NICO支援策活用で 新 分 野・新 事 業 に 挑 戦 GO!GO! チャレンジ 企業 付加価値の高い微細加工の 技術とノウハウを蓄積 共栄エンジニアリング株式会社は、 自動 車関連から情報家電 (OA) 、 カメラ部品な NICOの コレを 活 用! 平成25年度「中小企業経営革新計 画」に認定。高精度微細鏡面加工 技術を用いた、微細光学素子金型 及び微細光学素子部品の生産 に取り組んでいます。 どの試作設計をはじめ、精密部品の切削 加工、金型製作、成形まで、顧客の試作 開発業務をトータルでサポートしている。 同社は付加価値の高い加工を実現す るため、 4年前に微細加工機を導入。 これ 独自の 加 工 技 術を駆 使し、幅 広い分野の試作開発を行う共 栄エンジニアリング株式会社で は、顧 客からの 高 度な要 求 精 度に対 応するため、先 端 生 産 設 備を導 入 。より高 精 度な微 細加工技術に着手している。 まで微細加工の技術とノウハウを蓄積して きたが、 「それに伴い、 お客様からさらに高 い品質を要求されることが増えてきました」 と渡辺常務が語るように、 自動車のヘッド ライトレンズなどの灯体関連や情報通信 機器などの分野で年々高精細のものが求 められていることから、顧客のニーズに対 応し、 より高精度の微細加工に着手する 主にレンズ関係の加工を行う 「非球面加工機」。この機械と 連動した 「形状補正用測定器」 とともに、国の補助金によって 導入された。 ようになった。 「まだ誰も手をつけ ていない未知の分 野に先 駆けて、技 術を高めていきた いと思います」 と語 る渡辺常務。 共栄エンジニアリング 株式会社 常務取締役 渡辺 尚 氏 〒959-1961 阿賀野市山倉1912-2 TEL.0250-61-2400 FAX.0250-61-2661 E-ma i l [email protected] URL http://www.kyoeieng.co.jp/ 自動車のヘッドライ トに使用する、非球 面加工を行ったレン ズの金型サンプル。 曲 面 部 分には数ミ クロンの細かいライ ンが入っている。 NICO PRESS 08 はみだしプチ N I C O ❼ 厳密な環境管理を行い 先端生産設備を導入 大きな反響を呼び、 新たな分野から引き合いも ところが微細加工の過程で不具合が起 「1月に行われた微細加工技術の展示 きることがあり、調査を行った結果、人体に 会では、多くのお客様に興味を持ってもら は感じられない工場内の振動や温度が加 い、多様な問合せをいただいています」 と、 工精度に影響するということが判明した。 改めてニーズの高さを実感したという渡辺 「一般の切削加工と違い、微細加工は目 常務。現在は自動車関連メーカーからの で判断できない要素が大きい。この不具 受注が中心だが、 これまで付き合いがな 合の原因を追究するのが一番苦労しまし かった分野からも引き合いが多く、新規受 た」 と渡辺常務は話す。そこで現状の環 注の獲得も期待されている。 境、 生産設備では限界があると判断した同 「これからは設備を持っているだけでは 社は、昨年12月、新発田市に「ナノテクノ だめ。設計などソフトの部分の拡がりも必 ロジー生産技術センター」 を開設。恒温室 要ですし、機械加工だけではフォローでき の設置や振動対策など厳密な環境管理を ない人間の手による匠の技術も要求され 行うとともに、平成25年度の国の補助金 てきます。 そういう部分も一緒に高めていく を活用し、非球面加工機などの先端生産 ことで、国外ではできない日本固有の技術 設備を導入。 さらに、平成25年度の中小 というものを高めていきたいと思っていま 企業経営革新計画にも認定され、高精度 す」。今後も付加価値の高いサービスを提 微細鏡面加工技術を用いた、 微細光学素 供するため、 あらゆるニーズに応えられる独 子金型・部品の生産に取り組んでいる。 自の技術を追求していく。 高度なニーズに応える 高精度微細鏡面加工技術を実現 ソーダスイカバー…ロッテは夏の定番「スイカバー」 にソーダ風味のコーティングをほどこした 「ソーダ! ? かけちゃったスイカバー」 を発売。
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