MRと調剤薬局

Yakugyo Jiho 薬業時報 平成 25 年 10 月 10 日発行(毎月 10・25 日発行)
ISSN 1883-5678
2013
10/10
NO.109
MR
と
調剤薬局
10
特集
MRと調剤薬局
2013
10.10
製薬各社が調剤薬局へのアプローチを強化している。主要製薬企業を対象に行ったアンケート
調査結果を分析するとともに、調剤薬局への情報提供活動でさまざまな工夫をこらし、実績を
上げている3社3人のMRの取り組みを紹介する。
NO.109
3
Director's voice
高橋 栄一 アステラス・アムジェン・バイオファーマ社長
6
TREND
・新薬 10 成分の製品情報概要に問題 薬事法やPCに違反する恐れも
・合弁で再上陸した米アムジェン まだ見えない独り立ちへの行程
・見えてきた落としどころ ディオバン問題で中間報告
21
ベテランアナリストが読む海外情報 三島茂
ロシュの抗体医薬パージェタ、早期乳がんの適応追加を FDA 諮問委員会が勧告[9/13] ほか
22
くすりの現場から〈108〉
さくらんぼ薬局(東京都中野区)
医療用と市販薬の両方に精通 飲み合わせの指導などに注力
25
営業活動とコンプライアンス〈13〉 白神誠
「誤解を与える製品情報概要」
26
医師のつぶやきで学ぶ MR 活動 竹中洋介
事例6「得意先と長く付き合える MR になるには」
27
パートナーの常識〈85〉
織田龍喜
「情報伝達ツールの進歩と MR」
27
知ってナットク医薬品名の由来 笠原英城
「ロトリガ/ローコール」
28
News Summary & Topics
31
職場の流儀〈112〉
「心に響くプレゼン」
32
プロフェッショナル目指して〈56〉 近澤洋平
「達成感と安堵感」
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5
Yakugyo Jiho 2013.10.10
特集
MR
と
調剤薬局
製薬各社のMRが調剤薬局への情報提供活動を活発化させている。後発医薬品の使用
促進や一般名処方の拡大に伴って、薬局で患者が薬剤を選択する機会が増えているこ
となどが背景にある。主要企業を対象に行ったアンケート調査結果を元に調剤薬局へ
の訪問の現状、病院やクリニックへの訪問との違いなどを分析するとともに、武田薬
品工業やファイザー、沢井製薬の3社のMRの取り組みを紹介する。
(樽味典明)
アンケート概略
(質問項目によっては非開示・無回答あり) 製薬協加盟社などを中心に9月中旬に実施。回答企業は旭化成ファーマ、
【質問項目】
①MRは調剤薬局を訪問しているか
あすか製薬、アステラス製薬、アストラゼネカ、エーザイ、MSD、大塚製薬、
小野薬品工業、科研製薬、キッセイ薬品工業、杏林製薬、興和、サノフィ、
②①で「はい」の場合には平均訪問回数と理由
沢井製薬、三和化学研究所、ゼリア新薬工業、セルジーン、第一三共、大
③病院やクリニックと比較した場合の回り方の
違い・ 特徴
正富山医薬品、大日本住友製薬、大鵬薬品工業、武田薬品工業、田辺製薬
④調剤薬局訪問で特に重視していること
⑤調剤薬局訪問は増える傾向にあるかどうか、
その理由
販売、田辺三菱製薬、中外製薬、帝人ファーマ、東和薬品、鳥居薬品、日医工、
日本イーライリリー、日本化薬、日本ケミファ、日本新薬、日本ベーリンガー
インゲルハイム、ニプロ、ノバルティス ファーマ、ノボ ノルディスク
ファーマ、バイエル薬品、ファイザー、扶桑薬品工業、マルホ、持田製薬
(合計 42 社・50 音順)
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日本新薬
病院やクリニックではアポイント制が増えてきているが、調剤薬局では患者さんが
いない時間帯に訪問し、情報提供する場合が多い。
主に安全性情報(添付文書の改訂など)の提供を行っている。
ニプロ
アポイント(訪問規制)がなく、朝・夕方の訪問が可能。病院門前=開店直後か
閉店前ごろ、開業医門前=午後、面調剤=患者さんがいない時間にいつでも。
ノバルティス
病院やクリニックでは、自社医薬品の情報提供・収集や処方状況の情報収集を
中心に活動。病院近隣調剤薬局は取扱処方箋枚数が多く、また多科にわたるた
め日常的には詳細情報提供・収集することが難しく、添付文書改訂などの案内
活動が中心となる。クリニック近隣調剤薬局では、クリニック訪問時の情報提
供内容の報告や、クリニックの処方状況、安全性情報などの収集を行うことが
できる。
ノボ ノルディスク 病医院への訪問が主体であるも、市販直後調査、新製品の発売時には適正情報
の提供のため積極訪問する。
バイエル薬品
ファイザー
扶桑薬品
医療機関を訪問した後、医師への伝達事項や反応を門前薬局に伝えるとともに、
医療機関の処方状況などの情報を確認している。
事業部や製品によって異なる。
「使用上の注意改訂のお知らせ」などの配布が必要な場合、またはクリニックな
どで新規採用になって医師より薬局へ連絡する旨言われた場合に訪問。
マルホ
終了時刻が読めるため、活動計画が立てやすい。
持田
開局時間、繁忙時間帯を考慮しつつ処方元への訪問と合わせて計画。
(回答 39 社)
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Yakugyo Jiho 2013.10.10
ら、﹁ お お む ね 1 日 平 均 2 軒 ﹂ と
日本 BI
年6月の︵経皮吸収型過活動膀胱
ジェネリックの採用検討に際し、薬剤師は添加物の違いや PTP デザインについ
て関心が高いことが多いため、特徴の紹介が重要な情報提供の一つになっている。
している企業はセルジーン以外の
各薬局での繁閑の状況を把握したうえで訪問する。
日本ケミファ
キッセイ薬品工業は、各MRが
担当する軒数と訪問時間の配分か
日本化薬
治療剤︶
﹃ネオキシテープ﹄の発
日本イーライリリー 病院やクリニックを訪問する前後に時間があれば訪問する(薬局での説明会を除く)
。
社に、MR1人当たりの
訪問時間。診療報酬(体制加算など)方面からのジェネリックの提案。ドクター
面談で得られた情報のフィードバック。
10
社。
患者さんの服薬指導・副作用などにかかわる情報提供、収集。
日医工
売に際し、門前薬局を中心に訪問
鳥居薬品
調剤薬局への1日平均訪問件数を
病院やクリニックと区別することなく、各医療機関に配慮して適切な時間帯に
訪問している。
数が増えている﹂と回答。新製品
東和薬品
尋ねたところ、最も回答が多かっ
患者さんで混み合っているケースでは空いている時間帯に訪問するが、病院や
クリニックを訪問した後に情報交換するのが効果的と考えている。
発売に合わせて訪問回数が増加す
帝人
たのは﹁2∼3軒﹂で、アストラ
調剤薬局をローラー式に訪問するのではなく、大口処方先とつながっている調
剤薬局に対して、処方元の情報を聞き出すために訪問している。有効性の訴求
やエビデンスを中心とした学術的な話し込みが病院やクリニックでは行われる
が、調剤薬局の場合は安全性情報、添付文書改訂や仕様変更などのベーシック
な情報提供になりがちだ。
るのは営業戦略上必然といえるだ
中外
ゼ ネ カ︵ A Z ︶、 エ ー ザ イ、 ゼ リ
病院やクリニックには院内ルール(訪問規制)に応じて訪問したり、アポイン
トを取得して面談するケースが増えている。院内薬局には施設訪問時に同時訪
問し医師に提供した情報を共有することが多い。一方、調剤薬局には病院・ク
リニック訪問の前後を中心に、調剤業務が忙しい時間帯を避けて訪問し、病院・
クリニックや地域医療圏の情報を共有するよう心掛けている。
3軒、後発医薬品メーカーのMR
田辺三菱
薬各社のMRが調剤薬局を
処方箋に基づく調剤時にジェネリック医薬品への切り替えを促進するため、調
剤薬局への活動を主体としている。チェーン薬局本部に対する活動も実施。親
会社である田辺三菱製薬と定期的な情報交換を実施し、グループ内連携を強化
している。
ろう。
田辺製薬販売
ア新薬工業、大日本住友製薬、鳥
医薬品の有効性や安全性情報および、処方元医師の薬剤処方意向について情報
提供を行っている。
は平均3軒以上をそれぞれ訪問し
武田薬品
積極的に訪問している状況
使用上の注意の改訂、安全性情報の提供など病院と同様の適正使用情報の提供、
特に門前薬局には病院の治療情報も提供している。
42
製
基本的に処方元訪問後、調剤薬局に訪問している。
大鵬薬品
居薬品、日本化薬、マルホ、持田
基本は病院やクリニック訪問後に薬局を訪問している。
大日本住友
ていた。後発品の使用促進や一般
大正富山医薬品
が、本誌が主要製薬企業を対象に
営業戦略上、回答できない。
製薬の8社だった。
添付文書改訂案内、処方元、医師情報、後発品情報の確認など。
第一三共
名処方の拡大に伴って薬局で患者
特に大きな違いはない。
ゼリア新薬
行った﹁MRと調剤薬局﹂に関す
三和化学
が薬剤を選択する機会が増えてい
アポイントを取得した上での面会ではなく、調剤業務の間に面会していただく
ケースが多い。
るアンケート調査︵回答 社、詳
特になし。
沢井
回答。杏林製薬は﹁1∼3軒﹂で、
原則、処方元の病院やクリニックの稼働と連動する。
サノフィ
﹁ 1 ∼ 2 軒 ﹂ と 回 答 し た の は、
旭化成ファーマ、MSD、三和化
興和創薬
ることも背景にある。
薬を待つ患者さんの数や、薬剤師の休憩時間を避けたタイミングを見て、比較
的すいている時間帯に訪問する。
細 は 別 項 ︶ で 浮 き 彫 り に な っ た。
杏林
42
﹁担当エリアの広さなどで現状に
診療機関と比較すると、訪問規制は比較的少ない傾向にあり、診療機関訪問前
後の患者さんのいない時間帯を中心に訪問している。
学研究所、大正富山医薬品、武田
キッセイ薬品
MR1人当たりの調剤薬局への1
DI などの情報提供は当然だが、調剤薬局でしか得られない情報である「処方内
容、患者さんの薬剤に対する評価、後発品への変更状況」などを入手すること
が大切である。
ばらつきがある﹂
と注釈した。
﹁毎
訪問頻度は HP の調剤薬局よりも GP の調剤薬局の方が多い傾向がある。
科研
薬品工業、田辺三菱製薬、中外製
MSD
軒
回り方の違いは特にないが、処方元である病院、クリニックと処方箋応需側の
ニーズの違いを鑑みた訪問を心がけている。
最多は沢井製薬の8∼
エーザイ
日訪問件数を尋ねたところ、先発
添付文書改訂案内などが目的の場合を除き、基本は処方医訪問後に薬局に訪問す
るケースが多い。調剤が始まる朝の時間帯も活用する。
日 2 薬 局 を 目 安 と し て い る ﹂︵ サ
服薬指導に役立つ情報など、適正使用情報の情報提供・収集を適宜行っている。
アストラゼネカ
薬の7社。このうち旭化成は﹁本
病院、クリニックを中心に訪問スケジュールを立案。その前後に薬局を訪問。
アステラス
社のうち調剤薬局を訪問
あすか
回答
求められる情報が病院やクリニックとは異なる。処方元ドクターの考え方や、
(薬
剤師が)患者さんに説明するための情報を求められることが多い。
医薬品メーカーのMRは平均1∼
【表1】病院やクリニックと比較した場合の調剤薬局への訪問の特徴
旭化成
GE使用促進で薬局訪問活発化
先発は1∼3軒、
後発は3軒以上
アンケート調査
MR と調剤薬局
特集
41
41
基本活動である添付文書改訂などの情報提供・収集活動の徹底とともに、自
社医薬品の処方状況、安全性情報などをタイムリーに入手する。
ノボ ノルディスク
患者さんへの適切な投薬の注意事項を促すため、投薬デバイスを含めた注意
喚起をする。
バイエル薬品
調剤薬局は患者さんと薬剤について直接コンタクトを取っている場所なので、
患者さんのニーズや不安な点、処方における問題点などの情報が入手できる。
その情報を元に医師と問題点の共有を図ることができる。また問題点の解決
策を調剤薬局を通じて医師に提案することも可能。
ファイザー
新しい添付文書やその他最新情報を提供できるようにしている。
扶桑薬品
簡潔に要領良く情報を伝える。
マルホ
訪問のタイミング。
持田
患者さん向けの服薬指導や冊子類の紹介、処方元動向に関する情報交換。
(回答 39 社)
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特集 MRと調剤薬局
ノバルティス
リニック近隣の調剤薬局は3∼4
定期訪問。患者さん目線での情報提供(比較資料など)。患者さん目線での情
報収集(患者さんの反応、製品の問題点など)。処方元の状況のフィードバック。
ノフィ︶
、
﹁毎日2軒以上の訪問を
主に安全性情報(添付文書の改訂など)の提供を行うこと。
ニプロ
﹁基本は処方医訪問後
A Z は、
に 薬 局 を 訪 問 す る ケ ー ス が 多 い。
日本 BI
軒、病院近隣の調剤薬局は週に2
添付文書の改訂などの安全性情報や相互作用、新薬情報の提供を迅速に行う。
可能な限り処方医がその情報に対して、どのように判断したかも合わせて情
報提供を行う。
目標としている﹂
︵帝人ファーマ︶
日本新薬
11
調剤が始まる朝の時間帯も活用﹂
処方元ドクターに紹介した薬剤について、どのような反応があったかなどの
フィードバック。患者さん用指導箋などの提供、紹介。
病院・クリニックと
セットで訪問
薬剤師の先生が患者さんへの、服薬指導に役立つ情報提供。
日本ケミファ
∼3軒﹂
と区別して回答。日本イー
患者さんの反応、ジェネリックへの投薬情報。
日本化薬
など、訪問回数の目安・目標を設
日本イーライリリー
39
している。
大正富山や大日本住友、
診療報酬、MPI 資料を活用した提案や情報提供。ドクターとの面談内容の
フィードバック。
ライリリー、扶桑薬品工業も﹁週
日医工
定している企業もあった。
薬剤の有効性、安全性、服薬指導に関する情報提供・収集とともに、患者さ
んからの生の声や製品に関する意見、要望などの情報収集・提供。
帝人なども類似の回答をしており
鳥居薬品
病院やクリニックへの訪問と比
較した場合の特徴や違いについて
製品の適正使用情報、扱いやすさや飲みやすさなどの製剤工夫に関する情報
提供。
に2∼3軒﹂で、大鵬薬品工業は、
東和薬品
12
基本的に処方医訪問後に調剤薬局
正しい用法用量の徹底、患者さん服薬指導に関する情報提供、副作用状況の
確認など、患者さんの服薬状況や服薬指導で困っている事例をできるだけ聞
き取り、それに合わせた情報提供を行う。
社︶、
﹁病院
帝人
尋ねたところ︵回答
処方元の情報を聞き出しつつ、1ブランド2チャンネル品の場合は、当社ブ
ランドを優先的に処方していただくこと、可能であれば後発品への切り替え
を防ぐことを図っている。
病院担当、クリニック担当と若干
中外
後発品メーカーの訪問回数は先
発品メーカーよりも多い。沢井製
各々の薬局が望まれる時間帯に定期訪問し、安全性や服薬に関する情報を収集
する。自社製品の情報提供のみならず、医療圏・病院クリニックの情報や医療
情報の提供を通じて地域医療に貢献する。
を 訪 れ て い る ケ ー ス が 目 立 っ た。
田辺三菱
やクリニックとセットで調剤薬局
特約店MSとの連携を密に活動。副作用やトラブルには即日対応。病院・クリニッ
クと調剤薬局の懸け橋になることで信頼関係を構築。
差 が あ る が、﹁ 平 均 す れ ば 週 に 4
田辺製薬販売
薬は回答企業の中で最も多い8∼
医薬品の有効性や安全性情報および、処方元医師の薬剤処方意向について情
報提供を行うこと。
﹁医師への伝達事項や反応を門前
武田薬品
を訪問する﹂という特徴を挙げる
主力品が抗がん剤のため、患者さん目線での適正使用情報の提供、患者さん
用ツールなどの提供にて重篤な副作用の未然防止になるように薬剤師の先生
方に具体的な事例を元に注意喚起を行っている。抗がん剤単剤で使用される
ケースは少なくなっており、自社製品のみでなく他社品との併用による情報、
病院の処方実態などについても幅広く提供し、時には国内外の最新治療、学
会情報などの勉強会を実施してニーズに応えられるよう努めている。
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∼5軒﹂だった。
安全性情報の提供。
大鵬薬品
軒 だ っ た。 ニ プ ロ︵6 ∼7 軒 ︶
自社品ならびに競合品の使用状況、処方元の確認。
大日本住友
薬局に伝えるとともに、医療機関
営業戦略上、回答できない。
大正富山
社 と 最 も 多 か っ た︵
薬剤師に対する最新の情報提供など。
第一三共
回答が
処方元などの情報収集。
ゼリア新薬
や田辺製薬販売︵約5軒︶も多く、
三和化学
の処方状況などの情報を確認﹂︵バ
処方元の意向確認や訪問内容を報告することで安心して調剤いただけるよう
に活動している。
ページ表1︶。
製品の情報提供、処方元医師に提供した情報の調剤薬局との共有。
沢井
事業部門制を敷くファイザー
は、
﹁事業部や製品によって異な
処方元医師の薬剤選択における考え方などを中心に情報提供を行う。
サノフィ
日医工︵3∼4軒︶
、
東和薬品︵同︶
興和創薬
イエル薬品︶できることが理由の
服薬指導への貢献、使用上の注意などの情報伝達、自社医薬品の情報収集、
処方元の確認など。
る﹂
と回答。アステラス製薬は﹁情
処方元医師の治療方針、処方動向などの情報を共有すること。
杏林
が続く。後発品に注力する日本ケ
キッセイ薬品
ようだ。
処方ドクターへのプレゼンテーションの結果として、その効果(処方)が出
ているかどうかの確認。
あ す か 製 薬 で は、﹁ 病 院、 ク リ
ニックを中心に訪問スケジュール
安全性、患者さんの反応、医師の処方傾向などの情報収集。
科研
報提供・収集が必要な時に適時訪
MSD
ミファ︵5軒程度︶は後発品メー
通常の DI 提供に加え、薬局薬剤師の先生方に喜ばれる「処方医と薬局の橋渡
し」としての役割、さらに「製剤特性」情報の提供を心掛けている。
を 立 案。 そ の 前 後 に 薬 局 を 訪 問 ﹂
エーザイ
問 し て い る ﹂、 第 一 三 共 は﹁ 営 業
処方頂いている弊社薬剤で何か不都合が起きていないか、処方医および薬剤
師の先生方に対して何かサポートできることはないか、処方医に情報提供し
た内容とその反応などを薬剤師と共有するなどの情報収集と提供をメインに
している。
訪問規制が少ない状況を踏ま
え、患者が局内にいない時間帯な
適正使用情報の提供・収集により、弊社製品が患者さん治療に貢献できること。
アストラゼネカ
カーとしのぎを削る。
各支店での情報提供内容を同様に伝える。
アステラス
している。
あすか
戦略上、回答できない﹂とした。
処方元施設でのドクターの処方方針、その理由や考え方などを十分に伝える
こと。患者さんの反応やドクターまで上がらないが患者さんが薬剤師には話
すような意見の収集。
ノバルティス ファーマは、﹁ク
【表2】調剤薬局への訪問で重視している点
旭化成