自作 LCR 型イコライザーの説明何気なくインターネットで真空管アンプ関係のホームページを見ていたところ、LCR 型のイコライザーというのがありまして、興味を持つようになり更にあっちこっちのホームページを見ていましたら、ノグチトランスというところが随分求め易い値段で製作していることが分かりましたので早速チャレンジしきした。 LCR 型イコライザーの特徴ネットでの LCR 型イコライザーの特徴等を調べたところ次のような感想が書かれていました。１ ① 通常のイコライザーは、ＮＦＢ型、ＣＲ型、ＣＲ-ＮＦＢ型、ＬＣＲ型の４種類が一般的です。それぞれがノイズレベル、ダイナミックレンジ、ＲＩＡＡ偏差、音質、などで長所、短所を持っていますが、この中で特に最高級と見なされてきたのがＬＣＲイコライザー（フィルター)です。この音を聴いた人はその音の素晴らしさを忘れることが出来ず、大金を払ってＬＣＲイコライザーを手に入れようとしたものです。でも市販プリアンプはほとんどＮＦＢタイプ、もしくはＣＲタイプであってＬＣＲ型を入手する事はとても難しく、自作するしか道はないという事態でした。 ② なんと言っても透明度がすばらしく、一点の濁りもなく、スピード感があり、立体的であり、音のやわらかさ、繊細さ、低音の力強さと明瞭度、艶やかさ、ハーモニーの美しさ等どれをとってもすばらしいのです。 ③ 究極のフォノイコライザーＬｃｒ？ LＣＲイコライザーユニット完成完成間際、一応出来あがったから音出ししてみるよ、と、テストでＴオーディオで視聴開始スピーカーはヴァイタボックスパワーアンプは社長作のアンプをお借りしたそれ以外の、ラインアンプは家から全部持って行った入力トランスも我が家と同じ WE618B を使って頂き、音出し素晴らしい！パッと聴きは綺麗な響きで、それでいて音のリアリティイ、楽器の存在感がよく出てる音の肌触りはシルクのようなサラッとした、ざらついたりギラついたりしない何ともナチュラルでいい表現力も優雅でしかも透明度もかなりある、これがＬＣＲフォノイコライザーかいやー凄い ④ 以前から究極のフォノイコライザーはＬＣＲ型だよと言われてきたがいまいちピンとこなかった。今まで使ってきたフォノイコライザーはほとんどがＮＦ型ネガティブフィードバックのフォノイコライザーだＣＲ型のフォノイコはあまり見たことが無かった、コンデンサーと抵抗の単純なフォノイコラーザ―だと聞いていたからかもしれないＬＣＲ型は噂には聞いていたが、超高級品で私には縁のない製品とあきらめていたのが現実また昔の話だが、トランジスターアンプを使っていたとき、プリアンプの良さは、フォノイコライザーアンプの良さと言っても良かったと思う今までで一番良い音がした。２回路図は、を参考にして、図 2 の回路で製作しています。抵抗を買いに行ったのですが、回路図のとおりの数値の抵抗がどこにも売っていなくて、真空管パーツの専門店のアドバイスで 491Ω→510Ω 121Ω→120Ω 600Ω→620Ω 5.3μF→4.7μ+0.22μ という数値の部品を買ってきました。 3/15 にイコライザー部の仮組をしました。この状態で、プレーヤー → マイクプリアンプ → 仮組みのイコライザー部リアンプのその他入力）パワーアンプ → スピーカー → （プと接続して、ダメもとで音出しをしたところみごと？音が出ました？。音質は、柔らかでしなやかでもボケることなく楽器や人の声の質感が良くまた実在感を持って細かなところまで聞こえてくるという感じです。これが、オーディオファンあこがれの「LCR イコライザーの音なんだ」と何となく納得しているところです。まだ試聴時間はわずかですので、もう少し聴き込んでみようと思っています。また、NF 型と CR 型との聞き比べ、また、当初 LP レコードが出ていたものが CD で出ているものもありますのでこれとの聞き比べと、楽しみが増えました。当面は、仮組みのイコライザーの部分だけをケースに入れて、マイクアンプを利用してしばらく使ってみようと思っています。マイクアンプは、真空管やトランジスタのものが数個ありますので、それぞれのアンプでの聴き比べなどをしてみます。問題点、心配点私が音楽を聴くにあたり感覚的には、十分なゲインがあり音質的にも満足のできる音だと思っているのですが、気になっているのは、プレーヤーからマイクプリアンプの接続のところです。インピーダンスのとか電気的な整合性を全く考慮していないので、こんな使い方は、どこか、プレーヤーとかイコライザー、アンプ等を痛めてしまうのではと思って心配しているところです。何か参考になることでもありましたら、アドバイスしていただければ嬉しく思います。