2 卸売業 - 富山県

２
卸売業
＜事業所数及び年間商品販売額は増加したが就業者数は減少＞
事業所数
３，５９１事業所
［前回比
２．２％の増］
就業者数
３１，１１７人
［前回比
▲２．５％の減］
２兆８７４億円
［前回比
１．３％の増］
年間商品販売額
（１）
事業所数
事業所数は 3,59１事業所で、前回に比べ 78 事業所（前回比 2．2％増）の増加となった。
① 業種別にみると、食料・飲料卸売業 422 事業所（構成比 11.8％）、建築材料卸売業 398 事業所（同
11．1％）、一般機械器具卸売業 370 事業所（同 10.３％）の順となっている（図−２、表−３）。
② 前回比をみると、繊維品卸売業（前回比 20.0％増）、自動車卸売業（同 14.7％増）、その他の機械
器具卸売業（同 13.5％増）など、16 業種中 12 業種で前回比増となった。前回比減となったのは、衣
服・身の回り品卸売業（同▲6.7％減）、家具・建具・じゅう器等卸売業（同▲4.0％減）、化学製品卸売
業（同▲3.3％減）、建築材料卸売業（同▲2.９％減）の４業種である。（図−３、表−３）。
③ 従業者規模別では、２人以下規模が 886 事業所(構成比 24.7％)、3∼4 人規模が 8７8 事業所(同
24.5％)、5∼9 人規模が 965 事業所(同 26.９％)と、９人以下の事業所が卸売業全体の 76.0％を占め
ている（図−９、表−13）。
④ 経営組織別では、法人事業所 2,643 事業所、個人事業所 948 事業所で、法人事業所が 73.6％を
占めている（表−１４）。
図−２事業所数の業種別構成比
家具・建具・じゅう器等
鉱物・金属材料
医薬品・化粧品等
衣服・身の回り品
農畜産物・水産物
食料・飲料
電気機械器具
建築材料一般機械器具
14年富山
11.8
11.7
16年富山
11.8
11.1
16年全国
12.0
11.2
0%
20%
10.4
自動車
左記以外の業種
化学製品
8.7
7.1
6.4
5.8 5.6 4.6 5.1 4.4
18.4
10.3
9.4
6.6
6.6
5.9 5.5 5.2 4.6 4.1
18.9
8.8
10.5
4.8 5.0 6.5 4.5 4.8 6.5 4.0
40%
60%
12
80%
21.4
100%
図−３業種別にみた事業所数の前回比
▲ 10
▲5
0
5
10
15
20
25
％
卸売業平均 2.2
各種商品
繊維品
衣服・身の回り品
農畜産物・水産物
食料・飲料
建築材料
化学製品
鉱物・金属材料
再生資源
一般機械器具
自動車
電気機械器具
その他の機械器具
家具・建具・じゅう器等
医薬品・化粧品等
他に分類されない卸売業
表−３
0.0
20.0
▲ 6.7
9.4
1.4
▲ 2.9
▲ 3.3
1.5
5.1
1.1
14.7
3.4
13.5
▲ 4.0
4.9
2.4
卸売業の業種別事業所数
H14
事業所
3,513
13
25
178
307
416
410
153
196
99
366
163
205
96
248
226
412
卸売計
491
501
502
511
512
521
522
523
524
531
532
533
539
541
542
549
各種商品卸売業
繊維品卸売業（衣服、身の回り品を除く）
衣服・身の回り品卸売業
農畜産物・水産物卸売業
食料・飲料卸売業
建築材料卸売業
化学製品卸売業
鉱物・金属材料卸売業
再生資源卸売業
一般機械器具卸売業
自動車卸売業
電気機械器具卸売業
その他の機械器具卸売業
家具・建具・じゅう器等卸売業
医薬品・化粧品等卸売業
他に分類されない卸売業
H16
構成比
（％）
100.0
0.4
0.7
5.1
8.7
11.8
11.7
4.4
5.6
2.8
10.4
4.6
5.8
2.7
7.1
6.4
11.7
事業所
3,591
13
30
166
336
422
398
148
199
104
370
187
212
109
238
237
422
構成比前回比
（％）
（％）
100.0
2.2
0.4
0.0
0.8
20.0
4.6 ▲ 6.7
9.4
9.4
11.8
1.4
11.1 ▲ 2.9
4.1 ▲ 3.3
5.5
1.5
2.9
5.1
10.3
1.1
5.2
14.7
5.9
3.4
3.0
13.5
6.6 ▲ 4.0
6.6
4.9
11.8
2.4
（２）就業者数
就業者数は 31,117 人で、前回に比べ 795 人（前回比▲2.5％減）の減少となった。
(従業者数は 30,071 人で、前回に比べ 1,023 人（前回比▲3.3％減）の減少)。
① 業種別にみると、食料・飲料卸売業 4,330 人（構成比１3.９％）、農畜産物・水産物卸売業 3,336 人
（同 10.7％）、建築材料卸売業 3,082 人（同 9．9％）、の順となっている（図−４、表−４）。
② 前回比をみると、その他の機械器具卸売業で 24.5％増加、自動車卸売業の 12.5％増加などがある
ものの、衣服・身の回り品卸売業で▲18.2％減少するなど、全体では▲2.5％減の減少傾向にある
（図―５、表−４）。
13
③ 経営組織別では、法人事業所 27,715 人、個人事業所 3,108 人で、法人事業所が 89.9%を占めてい
る（表−14）。
④ 就業者数内訳をみると、個人事業主及び無給家族従業者が対前回比▲23.0％の減少で、構成比
も 1.1 ポイントの減少となった。一方、臨時雇用者が対前回比 21.7％増、出向・派遣受入者が同
32.9％増となっている（表−５）。
図−４就業者数の業種別構成比
農畜産物・水産物一般機械器具
家具・建具・じゅう器等
医薬品・化粧品等
電気機械器具
建築材料
14.8
10.1
10.7
8.6
7.4
7.2
16年富山
13.9
10.7
9.9
8.9
7.5
7.0
16年全国
12.8
10%
20%
30%
40%
7.1
6.5
50%
左記以外の業種
5.5 5.0 4.0 4.6
15.0
6.3 4.7 4.6 3.9
16.1
19.6
6.4 4.8 4.7 3.8 3.9 6.9
10.1
8.0
8.3
10.7
化学製品
自動車
14年富山
0%
衣服・身の回り品
鉱物・金属材料
食料・飲料
60%
70%
80%
90%
100%
20
25
図-５業種別にみた就業者数の前回比
▲ 25
各種商品
▲ 20
▲ 15
▲ 10
0
5
▲ 13.5
建築材料
3.6
▲ 8.4
▲ 9.5
化学製品
鉱物・金属材料
10.3
▲ 10.8
4.8
再生資源
0.3
一般機械器具
12.5
自動車
▲ 1.2
電気機械器具
24.5
その他の機械器具
家具・建具・じゅう器等
医薬品・化粧品等
15
▲ 18.2
農畜産物・水産物
食料・飲料
10
卸売業平均 ▲2.5
▲ 2.4
繊維品
衣服・身の回り品
▲5
▲ 9.6
▲ 4.9
1.0
他に分類されない卸売業
14
30
％
図-６臨時雇用者、派遣・下請受入者の業種別構成
20
14.8
15
16.3
10.9
10
︶
％
5
0.2 0.1
7.6
6.3
2.8
1.9
4.4
2.5
1.7
5.1
3.5
他に分類されない
卸売業
医薬品・化粧品等
家具・建具・じゅ
う器
卸売業の業種別就業者数
H14
人
31,912
126
123
1,465
3,220
4,729
3,406
1,286
2,263
539
2,757
1,744
2,362
895
1,610
2,284
3,103
卸売計
各種商品卸売業
繊維品卸売業（衣服、身の回り品を除く）
衣服・身の回り品卸売業
農畜産物・水産物卸売業
食料・飲料卸売業
建築材料卸売業
化学製品卸売業
鉱物・金属材料卸売業
再生資源卸売業
一般機械器具卸売業
自動車卸売業
電気機械器具卸売業
その他の機械器具卸売業
家具・建具・じゅう器等卸売業
医薬品・化粧品等卸売業
他に分類されない卸売業
491
501
502
511
512
521
522
523
524
531
532
533
539
541
542
549
その他機械器具
電気機械器具
自動車
一般機械器具
再生資源
鉱物・金属材料
化学製品
建築材料
食料・飲料
農畜産物・水産物
衣服・身の回り品
繊維品
各種商品
0
表−４
14.0
7.9
︵
構
成
比
H16
構成比
（％）
100.0
0.4
0.4
4.6
10.1
14.8
10.7
4.0
7.1
1.7
8.6
5.5
7.4
2.8
5.0
7.2
9.7
人
31,117
109
120
1,199
3,336
4,330
3,082
1,419
2,018
565
2,766
1,962
2,334
1,114
1,456
2,173
3,134
構成比
（％）
100.0
0.4
0.4
3.9
10.7
13.9
9.9
4.6
6.5
1.8
8.9
6.3
7.5
3.6
4.7
7.0
10.1
前回比
（％）
▲ 2.5
▲ 13.5
▲ 2.4
▲ 18.2
3.6
▲ 8.4
▲ 9.5
10.3
▲ 10.8
4.8
0.3
12.5
▲ 1.2
24.5
▲ 9.6
▲ 4.9
1.0
表-５卸売業の就業者数内訳
富山県
区分
H14
構成比
人
就業者数
従業者数
個人事業主及び無給家族従業者
有給役員
常用雇用者
正社員・正職員
パート・アルバイト等
（8時間換算雇用者数）
臨時雇用者
他事業所への派遣者
出向・派遣受入者
31,912
31,094
1,645
3,694
25,755
21,600
4,155
(3,125)
368
450
全国
H16
（％）
100.0
97.4
5.2
11.6
80.7
67.7
13.0
1.2
1.4
構成比
人
31,117
30,071
1,267
3,535
25,269
20,809
4,460
448
294
598
（％）
100.0
97.6
4.1
11.5
82.0
67.5
14.5
1.5
1.0
1.9
15
H14
前回比
（％）
▲ 2.5
▲ 3.3
▲ 23.0
▲ 4.3
▲ 1.9
▲ 3.7
7.3
21.7
32.9
H16
構成比
人
4,172,696
4,001,961
119,996
472,284
3,409,681
2,833,873
575,808
(447,734)
50,783
119,952
（％）
100.0
95.9
2.9
11.3
81.7
67.9
13.8
1.2
2.9
構成比
人
4,010,171
3,803,652
95,348
435,389
3,272,915
2,664,184
608,731
85,972
120,547
（％）
100.0
94.9
2.4
10.9
81.6
66.4
15.2
2.1
3.0
前回比
（％）
▲ 3.9
▲ 5.0
▲ 20.5
▲ 7.8
▲ 4.0
▲ 6.0
5.7
69.3
0.5
（３）年間商品販売額
年間商品販売額は 2 兆 874 億円で、前回調査に比べ 271 億円(前回比 1.3％増)の増加、平成 6 年調
査から４調査連続して減少していたが、今回増加に転じた。
① 業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業 3,403 億円（構成比 16.3％）、食料・飲料卸売業 2,846 億
円（同 13.6％）、農畜産物・水産物卸売業 2,720 億円（同 13.0％）の順となった（図−７、表−６）。
② 前回比をみると、農畜産物・水産物卸売業で 47.4％増となっているが、これは大規模事業所の機構
再編により複数業種に分散格付けされていた各事業所が新たに当業種に一括格付けされたことによる。
これに、その他の機械器具卸売業の 30.4％増、自動車卸売業の 26.3％増が続いている。一方で、電気
機械器具卸売業の▲29.0％減、衣服・身の回り品の▲17.9％減が目立つ（図−８、表−６）。
③ 従業者規模別にみると、10∼19 人規模が 4,646 億円(同 22.3％)、5∼9 人規模が 4,548 億円(構成比
2１.８％)で、5∼１９人規模の事業所で全体の 44.1％を占める（図−９、表−13）。
④ 経営組織別にみると、法人事業所が２兆４０５億円、個人事業所が 469 億円で、法人事業所が 97.8％
を占めている（表−14）。
図−７年間商品販売額の業種別構成
食料・飲料
一般機械器具
農畜産物・水産物
自動車
その他の機械器具品
家具・建具・じゅう器等
医薬品・化粧品等
鉱物・金属材料
建築材料
14年富山
17.0
13.3
16年富山
16.3
13.6
9.0
化学製品
電気機械器具
9.3
13.2
左記以外の業種
5.5 3.8 2.6 9.6
2.1
7.7
6.9
7.4
7.0 5.0 4.7
2.8
10.1
16年全国
0%
10.8
10%
13.0
10.5
20%
30%
5.8
9.6
12.0
40%
9.3
5.9 5.4 5.2 3.7
50%
16
60%
2.7
1.9
70%
2.2
9.1
26.0
80%
90%
100%
図-８業種別にみた年間商品販売額の前回比
▲ 40
▲ 30
▲ 20
▲ 10
0
10
▲ 7.5
各種商品
1.5
繊維品
20
30
40
卸売業平均 1.3
▲ 17.9
衣服・身の回り品
47.4
農畜産物・水産物
食料・飲料
4.2
建築材料
4.7
化学製品
▲ 7.1
▲ 2.8
鉱物・金属材料
22.7
再生資源
▲ 3.1
一般機械器具
26.3
自動車
▲ 29.0
電気機械器具
30.4
その他の機械器具
▲ 14.1
家具・建具・じゅう器等
2.0
医薬品・化粧品等
▲ 1.8
他に分類されない卸売業
図−９
50
卸売事業所の従業者規模別構成比
0.2
1.2
100%
90%
2.9
5.0
9.4
4.6
15.1
80%
12.6
70%
13.1
26.9
60%
24.0
50%
40%
9.6
100人以上
9.9
50∼99人
13.2
30∼49人
11.8
20∼29人
22.3
5∼9人
24.5
30%
21.0
21.8
20%
24.7
8.6
4.9
事業所数
3∼4人
2人以下
10.0
10%
0%
10∼19人
2.9
従業者数
17
年間商品販売額
60
％
表−６
卸売業の業種別年間商品販売額
H14
卸売計
491
501
502
511
512
521
522
523
524
531
532
533
539
541
542
549
各種商品卸売業
繊維品卸売業（衣服、身の回り品を除く）
衣服・身の回り品卸売業
農畜産物・水産物卸売業
食料・飲料卸売業
建築材料卸売業
化学製品卸売業
鉱物・金属材料卸売業
再生資源卸売業
一般機械器具卸売業
自動車卸売業
電気機械器具卸売業
その他の機械器具卸売業
家具・建具・じゅう器等卸売業
医薬品・化粧品等卸売業
他に分類されない卸売業
万円
206,024,124
952,941
253,558
3,929,263
18,459,610
27,324,361
19,183,552
11,308,238
35,021,924
987,954
15,892,488
7,738,602
27,236,664
4,418,827
5,343,893
14,263,617
13,708,632
H16
構成比
（％）
100.0
0.5
0.1
1.9
9.0
13.3
9.3
5.5
17.0
0.5
7.7
3.8
13.2
2.1
2.6
6.9
6.7
万円
208,742,635
881,141
257,325
3,227,876
27,204,348
28,462,875
20,090,307
10,505,112
34,031,155
1,212,652
15,396,576
9,777,390
19,327,822
5,760,957
4,591,852
14,551,068
13,464,179
構成比
（％）
100.0
0.4
0.1
1.5
13.0
13.6
9.6
5.0
16.3
0.6
7.4
4.7
9.3
2.8
2.2
7.0
6.5
前回比
（％）
1.3
▲ 7.5
1.5
▲ 17.9
47.4
4.2
4.7
▲ 7.1
▲ 2.8
22.7
▲ 3.1
26.3
▲ 29.0
30.4
▲ 14.1
2.0
▲ 1.8
（４）販売効率（表−１２）
① 1 事業所当たりの年間商品販売額は 5 億 8,129 万円で、前回に比べ 517 万円減（前回比▲0.9％減）
とやや減少した。
(ⅰ) 業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業が 17 億１,0１１万円と最も多く、次いで電気機械器具卸売
業の９億１,１６９万円、農畜産物・水産物卸売業の 8 億 965 万円などとなっている（図−10）。
(ⅱ) 前回比をみると、大規模事業所の産業移動に伴う農畜産物・水産物卸売業（前回比 34.７％増）の
ほか、その他の機械卸売業（同 14.8％増）、自動車卸売業（同 10.1％増）が増加しているが、全体的
に減少している業種が多く、結果として卸売業合計では前回比▲0.9％の微減となった。
② 就業者 1 人当たりの年間商品販売額は 6,77２万円で、前回に比べ 316 万円増（前回比 4.9％増）の
増加となった。
(ⅰ) 業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業１億 7,336 万円、電気機械器具卸売の 8,481 万円、農畜
産物・水産物卸売業の 8,347 万円などとなっている（図−10）。
(ⅱ) 前回比をみると、農畜産物・水産物卸売業（前回比 45.6％増）、再生資源卸売業（同 17.１％増）、
建築材料卸売業(同 16.2％増）などで増加となった。減少になった業種としては、電気機械器具卸売
業(同▲26.5％減）、化学製品卸売業（同▲14.7％減）などがある。
18
図-１０卸売業の業種別単位当たりの年間商品販売額
１事業所当たりの
年間販売額
63
61
133
46
電気機械器具
47
4
5
6
6
一般機械器具
10
12
12
8
自動車
2
2
再生資源
15
鉱物・金属材料
171
74
71
66
67
81
化学製品
47
50
60
22
19
73
180
5
5
その他の機械器具
43
42
200
就業者１人当たりの
年間販売額
7
3
3
家具・建具・じゅう器等
91
52
179
6
医薬品・化粧品等
22
19
53
4
4
他に分類されない卸売業
33
32
160
140
120
100
80
8
建築材料
6
食料・飲料
6
農畜産物・水産物
6
7
7
2
2
繊維品
8
8
各種商品
68
60
40
20
0
0
千万円
19
１4年
１6年
8
3
3
衣服・身の回り品
10
9
17
9
2
4
6
8
10
12
14
16
千万円
18

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