見つけた !平戸の元 ▼協働によるまちづくり ﹁さつき会 若葉グループ﹂ No.3 食材を子どもたちに知ってもらう良 い機会になりました。 また、生月町は、江戸時代、西日 本最大規模を誇った捕鯨の益富組の 本拠地で、現在も鯨料理や勇魚捕唄 などが語り継がれています。今年度 の 活 動 は、観 光 客 が お 土 産 に で き る ような鯨の加工品がないことに着目 市内の学校栄養職員に助言や指導 のニーズ調査を行った結果と併せて、 ∼お母さんたちの力で特産品を∼ を受けながら、メニュー献立試食会 気 して、加工品開発に取り組むように ﹁さつき会若葉グループ﹂は、地元 を開催し、子どもが好んで食べてく しました。 でとれた農産物を活かした弁当や惣 20 まずは、観光客に対して鯨加工品 菜を販売し、生月町内で地産地消を 館や料飲業者が中心となって鯨料理 他市の鯨加工品を取り寄せて特産品 生 月 小 学 校2 年 生 が そ の 日 に 書 い の開発に取り組んでいる団体で、鯨 れ る よ う な﹁生 月 の ツ ワ﹂の 新 メ た 給 食 感 想 文 で は、﹁お 母 さ ん と 一 に関する加工の知識が豊富。現在は、 た。﹁生月勇魚倶楽部﹂は、生月の旅 緒 に 料 理 し て 食 べ た い﹂ ﹁生 月 に こ ん 全 員 も﹁生 月 勇 魚 倶 楽 部﹂の 会 員 と ﹁さつき会若葉グループ﹂のメンバー してもらいました。 なおいしいツワがあるとは知らな して協力体制を強化しています。 将来的には、観光客のお土産だけ でなく、市民のみなさんが贈答品と して送ることのできる特産品になれ ば と 頑 張 っ て い ま す。現 在、 ﹁さ つ き 会 若 葉 グ ル ー プ﹂も 所 属 す る﹁生 月 勇 魚 倶 楽 部﹂で は、一 般 会 員 を 募 集しています。鯨の加工品開発に興 戸石川町のハウス農園で、 「夢とまと」の生産 に取り組んでいる「トマト家十人会」 (南沢茂事 務局長)が、県内でもあまり例のない、トマト の水耕栽培を行っています。 「夢とまと」は、味 が濃く糖度が高いのが特徴で、水耕栽培によっ て地下水と養分のみで栽培し、農薬を一切使用 しないので、安心安全なおいしいトマトです。 平成 16 年から栽培に取り組み、ハウスを改良 するなど工夫を重ねながら、1株で年間1万個 の収穫が期待できる技術を確立されました。今 年は見事に育ち、実がびっしりとなりました。 かった﹂などの感想が出され、地元の ▲給食の新メニューとして 出 さ れ た「ツ ワ の 五 目 ご は ん」 。子どもたちに「おいし い」と大変好評を得ました。 推進しているグループです。 ※母体である「さつき会」は、3つに分かれて、それぞれ のグループで地元の食材を使った商品を作っています。 味のある人は、ぜひご協力ください。 しっかり実った水耕栽培の「夢とまと」 弁当 オードブル 惣菜一式 開発の試食会を開くことにしていま しかし、﹁さつき会若葉グループ﹂ 7月11日、田平町民センター で、 「がわっぱ祭り」が行われ、 小学生ら約 200 人が参加しまし た。田平町内に伝わる「いたず らカッパ」が子どもに相撲をし ようと誘い、川に引きずり込む などのいたずらを続けたため、 寺の和尚に石で封じ込められた 伝説にまつわる祭り。時折、激 しい雨が降る中、みこしを引い て町内をパレードし、カッパ供 養塔前で水難事故防止を祈願。 そ の 後、同 セ ン タ ー で 総 延 長 25m のかっぱ巻きづくりや頭 にカッパの皿を載せて片足立ち でひもを引き合う「がわっぱ相 撲」に 100 人の子どもたちが挑 戦しました。 団子一般 かんころもち ニュー4 品を作り出し、それぞれの だ け で は 鯨 に 関 す る 知 識 が 少 な く、 鉄火味噌 味噌 おこし 年度には、母体組織である 生月学校給食共同調理場管内の小 加 工 品 開 発 が 難 し い こ と か ら、 ﹁生 づくりに挑戦! 若葉 グループ 平成 中 学 校 に は、3 月 2 日 に﹁ツ ワ の 五 月 勇 魚 倶 楽 部﹂に 協 力 を 依 頼 し ま し 25mのかっぱ巻き 団子 グループ す。 ほどおいしいと評判の﹁生月のツワ﹂ 目 ご は ん﹂が 出 さ れ、児 童・生 徒 の みつば グループ 学 校 給 食 共 同 調 理 場 へ 提 供 し ま し た。 を学校給食のメニューに加えようと みなさんには、地元の旬の味を堪能 さつき会 ﹁さつき会﹂が、町外の人が採取する 取り組みました。 ■さつき会構成図 貴重な「平戸黄ユリ」が見事に開花しました 7月1日、北松農業高校園芸科学科の代表生 徒2人が市役所を訪れ、白濵市長に「平戸黄ユ リ」の増殖成功の報告をしました。このユリは、 「コオニユリ」の変種で、小ぶりの黄色い花が特 徴です。古くから「黄平戸」の名で知られていま したが、昭和 36 年にほぼ全滅。平成 12 年に3 株だけ発見されたものを、同校のバイオ技術に より、約50株まで増殖に成功。生徒たちは、 「もっ と増やして商店街や公園に植えたい」と話して いました。7月1日から 15 日までの約2週間、 市役所玄関に展示しました。 「生月勇魚倶楽部(一般会員) 」募集! 生月勇魚倶楽部では、鯨料理の新メニュー開 発や鯨食の普及、お食事会、各種イベントでの 鯨料理販売などを一緒に行っていただける市民 のみなさんを募集しています。 鯨食に関し興味のある人は、下記までご連絡 ください。 ■年会費 2,000 円 ■連絡先 生月勇魚倶楽部 会長 外山 弘 〒859‐5705 生月町舘浦 6 ☎53‐1150 ■URL http://ikitsukiisana.jp/ お問い合わせ 25 Hirado City Public Relations,2009.8 企画課地域協働推進班(☎内線 2333) さつき会若葉グループ (後列)富岡美加代さん、田中ムメ子さん、蜜山祥子さん (前列)蜜山栄子さん(リーダー) 、神田なおみさん、吉永延子さん 広報ひらど 平成21年8月号 24
© Copyright 2024 ExpyDoc