こころがけメンバー発表(抄録) シンポジウム・交流会 伊藤 亜希子(精神保健福祉士) 立場は違えど同じ被災地というフィールドで、同じ方向を目指す方々と情報共有と交流 をさせていただいたこと、また、普段一同に会する機会が少ないこころがけメンバーが時 間を共有できたことが、とても意義深いと感じました。 交流会でのプレゼンは短時間で、町と活動の概要と課題を述べるので精一杯でしたが、 お伝えしたかったことは二つです。巨大災害後の、従来こころのケアの供給体が存在しな かった地では、活動成果として一たび発芽・成長したとしても、引き続き種をまき続け「こ ころのケア」の敷居を下げる活動の継続性。そして、支援の限界が見えやすい出前型だか らこそ、全体の方向性や思いの共有が必須という点です。現地活動のコーディネートを役 割とする「地域連携マネージャー」ですが、公的事業と NPO との二足のわらじは予想をは るかに超えて困難な面もあり、多くの洗礼を受けてきましたが、それ故に、誰よりも貴重 な経験をさせてもらっているという思いが原動力の一つにもなっています。私の立場に周 囲も慣れてくださり、声をかけていただき、じわじわとニーズが上がって来ている状況を 体感するにつけても、今後どのような形で、この地で、多様な「長期的支援」と「連携」 ができるかが、メンバーと共有する課題であり挑戦であると思っています。 2013.12.15 こころがけ」報告会・「つくる会」との交流会 (主催)NPO 法人心の架け橋いわて
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