指導マニュアル.cwk (WP) - 青森県保険医協会

2010(平成22年度)「行政指導」の留意点
その1「指導」概要について
〈実施方法〉
県内の医療機関に対する「行政指導」は
・一カ所に集めた集団による講習会形式
大きく分けて
で当日の持参物等はない。
1「集団指導」(県と地方厚生局が実施)
〈実施時期〉
2「新規個別指導」 ( 〃 ) ・未定(年度内)
3「集団的個別指導」( 〃 )
4「個別指導」 ( 〃 )
2「新規個別指導」(開業後1年以内) その他
〈対象者〉
5特定共同指導(県と厚労省が実施)
・平成21年4月 平成22年3月までに
6共同指導 ( 〃 )
東北厚生局青森事務所に新規に指定
がある。
された保険医療機関が対象。
※地方厚生局とは東北厚生局青森事務所
〈実施方法〉
旧 青森社会保険事務局のこと。
※5の特定共同指導とは大学病院など
・青森、弘前、八戸3会場に分けて実施
個別面談方式、持参物等あり。
特定機能病院、臨床研修病院が該当。
実施通知は3週間前、持参カルテ指定
上記1
・指導結果は、概ね妥当、経過観察
4を指導する行政機関は、国保
側として青森県、社保側として東北厚生局
青森事務所が担当する。
上記6の共同指導は、主に高点数により
集団的個別指導に該当した医療機関から数
件選定されるが、特定機能病院→医科→歯
科→調剤薬局の流れで、年一回いずれか実
施される。昨年は県内の歯科診療所四件に
対し実査された。よって今年は、調剤薬局
が予定され、昨年の集団的個別指導に選定
された中から数件の薬局に実施される。
その2 それぞれの指導方法
【平成22年度指導計画より】
1「集団指導」
〈対象者〉
・平成21年9月 平成22年8月までに
東北厚生局青森事務所に新規に登録
された保険医が対象。
は4開庁日前に10件分FAXで指定。
再指導、その他いずれかとなる。
〈実施時期〉
不開示(平成23年2月までに終了)
3「集団的個別指導」
〈対象者〉
・基準点数等は別紙 表1参照
・平成21年4月 平成22年3月の間の
対象月6ヶ月の平均点数が、高点数と
なった医療機関数から診療科毎に県内
医療機関数の上位8%を超えない数が
対象となる。基準点数は保険医新聞 7/1号に掲載。(対象月は不開示)
〈実施方法〉
・一カ所に集めた講習会形式。
・今年度は、病院6件、医科診療所42件
歯科診療所49件、調剤薬局44件が
すでに選定されている。(欠席含)
・今回選定された医療機関は、平成23年
青森県保険医協会 審査指導対策部 電話017-722-5483 F017-774-1326
2010(平成22年度)「行政指導」の留意点
度1年間のうちの対象月に、なおも高
別紙 表1並びに表2の説明】
点数に該当した約上位半数が平成24年
度に予定される「個別指導」に移行す
【表1の説明】
る。(対象月は不開示)
②県内区分毎医療機関数。
〈実施時期〉
③区分毎の平均点数で病院は入院点数、
平成22年11月中に実施予定
医科・歯科は、診療科毎の外来レセプ
ト1枚当たりの平均点数。
4「個別指導」 社保・国保・後高あわせた6ヶ月分を
〈対象者〉
抽出し月平均したもの。 ・平成20年度に実施された「集団的個別
④病院は出た平均点を1・1倍したもの
指導」を受けた医療機関のうち平成21
医科、歯科、調剤は平均点数を1・2
年度の平均点数がなお高点数となって
倍したものが基準点数となる。この点
いる医療機関で、約半数が個別指導に
数を超えた医療機関が今年度「集団 移行する。
的個別指導」対象となる。
・情報提供があり、個別指導が必要と
⑤は修正後該当した機関数。
判断された医療機関は、上記高点数よ
⑥は除外規定(前年、前々年に個別指導
り優先して実施される。
を受けた機関とレセプト月十件以下の
・その他、再指導、前回欠席者など対象
機関が除外)に該当した機関数。
〈実施方法〉
⑦集団的個別指導選定要件として、区分
・青森、弘前、八戸を会場に平成22年度
毎に県内医療機関数の8%を超えない
内に実施される。
医療機関を選定すると指導大綱にある
〈実施時期〉
ため、その件数を示したもの。
・7月以降(年度内) ⑧これらの選定基準から最終的に決定し
指導通知は3週間前
た今年の「集団的個別指導件数。
患者リスト(カルテ)、持参物等指定
※なお、院外処方、院内処方機関で格差
は30件分と多い。
が生じることから、格差是正した上で
ア.4開庁日前に15件分
双方から公平に選定されることになる
イ.指導日前日に15件が
が、今年はその処方格差数は不開示と
ファクシミリで指定される。
なっている。
【注】
平成21年度までの個別指導時では、患者
【表2の説明】
名など30件の指定は「3開庁日前」にす
2010(平成22)年度 指導計画 べて示されていたため、カルテとレセの
日頃のカルテ記載と請求レセプトとの突号
突号など十分ではないがあるていど準備
が肝要である。指導通知が来たら保険医協
することができたが、今年度は半分が指
会にご相談いただきたい。
導日の前日にFAXで示される。
(青森県保険医協会 指導対策部)
青森県保険医協会 審査指導対策部 電話017-722-5483 F017-774-1326