NO.129 2006年(平18)7月号 「1989年(平元)7月初号」 奇数月発行(投稿等は奇数月の20日迄に願います) 編集責任者: 財木正昭 (だるまネット) ◎人は皆 それぞれに素晴らしい能力や心をもって生きている 多くの出来ないことを羨むより 僅かでも出来る可能性の希望の光を見続けよう ●新入門拳士 青森八戸南郷道院 (中村彩加 小1、川門前 覚 42 才) 沖縄礼邦道院 (島根克成 小4、島根裕季 小2、當銘雄紀 小2、大城敬一 小2、儀保航 小2、具志堅れんや 小2 喜納英恭 32 才、知念 拓 21 才、島袋 烈 小4、具志堅廉弥 小 2) ●転籍拳士 沖縄礼邦道院 (戸谷圭吾 小 5、冷川菜々絵 24 才) ●昇格拳士 沖縄礼邦道院 (初段: 宮城克男、與古田 均、野原健一) 【ダルマ通信の発行要領等について連絡いたします】 合掌 次の9月号からは正式に財木正昭先生に編集責任者をバトンタッチ致します。投稿につきましては、 以後、財木先生のアドレスへ送信願います。 (9月に入りましたら情報収集用紙が財木先生から送信され てきます。 )ダルマ通信の送信、今回までは、各人へメールで送りますが、次号からは、福岡春日西道院 のHPで紹介しますので、そのコーナーで見られて下さい。 (次号からは各人へメール送信しないと言う ことになります。 ) お手数ですが、HPで見れない人には、プリントアウトして配布等の処置をよろし く願います。 新しい編集責任者とダルマ通信、今後とも皆様方の変わらぬご支援ご協力をよろしくお願い致します。 私は、ダルマネットの総括的立場から各種支援、計画等を推進していきますので、こちらも併せてご 指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。 結手 「とんぼ」 八ヶ岳の宮原氏より送られてきました 【 投 稿 目 次 】 感謝! 投稿順に載せています(氏名「題目」敬称等略) ① ② ③ ④ 財木正昭 「ありがとうございました」 竹尾五十志 「作務…「行」」 高野誠一 「大会における人づくり」 田中良治 「道院設立の動機と決意」 ※今回は、以上の4名です。 皆様の投稿及び紹介記事等をお待ちしています。 「 少林寺拳法® 」は固有の名称です。 ※「両面印刷」でプリントして下さい。 2 ▲ ありがとうございました ▲ 作務…「行」 福 岡 県 福 岡 県 春日西副道院長 春日西道院長 財木 正昭 (前:航空入間部長) 8月1日付で、東京(府中基地)に転勤す ることになりました。福岡(春日基地)在勤 中は、福岡春日西道院、小教区、武道専門学 校別科及び福岡県連盟の皆様には大変お世話 になりました。あらためて御礼申し上げます。 ここ福岡の地は、私が少林寺拳法を始めて 3カ所目の勤務地でありますが、沖縄県、 埼玉県と同じく、素晴らしい先生方や仲間と 出会うことが出来ましたし、色々なことを学 ばせて頂きました。このことは私にとって大 きな財産であります。 福岡春日西道院では、稽古開始1時間前か ら道場及び道場周辺の作務を行いますが、 地道なこのような活動は少林寺拳法の思想の 根本であり、そのことを沖縄礼邦道院在籍時 以上に徹底して学べたことが私にとって大き な収穫であります。 小教区では、地区大会、昇級試験及び講習 会を通じて大会運営、試験実施要領及び技術 を勉強させて頂きました。その他、竹尾先生 が沖縄転勤で不在中、竹尾先生の代行をさせ ていただきましたが、その際先生方に色々ご 指導いただき大変勉強になりました。 武道専門学校別科では、5年前に高等科3 年生として福岡武専に編入して以来、研究科 4年の現在まで、沢山の学生と親交を深める ことができました。また、同級生(研究科 4年生)で道院長をしている先生で、思想と 技法の向上のため学生として真摯に学ぶその 姿は、大変刺激になりましたし、もっと頑張 らなければならないと自分を奮起させてくれ ました。 8月から福岡の地を離れますが、福岡で得 たもの(財産)を、東京でも必ず活かしたい と思います。また、東京では、技法及び思想 を更に深め、福岡に戻ったときにそれを皆さ んに伝えられるように頑張りたいと思います。 今後も引き続き宜しくお願い致します。 竹尾五十志 (だるまネット総括) かれこれ、20数年間、どの地にあろうと、 道場に早く行き一時間程の作務をします。 (最初の10年程は意味も分からずただ少林 寺拳法を行い?…かつ、作務も程々でした) 長い時は、練習なしで作務を行ったりします。 一人の時でも淡々と続けている「行」です。 道場で「偉そうなことばかり言うな」とたと え思われても、地道にあれだけやっているの だから「言われてもしょうがないか」と周囲 は自然と納得しているのかもしれません。 現在、小教区の勉強会をしていますが、 これも30分前から作務を行います。 「 気がつ くところは各人で勝手にやって下さい…」の 掛け声一つで、毎回、大工道具や修理道具持 参で、しかも、自費でものを買ってきてそれ ぞれが勝手に気がついたところの修理等(作 務行)を行っています。誰が見ても、ただ者 ではないな…と思う拳士の多いこと。もはや、 「その代金は○○で面倒みますから言って下 さい」とは言えない雰囲気です。なぜなら、 その徳行は、私の作務のレベルを超えた尊い 奉仕の心の現れ(形)でもあり、僅かなお金 に置き換えられる代物・次元では、もはやな いからです。 (私は、いつも、拳士に助けられ ている道院長なのです…只々、感謝です。) 現在、中学校の武道場をありがたくもお借 りして稽古をしています。中学に入学した 一年生が我々の作務を見たとき、 「 レレレのお じさん達かいな…ようやるわ」が、いずれ、 卒業間近の三年になったとき、 「 お疲れ様です …いつもありがとう」の気持ちでも持って (何か大切なものを感じ)卒業してくれたら いいなと思いつつ、毎回の作務を行いつつ 学生達に声を掛けその成長を見守っています。 今すぐにでも、誰にでもできる精神の 鍛錬・教育・修行、それが「作務」でしょう。 言って聞かせ、やってみせ、やらせてみて、 褒めてやらねば人は育たない…です。合掌 3 ▲ 大会における人づくり ▲ 道院設立の動機と決意 青 森 県 沖 縄 県 八戸南郷道院長 礼邦道院道場長 高野 誠一 田中 良治 (県連盟代表教務) (県連盟理事) 7月16日第32回 少林寺拳法青森県大 会(参加拳士数900名)が三沢市(大会実 行委員長 石井悦雄先生)で盛大に開催され た。(石井先生、お疲れ様でした。) さて、少林寺拳法の大会は、金剛禅の目指す 「人づくり」自己確立、自他共楽の一面を実 地に確認する機会でもある。 各道院・支部の入門者は年齢、性格、運動 適性等、十人十色である。従って、これらの 門下生を如何に一定の基準に導くか、指導者 の資質と力量に掛かるところであり、指導者 としては頭の痛いところとも言える。別な角 度から言えば自分の指導力の如何が結果とし て如実に現れるのが大会の喜びでもあり怖い ところでもある。 ところで、県大会に参加して感じることは、 いつも多くの入賞者を出している道院・支部 の指導者は個性的な人が多く、全てに積極的 であり、技法に優れ、心穏やかな人が多い。 また、私生活も充実しており、愛妻家も共 通している。金剛禅の目指す、目的と目標を はっきりと自覚している人たちである。模範 的な金剛禅の指導者と言える。 真っ白なキャンバスに絵を描くように、 忍耐強く、こつこつと拳士を育てて行くこ とは無常の喜びである。あるときは、烈火の ごとく叱り、あるときは仏のように穏やかな こころで褒め称える。飴と鞭の使い分けが 中々難しく、さじ加減も微妙である。自分の 育てた門下生が入賞したときは、また、喜び も大きく充実感に浸るひと時でもある。 日頃の修練の積み重ねの成果を発表する場 が各種の大会であると同時に、相対演錬によ る技術度と表限度の調和の形は、開祖の教え を凝縮し教化育成したものとも言えるのであ る。 結手 (道院長資格認定研修会 提出レポート) 私は、中学生の時に315期生として埼玉 で入門し、現在46歳で沖縄県に暮らしてい ます。途中に長らく休眠していたこともあり 年齢的には遅いと思いますが、このたび新規 に道院(沖縄やんばる道院)を設立すること を決意致しましたのでその動機について申し 述べます。 私の暮らす沖縄県は、少林寺拳法にとって は未だ発展途上に在るといって過言では在り ません。沖縄県は琉球空手の発祥の地であり、 空手は県内小学校では体育の授業として採り 入れられたり、教員試験の選択科目に採用さ れる案件がある程メジャーな状況です。 その中に在って少林寺拳法の現状は、県内 に3支部しか存在せず、うち2支部は自衛隊 と大学拳法部であり、一般に開かれた道場と しては私の所属する「沖縄礼邦道院」ただ 1ヶ所しかないのです。当然のことながら、 県内において少林寺拳法に対する知識を持っ た人は皆無であり、空手の一流派として誤っ て認識されているのも否めない状況です。 現在、凖加盟として認めていただいている 「沖縄県少林寺拳法連盟」においても、普及 活動を精力的に行っているところですが、 まずは見てもらう機会を増やし、少林寺拳法 の何たるかを広く知ってもらうための行動が 必要であると考えています。私も県連理事の 一人として微力ながら参画させていただいて おりますが、年に一度の県大会も、その体裁 を整えるのがやっとの状態であり、絶対的に 拳士数の不足が問題となっています。 最近では、荒れた時代を反映してか、社会 の要請として「護身術講座」の依頼を受ける ことも多く、これにも積極的に対応しており、 県連としての護身術講座内容やシステム構築 に向かって動いているところです。沖縄県は 離島であるために新聞、テレビ等のマスコミ 4 が独自の発達を遂げており、我々県連の「護 身術講座」も度々採上げられ、大きな反響を 得ているところですが、残念ながらそのアフ ターフォローをするべき受皿が無い現状に 苦慮しております。 また、沖縄県の特殊性は人材の流動性にも 見ることが出来ます。現在沖縄県内の指導者 は六段1名、五段3名、四段5名しかおらず、 この内に沖縄県出身者は2名しかいません。 地域的に本土からの転勤者が多く、また転出 してゆく可能性も高いため、道院の新設は難 しくきびしい状況を打破できない要因になっ ています。 このような状況の中で、私は沖縄礼邦道院 において、道場長として後進の指導にあたら せていただいています。そのなかで、私自身 に沖縄県における少林寺拳法の普及に対して、 尽力できる方法はないかと模索し、道院新設 も選択肢として考えておりました。 仕事の関係等で、道院長としての職務を全 うできるだけの余裕を持てないのではと、 不安に駆られもしましたが、諸先生方の励ま しも在り、また新たに入門してくる沖縄県出 身者の熱心さや、小学生拳士達の活力を目の 当りにするにあたって、 「 この可能性の芽を育 てる為に尽力したい」と思う気持ちを強く感 じ、万難を排して道院設立に向かう決意を致 しましたので、ここに申請を致します。 道院を新設するにあたり、所信を申し述べ ます。 私の住む沖縄本島北部は「やんばる」と呼 ばれる過疎地域ではありますが、未だ少林寺 拳法の足跡のない新規の土地であり、大きな 可能性を持っています。住民のスポーツに関 する取り組みの意識は高く、小中学校の体育 館や校庭の使用状況は予約で一杯です。空手 教室等も多く、武道に対する理解も深いもの を感じています。 まずは小学生を中心にした門下生を集め、 礼儀作法や立居振舞いにおける躾を徹底する ことで、金剛禅の目指す人づくりの方向性を、 父兄や地域の方々に示してゆきたいと思って います。負けない自分自身に自信を持ち、 不正に対して立ち向かう気力と胆力を養い、 どのような状況においても、リーダーとして 活躍出来る、社会に貢献することの出来る人 づくりを進めてゆきたいと思っています。 また、この地には観光学科を持つ大学が在 り、卒業生は沖縄県内リゾートホテルへと就 職して散らばってゆきます。この大学生達に、 少林寺拳法の技法を基礎とした人づくりの指 導をすることにより、県内各地に少林寺拳法 の種を飛ばすことが出来れば、これは大きな 一歩になるのではないでしょうか。将来的に はこの大学も少林寺拳法部の設立を視野に入 れて行きたいと思います。 このような地域に対して、積極的な働きか けをすることで少林寺拳法の根をおろしたい と考えています。道場としてお借りする場所 も2ヶ所確保できましたし、自宅に礼拝施設 の設置も問題なく可能ですので、認可を頂き 次第、門下生を募集し、活気在る道院を運営 することによって、沖縄県の少林寺拳法普及 とともに金剛禅運動を拡げてゆく所存です。 合掌 ★ DARUMA・INFORMATION ★ 「食 事 ・宴 会 のことなら」 沖縄県 沖縄県連盟会長 ㈱アメニティ 代表取締役社長 伊志嶺 勲 ℡098-855-5665 「太陽市場美里店」 「麦酒館」「あうん」「だいこんの花」安謝店、小禄店、美里店、第5あさひ丸 「ナビィかまど」那覇本店、東京新宿店、東京伊勢丹会館店、名古屋三越店、「海のちんぼらぁ」「ラ・コール」 「民 宿 のことなら」 ゲストハウス サファリ北 谷 (一 泊 二 千 円 ドミトリー) ・経営者:野村浩邦拳士 中頭郡北谷町浜川 235S-39 ℡098-926-4351 http://43514351.com インターネット無料 迎えに行きます。 携帯用HP http://0978.net [email protected] 「美 術 関 係 のことなら」 ・ギャラリーWAO 総務取締役 中野保博 福岡市博多区博多駅南 2-3-5 ティアィビル ℡0120-001-286 福岡県 「写 真 関 係 のことなら」 ・Photo Studio 撮芸 長浜知巳 筑紫郡那珂川町中原 2-23-1 クローネ博多南 103 ℡092-954-2488 [email protected] ) 竹尾五十志 Eメール( [email protected] ) 福岡春日西道院 HP( http://www3.csf.ne.jp/ mentaiko/ ) 「だるま通信」 編集責任者 財木正昭 Eメール( 連絡先 「だるまネット」 総括 ※変更等がありましたら赤色で修正し、返信願います。 追加等、希望がありましたら連絡下さい。 よく確認願います だるま通信への投稿等は編集責任者 (財木) 小教区勉強会(福岡筑紫地区) のメールアドレスへ送られて下さい。 福岡武専(定例昇格考試) 小教区だるま祭(福岡筑紫地区) 以後、だるま通信は、各人へメール送信で はなく、福岡春日西道院のHPに紹介します 全国大会(北海道) 確認等の処置を宜しくお願い致します。 小教区勉強会(福岡筑紫地区) ので、 合掌 10/15 九州地区講習会(熊本) 財木パソコンメールアドレス 福岡武専 10/22 ミニ DARUMA 勉強会(高田) ( [email protected] ) 9/ 3 9/10 10/ 1 10/ 8 暑い日が続いております、体調を 崩しやすい時期ですので、健康には 充分留意され、日々の仕事・修行等 に励まれて下さい。 さて、次号から財木先生が編集責 任者を担当いたします。当分、仕事 等落ち着くまで大変かとは思います が、少しずつダルマ通信も新しい形 に変わっていくことでしょう。 私もその変化・成長を長い目でみて 楽しみたいと思います。 財木先生、東京︵府中︶の新しい 道院へは顔を出した頃でしょうか。 新しい仲間が財木先生の指導を持っ ていますよ⋮大いに頑張って醍醐味 を味わって下さい。 転勤族、やることを持っていれば、 これまた素晴らしい人達との楽しい 出会いがあります。そして、さらな る成長や宝物がそこにある訳です。 見逃さないようにアンテナをしっか り張っておくことが大切です。福岡 春日西の拳士も、外から新鮮な風を 吹き込んでくれる仲間がいますか ら、水は澱まないことと思います。 少し長目の出張、頑張って下さいね。 では、健闘を祈ります。 合掌
© Copyright 2024 ExpyDoc