ビューローベリタスジャパン株式会社 福祉サービス第三者評価事業実施要領 (目的) 第 1 条 この実施要領はビューローベリタスジャパン株式会社(以下「BVJ」という。) が、福祉サービス第三者評価事業(以下「本事業」という。)の受審を希望する 福祉サービス提供事業者(以下「事業者」という。)との契約に基づき、事業者 に対する第三者評価を実施するにあたって必要な手順を定めることを目的とす る。 (契約) 第2 条 本事業を行うにあたっては、事前説明を受けた事業者と文書による契約を締結 するものとする。 2 契約にあたっては、事業者に本事業の趣旨、評価内容、評価の手法、評価調査 者等の重要事項を事前に説明するものとする。 (評価調査者の編成) 第 3 条 評価調査者は、かながわ福祉第三者評価推進機構が資格認定した評価調査者 2 名以上の編成とする。なお、評価調査者は評価対象事業者との利害関係を持た ない者の中から選任する。 2 複数の評価調査者のうち、主たる評価調査者1名を評価調査者チームリーダー とする。 (事前書面調査・自己評価・利用者家族調査) 第 4 条 事前調査は、BVJが定めた期間内に、事業者からその運営状況を示す文書(施 設のパンフレット、広報誌および事業計画書等) (以下「事前提出資料」という。) の提出を受けることにより行う。 2 BVJは経営層・職員へ自己評価調査票を配布し、経営層以下事業者全職員で 検討された回答を回収する。自己評価は訪問現地調査初日の概ね 20 日前までに 行うものとする。 3 利用者家族調査(アンケート方式)の実施は、利用者家族全数を対象とし、配 布については施設が行うものとする。また、回収については、訪問現地調査初 日の概ね 20 日前までに利用者家族よりBVJ宛に直接郵送するものとする。 (評価調査者の事前打合せ) 第 5 条 事業者より提出された事前提出資料、自己評価調査票および利用者家族アンケ ート等を資料として、評価調査班者は、訪問現地調査に先立ち、事業者にサー ビス内容について十分検討を行うものとする。 (訪問現地調査) 第 6 条 訪問調査は、事前書面調査を実施した後に、2 名以上の評価調査者が事業者を訪 問し、施設見学や施設長または主任クラス等の職員を対象としたヒアリングに よる確認調査を行う。 2 訪問調査は評価調査者が 1 日以上行うこととし、当該事業者の運営状況の概要 等について、事業者代表者から説明を受けた後、現状の確認などの状況調査を 行う。 3 BVJが定めた評価項目により、利用者本人に対するヒアリング調査を行う場 合、対象者は事業者が選定するものとし、定員の2割または10名の何れか少 ない方とする。 ただし、サービス分野によっては、利用者ヒアリングは書面による利用者アン ケート調査や場面観察調査に置き換える事ができるものとし、利用者に出来る だけ適した方法で調査する。 4 所定の調査作業を終了した後、事業者代表等に全体的な確認を行ない、訪問調 査を終了する。 (評価結果決定の結果のまとめ) 第 7 条 評価調査者チームリーダーは、訪問調査を行った評価調査全員と、評価調査者 の調査に事業者自己評価・利用者本人調査および家族アンケート等を勘案し合 議を行うこととする。その結果を調査報告書として遅滞なくBVJに提出する。 (評価委員会の評価結果の決定) 第 8 条 BVJは、別に定める評価委員会により、評価調査者が作成した調査報告書を 審議し、最終的な評価結果を決定する。 (評価結果報告書の通知) 第 9 条 評価委員会において決定された評価結果を、訪問実地調査終了日の翌日から概 ね 70 日以内に事業者に評価結果報告書として提出する。 (推進機構等への報告) 第 10 条 推進機構等に対し、推進機構等の定める様式により評価結果を速やかに報告す る。 (評価結果の公表) 第 11 条 BVJは評価結果を決定した際には、評価結果を推進機構に報告するとともに BVJのホームページなどで公表する。 (守秘義務) 第 12 条 BVJ及び評価調査委員は、事業者の調査によって知り得た事業者又は利用者 若しくはその家族等の秘密については、次に挙げる(2)の場合等の正当な理 由がない限り、他に漏らしてはならない。 2 BVJは、評価調査者から明らかな法令違反等に関する報告を受けた場合には、 関係行政機関と協議のうえ、適切な対応を行なう。 (苦情対応) 第 13 条 BVJは、事業者及び利用者等からの評価に関する苦情に対して、苦情を受け る窓口及び担当者を設置して(別紙「第三者評価事業に係る苦情相談窓口」を 参照。)適切に対応する。 附則 この要領は、平成 25 年 1 月 17 日より施行する。
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