ネオマフォーム 鉄筋コンクリート造外壁外断熱工法 NoiM 工法 施工マニュアル 旭化成建材株式会社 断熱材事業部 1 目次 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 NoiM 工法について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 Ⅰ.製品一覧 ① ネオマフォーム製品一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ② 関連資材 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 Ⅱ.施工フローと注意事項 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 下地の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 アンカー施工 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 NoiM シャフト取付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 断熱材施工 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 外装下地施工(例) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 外装材施工(例) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 Ⅲ.免責事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 Ⅳ.ネオマフォーム取扱い注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・ 20 2 はじめに この施工マニュアルは、ネオマフォーム RC 外断熱工法「NoiM 工法」にお いて、施工上注意していただきたいことを記載したものです。 「NoiM 工法」の工事にあたっては、本マニュアルを必ずお読みの上、正し い工事を行って下さい。 本書の内容についてのお問い合わせは、当社または代理店にお尋ね下さい。 <安全に関する注意> 本マニュアルの中で特に注意していただきたい事項については、各項目ごと に下記の表示をしています。 :このマークは設計上安全上注意していただきたい箇所に表示してあります。 注意 :取り扱いを誤った場合に人が損傷を負うか、または物的損害が発生する危 険な状態が生じることが想定される場合に表示してあります。 警告 :取り扱いを誤った場合に人が死亡または重傷を負う危険が生じることが想 定される場合に表示してあります。 本施工マニュアルの取り扱いについて 本施工要領書は、NoiM 工法の標準的な施工方法を示したもので、全ての現場に当 てはまるとは限りません。各施工現場では、本施工マニュアルでは合致できない 様々な状況が考えられますので、施工業者様におかれましては、各々の現場状況 にあった施工及び管理をお願いいたします。 ※本記載内容は現時点での資料・データに基づいて作成しており新しい知見により改訂さ れることがあります。 11 NoiM 工法について NoiM 工法とは、高性能フェノールフォーム断熱材「ネオマフォーム」を用 いた鉄筋コンクリート造外断熱工法です。専用の取付金具(NoiM ディスク・ NoiM シャフト)を使用し、独自の固定方法(樹脂モルタル充填・ディスクに よる不陸調整)を用いているため下記のような特長があります。 通気層を持つ あらゆる仕上げの建築物に対応可能 支持部品が軽微で熱橋の問題が少ない 外装材下地の不陸調整が容易である 外装材の荷重に対し高い耐力を発揮 鉄筋コンクリート躯体壁 アンカー NOIMシャフト 断熱材「ネオマフォーム」 樹脂モルタル プラファスディスク NOIMディスク ハット型胴縁 取付け順序 取付け状態 取付け構成 取付け状態 NoiM 工法概要図 2 Ⅰ.適用断熱材および副資材 ① 断熱材:ネオマフォーム ネオマフォーム規格一覧:下記の製品全てに適用できます。 規格:JIS A 9511 フェノールフォーム保温板1種2号 F☆☆☆☆ S 常備品 サイズ(巾×長さ) 910×1820mm 厚さ 梱包単位(入数) 品番 20 20枚 20-R6 25 16枚 25-R6 30 12枚 30-R6 35 10枚 35-R6 40 10枚 40-R6 45 8枚 45-R6 50 8枚 50-R6 60 6枚 60-R6 66 6枚 66-R6 ② 受注生産品 910×3030mm 1000×2000mm 品番 品番 20-R0 20-RM 25-R0 25-RM 30-R0 30-RM 35-R0 35-RM 40-R0 40-RM 45-R0 45-RM 50-R0 50-RM 60-R0 60-RM 66-R0 66-RM 関連資材 (1) 専用副資材 仕上材の重量および風荷重等から、アンカーの箇所数(シャフトの本 数)を計算し、それに基づいた必要数を算出し、もれのないように発 注手配して下さい。(旭化成建材㈱で取扱っております) NoiM シャフト C 用途:外装材下地取付用シャフト金物 12 40 8 3 種類の長さがあります。 断熱材の厚さ、納まりに応じて選択して下さ い。 20 B 20 5 A 材質:鋼材・電気亜鉛メッキ(有色クロメート処理) 側面 図 22 40 2.5φ キ リ 孔 正面図 記号 A(mm) B(mm) C(mm) ネオマフォーム 適合標準厚さ(mm) L-70 L-90 L-110 70 90 110 35 45 65 50 70 90 20∼30 20∼40 45∼66 3 NoiM ディスク 10 5 用途:外装材下地不陸調整用ディスク 2.3 回転させることによって不陸を調整。 100 12φ 12Φ タ ッ プ 孔 材質:鋼材・電気亜鉛メッキ(有色クロメート処理) 10 断面図 100 正面図 プラファスディスク 5 3 2 80 用途:断熱材押え用ディスク 材質:難燃ポリプロピレン 80 断面図 正面図 トルク管理型アンカー 用途:NoiM シャフト固定用トルク管理型アンカー 材質:鋼材・電気亜鉛メッキ(有色) 全長 57mm ※断熱改修 の場合は別途アンカー長さを検討する必要 があります。 4 ハット型胴縁 15 用途:外装材固定用通気胴縁 2.3 15 材質:鋼材・溶融亜鉛メッキ 30 B 40 A 一般用 幅広用 A(胴縁幅・mm) B(胴縁高さ・mm) 板厚(mm) 全長(mm) 40 20、30 2.3 2,400、3,000 90 20、30 2.3 2,400、3,000 ※出隅用、補強用胴縁も別途用意しています。 (2)必要工具例 ハンマードリル (コンクリート孔あけ用) 軸の形状に注意して下さい。 モルタルパック (樹脂モルタル充てん用) インパクトドライバ(胴縁固定ビス留め用) 9mm 用電動ドリル用ソケット(NoiM シャフト固定用) (3)現場調達品 1)樹脂モルタル:(NSドカモルハード 2)断熱材接着用シーリング材 3)気密・防水テープ 5 日本化成㈱)他 同等品 Ⅱ.施工フローと注意事項 NoiM 工法の施工の流れは以下のようになっております。 外断熱工法の性能を十分に発揮させるためにも、施工の各段階での 注意事項を守り、現場の安全管理に十分注意して施工して下さい。 参照ページ ①下地の確認 7 ②アンカー施工 8 ③NoiM シャフト取付け 12 ④断熱材施工 14 ⑤外装材下地施工(例) 16 ⑥外装材施工(例) 18 6 ① 下地の確認 出入誤差 下地の出入誤差を確認します。断熱材厚さと胴縁高さの関係により不陸 調整の範囲が決まります。その範囲を超えた不陸が発生した場合は、元請 様へ修正等を依頼する必要があります。調整が可能な範囲を超える場合は、 外装壁面が下地の壁体なりに仕上がってしまう旨、発注者に対して承認を 得る必要があります。 断熱材厚さ‐シャフト種類ごとの 不陸調整範囲 断熱材厚さ 適用シャフト-不陸調整範囲 (mm) (mm) 20 40 20 L-70 25 35 15 30 30 10 L-90 35 25 40 20 45 35 50 30 L-110 55 25 60 20 66 14 不陸調整範囲 下地調整 下地コンクリート表面は平滑に仕上げて下さい。断熱材との界面に大き な隙間が生じますと断熱・防露性能が低下します。豆板ははつり、ジャン かは樹脂モルタル充填等の適切な方法で手直して下さい。汚れ及び油分は 研磨して除去して下さい。 断熱改修の場合は、アンカー引抜き試験・コア抜き試験等で躯体に十分 な強度が確保されていることを確認して下さい。仕上げモルタルが厚く塗 られている場合がありますが、アンカーは仕上げモルタルを除いた下地の コンクリートに届き、強度を発揮できる長さのものとして下さい。 7 ② アンカー施工 アンカー施工は以下の手順で行います。 1.墨出し(NoiM シャフト取付け位置) 外装材重量および風荷重で計算した、アンカー孔あけ位置に縦、横とも 全て墨だしを行います。(写真-1) キリが鉄筋にあたると、折れる恐れがありますので、必要に応じて鉄筋 探知機で鉄筋位置を確認し、墨だし位置は十分に検討を行って下さい。 また、鉄筋にあたってしまった場合は、あらためて支障のない範囲の別 の場所に孔あけを行って下さい。 躯体の際部分(出隅部、開口部周り)から 100mm 以上内側にアンカ ーを施工して下さい。(写真-2) 写真-1 100mm以上離す 写真-2 8 2.アンカー孔あけ アンカーを埋め込む細孔と樹脂モルタルを充填する広孔をコンクリート ドリルで孔あけします。施工工具としては、ハンマードリルを使用して下 さい。振動ドリルでは孔あけは時間がかかり困難です。 注意 孔あけ作業時には大きな騒音が発生します。関係各位と十分打合 せを行い、作業時期の検討、必要な場合は防音対策(低騒音型ドリ ルの採用)等を行って下さい。 特にリフォーム時は、住民の方に十分理解していただく必要があ ます。事前の打合せ、告知などを十分に行って下さい。 注意 キリ(電動ドリル)の使用には十分注意して下さい。鉄筋などに あたった場合大きく反動し、負傷する恐れがあります。 細孔が大きくならないよう注意して孔あけをして下さい。孔が大きす ぎる場合アンカーの強度が十分に発揮されない場合があります。 アンカー孔中に切粉が残ったり、コンクリートの吸水が大きいと樹脂モ ルタルの強度や付着力が低下することが考えられます。下地のコンクリ ートの吸水が大きい場合は、切粉を除去後、下地処理を行って下さい。 (下地処理剤:NSハイフレックスHF-1000 日本化成㈱社製等) 9 アンカー孔あけ施工例 写真-4 写真-3 20 8 25 80 正面図 断面 図 (図―1) 正しい例 細孔が中心にきています。 失敗例 細孔が外側にきており、このまま ではシャフトが取付け出来ません 写真-6 写真-5 先ず8φのドリルで躯体表面から深さ 80mm のアンカーを挿入する細 孔をあけます。躯体に垂直になるよう、十分に注意して下さい。 (写真-3) 次に広孔を 20φのコンクリートドリルで深さ 25mm孔あけします。 (写 真-4) 先に孔あけをしている8φの孔に芯を合わせ、中心にくるよう注意して 施工して下さい。 (写真-5)なお、孔を深くあけすぎると強度低下の恐れが ありますので、深さは 24±1mmに管理して下さい。(図―1) 躯体に孔あけを行う場合は、壁体内にある配線や配管を損傷しないよう、 事前に十分確認を行って下さい。 孔あけ後はコンクリートの切粉が孔の中に残らないように、十分清掃を 行って下さい。(写真-6) 10 3.アンカー埋込み アンカーはトルク管理型アンカー(60mm 程度)を使用します。 (写真-7 日本ヒルティ㈱社製ウェッジ式アンカー) 写真-7 写真-8 アンカーを仮に打込みます。躯体表面から3∼5mm程度出る程度で止 めて置きます(写真-8) 写真-9 モルタル充填用孔に樹脂モルタルを充填します。内部で空隙が生じない よう十分充てんして下さい。また、またモルタルは充てんしすぎると、シ ャフトと躯体の間に隙間を生じさせてしまう恐れがありますので、モルタ ルの量は、躯体表面に 2mm ほど盛り上がる程度として下さい。(モルタ ル:NS ドカモルハード 日本化成㈱ 充填道具:目地パック)(写真-9) モルタルの調合・施工にあたっては、使用モルタルの資施工要領等の指 示書に従ってください。 気温が 3℃以下になる場合は施工を避けて下さい。 11 ③ NoiM シャフト取付け シャフト取付け NoiM シャフトの取付けは以下の手順で行います。 写真-1 写真-2 モ ル タ ル を 充 填 し た 後 、 NoiM シ ャ フ ト を ア ン カ ー に 4 回 転 (4∼5mm)締め付け取付けます。(写真-1) NoiM シャフトをハンマーなどにより打込みます。躯体に接するように 打込んで下さい。電動ドリル用ソケットやソケットレンチなどでシャフト の先端をきずつけないように、打込んで下さい。 電動ドリル用ソケット ソケットレンチ NoiM シャフトによってアンカーを埋込む場合、ハンマー等によりシャ フト先端部がつぶれないように注意して下さい。先端の六角部分がつぶれ ると締め付けが困難になります(写真-2) 12 トルクレンチ・インパクトドライバなどを用いて NoiM シャフトを締め 付けて下さい。NoiM シャフトの鍔部分がコンクリート表面に接してから、 2∼3 回転で強度が発揮されます。 余分なモルタルは鍔部穴から排出されます。(写真-3,4,5) 写真-3 写真-4 ※ NoiM シャフト先端は対辺9mmの六角形状となっております。 ※ 写真の電動ドリル用ソケットは ㈱ベッセル A-20-9-55 です。 アンカーに所定のトルクが掛かっているかどうか確認して下さい。所定 のトルクに満たない場合、あるいは大きすぎる場合設計強度が発揮され ない場合があります。 [トルク拡張型アンカーの標準施工トルクは15N・m(150kgf・cm)です。] 締め付け時にトルクがかからない(空回りする等)場合は、シャフト部 分を左右に動かすなどして調整して下さい。(写真-6)) それでもトルクがかからない場合は、別の場所にアンカーの打ち直しが 必要です。 写真-6 写真-5 外装材の取付は、モルタルの強度が発現するまで、十分な養生期間を設 けて下さい。(MS ドカモルハード資料では夏季 3 日、冬季 7 日以上) 13 ④ 断熱材施工 断熱材の取付は以下の手順で行います。 1.ネオマフォームの張付け NoiM シャフトを施工した後、断熱材の継ぎ目に隙間が生じないように 注意して、ネオマフォームを押付けます。(写真-1,2) 写真-1 写真-2 2.プラファスディスク取付け 断熱材を押さえるために NoiM シャフトにプラファスディスクを差し込 みます。(写真-3) 躯体とネオマフォームに隙間が生じないよう、プラファスディスクをし っかりと NoiM シャフトに打ち込みます。 ※筒状の工具(プラグレンチ・ロングニップル等)を介して取付けることに より密着度が増し、コンクリート躯体と断熱材の隙間が生じにくくなりま す。 (写真-4) 写真-3 写真-4 14 3.断熱材ジョイントテープ処理 写真-6 写真-5 断熱材のジョイント部にテープ処理を施し、断熱材とコンクリート壁面 の間に空気が流れ込まないようにします。(写真-5,6,7) <参考資料> プラファスディスクの効果 隙間が小さくなる プラファスディスク押え前 プラファスディスク押え後 プラファスディスク押え用工具例 市中参考価格 左上:ロングニップル (160 円) 左下:継ぎ手ソケット (40 円) 右:プラグレンチ 15 写真-7 ⑤ 外装材下地施工(例) 外装材下地の取付は以下の手順で行います。 外装材種類、建築物の高さにより下地が異なるため、条件に応じて下地 の種類、固定方法、シャフト本数を検討して下さい。 1.NoiM ディスクの仮留め NoiM シャフトに NoiM ディスクを取付けます。(写真-1、2) 写真-1 写真-2 2.NoiM ディスクの調整 NoiM ディスクを回転させ胴縁下地の出入りを調整します。 ※胴縁サイズ(山の高さ)により NoiM ディスクで不陸調整できる範囲が 異なります。 (写真-3、4) 写真-4 写真-3 16 3.胴縁の固定 NoiM ディスクに胴縁を固定します。セルフタッピンビス(5mm以上) または溶接で固定します。(写真-1、2) 写真-2 写真-1 縦胴縁の場合、出隅部分には専用胴縁を用います。その場合は縦胴縁に 補助胴縁を固定し、その上に出隅胴縁を固定します。(写真-3) 補助胴縁 出隅胴縁断面図例 断面図 写真-3 ネオマフォ ーム 出隅胴縁 補助胴縁 NoiM N o iM ディスク ハット型胴縁 出隅胴縁平面図例 ※補助胴縁をハット型胴縁に固定し、その上に出隅胴縁を固定します。 17 ⑥ 外装材施工(例) 各外装材の施工要領に準じて施工を行って下さい。 スパンドレル施工例 18 Ⅲ.免責事項 ① 本施工要領書に記載した注意事項が行われずに発生した不具合 ② 設計者、施工業者等使用者の指示した仕様・施工方法に起因する不具合 ③ 設計者・施工業者等使用者から支給された材料・部品に起因する不具合 ④ 施工業者による施工、取り扱いに起因する不具合 ⑤ 建物の構造・下地の変形・老朽化や外部からの衝突等、弊社の製品以外の外的 要因により発生した不具合 ⑥ 使用者もしくは第三者の故意または過失による不具合 ⑦ 引渡し後、構造・性能・仕様等の改変を行い、これに起因する不具合 ⑧ 瑕疵を発見後すみやかに届けがされなかった場合 ⑨ 開発・製造・販売時に通常予想される環境等の条件下以外における使用・保管・ 輸送等に起因する不具合 ⑩ 地震・台風等の天災、火災等の特殊要因が原因により発生した不具合 19 Ⅳ.ネオマフォーム取扱い注意事項 注意 本工法に使用するネオマフォームのご使用にあたっては下記の点にご注意下 さい。 ① 使用環境に関する注意 ● 常時、水分に接するような使用は避けて下さい。 ● 常時高温(100℃以上)で使用した場合は、熱伝導率等の物性の低下をきたします。 ② 保管・運搬時に関する注意 ● 保管には直射日光のあたる場所、水分の接する場所は避けて下さい。 ● 保管は養生シート等で覆い、ロープ掛け等の飛散防止処置を行って下さい。 ● 鋭角な器物との衝突や角当ては、損傷の原因になりますので避けて下さい。 ③ 施工時、作業時の注意 ● 局部荷重や衝撃により割れることがありますので、上に乗ったり重量物を載せた りすることは避けて下さい。 ● 強風下での施工は風にあおられやすいので行わないで下さい。 ④ 粉塵注意 ● 切断時には粉塵が発生しますので、切断器具には粉塵吸引装置を設け、また作業 者は正規の作業服を着用の上、防塵マスク、防護メガネ等の使用をお願いいたし ます。 ● 狭い場所で多量の切断作業を行う場合は、十分な外気の導入を行い粉塵量を低下 させて下さい。 ● ネオマフォームの粉塵には健康上の有害性は認められていませんが、目に入った 場合はこすらないで流水で洗浄して下さい。また吸引した場合は、うがい等を行 い粉塵を洗い出して下さい。 ⑤ 廃棄時の注意 ● 廃棄する際は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき許可を受けた業者 で適正な処分を行って下さい。 ● 圧縮・粉砕などを行う場合は、内部の炭化水素ガスが放出されますので、閉空間で の作業は避け、十分な通風を確保した上で行って下さい。 ⑥ その他 ● ネオマフォームは、シロアリなどの昆虫及び動物によって損傷を受けることがあ りますが、栄養源やえさにはなりません。 20 旭化成建材株式会社 [http://www.asahikasei-kenzai.com/] 本 社 〒101-8101 東京都千代田区神田神保町 1-105(神保町三井ビルディング) TEL:03-3296-3531 札 幌 〒060-0002 札幌市中央区北二条西1丁目1(マルイト札幌ビル) TEL:011-261-5550 仙 台 〒980-0811 仙台市青葉区一番町 3-1-1(仙台ファーストタワー22F) TEL:022-223-8171 名古屋 〒460-0003 名古屋市中区錦 2-2-13(名古屋センタービル) TEL:052-212-2251 TEL:076-265-4510 金 沢 〒920-0852 金沢市此花町 6-10(金沢ビル) 大 阪 〒530-8205 大阪市北区堂島浜 1-2-6(新ダイビル) TEL:06-6347-3838 福 岡 〒810-0012 福岡市中央区白金 1-20-3(紙与薬院ビル) TEL:092-526-2107 NOIM 工法施工マニュアル 21 第2版 2008 年 10 月
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