会議録.pdf(88.2KB) - 徳島県

平成20年度第2回南部地域政策総合会議(概要)
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開催日時
平成21年3月4日(水)14:00∼16:00
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会場
南部総合県民局(美波庁舎)大会議室
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出席者
(1)委員 16人中10名出席
① 地域住民代表委員
石本委員、井元委員、上杉委員、小林委員、近田委員、古本委員、町田委員
松田委員、三浦委員
② 県委員
山川南部総合県民局長
(2)管内市町長
岩浅阿南市長、坂口那賀町長、大神牟岐町長、藤井美波町長、五軒家海陽町長
配付資料
資料 1 「徳島県南部圏域振興計画」修正(案)
資料 2 平成21年度南部圏域課題解決プラン実施計画(案)
資料 3 「平成21年度南部圏域課題解決プラン実施計画(案)」リーフレット
参考資料
徳島県南部圏域地域振興計画
南部圏域の現状
平成20年度第1回南部地域政策総合会議の概要
「平成21年度 南部総合県民局 当初予算」概要
徳島県緊急経済雇用対策の概要
高速道路 新料金活用戦略 概要
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会議発言内容
(事務局)
ただ今から、平成20年度第2回南部地域政策総合会議を開催いたします。
配付資料の確認をお願いいたします。
それではまず、会議に先立ち、飯泉知事から皆様方にご挨拶を申し上げます。
知事挨拶
議
事
(事務局)
「徳島県南部圏域振興計画」の推進について
(1)「徳島県南部圏域振興計画」の修正について
(資料1 「徳島県南部圏域振興計画」修正(案)により説明)
(2)「平成21年度
南部圏域課題解決プランの実施計画」(案)について
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(資料2 平成21年度南部圏域課題解決プラン実施計画(案)及び資料 3リーフ
レットにより説明)
意見交換
(○○委員)
先日、海部病院の女医さんをお迎えするために、子育て支援のことを県の方にお願い
したところ、早速、局長さんが直々に来ていただいき、行政と病院局が協力していただ
いて、何とか前向きになってきたんですが、今はとりあえず、牟岐町独自で子育て支援
の方を発見しようという段階におります。今後、組織的にはやはり海部郡が一つで子育
て支援の体制を作っていただきたいと思うんです。ファミリサポートとか、海部郡が全
体で、阿南市ともファミリサポートができるようにしていただければと思います。
それから、県立海部病院に、せっかくおいでた先生が1年で替わられます。私たち住
民が守る会として、その理由とかいろいろお聞きしますけど、やはり先生方ははっきり
とは言わないんです。医師は、8名おいでたのが2名いなくなって6名です。青森から
1人、もう1人自治医大からもどうにかおいでていただけるかと。県の方もがんばって
くれてると思うんですが、横の連携がとれていないような気がするんです。住民には、
発言権もないので、知事さんに現場におりていただいて、先生方のお話を。海部病院に
も、こうしたら他の先生方もくるであろうという考えをもっているお医者さんもたくさ
んおいでるんです。現場との意見交換ですが、組織は私にはわからないんですけど、局
があるんですか、県の方にないんですか、知事がトップですか。
(知事)
ちょっと途中になりましたが、組織が変わっておりまして、塩谷病院事業管理者、こ
の方が一番トップにおられ、病院局という特別な組織になっています。私に人事権はな
いわけです。だからお医者さんについては、独立してその持ち場にまかせようという形
でおります。もちろん病院事業管理者については、私のところで一部幹部、あと定数と
いった大きな枠を決めて、それを自主運営をしていくという形になっています。それと、
今、自治体病院は大変厳しい局面にあります。といいますのもやはり、公立病院離れが
お医者さんの中で非常に多くて、責任は大きい割に待遇の面、患者さんとの対応もだい
ぶ変わってきてます。患者さん達に対する対応もしっかり考えていかなければならない。
こういう形で、餅は餅屋には任せていく。今、国との間では公務員を減らしていこう、
病院をどんどん民間化をするべきだとなっている。ただ、徳島の場合は県立病院が圏域
医療の最後の砦になるべきだということで、しっかりと公立病院の充実をしていこうと。
今、あの手この手とやると同時に、お医者さんの声を直接、現に海部病院に行ったりし
てお聞きをしたりということはやらせていただきます。こういう場でも、いろいろご意
見をお聞きをしてそれに対応していく。やはりお医者同士で考えてもらうほうがいいん
と、そういう意味で徳島県では病院管理者制度というのを導入しているんですね。です
から、いろいろなご意見を我々でもお聞きしますし、それは病院事業管理者に申し上げ
ます。病院事業者がそれを受けて、例えばもっともっとケアするために定数を増やして
欲しい、全国ではどんどん減らす傾向がある中で、うちは今回140も病院だけでも定
数増と、県全体の定数は減っている中ですから、他の知事部局の数を減らしてでも、看
護師さんですとかお医者さんですとかこうした皆さんの活動を支える病院クラークと呼
んで居るんですけれど、そうした事務員の数を増やしていこうと言う形でさせていもら
っております。
(○○委員)
続けさせていただきます。私も政策会議にでておりまして、塩谷先生に言っているで
すけど改善が見られないところも多々あるんです。この間も、先生を含めて土曜日、救
急が休止になっているのを再開していただくために、徳大と県医師会に行ってきました
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が、地元の開業医も公立病院もあり、地元のすべての先生方ががんばって、そこに足り
ないところを派遣してくださいという形をつくれば応援はできますという様な話をいた
だいているんです。だけど、私たち住民が厚かましく出歩いていって、公でするところ
をとってしまような気もするんですけど、そんな厚かましいことをしてもいいんですか、
もうしてしまったんですけど。
(知事)
というよりも、逆にそうした声を届けることが大切なんです。先程、塩谷事業管理者
に言ったんだけど、なかなか改善がみられないと、もちろん管理者としては改革をして
いく考えをもたれている方で、ですから逆に塩谷先生の方としては、なくべく変えてい
こう、良くしていこうと動いているんです。働く人にとっても、お医者さんも人間なん
です。お医者さまだからといってもなかなか大変なところがありまして、患者としても
言い辛い部分がある。でもいい方向に変えていこうということで、今はドクターバンク
制度の中で地元の医師会も立ち上がろうと、数人の若手の人、それからシニアの人と2
種類あるんですが、こうした皆さんにもお手伝いをしてもらう、もちろん地元の皆さん
が立ち上がってくれたということもあります。我々としても県南の医療をというものを
しっかり守らないといけない。それがやはり我々の務め。ただ、悲しいかな県立大学が
徳島にはなく、徳島大学に、あるいは自治医大にお願いをするという立場になっていま
す。先日も自治医大の学長に会ってきました。こちらの医師不足に対応するという形で
対応しているます。そういったご意見はお知らせいただきたい。ただ、なかなかすぐに
変わるわけではありません。難しい部分もあるこということをご理解いただきたいと、
常にそうした点では行動されるということで行なっていただければと思います。
(○○委員)
もう一点、水産高校が廃校になり、よくばり体験の調理、日和佐でする場合は、30
名、40名になってくると場所が少ないんです。もし廃校の調理室が使えるのであれば、
利用させていただきたい。
(山川局長)
この点につきましては、美波町長さんと具体的にいろんな形で話を進めさせていただ
いております。ただ今のご意見を踏まえて、取り組んでまいりたいと思いますのでよろ
しくお願いいたします。
それでは、○○委員さんよろしくお願いいたします。
(○○委員)
徳島県の緊急雇用対策の中身を具体的に。例えば事業名として、みなみへの「ウェル
かめ」推進事業という形で載っているが、この内容、11名をどういう形で雇い入れる
のか、あるいは事業者がどこまで責任を持つのかとか、あるいは雇い入れる場合の条件
とか、そういうのを具体的に教えていただきたい。
(数藤政策調査員)
「みなみへの『ウェルかめ』推進事業」ですが、現在1人、2月から雇用しておりま
して、来年度は10名になっております。民間に委託をして10名雇ってくださいとい
うことになります。委託先は、現在、検討中で。内容は、主に受け入れ態勢の整備であ
り、観光事業、観光ガイド、受け入れサポーターの育成データー処理、それから実地の
案内をしてもらうとか、その辺が中心となります。
(山川局長)
補足させていただきますと、放送が始まるまでに準備することがあろうかと思います。
いかにこの地域の資源のいいところを発信していくかというところで、まず風光明媚な
ところ、あるいはその地を単に見ていただくんではなく、きちんと説明して魅力を伝え
られる人たちの育成、非常にいいものがある、特産品がある、農林水産物、そういった
ものを、できるだけ広域な圏域全体でどう売り込んでいくかと。そういういったものを
今後、どう準備していくかというようなことを、急いでやらなければいかないというこ
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とで、それぞれ関係している団体、あるいは民間事業者さんとかにお願いをして、その
準備を進め、そのために必要な人を雇っていただくと、こういう考えで進めています。
今、予算審議をしていただいており、予算が成立しますとただちに入りたいと考えてお
りますので、その節にはご協力よろしくお願いいたします。
(○○委員)
もう少し、確認なんですが、例えば民間企業でということであれば、県の方から、雇
用の目的に沿ったような事業体を選んで、受けてくれませんかというような形なんです
か。そうすると、そこが受けてくれればよい。ところが受ける場合でも、例えば、雇用
というのはどこにそういう人たちがおるのか、先ず人選しなければならない。人選する
場合だと普通だとハローワークを通してやるのか、あるいは事業者が直接やっていいの
か、その辺も具体的に教えていただきたい。
(山川局長)
お願いをする場合には、ここという様には今の仕組み上、難しい面がございますので、
こういうことをやりたいというような声はかけさせていただこうと思います。やってい
ただくことがすばらしいなということになればお願いする。ただ、その時雇うのは、こ
の制度の仕組み上、ハローワークを通じて雇用をするというのが、緊急雇用の施策の仕
組みになってございます。ハローワークを通じて新規に人を雇ていただくということが
前提条件となってございます。そういうことで進めて行くことになっております。
(○○委員)
そうすると結論的には、ここの事業体に頼みますと。ハローワークを通す、それの最
終的な選考というか、決定権はその事業者になるということですか、そういうことでい
いですか。分かりました。
(議長)
○○委員さんよろしくお願いいたします。
(○○委員)
私はいろいろな問題は、知事さんとの懇談会、県幹部の方、懇談会とか議員大会で要
望しておりますのでだいたいわかってきているんですが、緊急雇用対策事業で私のとこ
ろも3月26日一名雇うんですが、当初、これは雇用目的であって、オール100パー
セント人件費でということで、申し込みをしていたんです。それで実際する事になって、
県の方から送られてきた雇用条件を見たんですが、この雇用条件が実際にその人を使っ
て会議所が緊急に雇った人間に出来るようなレベルのものはないわけなんです。例えば、
私の所にせいぜいできるような事と言ったら 、「雇用をお願いします」とか言うような
パンフレットを配るぐらいの仕事しかさせられないということですね。雇用の条件以外
にしたら行けない条件を付けて、お願いしますってと言われても。かわいそうにその人
ずっと一人座って居るんですよ、それでパンフレット配るって言っても、私の所にそん
なにパンフレットを持っているわけでないし、もらった段ボールが何台か来ましたけれ
どね。6ヶ月間雇用するのに、日に日にパンフレットを配るところが何処にありますか
実際に。もう一度確認いただければ、後々緊急雇用のこともあれば、そういった点も改
めていただいて、雇う側も雇われる側も、機嫌良くしていただいて給与をもってもらう
と、御配慮をお願いできたらと思います。
それとももう一件は、阿南市長さんと道路特定対策で去年から何度も国、県とか国と
か国交省とか行って陳情しているですが、それで感じたことです。昨年は6月25日、
7月24日、2月2日に市長と議会の方と会頭と私で。官僚の方相手に陳情というのは、
非常に感じの良い面もあるが、やっぱり、地元選出の国会議員さん、知事さん、各市町
村長さんとか団体が同じ目的で陳情にいかなければ、なかなか官僚の方の受け取り方も
非常に違う感じがしてます。例えば県選出の国会議員も6人も、5人もいるわけですか
ら、片方の人があまり必要で無い、この人が絶対いるというようなことになるんでした
ら、やっぱり受け取り方が、一致団結しておかなければ、非常に弱い感じになります。。
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知事さんには、目標を一つに向けて陳情が出来るように、なかだてをよろしくお願いい
たします。
(議長)
はい、有り難うございました。要望という形で受け取らさせていただいてよろしいで
しょうか、有り難うございました。それでは、○○さんよろしくお願いいたします。
(○○委員)
ここにまさか「限界集落」なんて言葉が、県の南部であるやいうことすら、ここ何年
か前まで思っていなかったんです 。「過疎」という言葉でさえ、ここの地域で起こるっ
てことさえ、まして、それを通りすぎて「限界集落」まで入ってきたでしょ。私はこれ
ってもう何もかも、間にあうのかなってことの不安がすっごく大きいです。6番の「安
全・安心して暮らせる地域づくり」のなかに 、「南海地震等の大規模災害への備え」て
あるように、ここにもう一つ「人口減への備え」ていうことを入れていただいて。何も
かも起こっている事が、結局、人口減だと思っているんです。そのため、人に来てもら
うとか、 I ターンとか U ターンとか色んな施策をやっておられるんですけれど、もう少
し、早く手を打っておかんと。でも、それでもこんな恐ろしいことが起こってくる世の
中なんで、もう一歩そういった自然災害だけではなく、人口的な減り方のいま、災害っ
て呼んでいいのかわからんのですけど。そうじゃないと高校の空き地利用とか、そうい
うことは、無くなるのが分かっていたときに、本当はもう手を打って、無くなった時に
は切り札ださんといかんはずなのに、これほど広い土地が残って。今、人口がこれだけ
減ってくると手一杯目一杯、事業ていうのは見えてるって感じがするんですね。ですか
ら出来る限り、起こった事への施策はしていかく、それから前倒しのなるべくそういっ
た、はっきり分かってること。それと、人口減は止めらませんもう、その中での施策、
はっきり打ち出してやっていただけたらと思います。
(議長)
有り難うございました。確かに少子化への取り組みとかですね、「安全・安心の確保」
といったような事を入れているんですが、どのように人口減に対応していくのか、これ
が我々に与えられた大きな課題だろうと受け止めております。自然増に、要するに子供
をどう産んでいただいて、育てていただけるか。と交流して来ていただける人、どれだ
け交流人口というものを増やしていくか、その二面で取り組んでいきたいと思っており
ます。我々が施策を展開していくと言うことが大事だと思っております。
有り難うございました。それでは、○○委員さん、よろしくお願いいたします。
(○○委員)
那賀町の○○です。知事さんが一番初めに言われました、那賀町のバイオ燃料の実証
プラントが出来る、稼働していく話をしたいと思っています。3月1日新聞に載って、
実際こういう話があるというのは、町民として知っていたんですけれど、実際、新聞見
て「あれ出来るんじゃ、やるんじゃ」ていう風に、感じた町民の方が多いんじゃないで
すかと。もともとやるいう話はあったんですが、これを知らなかった人も多いんです。
これはもう始まったんで、認知してもらうって方向で、説明会をもつ、やはりここが一
番です。バイオ燃料は、新しい産業ですね。国内初っていう、大きく話が成っていくと
思うんですけれどすごい期待があるんです。これが那賀町、徳島県の環境の問題にして
も、やはり環境、燃料を造る新しい産業として注目されるというすごい期待もあると思
うんですけれど、やはり町民として心配もあるんです。新しい産業が出来るってのはや
はり何らかの変化がある。変化と言ったら、環境の変化、生活の変化を思うんですけれ
ど、ちょっときつい言葉になるんですけれど、環境汚染。どんな新しい産業、車にして
みても、紙にしても何でも、産業や企業。新しいものが生まれてきた時には、いつもそ
れなりのリスクとか出てきたと思うんです。最近、進んで行っている世の中リスクは負
わないかんと思うんですけれど、そのリスクを減らせると思うんですね。環境問題のた
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めのバイオ燃料のはずが、環境汚染に繋がっていけばもう、もともこも無いですから。
その前に、この7の「自然環境の保護と共生」の中に「地域における自然保護活動の展
開」の関係を是非やっていただきたい。那賀町は那賀町中心でも良いと思うんですけれ
ど、このバイオ燃料をこれはなぜやらなければ行けないのか。そしてその事によって何
が変わるのか。実際に環境汚染となると思うんで、こういった点を県、町は意識して欲
しいと思います。
それと、この南部圏域課題解決実施プランの16ページの「後継者育成」で20年度
この継続施策の 1 の経営能力開催講座の開催30回が、29回。経営者セミナーの開催
が2回から3回になっているんですけれが、これはもうやった数ですか。この内容を教
えてください。ぼくも認定農業者ですが、情報が行ってない。これからは農業とか物を
作ったら良いだけ、農協とか納めとったらいいだけから、一人一人もう少し経営観念を
もる。青年の会の「アグリース・ナカ」があるんですけど、もっと色んなことを勉強し
なければあかんと思い、こうした事があれば勉強したいと思うんです。
(農林水産部長)
○○委員おっしゃいました経営能力講座、29回に対し30回ということでなってお
りますが、これは支援センターの方に農家の方が来られて、パソコンの主に技能をやっ
ています。それに対して、もう少し高度な経営者に対して経営者セミナーを2回しまし
た。
(○○委員)
ありがとうございます。たぶん、ぼくも行っています。確かにしっかりと教えていた
だきました。でも、もう少し、経営能力者講習会、セミナーとか人を集める、講師さん
を呼んでもらって、農業者の方も経営を勉強していかないけないと思うんで、そういっ
た点もよろしくお願いいたします。
(議長)
有り難うございました。そういうことを踏まえ、これから工夫して参りたいと思って
おります。それから環境のお話を頂きました。進めていくときに先程お話しのあった、
交流の話もにぎやかになるのもいいのですけれど、中で十分考えながら進めていきたい
と考えておりますので、よろしく理解を願い申し上げたいと思います。
それでは、○○委員よろしくお願いいたします。
(○○委員)
先々年、海陽町浅川の粟ノ浦湾で、国道55号線沿いの防潮堤補強をされました。非
常によくなったと思うんですが、先年、測量の専門の方にその地域の最高潮位、昭和2
1年の津波の時の最高潮位と、その防潮堤の高さを図ってもらったことがあるんです。
そうすると防潮堤の方が、最高潮位よりも約10センチないし15センチ低いんです。
せっかく工事されるのに、そういう調査をやられたのかということと。また、伊勢田川
の護岸工事も補強を是非やってもらいたいと思うんです。 そのことについて要望、お願
いしたいと思います。
(県土整備部長)
浅川の防潮堤の関係でございます。先程委員の方おっしゃってました、昭和南海より
も低めの護岸と言うことで、将来的には東南海地震が起こったときに、より高い津波が
来ると言うことでございます。それで、本来的には防御するのが一番良いのですけれど、
それを防御しますと何メートルも高い土堤を造らなければいけないということになりま
す。いまやっている対策は、緊急的な対策で、皆様方が避難所までに逃げることが出来
るまで時間を稼ぐと言うことです。いま、既存の防潮堤なり護岸を補強し、第一波、第
二波を防ぐという目的で、現在の所、補強工事をさせていただいております。そういう
ことで、実際高さが10、20センチと差があるかも知れません。皆様方が出来るだけ、
避難所まで逃げていただく。人命第一ということで、考えております。
それから伊勢田川護岸につきましては、こちらの福田県土整備副部長が、後日お話を
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お伺いしまして、そのあたりご相談させていただきたいと思いますので、よろしくお願
い申し上げます。
(議長)
ありがとうございました。また後日、回答等を詰めさせていただきたいと思います。
それでは、○○委員さんよろしくお願いいたします。
(○○委員)
このプリントの一番のところ 、「ブランド化等の推進 」、「ブランド産地計画」に関係
する事です。先週の金曜日、この場所で「地域ブランド推進シンポジウム四国の右下」
ということで、シンポジウムに○○さんと一緒にパネラーで参加させていただいて、勉
強させてもらったんです。その時に講師先生の田中さんが、この秋の「ウェルかめ」は、、
30年に一度の徳島を売り出す絶好のチャンスということをしきりにおっしゃってまし
た。でも、もう半年しかない。県外の人に、ここがいいですよと説得力があるといいと
思うんですけれど、どこにいいとこがあると聞かれても、ウーンとほとんどの人が言っ
てしまうと思います。私も、うーんと言うと思います。今度、この「 南総・魅力発見伝」
でいうアウトドアスポーツのフィールドワークとか、ワークショップもされるとか言う
ことです。これは、住んでいる私たちが勉強する場で、実際に体験して色々と意見を聞
くのもいいと思ったんですが、何でアウトドアスポーツだけなのか。市長さんとか町長
さんに、町や市まで振り分けてですね、私たち住んでいるところの何処がいいところあ
ったんだろうかという振り返るような、住民の意識を上げるようなことを。この間の先
生が、ボートを漕ぐのはめいめいが漕ぐと同じ所を回り、指揮者がすごい良い舵取りを
しないと成功しない。それは幹部の方がするべきだと、講師先生がおっしゃっとったの
で、そういう勉強の場を造ってもらいたいと思いました。3年か2年ぐらい前に、阿南
の商工会議所主体で阿南市のいいとこマップみたいな、太龍寺があってとか、北の脇が
あってというのを住民と、外部から30名ぐらい呼んできて、ツアー観光して感想をい
ってもらったんです。そしたら外部から来る人は、何か夢のような世界をこれがあった
らいいな、あれがあったらいいなと言いたいことをいって帰っていただいて、受け止め
たんです。住んでいる者と外部からくる人との温度差が大きいとせっかく「ウェルかめ」
で県外から来てもらっても、成功しないかも分からないので、是非とも指揮取りをしっ
かりしてほしい。生意気な事を言うようですけど、私ではなく講師先生がいってました。
講師先生がいうだけでなく私たち住んでいる者の意識も高めていただきたいと思いまし
た。
もう一つです。私はその時に 、「住んでみたくなるような町、阿南」とか 、「ずっと住
んで見たくなるような美波」とかいうことで、永住のブランドを売り出してみてはどう
ですかと、60才以上の人にですね。県南と言えば、豊かな自然が魅力なんでというこ
とをいったら、講師先生は反対だと言うことで、どうせなら若い方に住んでもらおうじ
ゃないかという話になったんです。でも実際に私の友人も大阪から来ていますが、美波
に今、仕事が無くて、阿南の某病院で看護婦さんとレントゲン技師で住んで居るんです。
それに就職も全部揃わないと無理と思いますので、よろしくお願いします。
(議長)
ありがとうございます。
先日の地域ブランドシンポジウムでは、お世話になりました。○○さんも有り難うご
ざいました。その時に確かに講師先生がおっしゃってくださった、その中で私もいろん
な事例を紹介していただいたひとつとして、小布施とかございました、その中で一つ一
つのその資源は、決してナンバーワンでないと、だけど寄せ集めて、みんな集めるとオ
ンリーワンになってそれが人を呼べると言うようなお話があったと思うんですね。その
時、小布施は町歩きだったと思います。それをキイワードにして、色んな、食べ物も、
風景も、それから伝統文化も、そこへ集約させていく、それをキイワードに集約させて、
オンリーワンにしていくと言うようなお話でした。私どもが来年度実施しようとしてお
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ります「南総魅力『 発見・伝』」、これも実は 、アウトドアスポーツをキイワードにして、
そこへいろんな地域の特産品であるとか、風景、伝統文化そんなものを集約させオンリ
ーワンを目指したいというようなところでございます。その辺、ご理解いただいて、ぜ
ひいろいろとこれからもアドバイス並びにご支援を頂ければありがたいと思っておりま
す。
人づくりについてはおっしゃられたとおりでございます。人をどう確保していくか、
課題ではあるんですけれど。例えば、新規事業で説明させていただきましたが、建設業
者の農業参入、今まさに第一次産業に、この経済状況の中で光りが当たってきた。そこ
で、どう人を育てていくのか、そういうところに就職していただけるのかということで、
建設業者の農業参入についても支援していくし、そういった取り組みを行って、出来る
だけこの地域の産業、働ける場所づくりに取り組んでいきたいと思っておりますのでよ
ろしくお願いいたします。それでは、○○委員さんよろしくお願いいたします。
(○○委員)
最近、新聞とかテレビで、千年サンゴが非常に話題になってまして、新聞ですと去年
の9月のプロジェクトから始まり、50回くらい新聞に出ているんです、いろんな新聞
ですね。それからテレビ、ラジオも含めまして10回以上です。こういう不景気でこう
いうダイビングですとか観光産業とかは非常に落ちています。ただし、牟岐の場合は一
割以上増えています。いろんなところで事業を展開しているのですが、牟岐は唯一、1
0パーセント以上アップです。この効果は何の効果か、やはり情報発信。この効果がや
はり大きかったのではないかなと。広告は他の所も一生懸命なんです。広告とこういう
本当の意味での情報発信とは意味が違う。そういう意味で、このサンゴの名前、今日の
新聞、二日前の新聞でしょうか 、「コブハマサンゴ」。ひょっとしたら世界最長寿じゃな
いか、というような調査の結果です。この調査の費用は水産庁が出しています。それか
ら、町の施設の提供、地元の方も海を提供ということで地域全体、国も挙げて、10パ
ーセンアップなんですが、この意味は大きいのかな。これがもし世界最長寿ですと、ベ
ストワンといいますか、それからオンリーワンと、そういうことですね。それが徳島ア
ウトともう1回2回と情報発信をして、もう少しお客さんを呼べるかなと。
私が全国でこういう事業の提案と展開をしていて、海は今まで漁師さんが魚を採る、
もしくは育てる、これが中心だったんですね。もう一つ、見せる漁業、体験させる漁業。
こういうものも含めて「海業」と、これを特に県南の場合には、隣に○○さんいらっし
ゃいますので山の方は後で話していただいて、海でいいますと海を使ったこの資産を上
手く観光を中心として地域を活性化してあげたい。この間、東京の霞ヶ関だとか、ああ
いうような所に行って一生懸命売り込んだんです。少しずつ動いてくれているかなと、
一番問題なのは地元。地元にこういうプロジェクトをやっていくぞと、海業でもっと活
性化させていくぞという夢、それから希望、ロマンとまだまだ足りない。これは私の責
任もあります。それから、もっともっと地元を愛しましょう、大事にしましょう、将来
に夢を持ちましょうと、この声がまだまだ足りない。これが高まるとこの地域は、北海
道とか沖縄とか地域をずっと回っていますが、見捨てたもんじゃない、まだまだ。チャ
ンスはたくさんある。後、地元の人の生きがい、前向きな気持ち、行動、これによって
随分違ってくるんじゃないかと思います。
ドクターヘリの進行について、その後どうなっているか聞きたいです。お客さんが来
て、その時 、「安心と安全」を提供しませんと三次産業が成り立ちません。お客さんが
沢山どんどん来るとそれだけ、病気、事故、ケガを含め、パーセンテージが上がってき
ます。その時にきちっと対応できないと一発で足をすくわれ、プロジェクトがすっ飛ん
でしまう。そういう意味で、これは地域の責任、来た方、訪れた方に対する安全を提供
することは。先程の○○さんが、土曜日の救急体制がどうなっていますかと、声高らか
におっしゃっていました。なかなかいろんな問題がある。ドクターを引っ張って来れな
ければ、患者を持って行こうと。そういった発想がどこまで進んでいるのか最後に聞き
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たいです。
(保健環境福祉部長)
ドクターヘリは、昨年の8月にドクターヘリと言うよりも、防災ヘリを改良して、ド
クターヘリに近い形で、運営しておりますが、現在まで約40件ほどの緊急対応を取っ
てきました。ほとんどがこの県南部からの搬送です。一部、県西部の搬送もありますが、
全ての方の命を取り留めたという訳では無いのですが、これはドクターヘリが無ければ
助かる命も助けることも出来なかったことでもありますので、期待以上の成果を上げて
おります。お手伝として地元の緊急活動に当たっている海部消防を中心に、どんどん使
っていく様な方向でもって調整させていただいております。
(○○委員)
どうもありがとうございます。それでは安心して、強化させていただいておりますの
でお客さんをどんどん呼んでいきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
(知事)
一点追加をしておきます。当然、ヘリコプターなので点検だとか飛べない場合も実は
あります。特に今話がありましたように、県南地域の搬送回数がものすごく多いんです。
となると当然、もう一機いるんではないかと、でもこれを県で購入するとなかなか大変
なんです。やはりあるものを使おうと、実は、徳島の場合は四国の知事会議と近畿の知
事会議にもメンバーとして入っています。そして県南部の対岸は和歌山県なんですね。
と言うことで、和歌山の仁坂知事と話をして、今月中にお互いのドクターヘリ、向こう
はドクターヘリ、うちはドクターヘリ機能なんですけれど、相互乗り入れをしようと。
ということで今月中に調印を行います。今は、お互いのヘリコプターで、うちのヘリコ
プターが和歌山へ行って、和歌山の地形が分からないと墜落しちゃいますので、向こう
のヘリは、県南の地形を理解すると、今、そんな準備をしております。お互いに相互補
完、もう一つ新しい手法を取り入れようとしております。
(○○委員)
どうもありがとうございます。私は対岸の和歌山県のすさみ町で仕事しています。ド
クターヘリやはり2回ほど、施設しっかりしています。ますます安心だと、よろしくお
願いいたします。
(議長)
有り難うございました。それでは○○委員さんよろしくお願いいたします。
(○○委員)
山の方から。今まで話されたことは、やはり回転が速いんです。しかし、林業という
のは、スパンが長いという、先ずそれを皆様方で理解していただく。その中でやはり林
業をどうするという、山をどうするという議論をしていただかないと。何か目先で、こ
れしろ、あれしろと逆につぶしている、山を維持されると言うのはでなく、つぶしてい
る、私はそう見ています。というのもやはり、じゃ山に木を残して、間伐をして、いつ
まで残すの、200年300年残すの、じゃあ誰が面倒を見るんですか。そうするとど
こかでお金に換えなければいけない。すると、いつ頃変えれば、本当に山って持続させ
ていけるのか。それが、徳島の木頭の林業だったんですよね。それを頭から国に言われ
て、頭から消してしまって今の形が動いていると、私はそう見ているんです。だからも
う一度、徳島の、徳島県の林業じゃなくて、南部の林業がしっかりしていれば、県全体
もしっかりすると。これが、日本の杉の林業だと、私は思っています。それはもう、既
に戦後50年、もう60年に近づいているということは、杉にしたって50年がやっと
40才ぐらいに成ったわけです。人間で言えば50才、それがもう60才とすると一つ
の木としての値打ちがここで表れてくると。その付近で、伐採をして、そしてそれを利
用して、そして新しく木を植えて、それでまた仕事に結びついていく。これが木頭林業
の大きな流れだったはずなんです。それを、皆伐は行けないとか、みんなおきましょう
とか、じゃあいつまでおくのって、だれも答えは無いわけです。それで間伐をして、あ
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とどうするが無いのに、みなさん間伐しますかとか、じゃあ補助金でできるんならやっ
てくださいと、それはもう林業じゃない。山を見ると言うんじゃなく、ただ目先をお願
いしますで終わっている。それが一つ、私が危惧するところなんで、もう一度、本当の
議論を徳島から発信して欲しい。
それと、今、国交省の事業に、去年の冬からデーターを出して、今日も出していると
思う。国交省の21年度のこれにまた挑戦しようと。昨日、大学の先生方と一緒にその
データーを揃え、県に見ていただいき国に出していく。これは杉を使う大工技術は、全
国、いろんなところと接した中では、徳島の南部です。それと和歌山。後は気仙沼、こ
の付近の大工の技術しかない、杉を使うというのがですよ。ほとんどが松を使うとかケ
ヤキを使うとか。これは加工の仕方が違う。その技術を、南部の大工が持っていること
で、それを検証しようと今、この前も冬に2回、カナダ大学までこちらから加工して持
って行って、今、データーを出していただいております。それは、木頭林業がやってき
た、60年以上、70年、80年の材料を家に使う。これは南部のほとんど杉を使った
家はみなそうです。この技術は他所には無い。国交省は、伝統工法を見直そうと、今の
建築ではダメではないかと。それと、200年住宅、超長期の住宅にするには、やはり
昔から住んできた、それの検証をしなければダメだと。加工は大工を連れて行かなけれ
ば、加工の仕方が違うわけです。それで実験をしても、それはデーターにもなんにも成
らないわけです。そういう中で徳島の南部の杉を使う技術は、大変な技術を持っており
ます。これから日本の杉どうするか、必ずこの間伐もみなさん終わり、かならずこの議
論が入る。そうすると、そういう技術を検証しながら、ひとつの徳島の技術として出し
て行けるんじゃないかと。そのために、実は試験場をもういっぺんきちんとやって欲し
いという。今までのデーターは全部、林業試験場にはあるはずなんです。それをもう一
度、きちんと見ていただいきたい。特にオープンラボ、あそこの施設というのは、大変
な施設です。これは各県行ってもあんな施設はありません。この8日にその国交省、日
曜日に大学の先生6人ぐらい、県の木材の方、それと町並み研究会の設計士さん、そこ
らと議論をしながら、この21年度の費用の中で、この試験場で使える施設は使おうと
いうことで、先生方に見ていただいて、これだったら出来るところも出してきています。
やはり、そこでそれをデーターをきちっと見える人、そういう人も作って欲しいし。結
局、山の材料をこれからいかに有効に使うか、利用していくかでの中でのその場所です
から、それはきちっともう一度、本当に動いていける方法を作り上げて欲しいなと言う
のが、私のお願いです。出来れば今年、来年ぐらいで、本当の資料を揃え、海部型、徳
島型としての一つの何か住宅を造ろうということで。そうすると、大工のひとつの若手
の養成なり、それを全国にそういう方々を発信していくとか、いろんな形が出来るんじ
ゃないかと。それが林業、わたしやが先祖から預かってきて、それを管理させていただ
いて、また次に継承していくためのひとつの林業と住宅という中でのそういう総合的な
形が出来るのじゃないかということです。できれば県としても南部としてもひとつの小
さなものからスタート、押し上げて協力していただきたいと思いますので、よろしくお
願いいたします。
(知事)
有り難うございます。実は○○委員の方からは、徳島の木頭杉、それから海部の杉な
んとか使ってと。また、しかも京都大学の先生方の紹介いただいたりして、私も実は林
業公社の理事長でもありますので、今、お話頂いたように、先ずは長伐期にしていくと
いうということで、50年で本当は切れるところを80年。その間の間伐をしっかりす
ると同時に切り捨てではなくて、これを搬出にしていこうと。しかも今ではこれを永久
材、ただ家を造るだけではなくて、 B、 C まで出荷をして使っていこうと言う形で行っ
ています。林業試験場のお話を頂いたように、この耐震化をする上で非常に杉が良いと
いうことで、実は強度試験なんかでも、家を実際に組み立てて、うちの試験場でもやっ
ております。そうした点をもっともっとピーアールしたらいいんじゃないかってという
ことで、いろいろそうしたお話をしているわけでございまして、二百年住宅の制度化を
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国がされたものですから、そうしたものに対して、しっかり提言をしていきたい。もち
ろん間伐材を使うだけも、木製ガードレールも実は腐植をしないための強度実験てのも、
実はあそこでやって、今は、もうそれが実際使われているということでやっております 。
県としてもこれからの森林のあり方、林業のあり方、そして今やらなければならないそ
うした対策をやって、山に雇用をと、山を守ってもらうためのそうした人を集めていく
場にできればと思っておりますので、またいろいろご示唆をよろしくお願いいたします。
(議長)
有り難うございました。知事の方からいろいろとお話をさせていただきましたけれど
も、うちの職員の中にも木頭杉百パーセントで家を建てている、実証実験している者が
おりますので、その成果も十分踏まえていきたいと、有り難うございました。
一応、各委員さんの方からご意見等を賜ってきたわけでございます。
ここからは、本日お忙しい中おこし頂いております、各市町長に県政に対する注文も
含めまして、今のご意見等を踏まえ、何かご意見等ございましたら、お聞きできればと
思いますので、順番にお願いできればと思いますが、海陽町長さん、何かございました
らお願いします。
(海陽町長)
知事さんに対してお礼とまた、お願いを二、三申し上げたいと思います。先程、知事
さんのご挨拶の中で、2月22日の本町の絆のマラソン、知事さん4.8キロ走ってい
ただきまして、お礼を申し上げます。その前夜祭です。その場におきまして、いろいろ
あったわけでございますけれど、自分はこのように申しました。先程、限界集落とか、
人口が何とかというようなことが言われました。そしてその時に、自分は来てくれた、
北海道とか、いろいろから来てくれておりましたけれども、確かに海部川沿線は人口が
少ないと、しかし応援は川のさざ波があって、そして葉っぱの音があって、その上にお
猿さんとシカさんが「うんとやれよ、遅いよ」とこういう応援がありますんで、集落全
部で出ますんで大いにやってくださいと、そういいました。そして明くる日、全協があ
りまして、そしてその時に言われました 。「経済効果はいくらだ」と言われまして、そ
れでその明くる日、23日に朝です、私の方に電話がありまして、朝の早いときです。
沖を走っているブリさんが、自分に電話がありまして「大里松原がにぎやかでないかと、
どないしよんな」と 、「実は今日、マラソン大会をしよんやと知事さん先頭に見に来い
よ」と言ってブリさんが、鞆のオオシキに六千、七千掛かったと。それで、人間が汗を
かくということがね、やはり魚も汗をかいてくれたということで、鞆の集落の人もマラ
ソンも成功したけれど、しかし、ブリが六千、七千採れたと、これまた良かったという
ことで、来年も是非やりよと。それで、知事さん来年も是非は走ってください。そうで
なかったらやれませんので、9日から議会始まるんで、知事さんも、また4.8キロな
らもう倍にして10キロくらいということを申し上げます。
知事さんには、本年、新過疎法が国会の中でテーブルに付くと思いまが、霞が関の過
疎法ではなくして、現場にあった過疎法を是非とも、審議会の方でもよろしくお願いい
たしたいと思います。
それと、知事さんは昨年の12月の議会におきまして、第一次産業農林水産基本条例
と、農水の第一次産業の基本条例を四国で始めて作っていただきました。これは本当に、
今の時代に一番あった、そして、パイオニア的な条例だと私は思っております。片田舎
の海陽町にとりましては、今、生き残れるかどうかは、第一次産業しかありません。そ
のように思っておりますので、是非とも力強いご支援、ご指導、御協力を賜りたいと、
よろしくお願いします。
それと、かつて私どもの町に普及事務所、試験所がありました。今は、遊休になって
おります。これはかつて旧海南町が寄付したものであります。しかし、この第一次産業
に対しても、我が町も崖っぷちにきている状況ですので、これらを大いに活用したいと
思っておりますので、この方面の御協力もお願いします。
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(議長)
有り難うございました。
それでは、美波町長さんよろしくお願いいたします。
(美波町長)
2点あって、一つはお礼なんです。この「南阿波サンライン再生プロジェクト」では、
大変、お世話になっております。実は、こういうことやっていて、後から「ウェルかめ」
ということになりました。写すのにちょうど散髪が、間に合って良かったとこう思って
おります。
次に、「ウェルかめ」は、美波町が中心になっているんですが、ご存じのように徳島、
そして県南、この旧日和佐町が一つになってあちらこちらと、それぞれに予定をしてお
ります。先程、雇用の面とか色々出ていたんですが、ロケ地がもう近いうちに選ばれま
す。四月でキャスティング、誰が主役になるのってこと、次にクランクインが五月。実
は、私どもの受け入れ体制ですが、なぜ、なかなか町長は旗を振らないのかといわれま
す。ただ、しない訳じゃありません。実は、発表があって直ちに民間で、商工会、女性
のグループ、絵描きのグループ、他所から来て音楽のグループとかが、この際、何とか
しようと協議会を作ったんです。そこですばらしい地図の案を、ここの町だけでは無く、
沿線からも入ってきても分かるように。ただ、平面の図面の薬王寺があって、大浜やう
みがめがポットあるとかという地図ではなくて、立体的なマップにしようと、民間中心
にやって下さっております。そういう中で地域料理とか、阿南のお菓子屋には、はやく
も「ウェメかめ」がでているんですね。
次に、○○さんのお話で海部郡の三町が「よくばり体験」を、当美波町でするときど
うするのと、水産高校が無くなったというお話がありました。ご存じのように水産高校
は全部無くなるんではなくて、4月からは新しく科学技術高校のキャンパスとして利用
するわけです。新しく作られた阿州丸に乗って4月から一年生がやってくるということ
で使いますが、全部使う訳ではありません 。財産は、まだ教育委員会がお持ちですから、
手続きをとらなければ成りませんが、今年のよくばりに間に合うかどうかは別として。
その代わり、ちょうど高校生が料理実習に使っていた実習室が日和佐高校にございます。
今、小学校が完成するまで使うんですが、それを使うのは何ら支障ない、これは町有に
させていただいておりますので、是非それを活用して頂きたいと思っております。
それと、地元の○○さんが、「人が減って自然災害だけが災害じゃない」と 、「限界集
落がまさに一つの人間の災害だ」というお話がありました。実は、これについて3つ程
細かい仕事ですけど、モビレージは、5人ないし6人が泊まれる宿泊棟が10棟建って
おり、2年掛けてやっと改修しております。これを当面は、お試し体験地として、そし
て短期、長期、「こんなにいいんならもっとおろか」と言ってもらえるようなうような、
整備をしております。
もう一つは、実は地域資源を開発することによって、雇用を増やして人が付いてくる
ということで 、「青ノリ」がようやく一年半かけ、バイオを使って出来るようになりま
した。当面はこれをどの様にしていくか。これによって雇用を見いだすということでし
て、年金の付くような雇い方はできませんけれども、いわゆるワークシェアリング的な
ことであっても受け入れたい。ちなみに、田崎が撤退して、あと WBD という研究開発
に特化した会社ですが、一人増員すると言っております。それで家を構えて欲しいと、
どうも古いのは嫌だとか、3 DK 的なとことかがいいと。だから、地域資源を開発する
って事は、やはり受け入れ人口に繋がっていくと言うようなこともあります。
もう一つ、7歳児までの医療費ですが、これを小学生いっぱいまでやっていこうと、
そういったことも大事にしました。そういった間接的なことも通じて、少しでも減少率
を低くする。ちなみに、美波町に限界集落が4箇所出来ました。おっしゃるとおりです。
悲しいことですが、ただ限界集落と言っても65才ですからね、65才だとまだ元気で
すよね。限界集落の、限界に達しているということは、それは単なる学問上の言葉であ
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って、65才、80くらいまで元気です。だから限界集落というのでなくて、いわゆる
一人住まい、これに焦点を当てていきたいと思っております。以上です。
(議長)
有り難うございました。それでは牟岐町長さんよろしくお願い申し上げます。
(牟岐町長)
牟岐町ですが、知事さん初め県の方には、お礼を中心に申し上げたいのですが、○○
委員さん、あるいはまた○○さんからも話がでました、○○委員さんからもちょっと話
が出ましたが、県立海部病院の地域医療を支える私共、行政としましても皆さんの力を
借りまして、全国的な規模で医師不足、研修制度の見直しと言うことで、随分方向が見
えだしてきておるようですけれども、先程のよくばり体験で昨年、6校あったんですが、
それで土曜日に少し具合が悪くて、どうしようかと言うことで、結局、阿南に運ぼうか、
小松島に運ぼうかと言っている間に、家に運んでくれと、そんなことがありました。土
曜診療と言うことは、こういう体験がありましたので、これもなかなか急にいっても医
者不足の現実で、やっぱり○○委員の意見にもあったように、安全・安心ということか
らいいますと、もっと地域医療として、県立海部病院の医者、私どもお願いするより仕
方がございませんので、知事さんも今後ともこれに力頂けたらと思います。
それからよくばり体験の話に出ました、昨年度は6校でしたが、今年は20校の予定
でありますし、県立少年自然の家もフル稼働しておりまして、3町でやっておりまして
西と取り合いをするんですね。西の場合は、平家のを見て 、かずら橋見て泊まって、後、
次は道後へ行くという。こちらに来ると次のがないという事もあり、高知へ行くのは少
し遠いしという事なんですが、自然いっぱいの県南の地域ということで、プログラム中
心にいろいろ苦心しております。
大島の千年サンゴは、これは大きなインパクトだろうと思います。○○委員さんから
は、地元の町民がもう一つと耳の痛い話なんですが、それに加えて、ある場所が海の中
ですし、それから漁との関係があり、なかなか背面があるわけです。そこらは私ども、
漁業者に頼んだり、お願いしたりとこの自然を千年サンゴを利用した、いわゆる集客と
言いますか、よくばり体験、体験型観光振興ということで力を入れていただいておりま
すけれど、今後、起爆剤に町の魅力としてやっていけたらと思っております。美波町さ
んは、「ウェルかめ 」、海陽町さんはフルマラソン、その間に挟まれて、ささやかですけ
れども、いろいろとご支援いただけたらと思います。
牟岐バイパスにつきましては、昨年度、室戸、阿南安芸、四国八の字ルートに繋がっ
てまして、国交省から一応ルートの地権者への説明がありました。今のところ、組織だ
った反対はないようですので、安心もしていますが、いざ、地権者交渉となりますと、
中にはやっぱり変わりたくないとか、立ち退きたくないとか、あるようです。この事業
につきましては、地方の道路財源の問題もありましょうけれども、町として、今後とも
是非進めていただくように望んでおります。
それから、牟岐川のアシの駆除につきましては、お願いしたところ順調良く行ってお
ります。お願い中心になりますが、牟岐も頑張っていると言うことも申し上げて、終わ
らせていただきます。
(議長)
有り難うございました。
那賀町長さんよろしくお願いします。
(那賀町長)
このパンフの実施計画案の一番目の木質バイオマス活用につきましては、知事さんに
は格別のお力添えを頂きました。また、長安口ダムの直轄による堆砂除去につきまして
も、格別のご支援を本当に有り難うございました。
先程、町内の○○委員さんからもご指摘を受けたんですけれども、この事業について
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は、場所が大塚製薬さんの隣ということで、大塚製薬さんはご存じのとおり、薬品それ
から食品関係の工場です。そしてまた、この工業団地については、大塚さんの主旨から
環境には格別に気を使っているところでございますので、その点については、十分認識
を致しておりますので、最大限の公害、また粉塵等そういった環境面については、今後
のこの事業を進めていく上では、最善を尽くして参りたいと思っております。
また、今までは町民の説明会も行政懇談会も各地域で行った訳なんですけれど、これ
は企業、また内容について秘密事項でございまして、詳しい情報を流せなかったことに
ついては、今後において説明をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいた
します。
また、先程も○○委員さんからもお話がありましたように、那賀町としてもこの森林
を活用していくためには、八十年、百年のサイクルでの、那賀町の山を全て裸山にする
という目的でもございませんし、永久的に森林を循環させるというような、これは先生
方からもそういったことを基本に、やっていくというを頭に置いてまして、またご理解
と各関係する周辺の町村また、県下の町村への方へもそういったことで、入り口側の供
給をご協力をお願いすることになると思います。またいろいろと後程そういった点につ
いて説明会を開催させていただきます。いまお話ししましたように今後、知事さんにお
かれましては、入り口側のご支援の程、宜しく御願いしたいと思います。
それから、この三つ目の分につきまして、公共交通体制が、西宇バイパスは21年度
の完成ということで、折宇工区につきましても是非ともお願いしたいと思っております。
ケーブルテレビの対応につきましても、那賀町も12月からデジタル放送を配信して
おります。
それから6番目の地域医療の関係ですが、那賀町では病院と診療所。日野谷診療所の
分を上那賀病院に集約いたしまして、その空き室を利用して4月1日から透析患者に対
応した病棟と言うことで、阿南の玉眞(たまま)医院の先生が、勤務されているという
ことで透析患者に対応した後、空いた時間に一般の患者さんの診察もしてくださるとい
うことで、大変有難く思っているのですが、今年の医師数につきましても非常に心配を
していた結果、現状維持をなんとかお願いしたいと言うことで、いろいろとお力を頂き、
この12日に自治医大の学長さんも現地の視察を兼ねまして、来ていただけるというこ
とにしております。日野谷は診察日の減とか診療所の一部閉鎖とか、ご理解いただいた
のですが、出来るだけ町内の分については 集約、改革をして参りますが、やはり最終的
には南部地域の連携のネットワーク化については、今後も県のご指導をお願いしたいと
思っております。
それから、少子化の取り組みの中でおたずねしたいんですが、昨年もご報告したんで
すが 、「縁結びの会」という有志の会が、現在7組の新婚さんが誕生をして、今月末に
も一組が式を挙げると聞いとります。県の方でも担当者が置かれたとお聞きして居るん
ですが、この美波庁舎の方にも担当者がおかれるのかどうかと言うこと、もし分かりま
したらお願いしたい。
あと、最後ですが、先程、五軒家町長さん、美波町長さん、それと○○委員さんもあ
ったんですが、限界集落、那賀町にそういったところ非常に沢山出ております。これは
やはり次の新しい新過疎法を採決する中で是非ともそういった方に対応できるようなご
協力をお願いしたいと思っております。
最後なんですが、廃校等のストック活用の中で、実は先程、美波町長さんからもお話
ありましたが、日和佐高校、これは私の母校なんですが、○○委員さんも母校なんです
が、私、拍子悪く中学校、高校と卒業したところ全部無くなってしまったんですね。そ
の関係で、実は那賀高校が予想以上に生徒数が増えてきたんです。この前期も70名に
寮に入っていただくことにしているんですが、それが町の町営住宅、公営住宅、空き住
宅全て使って対応しているんですが、後期の19名については対応が出来ないので、こ
の方については、通学して頂きたいということです。また、那賀町の町立学校の耐震診
断は今年で全て20年度に終わり、21年度からその改築に取りかかるわけなんですが、
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その中で旧の鷲敷の阿井小学校を、その高校生の寮にどうだろうかと計画を早急にした
いと思っています。それで、いろいろと改築の方の整備もあるんですが、高校生の寮と
言うことで何かご支援等々がございましたらお願いしたいと思っております。
(議長)
有り難うございました。ご質には、後ほどお答えさせていただきます。
阿南市長さんお願いいたします。
(阿南市長)
私は、一言だけですけれども、前回のこの会で AMA 構想というのを申し上げまして、
今日はパンフレットとポスターが、完成しましたので、順番に市の職員がお配りいたし
ておりますので、また次回にいろいろご意見を頂ければと思います。
(議長)
有り難うございました。
長時間にわたりまして、いろいろとご発言頂きました。
終わりに当たりまして、飯泉知事の方からご発言をしていただきます。よろしくお願
いいたします。
(知事)
何点か頂いておりますので、そうした点も含めて最後にまとめさせていただきたいと
思います。
先ず、緊急経済雇用対策の中で○○委員の方から「非常に使い方が悪いよ」とこうし
たお話がありました。これが今の国の施策の中で最大の難点であります。ですから全国
知事会議の中に雇用対策本部が立ち上げられて、その最初の会合の時に、この問題を申
し上げこれでも使い方は良くなった方です。その短い方の緊急雇用、これは長期の方の
ふるさと雇用と二つありまして。緊急雇用の場合には、平成13、17とやっておりま
したんで、極力使い勝手のいい。ふるさと雇用の場合には、各事業所にお願いする形で
すので。そうした意味合いから、お願いする側があれもやっちゃだめ、これもやっちゃ
だめと変じゃないかと言うこともありますので、今後、実際に使ってみた中で、こんな
点がまずいといった点をどしどし教えていただきまして、1回こっきりの制度ではあり
ませんので、そういった点で改良を求めていきたいと考えております。
それから、○○委員、また○○委員からもいろいろな対策のアドバイス 、「ウェルか
め」の例も出していただきましたが、あるいは高校を統合した場合に、空きになってか
らじゃなくて、先手を打つべきだと、おっしゃるとおりであります。そういったことで
実は、今回の高速道路の料金対策は、最初は4月の上旬ともいわれておったのですが、
採択になると3月の28日にオッケーと言うことになります。そうした意味で、徳島の
場合には半額になったときから、当然ピーアールを、県内でピーアールするのは普通の
行政の考えなんですが、そうじゃなくて、兵庫また大阪、ここの全国紙を、実は広告を
買いまして、そこに実は徳島発のこんなに安くなった、徳島が値段的に近くなったとい
うピーアールを出していただきました。今月からは、というより先月ですね、2月には
兵庫県の全戸配付の県の広報、うちも「阿波徳島」が全戸配付になっていますが、その
紙面を交換しようと、それで兵庫県の全戸配付の部分に、徳島のこの時期のイベント、
そうしたものを載せまして、今度は高速料金が更に安くなるんで、こうした時期に徳島
に見に来てくれ。そしてうちの方の広報には兵庫県のピーアールを載せているわけです
ね。こうなるとお金はただ、で兵庫県全戸に徳島のピーアールが行くと言うことになり
ます。ということで実は当初予算を含めまして4億3千万をかけて、実は今回、さあい
よいよ対策をうち、スタートをしているものも多々ありますので、これからさらにこう
した先手先手をやっていければなとこの様に考えております。ちなみにこられた方の観
光案内と言うことで、四国観光検定というのがあって、今回だいぶ一定の数が出来たん
でここで打ち止めしようということに成っているんですが、徳島にはシルバー大学校の
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大学院の方で、この四国観光検定の資格を取るための講座を作っておりまして、多くの
皆さんが受けていただいて、その資格を持った方が全県におられます。こうした皆さん
にも、これから「ウェルかめ」もそうですし、高速道路が安くなると、どんどん県南に
来るとこうした皆さんに対してのピーアールをするための組織化と言いますかね、そう
した点もこれから工夫をさせていただければと思います。また、○○委員からもでたよ
うにいろいろな行事、イベントについてはそれぞれの皆さんにちゃんと届くような形で
ピーアールをさせていただきたいと思います。ま た、各町長さん、市長さんからお話
頂きました。五軒家町長からも頂きました。跡地の話ですね。こうしたものはまた、坂
口町長からこれは中学校の話ではあるんですが、やはり既存のストックの活用していく
ということは、一番ポイントに成っておりますので、我々としてもいろいろ工夫をまた、
直ぐオッケー出来るものはさせていただきますし、またこれから工夫のいるものについ
ては工夫させていただいて、皆様方のご要望に対応して進めて行きたいといくし、本当
に今日はお忙しい中、ご出席を頂きまして有り難うございました。
(議長)
どうも有り難うございました。本日皆様方から貴重なご意見を賜りました。有り難う
ございました。
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