第10回 環境保全協議会 1. 日 時:平成26年1月22日(水) 14:30∼(安全協議会終了後) 2. 場 所:思川開発建設所 3階会議室BC 3. 議 題:環境保全の取組(植物)について 1.環境保全の取組(植物)について 着目すべき種(植物)に対する影響予測と影響程度によるランク分け ランク 該当種 Aランク 確認地点の改変の程 カザグルマ、ヒカゲツツジ、セツブンソウ、オオヒキヨモギ、ヤワタソウ、オオハンゲ、オオ 度が大きい ヤマカタバミ、オオタマツリスゲ、ヒゴスミレ Bランク 【シダ植物・種子植物等】 シノブ、トキホコリ、ギンバイソウ、ミズマツバ、ヒイラギソウ、キバナノアマナ、ヤマトミク 確認地点の改変の程 リ、クロヒナスゲ、シラン、エビネ、キンセイラン、ジガバチソウ、ムカゴサイシン 度が小さい 【蘚苔類】 ホソベリミズゴケ、ジュウレンホウオウゴケ、キヨスミイトゴケ、ツガゴケ、カビゴケ 【シダ植物・種子植物等】 イワヒバ、マダイオウ、フクジュソウ、ヤマシャクヤク、ハタザオ、ジンジソウ、ノアズキ、オ オバクサフジ、ヌマゼリ、スズサイコ、ジュウニヒトエ、カワジシャ、アキノハハコグサ、カワ 確認地点が改変されな ラニガナ、アギナシ、イトモ、ヤシュウハナゼキショウ、クロホシクサ、ムツオレグサ、ケナシ Cランク い トウササクサ、スズメノカタビラ、オニグジョウシノ、ザゼンソウ、ミクリ、ナガエミクリ、ギンラ ン、キンラン、クマガイソウ、イチョウラン、ムヨウラン、クモラン、ハクウンラン 【蘚苔類】 カタシロゴケ、イチョウウキゴケ 【シダ植物・種子植物等】 既往調査で確認された オニイノデ、サデグサ、ヌカボタデ、オオバチドメ、ナベナ、キキョウ、ミズオオバコ、ニガカ 記録はあるが、位置情 Dランク シュウ、ヒメザゼンソウ、ウマスゲ、セッコク 報が不明なため事業 【蘚苔類】 による影響が不明 なし そ の 他 ① A∼Dランク選定後の調査等 で確認された、A∼Dランク 種の選定基準に該当する種 【シダ植物・種子植物等】 キジカクシ、ハンゲショウ、サクラソウ、ホソバノアマナ、クロムヨウラン ② 地域性等から専門家による 指摘があった種 ミヤマクマザサsp、スエコザサ ※最終的な分類は思川開発事業生態系保全委員会の指導・助言を得ながら決定。 1.環境保全の取組(植物)について ①保全の取り組みとモニタリング調査 <Aランク> 環境保全対策として、移植、播種、監視(モニタリング)を行う <B∼Dランク及びその他> 必要に応じて環境保全対策を行う <移植先> 機構用地内の2箇所の環境保全地に移植または播種を実施 <監視(モニタリング)> 保全地に移植した植物のうち、Aランク種9種を含む29種について早春期2回 (3月頃)、春期2回(5月頃)、夏期2回(8月頃)、秋期2回(10月頃)に現地で 個体数や活力度等の調査を実施 <移植・播種> 保全対策を未実施、または実施したが、その後の生育が確認されていない種 については、移植又は播種を実施する <保全地の維持管理> 保全地の除草、フェンスの補修等を実施 H25年度モニタリング結果 重要な種の保護のため、公表は控えさせていただきます ②移植植物の紹介 (Aランク) セツブンソウ(2∼3月開花) カザグルマ (5月頃開花) ヤワタソウ(5∼7月開花) (Aランク) オオヤマカタバミ (4∼5月開花) ヒカゲツツジ (4∼5月開花) (Aランク) オオハンゲ(6∼8月開花) オオタマツリスゲ (4∼6月開花) (Bランク) シラン(4∼5月開花) ヒイラギソウ(4∼6月開花) エビネ(4∼5月開花) キンセイラン(6∼7月開花) (Cランク) フクジュソウ(3月開花) (その他) ハンゲショウ(6∼8月開花) イワヒバ ③移植・播種 昨年に引き続き平成25年度もオオヒキヨモギの移植・播種を行いました。 <オオヒキヨモギの花(H22.9)> <播種> <移植> 事業用地内で採取した 移植株を保全地に移植 事業用地内の結実個体から採取した 種子を保全地に播種 <協力依頼> 事業区域内にて、ホソバノアマナを確認した場合は、環境課まで連 絡をお願いします。 ・開花時期4∼5月 ・低地∼山地の日当たりのよい草地 ・茎の高さは10∼20センチ ・茎頂に、1∼1.5センチの白色の花を 散形状に1∼5個つける 終わり
© Copyright 2024 ExpyDoc