改変Ver、SoundEngine の使い方 [278KB pdfファイル]

SoundEngine
の使い方
Music CD を作るときに、元の音データに対して加工しなければならないことがあります。
たとえば曲の出だしでフェイドインをかけるとか、音楽に音声をオーバーラップしたりとか、音量の調節などいろいろ
な要求がでてくると思います。こういうような音データを編集するには波形編集ソフトというものを使います。ここでは、
とても使いやすく機能の多い国内ソフトで SoundEngine Free というものを紹介したいと思います。それにこんな優秀
なソフトがフリーウエアなのです。
まずこのソフトの導入の仕方について説明します。
1. SoundEngine の ダウンロードページ for Windows リリース版 のなかにある SoundEngine Free をクリ
ックし、soundengine_free_441.msi をダウンロードしてください。
2. ダウンロードしたファイル ssoundengine_free_441.msi をダブルクリックするとインストールが始まります。
3. 表示される手順に従ってインストールを終了させます。
以上でインストールは終りです。
起動
1. インストールで自動的に生成されるショートカットアイコン
SoundEngine Free をクリックすると立ち上がります。
2. メニューの 「ファイル」⇒「開く」 を選択するとダイアロ
グが開き、ここで編集したいデータファイルを指定しま
す。 DOS ウインドウに変換の進行状況が表示され、
完了すると波形が表示されます。
削 除
ここからは、この波形に対して手を加えていくことになります。
たとえば 下図のように削除したい先頭箇所でカーソルメニューで左クリックした後、押したままドラッグして終端箇所
で離す操作によって指定します。(指定された部分が反転表示されます。)
指定したら、メニューの「編集」⇒「削除」を選択すれば削除された状態が再表示されます。
別の方法として、反転した場所にマウスカーソルを置き、右クリックするとメニューが現れるのでそのなかの 「削除」
を選択しても同様です。誤って削除したときは 「編集」⇒「元に戻す」 で削除する前の状態に戻りますので心配ご無
用です。
音量調整
よく使う波形編集のコマンドとしては 音量調節、フェード
イン、フェードアウト、ミックスなどがありますが、ここでは
音量調節について説明します。
(ほかの機能についてはヘルプファイルをご参照くださ
い。)
まず、音量を変更したい先頭箇所でカーソルメニューで
左クリックした後、押したままドラッグして終端箇所で離す
操作によって指定します。(指定された部分が反転表示
されます。)
メニューから 「音量」⇒「ボリューム音量調整」 を選択
すると下図のようなボリュームダイアログが表示されます。
この中にある 「ノブ」 を操作することにより、パラメターを設定できます。 (操作方法は後述の表をご覧ください)
この「ノブ」の使い方は下の表のとおりです。
(円の部分)
コントロールノブ
【注】
白い小さな丸の部分が現在の値。
(1)マウスカーソルをノブの上においてから画面の上下方向に動かすと、ノブが増減方向に
回転して値を変えることができます。
(2) ノブを右クリックすることで ゼロにリセットできます。
(3)ホイールマウスのホイールを回すことでノブをまわせます。ただし ドライバ等によっては
まわせないこともあります。
(四角のボックス)
四角のボックスに現在のパラメタの値が表示されます。 ダブルクリックすることで、エディット
コントロールエデ
ボックスに数値を入れて編集できます。
ィタ
ノブの使い方はすべての機能で同じように使えます。
【注】 旧バージョンで使えた操作 《カーソルを 「ノブ」 の上に置きキーボードの
「→」 「←」 でノブが右左に回り音量を調整》 が使えません。
「+」 「-」
または矢印の
設定が終わったら 「OK」 をクリックすると指定した部分が音量が変更された状態を再表示します。
誤って音量を変更したときは 「編集」⇒「元に戻す」 で音量を変更する前の状態に戻ります。
フェードイン・フェードアウト
そのほか、便利な機能としては フェードイン・フェードアウトがあります。 処理をしたい部分をマウスカーソルでドラ
ッグて選択 した後、メニューから 「編集」⇒「フェード」 →「フェード・イン」を選択するとフェードインの処理が選択
部分 に対して行われ、処理された状態が再表示されます。選択した部分にマウスカーソルを置いて右クリックして現
れるメニュー からでも指示できます。 フェードアウトも同じ手順でできます。
通常のフェードインでは選択範囲の先端が、フェードアウトでは選択範囲の終端の音量が ”ゼロ(0)” になりますが、
ゼロではなく、ある所定の値にしたいことがあります。
そのような目的でリアルフェードという機能が付け加えられていて、指定するパラメータが増えます。 (下図参照)
コントロールノブが4個あり、左から
タイプ (In/Out)
フェードイン/フェードアウトの選択
フェード勾配
フェードのかけ方
フェード
フェードの大きさ
ボリューム
選択範囲の音量変更
などを設定するものです。