は じ め に 本書の構成と使い方 - Dai-X出版

は じ め に
本書の構成と使い方
本書は、財団法人日本医療保険事務協会主催の厚生労働省認可『診療報酬請求事務能力認
1.本書は『医科点数表』の早見表として、各項目の点数を診療報酬明細書(レセプト)をわかりやすくま
定試験』の合格を目指しておられる方々に、受験時の必携サブノートとして、『医科点数表』
とめたものです。
をわかりやすくまとめた早見表が必要ではと考え、作成しました。
インデックスに大きく診療報酬明細書(レセプト)のコードNo.を付記し、検索しやすくしています。
認定試験は総時間が3時間で、学科問題が20題(解答はマークシート方式)、実技問題の
診療報酬明細書(レセプト)作成が2題(入院・外来各1題ずつ)となっています。試験は
2.医科点数表を、レセプトコード別に区分し、それぞれ「通則に書いてあること」「ここがポイント」「レ
セプトの記載方法」「点数一覧表」の順に記載し、単に点数を検索するだけでなく、点数算定やレセプト
記載において、重要な事項をわかりやすくまとめてあります。
3.「点数一覧表」は各単元ごとに、表の形式を変え、最も早く簡単に点数が検索できる構成をとっています。
難易度だけでなく、時間的にもかなり厳しいものであり、点数表をいかに早く検索できるか
が最大のポイントとなります。
特に、診療報酬明細書(レセプト)の作成は、慣れるまで非常に時間を要するものであり、
ポイント①
レセプトのコードNo.
コード 区分番号
K920
を行った場合に算定する
・文書による説明は、患者本人に行うことが原則で
イ 1回目
750
ロ 2回目以降
650
への説明でも可
き1回行う
とに)
イ 1回目
450
ロ 2回目以降
350
・緊急その他事前に説明を行うことが著しく困難な
場合は、事後の説明でも差し支えない
・説明文書は、患者(家族)が署名又は捺印し、患
3 自己血貯血
者へ交付し、写しをカルテに貼付する
6歳以上=200mlごとに
・保存血液輸血の注入量は、1日における保存血及
6歳未満=体重(㎏)×4
び血液成分製剤の実際に注入した総量又は原材料
mlごとに
また、各項目ごとに、通則に書かれている内容、算定のポイント、レセプトの記載方法に
あるが、小児や意識障害者等については、家族等
・文書による説明は1連(概ね1週間)の輸血につ
2 保 存 血 液 輸 血(200㎖ ご
ポイント②
医科点数表の区分番号
留 意 点 等
・輸血の必要性、危険性等について文書による説明
⑴ 液状保存
250
として用いた血液の総量のうち、いずれか少ない
⑵ 凍結保存
500
量により算定
4 自己血輸血
ついて解説しています。
6歳以上=200㎖ごとに
6歳未満=体重(㎏)×4
㎖ごとに
なお、本書は受験用のみならず、医事関連業務などの実務マニュアルとしても活用してい
ただけます。
⑴ 液状保存
750
⑵ 凍結保存
1,500
5 交換輸血(1回につき)
ポイント③
医科点数表の項目、
点数及び加算点数
5,250
<加算>
・骨髄内輸血 (胸骨)
+260
(その他)
+280
・血管露出術
+530
・血液型検査
+48
(ABO及びRh式)
1月につき(頻回に輸血を行う場合は、週1回)
・不規則抗体検査
+200
・HLA型クラスⅠ
+1,000
一連につき
+1,400
一連につき
・「頻回な輸血」とは、週1回以上、当該月3週以
ダイエックス医療事務試験対策プロジェクト
上に渡り実施の場合
(A、B、C)
・HLA型クラスⅡ
(DR、DQ、DP)
・血液交叉試験
+30
・供血者1人ごと又は血液1袋ごとに算定
+34
・供血者1人ごと又は血液1袋ごとに算定
(クロスマッチ)
・間接クームス検査
・6歳未満
・血小板洗浄術加算
K920-2
管理
麻酔
病理
診断
⑭ 在宅 ⑳ 投薬 注射 処置 その他
医学
手術
検査
画像
とめ、入院・外来によって算定の有無がある場合は、「入/外」も明記しています。
点 数
とに)
そのためにも、本書を上手に活用して頂くことでお役に立てることと確信しております。
本書は、一般の『医科点数表』を「区分番号、項目名、点数、注意事項・留意点等」にま
項 目 名
輸血
1 自 家 採 血 輸 血(200㎖ ご
⑪ 初診 ⑫ 再診 入院料 ⑬
いかにこれを制するかが合否の別れ道となります。
輸血料 一覧表
ポイント④
注意事項、留意点等
を記載
ポイント①
レセプトのコードNo.
+26
+580
輸血管理料(要届出)
・届出医療機関において輸血を行った場合
輸管Ⅰ (Ⅰ)
220
・月1回
輸管Ⅱ (Ⅱ)
110
・以下の輸血用血液検査を常時実施できる体制
327
4.診療録(カルテ)より診療報酬明細書(レセプト)を作成する本試験の実技試験では、いかに迅速に又
的確に点数を検索、算定できるかが大きなポイントです。
診療報酬明細書(レセプト)作成に、ぜひ本書をご活用ください。
Contents
はじめに
本書の構成と使い方
点数表を使いこなそう
点数表を使いこなそう
1.通則
各「部」ごとに定められた、点数算定の原則。その「部」全体にかかる「約束事」です。
⑪ 初診料………………………… 6
2.注
⑫ 再診料…………………………… 9
の文字がどこにあるかによって、どの点数に関係するかが変わってくるので、注意を要します。
各「項目」ごとに定められた、点数算定の「約束事」。注は、点数表の中に数多く登場しますが、その「注」
入院料………………………… 16
例 D007 血液化学検査
⑬ 医学管理等…………………… 124
〜
⑭ 在宅医療……………………… 158
⑳ 投薬…………………………… 185
注射…………………………… 191
処置…………………………… 200
手術…………………………… 230
輸血料………………………… 326
麻酔…………………………… 332
検査…………………………… 340
病理診断……………………… 409
画像診断……………………… 413
その他(リハビリテーション,
精神科専門療法,放射線治療)
……………………………………… 425
参考資料…………………………… 450
1 総ビリルビン、直接ビリルビン、(省略)11点
「注」の文字が、所定点数の区
45 1,25ジヒドロキシビタミンD3 400点
分を示す番号と同じ縦列にある
場合
注 患者から1回に採取した血液を用いて総ビリルビ
ン、(途中省略)、マンガンを5項目以上行った場合
➡
「約束事」となる
次に掲げる点数により算定する。
イ 5項目以上7項目以下
→ 同じ縦列上に番号のある、
全ての所定点数にかかる
は、所定点数にかかわらず、検査の項目数に応じて
93点
ロ 8項目又は9項目
102点
「注」の文字が、所定点数の区
ハ 10項目以上
121点
分を示す記号(番号)より1文
字下がっている場合
注 入院中の患者について算定した場合は、初回
に限り20点を加算する。
3.留意点
➡
→ 「注」の上にある所定点数
1つだけにかかる「約束事」
となる
各所定点数にかかる細かな説明。
以上のことから、点数算定に当たっては、該当する点数を探しただけでは算定できないことがわかります。
もちろん、まず所定点数を探しあてるのですが、「注」があれば読み、「留意点」でさらに細かな条件を確認し、
最後に「通則」へ戻って、全体に関係する約束事を確認しなければなりません。また、この他にも各「節」
ごとに決められた「約束事」などもあるので、各「部」ごとの全体のつくりを頭に入れましょう。これさえ
わかれば、点数表を「暗記」する必要はまったくありません。最初は時間がかかっても、まずこれをマスター
すれば、点数の算定は必ずできます。
⑪ 初診料
レセプトの記載方法
⑪ 初診 ⑫ 再診 入院料 ⑬
1.請求欄に、その月の初診の合計回数及び加算を含めた全ての合計点数を記載する。
2.時間外・休日・深夜の加算を算定する場合には、請求欄の該当する文字を○で囲む。
3.乳幼児加算を算定した場合は、摘要欄への表示は必要ない。
4.同一月内に複数回の初診料を算定する場合で、加算等により1回ごとに算定する点数が変わる場合
通則に書いてあること
は、摘要欄にその内容を記載する。(例1、例2)
1.1回の診療で2以上の傷病について診療を行った場合、原則として初診料は1回のみの算定とす
5.小児科標榜の時間外特例を算定する場合は、通常の時間外・休日・深夜の加算を算定する場合と同
る。1回の診療で2以上の診療科又は保険医の診療を受けた場合は2科目のみ加算を算定できる。
様に記載するとともに、摘要欄に 特夜 、 特休 、 特深 と表示する。
6.同一日複数診療科初診加算(135点)を算定する場合は、 複初 と表示し、当該診療科名及び点数
2.医療診療と歯科診療の両方を行っている保険医療機関で、医科・歯科双方の診療を受けた場合は、
を記載する。
それぞれ別に初診料(又は再診料)を算定する。
7. 夜間・早朝等加算を算定する場合は、通常の時間外加算と同様に記載するとともに、摘要欄
1.医学的に初診といわれる診療行為があった場合に算定する。
⑪ 初 診
↓
時間外・休日・深夜 回 点
算定した場合、
該当するものに○
・初めてその保険医療機関で診療を受けた場合
・初めてではなくても、継続する傷病がない場合 等
例1.時間内初診1回、時間外初診1回を同一月に算定
した場合
1月の
合計点数
⑪
例2.月の途中に6歳になり1回目に乳幼児加算を算定
し、2回目は初診料のみを算定した場合
1月の
合計回数
つまり、月の1番最初は必ず初診料とは限らず、初診料は1月に1回のみの算定と決まっているわ
時間内1回、時間外1回
⑪
けでもない。
乳幼児初診1回、初診1回
2.患者が任意に診療を中止した場合は、1月以上経過すれば、明らかに慢性疾患など同一の疾病や負
傷であると推定される場合以外は、同じ病名でも初診料を算定可。
3.月の途中で保険種別の変更があっても新たに初診料は算定不可。(再診扱いで、開始日のみを変更)
初診料 早見表
4.同一医療機関において、同一日に他の傷病について新たに別の診療科を初診として受診した場合は、
2つ目の診療科に限り135点を加算できる。ただし、この場合の2つ目の初診料については、時間外
加算や乳幼児加算など、初診料の各加算点数は算定できない。
5.乳幼児加算(6歳未満)は、時間外・休日・深夜以外の時間帯に、6歳未満の患者を診療した場合
時 間 内
に算定する。
6.乳幼児(6歳未満)に対し、時間外・休日・深夜の時間帯に診療を行った場合は、乳幼児専用の「時
間外加算」「休日加算」「深夜加算」を算定する。
7.小児科(小児外科)標榜医療機関のみ、夜間・休日・深夜の時間帯に診療を行った場合、その時間
が標榜時間内の場合でも時間外加算等を算定可。
8.小児科外来診療料を算定している患者に対し、時間外・休日・深夜の各加算点数を算定する場合は、
病 院
診療所
6歳以上
6歳未満
以下の点数で算定する。
・時間外 85点
・休日 250点
時間外
休 日
深 夜
時間外特例
(標榜時間以外、(日曜・祝日及び12/29 (午後10時〜 (夜間の救急
(標榜時間内)
休日・深夜除く) 〜1/3・深夜除く)
午前6時)
医療確保)
270
355
520
750
500
(270+85)
(270+250)
(270+480)
(270+230)
345
470
635
965
615
(270+75)
(270+200)
(270+365)
(270+695)
(270+345)
注)時間外特例医療機関の休日及び深夜の初診の場合は、初診料に休日加算250点(6歳未満:365点)
又は深夜加算480点(6歳未満:695点)を加算する。
・深夜 580点
注)紹介率40%未満の特定機能病院・500 床以上の地域医療支援病院(逆紹介率が30%以上の場合・
・特例時間外 230点
緊急その他やむを得ない場合は除く)を紹介なしに受診した場合は、初診料は200点にて算定。
(2013
9.勤務医の負担軽減策の一環として早朝・夜間等の該当時間帯に診療する場合は、標榜時間内であっ
年4月1日より)
ても「夜間・早朝等加算」(50点)を算定可。(診療所のみ)
10.紹介率40%未満の特定機能病院・500 床以上の地域医療支援病院(逆紹介率が30%以上の場合・
緊急その他やむを得ない場合は除く)を紹介なしに受診した場合は、初診料は200点(同一日複数診
療科初診の場合は100点)にて算定。(2013年4月1日より)
<その他の加算>
●夜間・早朝等加算 +50点(略号: 夜早 )
・診療所のみ
・勤務医の負担軽減策の一環として早朝・夜間等の該当時間帯に診療する場合は、標榜時間内であっ
ても算定可
・要届出
6
7
管理
麻酔
病理
診断
⑭ 在宅 ⑳ 投薬 注射 処置 その他
医学
手術
検査
画像
に 夜早 と表示する。
ここがポイント
▲ ▲ ▲ ▲
平 日 :早朝「6:00〜8:00」、夜間「18:00〜22:00」
土 曜 :早朝「6:00〜8:00」、夜間等「12:00〜22:00」
⑪ 初診 ⑫ 再診 入院料 ⑬
⑫ 再診料
・対象時間 日曜・祝日 :早朝・夜間等「6:00〜22:00」
深 夜 :深夜開業の場合は、曜日問わず深夜時間帯「22:00〜6:00」も該当
・施設基準
▲ ▲ ▲
週30時間以上開業している診療所
開業時間を分かりやすい場所に掲示
定期の日や定期の時間に実施される訪問診療の時間についても、当該時間を表示している場合
に限り、「週30時間」に含めて可
▲
月1回以上、地域で1次救急体制に協力している場合は、週27時間以上で可
通則に書いてあること
1.1回の診療で2以上の傷病について診療を行った場合も、再診料は1回のみの算定とする。1回
の診療で2以上の診療科又は保険医の診療を受けた場合は2科目のみ加算を算定できる。
2.医科診療と歯科診療の両方を行っている保険医療機関で、医科・歯科双方の診療を受けた場合は、
それぞれ別に再診料(又は初診料)を算定する。
3.入院患者に対する再診料は算定できない。(短期滞在手術基本料1を算定する場合を含む)
・往診時も算定可
・受付時間で判断するが、あくまでも標榜時間が上記対象時間帯であることが条件
・以下の項目を算定する場合は算定不可
ここがポイント
1.再診のつど算定する。
↓
精神科ナイト・ケア
外来で、初診料を算定しない場合は、算定する基本診療料は必ず再診料となる。
人工腎臓の「夜間加算」
2.病院の再診料はその病床数により、一般病床が200床未満は「再診料」を、一般病床が200床以上
▲ ▲ ▲ ▲
コンタクトレンズ検査料
持続緩除式血液濾過の「夜間加算」
は「外来診療料」を算定する。
3.同一医療機関において、同一日に他の傷病について新たに別の診療科を再診として受診した場合は、
●同一日複数診療科初診加算 +135点(略号: 複初 )
・2つ目の診療科の初診に限り加算可
・総合診療外来等については、1つ目の診療科とはみなさない
・2つ目の診療科の初診については、初診料の加算点数(乳幼児加算や時間外加算等)は算定不可
・医師1人で複数科を標榜している場合は算定不可
・診療所でも複数の医師が勤務し、診療科ごとの独立が確保されている場合は算定可
・3診療科を受診しても、加算は1回のみ
・診療科が異なっても、関連する疾患の場合は、算定不可
(例)
(1診目)内科:糖尿病、(2診目)眼科:糖尿病性網膜症
2つ目の診療科に限り再診34点を加算できる。ただし、この場合の2つ目の再診については、時間
外加算や乳幼児加算などの各加算点数は算定できない。
4.乳幼児加算(6歳未満)は、時間外・休日・深夜以外の時間帯に、6歳未満の患者を診療した場合
に算定する。
5.乳幼児(6歳未満)に対し、時間外・休日・深夜の時間帯に診療を行った場合は、乳幼児専用の「時
間外加算」「休日加算」「深夜加算」を算定する。
6.小児科(小児外科)標榜医療機関のみ、夜間・休日・深夜の時間帯に診療を行った場合、その時間
が標榜時間内の場合でも時間外加算等を算定可。
7.小児科外来診療料を算定している患者に対し、時間外・休日・深夜の各加算点数を算定する場合は、
以下の点数で算定する。
・紹介率40%未満の特定機能病院・500 床以上の地域医療支援病院(逆紹介率が30%以上の場
・時間外 65点
合・緊急その他やむを得ない場合は除く)を紹介なしに受診した場合は、同一日複数診療科初診
・休日 190点
加算は100点にて算定(略号: 複初減 )
・深夜 520点
<摘要欄記載>
・特例時間外 180点
・当該診療科名(2つ目の診療科)
8.勤務医の負担軽減策の一環として早朝・夜間等の該当時間帯に診療する場合は、標榜時間内であっ
ても「夜間・早朝等加算」(50点)を算定可。(診療所のみ)
9.FAX・e-mailの場合でも電話再診として算定可。(聴覚障害者のみ)
10.休日・夜間に、患者からの問い合わせや受診等に対応可能な体制を確保している場合は、「時間外
対応加算」を算定可。(診療所のみ)
11.レセプトオンライン請求(MOなどの電子媒体請求でも可)し、明細書を無料で発行する体制を確
保している場合は、「明細書発行体制等加算」(1点)を算定可。(診療所のみ)
12.紹介率40%未満の特定機能病院・500 床以上の地域医療支援病院(逆紹介率が30%以上の場合は除
く)において、患者へ他医療機関への紹介を行う旨の申し出を行ったにも係わらず、当該病院を受診し
た場合は、
外来診療料は52点(同一日複数診療科再診の場合は25点)にて算定。
(2013年4月1日より)
8
9
管理
麻酔
病理
診断
⑭ 在宅 ⑳ 投薬 注射 処置 その他
医学
手術
検査
画像
・診療応需態勢を解いた後に算定できる「時間外加算」「休日加算」「深夜加算」は、従来どおり
再診料 早見表
レセプトの記載方法
⑴ 再診料、外来管理加算は、請求欄のそれぞれの項目ごとに、所定点数とその月の合計回数及び点
1.再診料
数を記載する。
⑵ 時間外・休日・深夜の加算を算定する場合は、再診料の所定点数には合算せず、それぞれの回数
時間内
及び点数を別に記載する。
⑶ 乳幼児加算を算定した場合は、再診料の項に、再診料に合算した点数を記載し、摘要欄への表示
は必要ない。ただし、同一月内で、加算により1回ごとに算定する合計点数が変わる場合は、摘要
欄にその内容を記載する。
⑷ 電話再診・同日再診・同日電話再診がある場合は、摘要欄にその内容を記載する。
⑸ 病院の場合は、摘要欄上の病床数欄に、病床数を記載する。
病 院
(一般病床
200床未満)
に 夜早 と表示する。
2.外来診療料
時間外特例
診療所
6歳以上
6歳未満
69
107
(69+38)
134
(69+65)
259
489
249
(69+190) (69+420) (69+180)
204
329
659
319
(69+135) (69+260) (69+590) (69+250)
注1)時間外特例医療機関の休日及び深夜の再診の場合は、再診料に休日加算190点(6歳未満:260点)
同様に記載するとともに、摘要欄に 特夜 、 特休 、 特深 と表示する。
⑺ 夜間・早朝等加算を算定する場合は、通常の時間外加算と同様に記載するとともに、摘要欄
深 夜
又は深夜加算420点(6歳未満:590点)を加算する。
<その他の加算>
●夜間・早朝等加算 +50点(略号: 夜早 )
⑴ 摘要欄上の病床数欄に、病床数を記載する。
・診療所のみ
⑵ 請求欄の再診の項に、所定点数とその月の合計回数及び点数を記載する。
・勤務医の負担軽減策の一環として早朝・夜間等の該当時間帯に診療する場合は、標榜時間内であって
⑶ 時間外等の加算、乳幼児加算の記載方法については、再診料の⑵⑶⑹と同様。
も算定可
・要届出
・対象時間
▶ 平 日 :早朝「6:00〜8:00」、夜間「18:00〜22:00」
▶ 土 曜 :早朝「6:00〜8:00」、夜間等「12:00〜22:00」
▶ 日曜・祝日 :早朝・夜間等「6:00〜22:00」
▶ 深 夜 :深夜開業の場合は、曜日問わず深夜時間帯「22:00〜6:00」も該当
・施設基準
▲ ▲ ▲
週30時間以上開業している診療所
開業時間を分かりやすい場所に掲示
定期の日や定期の時間に実施される訪問診療の時間についても、当該時間を表示している場合に限
り、「週30時間」に含めて可
▲
月1回以上、地域で1次救急体制に協力している場合は、週27時間以上で可
・診療応需態勢を解いた後に算定できる「時間外加算」「休日加算」「深夜加算」は従来どおり
・往診時も算定可
・受付時間で判断するが、あくまでも標榜時間が上記対象時間帯であることが条件
・以下の項目を算定する場合は算定不可
▲ ▲ ▲ ▲
コンタクトレンズ検査料
精神科ナイト・ケア
人工腎臓の「夜間加算」
持続緩除式血液濾過の「夜間加算」
●外来管理加算 +52 点
・以下を実施しない場合に算定可
慢性疼痛疾患管理料
▲ ▲
別に厚生労働大臣の定める検査
※超音波検査等(サーモグラフィーや骨塩定量など)
10
11
管理
麻酔
病理
診断
⑭ 在宅 ⑳ 投薬 注射 処置 その他
医学
手術
検査
画像
⑹ 小児科標榜の時間外特例を算定する場合は、通常の時間外・休日・深夜の加算を算定する場合と
休 日
時間外
(標榜時間以外、(日曜・祝日及び12/ (午後10時〜 (夜間の救急
(標榜時間内)
休日・深夜除く) 29〜1/3・深夜除く) 午前6時)
医療機関)
⑪ 初診 ⑫ 再診 入院料 ⑬
1.再診料