News and Views 2006 Summer - メンター・グラフィックス・ジャパン

Summer
2006 Vol.23
News and Views
Providing Leading Electronic Design Automation Solutions
本社
〒140ー0001
東京都品川区北品川4丁目7番35号
御殿山ガーデン
営業代表:(03)5488ー3030
大阪支店
〒532ー0004
大阪市淀川区西宮原2丁目1番3号
SORA新大阪21
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フリーダイヤル:0120-11-2572
(受付時間9:15∼17:30 土日祝日を除く)
電子メール:[email protected]
* ウェブフォーム受付はその場でシステムに登録される
ので迅速、確実です。
* お問合せの際はサイトID、カテゴリ、プロダクト名を
お知らせください。
* お問合せフォームなど、詳細は下記ページでご案内し
ています。
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「News and Views」の送付中止、
宛先の変更は
下記編集部までご連絡ください。
TEL :(03)5488ー3035
FAX:(03)5488ー3032
E-mail:[email protected]
Web site:
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News and Views
S um m e r 2006 Vol.23
● 発行日
● 発行人
● 編集人
2006年7月30日(季刊)
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
News and Views 編集部
東京都品川区北品川4丁目7番35号
御殿山ガーデン
(コーポレート・マーケティング部内)
TEL:(03)5488ー3035
E-mail:[email protected]
* Mentor
Graphicsはメンター・グラフィックス・
コーポレーションの登録商標です。
* 記載されている製品名および会社名は各社
の商標または登録商標です。
[ SP ECI A L F E A T U RE ]
USER2USER 2006
MEETING REPORT
News and Views
[SPECIAL FEATURE]
U2U MEETING REPORT
Analog Mixed-Signal
アナログ・ミックスシグナル製品(Analog Mixed-Signal、以下 AMS製品)の論文は、
2002年頃から急増し、これはEldo、ADVance MS(以下ADMS)
といったAMS製品が北
背景やベネフィットは、回路の系を設計早期
米および日本でマーケットシェアを伸ばし始めた時期と同期しています。元来の欧州使用
に安定させ、
トップレベルでの潜在的な仕様ミ
実績と併せ、現在ではワールドワイドで数多くの事例を発表いただいております。
今年度は、開催期間3日間で10社による発表が行われ、各セッションでの質疑応答のみな
らず、発表者の会食等でも非常に有意義な意見交換がなされました。
トップレベルの情報を下位階層にいち早く反映
させることです。アナログビヘビアモデルのス
パイスとの等価検証に関しては様々な意見があ
特性の一致性に関して要求が高ければ高いほ
「USER2USER(ユーザー・トゥ・ユーザー)
」
ミーティングがアメリカ、カリフォルニア州サンノ
ど、モデルの検証には時間がかかるのが一般的
ゼにて開催され、今年で22回目を迎えました。
であり、その場合は使用実績のあるモデルを
AMS製品に関して
グです。今回は約500人もの方が参加され、また事例発表や製品紹介の場であるブレイクア
関しては現在世界中で180社を超えるお客様に
TOPレベル検証に適用する事がTATに影響を
使用されており、ブロックレベルではADMSの
与えない現実的な手法となります。しかし、検証
トリッキーなことはせずに、純粋に実績のある
アナログカーネルのEldo、TOPレベルでは更
の目的に応じて、必要最小限の部分のアナログ
ツールをシングルカーネルでインテグレーション
に各種言語、Fast SPICEを併用したADMSで
特性を記述したファンクションモデルと、クリテ
今回のNews and Views夏号では、アナログ・ミックスシグナル分野とベリフィケーション
しており、いかなる階層にも自由にスパイス、
の検証が行われ、TOP-BOTTOM間で整合性の
ィカルな部分をSPICEにして残りのパートにデ
分野に焦点をあて、その動向を日本から参加いただいたお客様のご意見を交えてご紹介い
RFパートからデジタル・アナログ言語を配置可
取れた検証が行われています。
ジタルモデルを使用したチェッカーボード検証
たします。
能です。結果的に、どんなに回路規模が増加し
ウトセッションが10トラック以上用意され活発且つ有益な意見交換が行われました。
てもTOPレベルの検証を必ず可能にすることが
開発の指針となります。従って各々の製品もバ
ージョン毎に新機能を追加し成長を続けており、
2
ス、接続ミスを洗い出し、テストベンチを含めた
りましたが、そのブロックの持つアナログ電気的
世界各国に広がるメンター・グラフィックスのお客様が集まり情報交換を目的とした
このミーティングはお客様が主体となって運営する、お客様によるお客様のためのミーティン
います。
ワールドワイドのAMS検証トレンド
今回のUSER2USERでのトピックスをいくつ
か挙げてみましょう。
を使用することでモデルの検証リソースの負担
は軽減可能です。今後、異なる周波数ドメイン
が存在するデザインで、またその周波数が大き
くかけ離れる程、ビヘビアモデルを有効に活用
更に異なるエンジンのADMSへの融合に関し
VHDL-AMS、Verilog-AMS等アナログビヘビ
したチェッカーボード検証が大きく貢献すると思
て、実際の設計で使用された多くのお客様から
アモデルを使用したトップダウン検証のアプロ
われます。ビヘビアモデルの作成に関しても、ア
のフィードバックを取り入れています。ADMSに
ーチは、依然として多くのお客様に紹介されて
ナログ電気的特性の反映が多ければ多いほど
3
News and Views
Checkerboard Analysis
Spice
Testbench
Testbench
Testbench
Configration
Configration
Configration
Verification
USER 2 USER
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5
News and Views
ムテスト、フォーマルモデルチェックなど、新し
コミュニティに積極的に参加することで、自分一
い検証テクノロジが標準言語として採用され始
人では手にすることのできない、より多くの成功
めている今、USER2USERのようなユーザー会
体験をお互いに共有していただくことも可能と
が果たす役割は、一層重要なものになると思わ
なります。
れます。近いところではEDA Tech Forumなど
このような機会を国内においても提供するた
のような場面でもユーザー事例が発表されます
めには、まずはメンター・グラフィックス・ジャパ
が、是非とも足を運んでこのようなユーザー会
ンが中心となってコミュニティ作りを積極的に支
に参加されることをお奨めしたいと思います。こ
援していく必要があることを痛感しています。
のようなユーザー会で自ら発表し、ユーザーの
SupportNet Information
製品のサポートサイト www.mentor.com/japan/
製品のサポートサイト
ご使用の製品の最新技術情報を入手するには
弊社では、サポート・サービスの一環として、SupportNetにご登録戴いたお客様宛に、毎週電子メ
ールにてSupportPro技術情報ニュースレターをお届けしています。SupportProは、設定により受信す
る記事の種類を変更することができます。デフォルトではリリース案内およびパッチ情報が送信されま
すが、お客様の希望により、更にご使用の製品の最新技術情報を追加することができます。
例えば、ModelSimをご使用の場合、設定でModelSimを追加していただくことにより、SupportPro
の記事としてModelSimの技術情報が追加されます。是非、この機会に設定を変更することをお勧め
致します。
変更方法については、SupportNetにログイン後、以下のページをご参照ください
http://www.mentor.com/japan/member/newsletter.html
Comments
日本から参加したゲストのご意見
SupportNet にはすべてのユーザー様をご登録ください
SupportNetのユーザ・アカウントは、御社の複数のお客様にご登録戴くことができます。SupportNet
では、技術情報の検索機能の他、最新リリースのダウンロードの機能などをご提供しております。ご登
録の際は、お客様のリスト
(サイトID、アルファベットの氏名、電子メールアドレス、電話番号)
を弊社
今回初めてU2Uに参加しましたが、日本国内では聞くことができない海外の情報を得られた
袖 美樹子 様
NECエレクトロニクス株式会社 ペリフ
ェラルシステム事業部にて、アナログマ
クロ開発およびアナログ(ミックス)設計
環境サポートをされているADMSユーザ
ことは、大変有益だったと思います。海外のメーカーでのRFの事例のみならず、デジアナ混在
のボトムアップのシミュレーションから一歩抜け出し、アナログ言語を加えたトップダウン、チェ
サポート・ホットライン [email protected]宛てにお送りいただくか、または、以下のページをご参
照の上ご登録ください。
http://www.mentor.com/japan/signup.html
ッカーボードのアプローチ等の事例紹介に対して共感を得ることが出来ました。また、U2Uは
主体がユーザー側であったことが特に印象的でした。懇親会などでは海外のユーザーの方々
と直接会話でき、そこでの情報交換も今回の参加の収穫だったと思います。今回はAMSのセ
Event Information
ッションを中心に聴講しましたが、実はPCB設計のセッションにも興味を持っていました。トラ
ックが同時に進行していたため今回はそちらのセッションには参加できませんでしたが、数人で
EDA Tech Forum 2006 のご案内
参加し、それぞれが分散して聞ける機会があれば是非検討させていただきたいと思います。又、
同じようなコンファレンスが国内で開催されることがあれば、普段聞くことができない海外の事
例発表を期待しています。
昨 年 に 引き続き今 年も EDA テクノロジを紹 介 するワー ルドワイドなイベント「 EDA Tech
Forum2006」が開催されます。今年は、5つのトラック
(Functional Verification & AMS Design,
DFM/IC Nanometer Design、ESL & Embedded、System Design、Success Story)
を設け、製品情
報、設計事例、スポンサー各社の最新ソリューションなど、充実した内容にてお届けいたします。
■開催日および場所
小グループ・多テーマの発表形式であったため、技術まで踏み込んだ発表内容のセッション
細川 博司 様
キヤノン株式会社にて、主にベリフィケ
ーション の 取りまとめをされて い る
ModelSimおよびQuesta ユーザ
に関しては、実務に活かせる点で有益であったと思います。今回は検証系のトラックを主に聴
講しましたが、実際のツール適用事例や、検証の加速事例など、実際の技術内容を紹介してい
るセッションに関しては興味をもてました。日本で同様のカンファレンスが開催された場合、情
報開示の面で困難な点があることや、ユーザーとして発表する側のモチベーションなどの課題
は残っていると思います。しかし、例えば上級者向けに限定されたセッションなどであれば、期
待したいと思います。
東京:9月1日(金) 東京コンファレンスセンター・品川(JR品川駅より徒歩2分)
京都:9月5日(火) ホテルグランヴィア京都(JR京都駅直結)
■申込方法
受講料は無料ですが、登録制となっています。
webサイト http://www.edatechforum.jp/ よりお申込ください。
■お問合せ先
EDA Tech Forum 事務局(メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社内)
TEL:03-5488-3035/FAX:03-5488-3032
E-mail:[email protected]
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