全国都市清掃会議 循環型社会形成推進交付金に係る説明会 平 成 26 年 1 月 14 日 ( 火 ) 14:30~16:30 東海大学校友会館 議事次第 1.はじめに 2.循環型社会形成推進交付金について ( 1 ) 循環型社会形成推進交付金について ( 2 ) 循環型社会形成推進交付金に係るエネルギー対策特別会計の活用について (3)質疑・応答 3.その他 (1)大規模災害発生時における廃棄物処理体制検討事業について (2)災害等廃棄物処理事業等について (3)市町村の一般廃棄物処理事業の3R化のための3つのガイドラインについて 配付資料一覧 資料1:循環型社会形成推進交付金について 資料2:循環型社会形成推進交付金に係るエネルギー対策特別会計の活用について 資料3:エネルギー対策特別会計の活用に向けた事業調査票 資料4:大規模災害発生時における廃棄物処理体制検討事業について 資料5:災害等廃棄物処理事業等について 資料6:市町村の3R化ガイドライン 循環型社会形成推進交付金 資料1 ○市町村等が行う地域の生活基盤を支えるための重要なインフラである廃棄物処理施設の整備を支援。 ○また、東日本大震災の教訓を踏まえるとともに、今後想定される大規模災害(首都直下型地震、南海ト ラフ巨大地震)に備え、地域の防災拠点となり得る廃棄物処理施設の整備を戦略的に支援。 ダイオキシン対策により整 備した施設の多くが老朽化 (全国約1,200施設のうち築 20年超:406施設、築30年 超:103施設、築40年超:4施 設)し、地域でのごみ処理能 力の不足、事故リスク増大 の恐れ。 東日本大震災において、 膨大な量の災害廃棄物(約 1,900万t)を処理するための 施設が不足。今後想定され る首都直下型地震、南海ト ラフ巨大地震における災害 廃棄物の量は、それぞれ約 5倍、約13倍と予想。 廃棄物処理施設に係る予算額の推移及び更新需要 3,000 2,500 復旧・復興予 算額 補正予算額 2,000 当初予算額 更新需要 1,500 1,000 500 0 億円 老朽化した廃棄物処理施設の適切な更新を行うこと により、地域住民の安全・安心を確保。また、災害時に おいても施設の処理能力を確保するなど防災拠点とし て整備することにより、迅速な復旧・復興を可能とする。 H4 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 H20 H22 H24 H26 【交付先】 ・特定被災地方公共団体以外の市町村(一般会計) ・特定被災地方公共団体の市町村(復興特会) 【交付対象施設】 ごみ焼却施設、最終処分場、浄化槽、既存施設の 基幹的設備改良事業、等 【交付率】 交付対象経費の1/3。ただし、一部の先進的な施 設及び防災拠点施設については1/2。 1 循環型社会形成推進交付金(浄化槽を除く) 予算額一覧 <通常予算> 予算科目名 (単位:億円) 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 389 351 (120) 312 内閣府計上予算 (沖縄分) 30 15 13 国土交通省計上予算 (北海道分) 13 13 12 9 (10) 10 国土交通省計上予算 (離島分) 25 22 458 401 19 (120) 356 15 (177) 322 環境省計上予算 合計 (167) 288 (604) 273 平成26年度 (案) 対前年度 増減額 343 71 15 (26) 9 14 △1 11 2 13 (630) 310 11 △2 379 70 ※表中の予算額の上段()は補正予算額、下段は当初予算額。 <復旧・復興予算> 予算科目名 (単位:億円) 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 環境省計上予算 国土交通省計上予算 (北海道分) 合計 ※表中の予算額の上段()は補正予算額、下段は当初予算額。 平成26年度 (案) 対前年度 増減額 (126) 176 82 10 1 186 83 102 20 (5) △1 (130) 102 20 2 循環型社会形成推進交付金に係る今後の更新需要 Ø 更新需要については、現存施設の耐用年数や交付実績等を基に試算。ただし、平成26年度~28年度について は、市町村からの要望額に基づいている。 ※高効率ごみ発電施設の後継メニューに係る影響は加味していない。 Ø 更新データについては、今後とも精査が必要であるが、需要は平成27年度をピークに、ゆるやかな減少傾向とな り、800億円~900億円前後で推移する見込み。 ⇒平成26年度予算額(343億円)との比較において、2倍以上の開きがある。 市町村からの要望額 今後の見込み(試算) 平成26年 度予算額 3 25年度補正予算及び26年度当初予算についての交付方針等 交付方針 <25年度補正予算・一般会計(604億円)> ○以下の事業について、記載の優先順位に従い交付 ①25年度事業における不足額 ②26年度事業のうち25年度への前倒しに必要な額(25年度中に交付) ③26年度事業のうち25年度への前倒しに必要な額(本省繰越) <26年度当初予算・一般会計(343億円)> ○補正予算で採択されなかった事業について、以下の項目に合致しているものを優先採択し、予算の範囲内で交付 (例)直近で竣工を迎えるもので、特に早期の交付が必要と判断されるもの。 過年度において多額の不用を出していないもの。 施設の長寿命化、施設の集約化、計画の後ろ倒しによる予算全体の平準化やコスト縮減を図れるもの。 <26年度当初予算・東日本大震災復興特別会計(102億円)> ○特定被災地方公共団体に指定されている市町村が整備する一般廃棄物処理施設を対象に交付 ※すでに一般会計において採択されている事業、25年度補正予算で採択される事業は除く ※復興庁と協議の上、承認が得られたもののみ 交付スケジュール <一般会計・補正予算> ○25年度事業における不足額及び25年度中に交付が必要な額については補正予算成立とともに内示 ○本省繰越後に交付される額については26年4月早々に内示(予定) ※2月に採択結果を都道府県に通知(予定) <一般会計及び東日本大震災復興特別会計・当初予算> ○2月に所要額調査等を行い、当初予算成立とともに内示 4 執行についての留意事項及び中長期的な対応方針 執行についての留意事項 <補正予算の活用> 補正予算を積極的にご活用ください。 <不用額> 循環型社会形成推進交付金予算が市町村からの要望額に応えられていない状況を鑑み、極力不用額を出さないよ う、所要額調査における交付額の減額要望や繰越制度、年度間調整や事業間流用等をご活用ください。 <年度間調整> 年度間調整が活用できないにも関わらず、錯誤により交付金を受入れ、結果として不用となったケースが見受けられ ますので、今一度制度をご確認ください。 (参考)当年度の交付対象事業費の実績額が交付決定額に満たない場合は、その実績額までに限って、当年度の増 額調整が可能となるため、当該実績額が0円の場合は年度間調整ができません。この場合は繰越が必要となります。 <事業間調整> 一般会計及び東日本大震災復興特別会計間での調整、繰越した事業と他の交付対象事業との調整はできません。 <会計検査院関係> 毎年度、会計検査院の指摘による国庫補助金等の返還が発生していることから、事業着手にあたっては今一度交付 対象内外等をご確認ください。 中長期的な対応方針 <所要額調査> 中長期の更新需要の精査を進める必要があるため、できるだけ精緻な額をご登録ください。 <予算全体の平準化やコスト縮減> 予算全体の平準化やコスト縮減を進めるためにも、施設整備計画の後ろ倒し、基幹的設備改良事業による施設の長 寿命化、広域化等による施設の集約化をできる限りご検討ください。 5 循環型社会形成推進交付金の1/2交付対象の方向性 ■今後増大が見込まれる廃棄物処理施設の更新ニーズに備えて、「高効率エネルギー利用」及び「災害廃棄物処理体 制の強化」の両方に資する包括的な取組を行う施設に対して、交付率1/2の交付対象を重点化。 ■更新ニーズの平準化に資する施設の改良・改造による長寿命化においても、同様の包括的な取組を支援。 高効率エネルギー利用 災害廃棄物処理体制の強化 ■ごみ発電のみならず、メタン回収や熱利用、省エネを含め た、総合的な高効率エネルギー利用施設への政策誘導が必要 地域の防災拠点の整備 ■施設の改良についても、質の高い長寿命化を図りつつ、高効 率エネルギー利用施設への政策誘導が必要 施設におけるエネルギー利用の高度化 ■従前の高効率ごみ発電よりも、さらに先進的な高効率エネル ギー利用(ごみ発電、メタン回収、熱供給、省エネ等)を実現す る施設に対して、1/2交付対象施設を重点化 ■改良・改造についても、十分な長寿命化の効果を有し、高効 率エネルギー利用を行うものに重点化 + ■市町村が定める災害廃棄物処理計 画において災害廃棄物の受入れを行う 拠点施設に、1/2交付対象を重点化 ■以下の機能を備えた(又は併せて整 備する)施設に1/2交付対象を重点化 (100t/日未満の小規模施設を除く) ・耐震・耐水・耐浪性 ・始動用電源、燃料保管設備 ・薬剤等の備蓄倉庫 【効果】 ■施設更新及び改修時における、より先進的かつ総合的な高効率エネルギー利用の促進 ■同時に、施設の防災拠点機能を高めることによる、地域の災害廃棄物処理体制の強化の促進 ■交付率1/2の対象施設を、これらの政策目的に照らして重点化することにより、予算をより効率的に執行 6 ■改良・改造も同様の考え方で支援することにより、施設の長寿命化、施設更新時期の平準化にも貢献 1/2交付対象の重点化のイメージ ○高効率エネルギー利用に係る交付率1/2メニューについて、交付対象を重点化。 ○高効率ごみ発電施設(平成25年度までの時限措置)よりも総合的に高効率なエネルギー利用を行 い、かつ、災害廃棄物処理体制の強化に資する施設を、1/2交付対象とする。 高効率エネルギー利用 1/2交付対象 災害廃棄物 処理体制の強化 (1/2交付対象外) 従来の水準による 高効率エネルギー利用 ※高効率ごみ発電施設 (平成25年度までの時限 措置)の一部 ■高効率エネルギー利用 交付要件を、従来の高効率ごみ発電 施設よりも高水準のエネルギー回収 率に設定し、1/2交付対象を重点化 ■災害廃棄物処理体制の強化 市町村が定める災害廃棄物処理計画 において災害廃棄物の受入れを行う 拠点施設に、1/2交付対象を重点化 (1/2交付対象外) 地域の防災拠点と しての機能を満た さない施設 7 循環型社会形成推進交付金のエネルギー対策特別会計 活用に向けた検討について 資料2 ~背景~ u廃棄物処理施設の中長期の更新需要と循環型社会形成推進交付金の予算規模では数百億円程度 の開きがある。そのため、厳しい予算状況を踏まえ、エネルギー対策特別会計の活用を含めた 更新需要の平準化などの対策を検討する必要がある。 u平成25年5月に閣議決定された「廃棄物処理施設整備計画」において、地球温暖化防止及び省 エネルギー・創エネルギーへの取組にも配慮した廃棄物処理施設の整備が計画に位置付け。 ~検討をお願いしたい事項~ u平成27年度予算編成に向けて、エネルギー対策特別会計の活用に向けたご提案をいただきたい。例えば、循 環型社会形成推進交付金の事業メニューから移行できる事業のほか、幅広く廃棄物処理施設においてエネ特 を活用できる可能性のある事業について積極的に検討いただきたい。 uご提案は、調査票(資料3)に記載の上、平成26年○月○日までに廃棄物対策課まで提出をいただきたい。 ~エネ特活用の前提条件~ uエネルギー起源CO2の削減に資する事業であること エネルギー対策特別会計は、石油石炭税等を財源とし、省エネ・新エネの推進等のエネルギー対策を実施する特別会計であるた め、CO2削減効果があることが必須。 u地域の特性に応じた普及促進が図られるモデル的な事業であること 特別会計法の規定により、実施する事業は、導入した技術等の普及促進など、モデル的な波及効果が見込まれること u固定価格買取制度を活用しないこと 固定価格買取制度は、再生可能エネルギーで発電された電気を電力会社に買取りを義務づけ、再生可能エネルギー導入を推進す る制度であり、その買取費用は電気利用者に転嫁される。そのため、補助金を受給する場合には、固定価格買取制度を活用するこ とはできない(余剰分の売却は可能)。 1 エネルギー対策特別会計について エネルギー対策特別会計とは エネルギー対策特別会計は、石油石炭税と電源開発促進税 を財源として、石油等の備蓄、省エネ・新エネの推進等のエネ ルギー対策を実施する特別会計(特別会計に関する法律第85条)。 u エネルギーは国民生活や経済を支えるものであり、中長期 的な計画をもって政策を実施することが必要。このため、 安定的な財源確保が必要であり、受益者であるエネルギー の利用者に負担を求める仕組みとし、受益と負担の明確化 のための特別会計で管理している。 u 税収は全て一般会計に計上された上で、必要額を特別会計 に組み入れる仕組みとなっている。 u 内閣府・文部科学省・経済産業省・環境省4省の共管。 【用語説明】 u 石油石炭税: 石油石炭税は、受益者負担の原則の下に、対策に必要な財源 の負担を広く石油等の化石燃料の利用者に求めるもので、電気、 灯油、都市ガス等の最終製品に転嫁される。石油・LNG・LPGに ついては、燃料安定供給対策分だけ高めの税率となっているが、 それ以外は、ほぼCO2排出量に応じて税率を設定。 u エネルギー需給構造高度化対策: 内外の経済的社会的環境に応じた、安定的かつ適切なエネル ギーの需給構造の構築を図るために、省エネルギー・新エネル ギー対策等の措置及びエネルギー起源CO2排出抑制対策などの 措置を講じている。 ※金額は平成24年度ベース 石油石炭税収 5,460億円 5,460億円 一般会計留保 差額 704億円 一般会計 (その年度の一般会計で使用) 剰余金・雑収入 843億円 4,756億円 必要額のみを繰入 エネルギー需給勘定 5,599億円 燃料安定供給対策 エネルギー需給構造 高度化対策 <経産省分:1,721億円> <経産省分:3,384億円> ○ 上流(開発・権益確保)対策 ○ 中下流(精製・流通)対策 ○ 石油・石油ガスの備蓄事業 ※環境省作成 <環境省分:494億円> エネルギー起源二酸化炭素 の排出抑制対策 2 「地球温暖化対策のための税」について 1.概要 u 税制による地球温暖化対策を強化するとともに、エネルギー起源CO2排出抑制のための諸 施策を実施していく観点から導入を図るもの。 u 具体的には、全化石燃料を課税ベースとする現行の石油石炭税にCO2排出量に応じた税率 (289円/CO2トン)を「地球温暖化対策のための課税の特例」により上乗せ。 u 導入に当たっては、急激な負担増とならないよう、税率は3段階に分け段階的に引き上げ。 u 税収は、我が国の温室効果ガスの9割を占めるエネルギー起源CO2排出抑制対策に充当。 【平成24年度税制改正大綱(平成23年12月10日閣議決定)】より要約 2.地球温暖化対策のための課税の特例の考え方 u CO2排出量1トン当たりの税率 u 段階施行 Ø 平成24年10月1日から施行し、税率は以下のとおり 段階的に引き上げる。 Ø 初年度は約391億円、平年度で約2,623億円の税収 を見込む。 3 平成25年度補正予算(案)及び平成26年度当初予算(案)の概要 【一般会計】 平成26年度予算(案)額 平成25年度当初予算額 対前年度比 平成25年度補正予算 億円 億円 億円 925 881 105% 102 1,008 665 152% 18 1,933 1,546 125% 120 563 520 108% 618 2,496 2,066 121% 738 (非公共) 一般政策経費 エネルギー対策特別会計繰入 計 (公共) 合計 【特別会計】 平成26年度予算(案)額 東日本大震災特別会計 エネルギー対策特別会計 エネルギー需給勘定 電源促進勘定 計 平成25年度当初予算額 億円 億円 5,414 7,551 ( 108 ) ( 105 ) 1,116 対前年度比 平成25年度補正予算 億円 72% 800 770 145% 18 23 14 163% - 1,140 784 145% 18 ※四捨五入等の理由により、端数において係数が一致しない場合がある。 ※東日本大震災特別会計は、復興庁一括計上予算である。 ※上段( )は、「剰余金等」であり、内数である。 ※計数整理等の結果、異動を生ずることがある。 4 平成26年度予算案 平成25年度予算 250百万円(新規) ○○百万円 廃棄物埋立処分場等への太陽光発電導入促進事業 事業目的・概要等 背景・目的 l 再生可能エネルギーは、平成24年7月に開始した全量 買取制度(FIT)の導入に伴い、全国各地で事業化が進 展。 l 特に、短期間で事業化が可能な太陽光発電は遊休地 などで大規模事業(メガソーラー)が展開。 l 埋立てが終了した廃棄物最終処分場等については、 1000万kW以上の導入ポテンシャルが存在しているも のの、導入事例は限られている。 l このため、廃棄物の適正処分を確保しつつ、地域の エネルギーセンターとしての有効活用を全国で展開 していくための方策を検討・実証する。 事業概要 イメージ l 埋立てが完了又は一部終了した一廃・産廃処分場や 支障除去が完了した土地にメガソーラーを設置し、 売電収益は維持管理費用にも充当することで、低炭 素社会と循環型社会を統合的実現を目指す。 l しかしながら、①維持管理対策(廃水処理、ガス抜 き等)への配慮、②廃棄物の自重による沈下に伴う 発電の不安定化についての対策について検証が必要。 l このため、(1)調査段階、(2)導入段階、(3)運用段階 での調査・実証を実施して、知見を集積する。 図:ごみ焼却灰の埋立処分場 にメガソーラーを設置した浮 島発電所(東京電力、川崎市、 7000kW) (1) 処分場等へのメガソーラー導入実現可能性調査 (2) 先進的設置・維持管理技術導入実証補助 (3) 処分場等設置型メガソーラーの安定運用検討 処分場及び太陽光パ ネルの安定性の検証 導入段階 調査段階 先進的な太陽光パネルの設置・ 処分場の維持管理技術の実証 事業スキーム (1) 委託対象:地方公共団体及び民間団体 実施期間:平成26年度~平成28年度 (2) 補助対象:地方公共団体及び民間団体 補助割合:最大1/2 (3) 委託対象:民間団体 実施期間:平成26年度~平成28年度 運用段階 処分場等へのメガソー ラー導入に向けたF/S 期待される効果 l 太陽光発電の導入ポテンシャルの徹底活用 l 用途が乏しい廃棄物処分場跡地等の有効活用 5 参考 エネルギー対策特別会計について (関連法令抜粋) 特別会計に関する法律(平成19年法律第23号) 第八十五条 3 この節において「エネルギー需給構造高度化対策」とは、内外の経済的社会的環境に応じ た安定的かつ適切なエネルギーの需給構造の構築を図ることが緊要であることに鑑み講じら れる措置であって、次に掲げるものをいう。 ホ 非化石エネルギーを利用する設備の設置又はエネルギーの利用の高度化に資する設備の設 置若しくは建築材料の使用を促進するための事業及び非化石エネルギーの流通の合理化又は エネルギーの利用の高度化を図るための調査に係る補助で政令で定めるもの 特別会計に関する法律施行令(平成19年政令第124号) 7 法第八十五条第三項第一号ホに規定する補助で政令で定めるものは、次に掲げる措置と する。 九 地域の特性に応じて可燃性天然ガス、石炭及び非化石エネルギーを利用する設備又はエネ ルギーの使用の合理化に資する設備の普及の促進のために行うモデル事業(以下この号にお いて「モデル事業」という。)に要する費用に係る補助金、委託費若しくは利子補給金の交 付又は地方公共団体若しくは特定民間団体(事業者、国民その他の者により構成される民間 の団体であって、可燃性天然ガス、石炭及び非化石エネルギーの利用の促進又はエネルギー の使用の合理化を図ることを目的とするものをいう。以下この号において同じ。)が行うモ デル事業に要する費用に充てるため当該地方公共団体若しくは特定民間団体に対して行う交 付金の交付 6 資料3 エネルギー対策特別会計の活用に向けた事業調査票 1.基本的事項 自治体の名称 氏名 作成担当者 TEL 所属部署・役職名等 FAX メールアドレス 2.事業概要等 (1)基本情報 施設名称及び所在地 ○○市○○クリーンセンター(○○県○○市△△△△) 事業実施見込年度 平成 27年度~平成 2 9年度 事業費見込額 ○億円(27年度○億円、28年度○億円、29年度○億円) 既存メニューの該当有無 該当しうる場合には、メニューの名称を記載して下さい。 (2)事業概要 【記載上の注意点・ポイント】 ※エネルギー対策特別会計(以下、「エネ特」と言います。)を活用することが可能と想定される事業 について、想定される事業概要を記載して下さい。また、配置図等のイメージを活用しわかりやす く記載をお願いします。 ※事業概要には、必ず、どのように CO 2削減が図られるのか(例えば、発電設備を導入するのか、熱 利用を行うのか等)を記載して下さい。 (3)エネ特活用のポイント 【記載上の注意点・ポイント】 ※エネ特活用の前提条件は、①エネルギー起源 CO2の削減に資する事業であること、②地域特性に応 じた普及促進が図られるモデル的な事業、③固定価格買取制度を活用しないことであるため、事業 概要から、これらの前提条件を満たしうるのかを記載して下さい。 ※①については見込まれる CO 2削減効果、②については、どのような波及効果が見込まれるか、③に ついては、発電設備の導入であれば発電した電力の使用用途などを記載して下さい。 (4)その他特記事項 ※(2)(3)に記載した事項以外に何か特記事項があれば自由に記載して下さい。 【調査票提出先】 環境省廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課 担当:澤口(内 6 851 )・新井(内 68 51)・土谷(内 684 9) TEL :03 -358 1-33 51(環境省代表) TEL :03 -552 1-83 37(夜間直通) Mai l:h airi -shi sets u@en v.go .jp 巨大地震発生時における災害廃棄物対策検討委員会の開催 資料4 u 巨大地震(南海トラフ巨大地震や首都直下地震)発生時において、東日本大震災で発生した災害廃棄物の5~13倍が発生する と予測され、既存の廃棄物処理システムの延長では、災害廃棄物等を迅速かつ適正に処理することが困難。 u 「国土強靱化の推進に向けたプログラムの対応方針と重点化について(平成25年8月8日決定)」のプログラム毎の今後の対応 方針で、巨大災害に備えた広域的な対応体制の整備等の検討を行うこととしており、標記検討会を開催し、廃棄物処理システム の強靱化に関する総合的な対策を検討。 【検討事項】 巨大地震への対応策の検討 (1)関係情報整理 ○災害廃棄物関連情報整理 ○災害廃棄物の発生量の推計 ○災害廃棄物処理能力の推計 ■既存施設による廃棄物処理の促進方策 ■既存施設では不足する処理能力の対応方策 ■災害廃棄物処理に必要な資材の調達方策 ■災害廃棄物等の広域処理体制の確保方策 ■災害廃棄物処理に関する法令面の課題と対応策 ■土地の確保に関する課題とその対応策 (2)取組の基本的方向性 ○巨大地震への対応策の検討 ○防災用設備の導入 (3)巨大地震に備えた 行動指針・行動計画の検討 具体的な行動指針・行動計画の検討 ○管内自治体の災害廃棄物処理計画を把握した上で、広域 的な廃棄物処理体制が図られるように、地域毎に関係者と連 携して巨大地震への対策や防災用設備の導入・備蓄及び体 制の強化に関する地域毎の具体的な方策を検討する。 ○これらの検討状況を踏まえ、必要な広域処理体制構築のた めの具体的な方策を検討し、巨大地震に備えた国・自治体・ 事業者等が共有できる行動指針・行動計画の策定を目指す。 ■広域の災害廃棄物処理グランドデザインの作成 防災用設備の導入 ■廃棄物処理施設の地震や津波への強靱化方策 ■災害時に有効な防災用設備の導入促進方策 ■必要な機材の備蓄確保方策 ■廃棄物関連中枢機能の維持や処理体制の確保に 必要なマンパワーの確保方策 ■地方環境事務所の体制及び備蓄機能の強化 巨大地震発生時における災害廃棄物対策検討委員会 氏 名 所 属 等 氏 名 委員 所 検討委員会をH25年度 中に6回開催 属 等 浅利美鈴 京都大学環境安全保健機構附属環境科学セン ター(助教) 島岡隆行 九州大学大学院工学研究院(教授) 伊藤和己 愛知県(環境部 資源循環推進監) 杉本 明 高知県(林業振興・環境部 副部長) 宇山竜二 東京都(環境局 廃棄物対策部調整担当課長) 鈴木 武 国土技術政策総合研究所(沿岸海洋・防災研究部長) 大迫政浩 国立環境研究所(資源循環・廃棄物研究センター長) 永田尚人 (一社)日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)(防災委員 会 委員) 大塚 直 早稲田大学大学院法務研究科(教授) 濱田雅巳 横浜市(資源循環局 適正処理計画部長) 勝見 武 京都大学大学院地球環境学堂(教授) 平山修久 国立環境研究所(主任研究員) 貴田晶子 愛媛大学農学部(客員教授) 福本富夫 神戸市(環境局 資源循環部施設担当部長) 近藤 守 (一社)日本環境衛生施設工業会(技術委員会 副委員 長) 森 浩志 (公財)東京都環境公社(理事長) 京都大学環境安全保健機構附属環境科学セン ター(センター長) 吉井 真 神戸市(みなと総局 技術部長) 吉岡敏明 東北大学大学院環境科学研究科(教授) 酒井伸一 (委員長) 佐々木五郎 (公社)全国都市清掃会議(専務理事) 笹出陽康 宮城県(環境生活部次長兼震災廃棄物対策課長) 今後のスケジュール 検討委員会のスケジュール ●第1回(10月4日):既存成果の整理及び今後の対応方針の確認 ●第2回(11月12日)、第3回(11月29日):専門家による事例紹介等 ●第4回:検討委員会の最終報告に向けた論点整理、WGにおける検 討結果の報告 ●年度内:中間的な報告の取りまとめ 10月4日(金)に第1回会議を開催した後、外部からのヒアリングを行い、関連情報の整理、取組の基本的方向 性の論点整理を進め、年度内に中間的な報告をとりまとめる。次年度以降、具体的な地域毎の方策の検討を進 めるべく関係者と連携していく。 大規模災害発生時における廃棄物処理体制検討事業 背景 改正災害対策基本法の公布 (H25.6.21) 東日本大震災 廃棄物処理施設整備計画の改定 (H25.5閣議決定) 国土強靱化基本法の公布(H25.12.11) 災害廃棄物対策指針の改訂 (H25.3暫定版周知,H25年度中改訂予定) ■災害対策の強化 ・廃棄物処理施設を、通常の廃棄物処理に加え、災害廃棄物を円滑に処理するための拠 点と捉え直す →広域圏ごとに一定程度の余裕を持った焼却施設及び最終処分場の能力を維持し、代 替性及び多重性を確保 ・地域の核となる廃棄物処理施設においては、施設の耐震化、地盤改良、浸水対策等を 推進し、廃棄物処理システムとしての強靱性を確保 平成26年度から展開する総合的な取組 (1)巨大災害を想定したあるべき姿のグランドデザイン(基本構想) を描くとともに、行動指針の策定 巨大地震の発生に伴う大量の災害廃棄物の円滑な処理を行う為、一連 の処理フローを総括的に示した基本構想を示し、国及び地域ブロックごと の行動計画の策定につながる指針づくりを行う。 (①発生量推計方法②進捗管理手法③選別・焼却・最終処分賦存能力の 検討方針など) (3)地域ブロック単位での計画策定及び整備すべき 災害廃棄物対策機能の検討 指針に基づき、広域ブロック単位で都道府県・事業者・地方環境事務所 による協議会を設置し、地域ブロック毎の計画を策定するとともに、自治体 と分担して整備すべき災害廃棄物対応機能(備蓄等)を検討する。 (1)及び(2)に基づき、地域条件、特性を考慮し、国、都道府県、地域の民 間事業者と協働して、計画の具体化、整備すべき機材等の備蓄機能・体制 の確率を図る。 平成25年度補正予算額 240,000千円 想定される巨大地震被害 東日本大震災の約5倍 首都直下型地震 ・最大約9,800万トンの災害廃棄物が発生 ・首都機能が麻痺し、日本経済大打撃 ・首都機能移転と早期処理が必要 ・廃棄物関連中枢機能喪失 東日本大震災の約13倍 南海トラフ巨大地震 ・最大約2億5,000万トンの災害廃棄物が発生 ・最大約5,900万トンの津波堆積物が発生 ・津波による広範囲な被害が発生(24都府県) ・災害廃棄物等の輸送路・仮置き場・処分場等の確 保が困難 ■課題 従来の廃棄物処理システムの延長や処理施設の賦存 能力(余力)だけでは十分な対応が困難 ⇒既存制度の枠を超えた国としての具体的な対策等を 調査・検討 (2)巨大災害時に広域連携を前提とした国としての 行動計画の策定 指針に基づき、地域ブロック単位での計画作りを視野に入れ、被災地 域と援助地域の連携を考慮した行動計画を策定する。 (1)に基づき、国としての行動計画を策定する。 (不足する仮置場、処理能力の対応等の検討 など) (4)災害廃棄物広域輸送システムの検討 通常の廃棄物処理では想定していない、鉄道輸送、水運輸送等の広 域輸送システムに必要な施設の整備方策を検討する。 (2)(3)の計画策定において、多量に発生する災害廃棄物の広域処 理を可能とする輸送機能・体制を確立するため、必要な制度面、施 設・機材類の検討を行う(国交省、港湾関係者との連携が必須)。 災害等廃棄物処理事業費補助金 資料5 災害等廃棄物処理事業は、市町村(一部事務組合・広域連合を含む。)が災害その他の事由のために実施した廃 棄物の収集・運搬及び処分に係る事業であり、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」第22条の規定に基づき、 市町村に対し国庫補助を行うものである。 対象 国庫補助率 グリーン ニューディール 基金 地方財政措置 通常 阪神・淡路 大震災 被災市町村 被災市町村 特定被災地方公共団体 特定被 災区域 左記 以外 1/2 対象市町村の標準税収入に対する災害廃棄 物処理事業費の割合に応じて補助 ・標準税収入の10/100以下の部分は、その 額の50/100 ・標準税収入の10/100を超え20/100以下の 部分は、その額の80/100 ・標準税収入の20/100を超える部分は、その 額の90/100 1/2 1/2 - 地方負担額の実情を考慮した地方の一時負 担の軽減のため、基金を用い国の実質負担額 を平均95%とする。 - - 同左 同左 1/2 - 地方負担分の80%につ いて交付税措置 地方負担分の全額に ついて、災害対策債に より対処することとし、 その元利償還金の 95%について交付税 措置 東日本大震災 震災復興特別交付税により全額措置 廃棄物処理施設災害復旧事業 廃棄物処理施設災害復旧については必要経費の1/2を補助し、市町村等の負担を軽減し 生活の早急な回 復を図ります。 通常 対象事業 国庫補助率 ・一般廃棄物処理施設 ・浄化槽(市町村整備推進事業) ・産業廃棄物処理施設 ・広域廃棄物埋立処分場 ・PCB廃棄物処理施設 阪神・淡路大震災 ・一般廃棄物処理施設 ・広域廃棄物埋立処分場 1/2 8/10 (交付要綱) (阪神淡路大震災財特法) 東日本大震災 ・一般廃棄物処理施設 ・浄化槽(市町村整備推進事業) 特定被災地方公共団体の標準税収入 に対する災害復旧事業費の割合に応 じ、次により補助 ・20/100以下の部分・・80/100 ・20/100を超える部分・・90/100 (東日本大震災財特法) その他の市町村については次により補 助 1/2(交付要綱) 地方財政措置 地方負担分に対して起債措置がなさ れ、元利償還金について普通交付税 措置 ※元利償還金の47.5%(財政力補正 により85.5%まで) 地方負担分に対して起債措置がな され、元利償還金の95%について 普通交付税措置 地方負担分に対して起債措置がなされ、 元利償還金の95%について普通交付 税措置 市町村の3R化ガイドライン 資料6 市町村において3Rや熱回収等を進めるに当たっては、廃棄物処理システムの合理性・効 率性を確認するための3つのガイドラインの普及を促進。 平成19年6月策定 ①一般廃棄物会計基準(コスト分析のガイドライン) u市町村の一般廃棄物の処理に関する事業のコスト分析手法 u目的 ・納税者に対する事業のコスト内訳等の説明 ・事業運営のあり方を検討するための基礎情報 ・費用対効果の検証、検証に基づく事業の改善 ②一般廃棄物処理有料化の手引き(有料化のガイドライン) u有料化導入を検討する際の検討手法を提示 u内容 ・料金体系、料金水準、徴収方法、収集体制の変更等 ・円滑な導入及び実施(不法投棄等への対応) ・有料化制度の評価と見直し ③一般廃棄物処理システム指針(分別収集区分や再生利用等に関するガイドライン) u標準的な分別収集区分、区分に応じた再生利用、適正処分の方法を提示 u一般廃棄物処理システムの評価(発生抑制、資源回収、エネルギー回収、最終処分割 合、温室効果ガス、処理経費等)の考え方 平成25年3月見直し ○一般廃棄物会計基準・一般廃棄物処理システムの指針を活用している市町村は少数 ○生活系ごみ(粗大ごみ除く)を有料化している市町村数は6割程度(人口比で4割程度) 廃棄物処理の更なる高度化に向けて見直しを実施 ①一般廃棄物会計基準(コスト分析のガイドライン) 再生可能エネルギーの固定価格買取制度が導入に伴い、会計基準に基づく書類作成支援 ツールについて、廃棄物発電に係る施設の事業費、施設に係る物件費、発電に寄与する割 合等を入力することにより、廃棄物焼却発電に係る施設やメタン発酵に係る施設の費用等を 出力できるように改修した。 ②一般廃棄物処理有料化の手引き(有料化のガイドライン) 事業系一般廃棄物について、手数料の料金水準や料金体系、料金徴収方法、有料化の事 例等について、家庭系一般廃棄物と区分して記載した。 ③一般廃棄物処理システム指針(分別収集区分や再生利用等に関するガイドライン) 一般廃棄物処理実態調査結果を基にした「市町村一般廃棄物処理システム評価支援ツー ル」について、これまで評価できていなかった項目について、計算式の見直し、項目の改廃 等により、市町村における取組をより直接的に表せるように改修して、環境省のホームページ 上で自由にダウンロードできるようにした。 (参考) 平成25年度 市町村の一般廃棄物処理事業の3R化のための 3つのガイドラインに関する説明会 開催結果 Ⅰ.目的 一般廃棄物の減量、再生利用、温室効果ガス排出削減等、市町村の取組の高度化の推進 に向けて、3つのガイドラインの目的、概要、支援ツールの活用方法等を、平成 24年度の 見直し内容とともに周知することにより、市町村におけるガイドラインの導入・活用を促 進することを目的に、自治体等を対象とした説明会を地方ブロック単位で開催。 Ⅱ.議事 1.開会挨拶(5分) 2.廃棄物行政・リサイクル行政の動向について [環境省](25分) 3.3つのガイドラインについての説明 [( 株)三菱総合研究所](80分) 4.質疑(1 0分) Ⅲ.配布資料 議事次第 資料1 廃棄物行政・リサイクル行政の動向について 資料2 3つのガイドラインについての説明 パンフレット 一般廃棄物処理事業の3R化に向けて Ⅳ.周知方法 ・自治体及び地方環境事務所への事務連絡の送付(10/8・11/8の2回) ・3つのガイドラインHP(環境省)への掲載 ・(株)三菱総合研究所HPへの掲載 Ⅴ.参加人数 第1回 東京 (11/ 14) 第2回 大阪 (11/ 22) 第3回 高知 (11/ 27) 第4回 札幌 (11/ 29) 第5回 福岡 (12/ 3) 第6回 仙台 (12/ 6) 第7回 岡山 (12/ 11) 第8回 大宮 (12/ 17) 第9回 名古屋(12/ 18) 合 計 465名 ※地方環境事務所を含む ※1つの自治体で複数の職員が出席している場合を含む
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