「健幸都市NEWS」 [PDFファイル/660KB]

健幸都市 N E W S
vol.2
「健幸都市」の理想像や健幸都市モデル地区の取
り組みについて、モデル地区の協議会長のインタ
ビューを紹介します。
問健幸都市推進室 ☎ 575-1146
霊山町掛田地区
「誰もが歩きやすい環境づくり」
掛田地区健幸都市協議会では、子どもから高齢者まで誰も
掛田地区健幸都市協議会
が健康で明るく安心して暮らせる地域を目指しています。
会長
健康を維持するためには、
「栄養」
「休養」「運動」の 3 要素
1936 年生まれ。特別養
護老人ホーム「孝の郷」
施設長を務める。
が必要ですが、
「運動」は継続することがなかなか難しいもの
です。そこで、掛田地区では、住民の皆さんの歩く歩数プラ
八島 利幸さん
ス 1,000 歩を目標に、歩きやすい環境づくりを進めています。
春ごろは、茶臼山の桜やツツジを眺めながら小国川沿いを
歩くコースがおすすめで、時には茶臼山に登って四方の景色
を楽しむこともできます。また、掛田地区には阿部製糸所跡
や掛田蚕業伝習所跡など、養蚕に関する史跡があり、歩きな
がら地元の歴史を肌で感じることができます。
今年の秋ごろには、住民同士の交流や健康情報発信の拠点
となる「まちなかサロン」が完成する予定です。サロンの企画・
運営に女性の視点を取り入れ、まちなかのにぎわいづくりを
目指していきます。
小国川沿いから望む茶臼山(標高 225㍍)
梁川町白根地区
「これからも住み続けたい地域を目指して」
白根地区健幸都市推進協議会
会長
齋藤 和雄さん
1938 年生まれ。白根地
区 自 治 会 長、 白 根 財 産
区管理会長を務める。
白根地区は、福島県初のオリンピック選手である三浦弥平
さんのふるさとで、古くからスポーツ活動が盛んです。グラ
ウンドゴルフや世代間交流イベントなども行われ、地域のつ
ながりが非常に強いです。
今年から各集会所で体操などを行う「健康サロン」を実施
していますが、今後は「食育」
「リーダーの育成」などについ
ても検討を進めていきます。
また、楽しみながら歩くことを習慣化させるために①愛宕
神社、清水観音、雁形山など名所を巡るウォーキングコース
や②日常生活の中で気軽に歩けるコースの整備を進めていま
す。40 歳以上のほとんどの人が歩数計を持っており「今日何
歩歩いた?」と、歩くことが会話のきっかけにもなっています。
白根地区健幸都市推進協議会では、住民の皆さんに「これ
からも住み続けたい」と感じてもらえるように、健康で幸せ
見晴らしがよく、休憩場所にピッタリな愛宕神社
7
に暮らせる地域づくりを目指していきます。