第 14回講演会 プログラム - 製剤機械技術研究会

製剤機械技術研究会
第 14回講演会 プログラム
テーマ:『半固形・液剤に学ぶ最新技術とレギュレーション』
開催日時:平成 17年 8 月4日(木) 13:00 ∼ 17:00
開催場所:大阪・千里ライフサイエンスセンター
13:00
∼
13:10
会長挨拶
13:10
∼
13:50
ナノ脂質微粒子製剤の開発
寺田
日本新薬㈱
13:50
∼
14:30
∼
14:50
薬剤研究部
研究開発本部
∼
15:10
∼
15:25
15:25
∼
16:05
技術部
休
研究開発室
∼
16:45
∼
16:55
保行
先生
大久保利哉
先生
小林
和彦
先生
出
先生
無菌外用剤(眼軟膏)の製造
野村
医薬品外用剤(半固形)の製剤設計と工業化研究の事例について
マルホ㈱
16:45
白石
憩(コーヒーブレイク)
日東メディック㈱ 信頼性保証本部
16:05
先生
処方的乳化と機械的乳化―乳化・分散処方に適した攪拌羽根―
みづほ工業㈱
15:10
憲
剤形別調合装置の特徴について
特殊機化工業㈱
14:50
佐伯
勝英(東邦大学)
ポリオレフィン内面粉体塗装(TPC)方式による医薬品用アルミチューブの開発
大成化工㈱
14:30
5階サイエンスホール
閉会挨拶
製品研究所
実行委員長
堀沢栄次郎
高木
先生
和行(みづほ工業㈱)
製剤機械技術研究会
第 14 回講演会
サマリー
テーマ : 「半固形・液剤に学ぶ最新技術とレギュレーション」
ナノ脂質微粒子製剤の開発
日本新薬㈱
佐伯
憲
脂質微粒子製剤であるエマルションやリポソームは、その生体適合性の高さから静脈内投与に
よる Drug Delivery System(DDS)製剤として数多く研究されており、すでに実用化に成功し
ている事例もある。日本新薬(株)では脂質微粒子の粒子径をナノサイズにコントロールする高圧乳
化技術を開発し、ろ過滅菌可能なナノ脂質微粒子を薬物担体として用いた非加熱無菌製剤への応
用を種々検討している。
本講演では従来の静注用脂肪乳剤をナノサイズに微粒化し、血中滞留性を高めたナノ脂質エマ
ルション(Lipid Nano-Sphere、LNS)、および遺伝子を細胞内に運び込む非ウイルスベクターと
して注目されているカチオン性リポソームを用い、核酸高分子の細胞内移行性を改善した核酸/脂
質複合体(リポプレックス)製剤について紹介する。
ポリオレフィン内面粉体塗装(TPC)方式による医薬品用アルミチューブの開発
大成化工㈱
白石
保行
医薬品外用剤の一つとして軟膏・クリーム・ゲル等の半固形製剤があるが、主としてアルミチ
ューブ等の包装形態が多用されている。一般的にアルミチューブ容器は、薬品保護性等確保のた
め内面に熱硬化性樹脂であるエポキシ・フェノール等の内面塗装が実施されているが、当社では
約30年前からアルミ単層の一重チューブに加え、ポリエチレン内装方式の二重チューブを開発
上市してきた。上市以来これまでにも二重チューブの改良を加えてきたが、このたび全自動一貫
ライン方式による全く新しいポリオレフィン内面粉体塗装の新アルミチューブを開発したのでそ
の概要について紹介をする。
剤形別調合装置の特徴について
特殊機化工業㈱
大久保利哉
各種剤形調合には乳化・分散・混練の重要工程があり、製品の品質に大きく影響します。
又ミキシング操作だけでなく、洗浄性や操作性も当然要求されます。
今回、特にその中心となる外用剤・液剤における調合システムを、各用途に対応した
ミキシング装置の特徴や洗浄装置などの納入事例をあわせて紹介します。
特に改正薬事にともなう委受託のニーズにも考慮された生産管理支援システムは、
操作性や品質確保を可能としています。
処方的乳化と機械的乳化―乳化・分散処方に適した攪拌羽根―
みづほ工業㈱
小林
和彦
処方的乳化(化学的乳化)は、界面化学的特性を利用する方法で、ファクターとして、界面張
力、静電気的斥力・引力、比重・密度差等がある。機械的乳化は、機械力を使用し乳化微粒子を
得る方法である。近年、処方的乳化と機械的乳化のバランスを考えることの重要性がクローズア
ップされている。また、処方的乳化においても最適な撹拌羽根形状の選定が重要となっている。
乳化剤を減少する要望も強く、機械力に依存するケースが多くなっている。
無菌外用剤(眼軟膏)の製造
日東メディック㈱
野村
出
眼軟膏剤は、結膜嚢に適用する無菌に製した軟膏剤と日局に規定されており、他の軟膏剤に比
べ無菌に製するという点に大きな特徴を有する。通常、無菌製剤を製する場合、フィルターろ過
等の手法が用いられるが、眼軟膏剤は医薬品が基剤に分散していることから調剤後の滅菌が極め
て困難である。そこで眼軟膏剤の製造は無菌的な環境で、無菌的な操作により製造することが求
められる。今回、弊社における眼軟膏剤の製造手順並びに環境管理について無菌という点を中心
に紹介する。
医薬品・外用剤(半固形)の製剤設計と工業化研究の事例について
マルホ㈱
堀沢栄次郎
外用剤の設計は,皮膚適用という投与ルートの特徴を活かす剤型として発展してきたが,近
年はアトピー性皮膚炎やかゆみ,湿疹などの局所の皮膚疾患そのものを直接治療する外用剤
(半固形)の医療ニーズが徐々に高まってきた.これらは皮膚の症状や面積など,投与部位や
薬効の発現部位に応じて工夫された薬剤治療法として,今日まで展開された.局所外用剤の設
計で重要なことは,有効性,安全性(刺激性),品質(安定性)の他に,使用性(感触)を確
保することである.そこで,マルホ㈱ 製品研究所で,実際に製品化した医薬品・外用剤(半固
形)の事例を基に,軟膏剤及びローション剤の処方化の基本的な考え方からスケールアップ,す
なわち工業化研究とプロセスバリデーションに至るまでのコンベンショナルな外用剤の設計法と
これに必要な製品化技術について概説する.