編集後記 ◆「いまのうち解散」「開き直り解散」「お坊っちゃま解散」「勘違いヤロー解散」「いいじゃ〜ないの〜解散」「念のため解散」「逃げノミクス解散」「ちゃぶ台返し解散」「ヒステリー解散」「理由がわからない解散」「自爆解散」「内部粛清解散」（石破を支持する自民党若手議員を落選させ、来年の総裁再選を磐石にする）等々。書くだけでもこのページが汚れるような気がするわけだが、さらに「延命解散」平川克美、「それは秘密解散」谷口真由美、「自己疑惑解散」佐高信、「堪忍袋爆発寸前解散」三遊亭白鳥、「さようなら解散」山崎哲、「ステルス（隠密、こっそり行う意）解散」荻原博子、など、一ひねりしたものもある。沖縄から見れば、「知事選敗北隠し解散」に違いない。大学教授・弁護士の郷原信郎さんは十一月十八日にこう言っている。「最後まで何かの間違いであってほしいと思っていたが、安倍首相は、本当に衆議院解散を表明してしまった。ブログ【現時減らしても『勝ち』だと言われたを書き、『立憲国家日本を壊すな！』点での衆議院解散は憲法上重大な問題】 http://bit.ly/1BGE2aK と繰り返しツイートしたのに…。解散の理由は、現時点で民意を問う理由にも争点にもならない『増税先送り』、勝敗ラインは『与党で過半数』だという。議席を（Ｊ２）がジェフユナイテッド千葉（Ｊ２）を破り、第回天皇杯の決勝進出を決めた！　決勝の相手はガンバ大阪（Ｊ１）。例年、決勝戦は元旦であるが、国立競技場が使えないことやＡＦＣア ◆すこし明るい話題も。十一月二十六日、地元山形のプロサッカーチームであるモンテディオ山形しかし、衆院選があることは現実のものとなった。みなさん、選挙に行きましょう！の程度の『首相の手駒』でしかないのか」。のでは、その犠牲になる自民党議員にとってたまったものではない。与党衆院議員というのは、そ 80 ジアカップ２０１５が年明け九日からオーストラリアで開催されるため前倒しになったとのことだ。十二月十三日に横浜の日産スタジアムで、ガンバと日本一をかけて戦う。東北からは仙台サッカークラブが一九三三年（昭和八）に決勝に勝ち進んで以来、実に八十一年ぶりという。モンテディオ山形はＪ１に昇格するためのプレーオフで厳しい日程がつづくが、ぜひともガンバを倒し、日本一になってもらいたいものだ。（と書いているうちに、なんとモンテはプレーオフでジュビロ磐田に奇跡のようなゴールで勝ち、さらにジェフ千葉にも勝利して、四年ぶりのＪ１昇格を手にした！こうなれば、天皇杯決勝でガンバ大阪を相手にモンテ旋風を起こすよう、心から願っている） ◆展景同人の安達裕之が亡くなって、四年ほどたつだろうか。年々思うのは、批評家として才能のあった彼を、わたしたちは永遠に失ってしまったということだ。時にはかなり厳しい評もあったが、すべての作品を自分の深いところまで落とし込んで話してくれる言葉は一つひとつ貴重なものだった。彼を知っている人は、改めて安達がどう批評するかを考えながら作品をつくればよいと思う。今はもう、それしかないのだから。（布宮慈子） 60 展景 No. 76 展景 No. 76 61 94 muninokai.com 上記のサイトでは、フルカラーのオンライン版「展景」を公開しています。季刊展景号一 — 七 — 二〇二 — Copyright©2014 MUNINOKAI. All rights reserved. [email protected] 山形市上町二制作　スタジオ・マージン無二の会「展景」発行所二〇一四年十二月十五日　発行編集・発行人　布宮慈子 76