第 1 会 場 は 昨 年 と - 月刊「収集」

そ
の
仲
間
達
﹂
と
決
ま
り
ま
し
た
。
定
量
銀
貨
研
究
会
の
討
論
内
容
は
﹁
続
・
Q
b
跳
分
と
て
ご
紹
介
致
し
ま
し
た
と
﹁
Q
b
一
分
銀
と
題
し
て
頂
き
ま
す
。
そ
の
概
要
を
ご
報
告
さ
せ
送
り
頂
き
ま
し
た
。
以
下
、
こ
と
に
な
り
ま
し
た
。
ご
注
意
下
さ
い
。
案
内
し
ま
し
た
が
、
諸
般
の
事
情
か
ら
第
1
会
場
で
行
う
号
で
は
低
額
品
の
販
売
を
第
2
会
場
で
開
催
す
る
旨
、
ご
両
会
場
で
開
催
の
行
事
内
容
は
下
表
の
通
り
で
す
。
前
り
、
雨
や
日
射
し
を
避
け
て
渡
る
こ
と
が
で
き
ま
す
。
は
ス
カ
イ
ウ
エ
イ
︵
歩
行
者
専
用
道
路
︶
で
結
ば
れ
て
お
左
に
掲
載
の
地
図
で
お
わ
か
り
の
よ
う
に
、
両
ビ
ル
タ
ー
シ
テ
ィ
﹂
内
の
﹁
会
議
室
﹂
︵
地
下
1
階
︶
で
す
。
︵
26
階
︶
、
第
2
会
場
は
向
か
い
側
の
ビ
ル
﹁
品
川
イ
ン
ト
リ
ン
グ
ス
ホ
テ
ル
東
京
イ
ン
タ
ー
コ
ン
チ
ネ
ン
タ
ル
﹂
口
︶
横
の
品
川
イ
ー
ス
ト
ワ
ン
タ
ワ
ー
︵
E
1
︶
内
の
﹁
ス
ま
す
。
第
1
会
場
は
昨
年
と
同
様
、
J
R
品
川
駅
︵
港
南
今
年
の
C
C
F
は
二
つ
の
会
場
を
使
っ
て
開
催
致
し
田
秀
長
氏
か
ら
詳
細
を
お
か
ら
の
有
名
品
で
す
︵
別
b
跳
分
一
分
銀
と
し
て
昔
が
鋭
く
跳
ね
て
お
り
、
Q
分
銀
は
、
分
字
の
第
一
画
存
在
し
ま
す
が
、
こ
の
一
で
、
裏
が
b
の
一
分
銀
が
銀
に
逆
桜
記
号
の
表
が
Q
た
と
思
わ
れ
る
別
座
一
分
明
治
期
に
か
け
て
鋳
造
し
ま
す
。
つ
ま
り
、
幕
末
か
ら
で
調
査
報
告
を
行
っ
て
い
年
11
月
号
で
同
じ
テ
ー
マ
掲
写
真
︶
。
同
研
究
会
の
増
11:00 ∼ 18:00
11:00 ∼ 18:00
◎
は
弊
誌
﹃
収
集
﹄
の
平
成
23
存
じ
ま
す
が
、
同
研
究
会
ご
記
憶
の
方
が
多
い
と
講師:柘植久慶氏
14:00 ∼ 15:00
◎オークション下見
11:00 ∼ 17:00
15:00 ∼ 16:00
10:00 ∼ 17:00
10:00 ∼ 17:00
13:00 ∼ 18:00
(日本の古金銀)
(日本の近代貨幣)
◎オークション下見
10:00 ∼ 15:00
13:00 ∼ 14:00
14:00 ∼ 15:00
15:00 ∼ 16:00
9:30 ∼ 19:00
(外国貨幣)
(穴銭他)
◎オークション下見
9:00 ∼ 15:00
月刊「収集」2013 年 6月号 Vol.38 No. 6 ― 20 ―
な
い
。
な
希
少
ミ
ン
ト
が
あ
る
|
滅
多
に
出
て
こ
○
1
8
1
5
年
の
﹁
百
日
天
下
﹂
に
は
意
外
と
ス
ト
ラ
ス
ブ
ー
ル
︶
1
8
1
4
年
緊
急
貨
幣
︵
ア
ン
ト
ワ
ー
プ
○
銅
貨
|
肖
像
が
な
い
。
ら
し
い
。
ロ
・
ヘ
ッ
ド
な
ど
2
フ
ラ
ン
銀
貨
は
素
晴
○
マ
イ
ナ
ー
コ
イ
ン
に
名
品
あ
り
|
ネ
グ
あ
り
。
が
﹁
共
和
国
﹂
と
い
っ
た
興
味
深
い
箇
所
○
初
期
の
タ
イ
プ
は
要
注
意
!
﹁
皇
帝
﹂
だ
― 21 ― 月刊「収集」2013 年 6月号 Vol.38 No. 6
参
観
は
自
由
で
す
の
で
、
ふ
る
っ
て
ご
参
加
下
さ
い
。
ほ
か
に
も
下
記
の
テ
ー
マ
で
研
究
会
が
開
か
れ
ま
す
。
ど
も
使
い
解
説
さ
れ
ま
す
。
1
、
ナ
ポ
レ
オ
ン
1
世
|
第
1
執
政
リ
ー
も
織
り
混
ぜ
て
ご
紹
介
さ
れ
ま
す
。
講
演
の
概
要
は
左
の
と
お
り
で
す
。
サ
イ
ド
・
ス
ト
ー
な
お
、
発
表
当
日
は
現
品
を
展
示
し
、
拡
大
写
真
な
で
は
な
い
か
と
い
う
も
跳
分
一
分
銀
と
同
系
列
称
=
裏
z
系
︶
も
Q
b
そ
の
一
連
の
仲
間
︵
仮
段
︶
に
掲
載
の
J
z
と
分
銀
の
部
︵
96
頁
上
晋
吾
氏
編
︶
の
明
治
一
分
銀
分
類
譜
﹄
︵
浅
井
た
。
さ
ら
に
、
﹃
新
・
一
物
も
見
せ
て
頂
け
ま
し
分
、
E
f
な
ど
も
存
在
し
て
い
る
と
い
う
も
の
で
、
現
し
ま
す
。
﹂
証
す
る
と
と
も
に
、
裏
z
系
の
仲
間
た
ち
を
ご
紹
介
致
結
び
付
け
る
品
が
発
見
さ
れ
ま
し
た
の
で
、
こ
れ
を
検
ま
せ
ん
で
し
た
。
今
回
、
つ
い
に
こ
の
両
グ
ル
ー
プ
を
し
て
も
両
グ
ル
ー
プ
の
共
通
刻
印
が
見
つ
か
っ
て
お
り
異
な
も
の
で
あ
り
、
表
B
刻
印
に
し
て
も
裏
b
刻
印
に
Q
b
跳
分
一
分
銀
系
と
は
異
な
り
、
書
体
も
大
型
の
特
系
そ
っ
く
り
で
す
。
た
だ
し
、
定
刻
印
が
こ
れ
ま
で
の
風
も
明
治
期
の
書
体
を
思
わ
せ
、
ま
さ
に
Q
b
一
分
銀
b
直
交
叉
是
な
ど
が
知
ら
れ
て
お
り
、
表
裏
刻
印
の
書
が
、
同
じ
裏
z
を
持
つ
H
z
や
同
じ
定
極
印
を
持
つ
B
治
一
分
銀
の
部
に
単
独
の
立
場
で
掲
載
さ
れ
て
い
ま
す
の
で
し
た
。
こ
の
J
z
は
﹃
新
・
一
分
銀
分
類
譜
﹄
の
明
判
別
点
な
ど
を
解
説
。
り
間
違
い
や
す
い
の
で
、
両
者
を
比
較
し
な
が
ら
、
・
高
知
額
輪
肥
郭
と
本
座
広
郭
異
制
は
よ
く
似
て
お
■
天
保
通
寶
研
究
会
・
そ
の
他
・
よ
ろ
ず
相
談
会
ン
鑑
定
に
挑
戦
︶
・
鑑
定
大
会
︵
・
竜
10
銭
明
治
6
年
銘
の
変
化
紹
介
︵
予
定
︶
■
日
本
近
代
銀
貨
研
究
会
講
演
/
柘
植
久
慶
氏
5
点
の
銀
貨
の
真
贋
、
修
正
等
、
コ
イ
そ
れ
は
、
Q
b
跳
分
一
分
銀
系
と
し
て
他
に
も
C
b
跳
こ
ろ
、
大
阪
の
N
様
か
ら
貴
重
な
情
報
を
頂
き
ま
し
た
。
4
、
王
位
請
求
者
計
14
種
イ
ギ
リ
ス
王
︵
女
王
︶
に
次
ぐ
|
15
種
5
F
、
10
F
、
20
F
、
50
F
、
1
0
0
F
金
貨
20
C
、
50
C
、
1
F
、
2
F
、
5
F
銀
貨
1
C
、
2
C
、
5
C
、
10
C
銅
貨
マ
イ
ナ
ー
貨
か
ら
す
べ
て
肖
像
が
3
、
ナ
ポ
レ
オ
ン
3
世
ど
ち
ら
も
緊
急
貨
幣
と
し
て
製
造
さ
れ
た
。
4
F
60
C
9
F
20
C
18
F
40
C
○
ザ
ラ
︵
ツ
ア
ラ
︶
と
カ
ッ
タ
ロ
5
F
と
10
F
ラ
ン
ス
人
は
裏
切
者
と
し
て
扱
う
。
○
関
連
と
し
て
ベ
ル
ナ
ド
ッ
ト
元
帥
ミ
婚 ウ
ュ
約 ェ
ラ
者 ー
は
デ
ベ
素 ン
ル
晴 王
ク
し 大
い 妃
公
銀 の
、
メ デ
次
ダ ジ
い
ル レ
で
が は
ナ
あ ナ
ポ
る ポ | リ
。 レ の 王
但
し オ ち 。
、 ン 、
フ の ス
○
カ
ロ
リ
ー
ヌ
|
ジ
ョ
ア
シ
ム
・
ミ
ュ
ラ
と
結
婚
PRESS
FRAME
WEDGE ADJUSTMENT.C
FOR TOP DIE TO
ENTER COLLAR
1 ST SET
OF KNUCKLES
SWAY LEVER
2 ND SET
OF KNUCKLES
3 RD SET
OF KNUCKLES
PRESS
FRAME
CRANK SHAFT
EJECTING
CAM
TOP DIE HOLDER
PARALLEL
FEED BARS
WEDGE , A
TO ADJUST “BLOW”
を
見
て
く
る
と
、
新
規
参
入
の
期
に
わ
た
り
大
量
の
近
代
貨
幣
す
。
鑑
定
の
要
は
経
験
で
、
長
じ
て
い
る
た
め
で
も
あ
り
ま
近
代
貨
幣
の
鑑
定
に
問
題
が
生
い
の
は
、
ほ
か
な
ら
ぬ
日
本
の
今
回
、
改
め
て
話
題
に
し
た
な
ら
な
か
っ
た
よ
う
で
す
。
め
か
、
名
著
の
割
に
は
話
題
に
本
へ
の
入
荷
が
少
な
か
っ
た
た
行
し
て
い
ま
す
。
し
か
し
、
日
5
・
2
ナ
ポ
リ
40
フ
ラ
ン
金
貨
1
8
1
3
年
洋
の
打
製
貨
幣
に
当
て
さ
せ
て
頂
き
ま
す
。
開
催
さ
せ
て
頂
き
ま
す
。
ま
ず
、
最
初
の
二
〇
分
ほ
ど
を
西
イ
ン
に
。
歴
史
︶
と
い
う
格
好
の
本
を
刊
美
術
と
技
術
﹄
︵
貨
幣
製
造
の
社
が
﹃
コ
イ
ン
製
造
に
関
す
る
九
八
八
年
に
ス
ピ
ン
ク
&
サ
ン
打
製
貨
幣
に
つ
い
て
は
、
一
○
エ
リ
ー
ズ
|
夫
の
バ
ッ
チ
オ
ッ
キ
と
ル
ッ
カ
の
コ
銀
貨
︵
1
/
2
フ
ラ
ン
︶
以
上
が
肖
像
入
り
。
ク
フ
レ
ン
チ
・
ス
タ
ン
ダ
ー
ド
が
素
晴
ら
し
い
。
5
、
ナ
ポ
レ
オ
ン
関
係
三
大
名
品
て
ホ
セ
︶
年
・
1
8
1
2
年
ジ
ョ
ー
セ
フ
︵
ス
ペ
イ
ン
王
と
し
5
・
1
ス
ペ
イ
ン
3
2
0
レ
ア
ル
金
貨
1
8
1
0
す
。
た
め
に
検
討
の
末
、
右
の
テ
ー
マ
で
シ
ン
ポ
ジ
ウ
ム
を
り
ま
し
た
が
、
氏
の
事
情
に
よ
り
難
し
い
状
態
に
あ
り
ま
実
は
、
こ
の
時
間
帯
は
西
脇
康
氏
の
講
演
を
予
定
し
て
お
FEED ARMS
(TO ADJUST HEIGHT
OF DIE IN COLLAR
ANVIL BLOCK
ジ
ョ
ア
シ
ム
・
ミ
ュ
ラ
︵
発
行
数
18
枚
︶
CENTRE COLUMN
& SLIDE
WEDGE , B
ROTULE
ゲ
ー
ゼ
公
と
結
婚
。
○
ポ
リ
ー
ヌ
|
ル
ク
レ
ー
ル
将
軍
次
い
で
ボ
ル
○
ジ
ェ
ロ
ー
ム
|
ヴ
ェ
ス
ト
フ
ァ
ー
レ
ン
王
ベ
ル
○
ル
イ
|
オ
ラ
ン
ダ
王
大
型
銀
貨
三
種
が
希
少
○
ジ
ョ
セ
フ
|
ナ
ポ
リ
王
と
ス
ペ
イ
ン
王
2
、
ナ
ポ
レ
オ
ン
の
兄
弟
た
ち
20
C
、
50
C
、
1
F
、
2
F
、
5
F
銀
貨
10
C
青
銅
貨
ナ
ポ
レ
オ
ン
4
世
︵
ナ
ポ
レ
オ
ン
3
世
の
皇
太
子
︶
20
F
金
貨
○
ロ
ー
マ
、
ユ
ト
レ
ヒ
ト
、
ト
リ
ノ
、
ジ
ュ
ネ
ー
ブ
も
あ
る
。
な
ど
の
占
領
地
発
行
の
も
の
が
面
白
い
|
希
少
で
1
/
4
F
、
1
/
2
F
、
1
F
、
2
F
、
5
F
銀
貨
1
C
、
3
C
、
5
C
、
10
C
銅
貨
ナ
ポ
レ
オ
ン
2
世
︵
ナ
ポ
レ
オ
ン
1
世
の
皇
太
子
︶
1
8
1
0
年
オ
ラ
ン
ダ
20
グ
ル
デ
ン
金
貨
1
8
0
8
年
5
・
3
オ
ラ
ン
ダ
リ
エ
ク
ス
ダ
ー
レ
ル
銀
貨
ル
イ
月刊「収集」2013 年 6月号 Vol.38 No. 6 ― 22 ―
の
貨
幣
﹄
︵
全
11
巻
︶
で
し
ょ
う
か
。
場
合
は
、
日
本
銀
行
調
査
局
が
編
纂
し
た
﹃
図
録
・
日
本
研
究
部
編
、
全
8
巻
︶
が
軸
に
な
る
で
し
ょ
う
。
日
本
の
場
合
は
、
﹃
上
海
博
物
館
蔵
銭
幣
﹄
︵
上
海
博
物
館
青
銅
器
紹
介
し
た
書
物
は
な
い
よ
う
で
す
。
そ
れ
で
も
中
国
銭
の
鋳
造
貨
幣
の
場
合
、
そ
の
製
造
法
を
全
史
に
わ
た
っ
て
を
編
纂
し
て
い
ま
す
。
そ
こ
に
は
一
点
だ
け
鋳
銭
用
具
で
同
書
は
﹁
銭
範
﹂
編
に
続
き
、
﹁
魏
・
晉
・
隋
・
唐
銭
幣
﹂
即
、
壊
す
た
め
後
に
は
何
も
留
め
な
い
﹂
と
あ
り
ま
す
。
砂
法
に
移
り
ま
す
。
﹁
飜
砂
法
で
使
う
砂
範
は
使
用
後
、
但
し
、
銭
範
に
よ
る
製
造
は
隋
唐
時
代
で
終
わ
り
、
飜
粘
土
の
類
を
塗
り
込
み
範
を
得
た
の
で
し
ょ
う
。
い
た
時
代
で
す
。
発
掘
さ
れ
た
銭
範
は
数
千
点
に
の
ぼ
る
れ
た
鉄
銭
で
、
中
原
地
区
で
は
既
に
飜
砂
法
が
普
及
し
て
四
二
︶
に
製
造
さ
間
︵
九
三
九
∼
九
対
岸
︶
で
永
隆
年
国
︵
現
台
湾
の
認
さ
せ
て
く
れ
ま
す
︵
写
真
︶
。
こ
の
発
掘
を
め
ぐ
り
さ
れ
た
永
隆
通
寶
の
銭
範
が
、
そ
の
原
理
を
再
確
実
は
、
一
九
七
二
年
に
中
国
の
泉
州
市
で
発
掘
る
こ
と
が
で
き
ま
す
。
日
本
の
貨
幣
︵
3
︶
﹄
の
﹁
銭
座
絵
巻
﹂
等
か
ら
知
撰
︶
か
ら
知
る
こ
と
が
で
き
、
日
本
版
は
﹃
図
録
・
飜
砂
法
そ
の
も
の
は
、
﹃
天
工
開
物
﹄
︵
宋
應
星
大
観
通
寶
銭
︵
小
平
︶
が
掲
載
さ
れ
て
い
ま
す
。
拓
本
が
掲
載
さ
れ
て
お
り
、
﹁
銅
母
﹂
は
一
点
だ
け
﹁
鉄
母
﹂
︵
鉄
銭
を
製
造
す
る
た
め
の
銅
製
母
銭
︶
の
次
の
﹁
宋
・
遼
・
金
・
西
夏
銭
幣
﹂
に
は
多
数
の
同
書
の
﹁
凡
例
﹂
に
従
え
ば
材
質
は
銅
で
す
。
あ
る
母
銭
︵
乾
元
重
寳
︶
が
掲
載
さ
れ
て
い
ま
す
︵
拓
2
︶
。
の
か
等
、
少
し
討
論
し
て
頂
け
た
ら
と
考
え
て
い
ま
す
。
紹
介
方
々
、
鉄
母
と
銅
母
を
同
列
に
論
じ
て
問
題
が
な
い
田
晋
一
氏
が
触
れ
ら
れ
て
い
ま
す
。
以
上
、
諸
文
献
の
ご
課
題
に
な
り
ま
し
た
。
二
〇
一
一
年
に
は
﹃
貨
幣
﹄
誌
で
川
れ
、
日
本
で
提
唱
さ
れ
て
き
た
﹁
活
字
母
式
﹂
製
法
も
検
討
一
九
九
九
年
に
宋
朝
銭
の
木
質
彫
母
が
四
川
で
発
見
さ
が
想
定
さ
れ
て
い
ま
す
。
隆
通
寶
の
範
の
実
物
を
ご
提
示
致
し
ま
す
︶
。
母
銭
は
木
製
想
定
さ
れ
る
製
法
は
極
め
て
幾
何
学
的
で
す
︵
当
日
、
永
て
の
選
択
と
思
わ
れ
ま
す
。
い
さ
さ
か
原
始
的
で
す
が
、
か
っ
た
と
は
考
え
に
く
く
、
鋳
銭
量
や
工
期
等
を
勘
案
し
さ
れ
て
い
ま
す
。
一
度
に
複
数
鋳
銭
す
る
方
法
を
知
ら
な
よ
う
で
す
が
、
驚
い
た
こ
と
に
、
い
ず
れ
も
単
体
で
製
造
― 23 ― 月刊「収集」2013 年 6月号 Vol.38 No. 6
九
三
九
年
に
使
用
さ
れ
た
コ
イ
ン
プ
レ
ス
機
の
一
例
で
す
。
と
一
致
す
る
よ
う
で
す
。
別
掲
の
図
面
は
一
七
八
〇
∼
一
す
。
か
な
り
の
率
で
、
こ
れ
は
と
い
う
識
者
の
方
の
判
断
法
の
把
握
は
、
両
者
の
識
別
に
か
な
り
有
効
と
思
わ
れ
ま
で
す
。
私
事
に
わ
た
り
恐
縮
で
す
が
、
近
代
貨
幣
の
製
造
品
と
突
き
合
わ
せ
れ
ば
、
そ
の
違
い
は
一
目
瞭
然
な
こ
と
い
っ
て
よ
い
で
し
ょ
う
。
救
い
は
、
ど
ん
な
贋
物
も
真
正
し
か
し
、
こ
う
い
っ
た
経
験
を
持
つ
方
は
、
稀
れ
と
贋
物
を
﹁
変
だ
﹂
と
直
感
出
来
る
よ
う
で
す
。
裏
面
が
据
え
ら
れ
て
い
た
と
み
ら
れ
ま
す
。
こ
の
母
範
に
拓
1
か
ら
窺
え
ま
す
。
左
側
の
四
角
形
の
所
に
五
銖
銭
の
製
法
と
知
る
こ
と
が
で
き
ま
す
。
模
の
造
り
方
の
一
端
は
そ
れ
は
範
と
模
の
い
ず
れ
か
で
あ
り
、
実
に
シ
ン
プ
ル
な
同
書
は
都
合
三
六
六
点
の
拓
本
を
紹
介
し
て
い
ま
す
が
、
模
具
で
あ
る
。
前
者
は
陰
刻
、
後
者
は
陽
刻
で
あ
る
。
﹂
幣
を
造
る
の
が
範
で
、
模
は
母
範
と
も
言
い
、
範
を
造
る
す
。
﹁
銭
範
と
は
古
代
貨
幣
の
範
と
模
の
総
称
で
、
直
接
銭
ま
す
。
﹁
前
言
﹂
は
銭
範
を
次
の
よ
う
に
定
義
し
て
い
ま
﹃
上
海
博
物
館
蔵
銭
幣
﹄
の
一
冊
に
﹁
銭
範
﹂
編
が
あ
り
永
隆
通
寶
は
幣
﹄
に
掲
載
。
〇
五
年
﹃
中
国
銭
す
。
詳
細
は
二
〇
定
さ
れ
て
い
ま
の
進
め
方
が
想
が
開
か
れ
、
製
範
の
専
題
検
討
会
﹂
﹁
永
隆
通
寶
銭
範
二
〇
〇
三
年
に
月刊「収集」2013 年 6月号 Vol.38 No. 6 ― 24 ―
― 25 ― 月刊「収集」2013 年 6月号 Vol.38 No. 6