一式 - 浜松市行財政改革推進審議会

平成 17 年度第7回
浜松市行財政改革推進審議会
日時
平成 17 年 11 月 26 日(土)
9 時 00 分∼12 時 00 分
会場
審
1
開会
2
議題
(1)
3
議
会
浜松商工会議所 1 階
次
第
外郭団体について
浜松市清掃公社
閉会
マイカホール
【環境部】
浜 松 市 フ ラ ワ ー ・フ ル ー ツ パ ー ク 公 社
【農林水産部】
浜松まちづくり公社
【都市計画部】
浜松市公園緑地協会
【公園緑地部】
資料1
浜松市行財政改革推進審議会資料
環 境 部
1 所管の事務概要について
(1)部局及び外郭団体の組織図・職員数
① 環境部の組織
環境部は、環境企画課、環境保全課、廃棄物対策課、清掃管理課、
新清掃工場水泳場建設事務局、南清掃事業所、北清掃事業所、平和
清掃事業所、衛生事業所、浜北環境事業所、天竜環境事業所、引佐
環境事業所の12課で、職員は非常勤職員も含め510人により構
成されている。
※別添資料1−1参照
② 外郭団体
外郭団体としては浜松市清掃公社があり、2部2課で、役員を除
く正規職員が65人、臨時職員が24人で構成されている。
※別添資料1−2参照
(2)所管する部内の問題点及び改善策
① 総合的な環境施策の推進
今日の環境問題は複雑多様化し、水質汚濁や自動車排気ガス汚染
など地域的な環境問題にとどまらず、資源の枯渇や地球温暖化など
のように地球的な規模の広がりを見せている。
このようななか、合併に伴う市域の拡大により、北遠の森林や浜
名湖などの多様な環境資源を得ることとなり、新市全体を見据えた
環境施策の見直しとともに、これらの環境資源の利活用についても
盛り込むことが重要な課題となっている。
また、これらの環境資源を有効に保全・活用していくためには、
市民、事業者及び地域、業態の横断的な協働のもとに推進していく
ことが重要であることを考慮し、戦略的な方針を打ち出していくこ
とが強く望まれている。
さらには、直面している課題として地球温暖化防止対策があり、
市民、事業者及び市が各々の役割を担っていくことが必要となって
おり、具体的な施策の推進が求められている。
1
《改善策》
合併後の環境状況を踏まえ、総合的に環境施策を推進するため、
次の計画等を策定する。
ア 環境基本計画
新市の環境に関する基本理念を示すものとして、自然環境
や社会環境にかかる基礎調査をはじめ、市民や事業者への意
見聴取などを行い、新計画として策定する。
イ 天竜川・浜名湖環境共生計画
合併により新たに加わった天竜川及び浜名湖地域の環境保
全と活用に関し、新市建設計画における天竜川・浜名湖環境
共生事業の実施計画として策定する。
また、当該事業の一環として(仮称)森林環境基金を創設
する。
ウ バイオマス利活用推進計画
地球温暖化防止のための施策の一つとして策定するもので、
北遠の森林などのバイオマス資源について調査を行い、また、
有識者、事業者、NPO、地域住民など広く意見を聞くなか、
具体的なモデル事業についても検討する。
② 環境保全活動の推進
環境保全活動を推進し、市民が安全で安心して暮らせる生活環境
を実現することは重要なことであるが、新市における大気・騒音・
水質等の環境基準の達成率は、93.8%(平成15年度実績)で、佐
鳴湖の水質、自動車騒音等が環境基準を達成していない状況にある。
特に佐鳴湖は、CODが平成13年度から3年連続で全国湖沼汚
濁ランキングワーストワンとなっており、平成16年度も厳しい状
況が見込まれる。
また、合併により、浜名湖周辺の閉鎖性水域や北遠の上水道水源
地域が新市の区域となり、これらの地域の水環境の保全も重要な課
題である。
《改善策》
ア 佐鳴湖の浄化対策事業の推進
佐鳴湖のCODは、昭和49年度の年平均値16mg/L
をピークとして、その後の県による底泥の浚渫、市による下
水道の整備などの効果により11∼13mg/Lまで下がっ
2
てきたが、ここ数年は横ばい状態にある。
浄化については、県と本市が事務局を務める「清流ルネッ
サ ン ス Ⅱ 佐鳴湖地域協議会」において、平成16年に次の
4つの対策を柱とした「清流ルネッサンスⅡ水環境改善緊急
行動計画」を定め、これらの施策を実施することにより、
平成23年度にはCOD平均値8mg/L以下を目指してい
る。
・ 新川下流河道の汚泥の浚渫
・ 新川上流域を対象とした湿地浄化施設の設置
・ 接触酸化水路へのリン除去装置の付加
・ 上下流域の下水道整備の促進
また、市が実施した平成13、14年度の「閉鎖性水域水
質保全対策事業」、平成15、16年度の「畑地施肥量削減効
果等調査」より、市街地や農地等から発生する汚濁負荷量が
高いことが明らかとなってきた。
そのため、農業関係者に適正な肥料の使用を呼びかける説
明会を開催する。
さらに、佐鳴湖の汚濁の原因の一つとして、流入水量の減
少による湖水の滞留時間の増加があることから、湧水の増加
につながる雨水浸透桝の設置を佐鳴湖流域の各家庭へ呼びか
けていく。
イ
高度処理型合併浄化槽の普及の推進
新市全域では、し尿のみを処理する単独処理浄化槽が既に
約6万基設置されており、これらについては、台所排水等の
生活雑排水が処理されていないため、河川等の公共用水域の
汚濁の一因となっている。
そのため、単独処理浄化槽からの設置替えや、浜名湖等の
閉鎖性水域、北遠の上水道水源地域に重点をおいて、処理能
力の高い高度処理型合併浄化槽の普及を推進し、水環境の保
全を図る。
③ ごみ減量・リサイクルの推進
ごみ減量・リサイクルは、環境保全の重要な要因であり、一方で処
理経費の大きな削減に結びつくという経済的な面もある。
ごみの排出量は放置すれば必ず増加の方向に動くため、減量化とリ
3
サイクル推進を常に啓発する必要がある。
《改善策》
ア
浜松市一般廃棄物処理基本計画
新市の廃棄物処理に関する基本的な考え方を示すものとして、
新市全体の廃棄物の排出量及び処理の現状に関する基礎調査を
行い、ごみ減量やリサイクルの方針及び効率的な施設の配置と
処理体制などについて、市民の意見を聞きながら検討を行い、
新計画として策定する。
イ 資源物集団回収事業の支援
古新聞やアルミ缶などのように集団回収を行っている団体等
については一層の支援を行いリサイクル率の向上を目指す。さ
らにこの集団回収を補完するものとして、17 年度から市内2ヶ
所でリサイクルステーションを開催し実績をあげている。この
リサイクルステーションは来年度には、5ヶ所に開催会場を増
やし、市民の利便性を高めていく。
④ 安全かつ安定的な処理体制の整備
ごみの減量とリサイクルを積極的に推進してもなお発生するごみ
については、安全かつ安定的にごみ処理を行うことが必要である。
平成21年稼動予定の新清掃工場の整備にあたっては、財政負担の
軽減や市民へ提供されるサービスの向上という点で、本市初のPFI
手法(DBO方式)を導入した。
また、合併に伴い処理区域と施設の配置関係などに変化が生じてい
ることから、合理的な収集・運搬・処理体制の再構築を検討する必要
がある。
《改善策》
ア 各処理施設の統廃合
合併前、各市町村はそれぞれの処理計画に従って、廃棄物処
理施設を整備していた。それらの施設を効率的かつ経済的に管理
するため、新たに策定する廃棄物処理基本計画の中で、各処理施
設の統廃合を検討していく。
(3)部外(市全体)の問題点及び改善策
① 市民協働の推進
環境問題は市民の大きな関心事となってきており、ボランティアグル
4
ープや NPO 団体が活躍し始めている。こうした団体と協働することによ
り、行政の責任分野と、市民自らが取り組むべき事柄とに役割分担して
行く必要がある。
また、さらに活動団体の育成のための啓発事業を推し進め、様々なグ
ループが情報交換できるネットワーク化も必要と考える。
② 企業における自主的な取り組みへの行政支援のあり方
各企業においては、自主的な取り組みとして新エネルギーの開発及び
コージェネレーション活用が行われており、ISOに関する認証取得の
動きも増えてきている。今後においては企画部や商工部との連携のなか、
このような企業の取り組みをサポートすることの可能性及び地域連携に
よる効率的なエネルギー消費などの取り組みを研究する必要がある。
2
行政改革推進の考え方、民間委託等の推進、定員管理の方針
(1)行政改革推進の考え方
環境部の業務内容は、環境施策の企画調整、環境関連法令に基づく規制
及び指導、一般廃棄物(可燃ごみ、不燃ごみ、資源化ごみなど)の収集・
運搬及び適正処理などが主となっている。
そのうち、企画調整、規制及び指導業務については専門性が高く、高度
な判断や機密性の保持が必要とされることから、民間活力の導入は困難で
あるが、事業の統廃合や事務処理の省力化などについて積極的に検討を進
める必要があると考えている。
一方、一般廃棄物の収集・運搬及び適正処理業務については、定型的単
純業務も多く、民間活力の導入による行政改革の推進が望ましい分野であ
ると考える。導入にあたっては、緊急時や災害発生時などの非常事態への
対応や、受託者側の業務遂行能力の確保などいくつかの課題も想定される
が、可能な部分から導入を進めることとする。
以上のことから、次のような事務事業の効率化及び民間活力の導入を、
行政改革推進の主な手法として採用していきたいと考える。
① 事務事業の見直しによるスクラップアンドビルドを進める。
② 業務分析により、市民協働によるもの、外部委託がふさわしいもの
等、的確な判断のもとに民間活力の導入を推進する。
特に、清掃に関する収集・運搬や機械操作などの業務については、
積極的にアウトソーシングを進める。
③ IT機器の活用による事務処理の省力化を図る。
5
(2)民間委託等の推進
環境部はこれまで、多様化する住民サービスに対応するため、公共的な
団体、民間企業など外部の経営資源を有効活用することによりサービス提
供の枠組みを再構築し、同時に組織のスリム化を図り行政運営の効率化に
取り組んできたところである。
旧浜松市では、平成9年度から始まった資源物分別収集において、ペッ
トボトルと缶の収集運搬を全量アウトソーシングしたことを皮切りに、平
成12年度からびん、平成15年度からは一般家庭ごみの収集運搬を段階
的に民間委託化し、現在、収集車ベースでの委託率は35%となっている。
行政経営計画では、18年度からプラスティック製容器包装類の収集運
搬を段階的に委託化し、最終的な委託率の目標を50%に置いていた。こ
れは、委託業者の倒産など業務が遂行できなくなるようなリスクを担保す
る数値として設定したものである。
しかしながら、リスク回避を契約方法の見直し等で対応することとし、
これまでの計画を前倒しして、一般家庭ごみの収集運搬に関してはさらに
民間委託化を進めていく。
ただし、緊急時や突発的な業務における住民サービスの低下を招かない
ための対応に一定数の職員の配置が必要と思われる。
また、廃棄物処理施設の運転管理については、これまでにも、東部衛生
工場、西部衛生工場及び平和清掃事業所の破砕処理部門と埋立部門の民間
委託を進めてきた。旧浜松市以外の市町村においても、10施設中、4施
設ですでに民間委託しており、今後未実施の施設についても計画的に委託
化を進めていく。
(3)定員管理の方針
当面の課題としているアウトソーシングの導入を円滑に進めるため、業
務評価を的確に行い、業務の質と量に応じた、効率的で柔軟な定員管理を
していく。
① グループ制を最大限に活かし、柔軟な対応を進める。
② 専門性を要求される業務にあっては、教育・訓練を強化するとともに、
マニュアルの整備等による対応の一般化を進める。
③ 常に変化する環境に関する市民ニーズを反映した業務配分・業務応
援を行う。
6
別添資料1−1
浜松市環境部 組織図・職員数(平成17年7月1日現在)
課 長
補 佐
主 幹
技 監
副主幹
副技監
その他
の職員
合 計
1
1
0
2
8
12
1
1
0
8
10
20
非常勤1
2
2
9
15
派遣職員1
課 長
環 境 企 画 課
その他
次長
2グループ
環 境 保 全 課
6グループ
環境部
(510人)
部長1
次長2(兼)
参事3(兼1)
廃 棄 物 対 策 課
副参事
3グループ
清 掃 管 理 課
3グループ
(公社派遣1)
副参事1
1
1
次長
副参事
1
1
局長
湖西市出向
1含
2
5
10
19
非常勤1
1
4
4
11
非常勤1
1
13
89
106
非常勤10
2
13
124
143
非常勤11
0
5
35
42
非常勤6
1
3
3
9
非常勤6
新清掃工場水泳場
建 設 事 務 局
2グループ
(参事)
局長補佐
(副参事)
1
1
南 清 掃 事 業 所
所長
所長補佐
(副参事1)
1
2
所長
所長補佐
(副参事1)
1
3
所長
所長補佐
1
1
衛 生 事 業 所
所長
所長補佐
東部衛生工場
西部衛生工場
1
1
浜北環境事業所
所長
所長補佐
1
1
0
2
40
44
非常勤1
0
0
1
30
32
非常勤1
1
0
0
1
12
14
12
13
9
59
374
467
4グループ
北 清 掃 事 業 所
7グループ
平和清掃事業所課
4グループ
3グループ
環境センター
天竜環境事業所
所長
5グループ
天竜衛生センター
1
引佐環境事業所
所長
1グループ
ごみ処理センター
計
1
非常勤38
派遣1
主な事務分掌
環 境 企 画 課
環境施策の企画及び調整に関すること
環 境 保 全 課
大気、悪臭、騒音、振動、水質等に係る環境保全のための調査、指
導、相談等に関すること
廃 棄 物 対 策 課
廃棄物(家庭から排出されるものは除く)の適正処理促進のための監
視および指導に関すること
清 掃 管 理 課
清掃事業の総括に関すること
新清掃工場水泳場
建 設 事 務 局
新清掃工場水泳場の建設に関すること
南 清 掃 事 業 所
清掃工場の管理運営に関すること
一般廃棄物の収集運搬及び処理に関すること
北 清 掃 事 業 所
清掃工場の管理運営に関すること
一般廃棄物の収集運搬及び処理に関すること
平和清掃事業所
最終処分場、破砕処理センター、埋立処分施設及び浸出液処理施設の
管理運営に関すること
一般廃棄物の収集運搬及び処理に関すること
衛 生 事 業 所
衛生工場の運営に関すること
浜北環境事業所
清掃工場の管理運営に関すること
一般廃棄物の収集運搬及び処理に関すること
天竜環境事業所
清掃工場の管理運営に関すること
一般廃棄物の収集運搬及び処理に関すること
引佐環境事業所
清掃工場の管理運営に関すること
一般廃棄物の収集運搬及び処理に関すること
2
【外郭団体】
別添資料1-2
財団法人浜松市清掃公社 組織図・職員数(平成17年8月1日現在)
役 員
計12名(うち市職員5名・市職員OB1名)
理事長
1名(うち市職員OB1名)
顧 問
浜松市長
副理事長(専務・常務) 1名(うち市職員1名)
1名(うち市職員1名)
理 事
8名(うち市職員3名 市民生活部長・環境部長・上下水道部長)
監 事
2名(うち市職員1名 収入役)
公社事務局
計65名(うち市職員1名)
事務局長
(兼 総務部長)
1名(市職員1名 次長級)
●公社事務局正規職員
課長
副参事
補佐
0
1
0
1
1
3
1
2
0
4
54
61
1
3
0
5
55
64
部長
係長
その他
副主幹 正規職員
合計
市職員
(1)
総務部総務課
3名
事業部業務課
61名
計
<事業内容>
●上記職員以外の職員
(公社正規職員でない職員)
・し尿収集運搬事業
臨時職員
8
・浄化槽清掃・維持管理事業
派遣職員
16
・受託事業
計
・資源物(かん)収集運搬業務
・資源物(ペットボトル)収集運搬業務
・平和破砕物運搬業務
1
24
備考
資料2
浜松市行財政改革推進審議会資料
環
3
境
部
外郭団体に関する資料
財団法人浜松市清掃公社
(1)設立の経緯
昭和30年代、し尿の処理については、民間業者が収集、処理を行ってい
たが、無許可営業や不法投棄、市民との料金トラブル等の問題が多発してい
たことから、市に対して、し尿収集処理の適正化を求める市民の意見が多く
寄せられた。
このようなことから、昭和41年3月の市議会文教厚生委員会の附帯決議、
昭和43年4月の市清掃事業対策審議会の答申、自治会連合会からの要望書
の提出などを受け、市は昭和43年12月公社設立準備事務局を設置し、昭
和44年4月から、し尿の収集運搬を行わせるため、公社を設立した。
その後、市は、昭和44年4月から昭和48年3月にかけて民間業者12
社から営業権等を約7億3千万円余で買収し、市内全域を公社の業務エリア
とした。
以来30数年、浜松市民の生活環境を清潔に保持することに貢献してきて
いる。
(2)第1次経営健全化
清掃公社では、平成14年度から平成18年度までを第1次とした経営健
全化計画を策定した。
この計画に基づき、これまでに退職者の不補充はもとより、希望退職者の
募集等による職員数の適正化、職員給与の見直しによる人件費の削減や、浄
化槽清掃作業における一人作業の実施等、職員の適正配置をはじめとする事
務執行の効率化を行い、経営の安定化と健全化に努めてきた。
この結果、現在は黒字の経営を行っている。
(3)第2次経営健全化
清掃公社は、設置目的である「清掃事業の能率的かつ衛生的な運営を推進
し、市民の生活環境を清潔の保持し、衛生思想の向上と福祉増進」を達成す
るため、し尿収集業務、浄化槽清掃業務及び浄化槽維持管理業務を、引き続
き行っていくものとする。
存続に際し、平成19年度から平成25年度までの第 2 次経営健全化計画
の中で
・ 引き続き補助金の支出を行わない
・ 資源物であるペットボトル等の収集運搬業務の委託を段階的に競争入
札としていく
・ 料金についてはコスト削減の努力により引き上げを行わない
を踏まえて計画を策定し、平成25年度以降の下水道計画が完結した後にお
いても、本来業務による独立採算を前提とした効率的経営を確実に実行して
いくことができるよう指導していく。
運営状況調査
項
現
目
内
容
状
平成8年度以降,退職者が多数あった平成14年度を除いて,黒字経営を続けてきて
団体運営の現状・ おり,平成16年度末の利益剰余金も約12億8千万円余となっている。
経営状況等
この利益剰余金の一部を退職給与積立金として7億8千万円積み立てている。
また,平成14年度に経営健全化計画を策定し,職員給与の見直しなどの経費削減と
ともに,市からの補助金の廃止など,市への依存体質から脱却し,独立採算を基本とし
た効率的な経営体質への改善に向けて,経営努力している。
主要事業
当該団体の主要
事業・事業概要
・主要事業概況
主要事業
① し尿の収集及び運搬業務
② 浄化槽の清掃,汚泥収集及び運搬業務
③ 浄化槽の維持管理業務
平成16年度実績
業務内容
は、数値により
作業件数
収集量
事業収入
わかりやすく
① し尿収集運搬
104,527
18,707.4 ㎘
312,906 千円
記入してくだ
② 浄化槽清掃等
25,933
61,343.3 ㎘
652,801 千円
さい。
③ 浄化槽維持管理
【例】事業実施
状況
・会員数
7,793
−
20,010 千円
※ 事業収入は,消費税抜きの金額です。
④
・入園,入場者
・売上高
・分譲結果
・参加者,利用者
・宿泊者
平和清掃事業所破砕処理センター破砕物運搬業務(市からの受託業務)
破砕処理センターの破砕物である可燃物,不燃物及び高分子類を各処理施設へ運
搬する業務(平成16年度受託料
50,505 千円)
⑤ 資源物(缶・ペットボトル)分別収集業務(市からの受託業務)
旧浜松市内全域の家庭等から排出された缶及びペットボトルの分別収集業務
(平成16年度受託料
155,169 千円)
・患者数
・業務量
等
問題点
平成25年に普及率89%を目指した下水道整備計画の進展に伴い,し尿収集・浄化
団 体 を 運 営 す る 槽清掃維持管理業務の減少と収集世帯の点在化による作業効率の低下により,収益の悪
うえでの課題等
化が見込まれている。
将 来 に 向 け て の ・ 下水道整備計画の完了する平成25年度までの長期経営健全化計画を早急に策定
し,独立採算を基本とした経営としていく。
提案
経 営 健 全 化 に 向 ・ 減少する業務量に対応した職員数の適正化を図る。
け た 具 体 的 な 取 ・ 給与体系の適正化を図るなど、コスト削減に努力する。
組・今後の見通し 以上のような健全化策を実施し、行政とは独立しながらも、公益的業務を補完的に遂行
する組織として、存続していく。
かつて民間に委ねられていた、し尿収集に関して、不法投棄や市民と業者との間の料
あるべき姿
団体の設立目的・ 金トラブルなど、様々な問題が発生したため、市民からし尿収集の適正化を図るよう要
目標
望があった。この要望を受けて、市は昭和44年4月に公社を設立した。
一般廃棄物処理は、本来市町村の業務であるが、公社は収集運搬の役割を担うことに
より、市民の生活環境を清潔に保持することに貢献してきた。
今後においても、し尿、浄化槽汚泥の適正処理に努め、生活環境の保全を図っていく。
資料1
浜松市行財政改革推進審議会資料
農林水産部
1 所管の事務概要について
(1) 部局及び外郭団体の組織図・職員数
・農林水産部の組織
農林水産部の組織は、農業水産課、森林課、土地改良課、食肉地方卸売
市場、中央卸売市場市場管理課の5課89名で構成されている。
※別添資料1−1参照
・財団法人浜松市フラワー・フルーツパーク公社の組織図・職員数
財団法人浜松市フラワー・フルーツパーク公社は、総務課、花卉園芸課、
管理課、果樹園芸課の4課50名で構成されている。
※別添資料1−2参照
(2) 所管する部内の問題点及び改善策
所管する農林水産業全般について従事者の高齢化・担い手の減少、経営
規模拡大の遅れが指摘され、遊休農地及び未整備の森林が増加している反
面、環境・国土保全の面からその多面的機能に対する期待が高まっている。
① 担い手への農地の集積と遊休農地の解消
農業の中核を担う認定農業者の全市的な育成支援を行うとともに、新規
就業者の確保など新たな担い手を創造する。
また、農業の構造改革を目指した「新たな食料・農業・農村基本計画」
に基づき、地域における担い手の明確化と農業経営施策の認定農業者など
への集中的・重点的な支援を実施する。
これにより未利用農地の活用を図り、農業の持つ多面的機能を発揮させ
るとともに、株式会社などの農業参入の全国展開に合せてこの制度の活用
に努める。
※「食料・農業・農村基本計画」
社会経済構造が大きく変わるなか、農政全般の改革を早急に進
めていくため平成17年3月、今後10年を見通して食料、農業
及び農村に関する各種施策の基本となる、国が策定した計画。
※別添資料1−3(①∼④)参照
1
②
小規模経営体の小規模生産
合併により市域が拡大したことにより特色ある農林水産物が増加したも
のの個々の農林水産業の経営体の規模は小さく競争力がぜい弱である。こ
れらの経営体を集団化し、産地力を活かした情報発信を計画的に実施する
とともに、生産地の農山漁村と消費地の都市との交流を積極的に行い、地
元産品の消費の拡大を図る。
※別添資料1−4参照
③ 農林水産業と他産業との連携
農林水産業の多くは小規模な経営体質であり、また、作業環境も厳しい
ため省力化、低コスト化が遅れている。このため他産業と連携し、活性化
を促し、都市と農村漁村とが双方向で行き交うことにより他産業のノウハ
ウを活用できる体制づくりを行い、新たな技術開発の推進や持続可能な栽
培技術の導入を図る。
④ 財団法人 浜松市フラワー・フルーツパーク公社の経営健全化
年々入園者が減少し続けたため、平成14年度に「財団法人 浜松市フ
ラワー・フルーツパーク公社経営健全化計画」を策定し、また、この際、中
間報告にとどまったフルーツパークについては平成15年度に「フルーツ
パーク経営健全化計画」を策定した。平成14年度には入園者対策として
実施したフラワーパークのリニューアルを機に、市と公社との関係を見直
し、
「イニシャルは市、ランニングは公社」という基本原則を定め、この方
針に添って経営の健全化に努めてきた。しかし、平成16年度の浜名湖花
博開催の影響を大きく受け、入園者が大幅に減少し、緊急補助金などによ
る措置を講じるに至った。
今後はフラワー、フルーツパーク両園とも収入に見合った支出となる運
営が重要と考え、下記についての取り組みを実施していく。
フラワーパーク
今年、無料開園をした浜名湖ガーデンパークとの差別化を図るとともに
既存の魅力の活用と新たな魅力の創出、また、
「花のまち・浜松」の推進を
舘山寺温泉観光協会などと連携を取りながら地域の拠点施設となるよう努
めていく。
フルーツパーク
平成16年度から整備を進め人気の高いいちご園の増設、ふじ棚の新設
をはじめ、園内産の果物を使った商品の開発、提供を積極的に進め、お客
様のニーズに合った入園者増対策を実施する。
※別添資料1−5(①∼②)参照
2
⑤ 農業用水の確保
近年の水利用の需要実態は、営農形態の変化により農業生産の実態と相
違している時期があり、実態にあった用水の確保が必要である。
このことから、平成 17 年度に農業用水の利用実態の解析を行い、浜松市
における将来にわたる農業用水利用のあり方や考え方をまとめ、平成 19 年
3 月末の農業用水の水利権更新に向けた取組みと合わせて浜松市農業用水
利用計画を策定し、安定的な農業用水の確保を図る。
⑥ 土地改良水利施設の維持管理
浜松市の土地改良水利施設である用水路や排水路、農業用排水機場の整
備は、農業農村整備事業により概ね完了しており、こうした施設の多くは、
現在解散準備を進めている地域土地改良区が所管をしている。特に用水施
設は受益者負担の原則から地域土地改良区解散後の土地改良区に代わる水
利組合による管理が適切と思われる。このことから、水利組合設立を進め
て行く必要がある。
⑦ 林業の活性化
植林から販売までの過程を見直し、生産・加工・流通までをひとつの流
れで捕え、効率的なサイクルを実現することにより森林資源の活用を図り、
また、その保全につなげ、産業としての林業が成り立つしくみづくりを考
える必要がある。
ア 機械化を進め、人件費の削減に努める。
イ 公共事業への利用促進を図る。
⑧ 中央卸売市場・食肉地方卸売市場
ア 安心・安全な生鮮食料品供給のための品質管理の徹底
生産・消費の両サイドから求められる取扱物品の品質管理の徹底を図
るため、品質管理責任者による衛生管理や卸売場の低温化による鮮度管
理を行う。
イ 場外流通の増加に対する市場としての対策
大規模商業施設や量販店の進出、電子商取引や通信販売、大規模な出
荷組織等による契約栽培や輸入物の増加などの影響で市場経由率が低下
している。
同時に価格形成についても、せり・入札から予約相対の増加で価格形
成機能が低下しており、卸売価格も低迷している。卸売市場の公益性を
維持するため、生産・消費相互の情報収集を行う中で市況の公表内容を
充実するとともに、積極的な集荷業務の展開による新鮮地場物の産地育
成や情報化の推進による管理コストの低減を図る。
3
ウ 災害時における食料備蓄機能の維持
大規模地震等の発災時における市民の食生活安定のため、仲卸店舗、
水産物冷蔵保管施設等補強の必要な市場施設の耐震化を計画的に推進す
ることで災害時の生鮮食料品の供給確保を図る。
(3) 部外(市全体)の問題点及び改善策
農林水産業の多面的機能を発揮させるには他産業との連携が必要であり、
それには商工部他、関係部門と連携した取り組みが重要である。
① 森林の荒廃対策
森林の活用を林業振興のみではなく、水源のかん養、環境保全、国土保
全などの多面的機能の発揮にも目を向け、市民と一体となった森づくりを
進める必要がある。しかし、森づくりを担ってきた林業が停滞し、森林の
手入れ不足からそれらの機能低下が危惧されている。こうしたことから森
林の持つ多面的機能を考慮しつつ、森林・林業のあるべき姿や施策の基本
方針を示した「浜松市森林・林業ビジョン」を策定し、課題への対応を図
る。
② 地域ブランド化の推進
新市域の多種多様な農林水産物をはじめ、当市には全国に誇るべき特産
物が多数存在する。これらの特産物の持つ魅力を一層強化すべく、農林水
産物についてはその生産体制などの整備を図るとともに、その商品の価値
を高める特産物のブランド化を図る必要がある。
農産物については現在普及推進中のシンボルマークの一層の利活用を図
る。
2
行革推進の考え方、民間委託等の推進、定員管理の方針
社会経済の構造改革が進むなか、農林水産業の効率的な業務運営及び施設
管理などについても省力化、低コスト化を推進するために他産業からの参入
を促しているところである。行政としても民間委託など可能なものについて
は導入し、市民ニーズの変化に対応するとともに行政として関与すべき重点
的な事業に対し職員を効率的に配置することにより人的配置の適正化を図る。
(1)農村環境改善センター業務委託
行政経営の確立を目指すとともに市民協働の推進や地域の雇用創出を図
るため、民間企業やNPO法人などの指定管理者制度の導入を進めていく。
(2)中央卸売市場の管理組織のスリム化・指定管理者制度導入の検討
開設者(浜松市)が行う市場の管理運営、市場施設の維持管理、取引業
務に関する指導監督について、事務のOA化や外部委託の更なる推進によ
り効率化を図る。同時に、最終的な行政処分の行使を除く大半の施設・業
4
務管理について、卸売委託手数料の自由化の時期に合わせて指定管理者に
段階的に移行することを目指す。
(3)食肉地方卸売市場のアウトソーシングによる業務の効率的な運営
市場・と畜場の機械操作業務及び施設設備の保守管理業務の民間委託
をさらに拡大し、効率的な業務運営を進める。
(4)広域土地改良区の合併推進
浜松市の広域土地改良区である三方原用水、天竜川明善、浜名湖北部土
地改良区は、土地改良法に基づき都道府県知事に認可された法人である。
三方原用水及び天竜川明善の両土地改良区の事業は、国営や県営の基盤
整備事業により造成された基幹幹線用排水路が主体となる土地改良施設の
維持管理が主なものである。このため維持管理の合理化、経費の節減を図
る改良区運営の効率化を推進するため、合併を進めているものである。し
かし、浜名湖北部用水土地改良区は現在施設造成事業の継続中であること
から事業完了後において、合併を進めて行く必要がある。
5
別添資料1−1
浜松市農林水産部 組織図・職員数(平成17年7月1日現在)
課 長
課 長
補 佐
1
1
主 幹
技 監
副主幹
副技監
その他
の職員
合 計
4
17
23
1
2
4
4
7
22
28
非常勤1
1
非常勤4
その他
農業水産課
4グループ
農業バイオセ
ンター
1
非常勤1
森 林 課
1グループ
農林水産
部
部長1
参与1
(中央卸売
市場長)
次長1(兼)
土地改良課
4グループ
1
1
1
1
1
次長
1
農村環境改善
センター
食肉地方卸売
市
場
1グループ
中央卸売市場
市場管理課
3グループ
3
1
1
1
1
1
1
1
6
9
非常勤2
2
9
14
非常勤6
農業水産課
農業・水産業の振興、農業バイオセンターの維持管理、浜松
市フラワーフルーツパークとの総合調整に関すること
森林課
森林政策の総合調整、林業の振興、林道整備と維持管理、森
林保全、鳥獣の保護、林業関係団体に関すること
土地改良課
土地改良法の施行、地籍調査事業の実施、土地改良施設の維
持管理、土地改良事業関係団体に関すること
食肉地方卸売
市場
と畜場、食肉卸売市場の管理運営、施設の維持管理、卸売業
者等事業者の指導監督に関すること
中央卸売市場
市場管理課
市場施設の維持管理、保安及び衛生管理、卸売業者等事業者
の取引業務の管理、各種関係協議会に関すること
1
別添資料1−2
財団法人浜松市フラワー・フルーツパーク公社 組織図・職員数(平成17年7月1日現在)
役 員
計16名(うち市職員5名・市職員OB1名)
理事長
1名(うち市職員1名)
顧 問
浜松市長
副理事長(専務・常務) 2名(うち市職員OB0名 助役(県職員))
理 事
監 事
評議員
1名
11名(うち市職員4名 農林水産・財政・商工・公園緑地部長)
3名(うち市職員OB1名 収入役)
15名(うち市職員2名 農業水産課長・観光コンベンション課長)
公社事務局
計50名(うち市職員1名・市職員OB0名)
事務局長
1名(市職員1名 課長級)
●公社事務局正規職員
課長
総 務 課
16名(うち市職員0名)
1
補佐
係長
副参事
主幹
1
1
兼園長
(1)
花卉園芸課
11名(うち市職員0名)
2
(副主幹)
その他
正規職員
合計
1
12
16
6
11
9
10
8
12
35
49
主幹
(1)
1
2
管 理 課
10名(うち市職員0名)
1
果樹園芸課
12名(うち市職員0名)
計
園長
副参事
1
1
2
5
3
5
1
<事業内容>
●上記職員以外の職員
(公社正規職員でない職員)
・フラワー・フルーツパークの管理運営
応援員
8
・受託事業
日額雇用員
1
・市動物園使用料徴収業務
計
・市動物園植栽地維持管理業務
・市動物園駐車場整理・駐車場使用料徴収業務
・市動物園イベント等事務業務
・農業新技術等研究開発業務
・リンゴ並木、体験実習館管理業務
・花卉・果樹類栽培展示、優良種苗の生産配布及び栽培技術指導
2
9
備考
【遊 休 農 地】
別添資料1−3(①)
単位:a
経営耕地面積
田
畑
樹園地
耕作放棄地
田
畑
樹園地
浜松市
441,685
134,596
229,958
77,131
54,975
25,661
27,382
1,932
浜北市
114,124
33,358
40,669
40,097
16,979
4,317
11,044
1,618
天竜市
22,212
2,829
5,503
13,880
5,097
2,474
2,059
564
舞阪町
977
18
949
10
66
雄踏町
12,079
5,078
6,508
493
1,562
362
1,190
10
細江町
84,543
23,503
7,325
53,715
7,999
3,025
1,745
3,229
引佐町
80,246
23,559
13,677
43,010
9,139
4,717
2,446
1,976
三ヶ日町
197,218
17,193
3,273
176,752
6,036
3,237
496
2,303
春野町
30,541
3,839
4,197
22,505
3,385
1,418
788
1,179
佐久間町
10,623
712
3,232
6,679
2,866
776
1,167
923
水窪町
4,752
337
2,415
2,000
1,185
172
978
35
龍山村
5,086
3
878
4,205
246
96
150
1,004,086
245,025
318,584
440,477
109,535
合計
ー
ー
66
ー
49,457
ー
2000年世界農林業センサス
経営耕地面積:農業事業体が経営する耕地(けい畔を含む田,畑,樹園地)。
経営耕地は自己所有地と借入耕地に区分。
休閑地(作付予定のある)は含むが耕作放棄地は含まない。
耕作放棄地:以前耕地であったもので,過去1年間以上作物を栽培せず,
しかも,この数年の間に再び耕作するはっきりした意志のない土地をいう。
3
ー
【農業産出額等一覧】
別添資料1−3(②)
単位:1000万円・戸数
市町村名
9年
10年
11年
12年
14年
13年
15年
農業産出額 総農家数 農業産出額 総農家数 農業産出額 総農家数 農業産出額 総農家数 農業産出額 総農家数 農業産出額 総農家数 農業産出額 総農家数
4
浜松市
3,027
8,570
3,271
8,570
3,036
7,897
2,967
7,897
2,728
7,897
2,731
7,897
2,660
7,897
浜北市
699
2,046
657
2,046
617
1,895
606
1,895
547
1,895
581
1,895
553
1,895
天竜市
110
795
114
795
124
677
120
677
113
677
106
677
108
677
舞阪町
12
67
15
67
12
63
13
63
11
63
11
63
11
63
雄踏町
151
326
148
326
142
314
137
314
131
314
128
314
141
314
細江町
303
1,052
333
1,052
318
973
322
973
280
973
281
973
270
973
引佐町
433
1,419
427
1,419
409
1,342
354
1,342
334
1,342
347
1,342
342
1,342
1,063
1,628
1,451
1,628
1,183
1,568
1,239
1,568
1,021
1,568
1,093
1,568
1,032
1,568
春野町
250
847
237
847
186
768
174
768
158
768
161
768
173
768
佐久間町
27
507
30
507
29
437
27
437
24
437
21
437
21
437
水窪町
8
273
8
273
8
206
7
206
7
206
7
206
6
206
龍山村
17
198
17
198
16
174
15
174
13
174
10
174
10
174
6,100
17,728
6,708
17,728
6,080
16,314
5,981
16,314
5,367
16,314
5,477
16,314
5,327
16,314
三ヶ日町
合計
※総農家数について9年から10年は1995年農業センサスによる。
11年から15年は2000年農業センサスによる。
【農業産額別順位】
別添資料1−3(③)
(千万円)
15年
市町村
産出額
平成17年7月1日
平成17年10月1日
市町村
市町村
産出額
産出額
平成17年10月10日
市町村
産出額
平成18年1月1日
市町村
産出額
5
豊橋市
4,959
新潟市
6,911
田原市
7,227
新潟市
7,603
新潟市
7,603
別海町
4,428
浜松市
5,327
新潟市
6,911
田原市
7,227
田原市
7,227
渥美町
3,873
豊橋市
4,959
浜松市
5,327
浜松市
5,327
都城市
6,345
田原市
3,354
別海町
4,428
豊橋市
4,959
豊橋市
4,959
浜松市
5,327
都城市
3,285
渥美町
3,873
別海町
4,428
別海町
4,428
豊橋市
4,959
熊本市
2,866
田原市
3,354
都城市
3,285
都城市
3,285
別海町
4,428
帯広市
2,755
都城市
3,285
熊本市
2,866
熊本市
2,866
熊本市
2,866
浜松市
2,660
熊本市
2,866
帯広市
2,755
帯広市
2,755
帯広市
2,755
静岡市
2,489
帯広市
2,755
静岡市
2,489
静岡市
2,489
静岡市
2,489
音更町
2,402
静岡市
2,489
音更町
2,402
音更町
2,402
音更町
2,402
新潟市
平成17年3月21日
13市町村合併
浜松市
平成17年7月1日
12市町村合併
田原市
平成17年10月1日
2市町合併
新潟市
平成17年10月10日
2市町合併
都城市
平成18年1月1日
1市4町合併
【認定農業者数】
別添資料1−3(④)
(平成17年3月末 現在)
旧市町村名
浜松市
浜北市
天竜市
舞阪町
雄踏町
細江町
引佐町
三ヶ日町
春野町
佐久間町
水窪町
龍山村
合 計
専業農家数
1,134
244
45
0
22
125
120
294
84
32
9
16
2,125
販売農家数
5,302
1,141
284
19
156
761
900
1,334
439
146
37
72
10,591
総農家数 認定農業者数
7,897
512
1,895
137
677
28
63
0
314
23
973
78
1,342
81
1,568
247
768
61
437
12
206
1
174
6
16,314
1,186
※販売農家・・・経営耕地面積30a以上または農産物販売額50万円以上の農家
6
【経営体規模】
別添資料1−4
単位:戸/ha
総農家数
自給的農 販売農家
家数
数
浜松市
7,897
2,595
5,302
浜北市
1,895
754
1,141
天竜市
677
393
舞阪町
63
雄踏町
7.5∼
0.3∼0.5 0.5∼1.0 1.0∼1.5 1.5∼2.0 2.0∼2.5 2.5∼3.0 3.0∼4.0 4.0∼5.0 5.0∼7.5
10.0未
0.1∼0.3 未満
未満
未満
未満
未満
未満
未満
未満
未満
0.1未満
満
未満
18
344
1,689
2,221
705
151
89
31
23
10
11
5
例外規定
7
8
57
383
442
116
47
29
284
ー
31
123
106
18
5
1
ー
ー
ー
44
19
ー
14
4
1
ー
ー
ー
1
314
158
156
ー
14
66
55
18
1
1
ー
細江町
973
212
761
ー
7
144
320
149
61
42
引佐町
1,342
442
900
1
26
304
369
111
43
三ヶ日町
1,568
234
1,334
3
37
155
381
260
春野町
768
329
439
4
37
192
164
佐久間町
437
291
146
ー
21
93
水窪町
206
169
37
3
1
龍山村
174
102
72
ー
16,314
5,723
10,591
ー
合計
24
8
11
ー
1
1
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
1
ー
ー
ー
ー
ー
18
13
2
3
1
1
ー
19
13
8
3
2
ー
1
ー
171
99
91
98
22
14
3
ー
ー
30
9
2
ー
1
ー
ー
ー
ー
ー
30
2
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
20
11
1
ー
1
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
12
36
20
4
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
601
3,209
4,120
1,414
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
ー
※2000年農林業センサス結果報告書
自給的農家:経営耕地面積が30a未満でかつ農産物販売金額が50万円未満の農家をいう。
販売農家:経営耕地面積が30a以上又農産物販売金額が50万円以上の農家をいう。
「ー」:事実のないもの
5
1
ー
13
10.0∼
15.0未 15以上
満
別添資料1−5(①)
フラワー・フルーツパーク公社経営健全化計画(平成14年度作成)の進捗状況
フラワーパークの入園者数の目標及び実績
平成15年度
平成16年度
平成17年度
平成18年度
平成19年度
450,000
450,000
450,000
目
標
600,000
600,000
実
績
435,762
200,332
両園共通
項
目
計
画
実
績
・グリーンツーリズム、フラワーツーリズム ・地域の加入団体による情報交換会を開催し
を活用した宣伝
て相互のPRを実施
・お客様の声の反映
・ターゲットを絞ったアンケート調査の実施
・常設のアンケートボックスを2箇所設置
お客様に
愛される
・CSシステムマニュアル作成
・H16・3 月に作成済
園づくり
・市民ボランティアガイドの養成
・ボランティアガイド、園芸作業ボランティ
・小中学生のボランティア活動の場の提供
アとして活躍(約 70 名登録)
・中高校生の職場体験学習の受け入れ
(26 校 245 人)
・委託業務の見直し
・動物園と同様の委託業務をフラワーパーク
分と動物園分をあわせて一括して入札
・宣伝の質、効率の向上
・無料プロモーションの増加(542 件)
・フラワーパークのホームページをリニュー
アルに合わせ全面改訂
・経営意識の向上
・イベントプロモーションごとに目標を設定
して成果の検証の実施
効率のよい
園づくり
・第三者評価機関の設置の検討
・未実施
・人事考課制度の導入
・要綱を作成して導入の準備中
・柔軟な勤務体系
・3体系の時差出勤を導入
8:30∼17:15(早番)
9:30∼18:15(遅番:通常開園)
13:15∼22:00(遅番:夜間開園)
・人件費の削減
・正規職員の退職者15名について不補充で
対応
・調整手当の率を6%から3%に削減
(削減額約 500 万円)
8
フラワーパーク
項
目
計
画
実
・魅力ある花木の植栽
績
・バラ園のリニューアル(インペリアルロー
ズコーナー、青いバラの小径など)
・珍しい青いサルビア、早咲きの菜の花、香
りの良いニオイバンマツリなどを新たに
植栽
お客様に
愛される
・テーマ性のあるイベントの開催
園づくり
・新規イベントとして「蛍の夕べ」「クリス
マス・ファンタジー」等を開催
・観賞温室の活用
・四季ごとにテーマを設定して観賞温室の模
様替えを実施
・アクトシティ音楽院の協力による「ナイト
コンサート」の実施
・開園時間の運用
・早朝開園(H14 に実施したが、成果が薄く
現在休止)
・夜間開園の実施
「春の桜まつり&オランダチューリップ
効率のよい
フェア」(H16・4 月)18 日間 18,382 人
園づくり
「蛍の夕べ」6 日間 8,161 人
「クリスマス・ファンタジー」9 日間 7,960
人
「春の桜まつり&オランダチューリップ
フェア」(H17・3 月)7 日間 574 人
9
別添資料1−5(②)
フルーツパーク経営健全化計画(平成15年度作成)の進捗状況
フルーツパークの入園者数の目標及び実績
平成15年度
平成16年度
平成17年度
平成18年度
平成19年度
226,000
246,000
258,000
目
標
194,000
200,000
実
績
196,421
163,484
項目
魅力づくり
計
画
実
・魅力的なオリジナル商品の開発
績
・全国的にも珍しい純米梅酒をフルーツパー
ク産の梅と静岡県産の米を使用して作
成・販売
・アーモンドメニュー(コロッケ、ラーメン、ミルク、ソフトクリ
ーム、ジェラート、バナナチョコ他)、オレンジライス、
フルーツシュークリーム等の販売
・収穫体験を重視した樹種及び植栽変更
・樹種変更(予定)
カリン,マルメロ,グミ → ブルーベリー(5 品種 95 株)
・品種変更(実施済)
モモ晩生種(大和、ゆうぞら、白桃)
→ 早生・中生品種(チヨマル、日川白鳳など)
・イチゴ狩り園の増設
・16 年 3 月建設完了
・17 年 12 月下旬から収穫予定
・果樹オーナー制度の導入
・ウメのオーナー制度を実施
・小中学生・高校生の総合学習の場の提供
・中高生 13 校 118 名受入
・大規模な藤棚トンネルの設置
・近隣地域で珍しい白い藤を植栽
・16 年 12 月設置完了
・19 年開花予定
・日陰を兼ねたアーチトンネルの設置
・園内観覧車両待合所へクダモノトケイソウ
などを植栽(夏季)
・都田地区と連携したイベントの推進
・ホタル鑑賞会を地元団体「都田ホタルを楽
しむ会」と連携して実施
・地元の「農事組合法人みやこだ夢来」が主
催したイベント「かかし祭り」「ピオーネ
まつり」「みかん柿まつり」に協賛
・地元の「都田夢 Mi 隊」が主催したお月見コ
ンサートに会場を提供
運営
・ホームページの一層の充実
・携帯電話サイト(各社対応)を開設
・ポスター、チラシにQRコードを刷込
・園内の魅力にふさわしい入園料設定
10
・検討中(夜間料金は設定済)
資料2
浜松市行財政改革推進審議会資料
農林水産部
3
外郭団体に関する資料(財団法人浜松市フラワー・フルーツパーク公社)
(1)
①
概要
設立年月日
昭和44年10月27日(法人名変更 平成5年4月1日)
昭和45年 9月10日 フラワーパーク開園(一部開園)
平成 8年10月 1日 フルーツパーク開園
② 事務所所在地
フラワーパーク 浜松市舘山寺町195番地
フルーツパーク 浜松市都田町4263番地の1
③ 基本金
38億1、340万4千円
・基本財産 5、500万円
・運用財産 37億5、840万4千円
④ 設立目的
市民の自然に対する理解を深め、快適な市民生活及び青少年の健康と情操のかん
養並びに市民の憩いの場の提供等都市機能の増大を図るとともに、花き及び果樹の
園芸振興の拠点を形成し、もって市民の福祉増進を図ることを目的とする。
⑤ 役員(平成17年8月1日現在)
・理事長
1人
・副理事長
2人
・理事
11人
・監事
3人
・評議員
15人
(2)
①
経営健全化の取組状況
人件費削減・職員数の見直し
定年退職、中途退職の補充を行わず、弾力的な人員配置や臨時雇用により対応し、
人件費を削減するとともに人事考課制度を導入し、合理的な運営を図る。
区
分
平成17年度 平成16年度
増減
正規職員数
49 人
51 人
△2 人
その他職員数
9人
10 人
△1 人
※ 人事考課制度導入・・18年1月試行予定
②
誘客対策の実施
バラ園の整備をはじめ(フラワーパーク)、白ふじ棚の新設やいちご園増設(フル
ーツパーク)などの施設面の魅力を高めるとともに既存の魅力を最大限に活用する。
また、
「花のまち・浜松」の推進を舘山寺温泉観光協会やグリーンツーリズム協会と
連携をとりながら情報を発信する。
③
CS(顧客満足)システム強化による愛される園づくりの推進
従来の運営方法から一歩進めた顧客満足(CS)の考え方を導入し、アンケート
調査等に基づく顧客満足度の的確な把握とお客様の声をダイレクトに運営に反映さ
せるシステム構築を推進することで、入園者の増を図る。
1
(3)
包括外部監査の指摘への対応
入園者数の落ち込みに伴う収入減が公社の経営状況悪化へ連動しているという指
摘については、収益性を高めるため既存の施設を活用した夜間開園の実施、また、
バラ園の改修、イチゴ園の増設及び藤棚の新設などにより新たな魅力を醸成し、お
客様の満足度を高める事業を展開している。
また、公社の資産でありながら減価償却費が未計上であるという資産の保有と会
計のねじれ現象の指摘については、平成17年度に企業会計方式から公益法人会計
方式に移行し、指摘に対応するよう減価償却費を計上した。この減価償却費の計上
は、公社の財務に直接反映し、公社の累積欠損が増加し財務体質が悪化する状況に
陥るため、一層の収入増(入園者増)が求められる。
このねじれ現象の他の解決方法として、公社の財産となっている施設について市
の財産へ移管し公の施設として運営する方法があり、この運営方法として、より効
率的な指定管理者制度の導入が考えられる。この方法の採用にあたっては、財産(資
産・債権債務)の帰属の確定や税法上の処理など財務上の課題と公社のあり方を見
直すことが課題であると考えられる。
2
(4) 運営状況調査
・フラワーパーク
項
現
目
内
容
状
フラワーパークの運営は、主に入園料収入によって賄う制度を採用
している。近年、余暇利用の多様化や類似施設の開園等、フラワーパ
ークを取り巻く環境は大変厳しい状況である。特に16年度に庄内地
区において開催された浜名湖花博の影響を予想以上に受け、入園者が
減少したことにより大幅な収入減が生じ、厳しい経営状況が続いてい
る。このため当面の運営費の不足分は、市からの経営健全化緊急補助
金や臨時的借入金で補てんした。17年度については、春の花の季節
には多くの入園者があったが、6月以降は、浜名湖花博跡地に類似の
無料施設である浜名湖ガーデンパークが開園したため、入園者数は減
少している。
主要事業
・花卉類の栽培展示
・観賞、散策及び研修用の施設の管理運営
・花卉の栽培技術の指導
・花卉の優良種苗の生産及び配布
・浜松市が設置する公の施設の管理、運営及びその他の業務の受託
・その他目的を達成するために必要な事業
入園者数の推移(有料入園者)
区分
12 年度
13 年度
14 年度
15 年度
16 年度
有料
315,674
428,956
308,652
435,762
200,332
無料
―
―
41,706
77,762
40,143
合計
315,674
428,956
350,358
513,524
240,475
問題点
類似の無料施設である浜名湖ガーデンパークの影響により入園者が
落ち込んでいる。また、退職者不補充により職員の年齢構成が不均衡
になっており、技術の伝承や世代間ギャップによる意思疎通等の点で
支障が生じるおそれがある。
将来に向けて
の提案
ガーデンパークとの差別化を図り、有料施設にふさわしい魅力あふ
れる施設運営を展開し、経営の安定化を図ることが極めて重要である。
このため、公社運営の健全化のため動物園との一体的な運営について
検討し、魅力の発信、効率性の追及、お客様の利便性の向上を図る。
しかし、経営の安定化が図られない場合は、公社の財産となってい
る施設について市の財産へ移管し公社を指定管理者とする方法を検討
する。
3
あるべき姿
植物園機能を充実し、市民の自然に対する理解を深め、市民の憩い
の場を提供するとともに、花卉園芸振興の拠点を形成し、市民の福祉
増進を図る。また、
「花のまち・はままつ」の拠点施設としての役割を
果たし、併せて浜名湖舘山寺地区の観光誘客基地として、地域経済の
発展に寄与する。
貸借対照表
資
産
負
債
資
本
科 目
流動資産
投資等
固定資産
その他
計①
流動負債
固定負債
その他
計②
基本財産
運用財産
前期未処理欠損
当期欠損金
その他
計①−②
平成 12 年度
246,449
―
943,859
―
1,190,308
96,613
122,846
―
219,459
5,000
1,321,276
△355,427
0
―
970,849
平成 13 年度
224,229
―
1,050,486
―
1,274,715
77,828
226,038
―
303,866
5,000
1,321,276
△355,427
0
―
970,849
平成 14 年度
274,404
―
2,909,247
―
3,183,651
199,714
2,213,088
―
2,412,802
5,000
1,321,276
△355,427
△200,000
―
770,849
平成 15 年度
130,000
―
2,843,354
―
2,973,354
103,026
1,988,618
―
2,091,644
5,000
1,519,276
△555,427
△87,139
―
881,710
平成 16 年度
163,842
―
2,845,030
―
3,008,872
84,464
1,954,092
―
2,038,556
5,000
1,717,276
△642,566
△109,394
―
970,316
単位:千円
平成 12 年度
366,536
189,757
0
―
556,293
538,864
17,429
―
556,293
0
―
平成 13 年度
417,440
166,691
545
―
584,676
572,689
11,987
―
584,676
0
―
平成 14 年度 平成 15 年度
290,021
586,749
64,479
126,428
37,675
63,423
―
―
392,175
776,600
582,591
832,348
9,584
31,391
―
―
592,175
863,739
△200,000
△87,139
―
―
平成 16 年度
346,063
165,022
1,526
―
512,611
594,723
27,282
―
622,005
△109,394
―
―
0
―
0
損益計算書
経
常
収
支
科 目
営業収益
営業外収益
収
引当金取崩
益
その他
計
営業費用
費 営業外費用
用 その他
計
経常利益(損失)
特別利益
特別損失
特
別
収
支
当期純利益(純損失)
4
―
△200,000
―
△87,139
―
△109,394
単位:千円
・フルーツパーク
項
現
目
内
容
状
フルーツパークの運営は、主に入園料収入等によって賄う制度を採
用している。近年、余暇利用の多様化や類似施設の開園等、フルーツ
パークを取り巻く環境は大変厳しい状況である。特に16年度に庄内
地区において開催された浜名湖花博の影響を受け、入園者が減少した
ことにより、厳しい経営状況が続いている。このため運営費の不足分
は過年度分損益勘定留保資金で補てんした。17年度については、や
や計画を下回っている状況であるが、収穫体験の充実により回復基調
である。
主要事業
・果樹類の栽培展示
・観賞、散策及び研修用の施設の管理運営
・果樹の栽培技術の指導
・果樹の優良種苗の生産及び配布
・浜松市が設置する公の施設の管理、運営及びその他の業務の受託に
関すること
・その他目的を達成するために必要な事業
入園者数の推移
区分
12 年度
13 年度
14 年度
15 年度
16 年度
有料
196,390
237,960
208,526
196,421
163,484
無料
―
49,645
52,718
48,354
52,791
合計
196,390
287,605
261,244
244,775
216,275
問題点
経営健全化計画に定められた単年度経常収支段階での黒字化を目指
し、果実の魅力を活用した施策などにより入園者を増加させることが
課題である。また、退職者不補充により職員の年齢構成が不均衡にな
っており、技術の伝承や世代間ギャップによる意思疎通等の点で支障
が生じるおそれがある。
将来に向けて
の提案
自立した安定的な運営を確立するため、人気のフルーツの収穫体験
のほか、一年を通して集客効果のある周年対策を実施する。施設別で
は、市所有の東側ゾーンが限られた収穫時期にしか市民に活用されて
いないため、公益機能を発揮させるためにも中山間地域の特色ある農
産物などの試験栽培を実施するため、市の直接管理とし、公社に事業
委託をする。また、西側ゾーンについては、引き続き公社管理とし、
収入に見合った支出となる運営を目指す。
しかし、経営の安定化が図られない場合は、西側ゾーンの公社の財
産となっている施設についても市の財産へ移管し公社を指定管理者と
する方法を検討する。
5
あるべき姿
植物園機能を充実し、市民の自然に対する理解を深め、市民の憩い
の場を提供するとともに、都田地域の農家等と連携したイベントを開
催するなど果樹園芸振興の拠点を形成し、地元にも愛されるフルーツ
パークを目指す。また、併せて奥浜名湖及び都田地区の観光拠点施設
として、地域経済の発展に寄与する。
貸借対照表
資
産
負
債
資
本
科 目
流動資産
投資等
固定資産
その他
計①
流動負債
固定負債
その他
計②
基本財産
運用財産
前期未処理欠
損
当期欠損金
その他
計①−②
平成 12 年度
650,228
―
5,743,119
―
6,393,347
113,629
平成 13 年度
474,428
―
5,433,353
―
5,907,781
229,844
平成 14 年度
261,345
―
5,421,638
―
5,682,983
44,734
平成 15 年度
142,939
―
5,514,110
―
5,657,049
77,815
平成 16 年度
110,830
―
5,547,504
―
5,658,334
38,975
6,312,798
―
6,426,427
50,000
0
5,711,017
―
5,940,861
50,000
0
5,051,439
―
5,096,173
50,000
663,876
4,390,398
―
4,468,213
50,000
1,327,752
3,765,620
―
3,804,595
50,000
2,041,128
△83,080
0
―
33,080
△83,080
0
―
33,080
△83,080
△43,986
―
586,810
△127,066
△61,850
―
1,188,836
△188,916
△48,473
―
1,853,739
単位:千円
損益計算書
経
常
収
支
特
別
収
支
科 目
営業収益
営業外収益
収
引当金取崩
益
その他
計
営業費用
費 営業外費用
用 その他
計
経常利益(損失)
特別利益
特別損失
当期純利益(純損失)
平成 12 年度
263,531
708,289
0
―
971,820
835,865
135,955
―
971,820
0
―
平成 13 年度
304,025
643,570
23,827
―
971,422
846,815
124,607
―
971,422
0
―
平成 14 年度
263,073
255,295
0
―
518,368
459,003
103,351
―
562,354
△43,986
―
平成 15 年度
239,376
209,669
2,164
―
451,209
396,622
116,437
―
513,059
△61,850
―
平成 16 年度
202,318
219,242
5,903
―
427,463
370,453
105,483
―
475,936
△48,473
―
―
0
―
0
―
△43,986
―
△61,850
―
△48,473
単位:千円
6
資料1
浜松市行財政改革推進審議会資料
都市計画部
1 所管の事務概要について
(1)部局及び外郭団体の組織図・職員数
都市計画部局は、5課18グループ1室で構成され、職員は非常勤職
員を含め95名です。また、外郭団体としては、財団法人浜松まちづく
り公社があり、2部2課で構成され、役員15名、職員28名です。
※別添資料1−1∼2参照
(2)所管する部内の問題点及び改善策
①都市計画道路の見直し
本市の都市計画道路は、大正15年に初めて都市計画道路網が決定さ
れ、昭和37年の見直しにより、現在の都市計画道路網が位置づけられ、
その後も総合交通体系調査等により逐次見直しを行い、これに基づいた
街路整備により経済発展の牽引や市民生活のニーズ等に対応をしてまい
りました。
現在、都市計画決定されている道路は平成17年7月1日合併時点に
おいて、全体で168路線、延長約483,350mあり、そのうち約
50%が整備済であります。しかし、未着手路線は44路線にのぼり、
この内約30%が、30年以上経過しているものであります。
※別添資料1−3参照
《改善策》
新市の総合交通計画策定(平成21年完成)に併せて、都市計画道路
の必要性や効果、事業の実現性、既存道路の代替可能性等の観点で、分
析・再評価を実施し、道路の継続・変更・廃止等の見直しのガイドライ
ンを作成し、見直しが実施できるよう取り組んでいきます。
②土地利用に関する課題
都市計画法では、政令市移行時までに、4つの都市計画区域の統合と
市街化区域と市街化調整区域の区域区分を定めることとされており、無
秩序な市街地の拡大の防止、計画的な公共施設整備による市街地の形成、
優良な農地との調和等、地域の実情に即した都市計画を早急に定めるこ
とが必要です。
また、北遠地域の広大な都市計画区域外における、既存集落の環境整
備や土地利用の抑制及び誘導方針についての検討が必要です。
1
さらに、本市の活力を維持し、持続的発展を確保する産業育成や活性
化に繋がる土地政策が求められています。
※別添資料1−4∼9参照
《方向性》
静岡県内はもとより、中部圏域や東三河南信地域との連携を踏まえつ
つ、市内の各地域特性が生かされたコンパクトな拠点形成が図られ、活
力ある産業振興に寄与するメリハリの効いた土地政策を進める。
イ)都市計画区域外(山間部)
水源涵養、自然環境等の保全を前提に、林業、観光、環境産業等の
振興・誘致を導く施策を市民・事業者をはじめ関係機関等と研究して
新たな土地政策を立案していく。
ロ)市街化区域(都市計画区域)
道路、上下水道、公園等都市基盤の計画的な整備に併せて、適正な
居住人口や産業配置を進め、地域ごとに拠点等のコンパクトな市街地
形成に取り組む。
ハ)市街化調整区域(都市計画区域)
原則的に開発は抑制するが、農地法、農振法令等に定められた骨格
的な区域設定(線引き)を基に、農林業の振興との整合を確保しつつ、
関係機関、関連部局の連携・強化により弾力的な運用を図り、市街化
区域での立地が難しい、大規模開発や企業誘致等、時代変化に即応で
きる土地政策を進める。
併せて、平成 16 年 4 月施行の住民協議推進条例に基づき、調整区域
における地域特性を活かしたまちづくりに向けて、条例の積極的な活
用を図る。
③新市の総合交通計画
交通計画は、広大な市域の移動における時間を短縮することにより、地
域間の連携や環境負荷の軽減、災害時や緊急時の迅速な対応、さらには
地域産業の活性化などの観点から、市民生活のゆとりと活力をもたらす
極めて重要な課題である。
各地域の機能分担による連携と交流の強化や相互補完による個性豊か
な都市づくりを進めるため、豊かで美しい自然環境と、市民主体の活発
な経済・文化・社会活動が共生する都市づくりの推進、各地域の均衡あ
る発展に向けて、新たな交通体系を整える必要がある。
※別添資料1−10∼12参照
《方向性》
人やものが移動するための基礎となる道路などの都市基盤と、歩行・
自転車・公共交通・自動車などの交通手段をバランス良く組み合わせ、
2
交通機能の充実を図り、総合的に円滑な交通流動を確立することを目的
とし、地域や市民の意向を反映した具体的かつ実現性のある総合交通計
画を策定する。
④時代に即した市街地再開発事業の取組み
都市における防災性の向上や都市機能の更新をはじめ、道路や広場等
の公共施設を一体的・総合的に整備することを目的に、都市計画に位置
付けられた公共性の高い事業として、これまでに16地区が完了し、現
在4地区で事業を実施している。
これまでの再開発事業は地価の上昇を前提とし、事業終了時に保留床
を一括売却することで収支を合わせてきたが、経済環境が変化し、地方
都市においては保留床の処分が困難になってきているため、再開発事業
の取組み見直しが課題となっている。
※別添資料1−13∼15参照
《改善策》
民(民間事業者)の責務
・市場ニーズを的確に捉え、身の丈にあった事業計画とする。
・補助金に依存しない事業計画とする。
・自らの責任で施設の建設や運営にあたる。
官(行政)の役割
・事業計画の認可にあたり特に資金計画等を厳しく審査し、時代に
即した適切な指導助言を行う。
・国における「賃貸運営型再開発事業」の創設等の見直し動向を注視
し、民間が事業参画しやすい手法の検討や導入などを行う。
・官民の役割分担を明確にしたうえで、協働事業として進める。
⑤土地区画整理事業を取り巻く環境変化の対応
土地区画整理事業は、主に市街地整備の宅地需要に応じて実施してき
たが、現在では経済の停滞・低未利用地の有効活用などの対応が課題と
なっているため、新たな変化に的確に対応した事業の見直しや新たな制
度手法の活用を図っていくことが必要である。
※別添資料1−16∼21参照
イ)既成市街地の事業実施
既成市街地は、従前の建物が混在・密集していることから、建物移
転等に伴う、事業期間の長期化により生活再建などに問題が生じてい
るため、適正期間で完了することができる施行規模の見直しが課題で
ある。
3
《改善策》
施行区域を区分した段階的な市街地整備、都市計画道路などの沿道
を含めた沿道型の市街地整備、街区の再編などを行う敷地整序型の整
備等の新たな国庫補助制度を活用した事業手法の検討を行う。
ロ)事業期間内の事業実施
厳しい財政状況を背景に当初の事業期間を余儀なく延伸している状
況であることから、関係住民は事業への不安及び生活再建等に対する
不安感を抱いており、効率的な事業実施が課題となっている。
《改善策》
施行区域をブロック毎に集団移転し、基盤整備を実施する計画を詳
細に検討して経済的かつ効率的な工程計画を策定し、この計画に基づ
き地元住民の合意形成を図り、円滑な事業推進を図る。
また、事業費の確保については、従来型の国庫補助制度に加え、土
地区画整理事業と関連事業を含めた総合的なまちづくりを目指すこと
ができる新たな国庫補助制度(まちづくり交付金)の活用を図る。
ハ)組合土地区画整理事業の運営
組合土地区画整理事業は、事業費の大部分を保留地処分金に依存す
ることから、近年の地価下落・宅地需要の低迷等の要因により、事業
費の確保や事業収支の不均衡などが生じ、組合運営が厳しいものとな
っている。
このため、土地区画整理組合の事業実施状況を的確に把握し、事業
改善の課題等を踏まえて健全な組合運営ができるよう事業管理するこ
とが課題となっている。
《改善策》
早期段階から、事業状況及び事業収支バランスシート等により組合
の運営管理することができる「土地区画整理組合運営マニュアル」を
作成し、健全な組合運営を目指すとともに円滑な事業推進を図る。
事業採算性の対応策としては、保留地の早期売却・保留地位置の変
更・事業支出の削減等の適切な改善措置を検討し、組合に対して指導・
助言を行う。
⑥美しい景観形成・保全の推進
昭和62年に「浜松市都市景観条例」を制定して都市景観形成の規制
誘導を行ってきたが、条例に基づく行政指導には強制力がなく、行政指
導の限界がある。
こうしたなか、景観法が平成16年6月に公布され、景観の理念はも
4
とより、官民の責務、また規制や支援等を内容とした法律として本年6
月に全面施行となったことから、景観に対する指導強化が可能となり、
市域として広がった中山間部における優れた自然環境の保全と都市部に
おける安全で美しい街並みの景観形成を進めていく必要がある。
《改善策》
イ)浜松市都市景観形成基本計画の策定
現行の「都市景観形成基本計画」を改定するとともに、景観法に
基づく「景観計画」を策定し景観行政推進のガイドプランとする。
ロ)屋外広告物等の規制強化
特に身近なところでは、景観の阻害要因となりうる市街地におけ
る「のぼり旗」等の規制を強化し、美しくて安全な街を実現する。
ハ)景観モデル地区の創出
地域として誇れる景観形成のモデル地区の創出をめざす。
ニ)人材の育成
景観まちづくりパーソンの奨励や、次代を担う小中学生の景観に
対する認識を高めるため、総合学習講座などの取組みを推進する。
(3)部外(市全体)の問題点及び改善策
①財源確保
厳しい財政状況のなか財源確保は本市の持続的発展に向けて極めて重
要な課題である。
財源確保に向けては地域経済、内発型産業の成長はもとより、交流人
口の増加施策や外部資本の誘致が効果的であることから、新市の観光資
源(歴史・自然)を活かした誘客や企業誘致などにより外部資本の参画・
導入策は本市の経済や産業の活性化にとって相乗効果が期待できる。
《改善策》
イ)恵まれた自然(海、湖、川、森林)を抱えた本市の観光資源を活か
した滞在型、体験型、健康型など多様なニーズに応えるアクセス、施
設整備と情報発信を積極的に実施する必要がある
ロ)企業誘致に向けた優遇制度の導入や市域内外の学術機関との積極的
な交流の推進を図る
②次世代に目を向けた人材育成
ユニバーサルデザイン施策において既に実施されているが、次世代を
担う小中学生を対象に新たな視点で身近な地域づくりに参画できる教育
プログラムの導入により、市や地域への参画意識を醸成し、歴史・文化・
自然を総合的に学ぶ機会を通じて町を維持し、存続していくために、個
5
人・市民としての役割認識を育み、将来に目を向けた市民協働の施策展
開としての効果が期待できる。
《推進策》
モデル校を指定し、身近な公園・道・河川などの計画プログラムの作成
を通して町の生い立ち知り、環境や経済などの総合学習を含めて実施。
③身近な公共事業への取組み
厳しい財政状況の中、道路改良などの陳情・要望に応える事業展開に
は限りがあり必ずしも効果的でないことから、事業の選択と集中にむけ
た整備プログラムをより一層充実することにより説明責任を果たす。
2 行政改革推進の考え方、民間委託等の推進、定員管理の方針
(1)行政改革推進の考え方
イ)都市づくりの観点からの行政改革を捉えてみると、豊かな経済力を背
景に経済活動や市民生活の向上を図るため、急激な都市化とともに都市
の骨格基盤が再編され、一定の効果を出してきたが機能性を優先するあ
まり均質で画一的な都市空間を創出した。
ロ)一方、地価上昇を前提とした各事業については、変革期を迎えた今こ
そその制度手法・事業管理・開発規模の在り方を見直し、限られた財源
のなかで投資に対する波及効果(市民生活の豊かさ、利便性等)や都市
の経済活動への投資効果を検証した事業展開が重要となっている。
ハ)厳しい財政状況の中においても、都市の発展や市民生活の向上に必要
な事業投資は集中的かつ積極的に実施し、都市の格付けを高めることに
より、人々から選ばれる都市づくりにより今日的課題である少子化社会
への対応策となり得る。
ニ)市民参加の時代、市民と行政が協働して都市をつくることが求められ
ている自治体(職員)は、そのコーディネーターとしての役割と市民の
求める街づくりに向けての資金(財源)を確保し、目的を達成させる都
市経営者としての役割を担っていることを認識した行政運営を行ってい
くことが重要である。
(2)民間委託等の推進
イ)計画策定、調査測量、移転物件調査などは既に民間委託を実施してい
るが、従来から取扱制限があった設計歩掛などが近年、公開されている
ことから、設計書作成業務、土木工事に関する監理業務について民間委
託の導入を進める。
ロ)駐車場管理及びまちづくりセンター業務については、平成18年度よ
り指定管理者制度を導入し一層の効率的な施設運営を図る。
6
(3)定員管理の方針
イ)都市計画部局は、計画策定業務と計画の遂行に向けての関係諸団体、
市民等との調整業務が主なものである。一部、公共団体施行の土地区
画整理事業や都市デザイン事業等において、現場業務を実施している。
ロ)担当分野は、土地利用計画、総合交通計画、市街地整備、景観形成等
の都市基盤や都市環境に関わり広範囲である。
このため、多様な行政需要に応じて対応できる専門的な知識と豊かな現
場経験により育成された職員や、企画・立案能力を持つ職員を時流の業
務量、質に応じて柔軟かつ適正配置に向けて定員管理を行う。
7
■浜松市都市計画部 組織図・職員数(平成17年7月1日現在)
都市計画課
5グループ
課 長
課 長
補 佐
主 幹
技 監
副主幹
副技監
その他
の職員
合 計
次長
副参事
1
1
1
4
14
21
1
2
1
8
12
1
1
3
17
22
1
1
1
4
13
20
その他
交通政策課
1グループ・室1
都市計画部
都市開発課
部長1
次長1(兼)
参事1(兼)
参事
3グループ
非常勤1
区画整理課
5グループ
東地区土地区
画整理事務所
4グループ
副参事
計
1
1
4
4
10
20
5
6
6
16
62
95
非常勤1
都市計画課
都市計画決定、土地利用及び部内の調整等に関すること
交通政策課
交通施策及駐車場等に関すること
都市開発課
市街地再開発、都市デザイン及び屋外広告物等に関すること
区画整理課
土地区画整理事業の推進及び管理等に関すること
東地区土地区画整理事務所
東第一・東第二土地区画整理事業の推進及び管理等に関すること
■財団法人浜松まちづくり公社 組織図・職員数(平成17年7月1日現在)
【役 員】
計15名(うち市職員3名・市職員OB2名)
理事長
副理事長
理 事
監 事
1名(うち市職員OB1名)
2名
10名(うち市職員3名:助役・都市計画部長・土木部長、市職員OB1名)
2名
【公社事務局】
計28名(うち市職員2名・市職員OB1名)
都市整備部長
(理事兼務)
1名
●公社事務局正規職員
課長
都市整備課
係長
副主幹
副技監
その他
職員
合計
1
3
2
15
22
係長
副主幹
副技監
その他
職員
合計
備考
市職員OB
22名(うち市職員OB1名)
まちづくりセンター部
(理事兼部長兼課長)
補佐
1
民派遣3
臨時8
( 1名)
●公社事務局正規職員
課長
まちづくり
推進課
補佐
市職員
2名含む
理事
5名
(1)
計
1
1
1
4
2
4
5
19
27
<事業内容>
●上記職員のうち
公社正規職員でない職員
・都市整備事業
臨時職員
9
・組合区画整理事業
市派遣職員
2
・土地区画整理事業の啓発
民派遣職員
3
・まちづくり事業
・浜松まちづくりセンターの管理運営業務
・まちづくりに関する受託事業
備考
計
14
臨時1
■都市計画道路の機能別路線数等
■都市計画道路の着手路線数
路線
都市計画 改良済 未改良 整備
割合
数
決定延長 延長(m) 延長(m) 率
区分
5
3% 32,060
420 31,640
134 80% 425,310 222,025 203,285
19 11%
8,850
7,050
1,800
10
6% 17,130 13,770
3,360
168 100% 483,350 243,265 240,085
自動車専用道路
幹線道路
区画道路
特殊道路
計
1%
52%
80%
80%
50%
路
決定経過
線
年数
数
50年以上 37
31
13
16
21
33
10
124
19
17
20-30
23
10-20
45
10年未満 27
40-50
30-40
計
168
■都市計画道路機能別路線数
自動車専用道路
区画道路
19 (11%)
19
特殊道路
(6%) 5 (3%)
10特殊道路
5 自動車専用道路
10
17
10
10年未満
21
(80%)
2
16
30-40年
幹線道路
幹線道路
着手路線数
1
13
40-50年
未着手路線数
6
31
50年以上
0
幹線道路
幹線道路
特殊道路
特殊道路
12
33
20-30年
自動車専用道路
自動車専用道路
区画道路
区画道路
16% S29年度まで
32% S30-39年度
6% S40-49年度
9% S50-59年度
27% S60-H6年度
63% H7年度以降
26%
84% 6
68% 6
94% 1
91% 2
73% 12
37% 17
74% 44
10-20年
134
134
決定年度
◆年代別の着手路線数
◆機能別の路線数
区画道路
未着手
路線数
着手路線数
10
6
20
30
40
50
■都市計画道路の改良状況
◆機能別の改良状況
■都市計画道路改良済延長
改良済
都市計画決定
決定経過 路
年数
線 延長(m)
延長
(m)
数
未改良
割
合
延長
(m)
割合
備考
50年以上 37 211,650 100,720 48% 110,930 52% S29年度まで
30-40
400,000
400,000
350,000
350,000
19
17
20-30
23
10-20
45
10年未満 27
40-50
(m)
450,000
450,000
未改良延長(m)
未改良延長(m)
改良済延長(m)
改良済延長(m)
計
80,390
50,800
35,630
79,430
25,450
168 483,350
45,560
33,720
27,250
28,945
7,070
243,265
57% 34,830 76% S30-39年度
66% 17,080 34% S40-49年度
8,380 24% S50-59年度
36% 50,485 64% S60-H6年度
28% 18,380 72% H7年度以降
50% 240,085 50%
76%
300,000
300,000
◆年代別の改良状況
250,000
250,000
200,000
200,000
(m)
250,000
改良済
未改良
150,000
150,000
200,000
100,000
100,000
50,000
150,000
50,000
0
0 自動車専用道路 幹線道路 区画道路 特殊道路
自動車専用道路
幹線道路 区画道路 特殊道路
100,000
50,000
改良済
改良済
0
改良済
改良済
改良済
50年以上 40-50年 30-40年 20-30年 10-20年
改良済
10年
■浜松市の都市計画区域図
都市計画区域外
都市計画区域
市 街 化 区 域
用 途 地 域
合併の区域
行政区域
浜松市
浜北市
舞阪町
雄踏町
天竜市
三ケ日町
細江町
引佐町
春野町
佐久間町
水窪町
龍山村
合計
面積(ha)
都市計画
市街化
市街化区域
区域
調整区域
25,688
6,664
463
815
18,165
7,565
3,418
12,118
25,217
16,853
27,128
7,023
151,117
25,688
6,664
463
815
1,032
7,565
3,418
1,123
7,544.0
809.3
245.3
195.4
18,144.0
5,854.7
217.7
619.6
314.6
162.2
3,103.4
960.8
都市計画
区域名
用途地域
7,596.0
820.0 西遠広域
245.6
195.1
373.7 天 竜
144.6 三ケ日
314.0 奥浜名
広域
162.2
水窪
都市計画
区域外
(76,221ha)
46,768
9,271
28,900
9,851
*静岡県の都市計画(資料編)H16.3版に、浜松の調整区域と三ケ日の用途を修正。
*市街化区域と用途地域の差は、数字の積上げの差分(浜松、浜北の暫定逆線を除く)
市街化区域
都市計画区域
(30.9%)
6.1
佐久間
19.1
市街化調整区域
5.7
春野
龍山
非線引き区域
都市計画区域外
69.1(69.1%)
都市計画区域外
天竜
天竜
奥浜名広域
非線引き都市計画区域
森町
非線引き都市計画区域
引佐
三ケ日
浜北
細江
三ヶ日
西遠広域
雄踏
浜松市
磐田市
湖西市
新居町
舞阪
袋井市
■旧浜松市の都市計画区域面積等の推移
◆都市計画区域内面積の推移
面積(ha)
30,000
25,000
面積(ha)
市街化区域
年度
20,000
面積
率
市街化調整区域
面積
率
都市計画
区域
S50
6,430
25.7%
18,602
74.3%
25,032
S55
6,736
26.9%
18,302
73.1%
25,038
15,000
S60
6,736
26.9%
18,303
73.1%
25,039
10,000
H2
7,278
28.6%
18,172
71.4%
25,450
5,000
H7
7,544
29.4%
18,130
70.6%
25,674
0
H13
H17
7,544
7,544
29.4%
29.4%
18,130
18,144
70.6%
70.6%
25,674
25,688
19.8%
28,900
61.8%
46,768
S50
S55
S60
H2
年度
H7
H13
H17
新市面積(ha)
H17
市街化区域
9,271
市街化調整区域
◆都市計画区域内人口の推移
人口(人)
700,000
年度
600,000
人口(人)
500,000
400,000
市街化区域
市街化調整区域
都市計画
区域
人口
率
人口
率
S50
322,051
68.7%
146,833
31.3%
468,884
S55
336,615
68.6%
154,209
31.4%
490,824
S60
351,914
68.5%
162,204
31.5%
514,118
H2
375,607
68.6%
172,268
31.4%
547,875
200,000
H7
390,205
69.5%
171,401
30.5%
561,606
100,000
H13
H17
394,070
407,680
69.2%
70.1%
175,552
173,482
30.8%
29.9%
569,622
581,162
62.9%
250,060
33.3%
751,751
300,000
0
S50
S55
S60
H2
年度
H7
H13
H17
新市人口(人)
H17
市街化区域
472,675
市街化調整区域
◆都市計画区域内の人口密度の推移
人口密度(人/ha)
人口密度(人/ha)
市街化区域
市街化調整区域
都市計画
区域
60.0
年度
50.0
S50
50.1
7.9
18.7
S55
50.0
8.4
19.6
40.0
S60
52.2
8.9
20.5
H2
51.6
9.5
21.5
20.0
H7
51.7
9.5
21.9
10.0
H13
H17
52.2
54.0
9.7
9.6
22.2
22.6
8.7
16.1
30.0
新市人口密度(人/ha)
0.0
S50
S55
市街化区域
S60
H2
年度
H7
市街化調整区域
H13
H17
都市計画
区域
H17
51.0
■産業別就業人口構成比 (政令指定都市の比較)
市町村名
浜松市
浜北市
天竜市
舞阪町
雄踏町
細江町
引佐町
三ヶ日町
(中計)
春野町
佐久間町
水窪町
龍山村
(中計)
計
★全国平均
★政令市平均
静岡市
さいたま市
千葉市
仙台市
北九州市
第一次
就業人口
11,187
2,459
753
683
477
1,287
1,597
2,773
21,216
723
246
173
131
1,273
22,489
構成比
3.6%
5.4%
6.5%
10.2%
6.3%
11.5%
18.7%
30.1%
21.3%
9.1%
10.2%
20.9%
2.8%
4.8%
0.9%
3.6%
0.9%
1.0%
1.2%
0.9%
第二次
就業人口
121,685
21,523
4,944
2,659
3,374
4,277
3,441
2,740
164,643
1,286
1,105
746
194
3,331
332,617
◆他都市との比較
構成比
39.6%
47.4%
42.5%
39.8%
44.3%
38.3%
40.3%
29.7%
37.9%
40.8%
43.9%
30.9%
41.4%
32.2%
24.2%
30.0%
23.9%
21.2%
17.7%
27.9%
第三次
就業人口
174,683
21,441
5,938
3,347
3,766
5,594
3,505
3,710
221,984
1,380
1,355
779
303
3,817
447,785
第一次就業人口
構成比
56.8%
47.2%
51.0%
50.0%
49.4%
50.1%
41.0%
40.2%
40.7%
50.1%
45.9%
48.2%
55.8%
63.0%
74.9%
66.4%
75.2%
77.9%
81.2%
71.2%
就業人口
備考
計
307,555 H12国勢調査数
45,423
11,635
6,689
7,617
11,158
8,543
9,223
407,843
3,389
2,706
1,698
628
8,421
802,891 808,520人の内
1,523,963
706,513
1,024,053
887,164
1,008,130
1,011,471
第二次就業人口
第三次就業人口
北九州市
仙台市
千葉市
さいたま市
静岡市
★政令市平均
浜松市
0%
10%
20%
30%
40%
◆旧市町村の構成比
50%
60%
第一次就業人口
70%
80%
第二次就業人口
90%
100%
第三次就業人口
龍山村
水窪町
佐久間町
春野町
三ヶ日町
引佐町
細江町
雄踏町
舞阪町
天竜市
浜北市
浜松市
0%
20%
40%
60%
80%
100%
■旧浜松市の市街化区域と土地改良区の関係図
市 街 化 区 域
市街化区域(土地改良済)
都田
土 地 改 良 区
下線は主な土地改良を行った地区名
新都田
呉松
半田
和地
積志
舘山寺
笠井
高丘
豊西
庄和
長上
西山
伊佐見
村櫛
中野町
村櫛
飯田
雄踏
舞阪
志都呂
篠原
芳川
新津
五島
遠州浜
■旧浜松市の農地転用面積・件数・転用率の推移
(単位:ha)
区域区分
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
★農地面積
563.0
534.0
588.0
513.0
487.0
468.5
445.7
421.4
399.3
381.8
367.2
転用件数
1,027
967
970
1,063
932
810
843
865
719
585
650
転用面積
47.84
41.83
90.57
58.84
46.76
42.21
42.42
42.70
35.24
20.33
23.45
転用率
8.50
7.83
15.40
11.47
9.60
9.01
9.52
10.13
8.83
5.32
6.39
市街化区域内
★農地面積 7,504.0 7,434.0 7,321.0 7,316.0 7,271.0 7,247.5 7,207.3 7,175.6 7,145.7 7,092.2 7,065.8
転用件数
709
764
709
833
696
625
621
865
720
558
637
転用面積
33.28
30.64
32.17
37.49
39.88
28.12
24.68
40.46
30.52
25.05
33.14
転用率
0.44
0.41
0.44
0.51
0.55
0.39
0.34
0.56
0.43
0.35
0.47
市街化調整区域内
★農地面積 8,067.0 7,968.0 7,909.0 7,829.0 7,758.0 7,716.0 7,653.0 7,597.0 7,545.0 7,474.0 7,433.0
計
転用件数
1,736
1,731
1,679
1,896
1,628
1,435
1,464
1,730
1,439
1,143
1,287
転用面積
81.12
72.47 122.74
96.33
86.64
70.33
67.10
83.16
65.76
45.38
56.59
転用率
1.01
1.23
1.12
0.91
0.88
1.09
0.87
0.61
0.76
0.91
1.55
・農地転用の件数・面積は、浜松農業委員会の集計数値(その年の3月31日付け数値)
・農地面積は「固定資産税に係る概要調書」による。(その年の1月1日付け数値)
◆市街化区域の農転状況
(ha)
◆市街化調整区域の農転状況
(ha)
90
600
農転面積
7,000
農転面積
80
農地面積
農地面積
500
(ha)
8,000
100
700
6,000
70
5,000
60
400
農
転
面
積
300
4,000
50
40
3,000
30
200
2,000
20
100
1,000
10
0
0
H6
H7
H8
H9
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16
◆農地転用率(農転面積/農地面積)
(%)
18.0
市街化区域
市街化調整区域転
市全域
16.0
H6
H7
H8
0
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16
◆農地転用件数
(件数)
市街化区域
市街化調整区
域
1,200
1,000
14.0
800
12.0
10.0
600
8.0
400
6.0
4.0
200
2.0
0.0
0
H6
H7
H8
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16
H6
H7
H8
H9
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16
農
地
面
積
■旧浜松市の土地利用(農業用地)
・市域、市街化区域、市街化調整区域以外の面積は、農業水産課の集計数値(平成17年3月31日現在)
旧浜松市域(25,688ha)
市街化区域(7,544ha) 29.4%
農地(348ha)
4.6%=農地(白地)
その他(7,196ha) 95.4%=宅地,雑種地,公共用地等
市街化調整区域(18,144ha) 70.6%
農業振興地域(17,707ha)
97.6%
農用地区域(5,949ha)
33.6%
農地(青地)
(5,767ha) 96.9%
農業用施設用地 ( 179ha) 3.0%
山林・原野
(
3ha)
0.1%
農業振興地域の農用地面積
農地(青地)
5,767ha
農地(白地)
1,065ha
農業用施設用地
計
179ha
7,011ha
農用地区域外(11,758ha) 66.4%
農地(白地)
(1,065ha) 9.1%
山林・原野
(1,827ha) 15.5%
その他
(8,866ha) 75.4%=宅地,公共用地等
その他(437ha)
2.4%=自衛隊,可美地区,初生地区の一部
【農業振興地域】
農業の健全な発展を図り、土地,水などの国土資源の合理的な利用を計画的に
進めるため、長期にわたって総合的に農業の振興を図るべき土地として農振法
(農業振興地域の整備に関する法律)に基づき県知事が定める。
【農用地区域】
農業振興地域の内、特に農業投資がされ農業生産の基盤として、将来とも整
備・確保すべき土地として、農振法に基づき市が定めた区域
この区域では、国・県の補助や融資を受けて、土地基盤整備事業,近代化施設
整備事業などの農業振興策を実施している。
■総合交通計画策定の考え方
1) 都市拡大から都市再構築へ
都市化社会・都市拡大の時代
(20 世紀
成長の時代)
計画づくり(プロセス)=需要予測プロセス(規模決定)
都市型社会・都市再構築の時代
(21 世紀
マネジメントの時代)
計画づくり(プロセス)=計画策定手続き+PI(パブリックインボルメント)+
需要予測プロセス(需要創出、抑制)
クラスター型政令指定都市を確立するための交通網
地域間の連携と交流を促す交通及び地域内交通の確立
政令指定都市にふさわしい中心市街地形成のための交通網
2) 地域に密着した計画づくり
地域の課題を的確に把握した計画づくり
生活者の視点にたった計画づくり
多くの地域情報を活かした計画づくり
地域の産業や個性を活かした計画づくり
交通事業者や自動車メーカーなどの各種企業との連携
観光産業など地域の活力を生む計画づくり
3) 時代の潮流を的確に把握した計画づくり
環境・安全・安心・少子高齢化・高度情報化・大交流時代などの
視点を持った計画づくり
環境負荷を軽減する交通体系
防災に配慮した計画づくり
ユニバーサルデザインの推進
交通弱者の移動手段の確保
公共交通空白地域の解消
高度情報システムの利用推進
広域道路・航空・海上交通ネットワークとの連携
4) 市民参加の計画づくり
市民にわかりやすい計画づくり
市民の価値観やライフスタイルの多様化への対応(高齢者・障害者等の交通
ニーズ)
事業の円滑化や計画への理解
事業の優先順位や達成目標の明確化
■交通分担率等の状況(旧浜松市)
○都心部内移動交通手段の分担率
0%
鉄道
バス
20%
30%
10%
自動車
40%
バイク 自転車
50%
60%
2.4% 3.6%
○都心部へのアクセス交通手段の分担率
鉄道 バス 自動車 バイク 自転車 徒歩
徒歩
70%
80%
90%
0%
100%
59.0%
20%
30%
40%
50%
60%
2.4%
4.4%
浜松市全域
(発生集中)
10%
11.7%
80%
90%
100%
4.4%
浜松市全域
(発生集中)
18.7%
70%
59.0%
11.7%
18.7%
3.6%
鉄道 バス 自動車 バイク 自転車
0.0% 0.3%
都心部
(ゾーン内々)
徒歩
鉄道 バス
3.5%
13.0%
バイク 自転車
自動車
徒歩
4.1%
14.1%
都心部
8.3% 13.3%
(集中)
69.1%
45.0%
9.7%
19.5%
※都心部:概ね中央地区、東地区、県居地区
○公共交通機関利用者数の推移
○自動車による浜松都心終点交通量
千人
140,000
H16
120,000
100,000
H13
80,000
タクシー
60,000
40,000
バス
20,000
遠州鉄道
H7
通勤 通学 帰宅
私事
業務
S60
JR 東海
JR東海
H
9
H
10
H1
1
H
12
H
13
H
14
H1
5
H
16
H
5
H
6
H
7
H8
H
2
H
3
H4
S
45
S
50
S
55
S6
0
0
遠州鉄道
バス
年度
0
10,000
通勤
タクシー
20,000
通学
30,000
帰宅
40,000
私事
※H13,16 は PT 調査における推計値
○車両保有台数及び免許人口の推移
台
人
600,000
400,000
390,000
500,000
380,000
370,000
400,000
360,000
300,000
350,000
340,000
200,000
330,000
320,000
100,000
310,000
0
300,000
8
9
10
11
車両保有台数
12
13
乗用車・軽四のみ
14
15
免許人口
16
年
業務
50,000
(台)
■浜松市主要交通体系図
国道 152 号
三遠南信道
JR 飯田線
凡
例
高規格幹線道路
主要幹線道路
水窪
鉄道
国道 473 号
佐久間
春野
龍山
国道 362 号
国道 257 号
天竜
第二東名
引佐
東名高速
浜北
三ケ日
天竜線浜名湖鉄道
細江
遠州鉄道
浜松
雄踏
JR 東海道線・東海道新幹
線
舞阪
国道 1 号
国道 150 号
■市街地再開発事業地区位置図
中心市街地
浜北駅前
⑰
⑭
⑯
⑨
浜北駅
N
C
⑩
⑪
②
⑮
A
⑳
⑱
⑦
⑫
⑬
①
③ ⑲
⑥
⑧
⑤
B
④
浜松駅
N
・
凡
例
分類
完了地区
№
地区名
面積(ha)
分類
№
地区名
面積(ha)
①
浜松駅前12街区
0.80
⑫
東第一23街区
②
浜松田町地区
0.52
⑬
東第一25街区
③
鍛冶町三丁目地区
0.27 完了地区 ⑭
東第一 7街区
※
0.38
④
松菱通りCブロック
0.27
⑮
東第一22街区
※
0.32
⑤
松菱通りA−1ブロック
0.16
⑯
浜北駅前地区
1.64
⑥
松菱通りB−2ブロック
0.36
⑰
東第一 1街区
1.10
⑦
浜松中央地区
0.71
⑱
旭・板屋地区(A・B・C)
2.09
⑧
浜松中央西地区
1.52
⑲
松菱通りB-3ブロック
0.43
⑨
東第一地区6街区
0.99
⑳
東第一26街区
⑩
東第一13街区
※
0.50 準備地区
・
サザンクロス地区(砂山西地区)
⑪
東第一14街区
※
0.31 ※は,優良建築物等整備事業により整備
実施地区
※
0.53
0.65
※
1.06
1.29
■完了地区状況
地
地
敷
延
区
区
地
床
面
面
面
数
積
積
積
16 総 事 業 費
9.92ha 補 助 金 額
61,049㎡ 公管金(街路整備)
331,737㎡
約 112,395百万円
約 20,377百万円 (18.1%)
約 13,717百万円 (12.2%)
用途別床面積と占有率
商業系
52,966㎡ 16%
共用部分
72,239㎡ 21.8%
業務系
30,035㎡ 9.1%
その他
1,036㎡ 0.3%
公共公益
55,510㎡ 16.7%
住宅系(819戸)
65,966㎡ 19.9%
ホテル(192室)
23,019㎡ 6.9%
駐車場(1,685台)
30,966㎡ 9.3%
■事業施行中地区状況
地
地
敷
延
区
区
地
床
面
面
面
数
積
積
積
4 総 事 業 費 約 42,378百万円(予定)
3.86ha 補 助 金 額 約 10,251百万円(予定) (24.2%)
22,758㎡ 公管金(街路整備) 約 1,043百万円(予定) ( 2.5%)
172,793㎡
用途別床面積と占有率
共用部分
24,534㎡ 14.2%
商業系
26,713㎡ 15.5%
ホテル(316室)
6,086㎡ 3.5%
業務系
42,533㎡ 24.6%
駐車場(1,029台)
38,495㎡ 22.3%
住宅系(378戸)
34,432㎡ 19.9%
■鍛冶町通りにおける相続税路線価の変遷
(1月1日 現在の評価)
(千円/㎡)
5,500
4,940
5,000
4,500
北側路線価(千円/㎡)
南側路線価(千円/㎡)
4,190
4,000
相
3,500
続
税
3,000
路
線
2,500
価
2,000
1,500
1,000
500
0
S61 S62 S63
H1
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17
■従前・従後の固定資産税・都市計画税の比較(試算) 完了地区対象 税収の試算額
(単位:百万円)
8,000
7,000
7,331百万円
建物面積 102,700㎡増 (204.5%増)
税収の試算 6,510百万円増 (892.9%増)
課税対象面積
(㎡)
250,000
201,000㎡
200,000
6,000
5,000
150,000
課税対象面積
4,000
3,000
100,000
98,300㎡
2,000
50,000
1,000
821百万円
0
0
従前
従後
税収の試算
課税対象面積
※ 従前・従後の固定資産税及び都市計画税の試算は、税収効果評価マニュアル案
(国土交通省)を参考にして、供用開始から20年間分を算出した。
■組合土地区画整理事業の波及効果
経済波及効果額④/公的投資額②
3.7倍
4.5倍
11.7倍
2,000
1,800
1,600
④
815.4
1,400
1,200
1,000
③
504.4
800
600
②
222.8
①
333.7
400
200
単位:億円
513.5
281.8
98.9
0
佐鳴湖西岸
815.4
504.4
222.8
(67%)
333.7
住宅市街地(新市街)
④経済波及効果額
③地区内総投資額
②公的投資額(国・県・市)
①土地区画整理事業費
317.8
174.4
62.9
43.9
188.2
半田
281.8
174.4
62.9
(64%)
98.9
住宅市街地(郊外)
調査年度:平成 16 年度資料
和地
513.5
317.8
43.9
(23%)
188.2
住・工複合市街地
(郊外)
■各年度別固定資産税額・都市計画税額(単年度比較)
※
施行区域の内、代表的な範囲を抽出して算出
200,000
180,000
固定資産税・都市計画税(千円)
160,000
140,000
2.0倍
120,000
1.7倍
100,000
80,000
2.7倍
3.6倍
60,000
40,000
20,000
0
施行後
施行前
和地
134,709
37,225
半田
173,833
87,432
佐鳴湖西岸
147,842
87,636
西都
138,146
50,388
単位:千円
■土地区画整理事業の財源内訳割合
100%
26%
32%
80%
44%
50%
8%
60%
30%
16%
4%
40%
12%
20%
4%
60%
40%
20%
0%
38%
34%
浜松市(公共団体施行)
全国(公共団体施行)
浜松市(組合施行)
全国(組合施行)
0%
32%
8%
26%
30%
4%
44%
16%
20%
50%
12%
4%
保留地処分金
市助成費
公管金
国庫補助金
60%
40%
38%
34%
資料:全国は完了地区,施行中地区の平均値・浜松市は施行中地区の平均値
■組合土地区画整理事業の事業費
200
150
58.5
事業費(億円)
4.9
100
42.3
25.1
7.5
3.9
0.3
50
58.7
国庫補助金等
公管金
市助成事業費
保留地処分金
計
1
16.5
11
0
単位:億円
22.3
28
80.5
西都地区
堀出前地区 井伊谷地区
40.8
11.8
27.8
船明地区
14.5 28.8
10.5
西美薗西
中瀬南部
地区
地区
4.6
平口地区
58.5
25.1
28
22.3
4.9
42.3
80.5
3.9
0.3
58.7
1
16.5
11
7.5
11.8
27.8
14.5
10.5
40.8
28.8
4.6
186.2
88.0
56.5
61.9
25.0
77.1
4.6
■各土地区画整理組合の保留地処分状況
100,000
98,500
80.0%
67.8%
86,585
70.0%
80,000
60.0%
50.0%
56,500
60,000
40.0%
39,900
40,000
30.0%
23.5%
20.0%
19,188
20,000
15,465
9,002
4,512
0
単位:㎡
保留地面積
保留地処分面積
保留地処分率
保留地面積(㎡)
66,800
104
0.7%
10.0%
0.0%
西都地区
堀出前
地区
井伊谷
地区
船明地区
西美園西
地区
中瀬南部
地区
平口地区
98,500
86,585
19,188
56,500
15,465
39,900
9,002
66,800
54,189
4,512
0
104
0
0
処分率
67.8%
62.6%
23.5%
0.0%
0.7%
0.0%
0.0%
事業進捗率
48.0%
55.7%
43.5%
16.2%
7.6%
1.1%
0.0%
■各総合事務所管内の住宅地平均価格
160,000
140,000
地価格(円 / ㎡)
120,000
100,000
81,900(△41.0)
80,000
60,000
70,700(△28.0)
67,000(△33.3)
40,000
47,600(△28.8)
47,300(△27.3)
20,000
単位:円
0
H8
H9
浜松 138,900 134,900
浜北 100,500 98,500
天竜 65,500 65,100
雄踏 98,200 96,100
引佐 74,400 72,600
H 10
H 11
H 12
H 13
H 14
130,700 121,600 111,800 104,600 97,300
97,300 94,300 88,700 82,900 77,400
65,000 64,300 63,400 60,200 56,600
95,100
71,200
92,000
69,000
87,800
65,100
83,500
60,400
80,700
55,400
H 15
H 16
H 17
90,000
72,800
52,100
84,100
69,000
49,100
81,900
67,000
47,600
76,200
51,500
71,900
48,900
70,700
47,300
■組合土地区画整理事業の施行後の土地利用割合
100%
14.5%
30.7%
30.6%
30.8%
80%
27.7%
29.5%
30.5%
47.5%
60%
40%
56.4%
50.3%
57.7%
77.5%
55.8%
53.9%
60.7%
44.3%
20%
12.9%
0%
西都地区
公共用地
宅地
保留地
30.7%
56.4%
12.9%
19.0%
8.2%
堀出前地
区
30.8%
50.3%
19.0%
井伊谷地
区
47.5%
44.3%
8.2%
11.7%
船明地区
30.6%
57.7%
11.7%
16.5%
西美薗西
地区
27.7%
55.8%
16.5%
8.8%
中瀬南部
地区
30.5%
60.7%
8.8%
16.5%
8.0%
平口地区
全市平均
14.5%
77.5%
8.0%
29.5%
53.9%
16.5%
■組合土地区画整理事業の施行後の土地利用面積
80
23.34
面積(ha)
60
40
14.6
14.04
13.82
42.95
22.93
20
27.54
11.1
27.52
1.64
2.5
10.37
5.04
1.49
9.85
8.66
西都地区
堀出前地区
23.34
14.04
11.1
14.6
2.5
13.82
1.64
保留地
42.95
9.85
22.93
8.66
10.37
1.92
27.54
5.6
5.04
1.49
27.52
3.99
8.75
0.9
計
76.14
45.63
23.39
47.74
9.03
45.33
11.29
1.92
0
単位:ha
公共用地
宅地
井伊谷地区
5.6
船明地区
3.99
西美薗西地区 中瀬南部地区
8.75
0.9
平口地区
■政令指定都市の区画整理事業実施状況
45.0%
35,000
40.8%
40.0%
30,000
35.0%
25,000
31.2%
28.1%
28.4%
27.9%
27.3%
25.0%
24.0%
23.6%
15,000
23.6%
20.9%
20.0%
18.8%
15.0%
10,000
10.0%
5,000
5.0%
0
単位:ha
大阪市 京都市 横浜市 神戸市
さいた
北九州
札幌市 広島市 仙台市
静岡市 浜松市
市
ま市
21,145 15,000 33,022 20,042 20,435 24,812 15,298 17,862 10,463 9,941 9,271
市街化区域
区画整理事業区域 8,618 4,210 6,907 5,596 4,823 5,861 3,672 5,068 3,262 1,871 2,532
40.8% 28.1% 20.9% 27.9% 23.6% 23.6% 24.0% 28.4% 31.2% 18.8% 27.3%
整備率
0.0%
整備率
面積(ha)
20,000
30.0%
■全国の土地区画整理事業の実施状況
1)
施行面積状況
施
行
者
合
計
個人・共同
組 合
内
公
共団体
訳
行 政 庁
公 団 等
2)
施
施行期間別施行状況
行
者
地区数
合
計
個人・共同
組 合
内
訳 公共団体
行 政 庁
公 団 等
3)
旧浜松市 = (東第一):25.9ha、(東第二):27.2ha、(高竜):11.3ha、(南浅田):17.3ha、(舞阪):3.6ha、(上島):5.7ha
集計対象 平均地区
面 積 規 模 (ha)
地 区 面 積 (ha) 0 ∼ 1 1 ∼ 2 2 ∼ 5 5 ∼ 10 10 ∼ 20 20 ∼ 40 40 ∼ 60 60 ∼ 80 80 ∼ 100 100∼150 150∼200 200 以 上
1,014
22.5
59
106
186
152
172
173
72
32
35
13
6
8
91
10.5
21
11
23
12
14
8
1
1
621
15.6
35
90
145
101
91
93
37
11
13
4
1
257
34.7
3
5
17
35
60
67
27
17
17
2
3
4
3
72.5
1
1
1
42
71.7
4
4
7
4
8
4
3
6
2
3
984
90
601
250
2
41
旧浜松市 = (東第一):18 年、(東第二):14 年、(高竜):14 年、(南浅田):12 年、(舞阪):5 年、(上島):8 年
平均施行
施 行 期 間 (年)
期 間 ( 年) 1 以 下
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
5.8
62
102
109
147
114
106
73
55
77
41
22
15
20
2.5
35
23
16
7
2
3
1
1
1
4.9
21
77
87
124
87
71
41
27
40
13
8
2
3
8.8
1
2
4
15
21
30
28
24
33
28
10
12
12
10.5
1
1
9.2
5
2
1
4
2
3
3
2
4
5
14
23
1
18
4
15 以 上
18
12
6
平均施行期間
①市街化率別
市 街 化 率
0 ∼ 10% 10 ∼ 20% 20 ∼ 30% 30 ∼ 40% 40 ∼ 50% 50 ∼ 60% 60 ∼ 70% 70 ∼ 80% 80 ∼ 90% 90∼100%
6.7
5.2
5.8
7.0
7.2
7.8
7.9
6.5
5.4
6.2
6.7
全体平均
平均施行期間(年)
②地区面積規模別
平均施行
10∼
期 間 ( 年) 0∼1ha 1∼2ha 2∼5ha 5∼10ha
20ha
平均施行期間(年)
5.8
2.2
3.0
3.6
5.0
6.5
地 区 面 積 規 模
20∼
40∼
60∼
40ha
60ha
80ha
7.4
9.0
9.7
資料
80∼
100ha
10.7
H12 年度版
100∼
150ha
12.0
150∼
200ha
11.7
200∼
300ha
13.4
300ha
以上
12.0
区画整理年報(H7∼H11 年度認可地区)
資料2
浜松市行財政改革推進審議会資料
都市計画部
3
外郭団体の経営健全化(財団法人
項
浜松まちづくり公社)
目
内
容
昭和30∼40年代の旧浜松市は、めざましい経済成長を背景に急速に
団体運営の現状・ 市街地が拡大してきた。こうした都市基盤づくりの整備手法として組合施
行による土地区画整理事業が市内各地で行われてきた。
経営状況等
これらの組合の多様な業務を円滑に行うため、各組合により任意団体と
して浜松市土地区画整理協会を昭和34年に立ち上げ、昭和37年には組
織の拡充強化を目的に県知事の許可を得て、財団法人として改組する。
その後、平成14年には市民主体のまちづくり活動支援等の新たな業務
拡充に向けて「財団法人浜松まちづくり公社」として組織を改編し今日に
至っている。
現在の主たる業務内容は、各組合からの土地区画整理事業の受託業務と
なっているが、昨今の社会経済の低迷、宅地需要の衰退により事業数が減
少していくことが予測される。
現状
■都市整備部 (平成16年度実績)
当該団体の主要
・土地区画整理事業に係る事務受託事業
組合会員収入(5組合)
19,157千円
事業・事業概要
組合との業務協定に基づく負担金収入(4組合)244,709千円
・行政及び組合からの業務受託料
107,155千円
主要事業
■まちづくりセンター部 (平成16年度実績)
・受託事業 … 浜松まちづくりセンター管理運営委託 49,660千円
行政からの業務受託料
13,348千円
・「共同化による魅力ある都市空間の創出」調査(国交省)
・住民協議支援事業(都市計画課)ほか
・自主事業 … 地域まちづくりの支援事業
・小中高等学校へのまちづくり学習支援(総合的な学習時間)
■浜松まちづくりセンターの利用状況
・来 館 者 数 … (H14)21,456人 (H15)30,886人
(H16)29,325人
・貸舘稼働率… (H14) 22.9%
(H15) 28.2%
(H16) 28.2%
問題点
現行の公益法人制度の改正が予定されており、民間企業との業務の差別
団 体 を 運 営 す 化を図るなど「非営利法人」の特徴を最大限に生かした、公益性の高いサ
る う え で の 課 ービスの充実と組織の成熟度を高める。また、公社職員の育成強化をはじ
めとした人材育成や自主財源の確保を図ることが課題である。
題等
1
将 来 に 向 け て ・都市整備部門については現在まで着実に受注業務量は推移している。
・まちづくり部門については、浜松まちづくりセンターの管理運営業務で
の提案
培ったノウハウを、来年度よりの指定管理者制度導入を機に更に高めて
経営健全化に
いく。
向けた具体的
な取組・今後の ・今後については、民間企業との競争力を高めるとともにサービスの充実
及び差別化を図り、
「非営利法人」としての将来性を考慮した事業展開を
見通し
模索するとともに、土地区画整理事業業務のみの経営形態から脱却を図
るため、総合的なまちづくり事業への業務参入に向けて、まちづくりの
初期段階におけるソフト部門を強化し業務の多角化を図る。
あるべき姿
<目 的>
市民主体のまちづくり活動を支援するとともに、都市整備事業の促進に
団体の設立目
努め、もって地域の発展に貢献する。
的・目標
<目 標>
現組織形態により存続する
・調査分析・計画策定から事業運営までのまちづくり一連の業務ノウハ
ウを活かしたサービスの拡充
・安定的な業務確保による独立した運営の確保
2
別添資料2−1
■財団法人
浜松まちづくり公社の概要
1.組
織
名
称:【改編前】(財)浜松土地区画整理協会(昭和37年4月4日 設立)
【改編後】(財)浜松まちづくり公社 (平成14年4月1日 設立)
形
態:民法第 34 条に規定する公益法人(財団法人)
認 可 者:静岡県(知事の所管に属する公益法人の設立及び監督に関する規則)
監
査:県の所管室(市街地整備室)による2年毎
2.寄付行為
基本財産:427,800千円
内、土地区画整理組合寄付金 327,800千円
76.6%
内、市出捐金
100,000千円
23.4%
目
的:市民主体のまちづくり活動を支援するとともに、都市整備事業の促進に務め、もって
地域の発展に貢献すること
事
業:①市民主体のまちづくり活動の支援に関すること
②まちづくり及び都市整備事業に関する調査・研究に関すること
③まちづくり及び都市整備事業に関する普及・啓発に関すること
④まちづくり及び都市整備事業に関する図書の販売・発行に関すること
⑤都市整備事業及び前各号に掲げる事業を受託処理すること
⑥その他前条の目的を達成するために必要と認めること
3.体
制
①役員 15 名(理事長 1 名、副理事長 2 名、理事 10 名、監事 2 名)
②職員数 28 名(役員兼務職員1名、正規職員 13 名、臨時職員 9 名、市派遣職員 2 名、民間派遣職員 3 名)
③組織図
役
員
理 事 長
副理事長
理
事
監
事
理 事 長
1名
2名
10名
2名
副理事長
(非常勤)
まちづくりセンター部長
(理事・部長兼課長)
都市整備部長(1)
都市整備課長(1)
専門監(2)
総務係 (4)
都市整備課長補佐(1)
都市整備
第 一 係 (6)
1
都市整備
第 二 係 (8)
まちづくり
推 進 係 (5)
別添資料2−2
・ 受託業務のフロー図
(財)浜松まちづくり公社
土地区画整理組合
○各組合事業の業務委託
・佐鳴湖西岸地区
・半田地区
・和地地区
・西都地区
・堀出前地区
・井伊谷地区
・西美園地区
・中瀬南部地区
○全事業の終了時
・換地処分後(清算金)
に組合解散
浜松市
【都市整備部】
・土地区画整理事業(組合施行)
の業務受託
・市補助事業費助成の受託
○事業実施
・各組合施行の受託業務(補償、
設計、工事)を実施
○各年度の完了時に組合へ引渡し
各地域まちづくり協議会
○各地域まちづくり協議会
・地区計画区域
・各事業区域の任意組織
・自主勉強会
○補助事業費の助成
①佐鳴湖西岸地区
・公園、緑地に係る用
地事業費
②西都地区
・6m以上の区画道路に
係る移転補償費助成費
○土地区画整理事業調査
浜松市
【まちづくりセンター部】
・「浜松市まちづくりセンター」の
施設管理業務
・市からのまちづくり業務受託
・公社のまちづくり自主事業
・地域まちづくり支援事業
○浜松まちづくりセンター
の業務委託
①施設管理、運営
②市民主体のまちづくり活
動の支援業務
○各年度の完了時に市へ業務報告
○事業実施
・施設管理、運営
・市民主体のまちづくり活動
の支援業務 など実施
2
資料1
浜松市行財政改革推進審議会資料
公園緑地部
1
所管の事務概要について
(1)部局及び外郭団体の組織図・職員数
公園緑地部では、花と緑あふれる快適な都市環境づくりを目指し、市
民や企業とともに取り組んでいる。
「緑」の大切な役割についての意識が高まる中、レクリェーション・
都市景観・都市の防災機能を有する公園の整備や維持管理、市民の誇り
となる貴重な景観を守るための緑地の保全活動において、地域コミュニ
ティの形成や健全な青少年の育成を図りながら、緑豊かなまちづくりを
積極的に進めている。
公園緑地部の組織は、4課12グループで構成され、職員は非常勤職
員を含め83名である。
また、外郭団体としては、浜松市公園緑地協会があり、5グループで
構成され、役員17名、職員34名、非常勤職員75名である。
(別添資料1―1∼2)
(2)所管する部内の問題点及び改善策
①浜松城公園の早期完成
浜松城公園は、昭和24年に総合公園として12.6ha が都市計画決
定され、現在10.7ha が開設されている。
新しい浜松市の都市づくりとして、一層の整備拡充を図り、新市にふ
さわしい歴史ある文化施設として、また国際都市として観光の拠点とな
るような名実ともにセントラルパークとすることが望まれており、平成
5年に「浜松城公園再整備基本構想」を作成し、また、平成9年の「防
災拠点公園基本計画」の中で広域防災拠点公園として位置付けられた。
計画の中では市道元城鹿谷1号線を境に北を鹿谷地区、南を浜松城地区
とし、それぞれゾーンごとのコンセプトに基づき計画がされている。浜
松城地区では浜松城の鉄門等の復元を含めた南エントランスの整備、ま
た体育館跡地のメインエントランスの整備が求められている。しかし、
隣接する学校の規模適正化問題及び体育館の撤去時期などによる大きな
課題がある。また鹿谷地区における文化・芸術ゾーンの整備及び観光バ
スを含めた駐車場の整備なども課題である。
1
(別添資料1−3参照)
《改善策》
ア.学校の規模適正化問題の解決
浜松城公園に隣接して位置する元城小学校などの統合を含めた再配置
問題が提起されていることにより、区域を含めた基本構想に変更が生じ
ることから早期解決が急務である。
イ.体育館の撤去によるメインエントランスの整備
体育館に替わってすでに和田町にアリーナが建設されている。また体育館東
側民地の買収も完了している。しかし、体育館の利用者が多く平成16年度に
は約11万人の利用があることから、この機能の代替を検討が必要である。
ウ.文化・芸術ゾーンの鹿谷地区整備
鹿谷地区計画区域内には、民地があり整備が途中となっていることか
ら、この用地を買収し文化・芸術ゾーンとしての整備、防災機能を高め
る整備とともに大型観光バスや一般車輌を含めた駐車場整備を行なう。
②市民参加による公園緑地の段階的整備
子ども・高齢者・障害者など市民だれもが公園機能を享受できるよう、
歩いて行ける身近な公園の整備や拠点となる大きな公園の整備及び防災
機能を持った公園整備が求められている。しかし近年の厳しい経済状況
から、公園の機能を満たしつつ、効率的・段階的に整備を進める手法が
課題となっている。
ア.歩いて行ける公園の整備
住区基幹公園を地区に偏りのない様整備が求められている。
イ.拠点となる公園緑地の整備
拠点公園を多様化、高度化する市民ニーズに対応した使いやすい施設
整備を図る。
ウ.防災施設を持った公園の整備
避難地確保の広場、緩衝緑地の整備から防災施設を整えた防災公園の
整備が急がれている。
《改善策》
公園利用者の満足度を高め、花や緑を大切にする心を育てるため、市
民と行政とのパートナーシップを確立し、計画づくりや施設づくりに、
ワークシップを取り入れた住民参加によるマイパーク手づくり事業の推
進などにより、効率的かつ段階的な予算執行が図られる。
(別添資料1−4参照)
2
③みんなでつくる花と緑豊かなまち
花と緑は、都市に住む人々に景観、自然、安らぎや潤いなど様々な効用
を提供しており、都市のイメージアップのため花や緑を増やすことが望
まれている。
市民が花と緑に関心を持ち、種から育て公共施設や沿道を花でいっぱ
いにする運動は94グループ3,700人が活動しており、取り組みを
通じて、地域コミュニティが豊かになっている。これからも、市民協働
の様々な取り組みを通じて、厳しい財政状況の中で最少の予算で最大の
効果を上げていく必要がある。
《改善策》
ア.浜名湖花博開催の成果を継承するため「花のまち・浜松」を市民共
通の目標として掲げ、心豊かなライフスタイルの創造、花と緑にあふ
れたまちづくりの推進、花による地域経済の活性化を3つの方針とし
て、市民、ボランティア団体、生産・流通・小売業者、企業等の協働
による花を活かしたまちづくりを進めるための活動指針作りに取り組
んでいる。
イ.本市における緑地保全は、緑の基本計画に基づき実施している。
特に、貴重な動植物が生息している富塚椎ノ木谷特別緑地保全地区
6.7ha については、地域住民、生態系の専門家、高校生などで構成
されたボランティアが主体となって維持管理を進めている。また、そ
の他の緑の保全については、今後改訂する緑の基本計画において、緑
地保全に関する制度を有効に活用して、保全性の高い手法を検討する。
(別添資料1−4参照)
④都市景観と調和した街路樹の維持管理について
街路樹は、都市景観の向上、通行快適性の増進、大気浄化、交通騒音
緩和、視線誘導等の役割のほか、新緑・緑陰・紅葉で四季折々の季節感
を感じていただくなど都市の緑として市民に親しまれている。しかし、
積極的な街路樹整備の推進に伴い、街路樹本数が増加し、様々な管理問
題が生じ対策に苦慮している。特に、病害虫の発生や落ち葉処理に対し
て街路樹沿道の市民から苦情が相次いでいる。こうした問題は全国の自
治体でも抜本的な解決方法が求められているところである。
3
《改善策》
ア. 街路樹の役割と重要性を沿道住民だけでなく広い範囲の住民に理
解していただけるよう、啓発活動を実施する。
イ.地域の環境美化に関心を持つ市民に落ち葉収集を実施していただけ
るボランティア団体である街路樹愛護会の育成と拡充に努める。
ウ.効率的な落ち葉収集を図るため、街路樹愛護会と行政の適切な役割
分担を行い、収集器具の貸与など行政で対応すべきことを検討する。
エ.市庁舎周辺の落ち葉収集を職員のボランティアにより行う。
オ.街路樹に使用できる登録農薬が少ないことから、現場の管理に適合
した防除方法及び農薬の登録を国・県に要望し、適切な農薬散布がで
きるように働きかけを強める。
(別添資料1−5参照)
⑤利用者本意の公園施設の管理
本市が管理する公園は年々増加し、平成17年7月1日の合併時の公
園数は579公園、面積636haとなっている。より安全で快適に利
用できる公園の維持管理が要求され、樹木等の維持管理・貸し出し施設
の運営管理・自然環境の保全・イベントの開催・ホームレス対策や公園
愛護会との協働などが大きな課題となっており、すでにある公園機能を
維持しつつ、その公園の利用度を高めていくために新たな手法として資
源活用や住民参加など総合的な管理運営の有り方が求められている。
《改善策》
ア.公園管理の問題点や課題を解決するために、管理運営計画を策定し
市民に安心して利用してもらうととも、貸し出し施設の利用率向上を
目指していく。
イ.今後の公園の維持管理は、民間活力(指定管理者制度)を導入し、
利用者のサービス向上と公園施設を有効に活用することにより公園利
用者の増加を図る。
ウ.主に地元の人が利用する街区公園等の身近な公園については、
「私
達の公園は、私達の手で」を合言葉に、除草や清掃及び花壇管理等を
行う公園愛護会を拡充し、管理経費の節減に繋げていく。
(別添資料1−6参照)
4
⑥市民に果すべき動物園の役割
動物園は、教育的機能として子供たちが動物を通して自然保護や地球
環境のことを学ぶ場であり、また、ゴールデンライオンタマリンやゴリ
ラなど絶滅に瀕した野生動物の種の保存及び私たちの身の回りにいる野
生動物の保護・収容などに関する啓発などの役割りが広く求められてい
る。しかし、動物園利用者は全国的に減少する傾向でる。原因として少
子・高齢化現象やレジャーの多様化、生活様式の変化(子供の遊びの変
化)などの社会的変化が指摘される一方、動物園側の要因、例えば動物
の見せ方に工夫が足りない、展示動物のマンネリ化等入園者ニーズに十
分応えていないなどの指摘もある。
数年前から北海道のある動物園で動物の見せ方に職員のアイデアを取
り入れた工夫をすることで、入園者数を大幅に増加させていることから、
視点を変えた入園者ニーズに合った創意工夫が求められている。
《改善策》
15年度において懸案であった急な勾配の園路の改修や多目的トイレ
の増設など、ユニバーサルデザイン整備を完成させ、入園者が気軽に動
物園を利用出来る整備を行なった。また、入園者を増やす方策として、
飼育員の発案によるナイト ZOO やサマーキャンプの新しい取り組みによ
り一定の成果を上げている。これからも、工夫や努力で無駄のない効率
のよい動物園運営を目指し、利用者の増加を図っていく。
ア.飼育員などのアイデアで、入園者ニーズに合った斬新的な動物展示
方法を工夫する。
イ.子供から大人も楽しめるような新規イベントの企画や市民協働による
特別展等を実施する。
ウ.展示動物の充実を図るため、新規動物を導入する。
エ.新浜松市誕生を契機として、ITを使ったより広範な広報活動をリア
ルタイムで行うとともに、広報素材の提供を積極的に行う。
上記の施策を実施して、年間の入園者数を昨年より40%増の40万人
を目指す。
(別添資料1―7∼8)
5
(3)部外(市全体)の問題点及び改善策
良好な都市環境の確保
地球温暖化の防止、ヒートアイランド現象の緩和、生物多様性の保全
による良好な都市環境の提供は国家的な政策課題である。この問題の解
決には、都市公園だけでなく市民や企業・土地所有者の協力による緑の
保全と民有地・民間ビル(屋上緑化)など緑化の推進を図り、緑とオー
プンスペースのネットワークの確保が必要である。
《改善策》
ア.地球温暖化対策
・緑の政策大綱や緑の基本計画等に基づく緑化の推進
イ.ヒートアイランド対策
・民間建築物等の屋上・敷地や公共空間の緑化の推進
・水と緑のネットワークの形成の推進等
ウ.生物多様性対策
・生物多様性を支える水辺や樹林地の確保
・自然環境に配慮した公園緑地の配置・整備
2 行政改革推進の考え方、民間委託等の推進、定員管理の方針
(1)行政改革推進の考え方
公園利用の規制緩和
都市公園条例の改正により、風致に支障のない範囲で広告規制が緩和
され浜松球場内の外野フェンスに企業などの広告が掲示され財源確保に
結びついている。
公園利用において収入増の観点から、施設計画や管理の有り方を見直
すことにより新たな財源確保が可能となる。例えば、先進事例を参考に
すると、芝生広場などを利用した結婚式、オープンカフェ、企業主催の
野外パーティなどがある。また、個人・企業などの寄付により設置された
公園施設への寄付者名や企業ロゴとメッセージ掲示など、様々な工夫を
凝らした新たな公園整備や管理手法を参考とし、指定管理者制度の導入
と並行して検討していく。
(2)民間委託等の推進
従来の公園管理は、樹木や公園施設の維持管理に主眼を置き、公園が本
来持っている多様な機能を活用する点では不充分な面があった。
平成16年3月の地方自治法の一部改正により、指定管理者制度が創
6
設された。指定管理者を導入すると、3 年以上にわたり植物を計画的に育
成することができるとともに、公園の運営や企画に関する一定の権限を
渡すことで資源に即応した管理を図れるので、平成18年4月から行政
が直接管理している雄踏総合公園など4公園に指定管理者制度を導入し
ていく。
今後は、既に民間委託で樹木や施設管理を行っている比較的広い面積
の都田総合公園や和地山公園等の7公園について、平成19年4月から
の指定管理者制度導入に向けて、公園機能調査を行い管理基準など整備
する。
これにより、公園利用者へのサービスや効率的な運営といった効果が
期待できるとともに、公園利用者の利便性の向上を図っていく。
(3)定員管理の方針
平成13年度からスタートした「行政経営計画」に基づき、公園と街
路樹管理において、平成16年度までに現業職10名の職員を削減し、
その業務の委託化を図った。
今後は、公園緑地業務に必要となる市民参加や協働に対応する総合調
整や合意形成能力を身に付けた職員の育成が必要となる。業務内容を精
査し民間で可能な業務についてはアウトソーシングを検討し、職員の適
正配置など定員管理に努めていく。
(別添資料1―9)
7
別添資料1−1
■浜松市公園緑地部 組織図・職員数(平成17年7月1日現在)
課
長
課
長 主
幹 副主幹 その他
補
佐 技
監 副技監 の職員
公園建設課
次長
副参事
4グループ
1
1
1
1
1
1
1
1
4
4
2
合
計
その他
3
7
14
3
10
15
非常勤 1
1
10
15
非常勤2
2
29
33
非常勤2
9
56
77
非常勤5
緑化推進課
公園緑地部
部長
1
次長1(兼)
3グループ
公園管理課
3グループ
動
物
2
園
2グループ
計
公園建設課
4
部内連絡調整・都市公園の計画調査・用地・設計建設に
関すること
緑化推進課 花・みどりの創出・育成・管理に関すること
公園管理課 都市公園等の維持管理運営に関すること
動 物 園 動物の展示及び飼育に関すること
別添資料1−2
■浜松市公園緑地協会
組織図・職員数(平成17年7月1日現在)
役 員
計17名(うち市職員 2名・市職員OB 0名)
理事長
1名( うち市職員 0名)
専務・常務
2名( うち市職員 0名)
理事
監事
12名( うち市職員 1名)
2名( うち市職員 1名)
顧問
0名( うち市職員 0名)
協会事務局
計34名(うち市職員 0名・市職員OB 5名)
事務局長
(兼常務理事)
1名( うち市職員 0名)
●協会事務局正規職員
課長
補佐
1
1
グループ
その他
主任 正規職員
長
合計
備考
総務グループ
9名( うち市職員 0名)
7
9
市職員OB
4名含む
管理グループ
13名( うち市職員OB 4名)
1
4
8
13
5
6
維持グループ
6名( うち市職員 0名)
1
市職員OB
1名含む
巡視グループ
3名( うち市職員OB 1名)
1
2
3
緑化グループ
3名( うち市職員 0名)
計
1
3
1
1
1
3
2
5
23
34
<事業内容>
・緑化推進啓発事業
・受託事業
・緑化推進センターみどりの夏まつり ・緑化推進センター管理業務
・秋の都市緑化祭
・豊岡苗圃管理業務
・静岡県グリーンバンク緑化事業
・公園施設管理業務
・花とみどりの街づくり
・公園維持整備業務
・みどりの講演会
・三方原墓園管理業務
・ポスターコンクール
・斎場会館受付業務
・緑・花文化の知識認定試験
・公園管理巡視業務
●上記職員以外の職員
(協会正規職員でない職員)
非常勤職員
75
派遣職員
計
75
別添資料1−3
浜松城公園
地区別計画図
駐
車
場
文
化
芸
術
館
・
文
芸
館
こ
と
ぶ
き
広
場
茶
室
松
韻
亭
池
遊具広場
駐
車
場
プール
メインエントランス・広場
市道元城鹿谷1号線
せせらぎ池
展望広場
作左の森
石
舞
台
西
入
口
広
場
中央芝生広場
日本庭園
慰霊記念像
美術館
浜
松
城
家康像
富士見櫓・天守櫓門
鉄南
門エ
・ ン
白ト
壁ラ
ン
ス
別添資料1−4
花のまち・浜松の推進
浜名湖花博の理念を継承し具現化するため,市民が家庭や地域で花を楽しみ,育てるという雰囲気を
醸成するとともに,浜松市のイメージアップを図ります。
(1)市民協働
①行政・市民・ボランティア団体・企業・花卉生産者・流通団体等の活動指針を策定し、それぞれ
の役割に応じて連携・協力することにより花を生かしたまちづくりを推進します。また、オープ
ンガーデンの普及に向けた啓発をするとともに、花・緑に関する各種イベントを開催し、市民の
緑化意識の高揚を図ります。
②地域住民で構成された花づくりボランティアグループの協力により,公共施設や沿道の花飾りを
実施するとともに、地域住民による沿道部の花飾りに対し,花苗や園芸資材を交付してその活動
を支援し,花飾りの拡充を図ることで潤いのあるまちづくりを推進します。
(2)拠点整備
浜松駅前やインターチェンジ、中心市街地等に設置された花壇やフラワーポットを季節ごとに植
え替え,花のまちにふさわしい景観形成を図ります。
花のまち・浜松取り組み後の市管理花壇等増加分
花壇(市役所・駅周辺)
141.63 ㎡、3 カ所の増
フラワーポット等(中心市街地)
168 基の増
みどりの保全
(1)地区指定
古くから地元の人々に親しまれてきた名木や古木、神社仏閣等の森や屋敷林を保存樹木・樹林と
して指定し、貴重な市民の財産として保全を図っています。
また、市街地に残る貴重な斜面の緑地を守るため、市民の協力のもと、市民の森に指定し、保全
を図っています。
さらに、貴重な動植物が生息している富塚町椎ノ木谷地を都市緑地法に基づく特別緑地保全地区
として指定し、市民との協働により保全を図っています。
(2)風致景観の保護
風致地区及び浜名湖県立自然公園区域等について、風致景観保護のため県条例で定められた区域
内における開発に対し、緑化等の指導を行っています。
地
区
指
定
風致景観の保護
保存樹林
36.6ha
保存樹木
45 本
市民の森
32.6ha
特別緑地保全地区
6.7ha
風致地区
浜名湖県立自然公園
1,196.4ha
1,315ha
別添資料1−5
街路樹の維持管理
街路樹は、道路の特徴、季候・風土に合った樹種を選定するとともに、樹木の特徴を生かした自然樹形
方式での管理を基本とし、夏は量感あふれる緑陰を、冬は暖かな日差しを市民に与えるよう工夫していま
す。平成 17 年 4 月現在、高木約 38,000 本、中木約 22,000 本、低木約 1,390,000 本が植栽されています。
街路樹本数(高木)
37,243
32,594
40千本
25,649
35千本
20,657
30千本
25千本
38,304
17,187
20千本
15千本
10千本
5千本
0千本
H元年
(141路線)
H3年
(191路線)
H5年
(268路線)
H10年
(339路線)
H13年
(426路線)
H17年
(475路線)
別添資料1−6
年度別都市公園面積
都市公園面積
(ha)
公園管理課所管面積
450
400
350
381.95
369.38
347.50
355.74
345.86
334.64
342.14
317.71
307.73
287.90
392.40
360.09
401.91
369.60
420.72
387.23
378.13
411.62
426.36
394.05
300
250
200
150
100
50
0
8
9
10
11
12
(年度)
13
14
15
16
17
公園愛護会推移
面 積 (ha)
60
公園数
260
254
50
40
45.82
37.07
36.95
37.61
187
185
181
38.27
192
(公園数)
300
47.4
260
47.95
264
48.32
40.53
201
250
200
30
150
20
100
10
50
0
0
8
9
10
11
12
13
(年度)
14
15
16
別添資料1−7
予算と入園者数の推移
〔動物園〕
500,000
2,000,000
1,800,000
400,000
1,600,000
1,400,000
1,200,000
300,000
1,000,000
800,000
200,000
600,000
400,000
100,000
200,000
0
0
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
歳入
歳出
入園者
入園者数は,H16年度に花博などの影響により最も少ない28万人となった。
H15年度の歳入歳出の増は、ユニバーサルデザイン整備事業で園路坂道改修工事を行ったため。歳入は基
金の取り崩しと宝くじ協会からの助成によるもの。
平成17年度動物園歳出予算
(総額517,003千円)
公園管理費
59,644千円
11.5%
動物園施設
整備基金費
9千円:0.0%
動物園費内訳
総額457,350千円
動物園施設
管理運営費
142,633千円
31.2%
動物購入費
2,000千円:0.4%
施設整備費
40,000千円:8.7%
動物園費
457,350千円
88.5%
その他
1.4%
動物園施設維持管理運営費内訳
総額142,633千円
使用料・賃借料
5,195千円:3.6%
消耗品・燃料
印刷・原材料等
12,674千円
8.9%
電気料
17,439千円
12.2%
動物飼料
28,350千円
19.9%
人件費
268,211千円
58.6%
水道料
4,475千円:3.1%
委託料
74,500千円
52.2%
動物園事業費
1,585千円:0.3%
一般諸経費
1583千円:0.3%
傷病鳥獣保護
事業費
710千円:0.2%
各種負担金
628千円:0.1%
別添資料1−8
教育活動実施件数推移
160
140
120
100
回
80
数
60
40
20
0
H1
H2
H3
H4
動物ふれあい教室
H5
H6
H7
H8 H9
年 度
動物愛護教室
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16
動物園協会子供会
総合・体験学習
講 演 会
*動物ふれあい教室は,幼稚園小学校低学年を対象として,ウサギなど小動物とのふれあいを行うもの。
*動物愛護教室は,学校に出向いて指導を行うもの。
*動物園協会子供会は,年度会員を募集し、年間を通して動物飼育や昆虫教室・野鳥学習会などを実施するもの。
*総合・体験学習は,小学校の総合的学習の一環として動物に関する学習会や中学校や高校生を対象として行うもの。
*講演会は,各種団体に対して動物に関する講演会および動物園のPRを行うもの(出前講座を含む)。
*この他に,市内小中学校の新任教諭の研修や理科の担当教諭の研修及び社会貢献活動研修等も随時受けている。
傷病鳥獣収容数推移
収容数
400
350
300
250
200
150
100
50
H 16
H 15
H 14
H 13
H 12
H 11
*S.55年より県からの委託事業として実施。
*県西部地域を対象として、傷ついた野生の鳥や哺乳類を保護収容している。
H 10
鳥類
H9
H8
H7
H6
H5
H4
H3
H2
H1
S63
S62
S61
S60
S59
S58
哺乳類
S57
S56
S55
0
年度
別添資料1−9
公園管理課経常経費・職員数
(千円)
1,400,000
1,200,000
経常経費
30
25
24
23
1,000,000
800,000
(人)
職員数
1,160,291
1,317,713
1,174,080
22
1,192,531
1,128,765
21
1,121,594
1,044,111
20
25
20
1,159,031
1,043,281
19
20
1,022,869
15
15
15
600,000
10
400,000
5
200,000
0
8
9
10
11
12
13
14
15
年度
年度
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
経常経費(千円) 職員数
1,022,869
24
1,160,291
23
1,044,111
25
1,121,594
22
1,128,765
21
1,174,080
20
1,317,713
20
1,192,531
19
1,159,031
15
1,043,281
15
※17年度経常経費は予算額
16
17
資料2
浜松市行財政改革推進審議会資料
公 園 緑 地
部
3 外郭団体の経営健全化
(1)浜松市公園緑地協会の経営健全化について
①浜松市公園緑地協会の設立
戦災で市街地の大半が焦土化した本市は、復興に対する市民の意欲と努
力により、県西部地区の中核市として目覚しい発展を遂げた。その一方で
市街地の緑地や空地は宅地化が進み屋外レクリエーションの場は失われ、
生活環境は悪化した。昭和45年に策定された浜松市総合開発基本構想では
「活力あふれる豊かな市民生活への道を」をテーマとし、市内各地に点在
する都市公園の整備及び公園管理体制の抜本的な改善を公園政策上の緊
急課題とした。
公園面積増大という施策の推進に応じて増大する維持管理費の軽減を
図るとともに、利用者の多い休日における公園管理体制の充実が重要な課
題となったため、昭和45年4月1日に任意団体として浜松市公園緑地協
会が設立された。
そして、市民と行政が密接な連携を保ち、緑化思想の啓発や普及を図る
とともに、健康で明るいまちづくりと文化の向上に寄与するため協会の趣
旨を発展させ、昭和48年3月31日多くの民間の方々から出捐金をいた
だき、当時としては他に類のない公園管理や緑化推進の専門団体として
(財)浜松市公園緑地協会が発足した。
昭和48年6月官民一体となって緑化を推進するため、浜松市緑化推
進本部が設置されたが、その事務局が浜松市公園緑地協会に置かれた。
浜松市緑化推進本部は、趣旨に賛同する公益法人と各種奉仕団体及び浜
松市で構成され、これらが連携して取組むことで総合的な緑化推進体制
が確立した。
②浜松市公園緑地協会の経営健全化
公園緑地協会の主たる業務の収入は受託事業であり、平成14年度以降
460,000千円弱で推移している。収入から支出を引いた全体の収支
金額は、平成14年度9,342千円、平成 15年度▲1,249千円、
平成 16年度19,638千円と平成 16年度に大幅増益となっている。
1
この主な要因は、正規職員の3人の退職と収益事業の増益によるものであ
る。また、平成16年度末の内部留保額(公益法人の指導監督基準による)
は、130,009千円であり内部留保率は26.59%と基準を満たし
ており、経営は健全な状態と考えている。
浜松市からの受託事業が経営の柱であるが、指定管理者の導入により
公園緑地協会を取り巻く環境は益々厳しさを増して行くと予想される。
財務基盤が安定している現在、指定管理者制度導入をチャンスと受け止
め積極的に指定管理者に挑戦し事業収入の増加を図ると共に、収益事業
の割合も公益法人の指導監督基準の範囲内で増加させていく事が必要と
考えている。加えて、固定費である人件費や経費を抑えることも必要で
ある。
公益法人の行動は、
「公益法人の設立許可及び指導監督基準」に定めら
れているため一定の規制がある。一方で指定管理者の導入で売上は一般
企業と同一の土俵で戦う環境となっている。
このため、外部では民間企業との互角の戦い、内部においては内部留
保金等の規制があり経営環境の変化にスムーズな対応が出来るのか不安
な面も併せ持っている。
(別添資料2−1∼3)
2
別添資料2−1
運営状況調査
項
現
目
状
内
容
浜松市からの受託事業が主体であり、収益事業を含めて収支のバランスが取れている。
団体運営の現状・ 現在の財務基盤は安定しており経営は健全な状態と考えている。
設立目的である緑化啓発事業については、積極的に公益事業として取り組んでいる。
経営状況等
1 公益事業 (1)緑化推進啓発事業①ポスターコンクール②秋の緑化祭③グリーンバンク緑
化事業④プロジェクトワイルド等 (2)公園施設等の維持管理業務①浜松城公
事業・事業概要
園外447公園②三方原墓園 (3)施設の管理業務①緑化推進センター②豊岡
苗ほ
・主要事業概況
受託料の過去 5 年間の推移(決算ベース)
(単位:千円)
主要事業
当該団体の主要
は、数値により
わかりやすく
主要事業名
【例】事業実施
状況
・参加者,利用者
・宿泊者
・患者数
・業務量
等
平成 15
平成 16
38,683
(99.4)
38,734
(99.5)
36,979
(95.0)
36,604
(94.0)
豊岡苗圃管理
5,306
(100)
5,282
(99.5)
5,222
(98.4)
5,069
(95.5)
4,824
(90.9)
公園施設管理
143,526
(100)
158,284
(110.3)
166,626
(116.1)
150,301
(104.7)
128,358
(89.4)
緑化推進啓発
5,998
(100)
4,992
(83.2)
2,896
(48.3)
2,647
(44.1)
1,980
(33.0)
公園維持整備
210,525
(100)
217,350
(103.2)
220,185
(104.6)
220,185
(104.6)
220,500
(104.7)
・売上高
・分譲結果
平成 14
38,924
(100)
・会員数
・入園,入場者
平成 13
緑化センター管理
記入してくだ
さい。
平成 12
2 収益事業 (1)物品販売事業①斎場会館の売店や花見期間中の浜松城公園の臨時売店
による販売②和地山公園外 13 公園における自動販売機による販売 (2)遊具
貸し出し業務①フワフワやゴーカートの貸し出し (3)環境整備受託業務①浜信
レクリエーションセンターの維持管理業務②百景園の維持管理
3 緑の募金事業 (1)募金活動①家庭募金②学校募金③企業・団体募金 (2)いきいきの森
育もう浜松市民活動事業
問題点
① 指定管理者制度に合わせた業務の確保
団 体 を 運 営 す る ② 職員の高齢化による人件費増と若手技術者の養成
うえでの課題等
将 来 に 向 け て の ① 指定管理者に積極的に挑戦し、受託事業収入の増加を図る。
② 集客性の高い祭事の誘致と関連収益業務の企画・実施により収益事業収入の増加を
提案
経営健全化に向
図る。
け た 具 体 的 な 取 ③ 市民ニーズに合った売店業務により収益事業収入の増加を図る。
組・今後の見通し ④ 民間企業の緑化の管理受託に取り組み収益事業収入の増加を図る。
⑤ 退職者の補充は極力抑え、非常勤職員で対応する。
浜松市民の緑化意識を普及啓発し、緑化事業を進めるとともに、公園、緑地等に対する
あるべき姿
団体の設立目的・ 愛護精神を涵養し、市民の心身の健全な発達に資することを目的とする。
目標
別添資料2−2
財政状況追加調査
団 体 名
財団法人浜松市公園緑地協会
1.貸借対照表
資
産
負
債
資
本
科 目
流動資産
投資等
固定資産
その他
計①
流動負債
固定負債
その他
計②
資本金(出資金)
剰余金
欠損金
その他
計①−②
平成 12 年度
146,670
平成 13 年度
159,343
平成 14 年度
164,451
平成 15 年度
167,158
平成 16 年度
181,377
195,192
191,908
189,627
183,852
174,528
341,862
32,645
84,278
351,251
40,122
83,577
354,078
36,341
84,651
351,010
42,941
79,247
355,905
39,528
66,318
116,923
100,000
124,939
123,699
100,000
127,552
120,992
100,000
133,086
122,188
100,000
128,822
105,846
100,000
150,059
224,939
227,552
233,086
228,822
250,059
単位:千円
平成 12 年度
平成 13 年度
平成 14 年度
2.損益計算書
科 目
事業収益
収 事業外収益
益 その他
経
計
常
営業費用
収
費 営業外費用
支
用 その他
計
経常利益(損失)
特別
特別利益
収支
特別損失
当期純利益(純損失)
平成 15 年度
平成 16 年度
459,942
483,004
488,944
474,728
511,733
3,607
3,001
2,415
1,532
7,064
9,394
7,810
7,105
12,960
3,950
472,943
493,815
498,464
489,220
522,747
443,009
467,564
473,096
476,457
488,983
22,272
18,261
16,026
14,012
14,126
465,281
485,825
489,122
490,469
503,109
7,662
7,990
9,342
△1,249
19,638
7,662
7,990
9,342
△1,249
19,638
単位:千円
別添資料2−3
(財)浜松市公園緑地協会決算推移
単位千円
年度
公益事業会計(収入)
H14
H15
H16
備考
463,056
457,107
470,461
内
公益事業収入
5,977
13,249
10,727
訳
受託事業収入
457,079
443,858
459,734
収益事業会計(収入)
35,408
32,113
52,286
収入合計
498,464
489,220
522,747
公益事業会計(支出)
455,822
462,198
456,234
内
公益事業支出
12,887
26,563
30,085
訳
受託事業支出
442,935
435,635
426,149
収益事業会計(支出)
33,300
28,271
46,875
支出合計
489,122
490,469
503,109
収支差額
9,342
-1,249
19,638
内部留保金
113,989
112,402
130,009
人件費
273,317
264,141
260,561
56%
54%
52%
人件費比率
職員数
正職員
25
25
22
常勤嘱託職員
3
2
8
小計
28
27
30
市OB(常勤嘱託職員)
8
8
6
計
36
35
36
非常勤職員
70
75
73
合計
106
110
109
正規職員