ÿþM i c r o s o f t W o r d - g a k k o u - h y o u k a

(熊本県立ひのくに高等支援学校)学校
平成25年度学校評価
1 学校教育目標
生徒一人一人の能力・特性に応じたきめ細かな指導に配慮しながら、生徒の自律的、主体的な態度を尊重し、社会自立・職業自立のための教育を
行う。
2 本年度の重点目標
(1)働く活動や体力づくりをとおして、“個としての働く力”をつける。
(2)高校生として求められる社会性、協調性を育成する。
(3)規範意識や規律性など“社会の一員としての素養”を身につける。
(4)一人の大人として、また、社会人、職業人としての育成を目指す。
(5)できないのではなく、自立的生活経験が少ない生徒ととらえる。
(6)軽度の知的障がいのある高校生として対応する。
(7)生徒と深い信頼関係に立った支援に努める。
(8)理論に基づいた体験重視の教育活動を実践する。
(9)キャリア教育を推進し、全職員で進路保障にむけて取り組む。
3 自己評価総括表
評価項目
大項目
小項目
教育活動の充実と学
学校経営
校の活性化
専門学科に係る人材
の育成
評価の観点
具体的目標
社会自立・職業自立 ・教科指導力の向上
に向けた教育実践 ・生徒指導力の向上
研修システムの見
直しによる人材育
成
具体的方策
・夏期休業中の指導力
向上研修及び生徒指導
力研修を行う。
・専門学科後継者の育 ・専門学科主任による
成
授業実践を通しての技
術の習得の場を設定す
る。
評
3
3
価
成果と課題
・国語、数学において実施した
が、同じ題材のもとで生徒の実
態をふまた授業づくり等の意
見交換ができた。次年度も継続
していきたい。
・窯業科、皮革工芸において実
施した。どちらも10名以上の
参加者があった。知識・技術の
習得や各工程についての研修
ができた。
開かれた学校づくり 校外に向けた啓発
・各行事については、 ・各学科・分掌部等か
新聞社等に事前に発 らの取組内容を把握し、
信を行うようにする。 地域への発信を行う。
・マスコミ等への発
3
信及び10回の掲載を
心がける。
・総務部と関係分掌部
・公開授業を企業等に が連携を図り、年1回
向けて年1回実施する 実施する。
授業の充実
キャリア教
育
(進路指導)
指導力向上
校内研修を通した
授業研究と授業実
践
・全員参加の授業力向
上研修を夏期休業中
に1回実施する。
・1、2年生において
授業研究会をそれぞ
れ1回実施する。
・アンケートを実施し
職員の希望を取り入れ
ながら、国語と数学の
授業方法を研究し、実
践に生かす。
・1年生は人権教育、
2年生は生活社会で研
究授業を行い、授業方
法の検討を行う。
社 会 で 働 く 力 の 育 成 事業所等の意見・要 企 業 参 加 に よ る 公 開 ・実習先や就職先など
と向上
望 の 授 業 へ の フ ィ 授 業 を 2 学 期 に 1 回 をリストアップし、よ
ードバック
実施する。
り多くの企業に参加を
呼び掛ける。
・会社と本校職員との
意見交換を行い生徒理
解を図るとともに企業
の求めるものを確認す
る。
3
3
・生徒の学習活動の様子をマス
コミ等に発信し、新聞に12回
・生徒作文が6回掲載された。
テレビ放映が1回あったこと
で校外に向けた啓発ができた。
・「教育くまもと」に2回、教
育委員会のHPに掲載された。
・関係部分掌部との連携を図り
、11月に実施した。企業の方
(26社、35人の参加)に本
校の取組や生徒の様子、生徒と
の情報交換も行ったことは啓
発に繋がった。
企業からの反響も大きく次年
度も取り組んでいきたい。
・授業力向上研修は、職員の希
望を十分取り入れることはで
きなかったものの、全員参加の
研修を実施することができた。
来年度は、外部講師を依頼し、
また別の視点からアドバイス
をいただきながら、授業力向上
を図りたい。
・1、2年とも研究授業を実施
し、授業内容や指導方法につい
て検討を行うことができた。来
年度も教科を変えて実施した
い。
・多くの企業が参加し、生徒理
解につながった。今後は実習や
就職につなげていきたい。
3
目 的 意 識 を 持 っ た 授 進 路 指 導 と 各 教 科 「 進 路 指 導 基 本 方 針 ・指導要領や他校の進
業の展開
等 と の 関 連 性 を 明 と重点目標」を作成し 路指導指針を参考に作
示する。
、進路指導と各教科等 成する。
との関連性を整理す
る。
保護者等との連携
生活指導の充実
生徒(生活)指導
生徒会活動の充実
保護者、担任等との 個人面談、学年・学級 ・各学年、学科等を中
面談の実施
懇談会等の充実
心として立案、計画し
学校全体として取り組
む。
事件・事故を未然に ・生徒指導講話、研修 ・生徒情報を共有化す
防ぐ講話、研修等の の実施。また職員間で る態勢を整え、職員の
実施
生徒指導の情報を共有 共通理解や研修等を通
化し、問題行動を未然 じて、問題行動を未然
に防ぐ。
に防ぐ指導・支援を行
う。また講話について
は連休、長期休業前等
に実施する。・学年集
会、全校集会毎に社会
規範について講話を行
う。
生徒会主体の活動
の実施
・挨拶運動、整容、交 ・学期毎に生徒会で立
通安全運動等を計画、 案・計画し、教師と共
実施する。
に活動を行う。
3
3
3
3
・「進路指導基本方針と重点目
標」を作成できた。次年度の学
校経営案に盛り込んでいきた
い。
・進路指導と各教科との関連に
ついての説明がまだ十分では
ないので、次年度はさらに詰め
て行きたい。
・学年主導で全員の進路関係の
面談が実施できた。特別な配慮
が必要な場合には随時個別に
実施した。
・職員朝会等で、生徒に係わ
る情報を極力出していただい
た。問題行動については、前
年度と同等数であった。今年
度特に、同じ生徒が問題事例
を繰り返すことが多かった。
また今年度は全校集会次の
生徒指導講話をはじめ、タイ
ムリーに注意をするようにし
た。終業式での生徒指導講話
等は昨年に引き続きおこなっ
ている。研修については、冬
休みに生徒相談部研修に共催
をした。
・今年度、生徒会執行部で校内
での挨拶運動や各種行事を主
体的に取り組んだ。外部での表
彰や会議参加など活躍する場
面も多く作れた。
人権教育の
推進
命を大切にする心育む 生徒の実態に応じ
指導
た人権学習の実施
生徒の人権意識の高
揚
地域支援
地域の特別支援教育
の推進に寄与する
生徒への人権標語
の意識づけと規範
意識の高揚
・命を大切にする心育 ・個別面談や事前アン
む指導をふまえ、年3 ケート等をふまえ、年
回の授業を実施
3回の人権教育につな
げる。
・「命を大切にする心
」を育む指導プログラ
ムを参考にし、各学年
で計画的に実施する。
人 権 標 語 の 募 集 と 授 ・人権標語を教室に掲
業への活用
示したり、週計画に掲
載したりする。
・朝HR等でも取り上げ
生徒への意識づけを図
る。
3
・全生徒で標語作りに取り組
み、優秀作品を人権集会で発表
するなど、各クラスにおける取
り組みの過程に大きな意義が
あった。
・今後は、人権標語の教室掲示
や、週計画への掲載等を通して
、生徒たちの目に常に触れるよ
うに心がけ、人権に対する意識
を一層高めていきたい。
・地域特別支援連携 ・年2回の連携協議会 ・地域特別支援連携協
協議会及び特別支 を円滑に運営すると 議会の事務局校とし
援教育セミナーの ともに、有意義なセ て、教育事務所等と協
企画・運営
ミナーを企画し、開 力しながら、円滑な企
催する。
画・運営を行う。
・特別支援教育基礎 ・夏季休業中に1日間 ・特別支援学級担当者
講座の開催
開催する。
を対象にした基礎講
座を有意義なものに
する。
校内教育相談体制の
なお一層の充実
3
・個別面談やアンケートを実施
し、生徒に実態を踏まえた人権
教育がなされた。
・命を大切にする指導は、各学
年で計画的に実施することが
できた。本年度実施した内容は
、実践集に掲載し、来年度の参
考にしていきたい。
・「ケースミーティ ・「ケースミーティン ・事前の準備を不要と
ング」の導入
グ」を新設し、フッ した「ケースミーティ
トワークの軽い「チ ング」を導入し、気軽
ーム」での支援を目 に相談できる雰囲気
指す。
を作るとともに、チー
ムでの問題解決を図
3
2
・特別支援教育セミナーには約
340人が参加し、事後アンケー
ト提出者の97%以上から肯定
的に評価された。一方、連携
協議会の年間予算については
再考する必要がある。
・特別支援教育基礎講座は7月
29日に4講座を開講し、参加者
16名は充実した研修を積むこ
とができた。事後アンケート
の感想においても概ね好評で
あった。
・「ケースミーティング」の開
催は 12 月 6 日現在で 1 回にと
どまっている。しかも、その
内容、事後の情報共有や役割
分担などが不充分で、有益な
ものにはならなかった。
る。
・「ハートほっとウ ・面談週間「ハートほ ・「教育相談のあり方
ィーク」の充実
っとウィーク」を充 」について研修を行い
実させる。
、職員それぞれがカウ
ンセリングマインド
をもって生徒との面
談にあたり、問題解決
に近づけるようにす
る。
施設設備
生徒、職員の美化意識 美化意識の向上
の高揚
美化活動の推進
施設設備の整備
健康安全
・生徒、職員の校内清 ・月1回の愛校タイム
掃(愛校タイム)を、 を環境美化部で立案し
月1回実施する。 、生活委員会を中心に
全生徒・職員で取り組
む。
・火曜日から金曜日に ・学期に1回、校内美
行う掃除の徹底を 化コンクールを実施す
図る。
る。
必要なとき、安全で ・不具合、破損等へ早 ・予算を考慮し、危険
支障なく使用でき
期に対応する。
度、必要性、優先順位
る状態の維持
を考えて取り組む。
生徒の健康・安全の充 生徒の体力向上
実
・卒業後の就労に役立 ・体力テストを年2回
つ体力の定着を図る 実施し、生徒一人一人
の伸び率や課題を把握
する。
薬物乱用、禁煙教育 ・生徒の実態をふまえ ・昨年度より、時間を
性教育等の充実
、各授業内容の精選と 延長し、具体的な実験
工夫を行う。
を盛り込み、提示する
3
3
3
3
・「ハートほっとウィーク」1
学期に1回、2学期に1回実施し
た。「教育相談のあり方」に
ついての職員研修は6月4日に
行い、ロールプレイングなど
を行った。1回目の検証アンケ
ートの結果は生徒・職員とも
に高い評価であった。生徒の
「相談内容」については、各
学年でバラつきが見えた。
・生活委員会で愛校タイムの準
備・片付けを行い、お互い協力
して、暑い日も寒い日も集中し
て活動に取り組むことができ
た。
・校内美化コンクールを実施し
たり、全校集会やSHR等で校内
美化を呼びかけたことで、生徒
の美化意識が高まってきた。
・月1回の安全点検の他に日常
的な点検を重視し、不具合、破
損等に速やかな対処ができる
ような体勢を整えた。
・年間カレンダーを作成し、計
画的な保全に努めた。
・年に2回体力テストを実施す
ることができた。1回目より2
回目に記録が伸びている生徒
も多く、生徒の自信にもつなが
った。
・記録が伸びていない生徒や低
下している生徒の多くは、運動
への意欲が低い生徒も多く、継
続的な取組をいかに生徒の意
欲を喚起させて取り組ませる
かが課題である。
・薬物乱用防止教室では、学校
薬剤師の方に講話をいただい
た。実験を取り入れた内容で、
場面を設定する。
・性教育については、
菊池保健所の出前講座
を利用し、事前及び事
後指導を充実させる。
食に関する指導の
充実
・各教科との連携を図 ・各教科担当者と栄養
り食育を進める。
教諭が連携を図り、調
理活動や栄養バランス
等についての食育の実
践を進める。
・食物アレルギー等へ ・専用除去食等の配膳
の対応を周知・徹底す マニュアルの作成や生
る。
徒・保護者、職員に対
しての具体的な体制づ
くりをする。
2
3
3
生徒の多くは関心を示してい
た様子でよかった。喫煙につい
ては、各学年の保健の授業でも
取り組んでいるが、一部の生徒
の改善に至っていない。今後は
個別の対応も含めた指導が必
要である。
・性教育では、菊池保健所から
来ていただき、今年度学年別に
出前講座を実施したことで、各
学年の実態に沿った取組がで
きた。
・各学年での調理実習や食育に
関する授業を通して、栄養指導
を行った。
・職員会議等を通じて、食物ア
レルギーについて呼びかけ、職
員との共通理解を図るように
したが、学期当初にアレルギー
除去食対応生徒が、間違って食
べてしまうミスがあった。除去
食があるときには本人に事前
に知らせ、担任、給食担当で、
再度確認するようにした。