鞭杆北海道教室だより

鞭杆北海道教室だより 第25号
2014年4月1日
鞭杆協会
北海道支部
◇札幌も雪解けが始まり、穏やかな気候の中、楊崇老師をお迎えし
て講習会が行われました。
3月16日(日)の参加者は、前納者27名、スポット参加4名、体験者1名の計32名でした。
先月の総会資料(議事録、規約改正)教室便り等を配布しました。
<講習会>
基本30式の10~20式を中心に指導していただきました。
準備運動:内側回し、左右・前後の振る動作をベンガンと反対側に重心を移動させる方法で
行いました。
・基本19:翻鞭換把 (fā n biān huàn bǎ ファン・ビエン・ホワン・バー ):最初はゆっくり確実にやっ
てみます。慣れ親しんだら、だんだんと早めに動作すること。
①ベンガンのほぼ中央を右手で上から持つ。外側に返し、左手を開いて上から押さえる。右
手を内側に返して、左手で下から握る。
②握った左手を内側に返して、右手を開いて下から押さえる。左手を外側に返して、右手
で上から握る。これを繰り返す。
・基本20:空鞭換手(kōng biān huàn shǒuコン・ビェン・ホワン・ショウ ):慣れないうちは、片手で
握り、片手は開いて行う。
・基本13:轉環(zhuǎn huánズアン・ホワン) :注意点は、前に対し真後ろに回すこと。活歩
は、身体とベンガンのバランスをとり安定性に注意する。
・基本15:抽棍換把(chōu gùn huàn bǎチョウ・グン・ホワン・バー) :構えは横を向き、背中には斜
めにする。斜め横から、手を返さずに正面で”ひっぱたく”そのまま反対側で持ち替える。
活歩は、斜めに進み前進の時は先に前足が進み、後ろ足を寄せる。後退の時は、先に後足を
引いた後で、前足を引き寄せる。注意点は力を抜くこと、体重移動。
・基本16:甩棍換把(shuǎi gùn huàn bǎシュワィ・グン・ホワン・バー) :旋回する時の足さばきの
要領を詳しく行った。練習方法として、肩幅に立ってかかとを中心に旋回、つま先が真後ろ
まで回転する。反対側のつまさきを中心で旋回、かかとは上がる。
定歩では、重心のかかった足のかかとで回り、前足は打つ方向へつま先を向ける。前足に
ためをつくり、タガが外れたように前足を進め、甩とする。
・基本17:穿鞭換把(chuān biān huàn bǎチュアン・ビェン・ホワン・バー):ベンガンなしで、振り出した
前の手を、後ろ手ではじき、後ろ手は前の腕に沿って降ろす練習を行った。注意点は、ゆっ
くりでよいが、大きく旋回するために重心移動を意識しながら行う。ベンガンは身体の近くを
廻っていくこともポイント。
定歩では、穿鞭でベンガンを前に伸ばす。換把で下から持ち替えて、同じ側で旋回。穿鞭で
そのまま前方にすべらせてほじくるように伸ばす。反対側に旋回を繰り返す。注意点は、止
まらないように棒を滑らすこと。活歩も行いました。
・ベンガン進退八法
収式の要領を詳しく行った。覚えるためには、ショートバージョンとして、4回繰り返す所を2
回にして練習する方法。また、”甲”、”乙”の乙から始まる練習を行いました。