日本建築学会 都市計画委員会・農村計画委員会・建築計画委員会・建築社会システム委員会 第9回住宅系研究報告会 プログラム ■主 旨: 住宅・住宅系まちづくりのテーマは、建築計画・都市計画・農村計画・建築社会システムなどで取り上げられ、 大会では毎年多くの論文が発表されています。昨年度に引き続き、横断的な発表・討論の場を設定し、研究成 果の共有、研究者間の交流を続けるため、第9回目の住宅系研究報告会を開催します。 報告会では発表・討論の機会を重視し、司会とは別にコメンテーターを設け、意見交換や議論を通してさらに 研究や活動が発展することを意図しています。 また、第一日目夕方にPDを開催し、総合的な議論の機会を設けます。 ■日 時: 2014年12月5日(金)、12月6日(土) ■会 場:日本建築学会建築会館会議室 ■全体プログラム: □1日目 (12月5日) 開会の挨拶・主旨説明 : 岡 絵理子(関西大学) 12:50~13:00 セッション1 : 居住ニーズの多様性と住宅計画像 13:00~14:30 セッション2 : 地域の環境特性と住宅・住宅地計画 14:45~15:45 パネルディスカッション 16:00~18:00 【テーマ】 「空き家 住宅系研究の視点から」 【趣 旨】 近年、空き家問題が全国津々浦々で顕在化し、その再生や活用に向けた取り組み等が盛ん に行われている。そのような対処療法的な取り組みに加えて、これからさらに増加していくこと 想定される空き家の諸問題には、どのような対応が必要になってくるのであろうか。このときに、 建築学としての住宅系研究はどのような展開をしていく必要があるのだろうか? パネリストからは、空き家問題の所在とその対応方法などについて報告をいただいくとともに、 今後の住宅系研究における展開方向について、会場の研究者らと議論を交わしたい。 【パネラー】 1)長谷川 洋(国土技術政策総合研究所) :マクロ的な視点から 2)鈴木 雅之(千葉大学) :団地再生の視点から 3)山本 幸子(筑波大学) :利活用する仕組みから 【コーディネータ】 山崎 義人(兵庫県立大学) 18:30~ 懇親会 □2日目 (12月6日) セッション3 : 歴史的居住環境の保全・再生 10:30~12:15 セッション4 : 住宅地とコミュニティの応答 13:00〜14:45 閉会の挨拶 : 中田 悟(東京都市大学) 14:45~14:55 ■参加費:会員3,000円、会員外4,000円、学生1,500円 ■資料代:5,000円 ■定 員: 90 名(当日先着順) ■発表プログラム ○1日目(12 月 5 日 金) セッション1 13:00〜14:30 居住ニーズの多様性と住宅計画像 司会:藤岡 泰寛(横浜国立大学) コメンテーター: 花里 俊廣(筑波大学) 001 韓国現代文学作品に見るチェとマダンの関係に関する一考察 -小説『庭の深い家』に描かれた生活の様子を通じて- ○金海梨(京都大学)、髙田光雄 002 東日本大震災の復興公営住宅の建築計画像に関する研究 ○高井宏之(名城大学)、新井信幸、小杉学、鈴木雅之、田中友章、前田昌弘、山口健太郎 003 軽度認知症高齢者の在宅生活を維持するための住環境整備に関する基礎的研究 ○阪田弘一(京都工芸繊維大学)、片岡夏海、永谷愛、甲田拓 004 混在化と多様化に着目した戦前郊外住宅地における住宅・敷地規模と居住世帯の関係 -西宮市浜甲子園住宅地を事例として- ○山口秀文(神戸大学) 005 ハインリヒ・デ・フリース著『未来の住宅都市』にみる第一次世界大戦後のドイツにおいて目指された大都 市の住まいの計画理念と方法 ○山本一貴(神戸大学)、中江研 セッション2 14:00〜15:45 地域の環境特性と住宅・住宅地計画 司会:梅本 舞子(千葉大学) コメンテーター:碓田 智子(大阪教育大学) 006 住宅メーカー提供の戸建住宅における地域特性の検証 -松江市と岡山市を事例に- ○下岡幸也(島根大学大学院)、井上亮、小林久高、中野茂夫 007 岩手県太平洋沿岸における応急仮設住宅の雪寒対策の課題 ○秋山由衣(八戸工業大学大学院)、月舘敏栄、山口裕史 008 津波避難施設と住宅関連制度のあり方に関する研究 -南三陸町等の住宅地被害にみる南海トラフ地震対策の方向- ○安藤尚一(政策研究大学院大学) ○2日目(12月6日 土) セッション3 10:00〜11:45 歴史的居住環境の保全・再生 司会:瀬沼 頼子(昭和女子大学) コメンテーター:山崎 義人(兵庫県立大学) 009 各主体の活動と意識から読み解く空き物件の再生可能性に関する研究 —広島県尾道市新開地区を事例として— ○吉田真希(東京工業大学)、菊地原悠馬、真野洋介 010 社会構造からみた韓国世界遺産・河回村の景観保全に関する考察 ○朴延(神戸大学)、山口秀文、山崎寿一 011 歴史的里弄住宅における住民と創意産業従事者の共存関係に関する研究 —上海市南京西路歴史文化風貌区を事例として— ○小林真大(早稲田大学)、吉田真希、張暁菲、内田奈芳美、真野洋介 012 京都市都心部の幹線道路沿いの細街路と高層建築物の関係 ○森重幸子(京都大学)、髙田光雄、前田昌弘、大森聡子 013 マレーシアホームステイプログラムとの関連からみたマレー民家とその使われ方の特徴 —セランゴール州の伝統農村を対象として— ○ロハスリンダビンティラメリ(神戸大学)、山崎寿一、山口秀文 014 内陸化した漁村集落の海との関係に関する考察 —倉敷市呼松集落における空間構成とその変容に着目して— ○横山泰(神戸大学)、山崎寿一、山口秀文 セッション4 13:00〜14:45 住宅地とコミュニティの応答 司会:松浦 健治郎(三重大学) コメンテーター: 田中 友章(明治大学) 015 被災地の生活・住環境改善に向けた外部支援の活動プロセスに関する研究 —東日本大震災における気仙沼市での建築的支援を対象に— ○山隈直人(京都工芸繊維大学大学院)、阪田弘一、鈴木克彦、井上雄基 016 長期化する応急仮設住宅の居住環境 —緩やかな環境移行に向けて— ○須沢栞(新潟大学)、岩佐明彦 017 仮設住宅における高齢者の交流状況と復興公営住宅への意識 —仮説住宅における高齢者の孤立化防止に関する研究 その 2— ○中島美登子(香川大学)、古谷亮、尾崎利恵 018 家族・人間関係に着目した小規模戸建て住宅地に関する研究 —大阪府三島郡島本町広瀬地区を対象にして— ○奥彩奈(神戸大学)、山崎寿一、山口秀文 019 団地再生に向けた実践的取組み —春日部市武里団地における学生の活動— ○佐々木誠(日本工業大学) 020 エリアマネジメントの視点からみた神戸市におけるまちづくり組織の特性に関する研究 ○栗山尚子(神戸大学大学院)、水野優子、三輪康一、末包伸吾、安田丑作
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