平成26年度予算

平 成
8割が赤字、全体の経常収支は6年連続の赤字という
過去に例をみない深刻な状況に陥っており、今後の社
会保障制度改革による医療保険制度の改善に大きな期
待がもたれていました。
しか し、昨 年「 国 民 会 議 」の 議 論 を 受 け 成 立し た
「 社 会 保 障 プ ロ グ ラ ム 法 案 」 で は、 平 成 年 度 以 降
体案が検討されますが、健保組合は公平で持続可能な
(事業主 1,000分の44.5、被保険者 1,000分の44.5)
(事業主 1,000分の6、被保険者 1,000分の5)
年 度予 算 の お 知 ら せ
2億7、
939万円 の経常赤字を計上
保険料率は 据え置きに
予 算 総 額
億9、
433万円
経常収支差引額
▲2億7、
939万円
全 労 済 健 康 保 険 組 合 の 平 成 年 度 予 算 案 が、去 る
2月 日の第 回組合会において可決承認されまし
たので、お知らせいたします。
——
* ——
「全面総報酬割」に拡大し健保組合の負担をさらに重
者医療制度への公費投入・拡充による納付金の緩和と
くするという、これまで健保組合が要望してきた高齢
度は保険料率の引き上げを行ったため、決算において
はほど遠い内容となっています。今後1年をかけて具
保険料収入の増加額を保険給付費や納付金の増加額が
えていきます。
医療制度の構築に向け、引き続き強い姿勢で政府に訴
した。
このような厳しい状況下であるからこそ、当健保組
合は今年度も健康の保持増進を目的として保健事業を
ただきますようお願いいたします。
ただき、医療費節約等で健保財政の健全化にご協力い
庭の皆さまにはぜひとも保健事業を積極的にご利用い
ご承知のとおり、現行の高齢者医療制度は現役世代
の負担に多くを頼るもので、皆さまが納める保険料の
歳)となったことで、高
継続してご提供してまいります。被保険者およびご家
団塊の世代が前期高齢者(
5割 近くもが納 付 金として使われています。しかも、
年度予算における全国の健保組合の約
齢者の医療費は今後も大きく増加する見込みです。こ
のため、平成
◉介護保険の対象となる被保険者数 5,766人
(男性 46.94歳、女性 40.31歳)
——— * ———
◉平均年齢 44.07歳
・調整保険料率 1,000分の1.3
◉総標準賞与額(年間合計)6,812,237千円
(事業主 1,000分の21.685、被保険者 1,000分の21.685)
(男性 555,655円、女性 270,935円)
特定保険料率 1,000分の43.370
◉平均標準報酬月額 432,675円
(事業主 1,000分の22.165、被保険者 1,000分の22.165)
(被保険者 150人、被扶養者 1,661人)
基本保険料率 1,000分の44.330
・40歳以上の加入者数 1,811人
(事業主 1,000分の43.85、被保険者 1,000分の43.85)
(男性 3,683人、女性 2,823人)
出口が見えぬま
ま
混迷が続く
健保財政
は5年ぶりに黒字の見込みですが、平成 年度予算は、
当健保組合の平成 年度の予算は経常収支差引額で
は2億7、
939万円の赤字となりました。平成 年
25
大きく上回り、1年で再び赤字での予算編成となりま
26
・一般保険料率 1,000分の87.70
◉被保険者数 6,506人
26
65
◉健康保険料率 1,000分の89.0
予算編成の 基 礎 となった数字
38
26
◉介護保険料率 1,000分の11
◉前期高齢者加入率 1.588615%
27
26
76
25
◉被扶養者数 5,674人
21
平 成 26 年 度 収 入 支 出 予 算 概 要
健康保険分
Point!❶
1人当たりの保険料収入は減少
毎月の給料やボーナスから納めていた
だく保険料には、皆さまの医療費など
に使われる「基本保険料」と高齢者の
医療を支えるための「特定保険料」が
あります。保険料収入は被保険者数の
増加により増えましたが、1人当たりの
標準報酬月額は下がっており、収入と
支出のバランスが悪化しています。
Point!❷
別途積立金を取り崩す
収入不足に対応するために、別途積
立金の取り崩しを行います。取り崩
し 後 の 残 高 は 1 億 4,000 万 円 ま
で減少します。
保
険
医療費の給付や、出産や死亡、疾病や
けがのため働けない際の手当金等に充
てるための費用です。支出の 47.0%
を占め、増加が続いています。
料
3,537,223
543,686
基
本
保
険
料
1,787,971
274,818
特
定
保
険
料
1,749,252
268,868
国
庫
負
担
金
1,034
159
調
整
保
険
料
52,833
8,121
繰
越
金
92,240
14,178
繰
入
金
160,000
24,593
国 庫 補 助 金 収 入
2,992
460
財政調整事業交付金
41,844
6,431
利子収入・雑収入等
6,166
947
3,894,332
598,575
合 計
被保険者1人
当たり支出額(円)
支 出(千円)
Point!❸
保険給付費がさらに増加
被保険者1人
当たり収入額(円)
収 入(千円)
事
務
保
険
給
費
108,773
16,719
付
費
1,830,370
281,336
法
定
給
付
費
1,828,070
280,982
付
加
給
付
費
2,300
354
金
1,742,199
267,783
納付金は前年度比23.8%と大幅増
前期高齢者納付金
853,830
131,237
原則65歳以上75歳未満の人が加入す
る前期高齢者医療制度への納付金や、
75歳以上の人を対象とした後期高齢
者医療制度への支援金などです。健保
財政悪化の最大要因となっています。
後期高齢者支援金
717,456
110,276
その 他( 退 職 者 給 付 拠 出 金 等 )
170,913
26,270
費
142,365
21,882
財政調整事業拠出金
52,833
8,121
費
1,364
210
そ の 他 ・ 雑 支 出 等
2,388
366
14,040
2,158
3,894,332
598,575
Point!❹
Point!❺
健康を守るための保健事業
広報誌の発行や特定健診・特定保健
指導など、皆さまの健康づくりのた
めに使われる費用です。
納
保
連
付
健
事
合
予
業
会
備
費
合 計
経常収支差引額
介護保険分
▲ 279,386千円
収 入(千円)
支 出(千円)
保
険
料
324,327
繰
越
金
15,950
還
付
金
93
繰
入
金
12,162
そ
の
他
1
雑 収 入 等
56
合 計
352,495
介護納付金
合 計
352,401
352,495