2 の解と一致するはず 特徴: 人工拡散のパラメータがない(反復回数という形で導入) 有限要素法における安定化手法 4 6 8 ・反復回数が人工拡散を調節する(回数を増やすと発散傾向) ・∆tはセレクティブランピング法に比べて小さくなる 安定化手法(Taylor-Galerkin法) 3)テーラー・ガラーキン法 1)セレクティブランピング(Selective lumping)法 2)マルチパス(Multi-pass)法 等方的な人工拡散 より合理的な方法 3)テーラー・ガラーキン(Taylor-Galerkin)法(BTD法) 4)風上有限要素法と SUPG(Streamline-Upwind/Petrov-Galerkin)法 10 (C=0.1) 移流方程式 を考えているので の関係を用いて 安定化項となる 安定化手法(Taylor-Galerkin法) 安定化手法(Taylor-Galerkin法) 未知量を左辺側に既知量を右辺側に移行 L L dx 特徴: 1)高精度である(時間精度2次) 2)安定化項が付加される dx 安定化手法(Taylor-Galerkin法) 陰解法(Galerkin法) 1 t=0 t=2 t=4 t=6 t=8 0 0 2 4 6 8 10 (C=0.33) 陰解法(Taylor-Galerkin法:BTD法) 1 t=0 t=2 t=4 t=6 t=8 0 0 2 4 (C=0.33) 6 8 10
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