503
ＸⅢ 流通及び食品産業の部
解
説
事業所、食品小売業を営む事業所のうち水産物を販
この部には、農林水産省統計部が実施した調査を中心
売している事業所及び外食産業（喫茶店を除く一般
に農林水産物の流通に関する統計を収録した。
飲食店）を営む事業所を対象に、平成19年度１年間
各統計の概要は、次のとおりである。
１
食品産業の動向
の水産物の仕入量等から、食品産業における業種別
農林水産省統計部が実施した「食品循環資源の再生
の仕入先・規模を推定し取りまとめた結果を掲載し
利用等実態調査」、「農産物地産地消等実態調査」、
た。
「食品産業活動実態調査」、農林水産省大臣官房情報
全国の食品製造業を営む事業所のうち畜産物を原
評価課が作成した「農林漁業及び関連産業を中心とし
材料とする製造品を出荷している事業所、食品卸売
た産業連関表」、農林水産省総合食料局が実施した
業を営む事業所のうち畜産物を販売している事業所、
「食品産業企業設備投資動向調査」、経済産業省経済
食品小売業を営む事業所のうち畜産物を販売してい
産業政策局調査統計部が実施した「工業統計調査」、
る事業所及び外食産業（一般飲食店(そば・うどん店、
「商業統計調査」及び総務省統計局統計調査部が実施
すし店喫茶店を除く。)）を営む事業所を対象に、平
した「事業所・企業統計調査」の結果より掲載した。
成20年度１年間の畜産物の仕入量等から、食品産業
(1)
食品産業の構造
における業種別の仕入先・規模を推定し取りまとめ
食品製造業、食品卸売業及び食品小売業は、経済
た結果を掲載した。
産業省が実施した「工業統計調査」及び「商業統計
(3)
循環資源の再生利用等
総務省「事業所・企業統計調査（平成18年）」の
調査」より収録した。
外食産業は、総務省統計局が実施した「事業所・
企業統計調査」より収録した。
食料品製造業及び外食産業設備投資状況について
調査対象事業所で、食品産業（食品製造業、食品卸
売業、食品小売業及び外食産業）に該当するものの
うち、食品循環資源の再生利用等の促進に関する法
は、食料品製造業、外食産業を営む事業所を対象に、
律（平成12年法律第116号。以下 「 食品リサイクル
設備投資の平成21年度実績額、平成22年度実績見込
法 」 という。）第９条第１項に基づく定期報告を行
額、平成23年度計画額を業種別に調査した結果を掲
った企業（食品廃棄物等の年間総発生量が100ｔ以
載した。
上）に属する事業所以外の事業所を対象に、食品廃
海外進出企業については、海外において現地法人
棄物等の年間総発生量、再生利用の実施量等を業種
を有する全ての国内本社企業を対象に、現地法人の
別に調査した統計調査結果と、同法に基づく定期報
活動状況について農林水産省統計部で調査した結果
告結果とを用いて推計した結果を掲載した。
を掲載した。
(2)
なお、平成20年度結果については、統計調査結果
食品の流通構造
から食品廃棄物等の年間総発生量が100ｔ以上の事
全国の食品製造業、食品卸売業、食品小売業及び
業所を除外して集計した結果と、定期報告結果とを
外食産業（喫茶店を除く一般飲食店）を営む事業所
用いて推計した結果を掲載した。
を対象に、平成18年度１年間の精穀類、野菜、果実、
水産物、畜産物及び加工食品の仕入額等から、食品
産業における業種別の仕入先・規模を推定し取りま
また、用語の定義は以下のとおりとした。
ａ
食品廃棄物等
(a)
ずに廃棄されたもの（食べ残し、製品廃棄等）
とめた結果を掲載した。
また、全国の食品製造業を営む事業所のうち水産
食品が食用に供された後、又は食用に供され
(b)
食品の製造加工又は調理の過程において副次
物を原材料とする製造品を出荷している事業所、食
的に得られた物品のうち食用に供することがで
品卸売業を営む事業所のうち水産物を販売している
きないもの（野菜の皮や魚の骨など）
504
ｂ
ｆ
食品循環資源
熱回収の実施量
食品リサイクル法第２条第６項に基づくもので、
食品廃棄物等のうち肥料、飼料等の原材料とな
食品循環資源を焼却することによって得られる熱
るような有用なものをいう。
ｃ
を熱のまま又は電気に変換して利用することをい
発生の抑制
量に合わせた仕入
い、事業所が保有する熱回収が可能な焼却施設に
を行う、製造・調理の段階過程で小ロットの製造
よるもののほか、外部に委託することによるもの
を行う、輸送・保管の過程で包装・梱包方法の改
も含む。
仕入れの過程で製造(販売)
善を行う、販売の過程で賞味期限の迫った商品の
なお、食品リサイクル法では、以下の(a)及び
特価販売を行う等の取組を行い食品廃棄物等の発
(b)の基準を満たす場合に熱回収を再生利用等の
生を未然に抑制することをいう。
一つとして算入できることとなっている。
ｄ
(a)
減量した量
「再生利用施設の立地状況又は受入状況上の
問題から再生利用が困難」の基準（いずれかが
発生した食品廃棄物等について、脱水、乾燥、
該当することが必要。）
発酵及び炭化の方法により、事業場外に排出され
(i)
る量を減少させた量をいう。
ｅ
事業所から75kmの距離に再生利用施設が存
在しない。
再生利用の実施量
食品廃棄物等のうち自ら又は他人に委託し、食
(ⅱ)
事業所から75km以内の距離に再生利用施設
品循環資源として肥料、飼料等の製品の原材料に
があるが、事業所の食品循環資源を搬入する
利用した又は利用するために譲渡した量をいい、
ことにより再生利用施設の処理能力が超過す
以下のものをいう。
るため、再生利用に仕向けることができない。
(a)
(ⅲ)
肥料化
設があるが、食品循環資源の種類や性状
再生利用の実施量として、肥料へ加工するた
（例：強酸性、高濃度塩分等）により、再生
めに仕向けるものをいう。
(b)
飼料化
利用施設において取り扱っていないため、再
再生利用の実施量として、飼料へ加工するた
生利用に仕向けることができない。
(b)
めに仕向けるものをいう。
(c)
事業所から75km以内の距離に再生利用施
「メタン化等と同等以上の効率でエネルギー
を利用」の基準
メタン化
得られる熱又は電気の量が１トン当たり160
再生利用の実施量として、生ゴミを発酵させ、
得 られ たガスを エネルギー として利用 するため
メガジュール以上(廃食用油又はこれに類する
に仕向けるものをいう。
ものは28,000メガジュール以上）を意味する。
(d)
ｇ
油脂及び油脂製品化
抑制率
発生抑制の実施量を加えた食品廃棄物等の年間
再生利用の実施量として、石けん、洗剤、BDF
総発生量に対する発生抑制の実施量の割合である。
（ 自動 車などを 動かす際な どに用いる 「バイオ
デ ィー ゼル燃料 」）などの 加工用に仕 向けるも
のをいう。
(e)
発生抑制の実施量
×100
炭化して製造される燃料及び還元剤
食品廃棄物等の年間総発生量＋発生抑制の実施量
再生利用の実施量として、石炭やコークスな
どの代替燃料の加工用に仕向けるものをいう。
(f)
エタノール化
りゆう
再生利用の実施量として、発酵、蒸 溜 など
の加工を行い、エタノールを抽出するために仕
向けるものをいう。
(g)
ｈ
減量率
食品廃棄物等の年間総発生量に対する減量した
量の割合である。
その他
上記(a)～(f)以外に仕向けるもの及び不明な
場合をいう。
減量した量
×100
食品廃棄物等の年間総発生量
505
ｉ
年産(野菜の年産区分）は、156ページの解説を参照
再生利用率
食品廃棄物等の年間総発生量に対する再生利用
されたい。また、果樹については、暦年区分を原則と
するが、出荷期間が２か年にわたる場合は主たる収穫
の実施量の割合である。
期間により区分した。花きについては、平成18年産ま
再生利用の実施量
食品廃棄物等の年間総発生量
×100
では主たる出荷期間で取りまとめていたが、平成19年
産から暦年（当年１月～12月）に変更した。
ｊ
熱回収率
青果物の出荷量は、生食用、加工用として販売した
食 品廃 棄物等の 年間総発生 量に対する 熱回収の
実施量の割合である。
ものをいい、生産者が自家消費した量及び種子用・飼
料用として販売したものは含まない。
また、花きの出荷量については、鑑賞用として販売
し た もの を いい、食用 とし て 販売し た もの は含まな
熱回収の実施量
×100
食品廃棄物等の年間総発生量
い。
野菜のうち、だいこん、にんじん、ばれいしょ、
(4)
地場農産物の使用状況
さといも、はくさい、キャベツ、ほうれんそう、レ
「地産地消」の取組のなかでも代表的な取組とな
タス、ねぎ、たまねぎ、きゅうり、なす、トマト及
っている産地直売所及び農産加工場を対象に平成21
びピーマンの出荷量の全国値（平成19年産及び平成
年度の地場農産物の取扱い状況等について調査した
22年産を除く。)については、推計値である。
結果を掲載した。
産地直売所は生産者が自ら生産した農産物（農産
また、かぶ、ごぼう、れんこん、やまのいも、こま
つな、ちんげんさい、ふき、みつば、しゅんぎく、セ
物加工品を含む。）を生産者又は生産者グループが、
ルリー、アスパラガス、カリフラワー、ブロッコリー、
定期的に地域内外の消費者に直接対面販売するため
にら、にんにく、かぼちゃ、スイートコーン、さやい
に開設した場所又は施設、農産加工場は農畜産物を
んげん、さやえんどう、そらまめ、えだまめ、しょう
原料として加工品の製造・販売等（卸を含む。）を
が、いちご、メロン及びすいかの出荷量の全国値（平
行うため農業協同組合等が運営する加工施設や、農
成19年産及び平成22年産を除く。）については、推計
産物の加工（原材料の全てを他から購入している場
値である。
パインアップル以外の果樹の出荷量の全国値（平
合を除く。）を営む販売農家及び農家以外の農業事
業体を対象とした。
(5)
最終消費からみた飲食費の帰属
成21年産を除く。）についても、推計値である。
(2)
主要品目別卸売数量、価額及び価格
農林水産省大臣官房情報評価課が作成した「農林
青果物については、全国の都市で開設されている青
漁業及び関連産業を中心とした産業連関表」より収
果物卸売市場における、青果物主要65品目・品種(野菜
録した。
31品目、果実34品目・品種)についての卸売数量・価額
・価格を掲載した。
２
国内産米・麦類の検査数量
(3)
生産局資料及び調査結果から、国内産米・麦類の検
査数量に関する部分を収録した。
青果物の転送量
全国の主要都市の青果物卸売市場で卸売された青果
物82品目・品種(野菜48品目、果実34品目・品種)につ
いて、仲買人などによって他の卸売市場に転送され、
３
青果物・花きの流通量及び価格
農林水産省統計部が実施している「作物統計調査」、
再び卸売された数量を掲載した。
(4)
野菜の国産・輸入別の卸売数量・価額・価格
「青果物卸売市場調査｣、「食品流通段階別価格形成調
全国の主要都市の青果物卸売市場で卸売された野菜
査」及び「生鮮食料品価格・販売動向調査」の結果から
49品目について、国産・輸入別に卸売数量、卸売価格
作成した。
等を集計し、掲載した。
(1)
主要品目別出荷量
青果物・花きのうち、主要69品目(野菜40品目、果樹
14品目、花き15品目)について出荷量を掲載した。
(5)
青果物の流通経費
全国の中央卸売市場のうち、青果物の卸売数量が
全国計の６割を超えるまでの上位中央卸売市場(札
506
幌、仙台、東京、横浜、名古屋、岐阜、京都、大阪
(3)
鶏卵の出荷量及び入荷量を掲載した。
及び福岡の中央卸売市場。以下「調査対象中央市
場」という。」)へ出荷が多い都道府県の集出荷団体、
鶏卵の出荷量及び入荷量
(4)
食鳥の出荷量・処理量及び仕向量
肉用若鶏（ブロイラー）及び廃鶏について、生体の
調査対象中央市場に所在する仲卸業者及び調査対象
出荷量・処理量を掲載した。
中央市場に所在する仲卸業者から青果物を仕入れる
小売業者を対象として、青果物の流通段階別の流通
経費を調査したものである。
(6)
５
木材、製材の流通量及び価格
農林水産省統計部の「木材統計調査」、「木材流通統
有機農産物等認定業者の認定件数と格付実績
JAS法において、農林水産大臣の登録を受けた登
計調査」の結果から作成したものである。なお、木材価格
録認定機関による認定事業者（生産行程管理者、小
については、素材消費段階及び製品の卸売段階別に全国
分け業者及び輸入業者）の認定件数及びこれら認定
の素材消費量及び製品取扱量のおおむね80％(製品の卸売
事業者が格付又は格付表示を行った有機農産物及び
については、木材流通上主要な10都道府県)をカバーする
有機加工食品の平成22年度における実績数値につい
都道府県において調査した価格の全国平均である。
ここに掲載した価格は、調査対象都道府県における平
て農林水産省消費･安全局が取りまとめたものである。
(7)
国産標準品、有機栽培品、特別栽培品及び輸入品
の品目別価格、販売数量、店舗数
成17年の推定消費量等をウエイトにした加重平均価格で
ある。
札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、東京都特
また、「木材流通構造調査」は周期年で実施してお
別区、横浜市、川崎市、静岡市、名古屋市、京都市、
り、平成18年12月31日現在で製材工場、合板工場、プ
大阪市、神戸市、広島市、福岡市及び北九州市に所
レカット工場、集成材工場、木材市売市場、木材セン
在する、生鮮野菜を取り扱っている百貨店・総合ス
ター及び木材販売業者を調査対象として、素材の入荷
ーパー、各種食料品小売業（従業員10人以上）及び
先別入荷量、製品の出荷先別出荷量等を調査した結果
野菜・果実小売業（従業員５人以上）のセルフサー
である。
ビス店を営む事業所のうち、POSシステムを導入して
いる事業所の中から抽出した130事業所を対象に、生
６
水産物の流通量及び価格
鮮野菜21品目について、国産品（標準品、有機栽培
水産物の流通について、農林水産省統計部が実施して
品及び特別栽培品）、輸入品別に品目別の平均価格
いる「食品流通段階別価格形成調査」及び「2008年漁業
と１店舗当たりの販売数量を調査したものである。
センサス：流通加工調査」の結果を掲載した。
(1)
４
全国の産地卸売市場のうち、調査対象品目（10品
食肉、鶏卵、食鳥の流通量及び価格
農林水産省統計部が実施している「と畜場統計調査」、
水産物の流通経費
目）ごとに水揚げ量の多い上位10漁港の産地卸売市
「食肉卸売市場調査」、「鶏卵流通統計調査」及び「食
場（以下「調査対象産地市場」という。）の産地卸
鳥流通統計調査」の結果から作成した。
売業者、調査対象産地市場から水産物を仕入れて全
(1)
都道府県別と畜頭数及び枝肉生産量
国の中央卸売市場のうち水産物の卸売数量が全国計
と畜場法（昭和28年法律第114号）に基づいて設置さ
の６割を超えるまでの上位中央卸売市場(札幌、仙
れている全国のと畜場について調査した。
台、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸及び福岡に所
と畜頭数とは、と畜場において肉畜を食用に供する
在する中央卸売市場。以下「消費地市場」という。)
目的でと畜した頭数のことで、と畜場の所在都道府県
に出荷する産地出荷業者、消費地市場に所在する仲
においてと畜された頭数である。
卸業者、消費地市場に所在する仲卸業者から水産物
枝肉生産量は、１頭当たり枝肉重量を都道府県別と
畜頭数に乗じて推計した月別、都道府県別枝肉重量を
年合計したものである。
(2)
食肉卸売市場別枝肉取引頭数及び価格
全国28市場における取引頭数、重量及び価格を畜種
別に掲載した。
を仕入れる小売業者を対象として、水産物の流通段
階別の流通経費を調査したものである。
(2)
流通関連施設
過去１年間に水産物を取扱い、主に第１段階の取
引を行った魚市場、水産物卸売業者、水産物買受人、
主機10馬力以上の製氷・冷蔵・冷凍施設を有し、過
507
去１年間に水産物を凍結又は低温貯蔵した冷凍・冷
蔵工場、過去１年間に水産動植物を購入して加工製
造を行った事業所及び原料が自家生産物であっても
加工製造するための作業場又は工場を有し、専従の
従業者を使用し加工製造を行った水産加工場を対象
に調査した結果である。
508
ⅩⅢ
Distribution and the Food Industry
Explanation
This part contains statistics on the marketing of agricultural, forestry and fishery products, mainly surveyed by the
Statistics Department of the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries (hereafter MAFF).
Brief explanations for respective statistics are as follows:
１
Trends of the food industry
This part contains the results of the "Status Survey on Recycling of Circulating Food Resources", the "Status
Survey on Local Production and Consumption of Agricultural Products", and the "Survey on Movement of the
Food Industry" conducted by the Statistics Department of MAFF, and the "Input-Output Table for Agriculture,
Forestry and Fisheries, and Related Industries" conducted by the Information and Policy Evaluation Division,
Minister's Secretariat, MAFF and the "Overview of Capital Investment Trends by Companies in Food-Related
Industries" conducted by the MAFF General Food Policy Bureau, and the "Census of Manufacturers", the "Census
of Commerce" conducted by the Research and Statistics Department, Economic and Industrial Policy Bureau,
Ministry of Economy, Trade and Industry, and the "Establishment and Enterprise Census" conducted by the
Statistical Survey Department, Statistics Bureau, Ministry of Internal Affairs and Communications.
(1)
Structure of the food industry
The data for food manufacturers, wholesalers and retailers are from the "Census of Manufacturers" and the
"Census of Commerce" both conducted by the Ministry of Economy, Trade and Industry.
Data about the food service industry is from the "Establishment and Enterprise Census" conducted by the
Statistics Bureau, Ministry of Internal Affairs and Communications.
Regarding capital investment in the food manufacturing industry and the food service industry, the results
from a survey of capital investment by enterprises engaged in the aforementioned industries with actual
figures for 2009, estimated figures for 2010 and planned figures for 2011 on a per-sector basis are listed.
For corporations that have advanced into foreign countries, the results of a MAFF Statistics Department
survey targeting the domestic headquarters of all corporations which have overseas subsidiaries reveals the
status of said subsidiary activities.
(2) Structure of food distribution system
Per-sector suppliers and estimated scope for the food industry, as derived from a nationwide survey on raw
materials purchases of grains, vegetables, fruits, marine products, livestock products and processed foods by food
manufacturing, food wholesale, food retail and food service companies (i.e., restaurants in general, excluding
coffee shops) for the one-year period of fiscal 2006 are listed.
Of the enterprises engaged in the food manufacturing industry throughout Japan, those that ship products
derived from marine products, food wholesaling enterprises engaged in the sale of marine products, food
retailing enterprises engaged in the sale of marine products, and food service enterprises (i.e., restaurants in
general, excluding coffee shops) were surveyed for the one-year period of fiscal 2007 and the per-sector suppliers
and estimated scope for the food industry as derived from the volume of marine products purchased are listed.
Of the enterprises engaged in the food manufacturing industry throughout Japan, those that ship products
derived from livestock, food wholesaling enterprises engaged in the sale of livestock products, food retailing
enterprises engaged in the sale of livestock products, and food service enterprises (i.e., restaurants in general,
excluding noodle and Japanese wheat noodle shops, sushi bars, and coffee shops) were surveyed for
the one-year period of fiscal 2008. The per-sector suppliers and estimated scope for the food industry, as derived
from the volue of livestock products purchased, are listed.
(3) Recycling of circulating food resources
Of the enterprises subject of the "Establishment and Enterprise Census" conducted by the Ministry of Internal
Affairs and Communications, which fall under the food industry (food manufacturing, food wholesale, food retail
and food services), the enterprises other than those that belong to corporations (with 100 tons and more of annual
food wastes generated) that submitted regular reports based on Article 9, Paragraph 1 of the Act Concerning
509
Recycling of Circulating Food Resources (Act No.116 of 2000, hereafter Food Recycling Act) were surveyed.
This section contains the estimated results derived from the results of the statistical survey on annual amount of
food wastes generated, recycled amount, etc. by sector and the results of the regular reports based on the act.
The figures for fiscal 2008 show the estimated results derived from the compiled results of the statistical survey
excluding the data of enterprises with 100 tons and more of annual food wastes generated and the results of the
regular reports.
The definitions of major terms are as follows:
a Food waste
"Food waste" refers to the following:
(a) Waste from products served as food or from products not served as food and disposed (leftovers, product
scraps, etc.).
(b) Food products obtained secondarily in the course of processing or cooking that are not edible (vegetable
peelings, fish bones, etc.).
b Circulating food resources
"Circulating food resources" refers to the food waste recycled as fertilizer or ingredients for animal feed.
c Generation control
"Generation control" refers to the control of food waste before being generated by such measures as procuring
goods in accordance with manufacturing (sales) volume in the procurement process, producing of small lots in
the production/cooking process, improving packing and wrapping methods in the transport and storage process,
and discounting products that are approaching their expiration dates in the sales process.
d Reduced amount
"Waste reduction" refers to the reduction of the discharged volume of food waste generated to outside the
workplace by the enterprise through dehydration, drying, fermentation and carbonization.
e Recycled amount
"Recycling" refers to the amount of food waste used as circulating food resources, by an enterprise
itself or subcontracted to an outside enterprise, for ingredients for fertilizer, animal feed, etc., or the
amount of those transfered for said uses.
(a) For fertilizers
"For fertilizers" refers to the recycled amount shipped for processing into fertilizers.
(b) For feeds
"For feeds" refers to the recycled amount shipped for processing into feeds.
(c) For methane
"For methane" refers to the recycled amount shipped for using gas produced by fermented garbage
as energy.
(d) For oils and fats, and oil and fat products
"For oils and fats, and oil and fat products" refers to the recycled amount shipped for processing
into soaps, detergents, BDF ("biodiesel fuels using for putting automobiles, etc. in motion), etc.
(e) For carbonized fuels and reducing agents
"For carbonized fuels and reducing agents" refers to the recycled amount shipped for processing
into alternative fuels such as coal and coke.
(f) For ethanol
"For ethanol" refers to the recycled amount shipped for extracting ethanol by fermentation,
distillation, etc.
(g) Others
"Others" refers to the recycled amount shipped for other than (a) to (f) above, and unknown cases.
f Amount of heat recovery
“Amount of heat recovery” refers to the use of heat or of heat converted into electricity as
generated by the incineration of circulating food resources based on Article 2, Paragraph 6 of
the Food Recycling Act. It includes heat recovery by subcontracting to an outside enterprise,
other than that using an enterprise-owned incinerator.
Under the Food Recycling Act, if the criteria in (a) and (b) below are met, heat recovery can
be applied as one form of recycling.
510
(a) Standard 1: Recycling is not possible due to the location of recycling facility or due to
issues in accepting materials (Must meet one or the other conditions)
(i) No recycling facility exists within 75 km of the enterprise.
(ii) A recycling facility exists within 75 km of the enterprise, but if said facility were to
accept the circulating food resources from the enterprise, it would exceed processing capacity,
so the enterprise cannot send said resources to be recycled.
(iii) A recycling facility exists within 75 km of the enterprise, but due to the type and nature of the
circulating food resources (e.g., highly acidic or possessing high concentrations of salt, etc.), the facility
cannot accept it, so the enterprise cannot send said resources to be recycled.
(b) Standard 2: Use of energy equivalent to or exceeding the efficiency of methanation
This refers to a volume of heat or converted electricity that is equal to or exceeds 160 megajoules/ton (or
28,000 or more megajoules for waste food oil or equivalent).
g Ratio of controlled generation
“Ratio of controlled generation” refers to the ratio of restricted generation of food wastes to total annual
generation of food wastes as a result of initiatives undertaken to reduce generation of said waste.
Ratio of
controlled
generation
Restricted generation of food wastes in weight
＝
Annual generation of food
wastes in total weight
× 100
+ Restricted generation of food wastes in weight
h Ratio of reduction
"Ratio of reduction" refers to the ratio of reduced total volume to the annual generation of food wastes.
Reduced weights
Ratio of
reduction
×100
＝
Annual generation of food
wastes in total weight
i Ratio of recycling
"Ratio of recycling" refers to the ratio of shipment for recycling total volume to the annual generation of food
wastes.
Shipment for recycling in weight
Ratio of
recycling
＝
× 100
Annual generation of food
wastes in total weight
j Ratio of heat recovery
“Ratio of heat recovery” refers to the ratio of the total amount of heat recovery to the annual generation of
food wastes.
Ratio of
heat recovery
Amount of heat recovery
＝
×100
Annual generation of food
wastes in total weight
(4) Consumption of local agricultural products
This part contains the results of the survey on the handling of local agricultrual products in fiscal 2009,
targeting farm stalls as the main activity of the activities for promoting "local production and consumption".
Surveyed farmer's markets and agricultural processing places are places or facilities established by producers or
511
producer groups to sell their own agricultural products (including processed ones) regularly and directly to
consumers from inside and outside the region. Surveyed agricultural processing places are processing facilities
run by agricultural cooperatives, etc. to produce and sell (including wholesale) processed products made from
agricultural and livestock products, and commercial farm households and agricultural entities other than farm
households engaged in the processing of agricultural products (excluding the cases where all ingredients are
purchased from others).
(5) Trends of attribution of food and drink expenses from final use
The figures are from the "Input-Output Table for Agriculture, Forestry and Fisheries, and Related Industries"
created by the Information and Policy Evaluation Division, Minister's Secretariat of MAFF.
2
Quantity of Inspected Domestic Rice, Wheat and Barley
This part contains the data regarding the inspected quantity of domestic rice, wheat and barley obtained from the
materials and survey results prepared by the Agricultural Production Bureau of MAFF.
3 Marketing quantity and price of vegetables, fruits and flowers
Data are prepared from the results of the "Statistical Survey on Crops", the "Survey on Vegetables and Fruits
Wholesale Markets", the "Survey on Food Prices at Various Stages of Distribution" and the "Survey on Trends of
Price and Sales of Perishable Food" as regularly conducted by the Statistics Department of MAFF.
(1) Shipment quantity by major commodities
Shipment quantity of 69 major commodities (vegetables; 40, fruits; 14, flowers; 15) in one year is compiled.
As for the time reference of annual production of vegetables, see the explanation on P156.) Shipment quantity of
fruits is compiled for each year, in principle, but when a shipment term lasts over the year end, the quantity is
compiled according to the commodities' main harvest season. Shipment quantity of flowers were compiled
according to the main shipment term until 2006, but it has been compiled for each calendar year (starting January
and ending December of the year) since 2007.
Shipment quantity of vegetables refer to quantity sold for fresh food or processing, but exclude quantity
consumed by producers and sold for seed and feed.
Shipment quantity of flowers refer to quantity sold for ornaments, but exclude that which is sold for food.
National total figures for shipments of the following vegetables (excluding those in 2007 and 2010) are
estimated:
"Japanese radishes", "carrots", "potatoes", "taros", "Chinese cabbages", "cabbages", "spinaches", "lettuce", "welsh
onions", "onions", "cucumbers", "eggplants", "tomatoes" and "sweet peppers"
National total figures for shipments of the following vegetables (excluding those in 2007 and 2010) are
estimated:
"Turnips", "edible burdocks", "lotus root", "yams", "komatsuna", "qing-geng-cai", "butterbur", "honewort",
"shungiku", "celeries", "asparagus" "cauliflower", "broccoli", "chinese leeks", "garlic", "pumpkins and squashes",
"sweet corns, green", "kidney beans, green pod", "peas, green pod", "broad beans", "soybeans, green", "ginger",
"strawberries", "melons" and "watermelons"
National total figures for shipments of fruits other than pineapples (excluding those in 2009) are also estimated.
(2) Wholesale quantity, value and prices by major commodities
Wholesale quantity, value and prices of 65 major fruits and vegetables (vegetables; 31, fruits; 34) sold at all
vegetable and fruit city markets in large and medium size cities nationwide are shown.
(3) Redirected quantity of vegetables and fruits
Data on the redirected quantity of vegetables and fruits from wholesale markets in large and medium major
cities nationwide to other wholesale markets by intermediate wholesalers, etc. (82 commodities - vegetables; 48,
fruits; 34) are shown.
512
(4) Wholesale quantity, value and price of domestic and imported vegetables
Data shown here compile the wholesale quantity，price, etc. of domestic and imported vegetables (vegetables;
49) which were dealt in wholesale markets in large and medium major cities nationwide.
(5) Marketing costs of vegetables and fruits
Data shown here are the results of the case survey on marketing costs at each distribution stage of vegetables
and fruits, covering collectors/shippers in prefectures with large shipments to the superior central wholesale
markets with wholesale quantity of vegetables and fuirts of over 60 percent of national total figures (central
wholesale markets located in Sapporo, Sendai, Tokyo, Yokohama, Nagoya, Gifu, Kyoto, Osaka and Fukuoka,
hereafter "surveyed central wholesale markets"), middle agents located in the surveyed central wholesale markets,
and retailers who purchase vegetables and fruits form such middle agents.
(6) Number of certifications of operators of organic agricultural products and grading status
This section shows the number of certified operators (production process managers, re-packers, and importers)
certified by certification organizations registered by the Minister of Agriculture, Forestry and Fisheries under the
JAS Act (Japanese Agricultural Standards Act) . Also shown here is the actual quantity of organic agricultural
products and organic processed foods, as graded or labeled for grading by such cerified operators, in fiscal 2010,
all compiled by the Food Safety and Consumer Affairs Bureau of MAFF.
(7) Average price, sales quantity, and number of shops of domestic standard products, organic products, special
products and imported products by commodity
The survey was conducted with the participation of 130 subjects, i.e. those self-service enterprises with POS
systems installed, including affiliates of department stores/supermarkets that handle fresh produce and various
food retailers (with 10 or more employees) and vegetable and fruit retailers (with 5 or more employees) in 15
cities in Japan (Sapporo, Sendai, Saitama, Chiba, Tokyo wards region, Yokohama, Kawasaki, Shizuoka, Nagoya,
Kyoto, Osaka, Kobe, Hiroshima, Fukuoka and Kitakyushu). The surveyed average prices and sales
quantities-per-shop of 21 fresh vegetables by domestic products (standard products, organic products and special
products) and imported products by commodity are shown here.
4
Marketing quantity and price of meat, hen eggs and poultry
Statistics were prepared from the results of the "Statistical Survey on Slaughterhouse", the "Statistical Survey on
Meat Marketing", the "Statistical Survey on Hen Eggs Marketing" and the "Statistical Survey on Poultry
Marketing" as regularly conducted by the Statistics Department of MAFF.
(1) Number of slaughtered animals and weight of dressed carcass by prefectures
The survey on meat is conducted at slaughterhouses, in accordance with the Slaughterhouse Act (Act No. 114 of
1953).
Number of slaughtered animals is the number of slaughtered animals marketed for meat, that is also the number
of animals transacted in slaughterhouses in the prefecture.
Statistics on production of dressed carcasses are prepared by computing the annual total of monthly output of
dressed carcass weight by prefectures, which are estimated by multiplying the dressed carcass weight per head by
the number of dressed carcasses transacted by months and by prefectures.
(2) Number of animals, dressed carcasses and prices transacted by meat wholesale markets
Number of animals, weight and price of dressed carcasses transacted in 28 markets are shown by kind of
livestock.
(3) Shipments and arrivals of hen eggs
Shipment quantities and arrival quantities of hen eggs are shown.
(4) Shipment and slaughtered volumes of poultry
Shipment and slaughtered volumes of living broilers and culled chicken (unable to produce eggs) are shown.
513
5 Marketing quantity and prices of lumber and sawlogs
Statistics are prepared from the results of the "Statistical Survey on Lumber" and the "Statistical Survey on
Lumber Production and Marketing" conducted by the Statistics Department of MAFF.
Price of lumber is national average price which was surveyed in prefectures that covered about 80 percent of
consuming quantity of logs and dealing quantity of wooden products throughout the whole country by consuming
stage and wholesale stage of logs. As for the figures of wholesale of wooden products, they are those in the 10
major prefectures for lumber distribution.
The prices here are calculated by the weighted average price using estimated consumption in 2005 as weight in
the prefectures surveyed.
The "Survey on Distribution Structure of Lumber" is conducted every five years. The data shown here are the
results of surveys about received quantity of lumber by supplier and shipment quantity of lumber by destination as
of December 31, 2006, covering sawmills, plywood manufacturers, pre-cut (lumber) producers, laminated wood
plants, lumber sales markets, lumber centers and lumber dealers.
6 Marketing quantity and prices of fishery products
Here shows the results of the "Survey on Food Prices at Various Stages of Distribution" and "2008 Census of
Fisheries: Survey on Marketing and Processing" as regularly conducted by the Statistics Department of MAFF.
(1) Distribution costs of fishery products
Figures shown here are the results of the case survey on distribution costs at each distribution stage of fishery
products, covering wholesalers in producing areas in relevant wholesale markets of the top 10 fishing ports of
landings by surveyed item (10 items) (hereafter "surveyed wholesale markets in producing areas") of the wholesale
markets in producing areas nationwide, shipping agents in producing areas who purchase fishery products from
the surveyed wholesale markets in producing areas and ship them to the superior central wholesale markets with
wholesale quantity of fishery products of over 60 percent of national total figures (central wholesale markets
located in Sapporo, Sendai, Tokyo, Yokohama, Nagoya, Osaka, Kobe and Fukuoka, hereafter "markets in
consuming areas"), middle agents located in markets in consuming areas, and retailers who purchase fishery
products from such middle agents.
(2) Facilities related to marketing
Figures shown here are the results of the survey on fish markets, wholesalers and purchasers of fishery products
that dealt in fishery products mainly engaged in primary-stage trade during the past one year, frozen and cold
storage plants that own ice-making, cold storage and refrigerating facilities of over 10 horsepower in major
machines and which froze or refrigerated fishery products during the past one year, establishments that purchased
fish, shellfish and seaweeds and processed them during the past one year, and fishery processing plants that own
plants to process self-produced materials and conducted processing using full-time employees.
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