220 ◇登録国債の利子の場合◇ 非居住者・外国法人の税区分など 登録国債利子支払通知書の税区分欄に課税区 分コード「79」が表示され、税額および差引 221 支払額等が計算印字されていない。 税区分ごとに提出を受ける書類・適用税率など ⇒ 課税区分コード・230参照 国債証券または登録国債の利子の支払請求を受けた場合には、請求者の申出に基づき、次の税区分ごとに、提出させる書類など 必要な取扱いを確かめる。 利子支払請求者の 区分など 提出(提示)を受ける書類など 税区分 1.分離課税 個 人 の 場 合 ( 非 居 住 者 適用税率 国債証券の利子 登録国債の利子 ○なし ○なし 所得税 15.315% ○租税条約に関する届出書(2通)・添付書類 ○租税条約に関する届出書(2通)・添付書類 後記2.に該当 しないとき 2.租税条約による取 扱い ⇒ 360参照 ) 租税条約の適 用を受ける利 子のとき ●租税条約に 定められて ●既に登録国債または振決国債の利子について いる所得税 提出されており、かつ、その記載事項(銘柄、 の税率 取得年月日、額面金額、利子の支払期日およ び利子の金額を除く。)に異動がないときは、 提出を要しない。 ⇒ 200-5 360参照 利子支払請求者の 区分など 提出(提示)を受ける書類など 税区分 3.総合課税・分離課 税 後記4.に該当 しないとき 法 人 の 場 合 ( 外 国 法 人 適用税率 国債証券の利子 ○告知書・確認書類 ○告知・確認書類 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、告知 書を提出させ、その確認書類を提示させる。 ●告知書は、支払票で代用させてよいほか、他の 公社債用の用紙を使用させてよい。 国内に恒久的施設 を有する外国法人 の場合 ⇒ 111参照 ●告知書に記載されている請求者の住所・名称を 確かめる。 ⇒ 登録国債の利子 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、住 所・名称の告知を受け、その確認書類を提示さ せる。 ●登録国債利子領収証書の領収欄に記載されて いる記名者の住所・名称を確かめる。 * 上記領収欄への記載をもって告知があっ たものとしてよい。 311・313参照 ⇒ 312・313参照 ) ○告知を要しない公共法人等の場合を除き、1回の支払額(税込額)が5千円を超えるときは、支払調書(特 例扱分)を作成し、税務署へ提出する。 ⇒ 320参照 200-6 所得税 15.315% 利子支払請求者の 区分など 提出(提示)を受ける書類など 税区分 適用税率 国債証券の利子 4.租税条約による取 扱い 租税条約の適用 を受ける利子の とき ○告知書・確認書類 ○告知書・確認書類 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、告知 書を提出させ、その確認書類を提示させる。 ●告知書は、支払票で代用させてよいほか、他の 公社債用の用紙を使用させてよい。 ●告知書に記載されている請求者の住所・名称を 確かめる。 法 人 の 場 合 ( 外 国 法 人 ⇒ 登録国債の利子 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、住 所・名称の告知を受け、その確認書類を提示 させる。 ●登録国債利子領収証書の領収欄に記載されて いる記名者の住所・名称を確かめる。 * 上記領収欄への記載をもって告知があっ たものとしてよい。 311・313参照 ⇒ 国内に恒久的施設 を有する外国法人 の場合 ○租税条約に関する届出書(2通)・添付書類 ⇒ 360参照 312・313参照 ○租税条約に関する届出書(2通)・添付書類 ) ●既に登録国債または振決国債の利子について 提出されており、かつ、その記載事項(銘柄、 取得年月日、額面金額、利子の支払期日およ び利子の金額を除く。)に異動がないときは、 提出を要しない。 ⇒ 360参照 ○告知を要しない公共法人等の場合を除き、1回の支払額(税込額)が5千円を超えるときは、支払調書(特 例扱分)を作成し、税務署へ提出する。 ⇒ 320参照 200-7 ●租税条約に 定められて いる所得税 の税率 公的機関、 金融機関な どについて 税免除が定 められてい るときがあ る。 利子支払請求者の 区分など 提出(提示)を受ける書類など 税区分 5.分離課税 国内に恒久的施設 を有しない外国法 人の場合 法 人 の 場 合 ( 外 国 法 人 国内の金融機 関または金融 商品取引業者 が常任代理人 として利子を 代理受領する 取扱いが通例 適用税率 国債証券の利子 後記6.および 7.に該当しな いとき ○告知書・確認書類 ○告知・確認書類 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、告知 書を提出させ、その確認書類を提示させる。 ●告知書は、支払票で代用させてよいほか、他の 公社債用の用紙を使用させてよい。 課税事務は、お おむね前記3. のときと同じ であるが、支払 調書の作成・提 出方法が異な る。 ●告知書に記載されている請求者の住所・名称を 確かめる。 ⇒ 登録国債の利子 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、住 所・名称の告知を受け、その確認書類を提示さ せる。 ●登録国債利子領収証書の領収欄に記載されて いる記名者の住所・名称を確かめる。 * 上記領収欄への記載をもって告知があっ たものとしてよい。 311・313参照 ⇒ 312・313参照 ) ○告知を要しない公共法人等の場合を除き、同一請求者に対する年間支払額(税込額)が3万円を超える ときは、支払調書(本則扱分)を作成し、税務署へ提出する。 ⇒ 320参照 200-8 所得税 15.315% 利子支払請求者の 区分など 提出(提示)を受ける書類など 税区分 適用税率 国債証券の利子 6.租税条約による 取扱い 租税条約の適用を 受ける利子のとき ○告知書・確認書類 ○告知・確認書類 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、告知 書を提出させ、その確認書類を提示させる。 ●告知書は支払票で代用させてよいほか、他の公 社債用の用紙を使用させてよい。 課税事務は、おおむ ね前記4.のときと 同じであるが、支払 調書の作成・提出方 法が異なる。 法 人 の 場 合 ●告知書に記載されている請求者の住所・名称を 確かめる。 ⇒ 登録国債の利子 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、住 所・名称の告知を受け、その確認書類を提示 させる。 ●登録国債利子領収証書の領収欄に記載されて いる記名者の住所・名称を確かめる。 * 上記領収欄への記載をもって告知があっ たものとしてよい。 311・313参照 ⇒ 国内に恒久的施設 を有しない外国法 人の場合 ○租税条約に関する届出書(2通)・添付書類 312・313参照 ○租税条約に関する届出書(2通)・添付書類 ( 外 国 法 人 ⇒ 360参照 ) ●既に登録国債または振決国債の利子について 提出されており、かつ、その記載事項(銘柄、 取得年月日、額面金額、利子の支払期日およ び利子の金額を除く。)に異動がないときは、 提出を要しない。 ⇒ 360参照 ○告知を要しない公共法人等の場合を除き、同一請求者に対する年間支払額(税込額)が3万円を超える ときは、支払調書(本則扱分)を作成し、税務署へ提出する。 ⇒ 320参照 200-9 ●租税条約に 定められて いる所得税 の税率 公的機関、金 融機関など について税 免除が定め られている ときがある。 利子支払請求者の 提出(提示)を受ける書類など 税区分 区分など 7.外国政府等の免税 法 人 の 場 合 ( 外 国 法 人 国内に恒久的施設 を有しない外国法 人の場合 適用税率 国債証券の利子 ) 租税条約が結ばれ ていない国の政 府・中央銀行その 他公的機関で個別 に所得税の免除措 置がとられている ものまたはその設 立に関する協定に より租税が免除さ れている国際機関 等が所有する国債 の利子のとき ○告知書・確認書類 ○告知・確認書類 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、告知 書を提出させ、その確認書類を提示させる。 ●告知書は、支払票で代用させてよいほか、他の 公社債用の用紙を使用させてよい。 ●告知書に記載されている請求者の住所・名称を 確かめる。 ⇒ 登録国債の利子 ●告知を要しない公共法人等の場合を除き、住 所・名称の告知を受け、その確認書類を提示さ せる。 ●登録国債利子領収証書の領収欄に記載されて いる記名者の住所・名称を確かめる。 * 上記領収欄への記載をもって告知があっ たものとしてよい。 311・313参照 ⇒ 312・313参照 ○国税庁通達の写を提示させ、免税措置がとられていることを確かめる(その設立に関する協定により租 税が免除されている国際機関等の場合を除く。 ) 。 [税区分が1. 、3.または5.の場合] * 国債証券の利子については、支払日が平成25年1月1日以後のときは、支払期日にかかわらず、所得税の適用税率は所得税と復興特別所 得税の合計税率とする。 登録国債の利子については、支払期日が平成25年1月1日以後のときは、所得税の適用税率は所得税と復興特別所得税の合計税率とする。 200-10
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