1月号 - 戸田市立教育センター

静かで秩序ある学校、美しい学校
「3K」をもつ笹中生 … 志、向上心、謙虚な心
笹目中だより
平成26年1月8日
1月号
№391号
男 25 3
女 25 3
計 50 6
戸田市立笹目中学校
何のために勉強するの?
戸田市立笹目中学校長
戸ヶ﨑 勤
あけましておめでとうございます。関東地方は穏やかな晴天に恵まれた正月でした。
生徒諸君や保護者の皆さんはどんな新年の誓いをされたのでしょうか?
今年も「静かで秩序ある学校」、「美しい学校」の実現に向け、チーム笹中で努めて
まいりますので、保護者の皆様の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
突然ですが、お子さんから「何のために勉強するの?」、
「なぜ勉強しなければなら
ないの?」と質問されたら何と答えますか。実は教員にとっても、生徒個々の「なぜ
学ぶのか?」の問いに誠実に説得力をもって答えてあげることは容易ではありません。
私が何度も読み返すのが、1996年提言のユネスコの21世紀教育国際委員会の報告
書「学習:秘められた宝」です。自らの中にある「潜在的な能力」=「秘められた宝」
を掘り起こすことこそが「学ぶ意義」だとのメッセージが込められているように思い
ます。その中にある学習の4本柱は、今日の教育界でも広く生かされています。
① 知ることを学ぶ(learning to know)、 ② 為すことを学ぶ(learning to do)
③ 共に生きることを学ぶ(learning to live together)
④ 人間として生きることを学ぶ(learning to be)
特に最近の学校教育では、生活に結びついた「学び」が強調されています。学校で
習った知識を実際の生活場面で活用できないと「役に立たない知識」となってしまい
ます。そこで、本校の授業でも、学んだ知識や技術を生かし、活用したり応用できる
力を身に付けることにも重点をおこうとしています。
数学を例にすると、大昔は、食料の管理や位置の測定など、人の生存と密接に関係
した形で実用数学が行われていました。時代が進むと、単に生存の維持だけでなく、
人類の更なる発展に貢献する数学が注目されるようになりました。その結果として、
人々は様々なテクノロジーを獲得し、宇宙への旅の実現にまで至っています。
また、日々の買い物だけなら小学校の小数の計算くらいで十分ですが、ローンを組
んだり、税金を計算したりするときには関数の考え方を知らないと、他人任せになら
ざるを得ません。東京スカイツリーのような建造物を見ると、高度な数学の計算が背
景にあることを理解したり、その形に魅せられ幾何学も思い起こすでしょう。そう思
うと、私たちのまわりにはたくさんの数学が隠れていることや、数学は人とともにあ
るということが理解できると思います。さらに、結果としての知識だけでなく、その
思考過程を通して、筋道を立てて考える、逆向きに考える、搦手で考える、といった
数学的な見方や考え方こそが実生活に役立つということも理解して欲しいのです。
もう1つ、今も昔も変わらない意義は、
「できた」という達成感を味わうことです。
問題が解けた瞬間や、新しいきまりや隠れたナゾを発見すると、誰でも「やった!で
きた!」という「達成感」が生まれます。この「達成感」を多く経験すると「自分も
やればできる」という自信につながり、それがさらなる学習への原動力になります。
学習は人生最大の投資です。個人も社会もそのことをもっと大切にしたいものです。
笹中生 授業の八つの心得
【開始時】
一 ゴミを拾い、黒板をきれいにします。
二 授業の準備をし、机を整頓します。
三 チャイム着席を守ります。
四 起立して、あいさつをしっかりとし
ます。
【授業中】
五 発言するときは、まっすぐ手を挙げ
ます。
六 名前を呼ばれたら「はい」と返事
をし、はっきりと発言します。
七 発言している人の話を目と耳できき
ます。
【授業の終了】
八 起立して、あいさつをしっかりとし
ます。
家庭教育学級でも学力向上の話題に
11月28日(木)、PTA教養部主
催の「家庭教育学級」が、本校の会議室で
開催されました。講師の戸ヶ﨑校長から
は、基本的な生活習慣と学力、家庭学習、
就寝時間、携帯電話の使い方など、本校
生徒の学習状況の課題や今後の学力向上
に向けての話がありました。
当日は大勢の保護者の方が参加され、
有意義な時間を過ごすことができまし
た。御参会ありがとうございました。
日
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
曜
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
11
12
13
14
15
16
17
土
日
月
火
水
木
金
18
土
19
20
21
22
日
月
火
水
23
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26
27
28
木
金
土
日
月
火
29
30
水
木
1月の主な行事予定
行
事
元
予
日
定
始業式・全校集会
3年校長会学力検査・給食開始
1,2年笹中コンテスト
戸田市教育フェスティバル
PTA理事会
成人の日
発育測定
3つの達成目標検証①②
1年スキー教室説明会⑤
1,2年学力向上講演会⑥
小中合同ボランティアクリ
ーン活動(美女木小学校)
私立高入試中心日(3年給食なし)
特別支援高等学園入試
特別支援高等学園入試
埼玉県・戸田市教育委員会
委嘱研究発表会(笹目中)
3年租税教室⑤
2月の主な行事予定
1日(土)戸田市国語コンテスト
3日(月) いじめ・非行防止ネットワー
ク会議
4日(火) 3年三者面談~6日(木)
7日(金) 新入生保護者説明会
11日(月) 建国記念の日
18日(火) 県公立高校出願
19日(水)~21日(金)
1年スキー教室
2年職場体験学習
20日(木)21日(金)25(火)志願先変更
26日(水) 3年学年末テスト・3年給食終了
27日(木)
〃
28日(金) 生徒会委員会(1.2年)
家庭・地域・学校ふれあい講演会に「ニャンちゅう」が来校されました
12月17日(火)第5校時、「家庭・地域・学校ふれあい
講演会」が本校体育館で開催されました。
講師として、日本の声優界で有名な津久井教生さんをお
迎えし、「言葉とコミュニケーション」という演題で御講演
をいただきました。
NHK教育テレビの「ニャンちゅう」の登場と楽しいお
話の中で、
「将来に向けて今一番大切にしてほしいのは、と
にかく真面目に勉強することです。
」などのお話をいただき
ました。また、「おはよう」「こんにちは」の一言の
あいさつでも、声のトーンやその時の表情、その言
い方によって相手に伝わる思いが全く違ってくるこ
とを強調してお話しくださいました。当日の生徒た
ちのあいさつは、なぜか今までよりも明るく、元気
なあいさつに変わっていました。津久井さんの豊富
な人生経験を踏まえてのお話は、生徒たちにとって、
これからの学校生活、そして今後の人生のよき指針
となり、心に刻まれるものになったと思います。
「学校が静かで授業に集中していますね」
授業参観・保護者会での御感想より
多くの笹中生が表彰されました
<埼玉県児童・生徒発明創意くふう展>
埼玉新聞社賞
鈴木 夢巳
<郷土を描く児童生徒作品展>
○入選 佐藤 茉子 加藤 紗英
金綱 ななみ
<税についての作文>
○感謝状 戸田市立笹目中学校
○戸田市長賞 早野 詩織
○会長賞
齊藤 百恵
12月6日の授業参観・保護者会では
多くの保護者の皆様の御参加をいただき
ありがとうございました。
当日は、生徒たちが授業に真剣に取り
組んでいる様子に、何人かの保護者の方
から、「昨年度とは大きく違い学校が静か
なのでびっくりしました。」、「子供たちが
集中して授業を受けているので安心しま
した。」、「先生たちが生徒の近くに寄り添
って授業を進めている様子がよくわかり
ました。」、「今の授業はパソコンなどを積
極的に活用してわかりやすい授業で羨ま
しいですね。」などのお褒めの御感想をい
ただきました。
これも「チーム笹中」で教職員一丸と
なって、生徒の学力向上に向けて全力で
取り組んできている研究推進の成果の一
つと言えるかもしれません。
<おべんとうコンクール>
金谷 凜夏、山口 菜摘、渡邉 美優
小野 愛果、須田 華帆、川添 真菜
佐藤 鈴音、市村 優佳、遠藤 千晴
岸 愛佳、嶋田 優菜、舩木 梓
古井 莉々子、井上 美穂
工藤 裕香子、藤原 里紗、笹目 夕夏
木村 媛
<美里町長杯>○野球3位(12校中)
<笹目北町ボランティア表彰>
○名誉表彰(10年継続) 中信 達彦
○功労賞(9年継続) 渡辺 ミキ、
松尾 風子、工藤 裕香子、
根岸 真矢
3年3組本間教諭が産休へ
すでに通知済みですが、3年3組の担
任の本間貴美子教諭が、出産のために1
月14日より長期休暇を取得することに
なりました。それに伴い、3年3組の担
任代理として、3学年所属の両谷隆宏教
諭が担任の代理を行ってまいります。ま
た、音楽の授業と音楽部の顧問につきま
しては、代員の教諭が1月14日より着
任の予定です。保護者の
皆様の御理解等をいただ
きますようお願い申し上
げます。
第4回笹目・美女木地区
小中学校音楽フェスティバルで名演奏
戸田市児童生徒作品展覧会
多く生徒作品が出品されました
11月16日(土)・17日(日)、戸
田市立新曽北小学校を会場に行われた
「戸田市児童生徒作品展覧会」に、笹
目中学校から合計134点の作品が出
品されました。どれも力作揃いで、多
くの来場者から好評を得ました。
書写の部 30作品
奨励賞
1-4 小池 真咲
3-1 平井 綾乃
理科の部 2作品
美術(平面)の部 15作品
奨励賞
1-4 萩原 凜太郞
2-2 室 直弥
美術(立体)の部 11作品
奨励賞
2-5 水上 直樹
3-3 志村 祐太
12月7日(土)笹目コミュニティー
センター(コンパル)で開催された小中
学校音楽フェスティバルに、笹目中から
音楽部が出演しました。人数は最も少な
い編成でしたが、たいへん好感のもてる
気張らない名演奏を披露してくれました。
満員の参加者から大きな拍手と喝采が沸
きました。また、12月24日(火)に
は、本校音楽室で、音楽部の保護者の方
や教員が聴衆として鑑賞する中、音楽部
によるの吹奏楽サンクスコンサートが催
されました。クラッシックの曲目をソロ、
二重奏、三重
奏などで心を
込めて演奏
し、クリスマ
スイブの日
に、心地よい
ひと時を与え
てくれまし
た。
12月18日(水)1,2年生を対
象に戸田市消費生活センターの方を講
師にお招きして、携帯電話やインター
ネットでの被害未然防止・拡大防止を
目的とした講演会を実施いたしまし
た。オンラインゲームは無料でも、ア
イテムは有料と
いう課金制がと
られることもあ
るなどの怖い話
を伺い大変勉強
になりました。
本校の「いじめ行動宣言」がNHKの
HPに掲載されています
本校ホームページに「部活動コ-ナ-」
を新設予定です。
昨秋に本校の生徒、保護者、教員で参
加したNHKの「いじめを考えるキャン
ペーン 100万人の行動宣言」が番組で紹
介された他、下記サイトに掲載されてい
ます。外国と比べ、いじめの傍観者が日
本には多いことから、そんな気分や空気
をかえていこうという趣旨のキャンペー
ンです。引き続き、本校からいじめは絶
対に出さないよう努めてまいります。
http://www.nhk.or.jp/ijimezero/sengen
_school/kantou/10_72.html
本校のホームページは月に2~3回
を目安に更新しています。御覧になっ
ている方が増えています。そこで、今
回新たに「部活動コーナー」を新設し、
それぞれの部活動の活動の様子を随時
紹介していく予定です。楽しみにお待
ちください。
技術・家庭科の部 42作品
特別支援学級の部 34作品
暮らしのトラブル講演会