動電型起振装置 ゆれるゾウ 製品ご提案書 概要 このシステムは起振型 200N振動発生機 KZ-2030 と Big Wave で実績のあるデジタル振動コンソール APD-200FCA 組み合わせた起振システムであります。耐震評価や揺れ・地震体験などを 100V コンセント 一つあれば簡単・安全・正確に実現出来ます。しかも動電型振動試験装置の特徴を活かし極低域から 20Hz まで 0.1Hz 単位で周波数を、振幅はつまみ一つで簡単に変更し実験可能です。 振動試験機で最高峰と言われる動電型振動試験装置、その再現性の高さは折り紙付きです。この技術を 惜しみなくつぎ込んだ「ゆらすゾウ」は目で見る振動から体感できる振動だけでなく、計測出来る振動まで 幅広い分野で活躍します。 動電型振動試験装置について フレミングの左手による磁界中でコイルに電流を流すことによる起きる力を利用します。(スピーカー と全く同じ原理です、別名ボイスコイルモータと言います。回転運動ではありません) 長所: ○ 出力は入力電圧に完全に比例し、精密な制御が可能であります。 ○ 非接触で駆動しますので波形歪みの無い波形が広帯域で作り出せます。 ○ あらゆる外部入力信号にも対応可。非常に小型なものから ton クラスまで製作でき、研究室にも 簡単に設置でき 1 次側に必要なのものは電源のみで済みます。 ○ コイルインダクタンスが小さく電気的応答に優れている ○ 変換機など使用せずダイレクトに力を取り出せるためコギングなどの心配が不要。 ○ 定期的なメンテがほとんど必要なく、試験環境も非常にクリーンです 短所: ○ 油圧に比較して大出力、大振幅(1000mm など)が難しい。 ○ 駆動には電力増幅器と信号源が必要となるのでシステムが高価になってしまう ○ 制御にクローズドループ方式が必要な為若干システムが複雑になる システム概略図 ⑩ 外部磁極 ⑪ 中央磁極 ⑫ 本体 ⑬ 磁石 ⑭ トラニオン ⑮ 軸受 ⑯ 振動発生機懸架装置 ⑰ 懸架装置固定 ⑱ 振動発生機方向設定装置 ⑲ 台座 ① 可動部 ② 振動台 ③ 可動コイル ④ ねじインサート ⑤ 可動部懸架機構およびガイド ⑥ リミットストッパ- ⑦ フレキシブルシール ⑧ カバー ⑨ 消磁磁石 システム概略図 密閉型起振機 KZ-2030 振 動 コ ン ソ ー ル APD-200FCA システムの大まかな動き 1) 起振機を揺らしたい構造物にセットする、必要が有ればボルト・木ねじなどで固定する 2) 起振機と振動コンソール をコネクターで接続する 3) 振動コンソールの電源を入れる 4) 予め決まってれば周波数を設定する。設定桁数へ移動しエンコーダーを回す 5) 加振は OUTPUT を右に回す。右に回すほど振幅が大きくなる 6) 加振中に周波数を変更する場合には4)と同様に設定桁数へ移動しエンコーダーを回す 7) 終了するには OUTPUT を「カチッ」と音がするまで左へ回します 8) 振動コンソールの電源を切ります 振動発生機 KZ-2030 特徴 ◎ 起振専用モデルとして設計、外部には振動するが一切露出しておらず安全に実験・試験・デモ が可能です。自身の重い磁気回路を加振マス(おもり)として使用するため無駄な追加ウエイ トがなく、起振機としては非常に軽量であり持ち運びにも苦労しません。 ◎ 耐久性に優れ、加振波形がきれいなクロスローラーガイドを採用。起振機ではコイルが固定さ れ重い磁気回路が動きますが、磁気回路直下に配置された 2 本のクロスローラーガイドがしっ かり重量を支えスムースな動きを実現します。 ◎ 入手可能なネオジウム磁石としては最高性能に近い Nd45(BHmax45)を採用した高性能磁 気回路搭載、こんなに小さなボディで 200N を実現しました。もちろん永久磁石のため電磁石 を作る励磁電源が不要です。 ◎ 200N の加振力は自然空冷で実現、連続運転でもあの邪魔でうるさいブロアーが不要です。 配管に苦労したり、足を引っかけたり危険でした。かもコストがかからない事(イニシャル+ラン ニング)も大きな魅力です ◎ ドライブコイルには巻線時すきまができる丸線ではなく、隙間なく巻くことができスペース効率 の高い平角銅線を採用、効率よく駆動できます。 ◎ 大きさは 360x260x248 mm (幅x奥行x高さ)と 200N 起振機としては最も小さく軽量です 加振力 最大加速度 最大変位 振動数範囲 可動部重量 振動台寸法 本体重量 環境条件 200 N (正弦波入力時) 49m/s2(無負荷時) 30 mmp-p 1~20 Hz 20 Kg 360x260x248 mm (幅x奥行x高さ) 約 30 Kg 温度 0~40° C湿度 0~85% (結露無きこと) 電力増幅器 APD-200FCA 特徴 ◎ デジタル方式による増幅回路で変換効率が約70%と優れています。 ◎ 内部正弦波発信回路にDDS(ダイレクトデジタルシンセサイザー)方式を採用。クォ ーツ発振からの正確で低歪みな正弦波作成を可能にしました。 ◎ 周波数設定はデジタル桁移動 SW とエンコーダーによる簡単で目で見て分かる周 波数設定方法です、シンプルながら一番使いやすい形を採用しました ◎ 排熱がアナログアンプに比べ30%減少して冷却ファン音が静かになりました ◎ トランスレスのため従来のアナログアンプに比較し重量が半分以下になりました ◎ 警告機能として内部温度上昇、過電流、過電圧による停止 ◎ デジタル液晶による 電流・電圧表示 ◎ チャージ振動計内蔵 m/s2表示(最小分解能は標準で1m/s2) ◎ 外部入力対応 定格出力 最大電流 最大電圧 周波数特性 SN比 入力電圧 入力インピーダンス 出力インピーダンス 消費電力 本体重量 一時側電源仕様 200 VA 10 Arms 20 Vrms 1~10,000 Hz 50dB以上 (20V出力時において) 10V(0-p) 10kΩ 2 Ω 300VA以下 約8 Kg 単相 100V 15A 以上(家庭用電源で可) asahi seisakusyo APD-0200FCA AC C . PI C K U P ALARM IN GAIN FREQ 10 0 0.0 Hz 1 0.0 m/S2 3. 2A M O NI T O R VIB. SIG EXT 177 INT UP DO W N POWER OUTPUT FREQUENCY OUTPUT AC100V + - E RESET 210 D=350 Wei ght 8kg AC100V MODEL NAME APD-200FCA 振動コンソール A sa h i f a c t o r y . C O . L TD 起振機 構造図(半断面) 磁気回路(サイドヨーク) 磁気回路(マグネット) 磁気回路(ポールピース) 磁気回路(ポールピース) センター軸 駆動軸コイル コイルベース センタリングバネ クロスローラーガイド ドライブコネクタ
© Copyright 2024 ExpyDoc