(1)基本計画書 - 大学設置室

別記様式第2号(その1)
基
基
事
計
画
項
分
区
リ
ガ
設
大
大
ガ
学
学
大
の
部
本
学
名
の
目
画
欄
備
考
トウヨウエイワジョガクインダイガク
称
置
位
計
入
学校法人 東洋英和女学院
ナ
の
書
ガッコウホウジン トウヨウエイワジョガクイン
者
リ
画
記
学部の学科の設置
ナ
置
フ
計
本
の
フ
本
東洋英和女学院大学 (Toyo Eiwa University)
神奈川県横浜市緑区三保町32
自由にして敬虔なる学風の下に深く専門の学芸を教授研究し、職業及び社会
生活に必要な教育を施し、キリスト教精神による人間形成を重んじ、敬神奉仕
と国際性に富む女性を育成することを目的とする。
【国際社会学科】
的
国際社会学科は、不透明で変転極まりない現代の国際社会が抱える諸問題の本質と
構造を理解し、その問題解決に向けた内外の課題や理念に主体的に取り組み、社会貢
献を志す女性の育成を目的としている。
新
設
学
部
等
の
目
的
【国際コミュニケーション学科】
国際コミュニケーション学科は、現代の国際社会の中で具体的な問題を深く認識し、
その問題解決のために自ら実践的かつ積極的に行動し、社会貢献に携わる女性の育成
を目的としている。
新
新
設
学
部
等
の
概
要
設
学
部
等
の
名
修業 入学
称 年限
定員
国際社会学部
編入学
定 員
収容
定員
480
学位又
は称号
開設時期及
び開設年次
所 在 地
〔Faculty of Social Sciences〕
国際社会学科
4
120
-
4
120
-
学 士
平成22年4月 神奈川県横浜市
緑区三保町32
(社会科学) 第1年次
480
学 士
平成22年4月
(社会科学) 第1年次
〔Department of Social Sciences〕
国際コミュニケーション学科
〔Department of International
Communication〕
計
人間科学部(人間科学科人間文化専攻、人間科学科臨床心理・社会心理専攻、人間科
学科保育子ども専攻)、国際社会学部(国際社会学科国際コミニュケーション専攻、国
際社会学科社会システム専攻)(入学定員540名)を、人間科学部(人間科学科、人間
科学部保育子ども学科)、国際社会学部(国際社会学科、国際コミニュケーション学
科)(入学定員500名)に変更する。人間科学部(人間福祉学科)は募集停止。
同 一 設 置 者 内 に お け る 変 更 状 況
( 定 員 の 移 行 , 名 称 の 変 更 等 )
国際社会学部については、従来の1学科2専攻から、国際社会学科国際コミュニケー
ション専攻(入学定員120名)を国際コミュニケーション学科(入学定員120名)として
独立させる。国際社会学科は人間科学部より40名の振替え分が加わり、入学定員を120
名とする。学部の入学定員は200名から240名となる。
平成22年4月 国際社会学部「国際社会学科国際コミュニケーション専攻」を「国際コ
ミュニケーション学科」にする。(定員変更なし)
平成22年4月 国際社会学科「国際社会学科社会システム専攻」を「国際社会学科」に
する。(80名→120名)
【別途届出】
人間科学部については、既設の人間福祉学科(入学定員120名)を廃止し、人間科学
科の保育子ども専攻(入学定員70名)を保育子ども学科(入学定員100名)として発
展・独立させる。併せて、残りの人間科学科については専攻を廃止して、入学定員160
名の1学科とする。学部の入学定員は340名から260名となる。その際、40名を国際社会
学部国際社会学科の入学定員に振替える。(平成21年5月 設置届出)
教育
課程
新設学部等の名称
国際社会学部 国際社会学科
国際社会学部 国際コミュニケーション学科
講義
159科
目
152科
目
開設する授業科目の総数
実験・実
演習
習
69科目
3科目
71科目
5科目
学 部 等 の 名 称
教授 准教授
7
6
(7) (6)
9
3
(9) (3)
18 人
6人
(18) (6)
9
8
(9) (8)
43
23
(43) (23)
教
新
国際社会学部 国際社会学科
国際コミュニケーション学科
員
設
組
人間科学部 人間科学科
保育子ども学科
分
計
織
既
の
設
分
卒業要件単位数
124単位
124単位
兼 任
計
助手 教員等 ・ 国際社会学科から国
0
15
57 人 際コミュニケーション学科へ
13名異動
(15) (0) (57)
14
0
49 ・ 人間福祉学科から人
(14) (0) (49) 間科学科へ3名、保
育子ども科へ10名異
24 人
0 人 55
動
(24) (0) (55) ・ 人間科学科から保育
子ども学科へ9名、
19
0
64
国際社会学科へ1
(19) (0) (64) 名、国際コミュニケーション
学科へ1名異動
72
0
156
(72) (0) (156) ・ 人間科学部人間科学
科、保育子ども学科
は別途届出
人間科学部 人間科学科人間文化専攻
人間科学科臨床心理・社会心理専攻
人間科学科保育子ども専攻
人間福祉学科
国際社会学部 国際社会学科 国際社会コミュニケーション専攻
国際社会学科 社会システム専攻
概
計
231科目
228科目
専任教員等
講師
助教
2
0
(2) (0)
2
0
(2) (0)
0 人
0 人
(0) (0)
2
0
(2) (0)
6
0
(6) (0)
-
-
-
-
-
-
-
(-) (-) (-) (-) (-) (-) (-) ※兼任教員等の
-
-
-
-
-
-
-
計は実人数
(-) (-) (-) (-) (-) (-) (-)
-
-
-
-
-
-
-
(-) (-) (-) (-) (-) (-) (-)
-
-
-
-
-
-
-
(-) (-) (-) (-) (-) (-) (-)
43
23
6
0
72
0
(43) (23) (6) (0) (72) (0) ()
計
要
合 計
1
計
兼 任
80
29
人
人
事
務
職
員
(80)
(29)
0
0
大学全体
技
術
職
員
(0)
(0)
9
17
図
書
館
専
門
職
員
(9)
(17)
0
0
そ
の
他
の
職
員
(0)
(0)
38
97
計
(38)
(97)
共用する他の
校
共 用
計
区 分
専 用
学校等の専用
校
舎
敷
地
16,667㎡
0
㎡
0
㎡
16,667㎡
大学全体
運
動
場
用
地
10,342㎡
0 ㎡
0 ㎡
10,342㎡
地
0 ㎡
0 ㎡
小
計
27,009㎡
27,009㎡
そ
の
他
139,388㎡
0 ㎡
0 ㎡
139,388㎡
等
0 ㎡
0 ㎡
166,397 ㎡
合
計
166,397 ㎡
共用する他の
専 用
共 用
計
学校等の専用
校 舎
35,247 ㎡
0 ㎡
0 ㎡
35,247 ㎡
大学全体
( 35,247 ㎡) ( 0 ㎡) ( 0 ㎡) ( 35,247 ㎡)
講義室
演習室
実験実習室 情報処理学習施設 語学学習施設
4室
3室
教室等
大学全体
35室
32室
0室
(補助職員 人)(補助職員 1人)
新設学部等の名称
室 数
専
任
教
員
研
究
室
国際社会学部(国際社会学科・国際コミュニケーション学科)
33 室
図書
学術雑誌
視聴覚資料機械・器具 標本
〔うち外国書〕
新設学部等の名称
〔うち外国書〕 電子ジャーナル
図
冊
種〔うち外国書〕
点
点
点
学部全体
書
130,000 〔 33,000 〕 3,500
0
0
236〔115〕 11〔 6 〕 ・
国際社会学部
(120,000〔 31,000 〕)
設
( 0 )
(236〔115〕) (11〔 6 〕) (3,000) ( 0 )
備
130,000 〔 33,000 〕 0
0
236〔115〕 11〔 6 〕 3,500
計
(120,000〔 31,000 〕)
( 0 )
(236〔115〕) (11〔 6 〕) (3,000) ( 0 )
面積
閲覧座席数
収 納 可 能 冊 数
図書館
5,422 ㎡
455
310,000
大学全体
面積
体育館以外のスポーツ施設の概要
体育館
アクア・エクササイズセンター
1,553 ㎡
グラウンド
開設前年度
区 分
第1年次
第2年次 第3年次 第4年次 第5年次 第6年次
大学全体
教員1人当り研究費等
460千円
460千円
460千円 460千円 460千円
・ 図書費には電子ジャー
経費の見
ナル・データベースの整備
6,000千円 8,000千円 8,000千円
共 同 研 究 費 等
6,000千円
費(運用コスト含む)を
経 費 の 見 積 り 積り 図
32,000千円 32,000千円 32,000千円
書
購
入
費 32,000千円
32,000千円
含む。
及び維持方法
10,000千円 10,000千円 10,000千円
設
備
購
入
費 10,000千円
10,000千円
の
概
要
第1年次
第2年次
第3年次
第4年次
第5年次
第6年次 ・ 設備購入費は大学全
学生1人当り
体分を記入
納付金
1,440千円
1,040千円 1,040千円 1,040千円
千円
千円
私立大学等経常費補助金、雑収入 等
学生納付金以外の維持方法の概要
職 種
専 任
51
人
(51)
0
(0)
8
(8)
0
(0)
59
(59)
教
員
以
外
の
職
員
の
概
要
大
学
学
部
の
等
名
の
称 東洋英和女学院大学
編入学
修業 入学
称 年限
定員
定 員
名
年
人間科学部
人間科学科人間文化専攻
4
人
70
収容
定員
年次
人
定 員
超過率
人
280
-
学位又
は称号
開設
年度
学 士
人間科学科臨床心理・社会心理専攻
4
80
320
-
学 士
神奈川県横浜市
緑区三保町32
1.20
平成19年度
1.20
平成19年度
1.09
平成19年度
0.88
平成9年度
1.20
平成19年度
1.30
平成19年度
0.78
平成5年度東京都港区六本木
1.00
平成14年度
0.40
平成15年度
(人間科学)
所 在 地
倍
(人間科学)
既
設
大
学
等
の
状
況
4
人間科学科保育子ども専攻
70
280
-
学 士
(人間科学)
人間福祉学科
4
120
480
-
学 士
(人間科学)
国際社会学部
国際社会学科国際コミュニケーション専攻
4
120
-
480
4
80
-
320
学 士
(社会科学)
国際社会学科社会システム専攻
学 士
(社会科学)
大学院
人間科学研究科人間科学専攻修士課程
2
37
74
修 士
(人間科学)
人間科学研究科人間科学専攻博士後期課程
3
3
9
国際協力研究科国際協力専攻修士課程
2
25
50
博 士
5丁目14番40号
(人間科学)
修 士
(社会科学)
名 称: 東洋英和女学院大学付属かえで幼稚園
目 的: キリスト教精神に基づく子どもの保育
附属施設の概要
所 在 地: 神奈川県横浜市青葉区美しが丘3丁目46番8号
設置年月日: 昭和48年4月(※東洋英和女学院短期大学の付属幼稚園として設立)
規 模 等: 土地 2,312㎡ , 建物 1,098㎡
2
様式第2号(その2)
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
単位数
キ
リ
ス
ト
教
学
ャ
リ
ア
・
福
祉
・
健
康
ュー
タ
全
学
共
通
基
礎
英
語
群
講
師
助
教
助
手
2
○
兼3
キリスト教概論B
1前・後
2
○
兼3
備考
キリスト教と現代A(平和)
2後
2
○
兼1
キリスト教と現代B(歴史)
2後
2
○
兼1
キリスト教と現代C(教育)
2前
2
○
兼1
キリスト教と現代D(美術)
2後
2
○
兼1
キリスト教と現代E(音楽)
2前
2
○
兼1
キリスト教思想史
2前
2
○
兼1
聖書学A
2後
2
○
兼1
隔年
聖書学B
2後
2
○
兼1
隔年
小計(10科目)
-
4
1・2前・後
2
○
キャリア設計
1・2前
2
○
人権論
1・2後
2
○
兼1
現代社会と福祉
1・2前
2
○
兼1
女性と福祉
1・2後
2
○
兼1
ボランティア学習
1・2後
2
○
兼1
健康と運動の科学A(健康)
1・2・3前・後
2
○
1
健康と運動の科学B(技術)
1・2・3前・後
2
○
1
健康と運動の科学C(文化)
1・2・3前・後
2
○
兼2
健康と運動の科学D(福祉)
1・2・3前・後
2
○
兼2
2・3前
2
○
兼1
2・3前・後
1
健康科学概論
-
4
16
19
-
0
0
0
0
0
兼5
2
-
1
兼2
兼3
1
0
2
兼1
1
0
0
兼14
1・2前
2
○
兼1
数学リテラシーB
1・2後
2
○
兼1
数学リテラシーC
1・2前
2
○
兼1
統計学
1・2後
2
○
兼1
小計(4科目)
-
0
基礎情報科学Ⅰ
1前
2
基礎情報科学Ⅱ
1後
2
アプリケーション応用A
2前
2
○
兼1
アプリケーション応用B
2後
2
○
兼1
コンピュータ言語
2・3・4後
2
○
情報検索
2前・後
2
○
小計(6科目)
-
2
8
10
-
0
0
0
0
0
0
このう
ちから
必修を
除く2
単位を
選択
兼2
○
1
兼8
○
1
兼8
1
兼1
-
0
このう
ちから
2単位
を選択
兼2
○
0
0
数学リテラシーA
日本語表現
基
礎
講
座
准
教
授
1前・後
小計(12科目)
情
報
・
コ
ン
ピ
演
習
教
授
キリスト教概論A
健康科学
数
理
・
統
計
講
義
実
験
・
実
習
必
修
女性学
女
性
・
キ
自
由
専任教員等の配置
配当年次
授業科目の名称
科目区分
選
択
授業形態
1
0
0
0
0
兼9
1・2前・後
2
○
兼2
World of English Ⅰ
1・2前
2
○
兼3
オムニバス
World of English Ⅱ
1・2後
2
○
兼2
オムニバス
歴史A(近代日本史)
1・2前
2
○
兼1
歴史B(西洋史)
1・2前・後
2
○
兼1
歴史C(現代史)
1・2後
2
○
兼1
日本国憲法
1・2後
2
○
人間と社会A(文学と歴史)
1・2・3後
2
○
兼1
人間と社会B(ことば(言語)の世界を考える)
1・2・3前
2
○
兼4
1
1
小計(9科目)
-
0
Freshman English AⅠ
1前
1
○
1
兼6
Freshman English AⅡ
1後
1
○
1
兼6
Freshman English BⅠ
1前
1
○
1
1
兼6
Freshman English BⅡ
1後
1
○
1
1
兼6
Freshman English CⅠ
1前
1
○
1
兼6
Freshman English CⅡ
1後
1
○
1
兼6
Sophomore English AⅠ
2前
1
○
1
兼6
Sophomore English AⅡ
2後
1
○
1
兼6
Sophomore English BⅠ
2前
1
○
1
1
兼6
Sophomore English BⅡ
2後
1
○
1
1
兼6
1
18
0
-
0
4
1
0
0
兼10
オムニバス
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
単位数
通
科
目
選
択
英
語
群
第
2
外
国
語
群
准
教
授
講
師
助
教
助
手
2前
1
○
1
兼6
Sophomore English CⅡ
2後
1
○
1
兼6
小計(12科目)
-
12
0
演
習
教
授
Sophomore English CⅠ
0
講
義
実
験
・
実
習
必
修
授業科目の名称
自
由
専任教員等の配置
配当年次
科目区分
選
択
授業形態
-
0
1
1
0
0
備考
兼8
Advanced English A
3・4前
1
○
1
兼2
Advanced English B
3・4後
1
○
1
兼1
Advanced English C
3・4前
1
○
1
兼3
Advanced English D
3・4後
1
○
1
兼3
Advanced English E
3・4前
1
○
1
海外英語実習A
1前
2
○
兼1
集中
海外英語実習B
2・3・4前
2
○
兼1
集中
小計(7科目)
-
初級フランス語Ⅰ 1前
2
○
兼2
初級フランス語Ⅱ
1後
2
○
兼2
初級ドイツ語Ⅰ
1前
2
○
兼1
初級ドイツ語Ⅱ
1後
2
○
兼1
初級スペイン語Ⅰ
1前
2
○
兼1
初級スペイン語Ⅱ
1後
2
○
兼1
初級中国語Ⅰ
1前
2
○
兼3
初級中国語Ⅱ
1後
2
○
兼3
初級ハングルⅠ
1前
2
○
兼1
初級ハングルⅡ
1後
2
○
兼1
選択外国語Ⅰ
2・3・4前・後
1
○
兼1
集中
選択外国語Ⅱ
2・3・4前・後
1
○
兼1
集中
選択外国語Ⅲ
2・3・4前・後
1
○
兼1
集中
選択外国語Ⅳ
2・3・4前・後
1
○
兼1
集中
選択外国語Ⅴ
2・3・4前・後
1
○
兼1
集中
選択外国語Ⅵ
2・3・4前・後
1
○
兼1
集中
中級フランス語Ⅰ
2前
1
○
兼1
中級フランス語Ⅱ
2後
1
○
兼1
中級ドイツ語Ⅰ
2前
1
○
兼1
中級ドイツ語Ⅱ
2後
1
○
兼1
中級スペイン語Ⅰ
2前
1
○
兼1
中級スペイン語Ⅱ
2後
1
○
兼1
中級中国語Ⅰ
2前
1
○
兼2
中級中国語Ⅱ
2後
1
○
兼2
中級ハングルⅠ
2前
1
○
兼1
中級ハングルⅡ
2後
1
○
兼1
上級フランス語Ⅰ
3・4前
1
○
兼1
上級フランス語Ⅱ
3・4後
1
○
兼1
上級ドイツ語Ⅰ
3・4前
1
○
兼1
上級ドイツ語Ⅱ
3・4後
1
○
兼1
上級スペイン語Ⅰ
3・4前
1
○
兼1
上級スペイン語Ⅱ
3・4後
1
○
兼1
上級中国語Ⅰ
3・4前
1
○
兼1
上級中国語Ⅱ
3・4後
1
○
兼1
上級ハングルⅠ
3・4前
1
○
兼1
上級ハングルⅡ
3・4後
1
○
兼1
小計(36科目)
-
0
0
2
9
46
0
0
-
-
0
0
1
0
1
1
0
兼3
0
0
0
0
兼6
兼14
このう
ちの同
一言語
から4
単位を
選択
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
単位数
科目区分
留
学
生
対
象
特
設
科
目
学
部
共
通
科
目
学
科
基
礎
科
目
授業科目の名称
配当年次
必
修
選
択
授業形態
自
由
講
義
演
習
実
験
・
実
習
専任教員等の配置
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
備考
日本語AⅠ
1前
1
○
兼1
日本語AⅡ
1後
1
○
兼1
日本語BⅠ
1前
1
○
兼1
日本語BⅡ
1後
1
○
兼1
日本語CⅠ
1前
1
○
兼1
日本語CⅡ
1後
1
○
兼1
小計(6科目)
-
0
6
-
0
0
0
0
0
0
兼3
法学
1・2前
2
○
1
政治学
1・2後
2
○
1
政治史
1・2前
2
○
経済学
1・2後
2
○
1
経済史
1・2前
2
○
1
国際関係入門
1・2前
2
○
1
国際協力入門
1・2後
2
○
地域研究入門
1・2後
2
○
Extensive English Program A
1・2前
2
○
Extensive English Program B
1・2後
2
○
Extensive English Program C
1・2前
2
○
国際理解のための英語
3・4後
2
○
兼1
国際コミュニケーションのための英語
3・4前
2
○
兼1
兼1
このう
ちから
8単位
を選択
1
1
1
兼1
1
小計(13科目)
-
0
-
3
4
フレッシュマンセミナー
1前
1
○
5
3
国際社会基礎演習Ⅰ
2前
2
○
6
3
国際社会基礎演習Ⅱ
2後
2
○
6
3
国際関係論Ⅰ
2・3前
2
○
1
国際関係論Ⅱ
2・3後
2
○
1
国際関係史Ⅰ
2・3前
2
○
1
国際関係史Ⅱ
2・3後
2
○
1
国際協力論 2・3前
2
○
国際社会学
2・3後
2
○
政治思想
1・2前
2
○
兼1
社会思想
1・2後
2
○
兼1
哲学概論
1・2後
2
○
兼1
外国史概説
1・2後
2
○
兼1
日本史概説
1・2後
2
○
兼1
世界地誌
1・2前
2
○
兼1
人文地理学
1・2後
2
○
兼1
自然地理学
1・2後
2
○
兼1
メディアに見る世界の動き
1・2後
2
○
平和のための社会システム
1・2前
2
○
小計(19科目)
-
3
国際社会演習Ⅰ
3前
国際社会演習Ⅱ
演 国際社会演習Ⅲ
習 国際社会演習Ⅳ
プロジェクト演習
小計(5科目)
26
0
1
2
○
5
3
3後
2
○
5
3
4前
2
○
5
3
4後
2
○
5
3
-
2
8
2
0
0
0
○
-
0
兼3
1
4
1・2・3・4前・後
0
1
7
0
0
1
-
34
1
兼7
兼1
5
3
0
0
0
兼1
外交論A
2・3前
2
○
1
外交論B
2・3後
2
○
1
日本外交史Ⅰ
2・3前
2
○
1
日本外交史Ⅱ
2・3後
2
○
1
比較政治社会学
2・3後
2
○
現代の日本の政治
2・3後
2
○
兼1
政治心理学
2・3前
2
○
兼1
3
1
このう
ちから
12単位
を選択
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
単位数
科目区分
国
際
関
係
科
目
群
授業科目の名称
学
科
専
門
科
目
社
会
経
済
科
目
群
必
修
選
択
自
由
講
義
演
習
実
験
・
実
習
専任教員等の配置
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
備考
政治的コミュニケーション論
2・3後
2
○
紛争解決論
2・3前
2
○
日米関係論
2・3前
2
○
1
国際機構論
2・3前
2
○
1
国際NGO論
2・3前
2
○
1
国際開発論
2・3後
2
○
1
国際ボランティア論
2・3前
2
○
1
地域紛争論
2・3後
2
○
安全保障論
2・3前
2
○
1
世界システム論
2・3後
2
○
1
世界人権論
2・3前
2
○
南北問題
2・3後
2
○
1
アメリカ・カナダ入門
2・3前
2
○
1
ヨーロッパ入門
2・3前
2
○
兼1
アジア入門
2・3前
2
○
兼1
中東入門
2・3前
2
○
兼1
ラテンアメリカ入門
2・3前
2
○
小計(24科目)
専
門
教
育
科
目
配当年次
授業形態
-
0
48
兼1
1
兼1
兼1
1
-
0
隔年
4
2
0
0
0
兼5
データで読む社会
2・3前
2
○
社会経済のための数学
2・3前
2
○
社会統計学Ⅰ
2・3前
2
○
兼1
社会統計学Ⅱ
2・3後
2
○
兼1
調査データ分析A
2・3前
2
○
兼1
調査データ分析B
2・3後
2
○
兼1
社会調査法
2・3前
2
○
兼1
社会調査演習Ⅰ
2・3前
2
○
兼2
社会調査演習Ⅱ
2・3後
2
○
兼2
データマイニング
2・3前
2
○
公共社会選択論
2・3後
2
○
移民・難民問題
2・3後
2
○
公共と福祉の経済学
2・3前
2
○
環境と技術
2・3後
2
○
兼1
地球環境論
2・3前
2
○
兼1
コミュニティ・マネジメント
2・3後
2
○
社会保障論
2・3前
2
○
兼1
低所得者世帯支援論
2・3後
2
○
兼1
社会学概論Ⅰ
2・3前
2
○
兼1
社会学概論Ⅱ
2・3後
2
○
兼1
文化人類学
2・3前
2
○
兼1
市場のしくみ(ミクロ経済学Ⅰ)
2・3前
2
○
1
隔年
市場と社会(ミクロ経済学Ⅱ)
2・3後
2
○
1
隔年
経営学
2・3前
2
○
兼1
マーケティング論
2・3前
2
○
兼1
企業戦略ゲーム論
2・3後
2
○
グローバル経済論
2・3後
2
○
兼1
金融経済論
2・3前
2
○
兼1
会計学Ⅰ
2・3前
2
○
兼1
会計学Ⅱ
2・3後
2
○
兼1
情報の経済学
2・3前
2
○
1
隔年
国家経済のしくみ(マクロ経済学Ⅰ)
2・3前
2
○
1
隔年
経済の成長と発展(マクロ経済学Ⅱ)
2・3後
2
○
1
隔年
国際経済学
2・3前
2
○
経済政策Ⅰ
2・3前
2
○
1
経済政策Ⅱ
2・3後
2
○
1
開発経済学
2・3後
2
○
小計(37科目)
-
0
4
74
0
1
1
1
1
1
1
1
隔年
1
隔年
兼1
兼1
-
3
1
0
0
0
兼12
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
単位数
科目区分
授業科目の名称
配当年次
必
修
選
択
授業形態
自
由
講
義
演
習
実
験
・
実
習
専任教員等の配置
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
備考
2・3前
2
○
ジャーナリズム論Ⅱ
2・3後
2
○
兼1
リスクコミュニケーション
2・3前
2
○
兼1
パーソナルコミュニケーションA
2・3前
2
○
兼1
パーソナルコミュニケーションB
2・3後
2
○
兼1
コミュニケーション論
2・3前
2
○
アナウンス技術論
2・3後
2
○
兼1
マスコミュニケーション論A
メ
デ マスコミュニケーション論B
2・3前
2
○
兼1
2・3後
2
○
兼1
マルチメディア論A
ア
社 マルチメディア論B
会
ウェブサイト構築Ⅰ
科
目 ウェブサイト構築Ⅱ
群
メディア心理学
2・3前
2
○
兼1
2・3後
2
○
兼1
2・3前
2
○
1
2・3後
2
○
1
2・3前
2
○
広告論
2・3後
2
○
1
メディア・リテラシーⅠ
2・3前
2
○
1
メディア・リテラシーⅡ
2・3後
2
○
1
グローバリゼーションとメディア
2・3前
2
○
1
共創のためのメディア・デザイン
2・3後
2
○
兼1
ノンバーバル・コミュニケーション
2・3前
2
○
兼1
ィ
ジャーナリズム論Ⅰ
1
1
兼1
小計(20科目)
-
国際社会特殊講義A
特
殊 国際社会特殊講義B
講 国際社会特殊講義C
義
小計(3科目)
2・3前
2
○
兼1
2・3後
2
○
兼1
2・3前
2
○
兼1
-
0
40
0
6
-
0
-
0
国際社会ワークショップⅠ
2・3前
2
○
国際社会ワークショップⅡ
2・3後
2
○
国際社会ワークショップⅢ
実
インターンシップⅠ
践
科 インターンシップⅡ
目
群 ボランティア実践A
ボランティア実践B
2・3後
2
○
2・3前
2
○
2・3後
2
○
2・3前
2
○
2・3後
2
○
メディア・ワークショップ
2・3前
2
○
小計(8科目)
合計(231科目)
学位又は称号
2
0
1
0
0
0
0
0
0
0
兼6
兼3
1
1
1
1
1
兼1
1
1
1
兼1
-
0
16
0
-
2
2
1
0
0
兼2
-
33
378
0
-
7
6
2
0
0
兼88
学士(社会科学)
学位又は学科の分野
経済学関係、社会学・社会福祉学関係
卒 業 要 件 及 び 履 修 方 法
授業期間等
<全学共通科目> 必修22単位、選択必修8単位 小計30単位。 <専門教育科目> 学部
共通科目 選択必修8単位。 学科基礎科目 必修3単位、選択必修12単位 小計15単位。
学科専門科目 必修8単位、選択必修2単位、選択40単位、小計50単位。 <自由選択科目>
選択21単位。 卒業要件単位数 124単位。
(履修科目の登録の上限:22単位(半期))
5
このう
ちから
2単位
を選択
1学年の学期区分
2学期
1学期の授業期間
15週
1時限の授業時間
90分
様式第2号(その2)
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
単位数
配当年次
必
修
キリスト教概論A
1前・後
2
キリスト教概論B
1前・後
2
授業科目の名称
科目区分
キ
リ
ス
ト
教
学
ャ
リ
ア
・
福
祉
・
健
康
ュー
タ
全
学
共
通
基
礎
英
語
群
講
師
助
教
助
手
○
1
1
兼1
○
1
1
兼1
備考
○
キリスト教と現代B(歴史)
2後
2
○
キリスト教と現代C(教育)
2前
2
○
兼1
キリスト教と現代D(美術)
2後
2
○
兼1
キリスト教と現代E(音楽)
2前
2
○
兼1
キリスト教思想史
2前
2
○
1
聖書学A
2後
2
○
1
隔年
聖書学B
2後
2
○
1
隔年
小計(10科目)
-
4
1・2前・後
2
○
兼2
キャリア設計
1・2前
2
○
兼5
人権論
1・2後
2
○
兼1
現代社会と福祉
1・2前
2
○
兼1
女性と福祉
1・2後
2
○
兼1
ボランティア学習
1・2後
2
○
兼1
健康と運動の科学A(健康)
1・2・3前・後
2
○
兼4
健康と運動の科学B(技術)
1・2・3前・後
2
○
兼1
健康と運動の科学C(文化)
1・2・3前・後
2
○
兼2
健康と運動の科学D(福祉)
1・2・3前・後
2
○
兼2
2・3前
2
○
兼1
2・3前・後
1
健康科学概論
-
4
16
19
1
1
-
0
1
1
0
0
0
○
-
0
兼2
0
0
0
0
0
兼17
1・2前
2
○
兼1
数学リテラシーB
1・2後
2
○
兼1
数学リテラシーC
1・2前
2
○
兼1
統計学
1・2後
2
○
兼1
小計(4科目)
-
0
基礎情報科学Ⅰ
1前
2
基礎情報科学Ⅱ
1後
2
アプリケーション応用A
2前
2
○
兼1
アプリケーション応用B
2後
2
○
兼1
コンピュータ言語
2・3・4後
2
○
兼1
情報検索
2前・後
2
○
兼1
小計(6科目)
-
2
1・2前・後
8
10
-
0
2
0
0
0
0
0
兼2
○
兼9
○
兼9
-
0
このうち
から2単
位を選択
兼3
数学リテラシーA
日本語表現
基
礎
講
座
准
教
授
演
習
2
小計(12科目)
情
報
・
コ
ン
ピ
実
験
・
実
習
教
授
講
義
2後
健康科学
数
理
・
統
計
自
由
専任教員等の配置
キリスト教と現代A(平和)
女性学
女
性
・
キ
選
択
授業形態
0
0
○
1
1
0
0
0
兼10
World of English Ⅰ
1・2前
2
○
2
兼1
オムニバス
World of English Ⅱ
1・2後
2
○
1
兼2
オムニバス
歴史A(近代日本史)
1・2前
2
○
歴史B(西洋史)
1・2前・後
2
○
歴史C(現代史)
1・2後
2
○
兼1
日本国憲法
1・2後
2
○
兼1
人間と社会A(文学と歴史)
1・2・3後
2
○
1
人間と社会B(ことば(言語)の世界を考える)
1・2・3前
2
○
2
1
-
4
1
兼1
1
兼1
小計(9科目)
-
4
Freshman English AⅠ
1前
1
○
2
1
兼2
Freshman English AⅡ
1後
1
○
2
1
兼2
Freshman English BⅠ
1前
1
○
2
1
1
兼2
Freshman English BⅡ
1後
1
○
2
1
1
兼2
Freshman English CⅠ
1前
1
○
2
1
兼2
Freshman English CⅡ
1後
1
○
2
1
兼2
Sophomore English AⅠ
2前
1
○
2
1
兼2
Sophomore English AⅡ
2後
1
○
2
1
兼2
Sophomore English BⅠ
2前
1
○
2
1
兼2
Sophomore English BⅡ
2後
1
○
2
1
兼2
6
14
0
0
0
0
兼7
このうち
から2単
位を選択
オムニバス
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
単位数
通
科
目
選
択
英
語
群
第
2
外
国
語
群
留
学
生
対
象
特
設
科
目
准
教
授
講
師
助
教
助
手
2前
1
○
2
1
兼2
Sophomore English CⅡ
2後
1
○
2
1
兼2
小計(12科目)
-
12
-
4
1
1
0
演
習
教
授
Sophomore English CⅠ
0
講
義
実
験
・
実
習
必
修
授業科目の名称
自
由
専任教員等の配置
配当年次
科目区分
選
択
授業形態
1
0
0
備考
兼4
Advanced English A
3・4前
1
○
1
Advanced English B
3・4後
1
○
1
Advanced English C
3・4前
1
○
1
1
兼2
Advanced English D
3・4後
1
○
1
1
兼2
Advanced English E
3・4前
1
○
2
1
兼2
海外英語実習A
1前
2
○
1
集中
海外英語実習B
2・3・4前
2
○
1
集中
小計(7科目)
-
初級フランス語Ⅰ 1前
2
○
兼2
初級フランス語Ⅱ
1後
2
○
兼2
初級ドイツ語Ⅰ
1前
2
○
兼1
初級ドイツ語Ⅱ
1後
2
○
兼1
初級スペイン語Ⅰ
1前
2
○
兼1
初級スペイン語Ⅱ
1後
2
○
兼1
初級中国語Ⅰ
1前
2
○
兼3
初級中国語Ⅱ
1後
2
○
兼3
初級ハングルⅠ
1前
2
○
兼1
初級ハングルⅡ
1後
2
○
兼1
選択外国語Ⅰ
2・3・4前・後
1
○
1
集中
選択外国語Ⅱ
2・3・4前・後
1
○
1
集中
選択外国語Ⅲ
2・3・4前・後
1
○
1
集中
選択外国語Ⅳ
2・3・4前・後
1
○
1
集中
選択外国語Ⅴ
2・3・4前・後
1
○
1
集中
選択外国語Ⅵ
2・3・4前・後
1
○
1
集中
中級フランス語Ⅰ
2前
1
○
兼1
中級フランス語Ⅱ
2後
1
○
兼1
中級ドイツ語Ⅰ
2前
1
○
兼1
中級ドイツ語Ⅱ
2後
1
○
兼1
中級スペイン語Ⅰ
2前
1
○
兼1
中級スペイン語Ⅱ
2後
1
○
兼1
中級中国語Ⅰ
2前
1
○
1
兼1
中級中国語Ⅱ
2後
1
○
1
兼1
中級ハングルⅠ
2前
1
○
兼1
中級ハングルⅡ
2後
1
○
兼1
上級フランス語Ⅰ
3・4前
1
○
兼1
上級フランス語Ⅱ
3・4後
1
○
兼1
上級ドイツ語Ⅰ
3・4前
1
○
兼1
上級ドイツ語Ⅱ
3・4後
1
○
兼1
上級スペイン語Ⅰ
3・4前
1
○
兼1
上級スペイン語Ⅱ
3・4後
1
○
兼1
上級中国語Ⅰ
3・4前
1
○
兼1
上級中国語Ⅱ
3・4後
1
○
兼1
上級ハングルⅠ
3・4前
1
○
兼1
上級ハングルⅡ
3・4後
1
○
兼1
小計(36科目)
-
日本語AⅠ
1前
1
○
兼1
日本語AⅡ
1後
1
○
兼1
日本語BⅠ
1前
1
○
1
日本語BⅡ
1後
1
○
1
日本語CⅠ
1前
1
○
1
日本語CⅡ
1後
1
○
1
小計(6科目)
-
-
1
0
0
0
9
46
6
-
0
-
0
0
2
2
兼1
兼1
2
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
兼3
兼13
兼1
法学
1・2前
2
○
兼1
政治学
1・2後
2
○
兼1
7
このうち
の同一言
語から4
単位を選
択
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
単位数
科目区分
学
部
共
通
科
目
学
科
基
礎
科
目
授業科目の名称
配当年次
必
修
選
択
授業形態
自
由
講
義
演
習
実
験
・
実
習
専任教員等の配置
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
備考
政治史
1・2前
2
○
兼1
経済学
1・2後
2
○
兼1
経済史
1・2前
2
○
兼1
国際関係入門
1・2前
2
○
兼1
国際協力入門
1・2後
2
○
兼1
地域研究入門
1・2後
2
○
兼1
Extensive English Program A
1・2前
2
○
兼1
Extensive English Program B
1・2後
2
○
Extensive English Program C
1・2前
2
○
国際理解のための英語
3・4後
2
○
国際コミュニケーションのための英語
3・4前
2
○
小計(13科目)
-
0
フレッシュマンセミナー
1前
国際社会基礎演習Ⅰ
1
兼1
1
1
-
1
0
1
1
○
4
1
1
2前
2
○
6
1
1
グローバリゼーションと日本
2前
2
国際社会基礎演習Ⅱ
2後
2
1
1
国際関係論Ⅰ
2・3前
2
○
兼1
国際関係論Ⅱ
2・3後
2
○
兼1
国際関係史Ⅰ
2・3前
2
○
兼1
国際関係史Ⅱ
2・3後
2
○
兼1
国際協力論
2・3前
2
○
兼1
国際社会学
2・3後
2
○
兼1
2前
2
○
社会学
1・2前
2
○
兼1
異文化コミュニケーション入門
1・2後
2
○
兼1
英語学概論A
1・2前
2
○
1
英語学概論B
1・2後
2
○
1
哲学概論
1・2後
2
○
兼1
平和のための社会システム
1・2前
2
○
兼1
外国史概説
1・2後
2
○
兼1
人文地理学
1・2後
2
○
兼1
自然地理学
1・2後
2
○
兼1
Study Abroad Preparation
小計(20科目)
-
5
26
0
○
34
0
0
兼9
1
○
6
1
-
0
このうち
から12単
位を選択
8
2
1
0
0
このうち
から12単
位を選択
兼11
国際社会海外演習Ⅰ
2・3前
2
○
1
集中
国際社会海外演習Ⅱ
2・3後
2
○
1
集中
国際社会演習Ⅰ
3前
2
○
6
1
演 国際社会演習Ⅱ
習 国際社会演習Ⅲ
3後
2
○
6
1
4前
2
○
6
1
国際社会演習Ⅳ
4後
○
6
1
○
1
-
6
プロジェクト演習
小計(7科目)
国
際
教
養
科
目
群
2
2
1・2・3・4前・後
-
2
8
0
1
1
このうちか
ら6単位を
選択
0
0
0
文化人類学
2・3前
2
○
兼1
異文化コミュニケーション論
2・3前
2
○
兼1
比較文化論
2・3前
2
○
グローバリゼーションと文化
2・3前
2
○
グローバリゼーションとジェンダー
2・3前
2
○
グローバリゼーションとメディア
2・3後
2
○
兼1
グローバリズムの思想
2・3後
2
○
兼1
国際機構論
2・3前
2
○
兼1
国際NGO論
2・3前
2
○
兼1
国際開発論
2・3後
2
○
兼1
国際ボランティア論
2・3前
2
○
兼1
地域紛争論
2・3後
2
○
地球環境論
2・3前
2
○
兼1
南北問題
2・3後
2
○
兼1
移民・難民問題
2・3後
2
○
兼1
世界人権論
2・3前
2
○
8
1
兼1
1
1
1
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
単位数
科目区分
授業科目の名称
専
門
教
育
科
目
学
科
専
門
科
目
選
択
自
由
講
義
2・3後
2
○
世界システム論
2・3後
2
○
小計(18科目)
-
0
36
演
習
実
験
・
実
習
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
備考
1
兼1
-
0
専任教員等の配置
2
1
0
0
兼8
2
英語で学ぶ国際問題A
2・3前
2
○
1
英語で学ぶ国際問題B
2・3後
2
○
1
英語で学ぶ国際問題C
2・3後
2
○
1
英語で学ぶ地域問題A
2・3後
2
○
1
英語で学ぶ地域問題B
2・3前
2
○
兼1
英語で学ぶ地域問題C
2・3前
2
○
兼1
英米表現文化で学ぶ地域問題A
2・3前
2
○
1
英米表現文化で学ぶ地域問題B
2・3後
2
○
1
英語で学ぶ言語文化A
2・3前
2
○
1
英語で学ぶ言語文化B
2・3後
2
○
1
ヨーロッパの現代を読むⅠ
2・3前
2
○
兼1
ヨーロッパの現代を読むⅡ
2・3後
2
○
兼1
アジアの現代を読むⅠ
2・3前
2
○
1
1
アジアの現代を読むⅡ
2・3後
2
○
1
1
古典語で学ぶアジア・ヨーロッパA
2・3前
2
○
古典語で学ぶアジア・ヨーロッパB
2・3後
2
○
古典語で学ぶアジア・ヨーロッパC
2・3後
2
○
1
隔年
古典語で学ぶアジア・ヨーロッパD
2・3前
2
○
1
隔年
-
0
38
○
0
2・3前・後
小計(19科目)
地
域
研
究
科
目
群
必
修
多文化社会論
海外研修
国
際
理
解
科
目
群
配当年次
授業形態
集中
兼1
1
-
0
1
6
隔年
3
1
0
0
兼4
アメリカ・カナダ入門A
2・3前
2
○
アメリカ・カナダ入門B
2・3前
2
○
英米表現文化A
2・3前
2
○
1
英米表現文化B
2・3前
2
○
1
ヨーロッパ入門A
2・3前
2
○
兼1
ヨーロッパ入門B
2・3前
2
○
兼1
アジア入門A
2・3前
2
○
アジア入門B
2・3前
2
○
アジア入門C
2・3前
2
○
中東入門
2・3前
2
○
ラテンアメリカ入門
2・3前
2
○
兼1
オセアニア入門
2・3前
2
○
兼1
現代のアメリカ・カナダA
2・3後
2
○
兼1
現代のアメリカ・カナダB
2・3後
2
○
現代の英米表現文化A
2・3後
2
○
1
現代の英米表現文化B
2・3後
2
○
1
現代のヨーロッパA
2・3後
2
○
兼1
現代のヨーロッパB
2・3後
2
○
兼1
現代のアジアA
2・3後
2
○
現代のアジアB
2・3後
2
○
現代のアジアC
2・3後
2
○
現代の中東
2・3後
2
○
現代のオセアニア
2・3後
2
○
兼1
現代のラテンアメリカ
2・3後
2
○
兼1
宗教と国際社会
2・3後
2
○
小計(25科目)
-
日本研究入門A
2・3前
2
○
1
日本研究入門B
2・3前
2
○
1
日本研究A
2・3後
2
○
1
日本研究B
2・3後
2
○
1
キリスト教と日本
2・3前
2
○
日本史概説
2・3後
2
○
日本文化研修
2・3後
2
日本文学
2・3前
2
0
9
50
兼1
1
1
兼1
1
1
1
1
兼1
1
1
1
-
0
3
○
1
1
0
0
兼6
1
兼1
○
1
1
隔年
教 育 課 程 等 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
単位数
科目区分
日
本
文
化
科
目
群
授業科目の名称
配当年次
必
修
選
択
授業形態
自
由
講
義
演
習
実
験
・
実
習
専任教員等の配置
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
備考
日本語教育法AⅠ
1・2前
2
○
1
日本語教育法AⅡ
1・2後
2
○
1
日本語教育法BⅠ
2・3前
2
○
1
日本語教育法BⅡ
2・3後
2
○
1
日本語教育法CⅠ
2・3前
2
○
1
日本語教育法CⅡ
2・3後
2
○
1
日本語教育法DⅠ
3・4前
2
○
兼1
日本語教育法DⅡ
3・4後
2
○
兼1
Japanese Culture and History
2・3前
2
○
1
日英語比較対照研究
2・3後
2
○
1
日本の文化A
2・3前
2
○
1
日本の文化B
2・3後
2
○
1
小計(20科目)
-
0
40
-
0
4
2
0
0
0
兼2
国際コミュニケーション特殊講義A
2・3前
2
○
特 国際コミュニケーション特殊講義B
殊
国際コミュニケーション特殊講義C
講
義 英米表現文化特殊講義
2・3後
2
○
兼1
2・3前
2
○
兼1
2・3後
2
○
小計(4科目)
合計(228科目)
学位又は称号
1
1
-
0
8
0
-
1
1
0
0
0
兼2
-
33
368
0
-
9
3
2
0
0
兼80
学士(社会科学)
学位又は学科の分野
卒 業 要 件 及 び 履 修 方 法
文学関係
授業期間等
<全学共通科目> 必修26単位、選択必修8単位 小計34単位。 <専門教育科目> 学
部共通科目 選択必修12単位。 学科基礎科目 必修5単位、選択必修12単位 小計17単
位。 学科専門科目 必修2単位、選択必修6単位、選択38単位、小計46単位。 <自由選
択科目> 選択15単位。 卒業要件単位数 124単位。
(履修科目の登録の上限:22単位(半期))
10
1学年の学期区分
2学期
1学期の授業期間
15週
1時限の授業時間
90分
様式第2号(その3)
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
キ
リ
ス
ト
教
学
授業科目の名称
講義等の内容
備考
キリスト教概論A
キリスト教の土台である旧約聖書を中心に基礎的知識を学ぶ。建学の精
神とキリスト教、人間形成と宗教、神との出会いと対話、自由と法神の
ことば・聖書・神とは、天地創造、神と人の契約、十戒・律法、預言
者・祭司・王の働き等を旧約聖書に即して学ぶ。
キリスト教概論B
キリスト教の中心である新約聖書を中心に学ぶ。イエス・キリストの働
きを知り、人間形成への意義を学ぶ。新約聖書の成立を学んでから、イ
エスの生涯としての召命・派遣・行為・受難・復活について福音書から
学ぶ。ついで、パウロ回心と伝道活動を学び、パウロの手紙による信仰
義認の思想を習得する。
キリスト教と現代A(平和)
テーマは「キリスト教と平和の実現」。現代における平和の実現のため
にキリスト教はどのような貢献をすることができるのかという問題につ
いて、主に近・現代において平和の実現に取り組んだキリスト教徒たち
に照らして、解明を試みる。学習内容はおよそ以下のとおり。福音書の
イエスと非暴力。ディートリッヒ・ボンヘッファー。ゾフィー・ショル
と映画『白バラの祈り』。長崎のコルベ神父。太平洋戦争と安 利淑(ア
ン イスク)。新渡戸 稲造の平和への努力。沢田 美喜。永井 隆。キン
グ牧師。マザーテレサ。
キリスト教と現代B(歴史)
21世紀は、前世紀の科学万能主義への反省から、改めて宗教への関心が
高まっている。一方、イラク戦争など欧米のキリスト教世界とイスラム
世界の対立の深刻化などから、一神教の限界を指摘する声も聞かれる。
本講では、現代のキリスト教をめぐる諸問題をその根源にさかのぼって
再検討することにより、現代世界におけるキリスト教の意義を探ってい
きたい。
キリスト教と現代C(教育)
キリスト教が教育や人間形成にどのような影響を与えてきたかを学びま
す。教育や人間観・人生観に影響を与えてきた聖書の内容を旧約聖書・
新約聖書から取り上げつつ、学んでいきます。教材提示・絵本・VTR
を用いるなど視聴覚教育をするようにします。
キリスト教と現代D(美術)
キリスト教の歴史と文化を西洋の美術から考えます。人間の表現とし
て、描く・作る・組み立てることを通して、目に見えないものを見える
形にしてきた。とくに宗教という領域で、人間が表す信仰の形をどのよ
うに示すことができるのだろうかということを考えます。キリスト教の
文化としての美術は広義の造形美術(建築・彫刻・絵画・工芸)の遺産
を持っています。写真、スライド、映像などを用いて、その時代、時代
のキリスト教の姿をたどっていきます。
キリスト教と現代E(音楽)
この授業は、キリスト教と音楽、教会と音楽、宗教と音楽をテーマに講
義と演習形式で進めたい。1.ユダヤ人の音楽・旧約聖書の音楽、ギリ
シャ人の音楽、ヨーロッパ古代・中世のキリスト教音楽、宗教改革と音
楽を歴史的に概観する。2.教会で音楽はどう位置づけられているか。
音と言葉。3.人間にとって音楽は何か。4.宗教音楽とは何かについ
て受講生と考察する。
キリスト教思想史
テーマは「イエス像の歴史と精神文化」。教科書に沿って、西洋の歴史2
千年において現れたさまざまなイエス像と、そこに反映されている各時
代の精神文化を検証し、それに照らして現代文明のあり方を考える。学
習内容はおよそ以下のとおり。共観福音書のイエス像。ヨハネ福音書の
イエス像。新約聖書外典におけるイエス像。ラビとしてイエス像。異邦
人たちの光としてのイエス像。王の王としてのイエス像。宇宙的キリス
ト。十字架につけられたキリスト。世を統べる修道士としてのイエス
像。平和の君としてのイエス像。
聖書学A
テーマは「新約聖書学入門」。新約聖書を読み解くための一つのアプ
ローチである新約聖書学に関して、教科書に沿って,基礎的なことがら
を学習する。学習内容は、およそ以下のとおり。聖書の文学類型。ユダ
ヤ教の正典の成立。「新約聖書正典」の成立。新約聖書の写本の問題。
正文批判。「福音」と「福音書」。近代の共観福音書研究(様式史、編
集史、文学社会学)。マルコ福音書の聖書学的探求。マルコ福音書はな
ぜギリシャ語で書かれたか。新約聖書・宗教改革・現代社会。
隔年
聖書学B
テーマは「旧約聖書学入門」。旧約聖書を読み解くために欠かせない旧
約聖書学について、教科書に沿って、基礎的なことがらを学習し、旧約
聖書の成り立ちに関する知識を深める。学習内容はおよそ以下のとお
り。聖書の基礎。創世記の聖書学的読み方。出エジプト。イスラエル統
一王国。北王国イスラエル。南王国ユダ。バビロン捕囚。ペルシャ帝政
期のイスラエル。ギリシャ・ローマ期のイスラエル。詩篇。コヘレトの
言葉。旧約聖書・キリスト教・現代社会。
隔年
女性学
日本及び諸外国における女性を取り巻く様々な問題、例えば、女性に対
する暴力、結婚・家族をめぐる問題や教育等、について受講生の積極的
な発言や討論等を求めながら考えていく。同時に、新たな男女の関係に
基づく社会を創り出していく手がかりを得ることを目指す。
キャリア設計
入学当時から学生に自分のキャリア形成について考えさせ、それを実現
するための学びや体験の実行を促す初年次教育である。職業生活やボラ
ンティア活動など多様なキャリアの実態および豊かな人生の実現の条件
を探る。
1
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
リ
ア
・
福
祉
・
健
康
講義等の内容
人権論
「21世紀は人権の時代」などと言われる。高齢者、障害者、児童、生活
に困窮している人、いじめにあったり、「ひきこもり」にならざるをえ
ない人など、 どのような状況にあったとしても、個人の尊厳が保たれ、
人間としての基本的権利が保障されている社会でなければならない。
「社会福祉基礎構造改革」で強調された「人権」や「権利擁護」などの
動向を踏まえ、社会福祉の専門職としての援助のあり方を考える。そこ
で、まず人権侵害の実態を明らかにし、権利擁護における課題を確認し
て、2000年に改正された成年後見制度、地域福祉権利擁護事業、苦情解
決システム、サービス評価などについて概観する。また権利擁護の視点
から、弁護士や司法書士などの司法の専門家、医師や看護師など医療の
専門家、さらに教育や労働の専門職などと、いかにして連携するかにつ
いて考える。また、社会福祉専門職としての職業倫理についても理解を
深める。さらに、1995年に国連が採択した「子どもの権利条約」、2006
年12月に採択された「障害者の権利条約」などをはじめとする、国連の
人権保障への取り組みの歴史を概観する。こうした国際的な動向を踏ま
え、わが国が人権をまもるために果たすべき役割や国内法の整備、これ
からの「人権を尊重した社会」のあり方について考えてみたい。
現代社会と福祉
少子高齢社会の到来を迎えるにあたり、誰でもが安心して住み慣れた家
庭や地域で生涯暮らし続けることができるように、医療や保健、福祉等
が互いに連携し、より一層サービス提供の充実を図ることが重要である
という認識が自明となった今日、医療、保健、福祉等の領域では、それ
ぞれ現実可能なところから諸制度の改革が実施されている。そこで、本
授業では、変革期を迎えた社会福祉の動向を踏まえつつ、様々なキー
ワードを通して現代社会における福祉の現状と課題を探ってみることに
した。
女性と福祉
わが国において女性という性であるがゆえに直面する諸問題、特に働く
女性に伴う問題を扱う。その際、女性に対する社会的支援の現状と問題
点を踏まえて理解を深める。
ボランティア学習
近年、地域社会において、住民の福祉活動への参加やボランティア活動
への関心は高まりを見せ、従来の福祉分野を超えて、環境・災害被害者
支援などの様々な分野での活動が行われるようになった。特に、1995年1
月の阪神・淡路大震災では全国から多くのボランティアが駆けつけ献身
的な救護活動を展開し、改めてボランティア活動の重要性や意義を国民
に認識させることとなった。そこで、本授業では、ボランティア活動の
実際を紹介することを通して、改めて市民社会形成と共生の文化を育む
ことを目指すボランティア活動の今日的意義や目的を探ってみることに
した。
健康と運動の科学A(健康)
本授業では、生涯を支える「からだ」について、理論と実践を通して学
びます。ボディワークや気軽にできるエクササイズ、ダンス的なうごき
を楽しみながら、ストレスや不自由な緊張の慢性的症状を解きほぐし、
からだが本来の機能を果たせるよう、そして、快適な心身の状態を自ら
も積極的に創り出していけるように、サポートしたいと思います。皆さ
んのライフステージが健康な笑顔で飾られるよう、体験を重ねながら
「からだ」の知見を深めましょう。
健康と運動の科学B(技術)
社会の変化に伴う運動不足を解消する手段として、今日では多くのス
ポーツ種目が生活の中に取り入れられ実践されている。その中でも、各
自の体力、技術レベルに応じて運動量を調節できるテニスは、性別や年
齢に関係なく誰にでも手軽に行える優れた生涯スポーツと言える。本ク
ラスでは、生涯にわたってテニスが楽しめる基本的な技術と知識を身に
付けるとともに、運動を習慣化し実践していくことが、体力の保持・増
進や健康維持にどのように役立っているかも学習していく。
健康と運動の科学C(文化)
本授業では、子どものからだや動きの発育・発達に関する問題をジェン
ダーの視点から再検討したり、思春期に顕著な“痩せたい私”の心身の
問題を、各種調査や事例を通して具体的に考えたり、妊娠や出産に関す
る現代的な問題を取り上げていきます。講義ばかりでなく討議を重視
し、さらに観察や調査等を通して、女性のからだに関する社会・文化の
あり方を実際に検討することで、自分とからだとの関係、女性の健康へ
の理解を深めます。
健康と運動の科学D(福祉)
スポーツは、ルールや用具を工夫することにより性別、年齢などが異
なっていても同じ種類のスポーツを楽しむことができる。そして、ス
ポーツにはplay(遊戯)という本質がある。この授業では、講義および
様々なスポーツを体験することで、スポーツやレクリエーションを工夫
すること、楽しむこと、楽しませることを考えていきたいと思 います。
また、子どもや高齢者、障害を持つ方の健康や体力等について学び、さ
まざまな人との共生についても考えていきたいと思います。
健康科学概論
私たちは、それぞれの“いのち”をいきています。ひとりひとりがいき
る現代という時代のなかで、私たちの“いのち”には様々な問題と選択
がつきつけられているように思います。健康でより豊かな人生を築くた
めに、私たちはどんな課題と向き合い、どんな行動をとることが求めら
れるのでしょうか。講義の前半では、子どものいのちの問題に焦点を絞
り、現代社会の課題とその解決に向けた取り組みを学びます。私たちは
また、前の世代から次の世代へと“いのち”をつなぐ存在でもありま
す。そこにも、知らなくてはならない多くの現実と、新たな課題が山積
しているようです。講義後半では、生殖補助医療や出生前診断の問題を
取り上げます。みなさんと一緒に、ひとが健康で豊かな日々を営むため
に、それぞれの“いのち”が生き生きと輝くことについて考えていきた
いと思います。
ャ
女
性
・
キ
授業科目の名称
2
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
健康科学
運動不足が体力を低下させることは言うまでもない。つまり、運動不足
は健康を阻害するという前に、直接的に体力の低下をまねくことにつな
がる。本クラスでは、体力測定の結果に基づき、自分の体力に見合った
トレーニング・メニューを作成する。そしてこれを12週間にわたり実践
し、トレーニング効果 がどのように現れるかを確認する。さらに、成長
期の発育・発達や加齢期の老化を中心に、現代に生きる人たちに役立つ
体力や健康の保持・増進のための運動に ついても学習していく。
数学リテラシーA
数学リテラシーは、「数学」を道具として、日常生活や社会生活に役立
てることができる能力の育成を目標にしていますが、特に、数学リテラ
シーAでは、社会科学に必要な数学の知識を身につけることを目標としま
す。卒業研究にあたって「統計」を利用する学生も多いと思います。統
計学は確率論と線形代数学の考え方が用いられますので、これらを重点
的に学習します。主な扱う内容は、「場合の数」、「確率」、「ベクト
ル」、「行列と一次変換」です。授業では、単に問題が解けるだけでは
なく、どのようにそれらが活用されていくのかも重視していきます。
数学リテラシーB
数学リテラシーは、「数学」を道具として、日常生活や社会生活に役立
てることができる能力の育成を目標にしていますが、特に、数学リテラ
シーBでは、経済のモデルなど、社会的な数理モデルを考えるときに不可
欠な微分積分の基礎を学んでいきます。例えば、ここで学習する極限の
概念は、時間を変数とすれば、将来の予測が可能となります。主な扱う
内容は、「三角関数」、「指数・対数関数」、「極限」、「微分法」、
「積分法」、「面積・体積」です。先に数学リテラシーCを受講すること
をお勧めします。
数学リテラシーC
数学リテラシーは、「数学」を道具として、日常生活や社会生活に役立
てることができる能力の育成を目標にしていますが、特に、数学リテラ
シーCでは、あらゆる科学の基盤でもある論理的な考え方の育成に重点を
おきます。また、数に対する理解を深め、保育士や幼児教育に携わる人
が知っているべき数学的な考え方を養います。主な扱う内容は、「数と
その成り立ち」、「集合と演算」、「論理」、「方程式と不等式」、
「関数と方程式とそのグラフ」です。数学リテラシーAと平行して受講す
るか、数学リテラシーA・Bを受講する前に履修することをお勧めしま
す。
統計学
社会や人間の諸状況について、調査や観察や実験を行ってデータを収集
して、集団についての客観的情報として捉える方法である。この授業は
統計学のやさしい入門として、基本的な考え方を身につけることを目的
とする。記述統計の理解と推論への導入を身近な実例を用いて解説す
る。また、調査データがど のように集められ、どのようにまとめられ、
分析され、何がわかるかを、実例を用いて考え、統計的な考え方を理解
させる。具体的な内容は、表や図にまとめられたデータの意味を正しく
読み取ること、データを表や図にまとめること、平均値の意味、など、
基本的な統計概念に触れながら、集団の情報という意味を理解できるよ
うに導く。
基礎情報科学Ⅰ
卒業後の社会においてはもちろん、学生生活においても情報を活用する
ことが、ますます重要になりつつあります。本学では入学時に全員にコ
ンピュータとイン ターネットを利用する個人識別記号を与え、自ら情報
を活用する機会を与えています。基礎情報科学では、このコンピュータ
環境を活かし、学内外の人々との活 発なコミュニケーションを行ない、
世界の情報を基にした学習・研究活動を実践するための基礎を学習しま
す。本授業を受講することにより、大学の コンピュータの構成と使用規
約、自己責任の重要さなどを理解します。また、文章表現をより豊かに
するためにワープロを活用し、コンピュータを活用した新し い学習方法
を身につけます。特に、インターネットのサイト検索やウェブページ作
成など、コンピュータを利用した情報活用は、大学生活を何倍にも楽し
く、また意義あるものにしてくれるでしょう。
基礎情報科学Ⅱ
基礎情報科学Ⅱでは、基礎情報科学Ⅰにひきつづきコンピュータの基礎
を実習と講義を通じて学びます。大きく3つテーマがあり、表計算の代
表であ る Microsoft Excelの使い方の基礎を一通り学びます。次に、コ
ンピュータがどのような仕組みで動いているか、そしてそのコンピュー
タの上でどのような仕組みで仕事 が達成されるかを学びます。最後に、
今日の情報化社会の基礎となる、「情報」の仕組みについて情報の単位
や計算方法などを学びます。
アプリケーション応用A
Microsoft Office 2007のWord2007を用いて上手なレポートの書き方やマ
イクロソフト認定アプリケーションスペシャリストMCAS(Microsoft
Certified Application Specialist)の試験合格を目指す授業です。
MCASは、日ごろ使っている利用スキルを言葉でなく資格として証明しま
す。この授業を通して、Word2007の各機能を習得することを目指してお
り、論文やレポートをうまく機能を使いこなし作成することを目的とし
ます。
数
理
・
統
計
情
報
・
コ
講義等の内容
3
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
ン
ピ
基
礎
講
座
備考
アプリケーション応用B
Microsoft Excel 2007 (以下 Excel と記載) 表計算ソフトは、表計
算、グラフ、データベース機能に優れているため、事業所などで経理作
業を中心に使われているソフトですが、そればかりでなく、調査 データ
をまとめて、わかりやすい形に表や図を作成したり、また、ワークシー
ト上で試行錯誤を行うシミュレーションを通じて物事の本質を顕在化さ
せたりする ことができ、考えを構築するための便利な道具です。この授
業では、Excel の多様な機能を学習して、自分の表現力を高める手段と
して、幅広く活用できるようになることを目指します。
コンピュータ言語
C言語の基本的なプログラム技法を身に付けることを目標とします。C言
語というプログラミング言語の知識は、コンピュータの内部に携わる産
業において不可欠なものであるとともに、情報系の資格取得にもつなが
るものです。プログラミング経験の無い初心者を対象とした半期の講義
です。そのため、実際に市販されているようなソフトウェアの開発技術
まで習得することはできませ ん。しかし、基本的なプログラムの技術を
学ぶことは、コンピュータの内部動作を理解し、論理的な思考を組み立
てることに必ず役に立ちます。この講義でプログラミングとは何かを理
解し、基本知識を習得していきましょう。
情報検索
コンピュータネットワークの発展にともない、インターネット上にはさ
まざまな情報が公開され、誰もが容易にその情報を入手できるようにな
りました。しかし、公開されている情報は、情報の質や量がコントロー
ルされていないため、信頼性が高いとはいません。インターネットを有
効に利用するためには、必要とする正しい情報を効率的に入手する技術
を身につける必要があります。授業では、講義を通して、情報検索シス
テムのしくみや人間の情報検索行動を理解するとともに、インターネッ
トを利用した情報検索実習により、効率的な情報検索の技術や報告書の
作成を通して得られた情報の評価・活用方法を身につけます。
日本語表現
この授業では読み手が分かりやすい文章の作成方法、論文・レポートの
基礎、ならびにEメールの書き方を学ぶ。最近、日本人の日本語を書く能
力が低下しているといわれる。日本人なら誰でも書けるはずの日本語の
文章であるが、実際は読み手に伝わらない、あるいは読み 手に負担をか
ける文章を書く人が多い。読み手に分かりやすい文章はちょっとしたト
レーニングで書けるようになる。このクラスではそうした文章作成の練
習を する。授業では、実例を見ながら文章の問題点を分析し、それをい
かにしたら改善できるかを考える。毎時間、小さな課題をこなすことに
よって、徐々に力をつける。
World of English Ⅰ
(概要)英語を多角的な視点から理解する機会を持つことを目的とす
る。多分野の教員による観点から、教養ある日本人として、グローバル
な社会で英語を使う可能性を探る。
(オムニバス方式/全15回)
(22 竹下裕子/6回) 国際語として英語を使う国々において、英語が
どのような役割を果たしているか、社会言語学的見地から考察
(18 スイッペル・パトリシア/5回) 母語として英語を使う国々にお
ける英語の役割と変遷・差異を考察
(42 岡本浩一/4回) 日本人として英語を使うことを、さまざまな分
野の視点から考察
World of English Ⅱ
(概要)英語を異文化、多文化社会における基本的なコミュニケーショ
ン言語と位置付けたうえで、文化的な差異により生じる可能性がある摩
擦や誤解を想定し、これを最小限に留めるために、異文化に対する研ぎ
澄まされた感覚を養うことを目的とする。
(オムニバス方式/全15回)
(22 竹下裕子/6回) アジアの人々との英語によるコミュニケーショ
オムニバス方式
ンとこれに影響を与える文化を考察する
(14 ソレイシー・スティーブン/4回) 英語母語国の人々とEUの人々
との英語によるコミュニケーションとこれに影響を与える文化を考察す
る (43
高木栄作/5回) メディアを通じた英語による報道を通じて、メッセー
ジの送り手と受け手の間に作用する異文化的要因を考察する
歴史A(近代日本史)
19世紀後半以降の非西欧世界で、例外的に近代文明の導入に成功した
「優等生」日本は、1930年代に突然アジアや日本への回帰を唱える
「叛逆児」とな る。なぜ日本は、このように大きく変貌したのだろう
か。当時の日本国民は、どのようにこの大変動を支え続けたのだろう
か。こうした謎を解くために、近代日 本の歩みを、音声・映像記録を使
いながら、さまざまな視点から見直してみたい。
歴史B(西洋史)
「ローマ帝国とキリスト教」というテーマから直ちに思い浮かぶのは、
「キリスト教徒迫害」の問題であろう。通説では、キリスト教徒は、
ローマ皇帝礼拝を拒んだため、「暴君ネロ」を始め歴代のローマ皇帝に
より、残酷に迫害されたと言われるが、果たしてこの通説は正しいのだ
ろうか。この授業では「通説の見直し」という歴史学の方法を通じて、
従来の見方とは異なる初期キリスト教とローマ社会の歴史像を明らかに
していきたい。
ュー
タ
講義等の内容
4
オムニバス方式
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
座
歴史C(現代史)
「自由」を強調した西側陣営と「平等」を重視する共産主義を掲げた東
側陣営との冷戦が終わったことで、果たして「自由」か「平等」かを巡
る対立・論争も終結したのでしょうか。本講義では、この二つの価値を
巡る調整は人類にとって永遠の課題であるという観点から、日本を含め
た国際社会の現代の歩みを振り返 り、それを通じて、大学で学んでいく
上で必要不可欠となる現代史の基本的知識を修得するとともに、今後わ
れわれがこの課題にいかに取り組んでいくべきかを模索していきます。
日本国憲法
大学で学ぶ憲法と、中学校や高等学校で学んできた憲法は「違う」とよ
く言います。同じ憲法の条文なのになぜでしょうか。それは、中学校や
高等学校では、近代憲法の基本原理の一つである立憲主義について、ほ
とんど説明がされていないからです。そのために多くの大学での憲法の
授業は、中学校や高等学校で学んだ憲法の授業とまったく異質なものに
なるのです。この授業では、中学校や高等学校で学んだ(はず)の憲法
を丁寧に復習するところからスタートして、立憲主義とは何かを理解で
きるようにします。つまり、高等学校までの憲法学習と大学の専門科目
をつなぐ科目として、この授業を位置づけていきます。これまでの憲法
への視線が180度転換するかも知れませんが、ゆっくりと易しく説明する
ことを心がけますので、皆さん、ついてきてください。
人間と社会A(文学と歴史)
古代ギリシアの都市国家(ポリス)では、年中行事として毎年、悲劇や
喜劇の新作が上演されていた。特に前5世紀のアテネで活躍したアイス
キュロス、ソフォクレス、エウリピデスの三代悲劇詩人の作品は、現代
に至るまで様々な形で盛んに上演され、未だにその生命を失わない、世
界文学史上の傑作である。本講では、この三人の作品とその各々の特色
について、「神と人」というテーマから比較・検討していきたい。
人間と社会B(ことば(言語)の世界を考える)
(概要)「ことば(言語)」について考えることは、人間の歴史を考える
ことにつながっている。「ことば(言語)」は、民族成立の歴史とも深く
関わっている。現在、世界の言語は、見方によって三千から五千、ある
いはそれ以上あると言われている。それらすべてを知ることはできませ
んが、複数の言語の成り立ちを知ることにより、異なる言語同士の関わ
りも見えてくる。また「ことば(言語)」を知ることは、歴史・社会研究
の一端であり、人間研究の一端でもあります。この講義では、基本的な
「言語」の構造を学び、さらに日常生活の中の身近な現象を「ことば」
という視点から見直し、人間と社会のありようを考えていく。
オムニバス方式
(オムニバス方式/全15回)
(20 与那覇恵子/7回)言語の基礎知識①はじめに、②記号としての言
語、③日本語という言語、言語と歴史①日本語を軸に、②社会を映すこ
とば(日本文学を通して)、③社会を映すことば(様々な日本語表現を
通して)、④さいごに。
(19 島創平/3回)言語と歴史(ラテン語・ギリシャ語を軸に)。
(38 渡辺和子/2回)言語と歴史(アッカド語を軸に)。
(27 足立恭則/3回)言語と認知(人間の物の見方と言語との関係)。
Freshman English AⅠ
この授業では私達が直面するアカデミックな環境においてだけではな
く、様々な状況においても自分の意思を正確に伝えるために必要なコ
ミュニケーション能力を身に着けることを目的としています。
Freshman English AⅡ
この授業では前期で学んだ知識を用いて、状況によって使い分けが必要
な基本的な表現などを学び、ペアーやグループで練習をし、自信を持っ
て英語で発信できるように練習をします。
Freshman English BⅠ
この授業ではフレッシュマン英語で学んだ知識を基にして、多くの学術
論文や専門書の構成を理解し、効果的に読み、内容を把握することを目
的としています。そのために教育学、社会学、心理学、幼児教育などに
関する英語で書かれた資料を用いて学びます。
Freshman English BⅡ
この授業では前期で学んだ知識を基にして、さらに多くの教育学、社会
学、心理学、幼児教育などに関する英語で書かれた資料を用い、学術論
文や専門書の構成を理解する力、効果的に読み、内容を把握する能力を
高めることを目指します。
Freshman English CⅠ
この授業ではフレッシュマン英語で学んだ知識を基にして、アカデミッ
ク・ライティングの基礎である複数のパラグラフで構成されるペーパー
やエッセイを書く練習をします。また目的や読み手に合わせた、詳細な
説明、原因と結果、分類、対照などの展開方法や資料の引用方法、レ
ファレンスの示し方なども学びます。
Freshman English CⅡ
この授業では前期に学んだ知識を用いて、詳細な説明、原因と結果、分
類、対照などの展開方法や資料の引用方法、レファレンスの示し方など
を活用し、複数のパラグラフで構成されるペーパーやエッセイを書きま
す。
5
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
Sophomore English AⅠ
この授業では、フレッシュマンのスピーキング・リスニングの授業で
培った、様々な場面での意思の疎通や情報交換をする為の能力を、更に
向上させることを目指す。授業は、全て英語で行う。実際に使うことで
しかスピーキング力は向上しないので、話すことに力点を置き、自己紹
介に始まり、暗唱やグループディスカッション等を数多くこなすこと
で、人前で自然に話すことーー書いた原稿を読み上げるのではなく、聴
衆の反応を見て、話す内容を適宜調整しながらーーを可能にすべく、練
習を積む。リスニングの部分は、各自が家で教材等を聞くことで鍛錬し
て貰い、その成果を学期末の試験で発揮して貰う。
Sophomore English AⅡ
前期で身に付けたスピーキング力に更に磨きを掛け、スピーチや暗唱に
加えて、ディベートや調査結果の発表(図や表を使った)が出来る様に
する。ディベートや発表を成功させる為に必要な、<15の論理の誤謬>
や表やグラフの書き方、発表の仕方等の学習に重点を置く。
Sophomore English BⅠ
この授業では、フレッシュマン英語で学んだ知識を基にして、学術論文
や専門書の構成を理解し、効果的に読み、内容を把握することを目的と
しています。主に、教育学、社会学、心理学、幼児教育などに関する英
語で書かれた資料を用いて学びます。また、比較的短い様々な分野の資
料の内容を正確に読み取るために重要な単語の増強に重点を置いて授業
を進めます。
Sophomore English BⅡ
この授業では、前期に学んだ知識を用いて、さらに様々な分野の資料の
内容を正確に読み取るために重要な、コンテクストの理解やスキミン
グ・スキャニングなどの技法の向上を目指します。多くの教育学、社会
学、心理学、幼児教育などに関する英語で書かれた資料を用い、学術論
文や専門書の構成を理解する力を育成し、効果的に読み、内容を把握す
る能力を高めるための練習を行います。
Sophomore English CⅠ
この授業では、フレッシュマン英語で学んだ、パラグラフの基本的な構
造であるトピック・センテンス、サポーティング・センテンス、コンク
ルーディング・センテンスを確認する作業から始め、読み手に、書き手
の意図が正確に伝わるパラグラフを書くことを目標にしています。自分
の考えを読む人に正確に分かりやすく伝えるために重要な、論理的でま
とまりのある英文を書くために欠かすことのできない、ユニティーや
コーヒアレンスを効果的に活用する練習をします。さらに、アカデミッ
ク・ライティングの基礎である複数のパラグラフで構成されるペーパー
やエッセイを書くために必要な、リサーチ・ペーパーの基礎を学びま
す。目的や読み手に合わせた、詳細な説明、原因と結果、分類、対照な
どの展開方法や資料の引用方法、レファレンスの示し方なども学びま
す。
Sophomore English CⅡ
この授業では、前期で学んだパラグラフの基本的な構造の知識を用い
て、目的に合わせた、様々なパラグラフの構成を学ぶことを目標にして
います。前期に学んだアカデミック・ライティングの知識を用いて、詳
細な説明、原因と結果、分類、対照などの展開方法や資料の引用方法、
レファレンスの示し方などを活用した、複数のパラグラフで構成される
ペーパーやエッセイを書く練習を重ねます。
Advanced English A
本講義では、幅広い学術分野(経済、科学、教育)の英語の講義を聞い
てその内容を効率よく書き取るノートテイキングのスキル習得を目的と
しています。例えば、講義の構造の把握の仕方、アウトライン形式での
ノートの取り方、例や省略形の書き方などを学んでいきます。尚、アカ
デミックな単語の語彙力も増強されます。ノートテイキングスキルを習
得することにより、英語で行われる講演や講義、留学先での授業などの
準備に役立ちます。
Advanced English B
本講義は、ビジネス社会で求められている英語力の養成を目的としま
す。具体的には国際ビジネスの場で耳にするような二人の対話から、ま
とまったアナウンスメントなどを聞いて理解できる力。さらには、メー
ルや広告をすばやく読んで必要な情報を抜き出す力なども磨いていきま
す。尚、本講義は使用する教材との関係から、TOEIC対策準備にも役立
ちます。
Advanced English C
世界のニュースメディアからトップニュースを取り上げ、テーマについ
て英語で語り合いながら、視野を広げ理解を深めます。この授業の目標
は、新聞やインターネットの記事を単に理解することではありません。
理解したらそれを題材に、自分なりにコミュニケーションをとれるよう
になることが目標です。授業では主にクラスメートとのコミュニケー
ションややり取りの実践をします。
Advanced English D
このクラスでは、自分たちで選んだトピックについてのプロジェクトを
英語を使って個人またはグループで完成させます。学生は各プロジェク
トについて担当講師と話し合います。講師はまた学生が用意した資料に
ついて、それがふさわしいものかどうか吟味し、補足すべきものがあれ
ばそれを提案します。毎週課題が出され、それについて講師からフィー
ドバックがあります。レポート、プレゼンテーション、その他の提出を
もってプロジェクトは完了します。英語のレベルは問いません。
Advanced English E
文化の違う環境の中に身を置くことや、異文化背景の人とのコミュニ
ケーションを通じて、人は何を体験し学び、それがどのように行動と言
語にへんえいされるのか、異文化体験を綴った英語のエッセイ、小説、
また、ノンフィクションフォルム、映画から学んでいく。
基
礎
英
語
群
全
学
共
通
科
目
選
択
英
語
講義等の内容
6
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
語
群
授業科目の名称
講義等の内容
海外英語実習A
(英文)This is a required course for students who will study
English in the university-arranged summer programs in Canada and
the USA.
Objectives: The goal of this course is to prepare students so
they can get the most benefit out of their study abroad
experience. The course will meet 4 times—3 times before traveling
abroad, and 1 time after returning. This class is for students
planning to attend the following programs:
1. University of Victoria Summer Program (Canada)
2. Western Washington University Summer Program (USA)
(和訳)本学が提携するアメリカおよびカナダの英語学習プログラムに
参加する学生のための必修科目である。(目的)研修の成果を最大限に
するために事前準備を行う。出発前に3・4回、また帰国後に1回集中授業
を行う。次のプログラムに参加する学生向けの科目である。1.ヴィク
トリア大学夏期プログラム(カナダ)2.西ワシントン大学夏期プログ
ラム(米国)
海外英語実習B
(英文)This is a required course for students who will study
abroad on certain college-arranged study programs.
Objectives: The goal of this course is to prepare students so
they can get the most benefit out of their study abroad
experience. The class will meet 4 times—3 times before traveling
abroad, and 1 time after returning. This class is for students
planning to attend the following programs:
1. Stanford University VIA Program (USA)
2. University of Victoria Summer Program (Canada)
3. University of Victoria UAPC Course (Canada)
(和訳)本学が提携する海外研修に参加する学生のための必修科目であ
る。(目的)研修の成果を最大限にするために事前準備を行う。出発前
に3・4回、また帰国後に1回集中授業を行う。次のプログラムに参加する
学生向けの科目である。1.スタンフォード大学VIAプログラム(米国)
2.ヴィクトリア大学夏期プログラム(カナダ)2.ヴィクトリア大学
UAPCコース(カナダ)
初級フランス語Ⅰ 練習問題を行いながら、基本的な文法事項を習得していきます。教科書
には仏作文の練習問題もありますので、フランス語で自己表現する練習
になると思います。また、フランスに関するヴィデオや映画を鑑賞し文
化にも触れます。基本となる文法事項を学習しながら、フランス語らし
い発音を身につけていきます。進度に伴い、日常的な表現を少しずつ覚
えていきます。
初級フランス語Ⅱ
発音と初歩の文法を習得し、日常的な表現を聞き取り、話せるようにす
る。それとともに、ビデオつき教材などでフランスの文化や習慣などに
も親しむ。到達目標としては仏検5級が取得できるレベルとする。また、
講義形式で行われる説明と、演習形式で行われる問題練習を通して、仏
文法の基礎を学ぶ。
初級ドイツ語Ⅰ
ドイツ語を初めて習う人を対象にした入門講座です。ドイツ語は英語と
同系列の語族に属します。英語の知識を活かして、気軽にドイツ語と取
り組んで国際感覚を身につけましょう。 本授業は、教科書を使って基礎
文法の習得を目指します。文法事項について解説した後、各自で練習問
題をこなして、学習した項目を実際の表現力に高めるよう努力してくだ
さい。授業に集中し、よく整理しながら学びましょう。間違いを恐れな
いで積極的に発言すると、進歩が実感できるはずです。なお、細かい学
習方法については、授業の中で指導します。
初級ドイツ語Ⅱ
教科書を使って基礎文法の習得を目指します。文法事項について解説し
た後、各自で練習問題をこなして、学習した項目を実際の表現力に高め
るよう努力してく ださい。授業に集中し、よく整理しながら学びましょ
う。間違いを恐れないで積極的に発言すると、進歩が実感できるはずで
す。なお、細かな学習方法について は、授業の中で指導します。また、
「ハロー・ミュンヒェン!」というビデオ教材を使って、会話や聞き取
りにも挑戦してみましょう。ドイツの若者の日常生活を描いたビデオな
ので、ドイツ事情の紹介にもなります。
初級スペイン語Ⅰ
スペイン語の基礎的なコミュニケーション能力の習得を目指す。基礎文
法の学習を通じ、適宜、練習問題、発音練習、書き取り等も積極的に行
う。スペイン語を学習することにより、スペインやラテンアメリカの多
様な文化と接することが可能となる。こうしたスペイン語圏の文化に興
味を持ち、情熱を持って学習することがスペイン語習得の近道といえよ
う。学習意欲の高揚とスペイン語学習の一助となるよう、授業ではスペ
インの生活習慣や文化、社会動向等にも触れたい。
初級スペイン語Ⅱ
スペイン語は世界で2番目に多くの人々によって話されている言語です。
その言葉の響きや発音の仕方などは日本語とよく似ています。この授業
ではスペイン語圏でよく使われる日常会話表現を中心に、スペイン語に
親しみながら、スペイン語を「読む・書く・話す」ための知識と技能を
総合的に習得していきます。明るく陽気なラティーナ(スペイン語話
者)を目指して、楽しく学習しましょう。 火曜日はおもに会話、金曜日
はおもに文法の基礎を学びます。動詞の現在形を中心とした初級文法を
習得し、旅行や日常生活でよく使う表現を理解し、表現できるようにな
ることを目指します。
7
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
初級中国語Ⅰ
中国語の初歩的な文法を身につけることにより,聴解や読解,さらには
表現に対する一定の応用力を獲得することを目標とする。各文法項目の
要点を把握した上で具体例(対話文)に触れるという手順を主として採
用する。
初級中国語Ⅱ
中国語学習の初期段階において、発音の方法を身につけ、簡単な日常会
話ができることを目標とする。中国で使われる簡易化された漢字(簡体
字)と基本文法も学ぶ。 第一段階では、集中的に発音のルールを学びな
がら、挨拶の言葉を覚える。第二段階では、単語、文法といった基礎的
な要素を勉強した上で、会話応用表現を中心に授業を行う。また、中国
人の日常生活、現代中国の文化や社会事情などを話題に取り上げ、ビデ
オを見たり、歌を聴いたりすることによって、皆さんの異文化に対する
好奇心にも応えていきたい。
初級ハングルⅠ
本講義はハングル(韓国語)を初めて習う学生を対象に、文字・発音の
指導から始まり、基本的な文法事項と主要表現を身につけることができ
るようにするのが目的である。言語の4つの技能のうちで「読み」と
「書き」を基本柱としながら、「話すこと」にも重点を置いた指導を行
なう。また、言語の習得に留まらず、韓国文化の理解にも役立つように
授業内容を構成する。
初級ハングルⅡ
ハングルは最も近い外国の言葉です。この授業ではまず、ハングルを読
めるようにするのが目標です。そして簡単な文をつくれるようにもしま
す。文化理解のための語学の勉強は韓国の事、日本のことを考える機会
にもなると思います。
選択外国語Ⅰ
世界の人々とのコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能です
が、英語のユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであるという
現実を考えると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身につけ、
世界の人々とのパイプをより太くすることには大きな意義があります。
この授業では、このような視点から、ドイツ語、フランス語、スペイン
語、イタリア語、トルコ語、韓国語、中国語、タイ語などとの言語への
理解を深め、私たちのコミュニケーション能力を高め、異文化への感性
を研ぎ澄ますことを目的とします。
選択外国語Ⅱ
この授業は、選択外国語Ⅰの単位取得者を対象とします。世界の人々と
のコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能ですが、英語の
ユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであるという現実を考え
ると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身につけ、世界の人々
とのパイプをより太くすることには大きな意義があります。この授業で
は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、トルコ語、韓国
語、中国語、タイ語などとの言語への理解をさらに深め、私たちのコ
ミュニケーション能力を高めることを目的とします。
選択外国語Ⅲ
この授業は、選択外国語Ⅱの単位取得者を対象とします。世界の人々と
のコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能ですが、英語の
ユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであるという現実を考え
ると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身につけ、世界の人々
とのパイプをより太くすることには大きな意義があります。この授業で
は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、トルコ語、韓国
語、中国語、タイ語などとの言語への理解をさらに深め、私たちのコ
ミュニケーション能力を高めることを目的とします。
選択外国語Ⅳ
この授業は、選択外国語Ⅲの単位取得者を対象とします。世界の人々と
のコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能ですが、英語の
ユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであるという現実を考え
ると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身につけ、世界の人々
とのパイプをより太くすることには大きな意義があります。この授業で
は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、トルコ語、韓国
語、中国語、タイ語などとの言語への理解をさらに深め、私たちのコ
ミュニケーション能力を高めることを目的とします。
選択外国語Ⅴ
この授業は、選択外国語Ⅳの単位取得者を対象とします。世界の人々と
のコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能ですが、英語の
ユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであるという現実を考え
ると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身につけ、世界の人々
とのパイプをより太くすることには大きな意義があります。この授業で
は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、トルコ語、韓国
語、中国語、タイ語などとの言語への理解をさらに深め、私たちのコ
ミュニケーション能力を高めることを目的とします。
選択外国語Ⅵ
この授業は、選択外国語Ⅴの単位取得者を対象とします。世界の人々と
のコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能ですが、英語の
ユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであるという現実を考え
ると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身につけ、世界の人々
とのパイプをより太くすることには大きな意義があります。この授業で
は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、トルコ語、韓国
語、中国語、タイ語などとの言語への理解をさらに深め、私たちのコ
ミュニケーション能力を高めることを目的とします。
8
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
第
2
外
国
語
群
授業科目の名称
講義等の内容
中級フランス語Ⅰ
一年の授業を終えた段階で、「一応やったけど、何がなんだか分からな
い」という人が大半であろうと思います。それは当然の反応です。この
クラスでは、一年で学習した内容を繰り返し見直し理解を深めていきま
す。あわせて、未習の項目を押さえ、必要な文法事項を網羅します。軸
となる目的は、回を追うごとにフランス語の表現力を自分のものにして
いくことです。できるだけ正しい発音を身につけることにも眼目をおき
つつ進めていきます。
中級フランス語Ⅱ
実用フランス語技能検定試験(仏検)4級合格レベルの実力を身につけ
ることを達成目標として、「初級フランス語」で学んだフランス語基礎
文法の復習と補足をしながら、平易なフランス文の読解を通して書き言
葉に慣れることを目指します。言葉の原点は音ですから、フランス語の
発音、および綴り字の読み方にも留意します。
中級ドイツ語Ⅰ
「初級ドイツ語」を修了した学生を対象とした中級講座です。本授業で
は、既習の文法事項や語彙をより発展的に獲得することに勤めます。繰
り返し練習と「読む」・「書く」を通しての表現練習により、総合的な
視野に立っての正確な内容把握と、それに基づいたドイツ語の完成を目
指します。同時に、次年度以降「上級ドイツ語」に参加して実りある収
穫が得られるための準備講座も兼ねています。「初級」の教科書を仕上
げ、語学的にも内面的にも一層深い理解と洞察力の自己育成に励みま
しょう。
中級ドイツ語Ⅱ
初級の教科書「ドイツ語インフォメーション」を継続して使います。未
修事項を学び、基礎文法を完成させます。これまで学んだドイツ語が、
いかに奥深く躍動的な言語であるかを体験しましょう。既習の文法事項
や語彙をベースに様々なタイプのテキストに取り組みながら、ドイツ語
が導いてくれる知的好奇心に満ちた世界を実感してください。ときには
ドイツ語の歌を歌ったり映画を一部を鑑賞したり、あるいはスイスや
オーストリアのビデを見たりして、楽しく馴染みやすい授業にしてゆき
たいと思います。また、「ドイツ語技能検定試験4級」合格のための
シュミレーション講座も予定しています。
中級スペイン語Ⅰ
この授業ではまず、1年次に学んだスペイン語の発音の確認と初級文法
の復習から始め、より幅広い表現を身につけることを目指します。1年
次よりも学習する内容が高度になりますが、みなさんが積極的に参加で
きるよう、わかりやすく楽しい授業を展開していきたいと考えていま
す。教科書以外にも、ビデオや音楽なども活用して、スペインやラテン
アメリカの文化や社会への理解が深まるように工夫したいと思います。
中級スペイン語Ⅱ
この授業では前期に引き続き、スペイン語の基本を確認しながらより幅
広い表現を身につけることを目指します。みなさんが積極的に参加でき
るよう、わかりや すく楽しい授業を展開していきたいと考えています。
教科書以外にも、ビデオや音楽なども活用して、スペインやラテンアメ
リカの文化や社会への理解が深まるように工夫していく予定です。
中級中国語Ⅰ
この授業の目標は、中級レベルの読解力と表現力とを身につけることに
あります。とりわけ、一年次に不足しがちな読解力の部分にやや力点を
おいてみたいと思います。その意味では、発音の正確さには磨きをかけ
るものの、会話練習主体の授業とはいいきれません。さらに、言葉の学
習と同時に、現在の中国社会や中国人への理解を深めていくことも重視
していきます。
中級中国語Ⅱ
この授業は、1.簡単な会話例を通じて、初級で学んだ文法と口語表現を
復習する、2.文章読解を通じて、①会話中心の初級中国語では習わな
かった中国語の文章に触れ、その具体的な読解方法・手順を身につけ
る、②口語表現とは異なる難しい文章表現を学ぶ、③文章の朗読練習に
よって、中国語を音読する際のリズム・ストレスなどの語感を身につけ
る、3.副教材であるビデオの鑑賞を通じて、①現代中国の諸状況を理解
する、②ビデオに登場する中国人のインタビューを聞いて、ネイティブ
の発音やスピードに慣れ、聴き取り力を高める、等を目的とします。
中級ハングルⅠ
韓国語初級の復習を兼ねながら、韓国語の典型的な日常談話を習得す
る。1.発音の聞き取り練習、2.地下鉄の車内放送、3.電話4.留
守番電話、5.天気予報、6.機内放送7.ラジオニュース、8.ソウ
ル駅で、9.病院で、10.デパートで、11.知人と、12.パソコ
ン、13.会社で、14.親子で、15.夫婦で、単語力不足解消にこ
とば遊びをする。電子辞書、または、韓日・日韓辞典持参のこと。
中級ハングルⅡ
中級で掲げる大きな目標は、辞典を使いこなせるようになることです。
辞典で言葉を調べるときはピン・ポイントではなく、視野を広げて周辺
の言葉にも注意を向けるように意識して調べてください。ちょっとした
習慣で語彙数は驚くほど飛躍します。中級の目標達成は、具体的な文法
学習事項としての、1接続法の習得、2変格活用を知る、3接続法を使った
表現法、これらの習得上にある。言うまでもなく語彙数を増やす努力・
工夫がとりわけ重要です。がむしゃらに取り組まなければならない時期
が、語学学習には必ずありますが、その時期が中級だと言えます。自分
と向き合わざるを得ない時期です。初級と違って目を見張るほどの進歩
がみられずつらいと思われるかもしれません。けれど、継続だけが語学
学習の王道です。モティべーションをいかに高めるかを探ること、一緒
に学んでいる人と話してみることなど、自分なりの工夫をこらし、じっ
くり考えてみること、自主的な姿勢は学習が高度に進むほどに重要で
す。仲間が必要なので、テーブルを合わせて学習します。
9
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
上級フランス語Ⅰ
初級、中級クラスで学んだことを復習しつつ、さらなる向上を目指し総
合的なフランス語能力を養うことを目標とします。到達目標として、実
用フランス語技能 検定試験3級合格を目指します。(受験することは強
制ではありません。また4級、準2級にも対応します)前期・後期を通
じて学習し11月の仏検を目指しま すので、前期・後期両方履修するよう
にしてください。仏検対策をしながら文法を学び、聞き取り問題を練習
することによって、実践的なフランス語を学ぶことができると思いま
す。また仏検対策以外にも会話ビデオを用い、会話練習を行います。ま
たDVDなどでフランスの文化にも触れます。
上級フランス語Ⅱ
初級、中級、上級Ⅰで学んだことを基礎に、より総合的で実践的なフラ
ンス語を学んでいきます。到達目標としては仏検4級以上を目指します。
どの級を目標とするかは、受講者にあわせて考えます。仏検の問題は実
際のコミュニケーションを念頭に作られているので、仏検対策は受験し
ない人にも、より実践的なフランス語力をみにつけるのに最適です。こ
のクラスでの仏検受験は義務ではありません。仏検の問題は大体毎年傾
向が決まっているので、それに即した学習を行い、過去問や模擬試験を
解いていきます。また、簡単な日常会話ができるように、会話練習をプ
リントやビデオで行うつもりです。
上級ドイツ語Ⅰ
中級ドイツ語を履修したか、それと同等以上のドイツ語の知識を持つ人
を対象にしたドイツ語の授業です。語学はこつこつ続けなければ進歩し
ませんが、特に大学で始めた第2外国語は一年次の初級文法だけでやめ
てしまうと、記憶に残っているのは苦しかった思い出だけという寂しい
結果になりかねません。そうしたくない人は、ぜひ中級ドイツ語やこの
授業を履修してみて下さい。この授業は、日常生活レベルの会話による
導入のあと、いろいろな応用練習・パターン練習によって発音・知識を
定着させ、語彙も広げ、最後はたいてい聴き取りで完成します。文法の
要求度は高くありません。できればドイツの若者の日常生活を扱ったD
VDも使い、興味深いドイツ事情も学びましょう。またこの他に、履修
者各人の多種多様な履修動機や学習目的に添えるように授業で相談に応
じます。ドイツ語検定や大学院の受験を目指している方、ドイツ語圏留
学を考えている方は、週1回の授業だけでその準備をするのは無理です
ので、個別に資料集め、勉強方法などのアドバイスをします。何を扱う
にせよ、このクラスの履修者にはドイツ語のおもしろさを一つでも多く
発見していただきたく思います。疑問・質問がみつかったら、いつでも
遠慮なく声をかけて下さい。
上級ドイツ語Ⅱ
この授業は、上級ドイツ語Ⅰを履修した学生を対象にしたドイツ語の授
業です。上級Ⅰで学んだ日常生活レベルの会話を、いろいろな応用練
習・パターン練習によって、さらに、発音・知識を向上させ、語彙力を
高めていきます。上級Ⅰ同様、ドイツの日常生活を扱ったDVDも使い
ながら、興味深いドイツ事情を一緒に学んでいきましょう。
上級スペイン語Ⅰ
この授業は中級スペイン語を履修したうえでさらにスペイン語を実際に
使って力をつけていきたいと思う人を対象としています。スペイン語を
「読む、書く、話す」ための技能を総合的に伸ばしていきます。自分の
考えや意見をスペイン語でつたえることができるよう、コミュニケー
ション能力を高めることに重点をおいています。 授業の進め方は、面白
い短い物語を読みながら、1.スペイン語の会話のための文法を復習と
進歩する、2.スペイン語を読む力を実際に身につける、3.スペイン
語の書き取りしながら書く力を身につけます、4.会話をし、コミュニ
ケーションを高める、5.文書作成をする能力を高めていきます。
上級スペイン語Ⅱ
この授業は、上級スペイン語Ⅰを履修した学生を対象にしたスペイン語
の授業です。上級Ⅰで学んだスペイン語の「読む、書く、話す」ための
技能をさらに伸ばしていきます。自分の考えや意見をスペイン語で伝え
ることができるよう、コミュニケーション能力を高め、最終的にはスペ
イン語でプレゼンテーションが出来るようなレベルを目指します。DVD等
の視聴覚教材を使いながら、楽しく学んでいきましょう。
上級中国語Ⅰ
中級中国語修了後の受講生を対象し、内容の豊かな教材を使い、中国人
の食生活、家族間の挨拶、中国人同士の付き合い、交際上のマナーを触
れながら、中国語の会話や読み書きの能力を向上する。さらに米国を抜
け、日本との最大貿易国である中国との経済活動が益々活発していく環
境の中で、受講生がより実用的な中国語の能力を身につけていくことを
目標とします。中級中国語修了後の受講生が習得する授業なので、教材
に豊富な内容を盛り込んでいる。中国は日本と地理的に近く、文化・伝
統・風習などに共通点が多い隣国である。その国とそこで暮らしている
人々について理解を深めながら、中国語の力を伸ばすことに本授業が役
立つことを願う。教科書の他に、毎回ビデオを使い、会話、聴き取りな
どをします。
上級中国語Ⅱ
この授業は、上級中国語Ⅰを履修した学生を対象にした中国語の授業で
す。上級Ⅰで学んだ中国語のスキルをさらに向上させるために、実用的
な中国語の能力を身につけていくことを目標とします。上級Ⅰを修了し
た受講生が習得する授業なので、教材に豊富な内容を盛り込みます。中
国は日本と地理的に近く、文化・伝統・風習などに共通点が多い隣国で
す。その国とそこで暮らしている人々について理解を深めながら、中国
語の力を伸ばすことに本授業が役立つことを考慮しながら、教科書の他
に、毎回ビデオを使い、会話、聴き取りなどを実施し、中国語が不自由
なく操れるレベルまでスキルを高めていきます。
10
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
留
学
生
対
象
特
設
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
上級ハングルⅠ
ハングルは最も近い外国の言葉です。この授業ではまず、ハングルを読
めるようにするのが目標です。そして簡単な文をつくれるようにもしま
す。文化理解のための語学の勉強は韓国の事、日本のことを考える機会
にもなると思います。
上級ハングルⅡ
この授業は、上級ハングルⅠを履修した学生を対象にしたハングルの授
業です。この講座でのねらいは、次の3つです。1.韓国語で日常会話
をすること、2.辞書を引き、韓国語の平易な文章を読むこと、3.簡
単な文章を韓国語で書くこと、これらの能力を身につけてもらうため
に、以下の要領で指導します。1.正確な発音に基づく反復指導をしま
す、2.文法は基礎から始めます、3.語彙を増やすことに重点を置き
ます、授業は講義形式ではなく、対話を中心として全員参加型で行いま
す。自由作文をしながら、口頭発表をしてもらいます。
日本語AⅠ
留学生向けに開発された日本語会話教材を主教材として用い、大学での
生活に直結した日本語を学ぶ。聞く力、話す力を重視する予定だが、読
む力、書く力についても履修者のニーズにより重視する。DVDが付属した
副教材を自習用として用い、授業では理解の確認等を行う。少人数クラ
スであるため、履修者の日本語レベルとニーズに合わせて進度を調節す
る。初回の授業で履修者のレベルとニーズのチェックを行う。
日本語AⅡ
「日本語A I」の内容をさらに深めて学習する。留学生向けに開発された
日本語会話教材を主教材として用い、大学での生活に直結した日本語を
学ぶ。聞く力、話す力を重視する予定だが、読む力、書く力についても
履修者のニーズにより重視する。DVDが付属した副教材を自習用として用
い、授業では理解の確認等を行う。少人数クラスであるため、履修者の
日本語レベルとニーズに合わせて進度を調節する。
日本語BⅠ
日本での日常生活と大学での勉学に必要な日本語力をつけることを目的
とする。日本語能力試験1・2級の語彙と漢字、さらに敬語や擬音語・擬
態語などを集中に学ぶ。少人数クラスであるため、履修者の日本語レベ
ルとニーズに合わせて柔軟に内容を定める。初回の授業でレベル・ニー
ズチェックを行う。
日本語BⅡ
「日本語B I」の内容をさらに深めて学習する。日本での日常生活と大学
での勉学に必要な日本語力をつけることを目的とする。日本語能力試験
1・2級の語彙と漢字、さらに敬語や擬音語・擬態語などを集中に学ぶ。
少人数クラスであるため、履修者の日本語レベルとニーズに合わせて柔
軟に内容を定める。
日本語CⅠ
話す、読む、書くという基本的な日本語活用能力を身に付け、最終的に
自分の意見を書けるようにする。 授業計画 履修者の日本語能力に合わ
せて内容を変えることもある。1回目の授業で「読む、話す、書く」能
力のチェックを行う。次のように授業内容を通して日本語力を培ってい
く。①自国と日本との文化や生活、習慣、言葉の違いなどを発表する。
②日本の新聞記事を読み、その内容をまとめる。③自国の文化や歴史に
ついてレポートにまとめる。④日本の文化や歴史についてレポートにま
とめる。また、適宜、漢字の読みや言葉の意味、敬語の使い方について
の小テストを行う。
日本語CⅡ
話す、読む、書くという基本的な日本語活用能力を身に付け、最終的に
自分の意見を書けるようにする。 授業計画 履修者の日本語能力に合わ
せて内容を変えることもある。1回目の授業で「読む、話す、書く」能
力のチェックを行う。次のように授業内容を通して日本語力を培ってい
く。①自国と日本との文化や生活、習慣、言葉の違いなどを発表する。
②日本の新聞記事を読み、その内容をまとめる。③自国の文化や歴史に
ついてレポートにまとめる。④日本の文化や歴史についてレポートにま
とめる。また、適宜、漢字の読みや言葉の意味、敬語の使い方について
の小テストを行う。
法学
法を学ぶには法独特のものの考え方が必要であるといわれています。こ
の法的なものの考え方のことをリーガル・マインドといいます。法学の
講義においては、さまざまなテーマを通じてこのリーガル・マインドが
身に付くよう工夫してみたいと思います。皆さんのリーガル・マインド
を培うことが本科目の到達目標です。講義の最初は、中学校や高等学校
の社会科・公民科でさまざまな法律について、皆さん、少しは学んでき
ている(はずな)ので、そのあたりの復習をていねいに易しく行うこと
からスタートします(国際法についても、国際人権保障の観点から学習
します。)。そして、この授業の中盤以降では、最高裁判所が違憲立法
審査権を行使した事例を押さえてみます。さらに、住民が公務員の不法
行為を損害賠償請求訴訟のかたちで訴えることができることの実例を学
んでみます。判例を通じて、法律の中に人の姿を見いだし、法は何のた
めにあるのか、リーガル・マインドを身につけながら、しっかりと考え
てみましょう。
政治学
授業の目的は、①政治学の基本的概念や理論について学ぶ、②それらの
概念や理論を使って、現代日本における政治的・政策的問題を分析す
る。加茂利男らの『現代政治学』をテキストに使い、各章の内容に沿っ
て政治学の概念や理論について講義をしていく。適宜、新聞記事のコ
ピーを配布して解説し、またディスカッションを行う。
11
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
学
部
共
通
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
政治史
本講義は、 「近代化の優等生」から「東アジアの敗戦国」となり、復興
していく日本の歩みを、今日的な問題と結びつけながら論じていくこと
で、国際社会における日本の すがたを理解していく。歴史が好きな学生
はもちろんだが、むしろ、自分の国のことを語れるようになりたいと思
う人、これからの日本のあり方を考えたいと思う人の履修を歓迎しま
す。講義は当時の写真、絵画、映像を交えながら進めていきますので、
イメージがしやすいでしょう。
経済学
日本経済の現代の問題を理解するための授業。具体的に介護問題や医療
問題を例にとって、経済学の観点から検討する。介護問題と医療問題を
例に取りつつ、財政・地方行政・労働・賃金・人材育成・外国人労働者
の受け入れ・少子高齢化・人口減少など日本経済の現代の問題を概観す
る。
経済史
日本の戦後復興からバブルの崩壊までの経済史を検討する。戦後の日本
経済は多くの困難を乗り越えてきたが、その高い成果と問題点を分析す
る。戦後復興・高度経済成長・ニクソンショックとその克服・第1次第2
次石油ショックとその克服・バブル経済の発生と経緯・バブル経済の崩
壊と、戦後の日本経済の歴史を時期の経過に沿って辿る。アメリカや中
国など主要国との経済的関係を検討するとともに、経済政策が決定され
ていった過程における内閣・首相・経済担当大臣などがかかわった政治
的な経緯についてもふれる。
国際関係入門
テレビのニュース番組や新聞などで、毎日世界で起きている出来事が報
道されている。しかし、高校を卒業したばかりの諸君らにとって、国際
関係で起きている 事柄をどのように理解したらよいのか、難しすぎて分
からないというのが、正直なところであろう。本講義では、国際関係の
諸問題を理解するための基礎的な事 柄(基礎概念、分析手法、個別的な
問題、地域事情等)について、1年生にでも理解できるように分かり易
く説明したと思っている。時事的なトピックスも随時扱う予定。
国際協力入門
グローバル社会といわれる現代には、国境を越えた諸問題(環境、貧
困、平和、人権)が顕在化している。こうした問題は、従来の国家間だ
けの関係だけでなく、企業、NGO、地方自治体、個人にも解決のための
対応が求められている。本講義では、地球社会という観点に立って、人
類が共有する現代的な問題の基本的な見方、考え方、分析の仕方を政
治、経済、社会分野から横断的に考察し、解決のための役割、方法を考
える。
地域研究入門
本学国際社会学科では、世界のさまざまな地域に ついての地域研究が学
生に提供されている。その各地域研究を学ぶ前に、地域研究のための基
礎的理解として、文明という切り口から世界の地域を眺めることに しよ
う。すると人類の歴史が刻んできた地域の特徴が浮かび上がってこない
だろうか。さらに個性の強い異なる文明同士が衝突を起こすという説が
ある。もちろ ん理想的には、世界は共存できることが望ましい。それは
可能なのだろうか。また日本の立場はどうあるべきなのかを皆で考えよ
う。
Extensive English Program A
本講義は、英語運用能力の土台となる基礎力の強化を目的としたクラス
です。英語の構文や文構造の知識を整理しながら、基礎の徹底を図って
いきます。具体的には、知識と運用を意識した、基礎文法のおさらいを
行います。単なる機械的な暗記作業だけにならないよう、学習事項に関
する練習問題を大量にこなしたり、あるいはそれらを使って、自ら英文
を作り出すといったアウトプットを意識した活動も随時取り入れていき
ます。
Extensive English Program B
本講義は、将来英語圏へ留学を考えている学生に必須なアカデミック・
スキルの習得を目指します。具体的には、英語の講義をより効率的に聞
き取るノートテーキングスキル、アカデミックな内容の英文を読むため
のスキル(スキミング、スキャニングなど)。また読んだもの、聞いた
ものに対してグループディスカッションや論理的で説得力のある英文
エッセイの書き方を通じ4技能を総合的に学んでいきます。
Extensive English Program C
日本国内にいながら、できるだけ多くの英語コミュニケーションの経験
を積み、英語運用能力を高めることがこの講座のねらいです。この授業
では、単に英文の内容理解だけでなく、理解したことをもとに、自分な
りにコミュニケーションをとれる力を養います。授業中は主にクラス
メートとの英語でのやり取りの実践をします。この講座は、英語の4技能
(読む、聞く、話す、書く)を統合的に鍛えます。読んで話す力書く
力、聞いて話す力書く力をつけましょう。
国際理解のための英語
この授業では、世界のさまざまな地域で異なった言語・文化背景の人々
のコミュニケーションのための言語として英語をとらえる。世界のさま
ざまな英語 (Englishes) に触れることにより、今日的な英語の役割や機
能、特色に注目し、実際の国際コミュニケーションの場面で臆すること
なく、教養ある日本人として英語を使うことができるよう、精神的にも
技術的にも準備を整えることを目的とする。また、言語と文化は切り離
すことができないものであるため、さまざまな英語の文化背景も学び、
よりよい国際理解をめざしていく。
12
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
学
科
基
礎
授業科目の名称
講義等の内容
国際コミュニケーションのための英語
本講義は、英語をツールとしてグローバル・アウェアネスを培うための
講座です。英語基礎講座で身に付けた英語コミュニケーション力を更に
向上させ、国際的なビジネスシーンに関連したトピックを扱い、グルー
プディスカッション及びグループプレゼンテーションを中心に学んでい
きます。授業に臨む為、学生たちは事前に与えられたトピックについて
新聞記事や学術論文を読み、授業に参加することが求められます。ま
た、授業後はジャーナル形式で、授業の内容を要約し自分の意見を述べ
更なる研究をしていきます。
フレッシュマンセミナー
フレッシュマンセミナーの目的は、これまでの学校教育で身につけた知
識集積型(記憶中心)の学習姿勢を、問題発見・解決型へ転換すること
にあります。学生各自が関心を持った問題について、文献を調査し、レ
ジュメにまとめ、口頭発表、レポート作成等の作業をします。フレッ
シュマンセミナーを通して情報収集能力、分析力を身に着けると同時
に、基本的なアカデミック・ペーパーの書き方を学びます。
国際社会基礎演習Ⅰ
基礎演習Ⅰでは、学生各自が関心を持った専門分野の教員を選択し、15
人以下の少人数クラスで学びます。本演習の目的は、学生の選んだ専門
分野の知識を深めながら、知的発表能力を養うことにあります。教員の
提示する文献リストの中から、自分が関心を持ったものを選択し、内容
等の口頭発表、ディスカッション、レポートを通して、いかに相手に
「論理的に」伝えることができるかを学習します。
国際社会基礎演習Ⅱ
基礎演習Ⅱでは、基礎演習Ⅰの延長線で、内容をさらに深化させること
が要請されます。発表のためのより多くの文献を読みこなし、争点を自
ら発見し、ディスカッション、ディベイト、レポート等の作業を通して
論理的発表能力を養成します。基礎演習を通して情報収集能力、歴史の
見方、社会科学の分析のための枠組みなども学びとって欲しいと思いま
す。
国際関係論Ⅰ
第2次世界大戦後の国際社会の変動は大きく、特に1989年、ベルリンの
壁の崩壊に象徴される冷戦の終結は世界システムの変動をもたらした。
そのような国 際関係を見る眼、すなわち国際関係学も第2次大戦の後大
きく変わりつつ発展してきた。この講義は、国際関係学の発達をたどる
ことで、複雑な国際関係と主要 な地球規模の課題を、いくつかの違った
「レンズ」を使って、複眼的・多角的に見ることができるように学ぶ。
国際関係論Ⅱ
第2次世界大戦後の国際社会の変動は大きく、特に1989年、ベルリンの
壁の崩壊に象徴される冷戦の終結は世界システムの変動をもたらした。
その影響のひ とつが国内紛争の増加である。この講義は、国際関係学の
最大の関心事項である国際・国内紛争の理論と歴史をたどることで、国
際関係の現状と将来の展望を学 ぶことを目指す。ゲストスピーカーも招
く。
国際関係史Ⅰ
現在起きている国際関係の諸問題を理解するには、まず出発点として戦
後の国際関係の歴史的な流れをしっかりと押さえておく必要がありま
す。本講義では、戦後の国際関係の流れを理解する第一歩として、第二
次大戦末期から1970年代中頃までの国際関係を取り上げ、米ソ関係
を中心に考察します。授業では、ヤルタ体制の成立、封じ込め政策の開
始と展開、キューバミサイル危機、社会主義陣営の動揺、ベトナム戦
争、緊張緩和などを取り上げます。
国際関係史Ⅱ
本講義では、国際関係Ⅰの授業を踏まえて、1970年代以降に起きた重要
な国際的な出来事に焦点をあて、それらが起きた背景、展開、国際関係
への影響などについて分かりやすく解説します。授業では、中東紛争、
欧州統合、第二次米ソ冷戦、ソ連邦の崩壊と冷戦の終結、ユーゴをめぐ
る民族紛争、中国の改革・開放、核拡散問題、湾岸戦争、9・11テロと
イラク戦争などを取り上げる予定にしています。扱うテーマからも分か
るように、本講義は、現代の国際関係と言ってもよい内容となっていま
す。
国際協力論 「開発とその主体―誰のための開発か」を全体的なテーマに、第2次世界
大戦後からの開発協力の変遷と理念・実践を理解する。開発理念の変遷
を追いつつ、国際開発協力の現状と課題を理解することを目標とする。
国際社会学
担当教員の構想する「国際社会学」とは、国際関係論と社会学の両方に
軸足を置いた学問領域です。、それは現実の世界を「望ましい地球社
会」へと少しでも近 づけるという目標を掲げ、そのため、個人の次元で
はどのような対社会態度で生きるのが望まれるのかを探ります。そこで
は個人主義・共同体主義・利他主義な どを考察します。さらにいくつか
のレベルで図式のモデル化を提示して、理解を促します。こうして、理
念と行動とシステムがどのように関連し合って、社会変 動が生み出され
ることになるのか、を理論的に模索します。担当教員のスタンスは、や
や理想主義に傾いているでしょう。
政治思想
近代政治社会の構成原理となったマキャヴェリ以降20世紀初頭までの
政治思想を取りあげて検討することによって、近代の政治思想の基本枠
組を理解してもらい、さらにそれらが孕んでいた諸問題を現代の視点か
ら評定してみたいと考えています。とくに、ホッブズ、ロック、ルソー
といった近代政治社会の基本的な考え方を提供した思想家、また19世紀
以降の思想世界を彩った自由主義、社会主義、保守主義といった思想に
考察の多くの時間を割きたいと考えております。
13
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
礎
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
社会思想
20世紀西欧の社会思想を対象に、近代思想の再検討という観点から考察
をくわえます。その際、社会思想をその固有の領域に限定せず、20世
紀西欧思想全体の幅広いコンテキストにおいて捉えるように配慮しま
す。概して現代の社会思想は社会思想自体として完結しているようには
おもわれず、関連領域をおさえてこそ十全に理解できると考えるからで
す。したがって、思想的な背景についていえば、現象学や構造主義、精
神分析学、記号論といった考え方についても社会思想的な側面から言及
することになります。
哲学概論
本講義では、哲学の基礎を学びます。目的は(1)自分で考えること(そ
の姿勢を身につけること)ですが、(2)そのために必要な哲学(史)の
基礎知識を身 につけることも目指します。哲学とは、普段私たちが当た
り前だと思っている物事(=常識)をあらためて見つめ直す作業です。
この講義を通じて、その基本姿 勢を身につけることを目標としますが。
それと同時にこれまでにどのような哲学者が、どのようなことを考えて
きたのか紹介していきますので、自ら考えるため の手助けにしていきま
しょう。なお、講義では、考察のためにできるだけ具体的な素材も用意
していきます。
外国史概説
本講義は、外国を学ぶこと・歴史を学ぶことを目指します。外国の歴史
を学ぶことにどんな意味があるのでしょうか。本講義では、しばしば
「個々の事例の丸暗記」に なってしまいがちな歴史の知識を、地理的、
そして時代的に関連させて考察することを試みます。この講義を通じ
て、世界史の中の個人としての自分を発見して いただければと思いま
す。
日本史概説
日本において「秩序」というものが、どのように形作られてきたかを考
える。特に現代日本国家を形作る上で決定的な意味を持った昭和期の戦
争に焦点を当てて考えてみたい。
世界地誌
地域をどう考えるかということを学ぶ分野の一つに、地誌という分野が
あります。世界地誌は、世界の地域の地域的特性を総合的に解明・考察
しようとする学問体系です。グローバリゼーションの加速するなかで、
21世紀社会では地域の重要性を考えねばならない時期かもしれない。こ
のため、本講義は、具体的にいくつかのテーマを中心に、欧米、アジ
ア、日本などのケ-ススタディから、地域システム論などの観点から、
動態的、総合的に地域を考えることを目的にしている。
人文地理学
現代における社会および空間の変容を地理学的ロジックから講義してい
きたい。今、わが国は、グローバリゼーション、少子高齢化のなかで、
地域格差問題や地域の衰退など多くの課題を抱えている。こうした地域
的課題は世界でも同様である。本講義では、グロ-バル、ロ-カルな地
域の諸課題を都市、経済、社会、人間、環境等をキーワードに、地域的
課題、さらには、その問題解決に向けた取り組みについても一緒に考え
ていきたい。
自然地理学
自然環境は、地域的特徴を有するさまざまな要素から構成される。この
自然環境を外的諸条件の一つとして、人間活動やそれに伴う人文環境に
は固有の地域性が認められ、さらに人間活動の高度化に伴う自然環境問
題や自然災害などは、さまざまな地域性をもって自然環境的課題として
近年顕在化してきている。本講義では自然環境およびそれと関連した人
文環境に関する地域認識を深めることや、自然環境的課題に以下に対応
していくか検討することを目指す。
メディアに見る世界の動き
新聞、雑誌、ネットなどで流れる国際報道の話題を選んで、様々な記事
を読みます。テーマの対象は、米国、欧州、ロシア、中東、中国、イン
ド、朝鮮半島、他のアジア諸国、アフリカ、中南米など全世界にまたが
り、政治、経済、社会、文化の各分野の報道を追っていきます。授業で
は記事に対する感想意見を学生に発表してもらい、コメントする形にな
ります。その際に記事の背景にある歴史や国際政治の動きを説明しなが
ら、メディアの国際ニュースの捉え方がどうなっているかを考えていき
ます。
平和のための社会システム
この科目は、世界における平和について、難民問題、貧困・経済格差問
題、国際紛争の視点から事実と歴史を学びます。そして、なぜそのよう
なことが 起きるのか国際法や経済のしくみ、政治の仕組みなどの社会シ
ステムの枠組みで問題を考えるための入門的知識を提供することを目的
としています。特に、法と 経済のシステムが世界をどうつないでいるの
か、平和の問題とどのように関わるのかを理解することが重要なポイン
トにしています。そのために、様々な国際機 関の資料を豊富に用います
が、同時にそうした国際機関の活動や情報を分析でき、自ら問題を主体
的に考える知的能力の基礎をつくります。問題を実感的に捉えるため、
にクラスの中でのアクティビティには、全員参加してください。社会で
起きていることに対する想像力と分析力を培いましょう。身近なことか
ら、意外な発見が必ずあるはずです。
国際社会演習Ⅰ
演習Ⅰは、基礎演習よりさらに少人数のクラスで、教員の個別的指導を
受けながら、学生各自が選択した争点に関するリサーチをします。教員
が提示した基礎資料をもとに、さらに多くの文献を探索し、読みこなす
ことが要求されます。最終的にアカデミィック・ペーパーを書き上げる
ことを通して、争点分析の視座、分析方法、情報を論理的に構築する方
法を学習します。
国際社会演習Ⅱ
演習Ⅱの目的は、基本的に演習Ⅰと同じで、リサーチ能力の涵養にあり
ます。外国語の文献も含めたさまざまな文献を探索し、読むことを通し
て、研究課題に関する情報を的確に収集する能力を磨き、そこから学生
が独自の主張を構築し、かつ客観的な発表能力を身に着けることが要求
されます。そのためより高度な日本語の語彙力を開発することも必要と
なります。
14
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
演
習
授業科目の名称
講義等の内容
国際社会演習Ⅲ
演習Ⅲは、四年間の大学での学びの集大成として、学生各自が卒業研究
課題を選択し、論文を書くことを目的としています。そのためにまず、
研究課題の先行研究の調査を、教員の個別指導を受けて行います。先行
研究の分析を通して独自の分析視座を見いだし、分析に必要な情報を収
集します。その過程で常に、教員と密接に討議し、その討議の中から、
アカデミックな論述の方法を体得して欲しいと思います。
国際社会演習Ⅳ
演習Ⅳの目的は、卒業論文を書き上げることにあります。4年間の大学
での学びを通して身に着けた、問題発見能力、分析力、論理的論述能力
を当該論文に投影させることが要求されます。最終的には、各クラスで
行われる卒業演習発表をとおして、「個の知的完成」を目指して自らが
学んできたことの意義を見いだして欲しいと思います。
プロジェクト演習
本演習では、まず、異文化コミュニケーションの基本的な考え方を習得
します。演習参加者は各自の関心に応じて、テキスト「ケースで学ぶ異
文化コミュニケーション」の内の1章を選択して報告し、各章末のテーマ
や、授業中に提示する争点や問題について議論します。さらに、異文化
間の誤解や摩擦などの事例を取り上げ、ディスカッション、ロールプレ
イを行い、自分の意見や考えを述べるプレゼンテーション能力を高める
とともに、異文化理解を深めます。
外交論A
本講義では、戦後の日本が国家的発展を遂げた以後、「世界の中の日
本」をどのように意識したのか、またグローバリゼーションが進展する
過程で、日本の国際社会における外交的役割がどのように変化してきた
のか、その外交上の変遷を明らかにすることを目標とする。1970年
代にニクソンショックやオイルショックが起る中で、日本は経済大国と
して経済外交を推進し、1980年代には政治的役割をも徐々に強めて
いき、1990年代以降には湾岸戦争や北朝鮮の核問題によって安全保
障の役割を担うようになった。さらに21世紀に入ると、日本外交は政
治・経済・安全保障の安定したバランスを基本とするにいたった。ここ
に至る過程を明らかにする。
外交論B
本講義では、戦後の日本が国家的発展を遂げた以後、「世界の中の日
本」をどのように意識したのか、またグローバリゼーションが進展する
過程で、日本の国際社会における外交的役割がどのように変化してきた
のか、その外交上の変遷を明らかにすることを目標とする。
日本外交史Ⅰ
外交は「互いに異なる利益・伝統・文化をもつ主権国家間の調整、交渉
であり、問題を処理する能力や技術」である。では日本は近代国家と
なって以降、今日までどのような外交を展開してきたのか。とくにアメ
リカ、中国、西欧諸国などの主要国とどのような二国間外交を行ってき
たのか、また国内政治と外交との連関性、政治指導者の世界観や思想は
どのようなものであったのかを問題意識とする。とくにある歴史的事象
の「経過」や「結果」以上に、隠された「背景」の解明に重点を置いた
講義を心がけたい。近代日本は開国以来わずか半世紀でアジア唯一の近
代国家となった。本講義では、日本が日清・日露戦争に勝利してローカ
ルパワーからリージョナルパワーへと躍進した20世紀初頭から説き起
こし、第一次世界大戦後に英米と並ぶ大国としてグローバルパワーとな
る過程、そして満州事変、日中戦争を契機にアジア盟主を目指した結
果、太平洋戦争へと突入する過程までを講義する。
日本外交史Ⅱ
外交は「互いに異なる利益・伝統・文化をもつ主権国家間の調整、交渉
であり、問題を処理する能力や技術」である。では日本は近代国家と
なって以降、今日までどのような外交を展開してきたのか。とくにアメ
リカ、中国、西欧諸国などの主要国とどのような二国間外交を行ってき
たのか、また国内政治と外交との連関性、政治指導者の世界観や思想は
どのようなものであったのかを問題意識とする。とくにある歴史的事象
の「経過」や「結果」以上に、隠された「背景」の解明に重点を置いた
講義を心がけたい。太平洋戦争で敗北した日本は、ゼロからの再出発を
余儀なくされた。本講義では、日本が米軍の占領下で経済復興に着手
し、独立回復後に吉田路線によって高度経済成長を遂げ、アジアにおけ
るリージョナルパワーとして経済外交を推進していく過程、また東南ア
ジア諸国や韓国との国交正常化を達成し、さらにアメリカとの間で沖縄
返還交渉を行った過程までを講義する。
比較政治社会学
社会現象を分析するうえで、制度の理解はとても重要です。とりわけ、
その制度を一定の視点から比較することは、より良い社会制度を考える
上で必要な作業です。このクラスでは、世界の国々の政治体制や政治組
織を比較政治学の理論的枠組みを使って理解していきます。リサーチ・
ペーパーは、学生自身で何か興味のあるテーマを選び、複数の国々での
そのテーマについての政策や制度を比較するという方法で書きます。授
業は、テキスト『比較政治制度論』にしたがって講義をし、学生との
ディスカッションを交えて進めていきます。各国の制度や政治経済状況
を比較した資料や新聞記事を随時、コピーして配ります。
15
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
現代の日本の政治
昨年末からの世界的な不況は、私たちの国にも「100年に1度の危機」と
いわれるほど、大きな影響をあたえ始めている。ところが、それを迎え
る政治はどう かと見てみると、毎年毎年、総理大臣が代わり、とても安
定してこの状況に対応できるとは思われない。なんとなくある不安は、
尽きない。それにも関わらず、私たちの多くは食べたいものを食べ、着
たいものを着て、欲しいものを手に入れ、住むところにも困らない日々
を送ることができている。それはなぜだろう。そして、国際社会では先
進国として扱われ、理解のある国家としてその行動は発展途上国からも
敬意を集めている。それはなぜだろう。みなさんは、今から60年ほど前
の日本の映像をご覧になったことがあるでしょう。戦争に敗れ、空襲で
町は焼け、人々は日々の食事にも、住居にも、衣服にも困り果ててい
た。そこからどうして、このような繁栄した国が作られたのだろうか。
この問いに答えること、つまり、戦後の日本がどのように歩んできたの
かを理解することは、同時に、現在ある政治の不安定や、そこはかとな
い不安の根源を知ることにもつながる。つまり、日本の未来を創造し、
考えるためには、まずこれまでを知ることが重要なのだ。そこで、この
講義では、現代日本の視点に立ちながら戦後日本政治の歩みを知り、考
えることを通じて、今を理解し、長所を伸ばし、短所を正すためのきっ
かけを、みなさんに提供していきます。
政治心理学
本授業では、「市民の政治的行動や思考の心理学的解明」をテーマと
し、政治心理学という分野で蓄積されてきた様々な研究業績を紹介する
ことによって、政治心理学に関する必要最低限の知識を学生諸君に理解
していただくことを目的としている。政治心理学は、政治学の中でも比
較的に新しい研究領域である。政治の制度や理想の国家などを分析の対
象とした伝統的政治学から、現実の政治過程や個人の行動などを分析の
対象とする現代政治学への転換の中で、発展していった研究領域であ
る。そこで本科目では、人間の政治行動をパーソナリティ、価値・信
念、認知・情報といった心理的諸要因から分析することを主要な特徴と
する政治心理学をテーマとし、この領域での主要な学問的業績について
紹介したい。
政治的コミュニケーション論
本科目では、現代の政治社会において、市民の政治意識の形成や政治的
選択に、ひいては政府の政策決定に大きな影響を及ぼしているマスメ
ディアの政治的機能や影響力をテーマとして、それに関わる諸問題の理
論的かつ実態的な把握に努める。
紛争解決論
現代社会・世界は、差別や飢餓、貧困、地球温暖化、エイズなどの伝染
病などさまざまな問題を抱えているが、個人レベルから集団・国家レベ
ルまで、「暴力的な衝突」も人類が解決すべき深刻な問題の一つであ
る。この授業では、①なぜ暴力や犯罪、紛争が起きるのか、②そうした
暴力的衝突・紛争を解決するにはどうすればよいのかについて学ぶ。行
為者の意識やコミュニケーションの仕方、物質的利害状況、社会制度の
それぞれのレベルの改善が必要であることが強調される。
国
際 日米関係論
関
係
科
目
群
備考
日本外交では戦前も戦後も日米関係が主軸となっている。なぜ日本に
とってアメリカとの関係が重要となっているのか。本講義ではこのよう
な設問に依拠し、①歴史 ②政治 ③経済 ④文化 ⑤安全保障の5つ
のレベルでその実態を明らかにする。
国際機構論
現代の国際社会には、国民国家以外にも政府間国際機構や非政府間国際
機構のような国際的アクターが大きな役割を果たし、影響を及ぼしてい
る。本講義では、 これらの国際機構がいかに発生してきたか、またその
意義とインパクトを、主要な地球規模問題(イッシュー)との関連で考
える。 現職の国際機関駐日代表による講義も入れる。参加型のクラスで
あり、授業中の発言や質問を歓迎する。毎回の授業の終わりの10分で100
字から150字の コメントを書く。クラスのサイズによってグループに分
けてのクラス発表も企画する。
国際NGO論
現代の国際社会には、国民国家や国際機関のほかに、国際NGO (非政
府間国際機構)が開発、環境、人権問題などの国際協力分野での国際的
アクターとして登場してきている。本講義では、日本の国際NGOがい
かに発生し てきたか、またその現状と意義を、主要な地球規模問題
(イッシュー)との関連で考えていく。現職の国際NGO代表による講
義も入れる。参加型のクラスであ り、授業中の発言や質問を歓迎する。
毎回の授業の終わりの10分で100字から150字のコメントを書く。クラス
のサイズによってはグループに分けてのク ラス発表も企画する。
国際開発論
地球規模の諸課題(環境、貧困、人権、平和)などの問題について、国
際行為体(国連、国際機関、NGOなど)がどのように取り組んでいるかを
考える。80 年代からの開発理念である社会開発、人間開発の視点を押さ
えつつ、「子ども」「教育」「ジェンダー」などのテーマごとに効果と
課題を検証する。
国際ボランティア論
地球規模のさまざまな問題に対応するするアクターとして、ボランティ
アは多様なレベル(政府、国連、NGO)で活躍している。ボランティアの
活動事例から、国際ボランティアによる活動の有効性と社会的意義を議
論する。
地域紛争論
ポスト冷戦期に世界各地で頻発しつつある地域紛争は、冷戦時代のそれ
とは明らかに性質や特徴が変化している。この講義では、過去の戦争の
類型を概観した上で、こうした「新しい」地域紛争の構造と動態とを検討
し、その解決に向けてどのような条件が必要とされるのか、そうした条
件を整備できるような国際環境とはどのようなものとなるべきか、等に
ついて具体的事例を挙げつつ考える。
16
隔年
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
安全保障論
現代の国際社会にとって安全保障の問題は多様化、複雑化している。国
家の領域的に限定された地域を守るための軍事的な防衛論や軍縮論とし
ての伝統的安全保障論から、冷戦終了後は、軍縮レジームの形成や民間
の平和キャンペーンの展開など国際公共という観点からの安全保障論の
展開も現代では盛んである。安全保障の伝統的な概念から、今日の多様
化した安全保障の展開、行為主体について理解を深めることを目的とす
る。
世界システム論
今日われわれの生きる世界は、一方では米国の強大な力により、他方で
は経済的な必要性や地球環境問題を介して、分かち難く結びつけられて
います。このよう に「システム」化した世界は、どのように形成され、
発展してきたのでしょうか。そして今日その「世界システム」は我々に
どのような問題をつきつけているの でしょうか。本講義では、こうした
点を、国際関係論・地域研究分野で構成される「国際コミュニティ・
コース」の諸科目を総括すべく、ゲスト講師による講義 もまじえなが
ら、多角的に追究していきます。
世界人権論
主権不可侵・内政不干渉を前提とする伝統的な国際関係秩序は綻びつつ
ある。にも拘らず、国家を超える世界的な権威が出現する展望は立って
いない。このような過渡期の国際政治のなかにあって、われわれが憲法
において「人類普遍の原則」として受け容れた基本的人権の実現と保障と
は、果たして可能なのか。人権と国権とは折り合いがつくのか。人権外
交を展開するに際して、問題となるのは何か。これら一連の課題につい
て検討する。
南北問題
現在の世界では8億人(7人に1)が飢えている。栄養失調の人は20億
人。面積と人口では南の発展途上国が約7割を占めているのにもかかわ
らず、豊かさ (富)では逆に日本のような先進工業国が約8割を占有し
ている。このようなひどい貧困と南北間の格差のがなぜ起きるのかを本
講義で考えてゆく。
アメリカ・カナダ入門
新聞やテレビでアメリカのことについて報道されない日はありません。
アメリカ政治の最大のイベントである大統領選挙をとってみても、選挙
の独特の仕組みが 分からないと、せっかくのニュースの内容も理解でき
ません。本講義では、アメリカの政治や社会を理解するための基本的な
事柄について勉強します。
ヨーロッパ入門
この講義では、ヨーロッパのうち特にフランスに注目して、その歴史的
背景や文化、現在の社会状況などについてごく基本的な事項を学ぶ。ま
ず地理と歴史を学 ぶことで現代のフランスがどのようにしてできていっ
たのかを理解し、次いで、フランスが持つ独自の文化的要素について、
文学から食文化までさまざまな角度 から検討していく。さらに、近代化
を遂げて社会的にも文化的にも成熟した19世紀末のフランスにおいて生
まれた、社会を科学的な目で見るという考え方(つまり社会学)につい
て簡単に見ていく。最後に労働問題や少子高齢化のような現在進行中の
問題をいくつか取り上げて、現代のフランスが抱えている課題にはど の
ようなものがあるのかを見ていく。
アジア入門
ASEANを中心とする東南アジア地域、とりわけ1995年以降ASEANに加盟し
たカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム(CLMV)の歴史的経緯と
現在進行する大メコン圏の経済動向と人々への影響を中心にアジアの現
在を理解する。
中東入門
石油や地政、紛争などの具体的事例を採り上げつつ、中東地域に析出さ
れてきた固有の論理や特徴的な考え方を解説し、それらと国際政治経済
におけるいわゆるグローバル化の波とが切り結ぶダイナミズムや、さま
ざまな矛盾・軋轢について考察する。
ラテンアメリカ入門
本授業は、ラテンアメリカという地域を理解する手立てとして、歴史を
概観することにします。その歴史は征服と植民、独立後の困難などスペ
イン系ラテンアメリカでは血みどろで苦難の多い道でありました。一方
ブラジルでは比較的平穏な発展が見られました。そうした歴史が現在の
ラテンアメリカとどのように関わっているのかを探ります。現代ラテン
アメリカの諸側面(対外関係・政治・社会・文化・文学・国民性)など
の基本的な知識・理解を得るようにします。
データで読む社会
官庁統計、白書、その他報告書などの調査報告書を正しく読み取るため
の基礎知識の習得。単純集計、クロス集計、度数分布、基礎統計量など
の記述データの読み方、グラフの読み方、データから得られる結果のま
とめ方を理解する。
社会経済のための数学
高校までの数学の復習をしますが、人それぞれに課題が違うため、はじ
めにクイズをして数理力を診断します。自分でも弱いところを認識して
もらい、それぞれに1ヵ月の課題を与えます。授業では、数学の社会諸
科学での使い方などを紹介しながら、数理的に考える意味を学びます。
中間でまた数理力診断を行い就職試験問題からクイズを出し、各自にカ
ウンセリングを行った後に1ヶ月の課題を与えます。最後に微積分と線
形代数の入門講義を行い高校数学と大学数学を結びます。
17
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
専
門
教
育
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
社会統計学Ⅰ
統計学の基本を身につけることを目的とする。社会統計学は社会という
集団に対する情報としてのデータの扱いを重視する。社会統計学Ⅰで
は、基本的な記述統計について、数式で表わされた内容と具体的なデー
タとのつながりをとおして理解させ、推測統計の考え方につなげる。推
測統計では社会調査における母集団と標本の考え方を常に念頭において
解説する。数学を不得意としてきた学生が多い中で、あえて数式を用い
て、データのもつ情報を客観的に把握する姿勢を身につけさせる。具体
的な項目内容は、量的データと質的データのまとめ方、量的データにつ
いての度数分布表と図、代表値(平均値、中央値、最頻値)、散布度
(範囲、四分位範囲、平均偏差、分散、標準偏差)、推定と検定の考え
方、である。
社会統計学Ⅱ
社会統計学Ⅰを踏まえて、現実の社会におけるデータ理解のための考え
方を身につけることを目的とする。国勢調査などの官庁統計、社会調
査、意識調査、さまざまな調査がどのように行われているか、それら
データがどうまとめられ、どう発表されているかを例として、解説す
る。統計的推定と検定の方法と解釈、相関と因果関係の問題、複雑な関
係を扱い方などを考える。社会調査における質的調査と量的調査の違い
や、調査倫理の問題にも言及する。また、統計学の応用例として野生動
物の生息数調査も紹介する。これらを通して、社会統計学Ⅰの内容につ
いての理解を深め発展させる。
調査データ分析A
人間の社会現象を観察、考察し、現象を分析・説明するための社会調査
法としての定性調査(質的調査)方法論について、主としてグループイ
ンタビュー法を中 心に学びます。この授業は単に技法やテクニックとし
てではなく、社会科学方法論の立場から社会調査を位置づけ、社会調査
を構成する量的調査と質的調査の関 係性を重視します。その上で、「問
題意識」からはじまり、「大文字の目的」の概念と「小文字の目的」の
概念を徹底的に学びます。そして、グループインタ ビューの実習を通じ
て、仮説づくり、インタビュー実践、発言に基づく分析、推論までのプ
ロセスを科学的手続きとして学ぶことが、この授業のポイントともい え
ます。実戦的かつ論理的授業を目指します。積極的履修者を歓迎しま
す。
調査データ分析B
実際の社会調査によって得られたデータについて、世界的によく知られ
ている分析ソフトSPSSの日本語版を用いて、データをいかに分析し、情
報を読み取るかを、実習しながら理解する。
社会調査法
新聞などで紹介される世論調査や、社会学・社会心理学、あるいは心理
学における人間に関する問題を扱う調査研究は、統計調査法をよく理解
しておく必要があ る。この授業では、調査を企画したり、調査結果から
何かを読み取ったりするための実際に役にたつ諸問題を扱う。現実的な
調査の実施上起こってくる諸問題 や、新しい調査の方法についても話を
進め、どのように考えればよいかを検討していく。
社会調査演習Ⅰ
社会調査を実社会で実習することを目的とする。調査テーマは高齢者の
生活態度や意識に関することを取り上げて、調査企画から参加し、調査
対象者の抽出、郵 送調査および、訪問面接調査の調査員を経験すること
を目的とする。ただし調査内容や調査対象については、教員がある程度
準備し決定しておく。4,5月に調査企画、実習準備を進め、7月末に簡
単なまとめまでを行う。収集したデータは、演習IIにおいて、各自より
深い分析を進め、詳細な報告書を作成する。卒論研究に反映させること
も可能。
社会調査演習Ⅱ
社会調査を実社会で実習し、報告書を作成するまでの課程を実習ことを
目的とする。調査テーマは高齢者の生活態度や意識に関することを取り
上げて、調査企画から参加し、調査対象者の抽出、郵送調査および、訪
問面接調査の調査員を経験する。そうして得られたデータについて、さ
まざまな分析を背景との比較を経て、公表できる報告書を作成すること
を目的とする。
データマイニング
データマイニング(Data Mining 略してDM)は大量のデータから有用な
知識や法則を発掘する技術の総称です。今までともすれば、経験と直感
で捕らえていたことを、人工知能、機械学習、統計、情報検索などの技
術を総合的に活用し科学的に説明する手法で、特にマーケティングの分
野で多く使われています。データマイニングの事例を多数取り上げ、結
論を導く過程を学習することにより、データマイニングのすばらしさ、
限界について理解する。
公共社会選択論
事例とそれを考えるための理論の学習から構成します。環境問題につい
ては、実際にある製品がどれくらい環境負荷を抱えているのか分析し、
日本の政府の環境問題への取り組を経済学的に考えます。政治的な事例
としては、投票行動、政治を動かす圧力団体や政党を公共選択の理論で
分析します。選挙の結果が意外な要素によって変化することがわかるで
しょう。また、国と地方野分権システムについて、理解を深めます。
移民・難民問題
グローバル化が進展する現代国際社会の大きな課題の一つが国境を越え
た人の移動である。そこには大きく自発的な移動である「移民」と強制
的移動者である 「難民」がある。日本でも最近とみに関心の高まってい
るこれらの問題について、その原因と規模、人の移動の「光と影」、最
近の日本の移民・難民政策、今後 の課題などについて広く理解をする。
公共と福祉の経済学
教育、医療、社会保険・年金、財政、環境問題の現状を、市場メカニズ
ム、財政理論、社会政策、福祉・厚生の思想から考えます。これらの問
題の現状と政策、それらを理解するための理論と思想の双方を講義しま
す。後半の事例研究は、受講者の要望からトピックスを選び、より重点
的に分析し、ディスカッションをしてゆきます。
18
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
環境と技術
技術の発展は、われわれに豊かな生活を実現させたが、しばしば環境破
壊をまねいてきた。このような歴史を真摯にとらえることから、今後の
環境問題を考えていきたい。誤解している人もいるが、環境破壊といっ
ても現代だけのことではない。文明は破壊とともにあったとも言えるだ
ろう。かなり昔から、森林は破壊され、河川 は汚染されてきたのであ
る。講義は、太古の時代から始め現代に至るまで、技術発展の引き起こ
す環境問題を考えて行きたい。特に、人工化学物質の問題に注目 した
い。そうした考察をもとに、未来を展望していきたい。
地球環境論
地球環境問題を学ぶことを通じて、私達の生活と諸外国(特に途上国)
の環境及びそこに住む人々との関係を考える。地球環境問題への国際的
取組みについて、 科学研究や国際交渉の最新動向を踏まえて体系的に理
解し、問題解決に向けた政策志向的な視点を養うことを目的とする。食
料生産や地球温暖化、捕鯨問題など の具体的事例を取りあげ、問題の実
態に接近していく。
コミュニティ・マネジメント
少子高齢化と人口減少が進む日本の地域社会において、地域社会の衰退
をくい止め、地域社会を活性化し再生していくことが求められていま
す。本授業では、地域活性化にかかわる次のような課題を検討します。
国と地方自治体の地域活性化政策の現状と問題点、活性化のための地域
の資源と人材とその育成、地方分権の歴史と現在、道州制の問題、地域
活性化と交通、地域活性化と企業と金融、地域の伝統的コミュニティと
新しいコミュニティづくりなど。なお、地域社会におけるボランティア
や住民自治、行政などとの協働などの問題は、別の授業(ガバナンス・
インターンシップ)でくわしくとりあげます。
社会保障論
人々の暮らしを支える社会保障の仕組みについて、わが国の制度を体系
的に理解するとともに、社会的排除などの現状におけるさまざまな問題
点にも着目して、制度・政策のあり方について自分で考える力を身につ
けることを目標に授業を展開する。社会保障制度を体系的に紹介してい
く。具体的には、医療、年金、介護、雇用、労災保険などの社会保険の
各制度の基本的な枠組みや考え方に触れ、またそれら社会保険との比較
において公的扶助や社会福祉のあり方についても把握できるよう問題点
を提示する。
低所得者世帯支援論
戦後、わが国の貧困対策は、1950年に制定された生活保護制度を中心に
実施されてきた。しかし、経済不況の深刻化による失業者の増大や、全
国的に広がりつつあるホームレス問題の顕在化などにより、現在改め
て、低所得者世帯の支援、いわゆる貧困対策のあり方が問われている。
本講義では、生活保護制度の仕組みを理解し、その法的構造や、現状に
おける問題点を把握するとともに、近年実施されている自立支援プログ
ラムなどの支援のあり方について考える。
社
会
経
済 社会学概論Ⅰ
科
目
群
学
科
専
門
科
目
講義等の内容
備考
隔年
社会学の初心者に社会学的な現象の切り方のイメージを捉えてもらうこ
とを目的とする。社会に生じているあらゆる現象が社会学の対象になる
といっても言い過 ぎではないが、社会学にはじめて出会う受講生に、身
近でおこっている出来事を手がかりにして社会はどうなっているのかを
考えてほしい。まず、社会学のイ メージをおさえ、そして具体的な内容
に移り、最後に社会学の学説や理論を紹介する。
社会学概論Ⅱ
本講義では、社会学の諸概念とその広がりについて、なるべく具体的な
事例を引用しながら、基礎的な知識をしっかりと習得すことを目指して
いる。社会学の基礎的な概念・テーマには現代でも頻繁に参照されるも
のが多数ある。日常語とは意味合いの異なるこれらの学術用語や考え方
をしっかりと理解することは、今後他の専門科目を学習する上でも、自
分なりに社会について論じる上でも、非常に大切なことである。これら
のなかから重要と思われるものをピックアップし、身近な社会に対する
疑問・関心と関連付けながら、なるべくわかりやすく解説していきたい
と思う。
文化人類学
文化人類学は、世界各地の文化を通して人類を理解する学問です。文化
とは「人間集団が共有する価値観」です。価値観を共有するといっても
なかなか難しいものです。あなたにとって大切なものが、他の誰かに
とってはそうではないことはよくあります。世界に眼を向けると、共有
できないような価値観ばかりに出会いま す。先ず最初に、文化人類学の
基礎知識を学び、「共感はできない」けれでも「理解はできる」訓練を
します。多様な人間の暮らし、習慣、感じ方、考え方などを「理解でき
る」ように、講義を中心に授業を進めます。参考書と世界地図、柔らか
な知性を持って参加してください。
市場のしくみ(ミクロ経済学Ⅰ)
市場がどのように機能するかについて、需要・供給曲線をつかって学び
ます。そして、価格の変化が何故起きるか、その市場に与える影響を理
解します。市場メカニズムの現状と成立の歴史と思想をフォローしなが
ら、市場が社会にもたらす功罪を考えます。その後、消費者と企業の行
動がどのような原理で決定されるか、理論と事例で理解を深めます。知
識を得ることよりも、市場という考え方を自分で展開できるように、課
題を考える機会を授業中にも多く設けます。
19
隔年
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
市場と社会(ミクロ経済学Ⅱ)
「市場のしくみ(ミクロ経済学Ⅰ)」で学んだことを復習した後、市場
がそのようにうまく運営されない場合について考えます。市場の独占や
寡占はどのようにして起きるのか、何が問題なのか、製品の差別化競争
や広告の分析を独占的競争理論で読み解きます。貧困や差別の問題を経
済学と思想の両面から捉えて分析の方法を学びます。また、最新の行動
経済学の理論を紹介します。市場メカニズムの現状と成立の歴史と思想
をフォローしながら、市場が社会にもたらす功罪を考えます。知識を得
ることよりも、市場という考え方を自分で展開できるように、専門的分
析や論文を皆で読み、ディスカッションするセッションを設けます。
経営学
現在の社会では、多くの人は何らかの形で経営に関わっており、また、
毎日のように経営に関するニュースが流れています。このような世の中
の状況を理解する ためには経営に関する基礎的な知識が必要不可欠のも
のとなってきます。この講義では様々な事例も織り交ぜながら、経営学
に関する基本的な用語、理論などを 中心として扱い、経営学および経営
に対する理解を深めることを目的とします。
マーケティング論
現在の社会では、多くの人は何らかの形で経営に関わっており、また、
毎日のように経営に関するニュースが流れています。このような世の中
の状況を理解する ためには経営に関する基礎的な知識が必要不可欠のも
のとなってきます。この講義では様々な事例も織り交ぜながら、経営学
に関する基本的な用語、理論などを 中心として扱い、経営学および経営
に対する理解を深めることを目的とします。
企業戦略ゲーム論
利害対立や協力関係にありながら、交渉をしないで各自は同時に自己の
目標の最適化を行う非協力ゲームを、事例を用いながら理論的に学びま
す。その後、時間の経過とともに交互に戦略を打ち出す非協力ゲームに
よる分析を行います。また、状況に関する情報に偏りがある場合に生じ
る問題や交渉を行う場合に何が実現するかについても、研究します。い
ずれも理論と事例を紹介しながら、「ゲームを解く」面白さを味わって
もらえるよう、授業中にも解を考える時間を十分とります。
グローバル経済論
各国経済の相互依存の進展が、経済のグローバル化であり、それを対象
とするのがグローバル経済論である。本授業では、特に国際収支に集約
されるグローバル経済の側面を取り上げる。すなわち、国際経済の金融
的あるいは貨幣的な側面に焦点を当てて講義する。
金融経済論
金融とか金融政策というと、我々のくらしとは関係がないような気がす
るかもしれませんが、実際は我々のくらしと密接に関係しています。日
本経済 は80年代後半に土地や株の価格が急上昇した一方、90年代以降は
景気停滞とデフレ・不良債権問題に悩まされました。この原因はどこに
あるのでしょうか。 政策に誤りがあったのでしょうか。また、現在はサ
ブプライムローンという米国の低所得者向け住宅ローン問題に端を発し
た金融市場の混乱が世界経済、そして 日本経済を悪化させ、世界金融経
済危機といわれています。日本経済の動きを知るためには金融の知識は
不可欠です。この講義では、金融の基本的な知識を学び、それに基づき
日本の金融経済の現状を分析することを目的としています。
会計学Ⅰ
企業が日々行なっている膨大かつ多様な経済活動を、貨幣単位で示され
た数値に還元し、いくつかの計算書に要約して報告してしまうものが会
計です。超巨大多国籍企業であろうと、街角の小さなお店であろうと、
会計のこの本質的な機能は変わりません。会計が「ビジネス上の言語」
と呼ばれるゆえんがここにあります。この会計という言語体系の特徴や
構成要素、使う際のルールなどを、過去500年間にわたって形成され、今
日の会計実務の基礎となっている複式簿記システムを中心に勉強しま
す。
会計学Ⅱ
企業は、その事業活動による経営の成果や会社財産の状況などを、“決
算書”にまとめて株主や投資家、融資を受けている銀行などの利害関係
者に報告します。彼らは、その“決算書”を見ながら新たな投資を決め
たり、見直しを図ったり、場合によっては経営陣を入れ替えたりするわ
けです。その意味で、“決算書”は、企業(経営者)の“通信簿”であ
ると同時に、企業(経営者)と株主等の利害関係者とを結ぶ重要なコ
ミュニケーション・ツールといえます。
情報の経済学
この授業では、3つのトピックスを取り扱う。それらは、メディア・情報
産業論、情報の非対称性の経済社会システムに与える影響、財としての
情報の課題である知的財産権である。各5回ずつ、計15回の授業として構
成する。はじめにメディア・情報産業は通常の産業とまったく異なる産
業構造、各種業種の現状とその社会的影響力を論ずる。つぎに経済学の
立場から、社会で情報の偏在がある場合、制度的なゆがみが生じる可能
性があることなどを理論的に解説し、最後に知的財産権の概念とその制
度整備の現状と課題を講義する。
隔年
国家経済のしくみ(マクロ経済学Ⅰ)
一国の経済水準をはかる指標として、国民総生産の概念を理解し、その
決定がどのように行われるかを探ります。財・サービスなど実際のモノ
が生産・売買される市場と金融市場、モノの生産のために必要な投資と
貯蓄の関係など、マクロ経済学の理論の骨格を学びます。また、マクロ
経済学の創始者であるケインズの思想の紹介や、現代の経済ニュースな
どの分析も交え、経済ニュースのマクロ的な部分がわかるように、理論
を実際にどう応用するかを練習します。
隔年
20
隔年
隔年
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
経済の成長と発展(マクロ経済学Ⅱ)
マクロ経済学の基礎理論の復習から入ります。長期にわたる経済成長を
した日本の経済史を振り返り、他国の経済成長と比べます。発展途上国
と先進国の経済の成長や発展がなぜ異なるかについても理解を深めま
す。また、一国の景気がどのようによくなり、悪くなるのかについて学
びます。そしてそのような景気循環が社会にもたらす影響についても考
えます。最後に国際金融市場の動きについて、近年のデータを下に国内
の経済との関連を理解します。
国際経済学
国境を越えて行われる経済活動が国際経済であり、それを対象とする学
問分野が国際経済学である。本授業では、特に財・サービスの国際取引
に焦点をしぼって、説明する。この授業を通じて、自国、外国、そして
世界全体という総合的な視点が確保できれば幸いである。
経済政策Ⅰ
日本の危機管理政策(鳥インフルエンザ対策・大地震対策)と、現在の
世界金融恐慌・世界大不況にかかわる経済危機政策について検討する。
経済政策Ⅱ
エネルギー政策を中心に、アメリカ・中国・ロシアの確執を述べ、その
渦中にある日本のエネルギー政策を分析する。エネルギー政策につい
て、アメリカと日本の近年の動向を概観する。ロシアのエネルギー政策
に関しては、ウクライナ・グルジアなど周辺国との経済摩擦を、政治や
歴史的経緯とともに分析する。中国のエネルギー政策に関しては、アフ
リカなどへの強硬外交や上海協力機構について検討する。
開発経済学
ひとつの国が経済的に豊かになるためにはどのようにすべきかを考える
のが、開発経済学の出発点である。しかしながら、一国だけの経済政策
で貧困が改善されるほど現代の国際社会は単純ではない。国際的な経済
の相互依存関係、グローバル経済と国民経済の関係性、経済と個人の関
係性などさまざまな観点からの考察が必要される。現代までの開発経済
理論の発展と展開を概観し、現代のグローバル経済にあってどのような
経済開発が求められ理論化が試みられているか考察する。
ジャーナリズム論Ⅰ
新聞の記事を読んで自分が注目した記事について、1000字程度の作
文を課します。提出された作文の中から、文章表現、視点、問題提起の
3点から参考になる作文を取り上げて、ジャーナリズムには何が重要な
のかを探っていきます。担当教官が自らの記者活動の中で見聞した体験
や教訓を紹介するつもりです。授業の目的は実際のジャーナリズムを論
ずることにあり、「ジャーナリズム論」を論じることではありません。
現役の記者からも報道の課題を聞く機会を設けます。
ジャーナリズム論Ⅱ
本講義は、放送、とりわけ日本のテレビ局を中心に、マスコミの実態と
その影響力等について講義を行う。現代社会において、マスコミの影響
力の大きさを実感 しない日はほとんど無いといってよい。日々の必要な
ニュースや情報は、多くをマスコミもしくはインターネットに依存して
いる。その一方で、例えばテレビ局 においてニュースがどのように制作
されているのかはあまり知られていない。そうした工程を知ったうえで
ニュースを受容することが上手なマスコミの利用法と なる。上手にテレ
ビの情報を利用できるようになることを目指します。
リスクコミュニケーション
個人がリスクを正確に認知することは難しい。社会がリスクを正確に認
知することはさらに難しい。本講義では、まず、認知心理学の原則にも
とづいて、リスクの認知のバイアスを理解する。さらに、政策過程や、
世論形成過程のために、リスク認知に社会的バイアスが生じる仕組みの
モデル(リスク・コミュニケーション)を理解する。最後に、ただしい
リスク受容、リスクに関する正しい意思決定に必要な要素に問題意識を
向ける。
パーソナルコミュニケーションA
説得とは、「言語的手段を使用して、納得させながら他者の態度や行動
を特定の方向へと変化させることを意図した行為」と定義することがで
きます。効果的な 説得とコミュニケーションのためには、どのようなこ
とが必要なのでしょうか。そのことを考えていくために、「態度」とい
う概念に焦点を当てて論じていきま す。「態度」は社会的行動を説明
し、また予測するために使用されている社会心理学の重要な概念です。
態度は、人がさまざまな対象に対して持っている、一定 の見方・考え方・
接し方、それにともなういろいろな意見や知識、好き嫌いの感情、イ
メージなどを総称したものです。この「態度」をめぐって、社会心理学
の 分野では膨大な研究が行われてきました。この授業ではこの態度をめ
ぐる実験社会心理学的な研究とそこから導き出された知見を紹介して、
「態度」という概念 から説得とコミュニケーションを考えていきます。
パーソナルコミュニケーションB
われわれは家族、遊び仲間、地域(近隣集団)、学校(学級)、サーク
ルそして職場(仕事集団)などさまざまな集団に所属して、他者とかか
わりあいながら生 きています。集団はわれわれが生きて行く上で不可欠
の存在です。しかし、集団はいつもわれわれに有益なものではなく、成
員間の調整に手間取ったり、時に 偏った意思決定が生まれたり、強い集
団の圧力が個人の意見を封じたり、いじめや差別という陰湿な行為が生
まれることもあります。この集団の動きを研究する のがグループ・ダイ
ナミックスです。レヴィン以来の研究の成果を紹介することで、集団特
有の仕組みや働きを理解して、日常生活に役立ててもらいたいと考えま
す。
21
備考
隔年
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
ィ
メ
デ
講義等の内容
コミュニケーション論
「コミュニケーション」は、人間の誰もが、毎日、絶えず行っている活
動だが、それについての基本的な知識を持っている者はほとんどいな
い。この授業では、①まず、コミュニケーションとは何かについての理
論的・概念的知識を学び、②次に、効果的コミュニケーションについて
のスキルの習得を行う。近年、企業が新卒者に求める資質の第一にあげ
られるのが、「コミュニケーション能力」である。この授業を通して、
コミュニケーションについての理論的理解にもとづいた効果的なスキル
を身につけることが、授業の目標である。
アナウンス技術論
私たちが毎日使っている話し言葉は、人間関係を作る上で大切な要素で
す。声の出し方、話し方で人の印象は全く違ってきます。ひとつの言葉
が勇気を与えるこ ともあれば、反対に誤解のもととなることもありま
す。言葉は生き物であり、時代によって変化してゆきます。この講座で
はアナウンス技術の基礎を学びなが ら、言葉の美しさ、奥深さを考え、
コミニケーションの力を磨くことを目指します。
マスコミュニケーション論A
新聞記事やテレビ番組などのマスコミ内容はどのように制作され、受け
手にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。その伝達の過程には
どのような特徴があり、どのような問題点が指摘されるのでしょうか。
この授業では、メディアを読み取る能力を高め、現代の 情報社会の中で
「賢い視聴者」になるために、いままで行われてきた「マスコミの効果
研究」を中心にマスコミのあり方やその影響力の実態について解説して
いきます。
マスコミュニケーション論B
われわれが暮らす現代の日本社会は、豊かで便利な消費社会であり、ま
た同時に、多数の人々からなる大衆社会です。特定の集団や組織に属さ
ない不特定多数の人々がつくりだす「社会心理」現象を理解すること
は、われわれ自身の社会的行動を考え、よりよい社会生活を目指す上で
重要なことといえるでしょう。この授業では、多くの人々が感じている
時代の雰囲気、あるいは若者や団塊世代などの一群の人々が共通に示す
「社会心理」現象を理解しながら、「大衆心理学」を学んでいきましょ
う。
マルチメディア論A
私たちの身の回りには写真・イラスト・音楽といったマルチメディア情
報があふれている。いったいこのような情報はどうやって創られている
のだろうか?自分もまたデジタルクリエーターとして創作ができるだろ
うか?本授業は、このようなデジタル情報の基礎知識を学び、自らがマ
ルチメディア技術を利用して情報を創造・企画できるようになることを
目的としている。本授業では主に、「デジタル画像」に焦点をあてた講
義と演習を行い、フォトレタッチソフト、デジカメ、スキャナなどの基
本技術の習得をし、自らの創造的作品作りができるようなる。
マルチメディア論B
今日、コンピュータによって作れらた情報、そしてそれを扱うIT機器が
身の回りにあふれている。特に音楽・動画を中心としたメディアは生活
の必需品と化している。そのような動画像は一体どのように作成される
のか?そしてその仕組みはどのようになっているのか?本授業では、音
楽と動画に焦点を当て、その原理を理解したうえで、動画を使った作
品、DVDづくりをグループ活動で行う。
ウェブサイト構築Ⅰ
ウエブサイトの作成を通して、自己表現力を高める。ここではHTML
言語習得のために、特定のソフトを使用するのではなくタグを逐一書く
方式をと る。これは、ホームページの仕組み、コンピュータの仕組み、
インターネットの仕組みの理解に役だつ。また、スキルとしては、スタ
イルシートを中心に学習する。JabaScriptについても言及する。
ウェブサイト構築Ⅱ
WEB制作において、プログラムが記述できれば良いのではなく、企画をど
のように実現するかをプランナーやデザイナーと打ち合わせを行い、事
前に十分な仕様設計を行わなければいけない。また、使い勝手、管理の
ための仕様、運営後の拡張性も重要である。WEBを制作するにあたって、
業務全般を俯瞰し、制作が円滑に行われるようなワークフローを理解す
る。
メディア心理学
現代のコミュニケーションに欠かせないインターネット、ケータイとい
うメディアは、日々進化を遂げていると同時に、私たちの現実認識や感
情の側面に確実に影響を与えています。ネットやケータイを使用するこ
とでわたしたちの生活の質は向上したの、ネットやケータイの過剰利用
あるいは依存や中毒によってどのような問題が生まれているのか、ケー
タイによるコミュニケーション利用が友人関係、家族関係をどのように
変質させているのか、新しいオンラインのコミュニティがどのように現
代社会を変えていく可能性をもっているのかなどを、これまで行われた
さまざまな調査データに基づいて、社会学的・社会心理学的に検討しま
す。
広告論
広告とは企業と大衆を結ぶ一つのメディアである。企業にとってはマー
ケッティングの一手段であり、大衆とのコミュニケーションを通じた企
業戦略の意味も持つ。また、マスメディアによって不特定多数に働きか
けることで、経済的社会的な影響も時として大きい。恣意的な方法を利
用すれば政治動向にも影響力を持ちえる。近年の特徴としては、イン
ターネットなどに代表される新たな広告媒体の誕生で、広告を発信する
側の多様化である。メディアとしての「広告」について本質的理解を深
め、多様化する発信者の社会的役割、倫理など課題、問題点を探る。
ア
社
会
科
目
群
22
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
メディア・リテラシーⅠ
メディア・リテラシーは、メディアを見たり聞いたり読んで情報の内容
を自分で判断する能力を言います。メディアには、テレビ、ラジオ、新
聞、雑誌、書籍、インターネットなどがあります。これらの媒体が伝え
た情報で読者や聴取者の間から情報の内容が混乱(困惑)を呼ぶ場合が
あります。そのときにメディア・リテラシーが問題にされます。実際に
起きた具体的ケース・スタディを通して、情報を精査するにはどのよう
な知識が必要かを学び取ってもらいます。また、日本を中心にしてメ
ディアの歴史についても触れます。
メディア・リテラシーⅡ
一応、映像は別にして、様々なメディア媒体で共通するのは言語・文章
が情報伝達の手段になっていることです。その文章にはどのような特性
があるのか。その効果的表現とは。表現する側からみた文章の内実を吟
味することは情報の狙いを見抜く力に通じます。参考になる実例を挙げ
ながら、言葉の使い方に関する「メディア文章論」を考察していきま
す。文章を分析できることは、メディア・リテラシーの基本につながる
からです。日本語の文章の変遷もみていきます。
グローバリゼーションとメディア
グローバリゼーションとは国際規範の共有を目指す動きです。この考え
方は冷戦崩壊後に注目され始めました。大別して二つの舞台でグローバ
リゼーションは進行しています。第一に地域紛争の調停や多国間の利害
調整。次にG8やG20、国連などの場における協議。これら二つの次
元でニュースがどのように生まれ報道されるのかを具体例や実際の記事
に基づいて説明しながら、メディアの役割を見つめ直したいと思いま
す。国際報道の表と裏を考える視点をもてるようにすることが授業の目
標です。記事の読み方について、「こういう手法がある」というコツに
も言及するつもりです。
共創のためのメディア・デザイン
共創とは、性別や年齢、障害の有無といった差異のある人々が集い、主
体性を発揮しながら共に創造や表現を行う活動です。本講義では、イン
クルーシブアートやインクルーシブデザイン、アウトリーチコミュニ
ケーションなど、主に教育や芸術、医療・福祉分野での共創の事例を取
り上げ、ワークショップ等を模擬的に体験しながら、異なる背景をもつ
人々の協働を促す具体的な手法を学ぶとともに、メディアが人と人、人
と社会とをどのようにつなぎ合うのか、その現状と可能性を探ること
で、共創活動を支えるメディアの望ましいあり方を考えます。
ノンバーバル・コミュニケーション
私たちは、日常生活において、言葉以外での豊かなコミュニケーション
を行っています。この授業では、「ことばならざることば」について、
表情や姿勢、身振りや視線、音声の特徴、さらには対人的空間等の視点
から検討し、これらが他者に何をどのように伝え得るのか、また自己と
他者とのあいだにどんなつながりを築く可能性を有するのかを、観察や
調査、測定等を含めて学びます。あわせて、ノンバーバルなコミュニ
ケーションの広がりや深まりを考えるために、日常性を超えた身体表現
や舞踊についても理解を築きます。
国際社会特殊講義A
現代の国際政治の焦点の一つである「グローバル公共政策」を考察する
ことを目的とする。地球社会には限られた資源しかなく、環境に代表さ
れるような地球規模の問題は、地球に住む人々が共有する問題である。
よって、地球規模での公共に資する政策の必要性が生じるが、地球社会
は代表する政府は存在しない無政府状態でもある。「すべての国家、す
べての社会、すべての人々」に資する政策はだれがどのように実施され
るべきか、考え方、方法論を学ぶ。
特
殊 国際社会特殊講義B
講
義
「グローバル社会と市民」をテーマとする。国際社会の行為主体(国
家、国連、企業、NGOなど)はさまざまだが、個人も最早国際行為主体
の一つと考えられている。IT技術の発展によって得られた個人の情報発
信能力の飛躍的向上は、意図的に隠されてきた問題を顕在化させたり、
国境を越えたネットワークを構築して社会問題に対処するなど、かつて
は国家の役割と考えられていた事柄も、市民=個人の立場から可能に
なっている。「グローバルに考え、行動する(グローカリゼーショ
ン)」市民の国際社会での役割について考察する。
国際社会特殊講義C
グローバル化による画一化と文化変容について考察する。グローバル化
のひとつの特徴として社会経済システムの画一化があげられる。グロー
バルスタンダード(基準)に代表される画一的な考え方は、経済面だけ
でなく政治的側面、文化的側面にも現れることが考えられる。世界には
多様な土着の文化があり、それらを背景に経済、政治そして社会生活が
成り立っている。グローバル化による画一化が固有の文化にどのような
変容を促し、経済、政治、社会生活に影響しているのか考察する。
国際社会ワークショップⅠ
このワークショップは、平和のための社会システム構築に関して学生自
ら何が具体的にできるか考えさせ、学内プロジェクトを立案・実行させ
るプログラムである。「平和」を紛争のない状態とだけとらえず、人権
が十分に守られていない各種の状況や、構造的貧困などにも視野を広げ
て考える。国際協力・フェアトレード・平和教育などに関するいくつか
の課題を教員から提案し、学生に選ばせる。テーマに関連する講義を履
修していることが望ましいが、基礎的な講義と資料文献紹介・解説を教
員が行いながら、プロジェクト実施までの指導にあたる。
23
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際社会学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
国際社会ワークショップⅡ
教室の中で国際報道の現場を想定して、記事づくりの過程を仮想体験し
てもらいます。その場合、情報を提供する側、情報を得て記事化する
側、記事情報を受け取る側の三者をそれぞれ役割分担して報告してもら
います。学外実習の機会も設けたいと考えています。授業では国際報道
の現状だけでなく、国際的問題や懸案のプレス・リリースや取材現場の
実情についても批判的問題も含め説明します。また秀逸な国際報道の実
例も多く紹介し、それぞれの学ぶべき点を多角的に解説します。
国際社会ワークショップⅢ
この授業の目的は、紛争解決(Conflict Resolution)の基本的概念と解
決スキルをワークショップ形式の授業を通して身につけることです。
ワークショップとは「作業場研修」とでも訳され る「体を使った体験型
の学び」のこと、講義や演習などの「座学」と学外における「実習」の
中間の形の授業です。授業では、紛争解決の概念や理論の説明の後、毎
回、さまざまなワークやアクティビティを行います。
インターンシップⅠ
企業(ホスピタリティー産業)が繁栄、存続し続けるためには、常に消費者から選
ばれる企業であり続ける必要があります。企業経営において「CS(顧客満
足)経営」が重要な戦略とされ、従業員のコミュニケーション能力の重要性が認識
され、その能力活用に力が注がれています。講座ではビジネス世界での諸
活動において円滑な人間関係を築く知識、技量、態度、適性等を学ぶと
同時に、インターンシップ(企業実習)を必ず体験していただきます。
インターンシップⅡ
この科目では、企業で働くということを、経済学・経営学の観点から学
び、実際の企業のインターンに応募・参加します。どのような企業が現
在日本に存在し、互いにどのような役割を担っているのか、企業の組織
はどう構成され、どのような論理で動くのか、今の企業の抱える実際の
課題は何なのかを体験し考える機会を与えます。そして、企業で働くと
いうことは、何を求められるということか、人びとはどのようなモチ
ベーションをもって働いているのかについて、考えます。様々な実例か
ら、基礎的考え方を見につけます。さらに、実際に企業紹介を聞き、エ
ントリーシートを書いてインターンに応募し、受け入れられた場合はイ
ンターン実習を行うか、神奈川経済同友会のチャレンジプログラムに参
加して企業から与えられた研究課題にとりくみます。実際の企業の抱え
る課題を知り、企業の方かたと直接やり取りし、他大学の学生とも交流
できます。インターンかチャレンジプログラムのレポート作成で40時間
以上に相当する 実習を行うことが単位修得の条件です。
ボランティア実践A
学校づくり・街づくり・川づくり・森づくり・地域づくりなど、住民・
ボランティア・行政・学校・商店・企業などが協働する地域づくりが進
んでいる。この授業では、受講生は、住民参加の地域づくりについて講
義を受け、レポートを作成するとともに、ボランティアを実践する。学
校ボランティアを希望する受講生には、近隣の小学校におけるボラン
ティアを紹介する。
ボランティア実践B
この科目は、現在の日本の女性が直面する子育ての問題と、それに社会
がどう取り組みうるかについて理解を深めることをテーマにしていま
す。したがって、授業への出席とともに、講義中に紹介する子育てに関
連するNPO活動/自治体の活動にインターンシップとして参加すること
を基本的に前提にしています。子育て中の女性の声を聞き、また実際に
子どもたちと楽しく触れ合えるチャンスです。子どもたちを通じて、社
会を見てみましょう 。
メディア・ワークショップ
テレビの仕事の実際を通じて、テレビメディアが抱える諸課題を把握す
ることを目的とする。私が実際に関わった番組をビデオ教材として、テ
レビ番組の現場における様々なテーマについて考える。さらに、実際に
テレビ番組を企画・取材・制作する。NHK研修センター・スタジオで
の番組制作実習を予定。多角的なテーマについて、テレビ番組制作の現
場の「汗と快感」を感得する。
実
践
科
目
群
24
備考
様式第2号(その3)
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
キ
リ
ス
ト
教
学
講義等の内容
授業科目の名称
備考
キリスト教概論A
キリスト教の土台である旧約聖書を中心に基礎的知識を学ぶ。建学
の精神とキリスト教、人間形成と宗教、神との出会いと対話、自由
と法神のことば・聖書・神とは、天地創造、神と人の契約、十戒・
律法、預言者・祭司・王の働き等を旧約聖書に即して学ぶ。
キリスト教概論B
キリスト教の中心である新約聖書を中心に学ぶ。イエス・キリスト
の働きを知り、人間形成への意義を学ぶ。新約聖書の成立を学んで
から、イエスの生涯としての召命・派遣・行為・受難・復活につい
て福音書から学ぶ。ついで、パウロ回心と伝道活動を学び、パウロ
の手紙による信仰義認の思想を習得する。
キリスト教と現代A(平和)
テーマは「キリスト教と平和の実現」。現代における平和の実現の
ためにキリスト教はどのような貢献をすることができるのかという
問題について、主に近・現代において平和の実現に取り組んだキリ
スト教徒たちに照らして、解明を試みる。学習内容はおよそ以下の
とおり。福音書のイエスと非暴力。ディートリッヒ・ボンヘッ
ファー。ゾフィー・ショルと映画『白バラの祈り』。長崎のコルベ
神父。太平洋戦争と安 利淑(アン イスク)。新渡戸 稲造の平和
への努力。沢田 美喜。永井 隆。キング牧師。マザーテレサ。
キリスト教と現代B(歴史)
21世紀は、前世紀の科学万能主義への反省から、改めて宗教への関
心が高まっている。一方、イラク戦争など欧米のキリスト教世界と
イスラム世界の対立の深刻化などから、一神教の限界を指摘する声
も聞かれる。本講では、現代のキリスト教をめぐる諸問題をその根
源にさかのぼって再検討することにより、現代世界におけるキリス
ト教の意義を探っていきたい。
キリスト教と現代C(教育)
キリスト教が教育や人間形成にどのような影響を与えてきたかを学
びます。教育や人間観・人生観に影響を与えてきた聖書の内容を旧
約聖書・新約聖書から取り上げつつ、学んでいきます。教材提示・
絵本・VTRを用いるなど視聴覚教育をするようにします。
キリスト教と現代D(美術)
キリスト教の歴史と文化を西洋の美術から考えます。人間の表現と
して、描く・作る・組み立てることを通して、目に見えないものを
見える形にしてきた。とくに宗教という領域で、人間が表す信仰の
形をどのように示すことができるのだろうかということを考えま
す。キリスト教の文化としての美術は広義の造形美術(建築・彫
刻・絵画・工芸)の遺産を持っています。写真、スライド、映像な
どを用いて、その時代、時代のキリスト教の姿をたどっていきま
す。
キリスト教と現代E(音楽)
この授業は、キリスト教と音楽、教会と音楽、宗教と音楽をテーマ
に講義と演習形式で進めたい。1.ユダヤ人の音楽・旧約聖書の音
楽、ギリシャ人の音楽、ヨーロッパ古代・中世のキリスト教音楽、
宗教改革と音楽を歴史的に概観する。2.教会で音楽はどう位置づ
けられているか。音と言葉。3.人間にとって音楽は何か。4.宗
教音楽とは何かについて受講生と考察する。
キリスト教思想史
テーマは「イエス像の歴史と精神文化」。教科書に沿って、西洋の
歴史2千年において現れたさまざまなイエス像と、そこに反映され
ている各時代の精神文化を検証し、それに照らして現代文明のあり
方を考える。学習内容はおよそ以下のとおり。共観福音書のイエス
像。ヨハネ福音書のイエス像。新約聖書外典におけるイエス像。ラ
ビとしてイエス像。異邦人たちの光としてのイエス像。王の王とし
てのイエス像。宇宙的キリスト。十字架につけられたキリスト。世
を統べる修道士としてのイエス像。平和の君としてのイエス像。
聖書学A
テーマは「新約聖書学入門」。新約聖書を読み解くための一つのア
プローチである新約聖書学に関して、教科書に沿って,基礎的なこ
とがらを学習する。学習内容は、およそ以下のとおり。聖書の文学
類型。ユダヤ教の正典の成立。「新約聖書正典」の成立。新約聖書
の写本の問題。正文批判。「福音」と「福音書」。近代の共観福音
書研究(様式史、編集史、文学社会学)。マルコ福音書の聖書学的
探求。マルコ福音書はなぜギリシャ語で書かれたか。新約聖書・宗
教改革・現代社会。
隔年
聖書学B
テーマは「旧約聖書学入門」。旧約聖書を読み解くために欠かせな
い旧約聖書学について、教科書に沿って、基礎的なことがらを学習
し、旧約聖書の成り立ちに関する知識を深める。学習内容はおよそ
以下のとおり。聖書の基礎。創世記の聖書学的読み方。出エジプ
ト。イスラエル統一王国。北王国イスラエル。南王国ユダ。バビロ
ン捕囚。ペルシャ帝政期のイスラエル。ギリシャ・ローマ期のイス
ラエル。詩篇。コヘレトの言葉。旧約聖書・キリスト教・現代社
会。
隔年
女性学
日本及び諸外国における女性を取り巻く様々な問題、例えば、女性
に対する暴力、結婚・家族をめぐる問題や教育等、について受講生
の積極的な発言や討論等を求めながら考えていく。同時に、新たな
男女の関係に基づく社会を創り出していく手がかりを得ることを目
指す。
25
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
リ
ア
・
福
祉
・
健
康
講義等の内容
キャリア設計
入学当時から学生に自分のキャリア形成について考えさせ、それを
実現するための学びや体験の実行を促す初年次教育である。職業生
活やボランティア活動など多様なキャリアの実態および豊かな人生
の実現の条件を探る。
人権論
「21世紀は人権の時代」などと言われる。高齢者、障害者、児童、
生活に困窮している人、いじめにあったり、「ひきこもり」になら
ざるをえない人など、 どのような状況にあったとしても、個人の
尊厳が保たれ、人間としての基本的権利が保障されている社会でな
ければならない。「社会福祉基礎構造改革」で強調された「人権」
や「権利擁護」などの動向を踏まえ、社会福祉の専門職としての援
助のあり方を考える。そこで、まず人権侵害の実態を明らかにし、
権利擁護における課題を確認して、2000年に改正された成年後見制
度、地域福祉権利擁護事業、苦情解決システム、サービス評価など
について概観する。また権利擁護の視点から、弁護士や司法書士な
どの司法の専門家、医師や看護師など医療の専門家、さらに教育や
労働の専門職などと、いかにして連携するかについて考える。ま
た、社会福祉専門職としての職業倫理についても理解を深める。さ
らに、1995年に国連が採択した「子どもの権利条約」、2006年12月
に採択された「障害者の権利条約」などをはじめとする、国連の人
権保障への取り組みの歴史を概観する。こうした国際的な動向を踏
まえ、わが国が人権をまもるために果たすべき役割や国内法の整
備、これからの「人権を尊重した社会」のあり方について考えてみ
たい。
現代社会と福祉
少子高齢社会の到来を迎えるにあたり、誰でもが安心して住み慣れ
た家庭や地域で生涯暮らし続けることができるように、医療や保
健、福祉等が互いに連携し、より一層サービス提供の充実を図るこ
とが重要であるという認識が自明となった今日、医療、保健、福祉
等の領域では、それぞれ現実可能なところから諸制度の改革が実施
されている。そこで、本授業では、変革期を迎えた社会福祉の動向
を踏まえつつ、様々なキーワードを通して現代社会における福祉の
現状と課題を探ってみることにした。
女性と福祉
わが国において女性という性であるがゆえに直面する諸問題、特に
働く女性に伴う問題を扱う。その際、女性に対する社会的支援の現
状と問題点を踏まえて理解を深める。
ボランティア学習
近年、地域社会において、住民の福祉活動への参加やボランティア
活動への関心は高まりを見せ、従来の福祉分野を超えて、環境・災
害被害者支援などの様々な分野での活動が行われるようになった。
特に、1995年1月の阪神・淡路大震災では全国から多くのボラン
ティアが駆けつけ献身的な救護活動を展開し、改めてボランティア
活動の重要性や意義を国民に認識させることとなった。そこで、本
授業では、ボランティア活動の実際を紹介することを通して、改め
て市民社会形成と共生の文化を育むことを目指すボランティア活動
の今日的意義や目的を探ってみることにした。
健康と運動の科学A(健康)
本授業では、生涯を支える「からだ」について、理論と実践を通し
て学びます。ボディワークや気軽にできるエクササイズ、ダンス的
なうごきを楽しみながら、ストレスや不自由な緊張の慢性的症状を
解きほぐし、からだが本来の機能を果たせるよう、そして、快適な
心身の状態を自らも積極的に創り出していけるように、サポートし
たいと思います。皆さんのライフステージが健康な笑顔で飾られる
よう、体験を重ねながら「からだ」の知見を深めましょう。
健康と運動の科学B(技術)
社会の変化に伴う運動不足を解消する手段として、今日では多くの
スポーツ種目が生活の中に取り入れられ実践されている。その中で
も、各自の体力、技術レベルに応じて運動量を調節できるテニス
は、性別や年齢に関係なく誰にでも手軽に行える優れた生涯スポー
ツと言える。本クラスでは、生涯にわたってテニスが楽しめる基本
的な技術と知識を身に付けるとともに、運動を習慣化し実践してい
くことが、体力の保持・増進や健康維持にどのように役立っている
かも学習していく。
健康と運動の科学C(文化)
本授業では、子どものからだや動きの発育・発達に関する問題を
ジェンダーの視点から再検討したり、思春期に顕著な“痩せたい
私”の心身の問題を、各種調査や事例を通して具体的に考えたり、
妊娠や出産に関する現代的な問題を取り上げていきます。講義ばか
りでなく討議を重視し、さらに観察や調査等を通して、女性のから
だに関する社会・文化のあり方を実際に検討することで、自分とか
らだとの関係、女性の健康への理解を深めます。
健康と運動の科学D(福祉)
スポーツは、ルールや用具を工夫することにより性別、年齢などが
異なっていても同じ種類のスポーツを楽しむことができる。そし
て、スポーツにはplay(遊戯)という本質がある。この授業では、
講義および様々なスポーツを体験することで、スポーツやレクリ
エーションを工夫すること、楽しむこと、楽しませることを考えて
いきたいと思 います。また、子どもや高齢者、障害を持つ方の健
康や体力等について学び、さまざまな人との共生についても考えて
いきたいと思います。
ャ
女
性
・
キ
授業科目の名称
26
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
健康科学概論
私たちは、それぞれの“いのち”をいきています。ひとりひとりが
いきる現代という時代のなかで、私たちの“いのち”には様々な問
題と選択がつきつけられているように思います。健康でより豊かな
人生を築くために、私たちはどんな課題と向き合い、どんな行動を
とることが求められるのでしょうか。講義の前半では、子どものい
のちの問題に焦点を絞り、現代社会の課題とその解決に向けた取り
組みを学びます。私たちはまた、前の世代から次の世代へと“いの
ち”をつなぐ存在でもあります。そこにも、知らなくてはならない
多くの現実と、新たな課題が山積しているようです。講義後半で
は、生殖補助医療や出生前診断の問題を取り上げます。みなさんと
一緒に、ひとが健康で豊かな日々を営むために、それぞれの“いの
ち”が生き生きと輝くことについて考えていきたいと思います。
健康科学
運動不足が体力を低下させることは言うまでもない。つまり、運動
不足は健康を阻害するという前に、直接的に体力の低下をまねくこ
とにつながる。本クラスでは、体力測定の結果に基づき、自分の体
力に見合ったトレーニング・メニューを作成する。そしてこれを12
週間にわたり実践し、トレーニング効果 がどのように現れるかを
確認する。さらに、成長期の発育・発達や加齢期の老化を中心に、
現代に生きる人たちに役立つ体力や健康の保持・増進のための運動
に ついても学習していく。
数学リテラシーA
数学リテラシーは、「数学」を道具として、日常生活や社会生活に
役立てることができる能力の育成を目標にしていますが、特に、数
学リテラシーAでは、社会科学に必要な数学の知識を身につけるこ
とを目標とします。卒業研究にあたって「統計」を利用する学生も
多いと思います。統計学は確率論と線形代数学の考え方が用いられ
ますので、これらを重点的に学習します。主な扱う内容は、「場合
の数」、「確率」、「ベクトル」、「行列と一次変換」です。授業
では、単に問題が解けるだけではなく、どのようにそれらが活用さ
れていくのかも重視していきます。
数学リテラシーB
数学リテラシーは、「数学」を道具として、日常生活や社会生活に
役立てることができる能力の育成を目標にしていますが、特に、数
学リテラシーBでは、経済のモデルなど、社会的な数理モデルを考
えるときに不可欠な微分積分の基礎を学んでいきます。例えば、こ
こで学習する極限の概念は、時間を変数とすれば、将来の予測が可
能となります。主な扱う内容は、「三角関数」、「指数・対数関
数」、「極限」、「微分法」、「積分法」、「面積・体積」です。
先に数学リテラシーCを受講することをお勧めします。
数学リテラシーC
数学リテラシーは、「数学」を道具として、日常生活や社会生活に
役立てることができる能力の育成を目標にしていますが、特に、数
学リテラシーCでは、あらゆる科学の基盤でもある論理的な考え方
の育成に重点をおきます。また、数に対する理解を深め、保育士や
幼児教育に携わる人が知っているべき数学的な考え方を養います。
主な扱う内容は、「数とその成り立ち」、「集合と演算」、「論
理」、「方程式と不等式」、「関数と方程式とそのグラフ」です。
数学リテラシーAと平行して受講するか、数学リテラシーA・Bを受
講する前に履修することをお勧めします。
統計学
社会や人間の諸状況について、調査や観察や実験を行ってデータを
収集して、集団についての客観的情報として捉える方法である。こ
の授業は統計学のやさしい入門として、基本的な考え方を身につけ
ることを目的とする。記述統計の理解と推論への導入を身近な実例
を用いて解説する。また、調査データがど のように集められ、ど
のようにまとめられ、分析され、何がわかるかを、実例を用いて考
え、統計的な考え方を理解させる。具体的な内容は、表や図にまと
められたデータの意味を正しく読み取ること、データを表や図にま
とめること、平均値の意味、など、基本的な統計概念に触れなが
ら、集団の情報という意味を理解できるように導く。
基礎情報科学Ⅰ
卒業後の社会においてはもちろん、学生生活においても情報を活用
することが、ますます重要になりつつあります。本学では入学時に
全員にコンピュータとイン ターネットを利用する個人識別記号を
与え、自ら情報を活用する機会を与えています。基礎情報科学で
は、このコンピュータ環境を活かし、学内外の人々との活 発なコ
ミュニケーションを行ない、世界の情報を基にした学習・研究活動
を実践するための基礎を学習します。本授業を受講することによ
り、大学の コンピュータの構成と使用規約、自己責任の重要さな
どを理解します。また、文章表現をより豊かにするためにワープロ
を活用し、コンピュータを活用した新し い学習方法を身につけま
す。特に、インターネットのサイト検索やウェブページ作成など、
コンピュータを利用した情報活用は、大学生活を何倍にも楽しく、
また意義あるものにしてくれるでしょう。
基礎情報科学Ⅱ
基礎情報科学Ⅱでは、基礎情報科学Ⅰにひきつづきコンピュータの
基礎を実習と講義を通じて学びます。大きく3つテーマがあり、表
計算の代表であ る Microsoft Excelの使い方の基礎を一通り学び
ます。次に、コンピュータがどのような仕組みで動いているか、そ
してそのコンピュータの上でどのような仕組みで仕事 が達成され
るかを学びます。最後に、今日の情報化社会の基礎となる、「情
報」の仕組みについて情報の単位や計算方法などを学びます。
数
理
・
統
計
27
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
備考
アプリケーション応用A
Microsoft Office 2007のWord2007を用いて上手なレポートの書き
方やマイクロソフト認定アプリケーションスペシャリストMCAS
(Microsoft Certified Application Specialist)の試験合格を目
指す授業です。MCASは、日ごろ使っている利用スキルを言葉でなく
資格として証明します。この授業を通して、Word2007の各機能を習
得することを目指しており、論文やレポートをうまく機能を使いこ
なし作成することを目的とします。
アプリケーション応用B
Microsoft Excel 2007 (以下 Excel と記載) 表計算ソフトは、表
計算、グラフ、データベース機能に優れているため、事業所などで
経理作業を中心に使われているソフトですが、そればかりでなく、
調査 データをまとめて、わかりやすい形に表や図を作成したり、
また、ワークシート上で試行錯誤を行うシミュレーションを通じて
物事の本質を顕在化させたりする ことができ、考えを構築するた
めの便利な道具です。この授業では、Excel の多様な機能を学習し
て、自分の表現力を高める手段として、幅広く活用できるようにな
ることを目指します。
コンピュータ言語
C言語の基本的なプログラム技法を身に付けることを目標としま
す。C言語というプログラミング言語の知識は、コンピュータの内
部に携わる産業において不可欠なものであるとともに、情報系の資
格取得にもつながるものです。プログラミング経験の無い初心者を
対象とした半期の講義です。そのため、実際に市販されているよう
なソフトウェアの開発技術まで習得することはできませ ん。しか
し、基本的なプログラムの技術を学ぶことは、コンピュータの内部
動作を理解し、論理的な思考を組み立てることに必ず役に立ちま
す。この講義でプログラミングとは何かを理解し、基本知識を習得
していきましょう。
情報検索
コンピュータネットワークの発展にともない、インターネット上に
はさまざまな情報が公開され、誰もが容易にその情報を入手できる
ようになりました。しかし、公開されている情報は、情報の質や量
がコントロールされていないため、信頼性が高いとはいません。イ
ンターネットを有効に利用するためには、必要とする正しい情報を
効率的に入手する技術を身につける必要があります。授業では、講
義を通して、情報検索システムのしくみや人間の情報検索行動を理
解するとともに、インターネットを利用した情報検索実習により、
効率的な情報検索の技術や報告書の作成を通して得られた情報の評
価・活用方法を身につけます。
日本語表現
この授業では読み手が分かりやすい文章の作成方法、論文・レポー
トの基礎、ならびにEメールの書き方を学ぶ。最近、日本人の日本
語を書く能力が低下しているといわれる。日本人なら誰でも書ける
はずの日本語の文章であるが、実際は読み手に伝わらない、あるい
は読み 手に負担をかける文章を書く人が多い。読み手に分かりや
すい文章はちょっとしたトレーニングで書けるようになる。このク
ラスではそうした文章作成の練習を する。授業では、実例を見な
がら文章の問題点を分析し、それをいかにしたら改善できるかを考
える。毎時間、小さな課題をこなすことによって、徐々に力をつけ
る。
World of English Ⅰ
(概要)英語を多角的な視点から理解する機会を持つことを目的と
する。多分野の教員による観点から、教養ある日本人として、グ
ローバルな社会で英語を使う可能性を探る。
(オムニバス方式/全15回)
(22 竹下裕子/6回) 国際語として英語を使う国々において、英
語がどのような役割を果たしているか、社会言語学的見地から考察
(18 スイッペル・パトリシア/5回) 母語として英語を使う国々
における英語の役割と変遷・差異を考察
(42 岡本浩一/4回) 日本人として英語を使うことを、さまざま
な分野の視点から考察
オムニバス方式
World of English Ⅱ
(概要)英語を異文化、多文化社会における基本的なコミュニケー
ション言語と位置付けたうえで、文化的な差異により生じる可能性
がある摩擦や誤解を想定し、これを最小限に留めるために、異文化
に対する研ぎ澄まされた感覚を養うことを目的とする。
(オムニバス方式/全15回)
(22 竹下裕子/6回) アジアの人々との英語によるコミュニケー
ションとこれに影響を与える文化を考察する
(14 ソレイシー・スティーブン/4回) 英語母語国の人々とEUの
人々との英語によるコミュニケーションとこれに影響を与える文化
を考察する
(43 高木栄作/5回) メディアを通じた英語による報道を通じ
て、メッセージの送り手と受け手の間に作用する異文化的要因を考
察する
オムニバス方式
歴史A(近代日本史)
19世紀後半以降の非西欧世界で、例外的に近代文明の導入に成功
した「優等生」日本は、1930年代に突然アジアや日本への回帰
を唱える「叛逆児」とな る。なぜ日本は、このように大きく変貌
したのだろうか。当時の日本国民は、どのようにこの大変動を支え
続けたのだろうか。こうした謎を解くために、近代日 本の歩み
を、音声・映像記録を使いながら、さまざまな視点から見直してみ
たい。
ュー
情
報
・
コ
ン
ピ
タ
講義等の内容
28
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
歴史B(西洋史)
「ローマ帝国とキリスト教」というテーマから直ちに思い浮かぶの
は、「キリスト教徒迫害」の問題であろう。通説では、キリスト教
徒は、ローマ皇帝礼拝を拒んだため、「暴君ネロ」を始め歴代の
ローマ皇帝により、残酷に迫害されたと言われるが、果たしてこの
通説は正しいのだろうか。この授業では「通説の見直し」という歴
史学の方法を通じて、従来の見方とは異なる初期キリスト教とロー
マ社会の歴史像を明らかにしていきたい。
歴史C(現代史)
「自由」を強調した西側陣営と「平等」を重視する共産主義を掲げ
た東側陣営との冷戦が終わったことで、果たして「自由」か「平
等」かを巡る対立・論争も終結したのでしょうか。本講義では、こ
の二つの価値を巡る調整は人類にとって永遠の課題であるという観
点から、日本を含めた国際社会の現代の歩みを振り返 り、それを
通じて、大学で学んでいく上で必要不可欠となる現代史の基本的知
識を修得するとともに、今後われわれがこの課題にいかに取り組ん
でいくべきかを模索していきます。
日本国憲法
大学で学ぶ憲法と、中学校や高等学校で学んできた憲法は「違う」
とよく言います。同じ憲法の条文なのになぜでしょうか。それは、
中学校や高等学校では、近代憲法の基本原理の一つである立憲主義
について、ほとんど説明がされていないからです。そのために多く
の大学での憲法の授業は、中学校や高等学校で学んだ憲法の授業と
まったく異質なものになるのです。この授業では、中学校や高等学
校で学んだ(はず)の憲法を丁寧に復習するところからスタートし
て、立憲主義とは何かを理解できるようにします。つまり、高等学
校までの憲法学習と大学の専門科目をつなぐ科目として、この授業
を位置づけていきます。これまでの憲法への視線が180度転換する
かも知れませんが、ゆっくりと易しく説明することを心がけますの
で、皆さん、ついてきてください。
人間と社会A(文学と歴史)
古代ギリシアの都市国家(ポリス)では、年中行事として毎年、悲
劇や喜劇の新作が上演されていた。特に前5世紀のアテネで活躍し
たアイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデスの三代悲劇詩人の
作品は、現代に至るまで様々な形で盛んに上演され、未だにその生
命を失わない、世界文学史上の傑作である。本講では、この三人の
作品とその各々の特色について、「神と人」というテーマから比
較・検討していきたい。
人間と社会B(ことば(言語)の世界を考える)
(概要)「ことば(言語)」について考えることは、人間の歴史を考
えることにつながっている。「ことば(言語)」は、民族成立の歴史
とも深く関わっている。現在、世界の言語は、見方によって三千か
ら五千、あるいはそれ以上あると言われている。それらすべてを知
ることはできませんが、複数の言語の成り立ちを知ることにより、
異なる言語同士の関わりも見えてくる。また「ことば(言語)」を知
ることは、歴史・社会研究の一端であり、人間研究の一端でもあり
ます。この講義では、基本的な「言語」の構造を学び、さらに日常
生活の中の身近な現象を「ことば」という視点から見直し、人間と
社会のありようを考えていく。
(オムニバス方式/全15回)
(20 与那覇恵子/7回)言語の基礎知識①はじめに、②記号とし
ての言語、③日本語という言語、言語と歴史①日本語を軸に、②社
会を映すことば(日本文学を通して)、③社会を映すことば(様々
な日本語表現を通して)、④さいごに。
(19 島創平/3回)言語と歴史(ラテン語・ギリシャ語を軸
に)。
(38 渡辺和子/2回)言語と歴史(アッカド語を軸に)。
(27 足立恭則/3回)言語と認知(人間の物の見方と言語との関
係)。
Freshman English AⅠ
この授業では私達が直面するアカデミックな環境においてだけでは
なく、様々な状況においても自分の意思を正確に伝えるために必要
なコミュニケーション能力を身に着けることを目的としています。
Freshman English AⅡ
この授業では前期で学んだ知識を用いて、状況によって使い分けが
必要な基本的な表現などを学び、ペアーやグループで練習をし、自
信を持って英語で発信できるように練習をします。
Freshman English BⅠ
この授業ではフレッシュマン英語で学んだ知識を基にして、多くの
学術論文や専門書の構成を理解し、効果的に読み、内容を把握する
ことを目的としています。そのために教育学、社会学、心理学、幼
児教育などに関する英語で書かれた資料を用いて学びます。
Freshman English BⅡ
この授業では前期で学んだ知識を基にして、さらに多くの教育学、
社会学、心理学、幼児教育などに関する英語で書かれた資料を用
い、学術論文や専門書の構成を理解する力、効果的に読み、内容を
把握する能力を高めることを目指します。
Freshman English CⅠ
この授業ではフレッシュマン英語で学んだ知識を基にして、アカデ
ミック・ライティングの基礎である複数のパラグラフで構成される
ペーパーやエッセイを書く練習をします。また目的や読み手に合わ
せた、詳細な説明、原因と結果、分類、対照などの展開方法や資料
の引用方法、レファレンスの示し方なども学びます。
基
礎
講
座
29
備考
オムニバス方式
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
Freshman English CⅡ
この授業では前期に学んだ知識を用いて、詳細な説明、原因と結
果、分類、対照などの展開方法や資料の引用方法、レファレンスの
示し方などを活用し、複数のパラグラフで構成されるペーパーや
エッセイを書きます。
Sophomore English AⅠ
この授業では、フレッシュマンのスピーキング・リスニングの授業
で培った、様々な場面での意思の疎通や情報交換をする為の能力
を、更に向上させることを目指す。授業は、全て英語で行う。実際
に使うことでしかスピーキング力は向上しないので、話すことに力
点を置き、自己紹介に始まり、暗唱やグループディスカッション等
を数多くこなすことで、人前で自然に話すことーー書いた原稿を読
み上げるのではなく、聴衆の反応を見て、話す内容を適宜調整しな
がらーーを可能にすべく、練習を積む。リスニングの部分は、各自
が家で教材等を聞くことで鍛錬して貰い、その成果を学期末の試験
で発揮して貰う。
Sophomore English AⅡ
前期で身に付けたスピーキング力に更に磨きを掛け、スピーチや暗
唱に加えて、ディベートや調査結果の発表(図や表を使った)が出
来る様にする。ディベートや発表を成功させる為に必要な、<15の
論理の誤謬>や表やグラフの書き方、発表の仕方等の学習に重点を
置く。
Sophomore English BⅠ
この授業では、フレッシュマン英語で学んだ知識を基にして、学術
論文や専門書の構成を理解し、効果的に読み、内容を把握すること
を目的としています。主に、教育学、社会学、心理学、幼児教育な
どに関する英語で書かれた資料を用いて学びます。また、比較的短
い様々な分野の資料の内容を正確に読み取るために重要な単語の増
強に重点を置いて授業を進めます。
Sophomore English BⅡ
この授業では、前期に学んだ知識を用いて、さらに様々な分野の資
料の内容を正確に読み取るために重要な、コンテクストの理解やス
キミング・スキャニングなどの技法の向上を目指します。多くの教
育学、社会学、心理学、幼児教育などに関する英語で書かれた資料
を用い、学術論文や専門書の構成を理解する力を育成し、効果的に
読み、内容を把握する能力を高めるための練習を行います。
Sophomore English CⅠ
この授業では、フレッシュマン英語で学んだ、パラグラフの基本的
な構造であるトピック・センテンス、サポーティング・センテン
ス、コンクルーディング・センテンスを確認する作業から始め、読
み手に、書き手の意図が正確に伝わるパラグラフを書くことを目標
にしています。自分の考えを読む人に正確に分かりやすく伝えるた
めに重要な、論理的でまとまりのある英文を書くために欠かすこと
のできない、ユニティーやコーヒアレンスを効果的に活用する練習
をします。さらに、アカデミック・ライティングの基礎である複数
のパラグラフで構成されるペーパーやエッセイを書くために必要
な、リサーチ・ペーパーの基礎を学びます。目的や読み手に合わせ
た、詳細な説明、原因と結果、分類、対照などの展開方法や資料の
引用方法、レファレンスの示し方なども学びます。
Sophomore English CⅡ
この授業では、前期で学んだパラグラフの基本的な構造の知識を用
いて、目的に合わせた、様々なパラグラフの構成を学ぶことを目標
にしています。前期に学んだアカデミック・ライティングの知識を
用いて、詳細な説明、原因と結果、分類、対照などの展開方法や資
料の引用方法、レファレンスの示し方などを活用した、複数のパラ
グラフで構成されるペーパーやエッセイを書く練習を重ねます。
Advanced English A
本講義では、幅広い学術分野(経済、科学、教育)の英語の講義を
聞いてその内容を効率よく書き取るノートテイキングのスキル習得
を目的としています。例えば、講義の構造の把握の仕方、アウトラ
イン形式でのノートの取り方、例や省略形の書き方などを学んでい
きます。尚、アカデミックな単語の語彙力も増強されます。ノート
テイキングスキルを習得することにより、英語で行われる講演や講
義、留学先での授業などの準備に役立ちます。
Advanced English B
本講義は、ビジネス社会で求められている英語力の養成を目的とし
ます。具体的には国際ビジネスの場で耳にするような二人の対話か
ら、まとまったアナウンスメントなどを聞いて理解できる力。さら
には、メールや広告をすばやく読んで必要な情報を抜き出す力など
も磨いていきます。尚、本講義は使用する教材との関係から、
TOEIC対策準備にも役立ちます。
Advanced English C
世界のニュースメディアからトップニュースを取り上げ、テーマに
ついて英語で語り合いながら、視野を広げ理解を深めます。この授
業の目標は、新聞やインターネットの記事を単に理解することでは
ありません。理解したらそれを題材に、自分なりにコミュニケー
ションをとれるようになることが目標です。授業では主にクラス
メートとのコミュニケーションややり取りの実践をします。
基
礎
英
語
群
全
学
共
通
科
目
講義等の内容
30
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
選
択
英
語
群
授業科目の名称
講義等の内容
Advanced English D
このクラスでは、自分たちで選んだトピックについてのプロジェク
トを英語を使って個人またはグループで完成させます。学生は各プ
ロジェクトについて担当講師と話し合います。講師はまた学生が用
意した資料について、それがふさわしいものかどうか吟味し、補足
すべきものがあればそれを提案します。毎週課題が出され、それに
ついて講師からフィードバックがあります。レポート、プレゼン
テーション、その他の提出をもってプロジェクトは完了します。英
語のレベルは問いません。
Advanced English E
文化の違う環境の中に身を置くことや、異文化背景の人とのコミュ
ニケーションを通じて、人は何を体験し学び、それがどのように行
動と言語にへんえいされるのか、異文化体験を綴った英語のエッセ
イ、小説、また、ノンフィクションフォルム、映画から学んでい
く。
海外英語実習A
(英文)This is a required course for students who will
study English in the university-arranged summer programs in
Canada and the USA.
Objectives: The goal of this course is to prepare students
so they can get the most benefit out of their study abroad
experience. The course will meet 4 times—3 times before
traveling abroad, and 1 time after returning. This class is
for students planning to attend the following programs:
1. University of Victoria Summer Program (Canada)
2. Western Washington University Summer Program (USA)
(和訳)本学が提携するアメリカおよびカナダの英語学習プログラ
ムに参加する学生のための必修科目である。(目的)研修の成果を
最大限にするために事前準備を行う。出発前に3・4回、また帰国後
に1回集中授業を行う。次のプログラムに参加する学生向けの科目
である。1.ヴィクトリア大学夏期プログラム(カナダ)2.西ワ
シントン大学夏期プログラム(米国)
海外英語実習B
(英文)This is a required course for students who will
study abroad on certain college-arranged study programs.
Objectives: The goal of this course is to prepare students
so they can get the most benefit out of their study abroad
experience. The class will meet 4 times—3 times before
traveling abroad, and 1 time after returning. This class is
for students planning to attend the following programs:
1. Stanford University VIA Program (USA)
2. University of Victoria Summer Program (Canada)
3. University of Victoria UAPC Course (Canada)
(和訳)本学が提携する海外研修に参加する学生のための必修科目
である。(目的)研修の成果を最大限にするために事前準備を行
う。出発前に3・4回、また帰国後に1回集中授業を行う。次のプロ
グラムに参加する学生向けの科目である。1.スタンフォード大学
VIAプログラム(米国)2.ヴィクトリア大学夏期プログラム(カ
ナダ)2.ヴィクトリア大学UAPCコース(カナダ)
初級フランス語Ⅰ 練習問題を行いながら、基本的な文法事項を習得していきます。教
科書には仏作文の練習問題もありますので、フランス語で自己表現
する練習になると思います。また、フランスに関するヴィデオや映
画を鑑賞し文化にも触れます。基本となる文法事項を学習しなが
ら、フランス語らしい発音を身につけていきます。進度に伴い、日
常的な表現を少しずつ覚えていきます。
初級フランス語Ⅱ
発音と初歩の文法を習得し、日常的な表現を聞き取り、話せるよう
にする。それとともに、ビデオつき教材などでフランスの文化や習
慣などにも親しむ。到達目標としては仏検5級が取得できるレベル
とする。また、講義形式で行われる説明と、演習形式で行われる問
題練習を通して、仏文法の基礎を学ぶ。
初級ドイツ語Ⅰ
ドイツ語を初めて習う人を対象にした入門講座です。ドイツ語は英
語と同系列の語族に属します。英語の知識を活かして、気軽にドイ
ツ語と取り組んで国際感覚を身につけましょう。 本授業は、教科
書を使って基礎文法の習得を目指します。文法事項について解説し
た後、各自で練習問題をこなして、学習した項目を実際の表現力に
高めるよう努力してください。授業に集中し、よく整理しながら学
びましょう。間違いを恐れないで積極的に発言すると、進歩が実感
できるはずです。なお、細かい学習方法については、授業の中で指
導します。
初級ドイツ語Ⅱ
教科書を使って基礎文法の習得を目指します。文法事項について解
説した後、各自で練習問題をこなして、学習した項目を実際の表現
力に高めるよう努力してく ださい。授業に集中し、よく整理しな
がら学びましょう。間違いを恐れないで積極的に発言すると、進歩
が実感できるはずです。なお、細かな学習方法について は、授業
の中で指導します。また、「ハロー・ミュンヒェン!」というビデ
オ教材を使って、会話や聞き取りにも挑戦してみましょう。ドイツ
の若者の日常生活を描いたビデオなので、ドイツ事情の紹介にもな
ります。
31
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
初級スペイン語Ⅰ
スペイン語の基礎的なコミュニケーション能力の習得を目指す。基
礎文法の学習を通じ、適宜、練習問題、発音練習、書き取り等も積
極的に行う。スペイン語を学習することにより、スペインやラテン
アメリカの多様な文化と接することが可能となる。こうしたスペイ
ン語圏の文化に興味を持ち、情熱を持って学習することがスペイン
語習得の近道といえよう。学習意欲の高揚とスペイン語学習の一助
となるよう、授業ではスペインの生活習慣や文化、社会動向等にも
触れたい。
初級スペイン語Ⅱ
スペイン語は世界で2番目に多くの人々によって話されている言語
です。その言葉の響きや発音の仕方などは日本語とよく似ていま
す。この授業ではスペイン語圏でよく使われる日常会話表現を中心
に、スペイン語に親しみながら、スペイン語を「読む・書く・話
す」ための知識と技能を総合的に習得していきます。明るく陽気な
ラティーナ(スペイン語話者)を目指して、楽しく学習しましょ
う。 火曜日はおもに会話、金曜日はおもに文法の基礎を学びま
す。動詞の現在形を中心とした初級文法を習得し、旅行や日常生活
でよく使う表現を理解し、表現できるようになることを目指しま
す。
初級中国語Ⅰ
中国語の初歩的な文法を身につけることにより,聴解や読解,さら
には表現に対する一定の応用力を獲得することを目標とする。各文
法項目の要点を把握した上で具体例(対話文)に触れるという手順
を主として採用する。
初級中国語Ⅱ
中国語学習の初期段階において、発音の方法を身につけ、簡単な日
常会話ができることを目標とする。中国で使われる簡易化された漢
字(簡体字)と基本文法も学ぶ。 第一段階では、集中的に発音の
ルールを学びながら、挨拶の言葉を覚える。第二段階では、単語、
文法といった基礎的な要素を勉強した上で、会話応用表現を中心に
授業を行う。また、中国人の日常生活、現代中国の文化や社会事情
などを話題に取り上げ、ビデオを見たり、歌を聴いたりすることに
よって、皆さんの異文化に対する好奇心にも応えていきたい。
初級ハングルⅠ
本講義はハングル(韓国語)を初めて習う学生を対象に、文字・発
音の指導から始まり、基本的な文法事項と主要表現を身につけるこ
とができるようにするのが目的である。言語の4つの技能のうちで
「読み」と「書き」を基本柱としながら、「話すこと」にも重点を
置いた指導を行なう。また、言語の習得に留まらず、韓国文化の理
解にも役立つように授業内容を構成する。
初級ハングルⅡ
ハングルは最も近い外国の言葉です。この授業ではまず、ハングル
を読めるようにするのが目標です。そして簡単な文をつくれるよう
にもします。文化理解のための語学の勉強は韓国の事、日本のこと
を考える機会にもなると思います。
選択外国語Ⅰ
世界の人々とのコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能
ですが、英語のユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであ
るという現実を考えると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力
も身につけ、世界の人々とのパイプをより太くすることには大きな
意義があります。この授業では、このような視点から、ドイツ語、
フランス語、スペイン語、イタリア語、トルコ語、韓国語、中国
語、タイ語などとの言語への理解を深め、私たちのコミュニケー
ション能力を高め、異文化への感性を研ぎ澄ますことを目的としま
す。
選択外国語Ⅱ
この授業は、選択外国語Ⅰの単位取得者を対象とします。世界の
人々とのコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能です
が、英語のユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであると
いう現実を考えると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身
につけ、世界の人々とのパイプをより太くすることには大きな意義
があります。この授業では、ドイツ語、フランス語、スペイン語、
イタリア語、トルコ語、韓国語、中国語、タイ語などとの言語への
理解をさらに深め、私たちのコミュニケーション能力を高めること
を目的とします。
選択外国語Ⅲ
この授業は、選択外国語Ⅱの単位取得者を対象とします。世界の
人々とのコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能です
が、英語のユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであると
いう現実を考えると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身
につけ、世界の人々とのパイプをより太くすることには大きな意義
があります。この授業では、ドイツ語、フランス語、スペイン語、
イタリア語、トルコ語、韓国語、中国語、タイ語などとの言語への
理解をさらに深め、私たちのコミュニケーション能力を高めること
を目的とします。
選択外国語Ⅳ
この授業は、選択外国語Ⅲの単位取得者を対象とします。世界の
人々とのコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能です
が、英語のユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであると
いう現実を考えると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身
につけ、世界の人々とのパイプをより太くすることには大きな意義
があります。この授業では、ドイツ語、フランス語、スペイン語、
イタリア語、トルコ語、韓国語、中国語、タイ語などとの言語への
理解をさらに深め、私たちのコミュニケーション能力を高めること
を目的とします。
32
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
選択外国語Ⅴ
この授業は、選択外国語Ⅳの単位取得者を対象とします。世界の
人々とのコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能です
が、英語のユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであると
いう現実を考えると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身
につけ、世界の人々とのパイプをより太くすることには大きな意義
があります。この授業では、ドイツ語、フランス語、スペイン語、
イタリア語、トルコ語、韓国語、中国語、タイ語などとの言語への
理解をさらに深め、私たちのコミュニケーション能力を高めること
を目的とします。
選択外国語Ⅵ
この授業は、選択外国語Ⅴの単位取得者を対象とします。世界の
人々とのコミュニケーションの多くは英語で図ることが可能です
が、英語のユーザーの大多数がノンネイティブスピーカーであると
いう現実を考えると、私たちが日本語と英語以外の言語の能力も身
につけ、世界の人々とのパイプをより太くすることには大きな意義
があります。この授業では、ドイツ語、フランス語、スペイン語、
イタリア語、トルコ語、韓国語、中国語、タイ語などとの言語への
理解をさらに深め、私たちのコミュニケーション能力を高めること
を目的とします。
中級フランス語Ⅰ
一年の授業を終えた段階で、「一応やったけど、何がなんだか分か
らない」という人が大半であろうと思います。それは当然の反応で
す。このクラスでは、一年で学習した内容を繰り返し見直し理解を
深めていきます。あわせて、未習の項目を押さえ、必要な文法事項
を網羅します。軸となる目的は、回を追うごとにフランス語の表現
力を自分のものにしていくことです。できるだけ正しい発音を身に
つけることにも眼目をおきつつ進めていきます。
中級フランス語Ⅱ
実用フランス語技能検定試験(仏検)4級合格レベルの実力を身に
つけることを達成目標として、「初級フランス語」で学んだフラン
ス語基礎文法の復習と補足をしながら、平易なフランス文の読解を
通して書き言葉に慣れることを目指します。言葉の原点は音ですか
ら、フランス語の発音、および綴り字の読み方にも留意します。
中級ドイツ語Ⅰ
「初級ドイツ語」を修了した学生を対象とした中級講座です。本授
業では、既習の文法事項や語彙をより発展的に獲得することに勤め
ます。繰り返し練習と「読む」・「書く」を通しての表現練習によ
り、総合的な視野に立っての正確な内容把握と、それに基づいたド
イツ語の完成を目指します。同時に、次年度以降「上級ドイツ語」
に参加して実りある収穫が得られるための準備講座も兼ねていま
す。「初級」の教科書を仕上げ、語学的にも内面的にも一層深い理
解と洞察力の自己育成に励みましょう。
中級ドイツ語Ⅱ
初級の教科書「ドイツ語インフォメーション」を継続して使いま
す。未修事項を学び、基礎文法を完成させます。これまで学んだド
イツ語が、いかに奥深く躍動的な言語であるかを体験しましょう。
既習の文法事項や語彙をベースに様々なタイプのテキストに取り組
みながら、ドイツ語が導いてくれる知的好奇心に満ちた世界を実感
してください。ときにはドイツ語の歌を歌ったり映画を一部を鑑賞
したり、あるいはスイスやオーストリアのビデを見たりして、楽し
く馴染みやすい授業にしてゆきたいと思います。また、「ドイツ語
技能検定試験4級」合格のためのシュミレーション講座も予定して
います。
中級スペイン語Ⅰ
この授業ではまず、1年次に学んだスペイン語の発音の確認と初級
文法の復習から始め、より幅広い表現を身につけることを目指しま
す。1年次よりも学習する内容が高度になりますが、みなさんが積
極的に参加できるよう、わかりやすく楽しい授業を展開していきた
いと考えています。教科書以外にも、ビデオや音楽なども活用し
て、スペインやラテンアメリカの文化や社会への理解が深まるよう
に工夫したいと思います。
中級スペイン語Ⅱ
この授業では前期に引き続き、スペイン語の基本を確認しながらよ
り幅広い表現を身につけることを目指します。みなさんが積極的に
参加できるよう、わかりや すく楽しい授業を展開していきたいと
考えています。教科書以外にも、ビデオや音楽なども活用して、ス
ペインやラテンアメリカの文化や社会への理解が深まるように工夫
していく予定です。
中級中国語Ⅰ
この授業の目標は、中級レベルの読解力と表現力とを身につけるこ
とにあります。とりわけ、一年次に不足しがちな読解力の部分にや
や力点をおいてみたいと思います。その意味では、発音の正確さに
は磨きをかけるものの、会話練習主体の授業とはいいきれません。
さらに、言葉の学習と同時に、現在の中国社会や中国人への理解を
深めていくことも重視していきます。
第
2
外
国
語
群
33
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
中級中国語Ⅱ
この授業は、1.簡単な会話例を通じて、初級で学んだ文法と口語表
現を復習する、2.文章読解を通じて、①会話中心の初級中国語では
習わなかった中国語の文章に触れ、その具体的な読解方法・手順を
身につける、②口語表現とは異なる難しい文章表現を学ぶ、③文章
の朗読練習によって、中国語を音読する際のリズム・ストレスなど
の語感を身につける、3.副教材であるビデオの鑑賞を通じて、①現
代中国の諸状況を理解する、②ビデオに登場する中国人のインタ
ビューを聞いて、ネイティブの発音やスピードに慣れ、聴き取り力
を高める、等を目的とします。
中級ハングルⅠ
韓国語初級の復習を兼ねながら、韓国語の典型的な日常談話を習得
する。1.発音の聞き取り練習、2.地下鉄の車内放送、3.電話
4.留守番電話、5.天気予報、6.機内放送7.ラジオニュー
ス、8.ソウル駅で、9.病院で、10.デパートで、11.知人
と、12.パソコン、13.会社で、14.親子で、15.夫婦
で、単語力不足解消にことば遊びをする。電子辞書、または、韓
日・日韓辞典持参のこと。
中級ハングルⅡ
中級で掲げる大きな目標は、辞典を使いこなせるようになることで
す。辞典で言葉を調べるときはピン・ポイントではなく、視野を広
げて周辺の言葉にも注意を向けるように意識して調べてください。
ちょっとした習慣で語彙数は驚くほど飛躍します。中級の目標達成
は、具体的な文法学習事項としての、1接続法の習得、2変格活用を
知る、3接続法を使った表現法、これらの習得上にある。言うまで
もなく語彙数を増やす努力・工夫がとりわけ重要です。がむしゃら
に取り組まなければならない時期が、語学学習には必ずあります
が、その時期が中級だと言えます。自分と向き合わざるを得ない時
期です。初級と違って目を見張るほどの進歩がみられずつらいと思
われるかもしれません。けれど、継続だけが語学学習の王道です。
モティべーションをいかに高めるかを探ること、一緒に学んでいる
人と話してみることなど、自分なりの工夫をこらし、じっくり考え
てみること、自主的な姿勢は学習が高度に進むほどに重要です。仲
間が必要なので、テーブルを合わせて学習します。
上級フランス語Ⅰ
初級、中級クラスで学んだことを復習しつつ、さらなる向上を目指
し総合的なフランス語能力を養うことを目標とします。到達目標と
して、実用フランス語技能 検定試験3級合格を目指します。(受
験することは強制ではありません。また4級、準2級にも対応しま
す)前期・後期を通じて学習し11月の仏検を目指しま すので、前
期・後期両方履修するようにしてください。仏検対策をしながら文
法を学び、聞き取り問題を練習することによって、実践的なフラン
ス語を学ぶことができると思います。また仏検対策以外にも会話ビ
デオを用い、会話練習を行います。またDVDなどでフランスの文化
にも触れます。
上級フランス語Ⅱ
初級、中級、上級Ⅰで学んだことを基礎に、より総合的で実践的な
フランス語を学んでいきます。到達目標としては仏検4級以上を目
指します。どの級を目標とするかは、受講者にあわせて考えます。
仏検の問題は実際のコミュニケーションを念頭に作られているの
で、仏検対策は受験しない人にも、より実践的なフランス語力をみ
につけるのに最適です。このクラスでの仏検受験は義務ではありま
せん。仏検の問題は大体毎年傾向が決まっているので、それに即し
た学習を行い、過去問や模擬試験を解いていきます。また、簡単な
日常会話ができるように、会話練習をプリントやビデオで行うつも
りです。
上級ドイツ語Ⅰ
中級ドイツ語を履修したか、それと同等以上のドイツ語の知識を持
つ人を対象にしたドイツ語の授業です。語学はこつこつ続けなけれ
ば進歩しませんが、特に大学で始めた第2外国語は一年次の初級文
法だけでやめてしまうと、記憶に残っているのは苦しかった思い出
だけという寂しい結果になりかねません。そうしたくない人は、ぜ
ひ中級ドイツ語やこの授業を履修してみて下さい。この授業は、日
常生活レベルの会話による導入のあと、いろいろな応用練習・パ
ターン練習によって発音・知識を定着させ、語彙も広げ、最後はた
いてい聴き取りで完成します。文法の要求度は高くありません。で
きればドイツの若者の日常生活を扱ったDVDも使い、興味深いド
イツ事情も学びましょう。またこの他に、履修者各人の多種多様な
履修動機や学習目的に添えるように授業で相談に応じます。ドイツ
語検定や大学院の受験を目指している方、ドイツ語圏留学を考えて
いる方は、週1回の授業だけでその準備をするのは無理ですので、
個別に資料集め、勉強方法などのアドバイスをします。何を扱うに
せよ、このクラスの履修者にはドイツ語のおもしろさを一つでも多
く発見していただきたく思います。疑問・質問がみつかったら、い
つでも遠慮なく声をかけて下さい。
上級ドイツ語Ⅱ
この授業は、上級ドイツ語Ⅰを履修した学生を対象にしたドイツ語
の授業です。上級Ⅰで学んだ日常生活レベルの会話を、いろいろな
応用練習・パターン練習によって、さらに、発音・知識を向上さ
せ、語彙力を高めていきます。上級Ⅰ同様、ドイツの日常生活を
扱ったDVDも使いながら、興味深いドイツ事情を一緒に学んでい
きましょう。
34
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
留
学
生
対
授業科目の名称
講義等の内容
上級スペイン語Ⅰ
この授業は中級スペイン語を履修したうえでさらにスペイン語を実
際に使って力をつけていきたいと思う人を対象としています。スペ
イン語を「読む、書く、話す」ための技能を総合的に伸ばしていき
ます。自分の考えや意見をスペイン語でつたえることができるよ
う、コミュニケーション能力を高めることに重点をおいています。
授業の進め方は、面白い短い物語を読みながら、1.スペイン語の
会話のための文法を復習と進歩する、2.スペイン語を読む力を実
際に身につける、3.スペイン語の書き取りしながら書く力を身に
つけます、4.会話をし、コミュニケーションを高める、5.文書
作成をする能力を高めていきます。
上級スペイン語Ⅱ
この授業は、上級スペイン語Ⅰを履修した学生を対象にしたスペイ
ン語の授業です。上級Ⅰで学んだスペイン語の「読む、書く、話
す」ための技能をさらに伸ばしていきます。自分の考えや意見をス
ペイン語で伝えることができるよう、コミュニケーション能力を高
め、最終的にはスペイン語でプレゼンテーションが出来るようなレ
ベルを目指します。DVD等の視聴覚教材を使いながら、楽しく学ん
でいきましょう。
上級中国語Ⅰ
中級中国語修了後の受講生を対象し、内容の豊かな教材を使い、中
国人の食生活、家族間の挨拶、中国人同士の付き合い、交際上のマ
ナーを触れながら、中国語の会話や読み書きの能力を向上する。さ
らに米国を抜け、日本との最大貿易国である中国との経済活動が
益々活発していく環境の中で、受講生がより実用的な中国語の能力
を身につけていくことを目標とします。中級中国語修了後の受講生
が習得する授業なので、教材に豊富な内容を盛り込んでいる。中国
は日本と地理的に近く、文化・伝統・風習などに共通点が多い隣国
である。その国とそこで暮らしている人々について理解を深めなが
ら、中国語の力を伸ばすことに本授業が役立つことを願う。教科書
の他に、毎回ビデオを使い、会話、聴き取りなどをします。
上級中国語Ⅱ
この授業は、上級中国語Ⅰを履修した学生を対象にした中国語の授
業です。上級Ⅰで学んだ中国語のスキルをさらに向上させるため
に、実用的な中国語の能力を身につけていくことを目標とします。
上級Ⅰを修了した受講生が習得する授業なので、教材に豊富な内容
を盛り込みます。中国は日本と地理的に近く、文化・伝統・風習な
どに共通点が多い隣国です。その国とそこで暮らしている人々につ
いて理解を深めながら、中国語の力を伸ばすことに本授業が役立つ
ことを考慮しながら、教科書の他に、毎回ビデオを使い、会話、聴
き取りなどを実施し、中国語が不自由なく操れるレベルまでスキル
を高めていきます。
上級ハングルⅠ
ハングルは最も近い外国の言葉です。この授業ではまず、ハングル
を読めるようにするのが目標です。そして簡単な文をつくれるよう
にもします。文化理解のための語学の勉強は韓国の事、日本のこと
を考える機会にもなると思います。
上級ハングルⅡ
この授業は、上級ハングルⅠを履修した学生を対象にしたハングル
の授業です。この講座でのねらいは、次の3つです。1.韓国語で
日常会話をすること、2.辞書を引き、韓国語の平易な文章を読む
こと、3.簡単な文章を韓国語で書くこと、これらの能力を身につ
けてもらうために、以下の要領で指導します。1.正確な発音に基
づく反復指導をします、2.文法は基礎から始めます、3.語彙を
増やすことに重点を置きます、授業は講義形式ではなく、対話を中
心として全員参加型で行います。自由作文をしながら、口頭発表を
してもらいます。
日本語AⅠ
留学生向けに開発された日本語会話教材を主教材として用い、大学
での生活に直結した日本語を学ぶ。聞く力、話す力を重視する予定
だが、読む力、書く力についても履修者のニーズにより重視する。
DVDが付属した副教材を自習用として用い、授業では理解の確認等
を行う。少人数クラスであるため、履修者の日本語レベルとニーズ
に合わせて進度を調節する。初回の授業で履修者のレベルとニーズ
のチェックを行う。
日本語AⅡ
「日本語A I」の内容をさらに深めて学習する。留学生向けに開発
された日本語会話教材を主教材として用い、大学での生活に直結し
た日本語を学ぶ。聞く力、話す力を重視する予定だが、読む力、書
く力についても履修者のニーズにより重視する。DVDが付属した副
教材を自習用として用い、授業では理解の確認等を行う。少人数ク
ラスであるため、履修者の日本語レベルとニーズに合わせて進度を
調節する。
日本語BⅠ
日本での日常生活と大学での勉学に必要な日本語力をつけることを
目的とする。日本語能力試験1・2級の語彙と漢字、さらに敬語や擬
音語・擬態語などを集中に学ぶ。少人数クラスであるため、履修者
の日本語レベルとニーズに合わせて柔軟に内容を定める。初回の授
業でレベル・ニーズチェックを行う。
35
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
対
象
特
設
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
日本語BⅡ
「日本語B I」の内容をさらに深めて学習する。日本での日常生活
と大学での勉学に必要な日本語力をつけることを目的とする。日本
語能力試験1・2級の語彙と漢字、さらに敬語や擬音語・擬態語など
を集中に学ぶ。少人数クラスであるため、履修者の日本語レベルと
ニーズに合わせて柔軟に内容を定める。
日本語CⅠ
日本で生活する上で最低限必要とされる話すこと・読むこと・書く
ことの基本的な日本語能力を身につける。話す能力を高めるために
まず履修生同士で、自国の文化や歴史、生活について発表しながら
ディスカッションを行なう。読む能力を高めるために日本の文化や
歴史について書かれたものを読む。この過程を通して日本語の漢字
や語彙や表現の方法を学ぶ。最終的に自国の文化と日本の文化を比
較し、その相違をレポートにまとめる。
日本語CⅡ
日本語の新聞を読み、その内容についてコメントし、さらにそのコ
メントを文章にまとめる能力を養う。そのために同音異義語や慣用
句、諺などの漢字や語彙ばかりでなく、微妙な差異のある助詞や助
動詞についても集中して学ぶ。例えば「学校に行く」と「学校へ行
く」の助詞「に」と「へ」、「雨のようだ」「雨らしい」の助動詞
「ようだ」「らしい」など。それぞれの使い分けを学ぶことで日本
語表現の理解を深め、さらに日本語文章を書く能力をも高める。
法学
法を学ぶには法独特のものの考え方が必要であるといわれていま
す。この法的なものの考え方のことをリーガル・マインドといいま
す。法学の講義においては、さまざまなテーマを通じてこのリーガ
ル・マインドが身に付くよう工夫してみたいと思います。皆さんの
リーガル・マインドを培うことが本科目の到達目標です。講義の最
初は、中学校や高等学校の社会科・公民科でさまざまな法律につい
て、皆さん、少しは学んできている(はずな)ので、そのあたりの
復習をていねいに易しく行うことからスタートします(国際法につ
いても、国際人権保障の観点から学習します。)。そして、この授
業の中盤以降では、最高裁判所が違憲立法審査権を行使した事例を
押さえてみます。さらに、住民が公務員の不法行為を損害賠償請求
訴訟のかたちで訴えることができることの実例を学んでみます。判
例を通じて、法律の中に人の姿を見いだし、法は何のためにあるの
か、リーガル・マインドを身につけながら、しっかりと考えてみま
しょう。
政治学
授業の目的は、①政治学の基本的概念や理論について学ぶ、②それ
らの概念や理論を使って、現代日本における政治的・政策的問題を
分析する。加茂利男らの『現代政治学』をテキストに使い、各章の
内容に沿って政治学の概念や理論について講義をしていく。適宜、
新聞記事のコピーを配布して解説し、またディスカッションを行
う。
政治史
わたしたちが持つべき、日本への理解にはどのようなものがあるだ
ろうか。私たちは普段、着たいものを着て、食べたいものを食べ、
欲しいものを手に入れることができる、不自由を感じない世界に、
なんとなく生まれ、なんとなく暮らしている。しかし、近代以前の
日本には飢饉があった。人々は食べることに窮していた。着るもの
は身分で決まっていた。他の国に征服されて、人々の自由が奪われ
る恐れ すらあった。こうした多くの課題を克服してきた歴史があ
るからこそ、私たちは不自由なく暮らすことが出来ている。繰り返
しになるが、それはどこで転ぶかわ からない、多難な道であっ
た。明治日本に訪れたドイツ人医師・ベルツは、この日本の近代化
の凄さと危うさを「死の跳躍を日本は越えた」と評している。国際
社会における日本という視点に立って考えれば、この急速な近代
化、成長発展がどうやって成し遂げられたのかということは、発展
途上国にとって絶好のモ デルである。アジアに目を転じれば、太
平洋戦争はなぜ起こったのかということは、われわれが語り、説明
しなければならないことである。そして、戦後の復興 と高度経済
成長は、より身近に、今後の日本が、現在の迷走を越えてどこに進
んでいくべきかということに大きな視座を与えてくれる。自らの話
ができなければ友人の話をしっかりと受け止めて話すことができな
いように、自国の歴史を知らなければ他国の人々と対話することは
難しい。本講義は、 「近代化の優等生」から「東アジアの敗戦
国」となり、復興していく日本の歩みを、今日的な問題と結びつけ
ながら論じていくことで、国際社会における日本の すがたを理解
していく。歴史が好きな学生はもちろんだが、むしろ、自分の国の
ことを語れるようになりたいと思う人、これからの日本のあり方を
考えたいと思う人の履修を歓迎します。講義は当時の写真、絵画、
映像を交えながら進めていきますので、イメージがしやすいでしょ
う。
経済学
日本経済の現代の問題を理解するための授業。具体的に介護問題や
医療問題を例にとって、経済学の観点から検討する。介護問題と医
療問題を例に取りつつ、財政・地方行政・労働・賃金・人材育成・
外国人労働者の受け入れ・少子高齢化・人口減少など日本経済の現
代の問題を概観する。
36
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
学
部
共
通
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
経済史
日本の戦後復興からバブルの崩壊までの経済史を検討する。戦後の
日本経済は多くの困難を乗り越えてきたが、その高い成果と問題点
を分析する。戦後復興・高度経済成長・ニクソンショックとその克
服・第1次第2次石油ショックとその克服・バブル経済の発生と経
緯・バブル経済の崩壊と、戦後の日本経済の歴史を時期の経過に
沿って辿る。アメリカや中国など主要国との経済的関係を検討する
とともに、経済政策が決定されていった過程における内閣・首相・
経済担当大臣などがかかわった政治的な経緯についてもふれる。
国際関係入門
テレビのニュース番組や新聞などで、毎日世界で起きている出来事
が報道されている。しかし、高校を卒業したばかりの諸君らにとっ
て、国際関係で起きている 事柄をどのように理解したらよいの
か、難しすぎて分からないというのが、正直なところであろう。本
講義では、国際関係の諸問題を理解するための基礎的な事 柄(基
礎概念、分析手法、個別的な問題、地域事情等)について、1年生
にでも理解できるように分かり易く説明したと思っている。時事的
なトピックスも随時扱う予定。
国際協力入門
「開発とその主体―誰のための開発か」を全体的なテーマに、第2
次世界大戦後からの開発協力の変遷と理念・実践を理解する。開発
理念の変遷を追いつつ、国際開発協力の現状と課題を理解すること
を目標とする。
地域研究入門
本学国際社会学科では、世界のさまざまな地域に ついての地域研
究が学生に提供されている。その各地域研究を学ぶ前に、地域研究
のための基礎的理解として、文明という切り口から世界の地域を眺
めることに しよう。すると人類の歴史が刻んできた地域の特徴が
浮かび上がってこないだろうか。さらに個性の強い異なる文明同士
が衝突を起こすという説がある。もちろ ん理想的には、世界は共
存できることが望ましい。それは可能なのだろうか。また日本の立
場はどうあるべきなのかを皆で考えよう。
Extensive English Program A
本講義は、英語運用能力の土台となる基礎力の強化を目的としたク
ラスです。英語の構文や文構造の知識を整理しながら、基礎の徹底
を図っていきます。具体的には、知識と運用を意識した、基礎文法
のおさらいを行います。単なる機械的な暗記作業だけにならないよ
う、学習事項に関する練習問題を大量にこなしたり、あるいはそれ
らを使って、自ら英文を作り出すといったアウトプットを意識した
活動も随時取り入れていきます。
Extensive English Program B
本講義は、将来英語圏へ留学を考えている学生に必須なアカデミッ
ク・スキルの習得を目指します。具体的には、英語の講義をより効
率的に聞き取るノートテーキングスキル、アカデミックな内容の英
文を読むためのスキル(スキミング、スキャニングなど)。また読
んだもの、聞いたものに対してグループディスカッションや論理的
で説得力のある英文エッセイの書き方を通じ4技能を総合的に学ん
でいきます。
Extensive English Program C
日本国内にいながら、できるだけ多くの英語コミュニケーションの
経験を積み、英語運用能力を高めることがこの講座のねらいです。
この授業では、単に英文の内容理解だけでなく、理解したことをも
とに、自分なりにコミュニケーションをとれる力を養います。授業
中は主にクラスメートとの英語でのやり取りの実践をします。この
講座は、英語の4技能(読む、聞く、話す、書く)を統合的に鍛え
ます。読んで話す力書く力、聞いて話す力書く力をつけましょう。
国際理解のための英語
この授業では、世界のさまざまな地域で異なった言語・文化背景の
人々のコミュニケーションのための言語として英語をとらえる。世
界のさまざまな英語 (Englishes) に触れることにより、今日的な
英語の役割や機能、特色に注目し、実際の国際コミュニケーション
の場面で臆することなく、教養ある日本人として英語を使うことが
できるよう、精神的にも技術的にも準備を整えることを目的とす
る。また、言語と文化は切り離すことができないものであるため、
さまざまな英語の文化背景も学び、よりよい国際理解をめざしてい
く。
国際コミュニケーションのための英語
本講義は、英語をツールとしてグローバル・アウェアネスを培うた
めの講座です。英語基礎講座で身に付けた英語コミュニケーション
力を更に向上させ、国際的なビジネスシーンに関連したトピックを
扱い、グループディスカッション及びグループプレゼンテーション
を中心に学んでいきます。授業に臨む為、学生たちは事前に与えら
れたトピックについて新聞記事や学術論文を読み、授業に参加する
ことが求められます。また、授業後はジャーナル形式で、授業の内
容を要約し自分の意見を述べ更なる研究をしていきます。
フレッシュマンセミナー
フレッシュマンセミナーの目的は、これまでの学校教育で身につけ
た知識集積型(記憶中心)の学習姿勢を、問題発見・解決型へ転換
することにあります。学生各自が関心を持った問題について、文献
を調査し、レジュメにまとめ、口頭発表、レポート作成等の作業を
します。フレッシュマンセミナーを通して情報収集能力、分析力を
身に着けると同時に、基本的なアカデミック・ペーパーの書き方を
学びます。
37
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
学
科
授業科目の名称
講義等の内容
国際社会基礎演習Ⅰ
基礎演習Ⅰでは、学生各自が関心を持った専門分野の教員を選択
し、15人以下の少人数クラスで学びます。本演習の目的は、学生の
選んだ専門分野の知識を深めながら、知的発表能力を養うことにあ
ります。教員の提示する文献リストの中から、自分が関心を持った
ものを選択し、内容等の口頭発表、ディスカッション、レポートを
通して、いかに相手に「論理的に」伝えることができるかを学習し
ます。
グローバリゼーションと日本
グローバリゼーションが進む中で、国外および国内において、国際
コミュニケーション能力の必要性が高まっています。日本人、また
日本で学ぶ大学生として、 この能力を高めるためには、「グロー
バル化する世界における日本」というものを深く知り、自分自身の
立ち位置を省みることが重要になります。本講義では、 このよう
な観点から、まず日本がその一員としてグローバル化する世界へと
組み込まれてきた経緯を振り返った上で、外と内それぞれから見た
グローバリゼー ションと日本との関係を考察していきます。
国際社会基礎演習Ⅱ
基礎演習Ⅱでは、基礎演習Ⅰの延長線で、内容をさらに深化させる
ことが要請されます。発表のためのより多くの文献を読みこなし、
争点を自ら発見し、ディスカッション、ディベイト、レポート等の
作業を通して論理的発表能力を養成します。基礎演習を通して情報
収集能力、歴史の見方、社会科学の分析のための枠組みなども学び
とって欲しいと思います。
国際関係論Ⅰ
第2次世界大戦後の国際社会の変動は大きく、特に1989年、ベルリ
ンの壁の崩壊に象徴される冷戦の終結は世界システムの変動をもた
らした。そのような国 際関係を見る眼、すなわち国際関係学も第
2次大戦の後大きく変わりつつ発展してきた。この講義は、国際関
係学の発達をたどることで、複雑な国際関係と主要 な地球規模の
課題を、いくつかの違った「レンズ」を使って、複眼的・多角的に
見ることができるように学ぶ。
国際関係論Ⅱ
第2次世界大戦後の国際社会の変動は大きく、特に1989年、ベルリ
ンの壁の崩壊に象徴される冷戦の終結は世界システムの変動をもた
らした。その影響のひ とつが国内紛争の増加である。この講義
は、国際関係学の最大の関心事項である国際・国内紛争の理論と歴
史をたどることで、国際関係の現状と将来の展望を学 ぶことを目
指す。ゲストスピーカーも招く。
国際関係史Ⅰ
現在起きている国際関係の諸問題を理解するには、まず出発点とし
て戦後の国際関係の歴史的な流れをしっかりと押さえておく必要が
あります。本講義では、戦後の国際関係の流れを理解する第一歩と
して、第二次大戦末期から1970年代中頃までの国際関係を取り
上げ、米ソ関係を中心に考察します。授業では、ヤルタ体制の成
立、封じ込め政策の開始と展開、キューバミサイル危機、社会主義
陣営の動揺、ベトナム戦争、緊張緩和などを取り上げます。
国際関係史Ⅱ
本講義では、国際関係Ⅰの授業を踏まえて、1970年代以降に起きた
重要な国際的な出来事に焦点をあて、それらが起きた背景、展開、
国際関係への影響などについて分かりやすく解説します。授業で
は、中東紛争、欧州統合、第二次米ソ冷戦、ソ連邦の崩壊と冷戦の
終結、ユーゴをめぐる民族紛争、中国の改革・開放、核拡散問題、
湾岸戦争、9・11テロとイラク戦争などを取り上げる予定にして
います。扱うテーマからも分かるように、本講義は、現代の国際関
係と言ってもよい内容となっています。
国際協力論
「開発とその主体―誰のための開発か」を全体的なテーマに、第2
次世界大戦後からの開発協力の変遷と理念・実践を理解する。開発
理念の変遷を追いつつ、国際開発協力の現状と課題を理解すること
を目標とする。
国際社会学
担当教員の構想する「国際社会学」とは、国際関係論と社会学の両
方に軸足を置いた学問領域です。、それは現実の世界を「望ましい
地球社会」へと少しでも近 づけるという目標を掲げ、そのため、
個人の次元ではどのような対社会態度で生きるのが望まれるのかを
探ります。そこでは個人主義・共同体主義・利他主義な どを考察
します。さらにいくつかのレベルで図式のモデル化を提示して、理
解を促します。こうして、理念と行動とシステムがどのように関連
し合って、社会変 動が生み出されることになるのか、を理論的に
模索します。担当教員のスタンスは、やや理想主義に傾いているで
しょう。
Study Abroad Preparation
留学準備のための授業である。留学に必要な知識やスキルを身に
つけることを目的とする。日常生活に密着した事柄から各国の習慣
や
考え方の違い、国民性などを学び、異文化の中で暮らし、学業や
仕事に従事していくための術を学ぶ。語学準備に対するアドバイス
も行う。
38
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
科
基
礎
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
社会学
長年社会学を研究してきて一番困る質問が、「社会学って何です
か?」というものである。ひとことで言ってしまえば、「社会につ
いての科学」ということにな るが、他の学問と比較して、イメー
ジが伝わりにくい。しかし、授業が終わったときには「なるほど、
これが社会学か」と納得してもらえることと思う。しかし、伝わり
にくいからといって社会学は決して難しい学問ではない。むしろわ
れわれは社会の中で生きているので、社会学は非常に身近な学問と
言える。た とえば、社会学では遺伝的なものよりも<育ち>が重
要と考えている。つまり、同じ人間でもアメリカで育つのと日本で
育つのとでは異なった<パーソナリ ティ(人格)>を持つように
なる。なぜであろうか?このような視点から、本講義では社会と個
人の関係における以下の4つの視点について学ぶ。①社会が個人を
つくる、②個人は社会なしでは生きられない、③個人が社会をつく
る、④個人の中にも社会がある。その上で、家族、マス・メディア
などについて学び、「自分らしく」生きることの意味について学
ぶ。
異文化コミュニケーション入門
異文化コミュニケーションの理論的基礎について、事例を通して学
ぶと同時に、各人の日常をとりまく異文化コミュニケーション上の
諸課題を取り上げ、理論と実際を関連付ける視野を養う。情報収集
から分析、考察まで、異文化コミュニケーション研究の基本を把握
する。
英語学概論A
英語学の基礎分野として、音声学、統語論、語彙論、意味論、語用
論があります。概論(A)では、ことばの中心である音声の基礎知
識として、母音、子音、二重母音、音結合などの音声の基礎知識を
学びます。さらに、ことばの骨格を構成する統語論について、文法
の枠組み、時制と法、動詞のクラスと交代現象、名詞句移動構文、
関係節構文、比較構文、省略現象、話題化構文、右方移動構文、極
性現象、代用表現、動名詞構文、不定詞節構文などの文構造を中心
に、従来の伝統文法的視点とは異なる生成文法的視点から学ぶこと
を目的とします。
英語学概論B
概論(B)では、語彙論、意味論、語用論について学習します。語
彙論では、述語動詞の意味と文法の関係、派生語を中心とする形態
論、語形成の方法などの基礎を学びます。意味論では、意味による
動詞の分類と文法の関係、アスペクト、法助動詞の意味と文法の関
係、否定の作用域などの問題を学びます。語用論では、発話行為の
問題、丁寧語の問題、会話の公理、適切性の問題等の基礎を学びま
す。これらの問題の中で、特に述語の意味と文法の関係と語形成の
方法について重点的に学びます。その理由は、前者が文法の中心で
ある構文に関わることであり、後者がそれを構成する語に関わるこ
とだからです。
哲学概論
本講義では、哲学の基礎を学びます。目的は(1)自分で考えるこ
と(その姿勢を身につけること)ですが、(2)そのために必要な
哲学(史)の基礎知識を身 につけることも目指します。哲学と
は、普段私たちが当たり前だと思っている物事(=常識)をあらた
めて見つめ直す作業です。この講義を通じて、その基本姿 勢を身
につけることを目標としますが。それと同時にこれまでにどのよう
な哲学者が、どのようなことを考えてきたのか紹介していきますの
で、自ら考えるため の手助けにしていきましょう。なお、講義で
は、考察のためにできるだけ具体的な素材も用意していきます。
平和のための社会システム
この科目は、世界における平和について、難民問題、貧困・経済格
差問題、国際紛争の視点から事実と歴史を学びます。そして、なぜ
そのようなことが 起きるのか国際法や経済のしくみ、政治の仕組
みなどの社会システムの枠組みで問題を考えるための入門的知識を
提供することを目的としています。特に、法と 経済のシステムが
世界をどうつないでいるのか、平和の問題とどのように関わるのか
を理解することが重要なポイントにしています。そのために、様々
な国際機 関の資料を豊富に用いますが、同時にそうした国際機関
の活動や情報を分析でき、自ら問題を主体的に考える知的能力の基
礎をつくります。問題を実感的に捉えるため、にクラスの中でのア
クティビティには、全員参加してください。社会で起きていること
に対する想像力と分析力を培いましょう。身近なことから、意外な
発見が必ずあるはずです。
外国史概説
本講義は、外国を学ぶこと・歴史を学ぶことを目指します。外国の
歴史を学ぶことにどんな意味があるのでしょうか。本講義では、し
ばしば「個々の事例の丸暗記」に なってしまいがちな歴史の知識
を、地理的、そして時代的に関連させて考察することを試みます。
この講義を通じて、世界史の中の個人としての自分を発見して い
ただければと思います。
人文地理学
現代における社会および空間の変容を地理学的ロジックから講義し
ていきたい。今、わが国は、グローバリゼーション、少子高齢化の
なかで、地域格差問題や地域の衰退など多くの課題を抱えている。
こうした地域的課題は世界でも同様である。本講義では、グロ-バ
ル、ロ-カルな地域の諸課題を都市、経済、社会、人間、環境等を
キーワードに、地域的課題、さらには、その問題解決に向けた取り
組みについても一緒に考えていきたい。
39
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
自然地理学
自然環境は、地域的特徴を有するさまざまな要素から構成される。
この自然環境を外的諸条件の一つとして、人間活動やそれに伴う人
文環境には固有の地域性が認められ、さらに人間活動の高度化に伴
う自然環境問題や自然災害などは、さまざまな地域性をもって自然
環境的課題として近年顕在化してきている。本講義では自然環境お
よびそれと関連した人文環境に関する地域認識を深めることや、自
然環境的課題に以下に対応していくか検討することを目指す。
国際社会海外演習Ⅰ
海外留学をとおして、国際感覚を身につけ、同時に外国語によるコ
ミュニケーション能力を向上させることを目的とする。具体的には
以下のような事柄の達成を目指す。(1)海外から日本を眺めるこ
とにより、日本を客観視し、日本という国の特徴をより深く理解す
る。(2)目標言語で学業を行い、生活をすることにより、当該言
語の習得を早める。(3)現地での異文化体験をとおして、異文化
適応力を身につける。(4)現地の人々および世界各国から集まっ
た留学生との交流により、国際理解の重要性を理解し、帰国後の学
習目標を明確化する。(5)現地でしか学べない学問的知識を習得
する。
国際社会海外演習Ⅱ
すでに「国際社会海外演習I」を履修済みの者が引き続き留学をす
る
場合の科目である。Iの内容をさらに深めて学習する。海外留学を
とおして、国際感覚を身につけ、同時に外国語によるコミュニケー
ション能力を向上させることを目的とする。具体的には以下のよう
な事柄の達成を目指す。(1)海外から日本を眺めることにより、
日本を客観視し、日本という国の特徴をより深く理解する。(2)
目標言語で学業を行い、生活をすることにより、当該言語の習得を
早める。(3)現地での異文化体験をとおして、異文化適応力を身
につける。(4)現地の人々および世界各国から集まった留学生と
の交流により、国際理解の重要性を理解し、帰国後の学習目標を明
確化する。(5)現地でしか学べない学問的知識を習得する。
国際社会演習Ⅰ
演習Ⅰは、基礎演習よりさらに少人数のクラスで、教員の個別的指
導を受けながら、学生各自が選択した争点に関するリサーチをしま
す。教員が提示した基礎資料をもとに、さらに多くの文献を探索
し、読みこなすことが要求されます。最終的にアカデミィック・
ペーパーを書き上げることを通して、争点分析の視座、分析方法、
情報を論理的に構築する方法を学習します。
国際社会演習Ⅱ
演習Ⅱの目的は、基本的に演習Ⅰと同じで、リサーチ能力の涵養に
あります。外国語の文献も含めたさまざまな文献を探索し、読むこ
とを通して、研究課題に関する情報を的確に収集する能力を磨き、
そこから学生が独自の主張を構築し、かつ客観的な発表能力を身に
着けることが要求されます。そのためより高度な日本語の語彙力を
開発することも必要となります。
国際社会演習Ⅲ
演習Ⅲは、四年間の大学での学びの集大成として、学生各自が卒業
研究課題を選択し、論文を書くことを目的としています。そのため
にまず、研究課題の先行研究の調査を、教員の個別指導を受けて行
います。先行研究の分析を通して独自の分析視座を見いだし、分析
に必要な情報を収集します。その過程で常に、教員と密接に討議
し、その討議の中から、アカデミックな論述の方法を体得して欲し
いと思います。
国際社会演習Ⅳ
演習Ⅳの目的は、卒業論文を書き上げることにあります。4年間の
大学での学びを通して身に着けた、問題発見能力、分析力、論理的
論述能力を当該論文に投影させることが要求されます。最終的に
は、各クラスで行われる卒業演習発表をとおして、「個の知的完
成」を目指して自らが学んできたことの意義を見いだして欲しいと
思います。
プロジェクト演習
本演習では、まず、異文化コミュニケーションの基本的な考え方を
習得します。演習参加者は各自の関心に応じて、テキスト「ケース
で学ぶ異文化コミュニケーション」の内の1章を選択して報告し、
各章末のテーマや、授業中に提示する争点や問題について議論しま
す。さらに、異文化間の誤解や摩擦などの事例を取り上げ、ディス
カッション、ロールプレイを行い、自分の意見や考えを述べるプレ
ゼンテーション能力を高めるとともに、異文化理解を深めます。
文化人類学
文化人類学は、世界各地の文化を通して人類を理解する学問です。
文化とは「人間集団が共有する価値観」です。価値観を共有すると
いってもなかなか難しいものです。あなたにとって大切なものが、
他の誰かにとってはそうではないことはよくあります。世界に眼を
向けると、共有できないような価値観ばかりに出会いま す。先ず
最初に、文化人類学の基礎知識を学び、「共感はできない」けれで
も「理解はできる」訓練をします。多様な人間の暮らし、習慣、感
じ方、考え方などを「理解できる」ように、講義を中心に授業を進
めます。参考書と世界地図、柔らかな知性を持って参加してくださ
い。
演
習
40
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
異文化コミュニケーション論
本講義は、異文化コミュニケーション研究で一般的な各理論につい
て知識を習得し、それらの応用や新たな理論構築を視野に入れなが
ら理解を深めることを目指す。異文化コミュニケーションは幅広い
分野を対象とした領域であり、その研究にも各分野の理論を使用し
ている。講義では一般に良く使われるいくつかの理論について、そ
の特徴を把握し、課題・問題点を検討する。特に、自分とは異なる
様々な意見に触れ、より複眼的な物事の捉え方ができるよう、ディ
スカッションを重視し、毎回の授業では、前半は講義、後半はディ
スカッション中心で構成することとする。
比較文化論
この授業では、社会的マイノリティと位置づけられる女性と子ども
を、ジェンダー・人権という視座からみていき、グローバル化の進
展の中で、女性や子どもがどのような変化の波にさらされているの
か、その実態に迫ります。統計データや映像資料等も活用して、現
代世界の女性が直面している課題や、子どもたちをめぐる諸問題を
考えます。
グローバリゼーションと文化
現代の世界状況はしばしば「グローバリゼーション
(Globalization)」と表現されます。交通・商品流通・情報伝達
など、地球規模での展開を示す用語です。従来「資本主義化」や
「近代化」といった概念で表現されてきた現象とも重なりますが、
物理的な物や人の移動ばかりでなく、人間の感性や思考にも大きな
影響があります。この授業では具体的に、現代世界においてどのよ
うな現象が発生しているのかを紹介します。様々な現象が人間の生
活世界、とりわけ 「文化(Culture)」の領域とどのように関わる
のかを考えます。
グローバリゼーションとジェンダー
グローバリゼーションは、冷戦崩壊後の国際社会で顕著な現象で
す。一般的にそれは、人(労働者)、物(商品)、金(資本)が、
国境を越えて流動化している現象を指します。この国際社会の現象
は、先進国、後発国の女性たちに、それぞれの形で深甚な影響を与
え、伝統的なジェンダーの関係を大きく変化させつつあります。こ
の授業では、近代以降の国際関係の変容がどのようにジェンダー関
係の変容に結びついているのか、そしてグローバリゼーションが、
はたしてジェンダー・バイアスのない社会をもたらすことが出来る
のかを、模索します。
グローバリゼーションとメディア
グローバリゼーションとは国際規範の共有を目指す動きです。この
考え方は冷戦崩壊後に注目され始めました。大別して二つの舞台で
グローバリゼーションは進行しています。第一に地域紛争の調停や
多国間の利害調整。次にG8やG20、国連などの場における協
議。これら二つの次元でニュースがどのように生まれ報道されるの
かを具体例や実際の記事に基づいて説明しながら、メディアの役割
を見つめ直したいと思います。国際報道の表と裏を考える視点をも
てるようにすることが授業の目標です。記事の読み方について、
「こういう手法がある」というコツにも言及するつもりです。
グローバリズムの思想
21世紀に入って急速に力をつけてきた「オルター・グローバリゼー
ション」(英語)・「アルテルモンディアリザシオン」(フランス
語)・「もう一つのグ ローバル化」(日本語)なるものの思想と
運動・展開を検討します。それは「三橋国際社会学」で提唱してい
る「望ましい地球社会」と一致する思想といえるの か。またそれ
は将来「国際社会」を変革できるのか、の見通しを探ります。
国際機構論
現代の国際社会には、国民国家以外にも政府間国際機構や非政府間
国際機構のような国際的アクターが大きな役割を果たし、影響を及
ぼしている。本講義では、 これらの国際機構がいかに発生してき
たか、またその意義とインパクトを、主要な地球規模問題(イッ
シュー)との関連で考える。 現職の国際機関駐日代表による講義
も入れる。参加型のクラスであり、授業中の発言や質問を歓迎す
る。毎回の授業の終わりの10分で100字から150字の コメントを書
く。クラスのサイズによってグループに分けてのクラス発表も企画
する。
国際NGO論
現代の国際社会には、国民国家や国際機関のほかに、国際NGO
(非政府間国際機構)が開発、環境、人権問題などの国際協力分野
での国際的アクターとして登場してきている。本講義では、日本の
国際NGOがいかに発生し てきたか、またその現状と意義を、主
要な地球規模問題(イッシュー)との関連で考えていく。現職の国
際NGO代表による講義も入れる。参加型のクラスであ り、授業
中の発言や質問を歓迎する。毎回の授業の終わりの10分で100字か
ら150字のコメントを書く。クラスのサイズによってはグループに
分けてのク ラス発表も企画する。
国際開発論
地球規模の諸課題(環境、貧困、人権、平和)などの問題につい
て、国際行為体(国連、国際機関、NGOなど)がどのように取り組
んでいるかを考える。80 年代からの開発理念である社会開発、人
間開発の視点を押さえつつ、「子ども」「教育」「ジェンダー」な
どのテーマごとに効果と課題を検証する。
国
際
教
養
科
目
群
41
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
国際ボランティア論
地球規模のさまざまな問題に対応するするアクターとして、ボラン
ティアは多様なレベル(政府、国連、NGO)で活躍している。ボラ
ンティアの活動事例から、国際ボランティアによる活動の有効性と
社会的意義を議論する。
地域紛争論
ポスト冷戦期に世界各地で頻発しつつある地域紛争は、冷戦時代の
それとは明らかに性質や特徴が変化している。この講義では、過去
の戦争の類型を概観した上で、こうした「新しい」地域紛争の構造と
動態とを検討し、その解決に向けてどのような条件が必要とされる
のか、そうした条件を整備できるような国際環境とはどのようなも
のとなるべきか、等について具体的事例を挙げつつ考える。
地球環境論
地球環境問題を学ぶことを通じて、私達の生活と諸外国(特に途上
国)の環境及びそこに住む人々との関係を考える。地球環境問題へ
の国際的取組みについて、 科学研究や国際交渉の最新動向を踏ま
えて体系的に理解し、問題解決に向けた政策志向的な視点を養うこ
とを目的とする。食料生産や地球温暖化、捕鯨問題など の具体的
事例を取りあげ、問題の実態に接近していく。
南北問題
現在の世界では8億人(7人に1)が飢えている。栄養失調の人は
20億人。面積と人口では南の発展途上国が約7割を占めているの
にもかかわらず、豊かさ (富)では逆に日本のような先進工業国
が約8割を占有している。このようなひどい貧困と南北間の格差の
がなぜ起きるのかを本講義で考えてゆく。
移民・難民問題
グローバル化が進展する現代国際社会の大きな課題の一つが国境を
越えた人の移動である。そこには大きく自発的な移動である「移
民」と強制的移動者である 「難民」がある。日本でも最近とみに
関心の高まっているこれらの問題について、その原因と規模、人の
移動の「光と影」、最近の日本の移民・難民政策、今後 の課題な
どについて広く理解をする。
世界人権論
主権不可侵・内政不干渉を前提とする伝統的な国際関係秩序は綻び
つつある。にも拘らず、国家を超える世界的な権威が出現する展望
は立っていない。このような過渡期の国際政治のなかにあって、わ
れわれが憲法において「人類普遍の原則」として受け容れた基本的人
権の実現と保障とは、果たして可能なのか。人権と国権とは折り合
いがつくのか。人権外交を展開するに際して、問題となるのは何
か。これら一連の課題について検討する。
多文化社会論
この授業日本において見えにくい存在である「マイノリティ」に視
点を向け、日本社会における異文化、他者、差異についての理解を
深め、多文化社会としての日本が直面する課題は何かを考えます。
では、急速な多文化社会化が進む日本社会の現状を、ゲストスピー
カーの話やビデオ映像・統計データを活用しながら具体的に紹介
し、日本社会の変容を考察します。
世界システム論
今日われわれの生きる世界は、一方では米国の強大な力により、他
方では経済的な必要性や地球環境問題を介して、分かち難く結びつ
けられています。このよう に「システム」化した世界は、どのよ
うに形成され、発展してきたのでしょうか。そして今日その「世界
システム」は我々にどのような問題をつきつけているの でしょう
か。本講義では、こうした点を、国際関係論・地域研究分野で構成
される「国際コミュニティ・コース」の諸科目を総括すべく、ゲス
ト講師による講義 もまじえながら、多角的に追究していきます。
海外研修
国際コミュニケーション専攻の学生が、専門教育課程の一環として
大学指定の語学留学(「海外英語実習A・B」は除く)、または協定
校・推薦校・認定校留学を行い、「成績評価の方法・基準」に記さ
れた条件をすべて満たした場合に認められる単位である。
英語で学ぶ国際問題A
現代の国際政治経済における問題の一つに、「紛争」(conflict)の
問題がある。ここでいう「紛争」とは、何らかの資源問題をめぐ
る”考えや感情、利害の不一致状況と不一致行動”のことを言う。
この授業の目的は、英字新聞の記事を参考にして、世界で起きてい
る問題についての理解を深め、さらに、紛争の発生と解決の仕方を
についての理論や技能を英語で学ぶことである。
英語で学ぶ国際問題B
当該クラスは英語を使用言語として、現代の国際社会におけるさま
ざまな問題を、教員の講義とそれに基づく学生間のグループ・ディ
スカッションで行う。学生はクラス外の課題として、講義のための
英語文献の購読が要求される。講義は通常一時間以内で行い、残り
の30分間は、講義の内容の確認をおこなう。講義に基づくグルー
プ・ディスカッションでは、まず教員がアジェンダを提示し、学生
各自が、それぞれの意見を書き、それを元にディスカッションをお
こなう。
42
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
英語で学ぶ国際問題C
この講義は、日本の女性たちの置かれた社会的状況―ジェンダーの
問題を歴史的視座と今日的視座の両面から分析し、講義します。講
義は英語で行なわれます。1時間30分の授業のうち50分程度を
英語で授業し、15分位で講義内容を確認するため質疑応答を英語
で行ないます。そして最後の15分位で、講義内容の要約を英語で
書いてもらいます。時間内でまとめる事が出来ない場合は、翌週提
出してもかまいません。講義の内容を日本語でバックアップする教
科書が指定されているので、要約を書くときにつかったり、あるい
は、講義の予習用に使い、前もって予備知識があると、リスニング
に役に立ちます。
英語で学ぶ地域問題A
(英文)Throughout the world, people gain information and
form impressions about Japan based on what they read in
newspapers and magazines, often using the websites of those
newspapers and magazines. In this class, students will study
international images of present-day Japan by reading and
discussing four selected articles that include comment as
well as information on Japanese society and culture. The
articles will be chosen from influential newspapers (such as
The New York Times and the Washington Post) and weekly
magazines (such as The Economist).
(和訳)海外における日本に対する印象の多くは雑誌、新聞、イン
ターネットより得られます。この授業ではそんな日本に対する認識
を四つの参考資料より理解し、それについてディスカッションをし
ます。資料は米ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、及び英
エコノミスト等の著名な出版社の記事とします。
英語で学ぶ地域問題B
TIME誌やNEWSWEEK誌などの英文雑誌、またWashington Post紙やNew
York Times紙などの新聞の講読を通じて、地域問題や国際問題につ
いて学びます。時事的な国際問題の理解に加え、英語表現の理解、
適切な和訳、語彙の拡大も重視します。
英語で学ぶ地域問題C
TIME誌やNEWSWEEK誌をはじめとする英文雑誌の講読を通じて、地域
問題や国際問題について学びます。時事的な国際問題の理解に加
え、英語表現の理解、適切な和訳、語彙の拡大も重視します。
英米表現文化で学ぶ地域問題A
自らの祖国を離れて創作活動を行った英米の作家たちの作品を取り
上げ、英語の文芸作品の読み方を学びながら、「作家と創作活動の
場」という問題について比較・考察する。授業では、第一次大戦後
アメリカを捨てパリに移り住んだ「ロスト・ジェネレーション」の
作家たち、アイルランドを去りながら故郷のダブリンについて執筆
したジェイムズ・ジョイス、祖国ニュージーランドの思い出を書き
続けたマンスフィールドらの短編小説を精読し、その文化的な背景
などについて分担発表を行う。
英米表現文化で学ぶ地域問題B
一つの地域に執着して創作する英米の作家たちの作品を取り上げ、
英語の文芸作品の読み方を学びながら、それぞれの作品に表現され
る「作家と土地の繋がり」について考察する。授業では、アメリカ
中西部を描いたマーク・トウェイン、また、架空の地「ワインズ
バーグ」を描いたシャーウッド・アンダーソン、さらに、イギリス
文学においてはイングランドの原風景に執着したスーザン・ヒルら
の短編、中編小説を精読し、その地域の文化的な背景などについて
分担発表を行う。
国
際 英語で学ぶ言語文化A
理
解
科
目
群
「言語文化」には、少なくとも2つの側面があり、一つは言語その
ものに関わる文化的側面、もう一つは言語と文化との関わりに関す
る側面です。(A)では言語そのものの文化的側面を英語の歴史を
通して学びます。1500年にわたる英語の語彙(多くの借入語の問題
など)、発音(発音と綴り字の関係など)、文法の変遷を学ぶこと
は、単に英語に関わる言語的知識を深めるばかりではなく、それを
取り巻く文化の変遷を見ることであり、文化的知識を深めることに
もなります。
英語で学ぶ言語文化B
(B)では言語と文化の関わりに関する側面を学習します。近年英語
が世界語となっている点を考慮すると、世界語としての英語が置か
れている現在の状況の問題と21世紀以降その位置を保つことができ
るかどうかの問題、差別撤廃運動とことばの問題、性差とことばの
問題、科学技術の進歩とことばの関係、African-American
(nigger), Native American (American Indian)などの語に見られ
る民族とことばの関係など、現代における英語と社会との関わりを
学びます。
ヨーロッパの現代を読むⅠ
21世紀のヨーロッパ、とくにフランスの日常生活の変化に焦点を合
わせて、人々の暮らしや関心・流行・ビズネスや産業界の最新情
報・地方状勢・フランスと外国との比較などを、フランス語中級・
上級程度のテキストに沿ってかなり速いスピードで読んでいきま
す。授業では一人ずつ全員に朗読させます。テキストの予習では、
わからない単語やイディオムを調べておくこと、復習では、さらに
自分で可能な限りのスピードで2回テキストを朗読しておくことが
次に進むために必須になります。こうしてヨーロッパの現状の一端
をフランス語で読みながら理解することを学びます。
43
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
専
門
教
育
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
備考
ヨーロッパの現代を読むⅡ
21世紀のヨーロッパについてフランス語で読んで、聞いて、そのま
ま理解する方法を学びます。話題としては、フランスの人々の最近
の暮らしや関心・流行に始まって、ヨーロッパ全体で何が模索され
ているのか等、に至るまで多岐にわたります。使用する教材は、最
初はテキストを、次第にプリントや、ビデオを使うことになるで
しょう。受講生のフランス語の実力は中級・上級程度が良いでしょ
う。声を出して読むことを重視しますが、後半の時期には、かなり
速い速度で話されるフランス語(テレビニューズなど)を聴き取れ
るよう、訓練します。毎回の授業に先立つ予習は必要で、分からな
い単語がないようにして授業に臨むことが必須です。さらに復習
で、理解を確かなものにしておきましょう。
アジアの現代を読むⅠ
この授業では主に、現代の中国・台湾の政治・経済・社会・文化状
況、そして日本と中国・台湾との外交関係にかんする文献を用い
て、講義を行います。講義の目的は、第一に、これらの地域への基
礎的な理解を深め、その実像に接近することです。第二に、今後、
隣国である日本はどのような距離感で中国・台湾に接していくこと
がよいかを考えます。配付資料の他に、歴史的背景や現状を知るた
めに、映像資料も適宜用いていきます。
アジアの現代を読むⅡ
この授業では主に、現代の韓国や北朝鮮の社会や文化の変容が、い
かなる歴史的・社会的背景から生じたかを考察します。講義を通じ
て知識の幅を広げ、さまざまな角度から朝鮮半島の実像に迫り、理
解を深めることを目的とします。配付資料の他に、映画やドキュメ
ンタリーなど映像資料を活用して、朝鮮半島の文化や社会への理解
を深めていきます。
古典語で学ぶアジア・ヨーロッパA
古代メソポタミアで使われていたアッカド語の入門講座です。文法
の基礎と簡単な楔形文字を学びます。アッカド人たちは、紀元前3
千年紀にシュメール人から粘土板に楔形文字を記す体系を受け継
ぎ、それに工夫を加えてアッカド語(セム系)を記すようになりま
した。およそ一五〇〇年にわたって、あらゆる行政経済文書、法的
文書、歴史文書、文学、宗教的文書などが、アッカド語で書かれま
した。有名な『ハムラビ法典』(紀元前18世紀)もアッカド語で書
かれています。現在でも当時の粘土板文書の発見が続いています。
隔年
古典語で学ぶアジア・ヨーロッパB
ラテン語は、ギリシア語と並んで今日のヨーロッパの諸言語のルー
ツであるだけでなく、神学、生物学、医学、哲学などの諸科学用語
としても重要な役割を果たしてきた。さらにまた、EUを通してヨー
ロッパの再統合が進む中、ラテン語をヨーロッパの共通語として再
び取り上げようという動きもある。この授業では初級ラテン語の文
法と読解を学び、今日の西欧社会の根底を流れる西洋の基本精神を
も探っていきたい。
隔年
古典語で学ぶアジア・ヨーロッパC
テーマは「古典ヘブライ語入門」です。この講義では、旧約聖書、
すなわちヘブライ語聖書を読解するのに必要な、古典ヘブライ語の
基礎的事項を学びます。ゆっくりと時間をかけてヘブライ文字の読
み書きを学んだ上で、教科書に沿って学習を進めます。教科書は、
J. Weingreen, A Practical Grammar for Classical
Hebrew (Oxford University Press, 1975)を使用します。英語です
が、わかりやすく書かれています。初心者が安心して受講できるよ
う、丁寧に教えます。
隔年
古典語で学ぶアジア・ヨーロッパD
テーマは「古典ギリシャ語入門」です。この講義では、西洋文化の
源流である古典ギリシャ語の初級文法を教科書に沿って学習しま
す。教科書は、田中利光著『新ギリシャ語入門』(大修館書店)を
使用します。教科書は平易に書かれており、初心者に最適です。各
課の練習問題「日本語に訳せ」を中心に学習します。履修者一人一
人の進度を考慮しながら、丁寧に教えるように努めます。プラトン
や新約聖書などのギリシャ語原典を読めるようになるのが、目標で
す。
隔年
アメリカ・カナダ入門A
新聞やテレビでアメリカのことについて報道されない日はありませ
ん。アメリカ政治の最大のイベントである大統領選挙をとってみて
も、選挙の独特の仕組みが 分からないと、せっかくのニュースの
内容も理解できません。本講義では、アメリカの政治や社会を理解
するための基本的な事柄について勉強します。
アメリカ・カナダ入門B
第二次大戦後の日本にとってアメリカは、最も身近な国家と言えま
す。しかし他方で、アメリカは、日本的価値では容易に理解するこ
とのできない国家とも言えます。ひとつにそれは、特殊アメリカ的
な歴史の発展が、日本のそれと大きく異なるためです。この授業で
は、アメリカ型デモクラシーが、どのような歴史的経緯で造られて
きたのか、そして戦後日本のデモクラシーが、アメリカのそれとど
のように乖離するものかを跡付けます。
44
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
学
科
専
門
科
目
授業科目の名称
講義等の内容
英米表現文化A
19世紀から20世紀にかけて執筆された英米小説を取り上げ、英
語の小説の読み方を学ぶとともに、それぞれの国、時代における女
性を取り巻く社会環境、さらに女性の生き方についてフェミニズム
的な視点から比較・考察する。女性の解放を題材としたケイト・
ショパン、女性の微妙な心理を描出したマンスフィールド、女性に
おける性と自我の問題を取り上げたD. H. ロレンスらの短編小説を
精読し、その背景にある社会的な土壌について検証する。
英米表現文化B
19世紀から20世紀にかけて執筆された英米小説を取り上げ、英
語の小説の読み方や文芸作品の分析の仕方を学びながら、そこに描
かれる社会が内包するさまざまな問題について社会・文化的観点か
ら考察を行う。授業では、人間の力ではどうにもならない宇宙意思
(Immanent Will)の存在を描いたトマス・ハーディ、世紀末文学の特
徴を強く打ち出したオスカー・ワイルド、また、ヨーロッパ文化と
アメリカ文化の対立を描いたヘンリー・ジェイムズらの短編、中編
小説を読み、それぞれの時代背景について分担発表を行う。
ヨーロッパ入門A
ヨーロッパの歴史を概説します。現代のヨーロッパがどのような過
程を経て形成されたのかをお話ししたいと思います。プリントや地
図を用いながら、授業を進めていきます。
ヨーロッパ入門B
この講義では、ヨーロッパのうち特にフランスに注目して、その歴
史的背景や文化、現在の社会状況などについてごく基本的な事項を
学ぶ。まず地理と歴史を学ぶことで現代のフランスがどのようにし
てできていったのかを理解し、次いで、フランスが持つ独自の文化
的要素について、文学から食文化までさまざまな角度から検討して
いく。さらに、近代化を遂げて社会的にも文化的にも成熟した19世
紀末のフランスにおいて生まれた、社会を科学的な目で見るという
考え方(つまり社会学)について簡単に見ていく。最後に労働問題
や少子高齢化のような現在進行中の問題をいくつか取り上げて、現
代のフランスが抱えている課題にはどのようなものがあるのかを見
ていく。
アジア入門A
現代中国(1949~2009年)を対象に、主に1949年の中華人民共和
国成立の背景から1970年代末に近代化政策が始まる前までの歴史を
講義します。適宜、ビデオ教材なども利用しながら、自信と不安と
を内包する中国の実像に接近してみたいと考えます。大きすぎる国
家・中国を理解すること自体がかなり難しいことではあるけれど、
参加者が、好き嫌いは別にして、重要な隣国に対して冷静に考える
機会を提供してみたいと思います。
アジア入門B
東南アジア地域研究の基本的知識をえることを主眼として開講す
る。地理的には現在のASEAN地域(10カ国が加盟)にあたり、政
治的・経済的に考え方を共有し協力関係構築を進めているが、同じ
地域でもその民族、言語、文化、宗教は多様である。またこの多様
性は東南アジアを理解する上で重要なポイントでもある。多様性を
生み出した基層文化の背景から、地域を巡る王朝の興亡、植民地化
された近代、独立の現代を概観し、多様性を保持しつつ実現を目指
す共同体構築の現状と課題に触れる。
アジア入門C
この授業では、メディアリテラシーの視点から、新聞報道やニュー
ス映像、ドラマ・映画などが、日本人の韓国観や韓国人の日本観の
形成にいかに影響を及ぼしているのか、さまざまな事例を取り上げ
考察します。さらに、「韓流」「クールジャパン」と称される韓国
や日本のポップカルチャーが、日本や韓国に対するイメージの形成
にどのような影響を与えているのか、グローバルな視点から考えま
す。
中東入門
石油や地政、紛争などの具体的事例を採り上げつつ、中東地域に析
出されてきた固有の論理や特徴的な考え方を解説し、それらと国際
政治経済におけるいわゆるグローバル化の波とが切り結ぶダイナミ
ズムや、さまざまな矛盾・軋轢について考察する。
ラテンアメリカ入門
本授業は、ラテンアメリカという地域を理解する手立てとして、歴
史を概観することにします。その歴史は征服と植民、独立後の困難
などスペイン系ラテンアメリカでは血みどろで苦難の多い道であり
ました。一方ブラジルでは比較的平穏な発展が見られました。そう
した歴史が現在のラテンアメリカとどのように関わっているのかを
探ります。Mata,現代ラテンアメリカの諸側面(対外関係・政治・
社会・文化・文学・国民性)などの基本的な知識・理解を得るよう
にします。
オセアニア入門
近代以降の覇権国家とオセアニアとの関係を見ていく。この地域ほ
ど大国に翻弄され続けている所は、ないからである。特にテキスト
は定めないが、その都度必要な著書を紹介したり、資料を配布して
ゆくつもりである。
45
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
現代のアメリカ・カナダA
地
域
研
究
科
目
群 現代のアメリカ・カナダB
講義等の内容
現代のアメリカの政治・外交についての多角的な理解を深めるため
に、1990年代以降のアメリカの政治・外交について書かれた文
献を読み、与えられた課題についてレポート(2000字程度)を書い
てもらうことを目的としています。読むべき文献リストと課題につ
いては、授業「現代のアメリカ・カナダA」中に発表します。 本の
要約の部分と諸君の分析の部分から構成されているような形でレ
ポートを書くことを求めています。特に分析は部分では、本の要約
を踏まえて、いくつかの 問題点を抽出し、それらについて諸君な
りの分析や意見を書くようにしてください。
今日のアメリカ社会は、テロとの戦いを軸に一見ひとつにまとまっ
ているかのように見える。しかし、2000年の大統領選挙で明らかな
ように現実のアメリカ社会は、共和党と民主党の保守と革新で真っ
二つに分断されている。この社会現象は文化戦争あるいは道徳戦争
と呼ばれ、前世紀末ごろからのアメリカ社会を読み解く鍵となって
いる。21世紀アメリカ社会はどちらのベクトルへ動いていくのだ
ろうか。この講義では、第二次大戦後のアメリカ社会ー現代アメリ
カ社会を歴史的に検討し、そこから、何故アメリカ社会が分断され
るようになったのか模索する。
現代の英米表現文化A
現代の英米小説を取り上げ、英語の小説の読み方を学ぶとともに、
それぞれの国、地域における女性を取り巻く社会環境、さらに女性
の生き方についてフェミニズム的な視点から比較・考察する。授業
では、アメリカ南部の「地方主義」に徹したユードラ・ウェル
ティ、ドイツ系アメリカ人作家K. ヴォネガット、アイルランドの
小説家エドナ・オブライエン、ブッカー賞受賞作家のA. S. バイ
アットらの短編小説を取り上げ、精読する。個々の作家の創作的特
徴を捉えながら、それぞれの地域的及び文化的特色についてディス
カッションも行う。
現代の英米表現文化B
現代の英米小説を取り上げ、英語の小説の読み方や文芸作品の分析
の仕方を学ぶとともに、そこに描かれる社会が内包するさまざまな
問題について社会・文化的観点から考察を行う。授業では、アフリ
カの植民者を題材とした、ポスト・コロニアル的特徴をもつミリュ
エル・スパークの短編集を中心として、老いの問題を扱ったスーザ
ン・ヒル、アメリカの人種差別や性差別の問題をテーマとしたト
ニ・モリスンらの作品を精読し、それぞれの時代背景などについて
分担発表を行う。
現代のヨーロッパA
本講義は、ヨーロッパにおいて重要な位置を占める国である、ドイ
ツ連邦共和国の理解を深めることを目的とする。具体的には、第二
次世界大戦の終結(1945年)から東西ドイツ分裂の時代を経て、ド
イツ統一(1990年)へと至る歴史を辿りながら、ヨーロッパ統合の
動きの中でのこの国の位置づけ、環境問題に対する取り組み方な
ど、現代のドイツ社会を知る上で有益な問題について論ずる。
現代のヨーロッパB
この講義では、現代のフランスがおかれている状況を知る上で重要
と思われるテーマをいくつか選び、それについて社会学的な観点か
ら考えていくことをめざす。たとえば、フランスにおける労働時間
の短さや出生率の高さはよく知られているが、その一方で失業率の
高さや治安の悪化など、フランス(とヨーロッパ諸国)に特有の問
題もある。もちろん、これらの問題は単独で存在しているわけでは
ない。それは、労働の問題とジェンダーや移民の問題は密接に関連
しており、 移民の問題は宗教の問題やグローバル化の問題から切
り離すことはできないことからもわかるだろう。こうした諸問題の
関連に注意しながら、フランス人たちがどのような解決策を模索し
ているのかを考えていく。
現代のアジアA
現代中国(1949~2009年)を対象に、主に1970年代末から現在ま
でを歴史的に概観します。今日の急速な発展につながる近代化政策
が曲折を経て進んできた過程を解説します。その後、今日の中国が
抱える難問のいくつか(日中外交関係、歴史認識問題、民主化のゆ
くえ、経済格差の拡大、少数民族問題や台湾問題など)を取上げま
す。適宜、ビデオ教材なども利用しながら、自信と不安とを内包す
る中国の実像に接近してみたいと考えます。
現代のアジアB
グローバリゼーションの進展とともに、リージョナル(地域的)な
統合も各地に起こっておる。EUに代表されるような統合は濃淡の差
こそあれ、北アメリカ地 域(自由貿易)でもバルカン諸国(環境
保護)でも起こっている。同じように、東南アジア地域でもASEAN
諸国内での共同体化、さらに日本、中国、韓国を 含んだ拡大
フォーラムも形成されてきている。今日の政治経済状況下にあっ
て、なぜ地域共同体が必要とされ、促進されるのか。ASEAN各国の
現状の理解を 深めつつ議論する。
現代のアジアC
この授業では主に、現代の韓国や北朝鮮の社会や文化の変容が、い
かなる歴史的・社会的背景から生じたかを考察します。講義を通じ
て知識の幅を広げ、さまざまな角度から朝鮮半島の実像に迫り、理
解を深めることを目的とします。配付資料の他に、映画やドキュメ
ンタリーなど映像資料を活用して、朝鮮半島の文化や社会への理解
を深めていきます。
46
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
現代の中東
中東入門において取り扱ったさまざまなテーマのうち、紛争問題に
焦点を当てて講義を進める。主としていわゆるパレスチナ問題を対
象とするが、必要に応じてイラク情勢やイランの核開発問題、ある
いは国際テロ等の問題にも論及する。
現代のオセアニア
近代以降の覇権国家とオセアニアとの関係を見ていく。この地域ほ
ど大国に翻弄され続けている所は、ないからである。特にテキスト
は定めないが、その都度必要な著書を紹介したり、資料を配布して
ゆくつもりである。
現代のラテンアメリカ
現代ラテンアメリカの諸側面(対外関係・政治・社会・文化・文
学・国民性)などの基本的な知識・理解を得るようにします。 授
業計画ラテンアメリカの抱えるさまざまな問題とともに変化の現
状、またラテンアメリカの魅力を探ります。そのための方途とし
て、まずラテンアメリカ地域に20世紀はじめ以降決定的な影響力
を及ぼした米国との関係を見逃すことはできません。さらにこの地
域が独 立後、近代化の過程でどのような困難に立ち向かわなけれ
ばならなかったか、またその際にどのような国家政策として表現さ
れたのか、さらにラテンアメリカの経済がどのような国際環境のも
とで国際経済システムへと編入されるに至ったのか。それからマチ
スモなどの独特の社会文化やカトリック信仰を軸にした個人・共同
体での生活はどのようなものか、さらに、現在のラテンアメリカの
人びとは何に信を置いて、何を当てにしていないか、などいくつも
の疑問が出てきます。それらにたいして基本的な説明の一部が紹介
されます。また、ビデオ鑑賞を授業に取り入れて、ラテンアメリカ
の魅力を探る予定です。
宗教と国際社会
いわゆるウェストファリア体制の文脈において政治から切り離され
た宗教が、最近の国際政治の領域で「復権」しつつあるかのように
見える。政治、あるいは国際政治の場面において宗教を意識せざる
を得なくなっているのはなぜなのか。宗教と国家、ないし宗教と政
治の関係が変質したのだろうか。もし変質したとすれば、何がどの
ように変質したのだろうか。この講義では以上のような問題関心を
軸に、「政教分離」や「原理主義」の問題を考えて行く。
日本研究入門A
日本の古代神話を読んで、その意味を理解し、そこに描かれた豊か
な世界観に触れる。神話とは、人間が世界や自分の存在の意味につ
いて深く考えた物語である。「人類最古の哲学」と呼ぶ人もいる。
ところが現代の私たちは、自分たちの先祖が語り伝えてきた神話さ
えほとんど知らない。日本には8世紀にまとめられた『古事記』・
『日本書紀』という貴重な文献がある。この中には、当時語り伝え
られていた神話や伝説が、宇宙の発生から始まる大きな物語として
書き残されている。この講義では、日本の神話をできる限り分かり
やすく解説して紹介し、古代の日本の人々の豊かな精神世界に触れ
てもらうことを第一の目的とする。自分たちの文化について理解す
るためには、まず神話に表された我々の世界観を知ることが大切な
のである。
日本研究入門B
日本研究A
(英文)Many of the everyday cultural and social patterns
that we recognize as distinctively “Japanese” have their
origins in the Edo period (1603-1867). In this class we will
study everyday life in Edo period Japan and try to answer
two basic questions:
1) What was the quality of life for ordinary people in Edo
period Japan?
2) How did the living standards of ordinary people in Edo
period Japan compare with those in the West at the same
time?
You will hear lectures and read about Japan in English, and
you will be encouraged to compare Japan with Western
countries.
(和訳)日本特有と思われる社会や文化的要素の多くは江戸時代
(1603~1867年)に原点を持つと考えられます。この授業
では江戸時代の日常生活を研究し、下記点について考えます:
1) 江戸時代の日常的生活はどのようなものだったのか。
2) 江戸時代の生活水準とその同じ時代の西洋社会との比較。
授業を英語で行い、江戸時代の日本と当時の西洋の比較をします。
日本の神話と海外の神話との比較を通して、日本の基層文化とその
成り立ちについて考える。日本の古代神話は日本の文化の成立につ
いて、私たちに様々なことを教えてくれる。この講義では、神話の
分析を通じて縄文時代にさかのぼる日本の基層文化 について探っ
ていく。一万年続いた縄文の文化は、現代も私たちの心の基盤と
なっているのである。また日本の神話と国外の神話とを比較する比
較神話学の成果を紹介し、日本の基層文化が世界のどのような地域
と密接な関係をもち、どのように成立したかという問題についても
考えていくことになる。
47
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
日本研究B
(英文)In the second half of the 19th Century, a newlyformed Meiji government aimed to transform Japan into a
modern Westernized society. Using especially the comments
written by international residents of the day, we will study
some of the ways in which the daily lives of ordinary people
changed in Meiji Japan (1868-1912).You will hear lectures
and read about Japan in English, and you will be encouraged
to compare Japan with Western countries.
(和訳)19世紀後半に新設された明治政府は西洋文化を取り入
れ、近代国家の建設を目指しました。この授業では当時の外国人の
残した資料を参考に、国民の生活をどのように変化かを研究しま
す。授業を英語で行い、明治時代の日本と当時の西洋の比較をしま
す。
キリスト教と日本
テーマは「日本におけるキリスト教と社会の相互影響」です。内容
は、日本社会に大きな影響を与えたと思われるキリスト教徒やキリ
スト教的ことがらを取り上げ、日本におけるキリスト教と社会の相
互影響について考えます。具体的には、フランシスコ・ザビエル、
バチェラー・八重子、北原怜子(アリの町のマリア)、沢田美喜、
及び日本におけるクリスマス、結婚式、キリスト教主義学校、キリ
スト教会などについて学びます。ビデオやDVDも用いて、できるだ
け立体的に学習内容を把握できるように努めます。
日本史概説
日本において「秩序」というものが、どのように形作られてきたか
を考える。特に現代日本国家を形作る上で決定的な意味を持った昭
和期の戦争に焦点を当てて考えてみたい。
日本文化研修
アマテラス、スサノヲ、オオクニヌシなど、日本の古代の神々の物
語は、1300年前にまとめられた『古事記』『日本書紀』などの書物
の中にある。宇宙のはじまり、最初の男女、生と死の起源、家族、
農業、国家の起源など、私たちにとって大切な物語がいきいきと語
られている。ここに表された世界観は今日に受け継がれ、私たちの
ものの考え方の基盤となっているのだ。記紀神話は8世紀のはじ
め、大和(奈良)に都をおく貴族たちを中心として編纂された。こ
の講義では各自のテーマを設定し、事前の研究を進めたうえで、か
つて「日本」という国を生み出し、神話の世界観を共有する人々が
生きた1300年前の都の地へ行く。研修後、報告書を提出する。
日本文学
文学は「思考の器」といわれるように、文学作品には様々な問題が
内包されている。日本社会は戦後の日本国憲法の成立、民法の改正
によって、明治以降の日本社会を形成していたモラルや家族関係、
男女の関係性が大きく変容した。そうした現象は文学作品でも数多
く描かれている。とくに女性の生と性の在りようは多様な変化をみ
せた。日本の現代文学を軸に、社会状況の変遷も視野にいれつつ恋
愛・ジェンダー・セクシュアリティ・ファッション・家族・言語と
いった問題が、どのように捉えられていったかを考察する。
日
本
文 日本語教育法AⅠ
化
科
目
群
日本語教育とはどのようなものか理解する。日本語教育の目的は日
本語を母語としない人に語学としての日本語を教えるだけでなく、
日本の習慣・伝統・社会 (=日本事情)について広く理解しても
らうことも含む。その対象者は日本国内の留学生、外国人児童生
徒、技術研修生、ビジネス関係者をはじめ、海外で学ぶ 学習者な
ど多岐にわたる。この授業では、日本語・日本事情教育を必要とし
ている人たちについて学ぶと同時に、日本語を外国語として分析
し、日本 の習慣・伝統・社会を外国人の視点から捉える訓練をす
る。そして、説明を求められたとき、客観的な説明が出来るよう日
本語と日本事情についての基礎的な知 識を身につける。
日本語教育法AⅡ
「日本語教育法AI」の続きの授業である。日本語教育とはどのよう
なものか理解する。日本語教育の目的は日本語を母語としない人に
語学とし ての日本語を教えるだけでなく、日本の習慣・伝統・社
会(=日本事情)について広く理解してもらうことも含む。その対
象者は日本国内の留学生、外国人児童 生徒、技術研修生、ビジネ
ス関係者をはじめ、海外で学ぶ学習者など多岐にわたる。この授業
では、日本語・日本事情教育を必要としている人たちに ついて学
ぶと同時に、日本語を外国語として分析し、日本の習慣・伝統・社
会を外国人の視点から捉える訓練をする。そして、説明を求められ
たとき、客観的な 説明が出来るよう日本語と日本事情についての
基礎的な知識を身につける。
日本語教育法BⅠ
日本語教授法の基礎を身につける。現場の教師が実際に授業を行う
上で直接的に必要な知識とスキルを学ぶ。具体的には、以下の項目
を網羅する。(1)教室活動の種類と目的、(2)教材・教具の分
析と作成、(3)談話分析、(4)コース・デザイン、(5)評価
方法、(6)日本語教育文法。
48
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
日本語教育法BⅡ
「日本語教育法BI」の続きである。現場の教師が実際に授業を行う
上で直接的に必要な知識とスキルを学ぶ。具体的には、以下の項目
を網羅する。(1)教室活動の種類と目的、(2)教材・教具の分
析と作成、(3)談話分析、(4)コース・デザイン、(5)評価
方法、(6)日本語教育文法。
日本語教育法CⅠ
日本語教員になるための資格の一つである「日本語教育能力検定試
験」の範囲を出来る限り網羅し、学習する。日本語教育に必要な知
識は文法や教授法にとどま らず、異文化間教育、第二言語習得
論、日本語教育史、社会言語学など多岐にわたる。検定ではこれら
すべてが範囲となるため、それぞれについて基礎的な知識 を押さ
えておく必要がある。検定を受けることは前提としないが、検定で
問われる内容は日本語教師として必要な知識である。
日本語教育法CⅡ
日本語教育法CIの続きである。日本語教員になるための資格の一
つである「日本語教育能力検定試験」の範囲を出来る限り網羅し、
学習する。日本語教育に必要な知識は文法や教授法にとどま ら
ず、異文化間教育、第二言語習得論、日本語教育史、社会言語学な
ど多岐にわたる。検定ではこれらすべてが範囲となるため、それぞ
れについて基礎的な知識 を押さえておく必要がある。検定を受け
ることは前提としないが、検定で問われる内容は日本語教師として
必要な知識である。
日本語教育法DⅠ
日本語を実際に教えるために必要な「教材分析」、「教材開発」、
「教案作成」を学び、「模擬授業」を行う、実践中心の授業であ
る。日本語教師になったこと を想定し、一人ひとり授業計画を立
て、教案・教材を作り、教えられるようになることを目標とする。
授業はセミナー・演習形式で行う。
日本語教育法DⅡ
日本語を実際に教えるために必要な「教材分析」、「教材開発」、
「教案作成」を学び、「模擬授業」を行う、実践中心の授業であ
る。日本語教師になったこと を想定し、一人ひとり授業計画を立
て、教案・教材を作り、教えられるようになることを目標とする。
授業はセミナー・演習形式で行う。
Japanese Culture and History
日本文化はアニメ、漫画、食、ファッション、映画や文学により、
世界から注目を集めています。日本は世界の中でも創造力に富んで
いる「ポストモダン」文化の先進国として知られています。しかし
現在の日本文化は2000年以上にも逆のぼる伝統や風習の積み重ねで
あります。日本は中国文明圏の周辺に位置し、その大きな影響を受
けながら独自の文化を創り上げてきました。この授業では今まで常
に変化を遂げてきた日本の文化について勉強していきます。
日英語比較対照研究
日本語と英語は、語族が明らかに異なることから、従来極めて異な
る言語であると考えられてきましたが、「人間の言語」という観点
から見ると極めて類似していることが、生成文法を中心とする理論
において明らかになっています。この観点から、これら2つの言語
間に見られる対称的類似性を軸とする比較統語論の観点から両言語
の言語事実を具体的に分析することによって、日英語比較研究が英
語の学習にも極めて有効であることを学ぶことを目的とします。
日本の文化A
日本の人々は古来、時の流れをどのように区切り、その節目節目を
通り過ぎるためにどのような祭りを営んできたのだろうか。まずは
暦、時刻、方位などの基礎的な知識を学ぶ。そのうえで、再生の祭
りとしての正月をはじめとする年中行事、さまざまな民間信仰、習
俗などを取り上げ、源氏物語、今昔物語集などの古典文学作品など
に描かれたそれらの様子から映像に収められた近現代の姿に至まで
を通観する。また古代神話や昔話・伝説との関わりに注目しつつ、
さまざまな行事や習俗などのもつ意味や、その背後にある日本人の
伝統的な世界観を探っていく。
日本の文化B
日本の文化は「ヤマト文化圏」だけでなく、「アイヌ文化圏」「琉
球文化圏」などと多層な構造を持っている。多層性をもつ日本文化
を理解するために、ここでは琉球・沖縄の文化を軸に日本の文化に
ついて考えていく。一つの王国としてあった「琉球」は、日本と中
国の影響を受けつつ独自の文化を形成していった。日本の一県と
なった「沖縄」にもその影響は色濃く残っている。現在も琉歌や
ヒップホップで歌われるウチナー語、本土とは異なる祭祀儀礼など
を通して「もう一つの日本文化」を考察する。
49
備考
授 業 科 目 の 概 要
(国際社会学部国際コミュニケーション学科)
科目区分
授業科目の名称
講義等の内容
国際コミュニケーション特殊講義A
国際的な場で日本の文化についてたずねられたとき、私たちはきち
んと説明することが出来るだろうか。この講義では、成人式、結婚
式、葬式などの人生の通過儀礼や、出産・成育などの民俗、さまざ
まな民間信仰、年中行事などを通して、日本の伝統的な世界観に触
れる。私たちは、神や死者などとどのように関わり合い、子供、大
人、女性、老人などについてどのように考えてきたか。自分たちの
伝統的な文化について知ることは、国際社会に関わろうとする、私
たちの基盤となるだろう。
国際コミュニケーション特殊講義B
本講義はロシア、旧ソ連諸国、東欧という非常に広大な地域の現代
情勢を学びます。この地域は冷戦時代に社会主義圏として一緒に語
られてきましたが、冷戦終了後はEUやNATO加盟を通じて欧米との結
びつきを強化する国々、しかし経済的にはロシアの資源に依存する
国々など旧社会主義圏では新たな地域統合・国際関係が進行中で
す。本講義では旧社会主義圏における最近約20年間の体制転換の動
きと政治経済、国際関係を学びます。
国際コミュニケーション特殊講義C
この授業は「映像で学ぶアフリカ」と題し、映像と講義をとおして
アフリカのさまざまな話題について学んでいきます。この授業の目
標を一言でいうと、他人を知ることをとおして、自分の視野を広げ
ることです。私は授業をとおしてみなさんといっしょにアフリカに
暮らす人びとの現在を知り、人びとの暮らしや生き方に反発や共感
をおぼえることで、私たちじしんの生きる意味をあらためて考え
る。そんな機会にしたいと考えています。そこでまず、全体像をつ
かむために、アフリカを理解する3つの視点について学びます。そ
のあとで20世紀後半に独立したアフリカ諸国がかかえる問題とは
何かを、政治、経済、文化の順に整理していきます。次に、アフリ
カがいま直面している困難について、グローバル化、開発と援助、
HIV/エイズの順にとりあげます。アフリカは現在、内戦や紛争、飢
餓と貧困、自然災害、環境破壊、疾病など、さまざまな困難に直面
しています。そこで授業では映像をとおして、上記の話題について
学んでいきます。最後は締めくく りとして、日本人のアフリカ観
をとりあげます。
英米表現文化特殊講義
20世紀初頭に活躍した作家、ジェイムズ・ジョイス、ヴァージニ
ア・ウルフ、E. M. フォースター、D. H. ロレンス、T. S. エリ
オット、マンスフィールドの小説や詩を取り上げながら、モダニズ
ムの全体像を実証的に検証する。さらに、他の芸術分野からの影響
を考えながら、これらの作家を従来とは異なる小説形式や表現手段
へと突き動かしたこの時代の芸術思潮について考察する。授業は講
義形式で行うが、受講者はそれぞれ担当の作家を決め、その作家の
特徴をまとめてクラスで分担発表を行い、比較・考察する。
特
殊
講
義
50
備考