資料 - 和光市

ふくし環境部会 事前課題まとめ
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住まいの確保
(GH/CHの設置、体験型GH/CHの確保、年金の範囲内での住まいの確保)
・今後複数の事業者が設置・運営していくのが理想だが、市が設置しないのであれば、設
〔山本委員〕 置しやすいように補助や何らかの仕組み(土地や建物を提供してくれた方への優遇措置
等)を検討する必要がある。
・体験型だけを作るのは難しい(家賃・人件費等)と思う。GH/CHの可能性も含め、(市営
住宅があれば良かったのだが無いので)公団との交渉は必要だが西大和団地等の空家
を優先的に活用させてもらえないだろうか。
・年金2級と工賃だけで暮らしていく場合、生きていく最低限の金額を除けば手元にはほと
んど残らない。家賃負担を軽減することが、一番実現できるのではないか。
障害者が親亡きあとを含めて安心して暮らせる住まいの確保が必要と考えます。時代は、
〔森田委員〕 施設で暮らす時代から、地域で暮らす時代に変わっています。自治体で積極的に設立して
いただくようお願いしたい。
〔工藤委員〕
〔守る会〕
必ずしも1から建てるのではなく、既存のアパートや公団の建物を借り上げる方法も考えて
みては良いのでは?
・地域生活を原則とし、家賃補助、保証人、バリアフリーのための改築、複数同居のため
の改修費の援助、助成。
・行政の公営住宅、民間住宅の斡旋。
・雇用と結ぶ賃金アップ、同時に通所施設の最低賃金保証とアップ
〔高田委員〕 共生型ではなく、障害別のケアホームがほしい。
〔関委員〕
・和光市で現在進行中の「先進的複合型福祉施設」の一環としてのGH設置を計画どおり
実現して欲しい。
・事業者公募の選定が決定した時点で、利用予定者、家族の要望、意見を伝え、加味した
GHを実現して欲しい。(GHでの生活費用、室の機能、広さ等)
・体験型CHの設置についてはぜひ対応して欲しい。
当院でもGH設置を検討してもらうよう打診しているが、現状すぐには難しい。施設という形
を作るのが難しい中で、当院独自の働きかけとしては、GHの設置ができない代わりに平
成16年から病院に隣接するアパートに患者様が入居できるうように調整。4F建のアパー
トの4F部分に女性患者の入居を開始。平成18年に入りもともとは女性専用アパートで
あったが、3F部分に男性患者の入居を開始。3F4F併せて計28部屋が入居可能で現在
〔田村委員〕 は20名程の患者が入居し生活をしている。そういった独自の取り組みをしながら長期入院
患者の退院促進・地域定着を図っている。ただ、実際には年金の範囲内での住まいの確
保は難しく、やはり金銭的に難しいという場合は現状は生活保護の申請を行い生活を行っ
ている。皆施設で出来る事を希望しているが現実的にはなかなか金銭的な問題や運営管
理・職員確保の現状等もあり難しい。その為にはやはり国や市の補助金なくしてはならな
いのではないか。
GHやCHが市内に増えていくのが理想だが、市が公設で設置するのは難しいため、誘致
するための方策を検討する必要がある。市からの財政的支援がないと、なかなか誘致も
〔冨澤委員〕
進まないと考えられるが、現在の財政状況や財政方針では補助金の新設等も難しいのが
現状である。GH/CHの家賃補助について検討していく。
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ふくし環境部会 事前課題まとめ
2 短期入所の確保
知的障害のある成人に関しては、すわ緑風園が利用しやすくなるのがいいと思うが、本当
に緊急な時の利用が難しいということで、そのための対策が必要。児童に関しては、児童
〔山本委員〕
のための施設が近隣にないため、市内の利用者に関してのみ考えるのであれば、発想を
変えてみることはできないか。
すわ緑風園の短期入所の増床は、難しい現状です。短期入所を利用する多くの方は、施
設入所を待っている方だったり、中長期的に利用が必要だったりする方です。すわ緑風園
の短期入所は、そういった方が毎月定期的に利用され定員が埋まっています。現在施設
〔森田委員〕 入所をしている方も含めて、GHやCHで居住可能な方は移行することにより、本来緊急避
難的に施設を必要とする方にあけることができるのではないか。ただ、他市を巻き込んだ
取り組みにしていく必要がある。日中一時支援事業も利用可能だが周知不足。また、申請
が毎回必要となり、使い勝手が悪い。
〔工藤委員〕 ・緊急を要するため、総合福祉会館の利用の仕方を見直してフル活用する。
・総合福祉会館の決まりを変更することはできるのか?
・GH、CH内の設置が一番合理的だと思う。
〔守る会〕
・市内、近隣の支援施設、医療機関との契約により緊急時のベッドを確保すること。
〔玉津委員〕 マンションの空き室とかを利用できないでしょうか?
〔高田委員〕
〔関委員〕
緊急時に利用確保ができる部屋があり、和光市内にあるのが望ましい。ゆめちかの一部
を開放して利用できると良い。
和光市内および近隣都市の病院等で設置できないか検討して欲しい。
(埼玉県内に精神障害者向けのショートステイは現在3ヶ所(鴻巣、越谷、熊谷)しかな
く、和光市からかなり遠いため活用しづらい状況にある。
家族に何かあった場合等に利用できるショートステイ先は現実的に少ない。ショートステイ
を利用するために施設を持っている病院に転院している患者様もいるのが現状。そういう
場がない中で当院では本来の入院の姿とは違うがショートステイのような形で入院を利用
〔田村委員〕 する人もいる。入院は本来は本人の希望や家族の希望、そして医師の判断にもよるが病
院は家族の事情を考慮して入院対応する場合も多い。病院に限らず、患者様にとって相
談できる場・信頼できる場・何かあった時に頼れる場があることが重要だと思う。こちらもG
H/CH等と同様に国や市の補助金なくしてはならないのではないか。
共生型施設に短期入所の居室を確保するというアイデアがあるが、土地が狭く、建物のス
ペースから考えると、単独で短期入所のための居室の設置をすることは難しい。グループ
ホームやケアホームの一室を体験型や短期入所のために使うとなると、運営(経営)上の
〔冨澤委員〕
問題があり困難である。
また、総合福祉会館での短期入所の実施については、検討事項や解決する課題が多く、
実施の可能性について十分に検討する必要がある。
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日中活動の場
(居場所(集える場所)の確保、デイケア施設の整備)
・居場所に関しては、単独でどこかに設置するのは無理だと思う。現在違う用途で使ってい
〔山本委員〕 る所を利用するか、新しく作るのであれば他の機能を兼ねたものを考えないと、維持でき
ないと思う。
・デイケア施設に関して、スタッフの安定確保を考えると、自立支援法(名前が変わったとし
ても)等制度にのっとったものを作らなければならず、そのためには最低限の人数の利用
者が必要となる。理想的には、タイプの違う(選べる)デイケアが市内に複数あったほうが
いい。
〔下川委員〕
地域の集会場、空店舗の活用利用。ボランティアによる世話人の確保。既存の施設のフ
リースペースの利用。軽食が取れるとよい。
〔森田委員〕 周知が不十分で活用されていないように思われます。
〔工藤委員〕 それぞれの障害の状況で必要としているものに差があるように思います。(居場所)
〔守る会〕
市内の空き家、空き店舗等を利用して相談窓口、スタッフを常駐し、社会的に孤立しがち
な障がい者、一人住まいの高齢者、社会的弱者の居場所をまず設営し、地域との連携と
NPOや団体で運営する。
地域支え合い拠点「たまりば」では、授産製品の販売を行うほか、地域の方が立ち寄りお
しゃべりをするなどの交流があります。たまりばでの交流を通じて、地域のチャレンジドの
〔野川委員〕
方のエンパワメントにつながる実践が複数報告されています。今後も拠点機能の充実に
努めてまいります。
『障害者の相談室兼いこいの仲間サロン』 市内のコミュニティーセンターを活用する。白
子コミセン、吹上コミセン、新倉コミセンの片隅でも良いので、週に2日(半日)あるいは週
〔玉津委員〕 に1日(終日)、相談員1人と世話係の方(ボランティアかヘルパー)に来てもらい、3ヶ所の
コミセンを巡回する。障害者も親に言えないことでも気軽に相談できるところがあれば気分
もすぐれると思う。
場所があっても、介助必要者(トイレ等)へ手をさしのべてくれる人がいないので利用でき
〔高田委員〕 ない。また、一人で外出できないのでボランティアがほしい。話を聞いてくれるだけでなく、
一緒に行動してほしい。
〔関委員〕
居場所の確保
・ 1例として地域活動支援センターの日曜日開所を要望。
・ あるいは、近隣都市の例(別添参照)のように、駅周辺でかつ障害者団体協働で行政
の補助金等を活用した運営が望ましい。その場合、ただ単に居場所を確保するだけでな
く、簡単な悩みごとなど相談相手になっていただけるスタッフの配置が望ましい。併せて喫
茶設備があると、なお良い。
デイケア施設の整備
・ 地域移行の一環として病院等が運営するのが望ましい。デイケア本来の目的である決
まったリズムのある生活を営むことで、生活時間の管理能力を持たせることや、仲間と一
緒に何かをすることで、自主性と協調性を培うことができる。また、ゲームや簡単な手作業
を通して、社会復帰の体力と作業能力を維持、向上させることができる施設が必要。
・ 現行の地域活動支援センターを活用する方法も考えられるが、病状が比較的経度の方
の通所施設で、就労支援、社会生活訓練等自立の一歩手前の対応となる。また、定員が
19名と利用人数が限定されるため、別個の施設対応が望ましい。
土日祝日・年末年始、病院は365日OPENしている。当院でも休みの日になると1F待合
室にはかかりつけの患者様がやってきてTVを見たり夏場は涼んだり、知らぬ間に数名集
まって談笑したりしている。気軽に集える場があるという事が患者様の安心に繋がってい
〔田村委員〕 ると思われる。前回の部会で総合福祉会館は土曜日も開いているということを知った。患
者・利用者だけでなく関わっている人(病院職員だったり)にまずは今ある社会資源をもっ
と周知してもらえるような働きかけも必要と思う。その上であと何が不足しているかを考え
た方がよいのではないか。
〔冨澤委員〕 現在ある施設を周知して、利用の拡大を図っていく。
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ふくし環境部会 事前課題まとめ
4 相談支援体制の整備
本当は通所等サービス事業をしていない市や法人が相談支援をしたほうがいいと思うが、
今後課せられる相談支援内容を考えると、サービス利用者に限り事業者が支援を行った
ほうがいいように思う。しかし県の相談支援者のための研修が少なすぎ、研修を終えたス
〔山本委員〕
タッフをおける法人は多くはないのではないか。市から県に追加研修の実施を働きかけて
もらったり、市に何らかの工夫(相談支援事業者を増やすための)をしてもらう必要があ
る。
〔下川委員〕
気軽に相談できる場所が必要。障害者が出向いていくのに近いところがよい。そのために
地域密着の施設が多機能な支援が出来るとよい。
相談支援の充実が必要であり、人員的な体制強化が必要ではないか。日中活動の場の
職員や居場所(集える場所)等のボランティアさんでも窓口的な相談が可能ではないか。
〔森田委員〕 また、そのような相談が受けられるよう、市が講座などを開催したらどうか。
すわ緑風園では、知的障害者の支援方法、健康相談、栄養相談等、受け入れることが可
能です。
〔工藤委員〕
今の地域生活支援センターでは、用が足りていないのでしょうか?今の時点で、不便さは
感じていません。ただ、人員の増員は希望します。
〔守る会〕
核家族、高齢化の障がい者家族の孤立化、阻害感、排除感、を放置しないため、救済の
ための相談には迅速な訪問、本人以外からの相談にも行政、医療機関、障がい者団体等
と連携をとる。初期動作を迅速にするためのスタッフの増員。
・社協運営のチャレンジド施設(生活介護施設さつき苑・就労継続支援B型施設すまいる工
〔野川委員〕 房・地域活動支援センターゆめちか)では、利用者からの相談のほか、市民のみな様から
の相談を受け付けており、今後相談しやすい窓口としてのPR活動を強化していきます。
・社協は気になることを気軽に相談できる窓口として様々な相談を受け付けておりますが、
和光市役所と連携し、「和光つながるナビ」としてHPなどでPRを行っています。
・自立支援法上の指定計画相談支援事業については、実施することが可能か検討中で
・和光市民生委員児童委員協議会事務局を担当しており、地域の困りごと相談を受ける
民生委員児童委員の活動を支援しています。
・傾聴ボランティアサークルによる傾聴活動の支援として、講座等によるボランティアの養
成、サークル活動の支援を実施しています。
〔関委員〕
相談支援事業
・現在市で考えている地域生活センター(直営)と丸山台の事業所(委託)の2ヶ所方式を
是非実現して欲しい。現在窓口が多く、どの相談をどこで行っているかマニュアル等を作
成して市民に啓発して欲しい。
計画相談支援
・障害者団体との協働による指定特定相談支援事業所の設置ができると良い。相談支援
員の数の確保とともに質の確保が図れると思う。検討してはどうか。
今の地域生活支援センターの相談支援体制では絶対的にマンパワーが足りていないと思
われる。また保健センターとの連携がどこまで取れているのか疑問。とにかくまずは相談
〔田村委員〕
支援員の人員を増やしていただければと思う。また障害のサポートも介護保険制度と同じ
ようなサポートの体制が受けられるとよいのかもしれない。
〔冨澤委員〕 相談支援事業について
・ 地域生活支援センターの相談員が現在1名欠員の状態である。引き続き募集を周知
し、相談員の欠員補充に努める。
・ 地域生活支援センター(直営)、丸山台の事業所(委託)の体制に向けて、整備を行って
いく。
計画相談支援事業(指定特定相談支援事業所の確保)
・ 計画相談支援事業に関する説明会を実施する(10月を予定)
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5 リハビリの充実
どのような内容のリハビリをどのくらいの人が必要としているのか。そのリハビリが可能な
〔山本委員〕 ところはどのくらいあるのかがわからないと、どういうことが必要とされているか見えてこな
い。
チャレンジド水泳教室、チャレンジド卓球大会等よいリハビリの機会があるのに、周知され
〔下川委員〕 ていないのが残念。また、新たに項目増になればよいが、会場までの送迎が自立でいけ
ないメンバーの考慮。
〔工藤委員〕
障害を担当できる専門的PTが圧倒的に少ないことが問題。訪問看護ステーションなどの
PT配置は考えられるのか?
〔守る会〕
自立支援医療の施設の充実と総合的な専門医の増設、増員。紹介を支援センターで行
・ 地域活動支援センターゆめちかでは、理学療法士を配置し、地域での生活を送るため
に必要なリハビリを実施しています。
〔野川委員〕
・ 生活介護施設さつき苑では、日中活動の中で声を出したり体を動かしたりする活動、看
護師による体調管理を取り入れています。
〔高田委員〕
国の規定でリハビリを切られてしまうので、地域で続けられるようにして欲しい。現状維持
が大事です。
〔関委員〕
前項のデイケア設備の整備参照。
病院でのリハビリには3ヶ月ないし6ヶ月と期間が設けられており、その後は通院でリハビ
リができる人は問題ないと思われるが、リハビリを行いたくても行えず自分自身でリハビリ
をしていかなければならない患者様が多くいる。特に精神疾患を抱えている方でリハビリ
〔田村委員〕
が必要な方を受け入れてくれる病院は少ない。介護保険制度が使用できる年齢になれば
少しはリハビリも行えるかもしれないが、障害だけの方はなかなか難しい。リハビリ病院で
のリハビリが終了した方が今後の機能低下を防ぐ為の施設があれば望ましい。
〔冨澤委員〕
地域活動支援センター(ゆめちか)で、障害福祉サービスの自立訓練(機能訓練)を実施で
きないか。
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