「米国での特許制度改革:議会、最高裁での動向 - 日本機械輸出組合

18 日機輸国第 195 号
平成18年10月12日
各
位
日本機械輸出組合
理事
関 嘉勝
「米国での特許制度改革:議会、最高裁での動向」セミナーの開催について
拝啓 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、米国では特許制度を先発明主義から先願主義に移行しようとしています。米国議
会では、上下両院に先願主義への移行を含む法案S.3818、H.R. 2795が審議されており、上
院司法委員会では、9月29日にマークアップ(法案の逐条審議)及び採決が行われる予定で
したが、時間切れで11月7日の中間選挙後に審理が延期されることとなっています。他方、
下院案は、2005年6月に提出されましたが、業界内の対立を反映して審議が停止しています。
業界内の対立を考慮した上院案は、2006年8月に提出され、上記のように9月にマークアッ
プという異例のスピードで審議が進行し、年内に司法委員会を通過する可能性が残されて
おります。下院案は、上院案の動向次第で次期議会において動き出すことは必至です。
このような動きに併せて、米最高裁が柔軟性を失った連邦巡回控訴裁判所(CAFC)に活を
入れるため、異常なまでに特許事件を取り上げ、審議を活発化させております。
本セミナーでは、このような最近の米国での特許制度の変動の現状、とりわけ 19 世紀以
来といわれる特許法の大改正法案 S. 3818 及び H.R. 2795 の内容を比較解説し、今後の議
会審理の行方、最高裁の侵害差止めに関する eBay Inc. v. MercExchange LLC 判決、進歩
性の判断に関する KSR Int’l Co. v. Teleflex, Inc.事件、ライセンシーの訴訟権に関す
る MedImmune, Inc. v. Genentech, Inc.事件、及び侵害製品のキットの輸出が特許侵害を
構成するとの特許法第 271 条(e)の解釈に関する Microsoft Corp. v. AT&T Corp.事件につ
いてわかりやすく解説いたします。
講師には、在ワシントンRader,Fishman & Grauer法律事務所のパートナーであり、標
記問題に関する全米屈指の専門家として知られる山口洋一郎弁護士をお迎えしております。
各位奮ってご参加いただきたくご案内申し上げます。
敬具
記
日
時:
平成18年11月2日(木)13:30∼17:00
場
所:
虎ノ門パストラル
(港区虎ノ門 4-1-1
新館5階「ローレル」
Tel:03-3432-7261)
会場案内図: http://www.pastoral.or.jp/access/
テーマ: 「米国特許制度改革:議会、最高裁での動向」
講 師: 在ワシントン Rader,Fishman & Grauer 法律事務所 パートナー
米国弁護士
受講料:
山口
洋一郎
組合員
1,000円
非組合員
3,000円
氏
申込方法:1.参加ご希望の方は、10月31日(火)までに、 当 組 合 ホ ー ム ペ ー ジ
(http://www.jmcti.org/)からお申し込み下さい。
なお、定員(100名)になり次第、申込みを締め切らせて頂きます。
キャンセルされる場合は、10月31日(火)までご連絡下さい。
2.受講券は発行いたしません。セミナー当日は、受付にお名刺をご提出下さい。
3.受講料は、当日、会場受付でお支払い下さい。領収書をお渡し致します。
以上