217 バキュームチャック 使用方法 ①ワークにあわせて、吸着プラグ・埋栓プラグ・密着用丸ゴム・位置決めピンを取り付けて吸着面を作ります。 ワーク 密着用丸ゴムで囲われた面積が吸着面積となります。 吸着面積は吸着力に大きく影響します。 ただし、 ワークの外側に密着用丸ゴムがあるとほとんど吸着しません。 吸着プラグ ワークの内側になるよう、 できるだけ大きく密着用丸ゴムで囲ってください。 吸着プラグ ワーク ②バキュームチャックの使用面にあけられた穴に位置決めピンをセットします。 位置決めピンはワークの位置決めはもちろん、切削時の水平方向の切削抵抗に対するストッパーと しても使用できます。 使用面にあけられた穴は別売りのストッパーブロックA、 ストッパーブロックBを取り付けることもで きます。 位置決めピン 加工方向 ワーク (4) φ5 ワーク 位置決めピン ③ワークをセットし、エアーを接続して供給バルブをONにすると吸着します。 供給バルブをOFFにすることでワークを取り外すことができます。 ■吸着力 6000 ワークの状態や吸着用丸ゴムのセットの仕方により吸着力が変わりますので、 参考値としてください。 吸着力(N)=真空圧力(kPa)×吸着面積(mm2)×0.001 吸着力[N] VCM0303Sの場合、真空圧力計が付いているので下記の計算式で正確な吸 着力を算出することもできます。 5000 4000 ベースエレメント 供給圧力 0.6MPa 3000 供給圧力 0.3MPa 2000 ロケーティング エレメント 1000 密着用丸ゴム 0 0 20000 40000 60000 B 吸着面積[mm2] 真空圧力(kPa):真空圧力計の値 ) A(mm)×B(mm) 吸着面積(mm2: A マシンバイス 流量特性は、供給圧力が0.45MPa時のものを表しています。 排気特性 −40 60 40 吸込流量 −20 0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 供給圧力 MPa 20 0 注意事項 −80 スピードコントローラーは、調整した状態で出荷しています。お客様に て調整しないで下さい。真空圧力計が壊れる原因になります。 安定した吸着力の発生には、供給圧力を0.3~0.6MPaで連続供給す る必要があります。密着ゴムは必ずワークの内側にセットしてくださ い。ワークの外側に密着ゴムがあると、吸着力低下の原因となります。 真空圧力 kPa 真空圧力 kPa 空気消費量 吸込流量 ℓ/min (ANR) 空気消費量 ℓ/min (ANR) −100 −60 0 ボール盤バイス 流量特性 −100 −80 クランピング パーツ 補助ベース ■排気特性と流量特性 真空圧力 クランプユニット −60 −40 −20 0 0 5 10 15 20 25 吸込流量 ℓ/min (ANR) 使用例 サポートブロックA サポートブロックA サポートブロックB サポートブロックB ホームページで CAD データのダウンロードと在庫照会ができます。 技術資料 索引
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