主担当部局(長)名 関係部局(長)名 重 点 課 題 南部振興監 畑中 伊知雄 総務部長 杉田 憲英、地域振興部長 田中 敏彦、観光局長 中山 悟、健康福祉部長 前田 努、医療政策部長 武末 文男、産業・雇用振興部長 浪越 照雄、農林部長 冨岡 義文、土木部長 大庭 孝之、まちづくり推進局長 上田 喜史、教育長 冨岡 將人、水道局長 石井 誠一 目 通勤圏内での雇用機会の創出や農林業等の振興により、 指 就業の場を確保するとともに、へき地医療の充実や生活 Ⅵ 中南和・東部地域の振興 す 交通を確保することにより、安全・安心なくらしをめざしま 姿 す。併せて、観光交流や移住・定住を促進することにより、 にぎわいと活力を高めます。 1.政策目標の進捗状況 中南和・東部地域の交流人口 【万人】 1,500 1,400 1,400 1,300 1,200 1,186 1,214 1,232 1,215 1,214 1,100 1,000 H16 H17 H18 H19 H20 平成21年度奈良県観光客動態調査 1,139 H21 ・・・ H23 年度 〔5段階評価〕 自分が住んでいる地域の活気や魅力に対する満足度 3 2.8 2.73 2.73 2.73 2.68 2.67 2.7 2.6 2.4 2.22 2.2 2 H21 H22 2.36 2.49 北部 西部 中部 2.24 政策目標の進捗状況 ・中南和・東部地域の交流人口は、平成20年度まで はほぼ横ばい傾向 ・平成21年度には、前年秋からの景気後退、21年春 からの新型インフルエンザの流行などの要因のほ か、調査方法の変更の影響により全県的に減少 2.24 2.21 政策目標の進捗状況 ・「地域に活力・魅力があること」に対する満足度は、 東部では前年度より上昇したものの、中南和・東部地 域は依然、北和地域に比べて低い水準 ・「平日の渋滞解消」や「犯罪にあう不安のない暮ら し」といった項目では高い満足度 東部 南東部 南西部 平成22年度県民アンケート調査 2.現状分析 〔万人〕 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 交流人口(観光入り込み客数の推移) 奈良地域 中南和・東部地域 (明日香) (吉野山) H16 H17 H18 H19 H20 H21 〔年度〕 平成21年度奈良県観光客動態調査 奈良地域(市域)に比べ中南和・東部地域への観光 入り込み客数は少ない 林業に関する指標 千㎥ 400 奈良県素材生産量(千m3) 奈良県林業産出額(百万円) 300 200 南和・東部地域では、中和地域への通勤の割合が高く なっている。南和・東部地域の活性化のためには南和・ 東部地域と密接な関係のある中和地域における雇用 の創出や観光交流が重要な課題。 10,000 8,000 6,000 4,000 100 0 百万円 12,000 2,000 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 0 〔年度〕 木材需給報告書・生産林業所得統計報告書 かつて基幹産業であった林業は衰退傾向にある。 素材生産量は漸減傾向にあり、林業産出額につい ても木材価格の下落により減少。 ※『主な政策集』の政策目標・戦略目標に関する項目については、☆印を付けて示しています。 - 153 - ※『主な政策集』の政策目標・戦略目標に関する項目については、☆印を付けて示しています。 図2 生活環境についての10年前との比較(良化) 生活環境について、10年前と比較して「良くなった」「どちらかといえば良くなった」と回答した 人の割合 0 10 20 30 40 50 60 県庁所在都市などへ向かう道路 70 80 59.7 トイレの水洗化 74.0 農林水産業の振興 58.0 56.8 水道の整備 45.1 病院や診療所などの医療機関 57.0 平成21年度「奈良県過疎地域集落実態調査」 生活環境については10年前と比較して良化したと回 答する割合が全ての項目において50%を超え、いず れも全国調査よりも高い割合となっている。中でも 「県庁所在都市などへ向かう道路」、「高速インター ネット接続環境」、「高齢者福祉サービス」等の項目 について全国調査の割合を大幅に上回っている。 今後の居住意向 0 20 40 80 100 % 87.0 住み続けたい 他に移りたいが住み続けると思う 60 60.0 8.7 24.3 他に移りたい 2.9 6.5 わからない 1.4 7.4 20 30 40 50 60 集落実態調査 全国調査 平成21年度「奈良県過疎地域集落実態調査」 54.0 26.8 25.0 70 % 64.0 46.7 雇用の場の確保 集落実態調査 全国調査 69.0 39.1 10 バスや鉄道など公共交通機関 76.0 61.2 市町村内の道路 高齢者福祉サービス 0 79.0 44.7 携帯電話の通話環境 生活環境について、10年前と比較して「悪くなった」「どちらかといえば悪くなった」と回答した 人の割合 85.0 57.5 高速インターネット接続環境 90 % 62.0 41.0 集落実態調査 全国調査 36.2 平成21年度「奈良県過疎地域集落実態調査」 「バスや鉄道など公共交通機関」、「雇用の場の確 保」について「悪くなった」または「どちらかといえば悪 くなった」と回答する割合が50%を超え、これらの項 目については10年前と比較して悪化したとの回答が 高い割合 集落維持のために行政に望む対策 0 10 20 30 40 50 60 70 80 % 医療・介護等高齢者福祉への支援 74.4 若者の雇用の場の創出 67.1 林業等地域産業の振興策 62.3 バス交通など生活維持のための対策 61.8 新規定住者受け入れ支援 17.4 農作業などのボランティア支援 15.0 短期留学受け入れ支援 7.2 集落移転のための支援 5.3 その他 4.3 平成21年度「奈良県過疎地域集落実態調査」 集落を維持していくための対策として、「医療・介護等 高齢者福祉への支援」・「若者の雇用の場の創出」・ 「林業等地域産業の振興策」・「バス交通など生活維 持のための対策」に高いニーズ 強み 弱み ・空気や水がおいしく、自然環境が豊か ・産業用地の不足 ・地域の絆が強く、人情がある ・人口減少と高齢化による活力低下 ・世界遺産などの歴史・観光資源が豊富 ・若者の就業の場の不足 (「紀伊山地の霊場と参詣道」平成16年7月登録) ・農林業等地域産業の衰退 (「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」平成19年1 ・観光入り込み客数の低迷 月暫定リスト登録) ・医師の確保が困難 ・平成23年度に京奈和自動車道大和御所道路が(仮 ・自然や歴史文化資源等の活用不足 称)橿原南・御所ICまで供用予定 ・路線バスの休廃止・減便の進行 ・情報通信基盤の充実 ・ドライバー向け観光情報の不足 奈良県の過疎地域に暮らす住民には、その地域に 「住み続けたい」という意識が非常に強く、全国調査 の結果を上回っている ニーズが高いもの ニーズが低いもの ・医療・介護等高齢者福祉への支援 ・振動、騒音、大気汚染などの周辺環境の向上 ・若者の雇用の場の創出 ・治安対策 ・林業等地域産業の振興 ・買い物、通院、バス交通など生活維持のための対 策 - 154 - 3.平成22年度の取組成果の評価 主担当課(長)名 南部振興課長 山本 尚 1.中南和・東部地域の振興方策の検討・実行 取組指標等 担当課名 平成22年度方針・計画策定 南部振興課 平成22年度計画策定 南部振興課 平成22年度設置 南部振興課 平成20年度 平成21年度 平成22年度 「奈良県過疎地域自立促進方針・計画」の策定及び実行 ☆ 活力低下が著しい南部地域を対象とした「南部振興計画」の策定 及び実行 ☆ 「地域振興部」に「南部振興対策室」を設置 これまでの成果 ・過疎地域を含めた中南和・東部地域全体の振興を目指し、「奈良県過疎地域自立促進方針・計画」を策定 ☆ ・人口減少と高齢化が急速に進む南部等地域を活性化させるための「南部振興計画」を策定 ☆ ・総合的な過疎対策・南部等地域の振興を推進するため地域振興部内に南部振興対策室を設置 主担当課(長)名 南部振興課長 山本 尚 2.地域産業の振興 自分の生活にあった就業ができることに対する満足度 〔5段階評価〕 2.5 2.4 2.3 2.47 2.48 2.35 2.29 H21 H22 2.28 2.24 2.28 南東部 南西部 県全体 平成22年度県民アンケート調査 2.2 2.21 2.1 2 東部 施策成果の進捗状況 ・県全体に対する中南和・東部地域の満足度は依然 低い水準 ・東部地域において満足度が上昇しているものの、 南部地域については満足度が低下し、より厳しい状 況にある 取組指標等 (仮称)橿原南・御所インターチェンジ周辺において良好な産業用地を確保 することにより中南和地域での通勤圏内の雇用機会の創出を図るため、 関係市町村・関係部局と連携してまちづくりの調査検討を実施 京奈和自動車道(仮称)橿原南・御所IC周辺における産業用地調査の実施(再掲) 農林業の振興に向けた諸施策の推進 これまでの成果 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成21年度から検討事業 担当課名 地域デザイン 推進課 企業立地推 進課 (取組内容は、「農林業の振興」 (農林部) に記載) ・中南和地域における通勤圏内での雇用創出や消費拡大を実現するため、京奈和自動車道大和御所道路の (仮称)橿原南・御所IC以北の平成23年度供用予定を踏まえ、同IC周辺における産業団地造成の実現可能性を 探るための土地利用計画を策定し、地盤状況の確認など基礎的な調査を実施 - 155 - 主担当課(長)名 南部振興課長 山本 尚 3.安全・安心で快適な生活環境の整備 60 施策成果の進捗状況 ・住みやすさの評価については、県全体では「住みや すい」と感じている人の割合が低下しているものの、 南部地域においては最も高い増加率 ・定住意向についても東部・南部地域では非常に高 い値を示しており、特に高齢者や農林漁業従事者に その傾向が強い 「住みやすい」と思う人の割合 % 70 61.9 60.1 58.9 57.9 50 50 54.4 48.6 50.6 H21 H22 40 30 東部 南東部 南西部 県全体 平成22年度県民アンケート調査 担当課名 整備実施市町村数(累計) 17 情報システ 15 16 ム課 山間地域ケーブルテレビ施設整備の推進 整備実施地区数(国庫補助金活用)(累計) 21 49 79 情報システ ム課 携帯電話不感地域解消の促進 助成対象路線数(国庫補助対象路線)(総数) 29 23 22 道路・交通 環境課 広域的・幹線的バス路線維持のための運行費等に対し助成 助成対象路線数(国庫補助対象路線の内数) - 9 10 道路・交通 採算が悪化したバス路線に対し国庫補助採択要件を満たすよう県独自に支援等 - 環境課 - 輸送人員(人) - - 191 道路・交通 過疎地域の移動手段確保に向けた通院バス運行の実証実験(十津川村~五條市) - - - 環境課 平成22年度設計完了 水道局業務課 宇陀市室生区への県営水道給水に向けた設計 地域医療ワークショップ、へき地診療所体験実習、へき地医療研修プログラムの実施 平成22年度 医師・看護師 研修プログラム策定・募集開始 確保対策室 県立五條病院やへき地診療所での「総合医」養成研修の実施等 医師確保修学資金新規貸与者(人) 10 10 24 医師・看護師 確保対策室 へき地勤務医確保に向けた奨学金の貸付(再掲) - 供用目標宣言路線、重点整備宣言箇所の整備推進 国道169号高取バイパス、国道168号辻堂バイパス・川津道路 旭口道路・国道309号丹生バイパス、国道369号高井拡幅 等 (公共事業) 道路建設課 [国の事業](直轄事業負担) 取組指標等 平成20年度 平成21年度 平成22年度 京奈和自動車道、国道169号(上北山道路・奥瀞道路) 国道168号(十津川道路) 「なら安心みちネットプラン」の実行による安全な通行の確保 これまでの成果 プランに基づく 対策・管理継続 道路管理課 ・地上デジタル放送への移行及び高速インターネット接続を可能とするCATV施設の整備が平成22年度に完 了 ・採算性から民間事業者の携帯電話サービスが受けられない地域において整備を実施し、平成22年度末に 県全体の人口カバー率99.9%を達成 ・生活に必要な既存バス路線について、各種の支援等により運行を確保。また、国道168号沿線においては、 高度医療の利用を支援するため、既存の運行に加えて通院等に適した時間帯での「広域通院ライン」の実証 実験に伴う運行を平成23年2月から開始 ・緊急医師確保修学資金新規貸与人数(上限)の拡充(平成21年度:5人→平成22年度:15人) ・企業立地や計画的なまちづくりの促進、観光振興等、中南和・東部地域に様々な効果をもたらす京奈和自 動車道及び東部・南部へのアクセス道路(供用目標宣言路線、重点整備宣言箇所)等を計画的に整備 【主な供用路線】 一般国道168号(川津道路の一部)、都市計画道路中和幹線(桜井東工区)、主要地方道吉野室生寺針線 (大野工区) ・奈良の今後の5カ年(平成21~25年度)の道づくり戦略に基づき効率的に幹線道路等の整備を推進 ・前兆現象の早期把握と発災後の地域生活・経済への影響を出来るだけ少なくすることに重点を置き、道路 ネットワークを遮断させないように重視して危険箇所の防災対策に『選択と集中』で取り組むことなどを取りま とめた「なら安心みちネットプラン」(平成21年度策定)に基づき、計画的に道路防災対策を実施し、通行の安 全確保を推進 - 156 - 主担当課(長)名 南部振興課長 山本 尚 4.地域資源を活用した観光交流の拡大と移住・定住の促進 〔万人〕 1,500 中南和・東部地域の交流人口(観光客数) 1,214.5 1,214.3 H19 H20 1,400.0 1,139.2 1,000 500 0 H21 ・・・ 施策成果の進捗状況 ・平成21年度には新型インフルエンザ等の影響によ る減少は見られるものの、中南和・東部地域の交流 人口は、ほぼ横ばいの状況 ・平成23年度の目標値(1,400万人)達成のために は、魅力ある地域資源の創出と効果的な情報発信に ついて積極的な取組みが必要 H23 年度 平成21年度奈良県観光客動態調査報告書 取組指標等 WEBや雑誌スマートフォンを活用した中南和観光情報の発信件数 中南和観光魅力の創出・情報の発信 「吉野・高野・熊野の国」への観光入り込み客数(千人) 担当課名 - 4 南部振興課 - - - - - - 3,034 - - 南部振興課 三重・和歌山と連携し「吉野・高野・熊野の国」建国による観光施策の推進 - 「飛鳥・藤原」の世界遺産登録推進のためのサポート会議構成団体数 13 15 15 文化・教育課 「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録に向けた取組の推進 - 史跡・名勝飛鳥京跡苑池復元整備 平成22年度基本構想 文化財保存課 公園緑地課 策定開始 史跡・名勝飛鳥京跡苑池の復原に向けた検討・用地取得(再掲) 明日香における歴史展示計画の策定(再掲) 平成22年度計画策定 ならの魅力 創造課 「道の駅」を活用した観光情報発信の社会実験を実施 平成21年度から検討事業 道路・交通 環境課 ドライバー向け観光情報の発信とETCを活用した周遊促進の検討 平成20年度 平成21年度 平成22年度 これまでの成果 ・WEBや雑誌、スマートフォンを活用した中南和観光情報の発信 ・「弘法大師の道」ホームページを開設(平成23年4月) ・「吉野・高野・熊野の国」を建国(平成22年7月) ・中南和地域の観光ゲートウェイである明日香エリアの歴史展示を推進するため、「明日香における歴史展示 実施計画」を策定(平成23年3月) ・ドライバー向け観光情報として宇陀地域のドライブマップを作成し、針テラスにおいて配布 (配布期間・配布数:平成21年秋季(30日間)4,500部、平成22年冬期(50日間)10,499部、平成22年春季(47日 間)13,400部) ・南部・東部地域への移住・定住に関する情報について、平成22年度は8市町村分を発信 ☆ - 157 - 4.平成24年度に向けた課題の明確化 <ニーズが ≪取組を ニーズが高いもの> いもの> 取組を維持する 維持する課題 する課題≫ 課題≫ ・医療・介護等高齢者福祉への支援 ・若者の雇用の場の創出 ・自然景観や環境の保全 ・林業等地域産業の振興 ・買い物、通院、バス交通など生活 維持のための対策 積極的推進 ≪積極的に取り組む課題≫ ・医療・介護等高齢者福祉支援 ・産業用地の確保 ・若者の雇用創出 ・農林業等地域産業の振興 ・観光・交流の促進 ・定住の促進 ・地域資源の活用 ・生活維持対策 積極的推進 <ニーズが ニーズが低いもの> いもの> ・騒音、振動、大気汚染などの周辺 環境の向上 ・治安対策 ≪取組を 取組を縮小する 縮小する課題 する課題≫ 課題≫ ≪取組を 取組を見直す 見直す課題≫ 課題≫ <政策目標の 政策目標の進捗状況> 進捗状況> ・中南和・東部地域の活力・魅力に 対する満足度は改善傾向にあるが、 北和地域に比べると依然として低水 準 ・中南和・東部地域の交流人口は概 ね横ばい傾向 < 強 < 強 み > ・空気や水がおいしく、自然環境 が豊か ・地域の絆が強く、人情がある ・世界遺産などの歴史・観光資源 が豊富 (「紀伊山地の霊場と参詣道」平成 16年7月登録) (「飛鳥・藤原の宮都とその関連資 産群」平成19年1月暫定リスト登 録) ・平成23年度に京奈和自動車道 大和御所道路が(仮称)橿原南・ 御所ICまで供用予定 ・情報通信基盤の充実 < 弱 < 弱 み> ・産業用地の不足 ・人口減少と高齢化による活力低 下 ・若者の就業の場の不足 ・農林業等地域産業の衰退 ・観光入り込み客数の低迷 ・医師の確保が困難 ・自然や歴史文化資源等の活用 不足 ・路線バスの休廃止・減便の進行 ・ドライバー向け観光情報の不足 <取組成果の 取組成果の評価> 評価> ・中南和・東部地域の活力、魅力に 対する満足度は県全体に比べて低 水準 ・「住みやすい」と感じている人の割 合が、南部地域において県全体で最 も高い増加率で、定住意向について は東部・南部地域で非常に高い。 ・中南和・東部地域の交流人口は概 ね横ばい傾向 - 158 - 5.それぞれの課題についての今後の取組方針 積極的に取り組む課題 医療・介護等高齢者福祉支援 産業用地の確保 若者の雇用創出 農林業等地域産業の振興 観光・交流の促進 定住の促進 地域資源の活用 生活維持対策 取組を維持する課題 自然景観や環境の保全 今後の取組方針 ・南和地域での安定的な医療を提供する体制の維持・ 確立、住民への切れ目のない医療の提供 ・高齢者が孤立せず人との関わりを維持できる地域介 護・高齢者交流の拠点づくりについての検討 中南和地域からの通勤圏内に産業集積地を形成し、雇 用を創出 ・コミュニティービジネスの開発・育成による就労の場の 拡充についての検討 ・林業・木材産業の振興による就業の場の確保 ・県産材の安定供給と利用促進により、南部地域の主 要産業である林業・木材産業を振興 ・柿等の果樹の生産能力向上・ブランド化と販売拡大に より南部地域の農業を活性化 ・農林水産業に対する鳥獣被害の軽減、捕獲したシカ、 イノシシ等の有効活用 ・中南和・東部地域の入口に拠点商業施設を設置し、農 業振興と同地域への誘客を促進 ・「食」と「眺望」をリンクした魅力的なレストランを展開 し、農産物の生産・流通及び誘客を促進 ・明日香における賑わいの形成と中南和観光の拠点化 により南部地域への誘客を促進 ・ドライバー向け観光情報発信、ICTを活用した周遊観 光促進、地域の魅力創出・向上等 ・広域的な自転車利用ネットワークの形成等により自転 車利用を促進 空き家となっている古民家等を整備、活用し、交流や定 住の促進についての検討 ・吉野の材木を利用した土産物の開発による林業振興 と県内消費の活性化 ・新たな毛皮革ファッションや新商品創生に向けて毛皮 革産地と大学等との包括的な連携 ・世界遺産等の観光情報発信と各種イベントの開催、ア クセスの短縮・快適性の向上に関する「吉野・高野・熊 野の国」関係3県の連携 ・なら森林ふれあいルート(立入利用林)やなら彩りの森 林景観(眺望活用林)の整備 ・地域資源を活用した多様な宿泊施設の立地推進及び 質の充実を図る ・五條新町周辺の古い街並みなど、特徴ある地域資源 を活かした賑わいのあるまちづくりの推進 ・大滝ダム湖周辺の地域資源を活用した環境学習の拠 点づくりや観光交流ネットワークの形成を推進 ・買い物代行や宅配等、高齢者の日常生活支援サービ スシステムの構築についての検討 ・平成23年3月に制定された「奈良県交通基本戦略」に 基づき、持続可能な交通環境を構築 ・京奈和自動車道やそのアクセス道路等を整備し、地域 経済を活性化するとともに安全・安心な暮らしを提供 ・災害時に孤立化が懸念される南和地域における高齢 者避難支援等安心・安全の確保 今後の取組方針 庁内部局横断型の対策チームにより、瀬切れ対策や水 源・生態系・景観保全等の吉野川清流対策を推進 - 159 -
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