取扱説明書 - M-System

R7ML − DC16D
リモートI/O R7 シリーズ
MECHATROLINK-Ⅰ/Ⅱ用、PNP 対応、短絡保護機能付
取扱説明書 トランジスタ 16 点出力ユニット
形 式
R7ML ー DC16D
ご使用いただく前に
ご注意事項
このたびは、エム・システム技研の製品をお買い上げ
いただき誠にありがとうございます。本器をご使用いた
だく前に、下記事項をご確認下さい。
● EC 指令適合品としてご使用の場合
・通信ケーブルはフェライトコア付 MECHATROLINK-Ⅱ
通信ケーブル(JEPMC-W6003- □ -E 安川コントロー
ル株式会社または相当品)を取付けて下さい。
・FG 端子を接地して下さい。
・お客様の装置に実際に組込んだ際に、規格を満足させる
ために必要な対策は、ご使用になる制御盤の構成、接
続される他の機器との関係、配線等により変化するこ
とがあります。従って、お客様にて装置全体で CE マー
キングへの適合を確認していただく必要があります。
●取扱いについて
・本体の取外し、または取付けを行う場合は、危険防止
のため必ず、電源および入力信号を遮断して下さい。
●設置について
・屋内でご使用下さい。
・塵埃、金属粉などの多いところでは、防塵設計のきょ
う体に収納し、放熱対策を施して下さい。
・振動、衝撃は故障の原因となることがあるため極力避
けて下さい。
・周囲温度が 0 ∼ 55℃を超えるような場所、周囲湿度が
30 ∼ 90 % RH を超えるような場所や結露するような
場所でのご使用は、寿命・動作に影響しますので避け
て下さい。
●配線について
・配線(電源線、入力信号線、出力信号線)は、ノイズ発
生源(リレー駆動線、高周波ラインなど)の近くに設置
しないで下さい。
・ノイズが重畳している配線と共に結束したり、同一ダ
クト内に収納することは避けて下さい。
・FG 端子は保護接地端子(Protective Conductor
Terminal)ではありません。
■梱包内容を確認して下さい
・接点出力ユニット ....................................................1 台
■形式を確認して下さい
お手元の製品がご注文された形式かどうか、スペック
表示で形式と仕様を確認して下さい。
■取扱説明書の記載内容について
本取扱説明書は本器の取扱い方法、外部結線および簡
単な保守方法について記載したものです。
NM-7805-X 初版 P1/5
R7ML − DC16D
各部の名称
■前面図
④動作モード設定用ディップスイッチ(SW1)
③MECHATROLINK設定用ロータリスイッチ
⑤コンフィギュレータ設定用コネクタ
②局アドレス設定用ロータリスイッチ
⑥接点出力状態表示LED
①状態表示LED
EF01
STATION ADD.
4
5
1
6
2
1 2 3 4 5 6 7 8
CNFG.
B.RATE
7
3
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
456
23
2345
8
67 9
78
X1
8
67 9
CD
AB
SD
X10
CD
AB
RUN
RD
2345
ERR
EF01
PWR
901
⑦MECHATROLINK
接続用コネクタ
10 11 12 13 14 15 16 17 18
1
2
3
⑧供給電源用端子台
4
5
6
7
8
9
⑨出力用端子台
■左側面図
⑦MECHATROLINK
接続用コネクタ
NM-7805-X 初版 P2/5
R7ML − DC16D
■状態表示 LED
状態表示 LED
PWR
RUN
ERR
SD
RD
表示色
緑色
緑色
赤色
緑色
緑色
動 作
内部 5V 正常時点灯
正常通信時点灯
設定異常時、未通信時点灯
データ送信時点灯
データ受信時点灯
■接点出力状態表示
接点出力ユニットは、各出力の状態を LED で表示し
ます。
ON :点灯
OFF:消灯
■電源端子配列
■供給電源の配線
■局アドレス設定
局アドレス(16 進数)の上位桁を左のロータリスイッ
チで、下位桁を右のロータリスイッチで設定します(60H
∼ 7FH * 1)。
(工場出荷時設定:60H)
45
23
89
67 A
0
EF 1
45
23
①NC
②NC
③FG
④NC
⑤NC
⑥+24V
⑦0V
BCD
BCD
89
67 A
4
5
6
7
NC
NC +24V 0V
1
2
3
NC
NC
FG
−
−
FG
−
−
供給電源(24V DC)
供給電源(0V)
0
EF 1
局アドレス設定(下位)
局アドレス設定(上位)
■出力端子配列
10
11
12
13
14
15
16
17
18
+24V Y1
Y3
Y5
Y7
Y9
YB
YD
YF
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0V
Y0
Y2
Y4
Y6
Y8
YA
YC
YE
* 1、 R7ML はインテリジェント I/O タイプのため、局アド
レスは 60H ∼ 7FH に設定して下さい。マスタユニット
により、設定できない局アドレスがあります。マスタユ
ニットの取扱説明書にてご確認下さい。
■ MECHATROLINK の設定
MECHATROLINK- Ⅰまたは MECHATROLINK- Ⅱ
と伝送バイト数を 1 桁のロータリースイッチで設定しま
す。
(2 および 4 ∼ 9 は未使用です。必ず 0、1 または 3
に設定して下さい。)
(工場出荷時設定:1)
456
23
78
0:MECHATROLINK-Ⅱ(32バイトモード)
1:MECHATROLINK-Ⅱ(17バイトモード)
3:MECHATROLINK-Ⅰ(17バイトモード)
端子
端子
信号名 機 能
信号名
番号
番号
1
0V
0V
10
+24V
2
Y0
出力 0
11
Y1
機 能
24 V DC( 出力コモン)
出力 1
3
Y2
出力 2
12
Y3
出力 3
4
Y4
出力 4
13
Y5
出力 5
5
Y6
出力 6
14
Y7
出力 7
6
Y8
出力 8
15
Y9
出力 9
7
YA
出力 10
16
YB
出力 11
8
YC
出力 12
17
YD
出力 13
9
YE
出力 14
18
YF
出力 15
901
MECHATROLINKの設定
■増設ユニットとの組合わせ
全ての増設ユニットと接続が可能です。
■動作モード設定
●増設設定(SW1-1、2)
SW1-1
OFF
ON
OFF
SW1-2
OFF
OFF
ON
増 設
増設なし(*)
接点入力 8 点/ 16 点
接点出力 8 点/ 16 点
●通信断時出力設定(SW1-4)
SW1-4
OFF
ON
通信断時出力
出力クリア(出力を OFF)
出力保持(前回正常受信データを保持)(*)
(*)は工場出荷時の設定
注)SW1-3、5、6、7、8 は未使用。未使用のディップスイッ
チは必ず“OFF”にして下さい。
NM-7805-X 初版 P3/5
R7ML − DC16D
接 続
各端子の接続は下図を参考にして行って下さい。
外形寸法図(単位:mm)
115
17
54
18.5
3
50
DINレール
(35mm幅)
4
5
6
7
3
※1
10 11 12 13 14 15 16 17 18
1
2
3
4
5
6
7
8
9
3
2
5.5
コ
ネ
ク
タ
75
6
7−M3 供給電源端子ねじ
6
18−M3出力用
端子ねじ
※1
コ
ネ
ク
タ
10 +24V
M EC H ATRO L I N K
コネクタ
2 Y0
3 Y2
4 Y4
5 Y6
6 Y8
※1
7 YA
30
7 YA
8 YC
9 YE
11 Y1
12 Y3
13 Y5
FG 3
14 Y7
DC24V 6
15 Y9
0V 7
16 YB
M ECH ATRO L INK
コネクタ
17 YD
18 YF
1 0V
11 Y1
FG 3
14 Y7
24V DC 6
15 Y9
0V 7
16 YB
17 YD
18 YF
(5)
6 Y8
9 YE
13 Y5
3 Y2
5 Y6
8 YC
12 Y3
2 Y0
4 Y4
MECHATROLINK
※1
端子接続図
10 +24V
MECHATROLINK
1
※1、MECHATROLINKコネクタは内部で接続されています
ので、通信ケーブルはどちらにも接続できます。
■出力部接続例
+24V 10
+
−
0V 1
Y0 2
1 0V
※1、MECHATROLINKコネクタは内部で接続されています
ので、通信ケーブルはどちらにも接続できます。
YF 18
■出力部接続例
+24V 10
+
−
0V 1
Y0 2
NM-7805-X 初版 P4/5
R7ML − DC16D
配
線
■圧着端子
圧着端子は、下図の寸法範囲のものを使用して下さい。
また、Y 形端子を使用される場合も適用寸法は下図に準
じます。
推奨圧着端子:R 1.25 − 3(日本圧着端子、ニチフ)
・適 合 電 線:0.3 ∼ 0.75 mm2
3max
4min
6max
φ3.2
12max
保
証
本器は、厳密な社内検査を経て出荷されておりますが、
万一製造上の不備による故障、または運送中の事故、出
荷後 3 年以内正常な使用状態における故障の際は、ご返
送いただければ交換品を発送します。
NM-7805-X 初版 P5/5