番号 FP00404078 研究課題名 喫煙による肺機能障害の評価:Oxygen-enhanced MR Imaging を用いた局 所肺機能画像解析 助成期間 要旨 2002-2004 [目的]100%酸素を用いた Oxygen-enhanced MR imaging(MRI)による喫煙に伴う 肺機能障害及び肺気腫性変化の評価能の検討。 [ 方 法 ] 12 名 の 正 常 非 喫 煙 被 験 者 及 び 50 名 の 喫 煙 被 験 者 に お い て Oxygen-enhanced MRI を 撮 像 し た 後 , 相 対 的 信 号 強 度 上 昇 率 を 計 算 し , Oxygen-enhanced MRIを作成した。次いで各患者のOxygen-enhanced MRIの各 肺 野 に 関 心 領 域 を 設 定 し , 平 均 相 対 的 信 号 強 度 上 昇 率 ( overall oxygen-enhancement)を求めた。また,同被検者にMDCT検査を施行し,肺気腫 の 程 度 ( % low attenuation area : % LAA ) を 求 め た 。 つ い で , overall oxygen-enhancementとBrinkman index,% LAA,一秒率(% FEV1)及び拡散能 (DLco/VA)との相関を検討した。 [結果]Overall oxygen-enhancementはBrinkman index(r=-0.67,p=0.0001),% LAA(r=-0.78,p=0.0001),% FEV1(r=0.70,p<0.0001)及びDLco/VA(r= 0.72,p<0.0001)と有意な相関を示した。 [結語]100%酸素を用いた Oxygen-enhanced MRI は喫煙に伴う肺機能障害及び 肺気腫性変化を評価可能であることが示唆された。
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