新たな価値を 創造しつづける企業へ 2014年12月8日(月) 田辺三菱製薬株式会社 広報部長 原 健司 ( 証券コード 4508 ) 本日のご説明内容 田辺三菱製薬の概要 医薬品市場の現状 田辺三菱製薬の成長戦略 株主還元 1 田辺三菱製薬の概要 2 田辺三菱製薬の概要 会社概要 発足 本社住所 代表取締役社長 2007年10月 (田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併) 大阪市中央区北浜2-6-18 三津家 正之 (みつか まさゆき) 資本金 500億円 連結従業員数 9,065人 連結売上高 (2013年度末現在) 本社(大阪市) 三菱ケミカルホールディングスグループ (2013年度末現在) 4,127億円 (2013年度) 3 田辺三菱製薬の概要 企業理念とめざす姿・企業行動憲章 企業理念 医薬品の創製を通じて、 世界の人々の健康に貢献します 「企業理念」は、医薬品の創製という原点に今一度立ち返り、 「私たちの存在意義・存在理由」を言葉に表したものです。 企業行動憲章 私たちは、一人ひとりが高い倫理観を持ち、 公正かつ誠実であることをすべてに優先し、 つぎのとおり行動します 使命感と誇り めざす姿 国際創薬企業として、 社会から信頼される企業になります 「めざす姿」とは、この「企業理念」に基づき事業を 展開することで実現すべき企業像です。 医薬品の創製に携わる者としての使命感と誇りを持ち、 求められる医薬品の研究開発と製品の安全性・品質の確保に 力を尽くします 挑戦と革新 鋭敏な感性と広い視野で進むべき方向性を見据え、 より高い目標に果断に挑戦し、革新的な価値を創出します 信頼と協奏 自由闊達なコミュニケーションを通じて互いを理解・尊重し、 深い信頼関係のもとで力を合わせ、成果の最大化を図ります 社会との共生 地域社会や地球環境に配慮した活動を通じ、 社会との共生を図ります 4 田辺三菱製薬の概要 沿革 創業以来、 1678 330年を超える歴史 田邊屋五兵衞が大阪土佐堀に薬種問屋として創業 1943 田辺製薬に社名変更 1949 東京証券取引所、 大阪証券取引所に上場 2007 田辺製薬と 三菱ウェルファーマが合併し、 田辺三菱製薬が発足 2005 2001 三菱ウェルファーマと三菱化学が共同で 持株会社三菱ケミカルホールディングス を設立し、同社の完全子会社となる 三菱東京製薬とウェルファイドが 合併し、三菱ウェルファーマが発足 創業当時の軒下看板 5 田辺三菱製薬の概要 売上高(連結) 98%以上が医療用医薬品による売上高 その他 0.3% 一般用医薬品 1.1% ジェネリック医薬品 医療用医薬品 98.7% ワクチン 売上高 4,127億円 街の薬局・薬店で、ご自身で購入し て使うことのできるくすりを一般用 医薬品(または大衆薬、市販薬)と いいます。 医師の診断のもと医師が処方せん を出して、薬剤師が調剤するものを 医療用医薬品(または処方薬)とい います。 6 田辺三菱製薬の概要 参考) 2013年度連結業績 売上高 営業利益 4,127億円 591億円 売上高および営業利益の推移 〈参考〉 〈参考〉 伊藤ハム 4,634億円 (営業利益 49億円) 味の素 625億円 (売上高 9,913億円) (億円) 4,500 1,000 丸井グループ 4,165億円 (営業利益 271億円) 東急不動産ホールディングス 614億円 (売上高 7,141億円) 4,000 750 テルモ 4,674億円 (営業利益 653億円) ヤマトホールディングス 631億円 (売上高 1兆3,146億円) 3,500 500 ミサワホーム 4,260億円 (営業利益 132億円) ヤマハ発動機 551億円 (売上高 1兆4,105億円) 3,000 250 2,500 0 日清食品ホールディングス 4,176億円 (営業利益 277億円) コニカミノルタ 581億円 (売上高 9,438億円) (億円) 08 09 10 11 12 13 (年度) 売上高 営業利益 7 田辺三菱製薬の概要 事業展開地域 ◎ 本社 ◎ 事業拠点 ● 営業拠点 ▲ 研究開発拠点 ■ 生産拠点 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 地域別データ 市場 日本 欧州 アジア 北米 その他 海外売上高比率 売上高(億円) 3,533 373 160 56 4 14.4% ◎ ◎ ◎ 8 田辺三菱製薬の概要 製品 その1 ジェネリック医薬品 医療用医薬品(新薬) トップ商品 レミケード(763億円) セレジスト(178億円) メインテート(155億円) 関節リウマチ、 クローン病、 乾癬、潰瘍性 大腸炎など 脊髄小脳変性症 高血圧症、狭心 症など タリオン(137億円) クレメジン(126億円) アレルギー性疾 患(蕁麻疹、アト ピー性皮膚炎な ど) 慢性腎不全 147品目* (約3,070億円) ( )内は2013年度国内売上高 *品目数は2014年7月29日現在 31品目* (約70億円) 9 田辺三菱製薬の概要 製品 その2 医療用医薬品(ワクチン) トップ商品 一般用医薬品 トップ商品 インフルエンザ HAワクチン(72億円) テトラビック(67億円) フルコートf(20億円) アスパラドリンク(13億円) 沈降精製百日せきジフテリ ア破傷風不活化ポリオ混 合ワクチン 湿疹・皮膚炎の治療 滋養強壮、肉体疲労時の栄養 補給 ミールビック(60億円) ジェービックV(41億円) ナンパオ(2億円) 麻しん風しんワクチン 乾燥細胞培養日本脳炎 ワクチン 腰痛、肩こりの治療 13品目 (約280億円) ( )内は2013年度国内売上高 *品目数は2014年7月29日現在 19品目 (約45億円) 10 田辺三菱製薬の概要 田辺三菱製薬の強み ~ 創薬力 日本薬学会創薬科学賞の第 以来計 1回目受賞企業 4回の受賞を誇る 日本薬学会創薬科学賞 1988年に創設された権威ある賞。医薬品の創製およびそれに関連した薬学の応用技術の開発 に関して、独創性があり、医療に貢献する研究業績に対して授与される。 2014年 インヴォカナ/カナグル(2型糖尿病治療薬) 当社が世界で最初に提唱したコンセプト 「過剰な血糖を、直接、体の外に排泄する」が評価された 2012年 ジレニア/イムセラ (多発性硬化症治療薬) 2003年 ラジカット (脳梗塞治療薬) 1988年 ヘルベッサー (狭心症・高血圧症治療薬) ★ 第1回目 最多受賞は5回 武田薬品工業、アステラス製薬 が最多の計5回受賞。その次に、 田辺三菱製薬が続く。 11 田辺三菱製薬の概要 田辺三菱製薬の強み ~ 育薬力 より深く リウマチとの戦いを 1993年に開始 *抗リウマチ薬を含めた全ての薬剤を必要としない状態 関節破壊の進行抑制 速やかな効果発現 ドラッグフリー* 機能的寛解 構造的寛解 臨床的寛解 治療目標 寛解維持後の休薬 発症早期患者への タイトコントロール治療の有用性 疼痛の緩和・症状の軽減 1970 1980 1990 2003 2009 2010 2011 抗リウマチ薬 モーバー承認 メトトレキサート(MTX)の関節リウマチへの使用開始 生物学的製剤 モーバー 抗リウマチ薬(DMARD) シンポニー レミケードと同じ 作用機序を有する皮下注射製剤。 レミケードの 関節リウマチ承認 レミケードの シンポニー発売 関節リウマチ 用法・用量の変更承認 12 田辺三菱製薬の概要 田辺三菱製薬の強み ~ 育薬力 より広く レミケードとシンポニー合わせて レミケード (億円) 1,000 6疾患をカバー(薬価ベースで1000億円) シンポニー シンポニー発売 強直性脊椎炎効能追加 適応症:関節リウマチ 潰瘍性大腸炎効能追加 750 関節リウマチ用法・用量の変更 乾癬効能追加 クローン病維持療法効能追加 500 ベーチェット病による 難治性網膜ぶどう膜炎効能追加 点滴時間短縮 (全適応症) 臨床開発中 250 関節リウマチ効能追加 クローン病 用法・用量の変更 クローン病にて発売 0 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 ・難治性川崎病 ・特殊型ベーチェット病 ・小児クローン病 ・小児潰瘍性大腸炎 ・乾癬:用法・用量の変更 (年度) 13 医薬品市場の現状 14 医薬品市場の現状 製薬企業の存在意義 製薬産業の3つの貢献 出所: 医薬産業政策研究所 研究報告書 「製薬産業の将来像 ~2015年に向けた産業の使命と課題~」(2007年5月) 15 医薬品市場の現状 世界医薬品市場 100兆円(約9,600億ドル) 日本市場は、世界医薬品市場で第2位の規模となっている 世界医薬品市場は約 (億ドル) 世界医薬品市場(国別) 世界医薬品市場(エリア別)の成長率 (2009年 → 2013年) 市場 ■ 米国 ■ 日本 ■ 欧州上位5カ国* ■ 中国 ■ その他 * 2013年:ドイツ、フランス、イタリア、英国、スペイン 年平均 成長率 年平均増加額 (億ドル) 2013年 (億ドル) ■北米 ↑ 3.1% $102 $3,611 ■日本 ↑ 1.1% 10 940 ■欧州 ↑ 1.2% 30 2,581 ■その他 ↑11.2% 231 2,669 合計 ↑ 4.2% 406 9,801 © 2014 IMS ヘルス 出典:IMS(World Review Analyst 2014) 2009年1月~ 2013年12月をもとに作成 無断転載禁止 16 医薬品市場の現状 参考)薬価切り下げによる薬剤費抑制(日本) 2年ごとに薬価改定が実施されており、 この20年間で、50%以下の水準に 原則として 1992年の薬価改定直前に1錠100円の医薬品の価格 薬価 厚生労働大臣によって定め られる医薬品の公定価格 (円) 100 80 60 自由価格制度を採用する アメリカなどと比較して安 価になる傾向 40 20 0 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14 (年度) 出所:日本製薬工業協会「てきすとぶっく 製薬産業2014」 17 医薬品市場の現状 世界の製薬企業ランキング 2013年度 医薬品売上高世界トップ50に、国内製薬企業 10社がランクイン (億ドル) 順 位 企業名(国) 1 ファイザー(米国) 医薬品 売上高 研究 開発費 $479 $67 2 ノバルティス(スイス) 475 95 3 ロシュ(スイス) 427 4 サノフィ(フランス) (億ドル) 順 位 企業名(国) 医薬品 売上高 16 武田薬品工業 研究 開発費 $157 $35 17 ノボ・ノルディスク(デンマーク) 154 22 86 18 アステラス製薬 120 22 385 66 19 ギリアド・サイエンシズ(米国) 112 21 5 メルク(米国) 374 75 20 第一三共 110 20 6 グラクソ・スミスクライン(英国) 358 65 7 ジョンソン&ジョンソン(米国) 281 58 8 アストラゼネカ(英国) 257 48 21 大塚ホールディングス 106 25 9 イーライ・リリー(米国) 210 55 29 エーザイ 58 15 10 アッヴィ(米国) 188 29 36 中外製薬 43 7 11 アムジェン(米国) 187 41 39 田辺三菱製薬 42 7 12 テバ製薬工業(イスラエル) 183 14 41 大日本住友製薬 36 7 13 ブリストル・マイヤーズスクイブ(米国) 164 37 44 塩野義製薬 29 5 14 バイエル・ヘルスケア(ドイツ) 161 23 47 協和発酵キリン 27 4 15 ベーリンガー・インゲルハイム(ドイツ) 159 34 世界トップ50に入る上記以外の日本企業 出所:セジデム・ストラテジックデータの調査による 18 医薬品市場の現状 医療用医薬品(新薬)の売上高 100億ドルを超える売上高に達する医療用医薬品も 製品名 薬効等 販売企業 2013年 110億ドル 1 ヒュミラ 関節リウマチ アッヴィ/エーザイ 2 レミケード 関節リウマチ/クローン病他 J&J/メルク/田辺三菱 97億ドル 3 リツキサン 非ホジキンリンパ腫他 ロシュ/バイオジェン・アイデック 89億ドル 4 エンブレル 関節リウマチ他 アムジェン/ファイザー/武田 88億ドル 5 アドエア/セレタイド 抗喘息薬(配合剤) GSK/アルミラル 88億ドル 6 ランタス 糖尿/インスリンアナログ サノフィ 79億ドル 7 アバスチン 転移性結腸がん ロシュ/中外 70億ドル 8 ハーセプチン 乳がん ロシュ/中外 68億ドル 9 クレストール 高脂血症/スタチン 塩野義/アストラゼネカ 67億ドル 10 ジャヌビア 2型糖尿病/DPP4 メルク/小野薬品/アルミラル 63億ドル 44 ジレニア/イムセラ 多発性硬化症 田辺三菱/ノバルティス 23億ドル 出所:セジデム・ストラテジックデータ 19 医薬品市場の現状 科学技術の飛躍的発展 2020年以降に革新的新薬が出現 革新的新薬 20 医薬品市場の現状 研究開発の成功確度 9~17年の長期に及ぶ 医薬品となる成功確率は1/30,000以下 研究開発期間は * *新薬の候補として研究を始めた化合物が販売まで至る確率 販売 3 1~2年 新薬 特許権満了 承認 3~7年 申請 2 フェーズ 試験 1 フェーズ 試験 フェーズ 試験 非臨床試験 基礎研究 5~8年 臨床試験(治験) ジェネリック 医薬品 (後発医薬品) の販売が可能 長期収載品 (先発医薬品) 出所:日本製薬工業協会「製薬協ガイド2012-2013」 21 医薬品市場の現状 新薬の創出国 医薬品売上高上位100品目のうち、 日本は世界第 85品目を上位5カ国が創出 3位の新薬創出国となっている 企業国籍 上位5カ国 2013年 企業国籍別 新薬創出数 85品目 出所:© 2014 IMS Health. World Review, LifeCycle, Pharmaprojects, Thomson Innovation, EvaluatePharmaをもとに作成(転写・複製禁止) 新薬 創出数 アメリカ 47 スイス 15 日本 8 イギリス 8 ドイツ 7 デンマーク 4 フランス 2 スウェーデン 2 ベルギー 2 イスラエル 2 その他 3 22 田辺三菱製薬の成長戦略 23 田辺三菱製薬の成長戦略 中期経営計画11-15 キーコンセプト 期間 2011年度~ 2015年度(5年間) 中期経営計画11-15 で実現するもの 「新たな価値を創造しつづける企業」への変革 2015年度 経営数値目標 売 上 高 : 4,100億円 営業利益: 650億円 24 田辺三菱製薬の成長戦略 ビジネスモデルと戦略課題 25 田辺三菱製薬の成長戦略 戦略領域 MT-2412(カナグル+テネリア合剤) MT-3995(糖尿病性腎症) 糖尿病・ 腎疾患 テネリア カナグル タナトリル クレメジン ワクチン テトラビック インフルエンザ他 MT-2301(Hibワクチン) 植物由来VLPワクチン(インフルエンザ) MT-1303(多発性硬化症他) レミケード効能追加 自己免疫 疾患 レミケード シンポニー イムセラ 中枢神経系 疾患 レクサプロ MP-214(統合失調症) MT-4666(アルツハイマー型認知症) 26 田辺三菱製薬の成長戦略 新製品を軸とした国内事業の躍進 「中期経営計画11-15」がスタートした2011年度以降、 新製品の売上高 (億円) 400 300 200 100 0 11 12 13 14(予想) 7製品を新発売 ■レクサプロ 2011年8月発売 治療対象疾患 うつ病・うつ状態 患者数 100万人 ■シンポニー 2011年9月発売 治療対象疾患 関節リウマチ 患者数 50万人 ■テラビック 2011年11月発売 治療対象疾患 C型慢性肝炎 患者数 40~50万人/年 ■イムセラ 2011年11月発売 治療対象疾患 多発性硬化症 患者数 1.2万人(世界 250万人) ■テネリア 2012年9月発売 治療対象疾患 2型糖尿病 糖尿病患者数 890万人(世界 3億8,200万人) ■テトラビック(4種混合ワクチン) 2012年10月発売 ポリオ、百日せき、ジフテリア、破傷風の予防 ■カナグル 2014年9月発売 治療対象疾患 2型糖尿病 糖尿病患者数 890万人(世界 3億8,200万人) 27 田辺三菱製薬の成長戦略 期待の糖尿病治療薬 DPP-4阻害剤「テネリア」 (億円) SGLT2阻害剤「カナグル」 一日の血糖をコントロール その効果、日本発、グローバル。 DPP-4阻害剤は、近年各社から新製品が発売さ れ、現在糖尿病治療のベース薬として使われてい る薬剤です。経口剤であり、これまでの糖尿病治 療薬で課題となっていた低血糖や体重増加を引き 起こしにくいという特長があります。 テネリアは、日本オリジンとして2012年9月に初め て上市されたDPP-4阻害剤で、作用の強さと持続 性から、1日1回の経口投与で3食の食後高血糖を 改善できます。 SGLT2阻害剤は、インスリンを介さないという、これ までにない新しいメカニズムの2型糖尿病治療薬で あり、そのコンセプトである「過剰な血糖を、直接、 体の外にすてる」は、当社が世界で初めて示したも のです。カナグルは、2014年9月に国内で発売しま したが、海外では、導出先のヤンセンファーマ シューティカルズが2013年3月に米国初のSGLT2 阻害剤として承認を取得し、製品名「インヴォカナ」 で発売しました。 国内グループ別経口糖尿病治療薬売上高 2009年に最初のDPP-4阻害剤が 発売され、急速に拡大 DPP-4阻害剤 c 2014 IMS ジャパン(株) 出典:2009年1月~2013年12月JPMをもとに作成 無断転載禁止 米国で躍進する 「インヴォカナ」 「インヴォカナ」の内分泌内科 医における新規処方(新患・ 切替・追加)のシェアはNo.1 の地位を確立 DPP4阻害剤「ジャヌビア」以 来最も成功した経口2型糖尿 病治療薬となっている 28 田辺三菱製薬の成長戦略 第一三共との戦略的アライアンス テネリア/カナグルを原動力に、国内糖尿病領域で No.1をめざす テネリア(MP-513)およびカナグル(TA7284)の共同販売契約を第一三共と締結 糖尿病領域で国内最大規模の営業体制へ テネリアを発売 テネリアとカナグルの合剤開発 製品価値の向上 糖尿病領域に参入 テネリアの投薬期間制限解除 追加併用療法に関する効能一部変更承認取得 テネリアが本格的な成長フェーズへ テネリア・カナグルの 売上最大化 カナグルを発売 テネリア・カナグルの2剤体制に 継続的なエビデンス構築 によって糖尿病領域に貢献 11 12 13 14 15 テネリアとカナグルの2剤が 糖尿病治療薬のベース薬として浸透し、 「糖尿病の田辺三菱製薬」というブランドを確立 16 17 18 19 20 (年度) 29 田辺三菱製薬の成長戦略 安定したロイヤリティ収入 2013年度ロイヤリティ収入等は 376億円 田辺三菱製薬の収益の柱となっている ロイヤリティ収入等の推移 (億円) 536億円 600 500 376億円 400 300 200 100 0 227億円 96億円 322億円 195億円 56億円 2011 2012 ジレニア 2013 2014予想 その他 30 田辺三菱製薬の成長戦略 新薬創出力の強化 アカデミアとの連携 免疫・炎症 中枢 腎・循・代謝 大 阪 大 学 M E E T 米国大学 国内大学 京都大学・医学部 TMKプロジェクト 新規領域 ワクチン、癌 31 田辺三菱製薬の成長戦略 ワクチン関連技術基盤の整備 植物由来VLP技術を用いた新規ワクチンの 研究開発に特化したバイオ医薬品会社「メディカゴ」を 2013年に買収 買収の目的 植物由来VLP(ウイルス様粒子)ワクチン製造技術の獲得 パイプライン拡充 4価季節性インフルエンザワクチン パンデミックインフルエンザワクチン ロタワクチンなど新規ワクチン候補品 VLPワクチン インフルエンザウイルス 32 田辺三菱製薬の成長戦略 製品パイプラインの現状 フェーズ1試験 フェーズ2試験 (2014年10月29日現在) フェーズ3試験 承認・販売開始 申請 (2014年5月以降) ■MT-1303(欧州) 多発性硬化症 乾癬 ■MP-513(欧州) 2型糖尿病 ■MT-3995(欧州、日本) 糖尿病性腎症 ■Hibワクチン/MT-2301(日本) 小児のHibの予防 ■インフルエンザワクチン(カナダ) インフルエンザ[H5N1]予防 ■インフルエンザワクチン (米国、カナダ) 季節性インフルエンザ予防 ■コレバイン(日本) 2型糖尿病 承認 ■MT-4666(国際共同治験)*1 ■タリオン(日本) ■TA-7284/カナグル(日本) アルツハイマー型認知症 2型糖尿病 小児・アレルギー性鼻炎 ■MP-214(日本) ■テラビック(日本) 小児・アトピー性皮膚炎 統合失調症 C型慢性肝炎(ジェノタイプ2) ■レミケード(日本) ■MP-424(台湾) 難治性川崎病 C型慢性肝炎 特殊型ベーチェット病 小児・クローン病 小児・潰瘍性大腸炎 主な導出品 乾癬・増量 (フェーズ3以降) *2 ■イムセラ(国際共同治験) 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP) ■MP-513(韓国) ■ビンドレン(欧州) 2型糖尿病 小児・高リン血症 ■TA-7284/Met IR合剤(米国) ■ カナグル(国際共同治験)*3 2型糖尿病 糖尿病性腎症 ■ MT-2412(日本) 2型糖尿病 ■トリビック(日本) *4 ■FTY720(国際共同治験)*2 ワクチン・トキソイド混合製剤 CIDP (百日せきジフテリア破傷風感染予防[2期接種]) ■FTY720(国際共同治験) ■ラジカット(日本) 一次進行型多発性硬化症 治療対象疾患 筋委縮性側索硬化症 ■ TA-7284/Met XR合剤(米国) ■:自己免疫疾患 ■:糖尿病・腎疾患 ■テラビック(日本) 2型糖尿病 ■:中枢神経系疾患 ■:ワクチン ■:その他 C型慢性肝炎(ペガシス併用) ■ TA-7284(国際共同治験) C型慢性肝炎(フエロン併用) *1 :フォーラム ファーマシューティカルズと共同開発 糖尿病性腎症 *2 :日本はノバルティスファーマと共同開発。海外はノバルティスに導出 *3 :治験依頼者:ヤンセン リサーチ アンド デベロップメント *4 :阪大微生物病研究会と共同開発 フェーズ3 ■MT-1303(日・欧・米) 炎症・自己免疫疾患 ■MP-513(米国) 2型糖尿病 ■MT-3995(米国) 糖尿病性腎症 ■MP-124(米国) 脳梗塞急性期 ■ MP-157(欧州) 高血圧 ■ GB-1057(米国) 安定化剤 ■MP-424(韓国) C型慢性肝炎 ■MT-0814(日本) 加齢黄斑変性症 ■コレバイン(日本) 高リン血症 ■インフルエンザワクチン (カナダ)インフルエンザ [H7N9]予防 33 田辺三菱製薬の成長戦略 海外事業拡大への基盤構築 ◎ 事業拠点 ● 営業拠点 ▲ 研究開発拠点 ■ 生産拠点 ◎ ◎ ◎ ◎ 新製剤棟 東南アジア地域統括拠点 ◎ 天津田辺製薬 2014年度竣工予定 米国販売拠点 シンガポール駐在員事務所 2013年開設 商業用生産施設 新製剤棟 タナベ インドネシア 2014年度竣工予定 メディカゴ 2013年9月に買収 ミツビシ タナベ ファーマ アメリカ 2009年開設 34 株主還元 35 株主還元 配当方針 配当方針 田辺三菱製薬は、将来成長のための投資を積極的に実行することにより企業価値の増大を 図るとともに、安定的、継続的に株主還元を充実させていくことを基本方針としている 中期経営計画11-15期間では、利益成長に加え、連結配当性向50%を目処に引き上げ、株主 還元を拡充する 配当性向 計算式 51.9% 配当金総額 ÷ 当期純利益 50.3% 53.6% 49.4% 41.6% 【2013年度】 224億円 ÷ 454億円 = 49.4% 1株当たり配当金 28円 28円 09 10 35円 11 40円 12 40 円 13 (年度) 36 株主還元 株式の状況 発行済株式総数 561,417,916株 一単元の株式数 100株 株主数 (発行可能株式総数:2,000,000,000株) 主要株主(持株比率) 15,758名 (2014年9月末現在) 所有者別株式分布状況 ■ 金融機関 15.3% ■ 外国法人等 19.7% ■ 個人・その他* 4.7% ■ その他の法人 59.7% ■ 金融商品取引業者 0.7% * 個人・その他には自己株式(2014年9 月末427千株)を含む 三菱ケミカルホールディングス 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 日本生命保険 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST 三菱東京UFJ 銀行 ジェーピー モルガン チェース バンク 385147 ノーザン トラスト カンパニー エイブイエフ シー リ ユーエス タックス エグゼンプテド ペンション ファンズ ザ バンク オブ ニユーヨーク メロン アズ デポジタリー バンク フオー デポジタリー レシート ホルダーズ ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505225 56.3% 4.0% 2.2% 1.7% 1.6% 1.3% 1.1% 1.0% 0.9% 0.9% 37 株主還元 株価推移(直近1年間) JPX日経400採用銘柄 (円) (円) 1,800 18,000 日経平均(右軸) 1,810円 時価総額 1,600 16,000 1,400 14,000 10,161億円 配当利回り 2.2% 〈参考〉 東証1部上場企業平均 (2014年11月末現在) 田辺三菱製薬(左軸) 1,200 2014年11月末 12,000 時価総額 2,749億円 配当利回り 1.7% (加重平均) 1,000 10,000 出所:東京証券取引所 38 注意事項 本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、本資料発 表日現在において入手可能な情報を基礎とした判断および仮定に基づ いており、実際の業績等は、今後様々な要因によって大きく異なる結果と なる可能性がございますので、ご了承ください。 お問い合わせ先 広報部IRグループ TEL:06-6205-5110 FAX:06-6205-5105 39
© Copyright 2024 ExpyDoc