2014年度上期 決算説明会 2014年11月26日 日本合成化学工業株式会社 1 2014年度 上期概況と通期予想 2 2014年度上期業績と事業環境 億円 営業利益 売上高 億円 100 1,000 78 800 64 600 70 80 64 54 60 40 400 200 451 468 494 508 20 525 0 0 12年度上期 下期 13年度上期 下期 14年度上期 下期 「ソアノール」は欧州原料価格高騰、「OPLフィルム」は6系 の稼働遅れなどにより、前年同期比増収も減益 3 2014年度下期業績予想と事業予測 億円 営業利益 売上高 億円 1,000 100 78 800 64 600 70 80 64 54 60 400 200 61 (予想) 451 468 494 508 525 545 0 40 20 0 12年度上期 下期 13年度上期 下期 14年度上期 下期 「OPLフィルム」6系品は下期から販売を見込むが、「ソア ノール」の欧州収益は依然厳しく、前年同期比減益見込み (注意)13年度の数値は連結子会社の決算期変更の影響額を除いた数値 4 2014年度業績予想と年間配当金 億円 営業利益 売上高 1,400 210 2014年度の年間配当金は18円の予定 1,200 180 148 1,000 800 118 100 125 (162) 71 600 150 120 (予想) 400 200 億円 90 60 912 872 919 1,002 (1,111) 1,070 30 0 0 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 12カ月ベースの比較では増収減益 ()は連結子会社の決算期変更の影響額を含む数値 5 中期経営計画 “Double15” 4年目 6 中期経営計画“Double15” 2015年度 達成目標 1) 売上高 1,300億円 2) 営業利益 200億円 3) 営業利益率 15%以上 1.コア事業の積極拡大 2.第三の柱構築、新製品開発の強化 3.競争力強化 4.海外展開の更なる拡大 5.安全・品質・環境・コンプライアンスの堅持 7 中期経営計画“Double15” 売上高:億円 営業利益:億円 売上高 1,300億円 1,600 200 営業利益 200億円 売上高 1,009 800 400 1,300 148 1,200 900 107 912 872 919 1,002 100 71 営業利益 150 1,070 125 118 200 100 (予想) 50 43 0 0 08年度 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 (注意)13年度の数値は連結子会社の決算期変更の影響額を除いた数値 14年度の数値は業績予想の数値です。 8 “Double15”の進捗1 コア事業の積極拡大 製品の能力増強 「OPLフィルム」 第6系列(1,800万㎡/年) 熊本工場に完成 8月に顧客の認定を取得 品質安定化に時間を要したが、11月から稼働 「ソアノール」 新系列(15,000t/年) 米国NOLTEX社に建設中 2015年度第1四半期より稼動予定 米国の高いコスト競争力を活かした事業展開を図る 9 “Double15”の進捗2 第三の柱事業の構築 製品の能力増強 「コーポニール」 新系列を大垣工場に増設 電子材料、光学部材用途での需要拡大に対応 完成後の全生産能力は現状比約1.5倍 設備投資額:26億円 2016年度第1四半期より稼動予定 「ハイセロン」 新系列を熊本工場に新設 転写印刷フィルム、ユニット包装材料の需要拡大に対応 完成後の全生産能力は現状比約2.0倍 設備投資額:29億円 2015年度第4四半期より稼動予定 10 “Double15”の進捗3 第三の柱事業の構築、新製品開発 「ニチゴーGポリマー」 生分解性、溶融成形性、ガスバリアー性、易溶解性、 耐薬品性を活かした開発案件が実需化に向け進展 食品包装、衛生材料、環境エネルギー分野での採用 に向け注力中 「ORGA」 ガラスとの差異化を出すべく2mmtを超える厚膜品で 加工性、軽量化をアピールし、ニーズの掘り起こしを 継続中 研究開発の強化 中央研究所(大阪府茨木市)に先端研究棟を新設 2014年度第4四半期に完成予定 11 “Double15”の進捗4 シナジー効果による収益向上 エマルジョン事業 10月にMCHCグループ内のエマルジョン事業会社である ジャパンコーティングレジン社(旧:中央理化工業社)に 製造部門を統合 なお、研究開発・営業は従来通り行う。 12 2014年度上期業績 13 セグメント業績の概要 合成樹脂 「OPLフィルム」 第6系列の稼働遅れなどにより、 数量は前年同期比微減 「ソアノール」 数量は前年並みも、欧州での原料(酢酸ビニル モノマー)価格高騰によりスプレッド縮小 「粘・接着樹脂」 「コーポニール」復調により、 数量は前年同期比増加 14 連結業績の概要 (単位:億円) 13年度 上期 14年度 上期 494 525 +30(+ 6.3%) 78 64 ▲13(▲17.1%) 15.8% 12.3% 経常利益 81 65 ▲15(▲19.4%) 四半期純利益 52 41 ▲10(▲20.5%) 売上高 営業利益 営業利益率 増減 ▲ 3.5% 15 セグメント別業績 (単位:億円) 売上高 13年度 上期 14年度 上期 合成樹脂 373 387 有機合成 101 小計 営業利益 13年度 上期 14年度 上期 +13 78 65 ▲13 118 +17 0 0 0 475 506 +31 79 65 ▲13 その他 19 19 0 1 1 0 全社共通 - - - ▲2 ▲2 0 494 525 +30 78 64 ▲13 総計 増減 増減 16 営業利益の増減要因 (単位:億円) 100 80 13年度 上期 営業利益 70 78 90 60 売値差 原燃料 +6 ▲14 数量差 固定費 移動平均他 ▲2 ▲12 +8 14年度 上期 営業利益 64 50 40 30 20 10 0 17 設備投資等、為替、ナフサ (単位:億円) 設備投資 減価償却費 研究開発費 13年度 上期 14年度 上期 増減 66 31 18 77 32 17 +11 +1 ▲1 103 138 +4円 +8円 注)設備投資は検収ベース USドル ユーロ 99円 130円 ※ 平均レート 国産ナフサ ※ 平均価格(円/kl) 64,700円 70,400円 +5,700円 18 貸借対照表 14年3月末 14年3月末 14年9月末 資産合計 増減 負債純資産合計 1,301 1,401 +100 流動資産 (単位:億円) 増減 1,301 1,401 +100 負債合計 569 +46 615 固定資産 732 14年9月末 533 +60 593 純資産合計 785 +53 767 +39 807 利益剰余金+30 海外子会社期末レート(円) 14年3月末 14年9月末 14年3月末 自己資本 14年9月末 増減 767 807 +39 59.0% 57.6% ▲1.4% US$ 103 109 自己資本比率 € 142 139 有利子負債残高 147 217 +70 D/Eレシオ 0.19 0.27 +0.08 *総資産増加の内、為替影響は15億円 19 キャッシュ・フロー (単位:億円) 13年度 上期 14年度 上期 営業活動による キャッシュ・フロー 55 51 投資活動による キャッシュ・フロー ▲58 ▲78 フリー・キャッシュフロー ▲3 ▲26 財務活動による キャッシュ・フロー ▲8 +53 現金及び現金同等物の 増減額(換算差含む) ▲4 +28 現金及び現金同等物の 期末残高 82 85 主な差異 固定資産取得増▲10 借入金純増+63 20 2014年度業績予想 21 2014年度 下期の前提条件 1.為替前提 上期平均 USドル ユーロ 103円 139円 下期前提 106円 136円 差 +3円 ▲3円 2.国産ナフサ価格前提(円/kl) 国産ナフサ 上期平均 70,400 下期前提 差 67,000 ▲3,400 22 設備投資等、為替、ナフサ (単位:億円) 13年度 14年度 増減 202 70 37 138 72 40 ▲64 +2 +3 100円 134円 105円 137円 +5円 +3円 設備投資 減価償却費 研究開発費 注)設備投資は検収ベース USドル ユーロ ※平均レート 国産ナフサ 67,300円 68,700円 +1,400円 ※平均価格(円/KL) 23 セグメント業績の概要 合成樹脂 ◆ 「OPLフィルム」 6系の品質は安定し、11月より稼働 6系品の純増を含め、前期比増量を図る。 ◆ 「ソアノール」 欧州の原料(酢酸ビニルモノマー)価格は 依然として高い。 ◆ 「粘・接着樹脂」 引き続き電子材料・光学材料用途の「コーポ ニール」「紫光」の拡販を図る。 24 連結業績の見通し (単位:億円) 14年度 上期 売上高 14年度 14年度 下期予想 通期予想 13年度 実績 1,002 12年度 実績 525 545 1,070 64 61 125 12.3% 11.2% 11.7% 14.8% 12.9% 経常利益 65 61 126 153 123 当期純利益 41 39 80 43円01銭 39円12銭 82円13銭 72円23銭 83円75銭 9円 9円 18円 18円 15円 営業利益 営業利益率 当期純利益/株 配当金/株 (1,111) 148 (162) (167) 70 (80) 919 118 81 (数値)は連結子会社の決算期変更の影響額を含む数値 25 セグメント業績予想 (単位:億円) 売上高 13年度 (注) 14年度 合成樹脂 750 787 有機合成 213 小計 営業利益 13年度 (注) 14年度 +37 150 127 ▲23 246 +33 0 1 +1 963 1,033 +70 150 128 ▲22 予想 増減 予想 増減 その他 38 37 ▲1 2 2 0 全社共通 - - - ▲4 ▲5 ▲1 1,002 1,070 +68 148 125 ▲23 総計 13年度は連結子会社の決算期変更の影響額を除いた数値 26 営業利益の増減要因 (単位:億円) 180 160 140 13年度 営業利益 148 売値差 原燃料 +4 ▲19 +14 ▲21 数量差 固定費 その他 ▲1 14年度 営業利益 120 125 100 80 60 40 20 0 13年度は連結子会社の決算期変更の影響額を除いた数値 27 Solution by Chemistry 本資料に記載している金額は単位未満を切り捨てており、その他、比率等につきましては単位未満を 四捨五入しております。 また、第1四半期と第2四半期の6ヶ月間の累計期間を上期、第3四半期と第4四半期の6ヶ月間の 累計期間を下期と記載しております。 本資料中の業績予想、見通し等につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき算出、記載して おり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。 28 参考資料 29 製品系統図 30 事業セグメント PVOH事業 合成樹脂 EVOH事業 粘・接着事業 報告セグメント 有機合成 工業薬品事業 ファインケミカル事業 その他 31 PVOH(ポリビニルアルコール) ◆PVOH「ゴーセノールTM」 特性 ・水溶性 ・接着性 ・フィルム原料等 ◆主な用途 ガラス PVOH (中間膜フィルムの原料) ガラス 自動車のフロントガラスの中間膜の原料 として使用 ◆PVOH生産能力 水島工場 熊本工場 合 計 40,000 ㌧ / 年 30,000 ㌧ / 年 70,000 ㌧ / 年 感熱紙やインクジェット紙 など情報記録紙のコーティング 光学用途をはじめとする PVOHフィルムの原料 32 光学用PVOHフィルム「OPLフィルムTM」 ◆「OPLフィルムTM」 偏光フィルムは、偏光子である「OPLフィルム 」を 保護フィルムで挟み、液晶パネルに貼るために 接着加工したものです。 ◆OPLフィルム 生産能力 2003年 1,200万㎡ / 年 2005年 1,300万㎡ / 年 2008年 1,500万㎡ / 年 2009年 1,500万㎡ / 年 2012年 1,500万㎡ / 年 2014年 1,800万㎡ / 年 合計 8,800万㎡ / 年 大垣工場 大垣工場 熊本工場 熊本工場 熊本工場 (超広幅対応設備) 熊本工場 (超広幅対応設備) 33 EVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂) ◆EVOH「ソアノールTM」 特性 ・高ガスバリア性 ・保香性 ・透明性など ポリエチレン ◆主な用途 ポリオレフィン ナイロン 接着樹脂 EVOH EVOH 接着樹脂 ポリオレフィン ナイロン EVOH EVOHは食品の鮮度や作りたての 美味しさを長期間保つ素材として使用 されます。 ◆EVOHの生産能力 水島工場 10,000 ㌧ / 年 NOLTEX (米国) 23,000 ㌧ / 年 NIPPON GOHSEI UK 18,000 ㌧ / 年 合 計 51,000 ㌧ / 年 *2015年度第1四半期 NOLTEXに +15,000トン / 年を増設 34 粘・接着樹脂(スペシャリティポリマー) ◆「コーポニール™」 (液晶テレビ) TAC フィルム ◆「モビニール™」(インクジェット印刷紙) プロテクトテープ PVOH フィルム TAC フィルム 粘着剤 離型フィルム ・液晶テレビ偏光板用粘着剤 ・高い耐久性 ◆「紫光™」(機能性コーティング) ・プラスチック・光学フィルムハードコート剤 ・密着性と高硬度 ・コロイダルシリカ複合により多孔質のフィルムを形成 ・インク受理性、鮮映性、発色性の向上 ◆「ニチゴーポリエスター™」(電子部材) ・FFC(フレキシブルフラットケーブル)接着樹脂 ・高い接着性と耐熱性 35 海外拠点 日本合成タイランド (販売・技術サービス) ソアラス (販売・技術サービス) 日本合成UK (EVOHの生産) 日本合成化学 ノルテックス (EVOHの生産) 日本合成ヨーロッパ (販売・技術サービス) 日之高(上海)商貿 (販売・技術サービス) 36 業績の概要 通期業績 業績推移 単位:億円 為替レート、国産ナフサ価格 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 900 912 872 919 1,111 (合成樹脂) 650 649 615 671 (有機合成) 227 229 220 (その他) 22 33 営業利益 107 (合成樹脂) 単位:¥ 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 1$ 92.9 85.7 79.1 83.2 100.2 835 1€ 131.2 113.1 108.8 107.1 134.4 206 237 国産ナフサ 41,100 47,475 54,925 57,500 67,300 36 42 38 100 71 118 162 107 102 72 118 164 (有機合成) 2 △1 0 1 0 (その他) 0 2 2 2 2 △2 △2 △3 △3 △4 57 61 31 81 80 1,066 978 997 1,121 1,301 有利子負債 227 135 119 100 147 純資産 539 549 559 654 767 設備投資 51 67 97 104 202 減価償却費 67 65 64 69 70 1株当たり 当期純利益 59.06 62.94 32.38 83.75 82.32 538.54 564.07 574.83 671.84 788.11 配当金 10.0 12.0 12.0 15.0 18.0 株価 (3月末) 643 513 509 839 741 売上高 (共通) 当期純利益 総資産 1株当たり純資産 37 国産ナフサ価格(2010/1Q~2014/3Q) 80,000 75,000 72,000 70,000 70,900 67,800 65,500 69,900 65,000 59,000 円 /KL 60,000 55,000 50,000 52,400 49,700 47,700 60,600 54,100 54,900 63,800 63,900 55,800 51,700 45,100 49,800 45,000 40,000 42,700 35,000 30,000 38 為替レート($、€)(2010/1Q~2014/3Q) 150 141 140 131 130 120 90 80 円 122 117 112 100 138 129 126 117 110 137 140 111 113 110 104 104103 105 98 91 92 86 99 99 100 103 102 104 92 83 82 82 77 79 78 79 80 81 70 39 株式の状況(2014年9月30日現在) 株主構成 •発行可能株式総数 154,944,000株 •発行済株式の総数 97,401,007株 (自己株式968,179株を除く) •株主数 5,137名 順位 株主名 1 三菱化学株式会社 持株比率 50.9% 2 ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 3.5% 3 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 2.5% 4 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 2.3% 5 ノーザン トラスト カンパニー (AVFC) アカウント ノン トリーテイー 1.8% 6 ザ チェイス マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン エス エル オムニバス アカウント 1.2% 7 株式会社みずほ銀行 1.2% 8 丸紅株式会社 1.0% 9 株式会社りそな銀行 0.9% 10 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口4) 0.8% 40
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