今月の話題

15
学 童 保 育 は、 保 護 者 の
方々が自発的に組織した
2
議会だより
平成 年 月定例会
﹁すくすく倶楽部﹂として
●教育長︵秋元正孝︶
●山本晴美議員
運営されてきた。
この﹁すくすく倶楽部﹂
月 日に招集、会期は 日までの5日間で 定例会は
は、今まさに町が取り組む
あり、議案9件を審議し、全議案とも同意可決または原
べき、行政と民間の﹁協働
案可決されました。
のまちづくり﹂を先取りし
一般質問は次のとおりです。
た、他の町村にはない画期
※掲載は全文ではありません。
的な取り組みであると認識
している。町は補助金等で
子育ての両立支援対策、次
★一般質問
応援してきたが、これまで
世代育成支援対策などの施
ご尽力された関係者の皆さ
策をうち、各地ではいろい
放課後及び長期休暇中、保
伺う。
●千葉健一郎議員
まに、心から敬意を表す。
ろな学童保育が実施されて
護者に代わって行う保育を
▼町長
今後の学童保育の運営に
いる。
いう。
︵農業 ︶ 台風や集中豪雨に
関 し て は、
﹁すくすく倶楽
は見舞われなかったもの
学童保育はどの地域でも
指導員は2名で、登録児
部﹂の関係者の負担軽減も
重要な問題で、地域、保護
童生徒は 名である。
の、全般的に低温、日照不
考慮する必要があると考え
者、指導者、場所︵施設︶
、
足そして長雨と不安定な天
保育園の新しい経営者が、
る。平成 年度から保育園
教育委員会等の連携が課題
様々な要因で学童保育につ
候が続き、農作物への影響
の民営化を予定しており、
になっているが、町の学童
いてはできないと言った場
が懸念されたところであ
その受託事業者へ学童保育
保育の進め方について問う。
合 は、
﹁ す く す く 倶 楽 部 ﹂ り、農家の皆様には、農作
業務の委託が可能であるか
●町長︵松橋良則︶
に福祉課、教育委員会、学
物管理等非常に厳しい1年
打診をし、受託事業者がで
校が加わり、連携・協力・
であったと推察する。
きない場合は、町が﹁すく
協議の中で具体化を進めて
︵林業 ︶ 木材価格は、昭和
すく倶楽部﹂と協働の考え
参りたい。
年をピークに木材需要が
の基に連携しながら学童保
大幅に減少し急激な下落を
育に取り組みたいと考えて
◎平成 年町内産業活動に
見せ、上向き傾向が見えな
いる。いずれにしても、
ついて
いまま、その相場は低迷し
年度においてその具体化を
▼山本議員
続け現在に至っている。
見いだす所存である。
︵畜産業 ︶ 県の基幹種雄牛
この1年の町内における
▼教育長
産業活動の農業、林業、畜
である第一花国の市場評価
産 業、 商 業、 工 業 の 生 産、 は高く、 月市場において
▼町長
学童保育とは、一般的に
保護者が労働などにより保
品質、営業、収益について
も %程度の高値で取引さ
育ができない児童に対して、
どのような1年であったか
れている。
◎学童保育について
▼千葉議員
田子町の学童保育の状況
は 児 童 数 が 多 く、 保 育 室
︵農業者トレーニングセン
ター研修室︶には、非常口
が設置されておらず、災害
が発生した場合、大変危険
であると消防署からも指摘
がされていると聞く。町も
何らかの対策を講じなけれ
ばならない。国は、仕事と
55
20
32
21
12
11
21
12
23
22
11
問
のマークは「お問い合わせ先」の意味です
︵商工業 ︶ 経済の低迷によ
る公共工事の減少や個人消
費の伸び悩みに加え、経営
者の高齢化や後継者不足な
ど、大変厳しい状況にある。
プレミアム商品券2回の発
行で、2400万円と地域
振興商品券600万円余り
の合計3千万円は、確実に
町内で消費され、加えて﹁つ
いで買い﹂による購買意欲
をあげるなど地元消費拡大
に大きな効果があったと思
う。
以上のことから、町全体
から見ても、どの産業にお
いても非常に厳しい1年で
あったと実感している。
▼山本議員
町の予算執行において地
元への投下割合と、期待し
ている影響について、町長
の考えを伺う。
▼町長
緊急雇用対策事業8 事
業・4500万円、生活対
策臨時交付金事業 事業・
1億5600万円、経済危
機対策臨時交付金事業 事
業・2億1300万円、以
上3対策事業全体で 事業
発注総件数 件・総事業費
91
用料の無料化、子育て支援
4億1400万円の見込み
に向けての保育料の軽減、
額となっている。
田子高校存続のための対策
総発注件数 件、うち今
強化、若者定住への取り組
後の見込みを含めて町内発
み、協働のまちづくりの推
注件数 件、地元発注割合
進などに重点的に取り組ん
は、件数において %、総
で参りたい。
事業費4 億1400 万円、
うち町内発注事業費3億4
◎役場組織について
千 万 円、 地 元 発 注 割 合 は、
▼山本議員
事業費ベースで %となっ
大課制を導入し、約4年
ている。投下した事業費は、
が経過し、この方式及び人
国からの交付金を充当した
ものであり、一般的には1
員構成など役場組織につい
て、町長の評価を伺う。
00%補助の国庫補助事業
▼町長
といえる。
グループ制では班の垣根
事業実施の結果、おおむ を取り払うことで、柔軟に
ね3億4千万円という金が
かつ効率的に業務を遂行で
地元に還元され、経済効果
きるように目指したもので
は、極めて大きいものと認
ある。徐々に各課のグルー
識している。
プ間において相互連携が図
られ、効果は出ていると思
うが、今後も時代に沿うべ
く、さらに事務改善委員会
等で検証、検討を進めてい
く。
▼山本議員
平成 年度の役場内の教
育・研修はどのように成さ
れたのか伺う。
▼町長
平成 年の 月までの実
21
績では、委託研修︵青森県
計画していたが、繰越予算
自治研修所及び東北自治研
であるため財源の調整及び
修所︶ 名、パソコン研修
設計調整に時間を要したこ
は 名が受講し、職場研修
とから発注が遅くなったが、
は1回実施しております。
月 日に入札を実施し、
▼山本議員
早期完成を目指したい。
▼山本議員
退職者不補充による人件
費抑制策の目指した人員と
ワンフロアで用事が済ま
最終的な役場組織とは。
せられるよう2階︵正面フ
▼町長
ロア︶の配置換えを実施し、
高齢者等に配慮すべきでは
平成 年度に策定した
﹁田子町財政健全化計画﹂
ないのか。
では普通会計職員数を田子
▼町長
町集中改革プランに基づ
町民の利便性の向上を目
き、平成 年度当初で 人
指すということは大変重要
と計画したが、予想を超え
なことと認識している。こ
る退職者があったことから
れまでも町民の利便性の向
平成 年4月の実績では
上を図るため、組織・機構
人となっているが、最終的
の見直しと合せながら窓口
には、適正かつ望ましい数
の配置に留意してきたとこ
として 人を一つの目安と
ろであるが、全庁的な配置
している。
換えは大幅な改修経費が必
要と見込まれることから控
◎町民の声から
えてきていたが、今後にお
▼山本議員
いては現状のスペースを有
効に活用して配置を見直す
役場玄関のスロープは、
なぜ工事着工されないのか。
のか、改修工事対応でいく
▼町長
のか検討したい。
▼山本議員
年度第2次補
国の平成
会議、研修、諸手続き等、
正 予 算 に 伴 う﹁ 地 域 活 性
化・生活対策臨時交付金事
階段のない公民館・プラザ
業﹂による繰越事業として
の会議室を使用するなど高
91
89
13
17
91
22
20
20
21
91
68
82
◎平成 年度
予算編成の
方針について
▼山本議員
年、 年度の町内
平成
産業活動、国県の動きを踏
まえての予算編成は。
▼町長
2カ年実施計画を基本に
編成することとしておりま
す。家計負担の軽減化支援
として、ケーブルテレビ使
21
21
61
22
20
議会だより
3
16
18
42
11
12
16
齢者や障害者を対象にした
たいと考えている。
工夫をすべきではないか。
▼山本議員
▼町長
旧上郷中学校の校舎をな
ぜ利活用しないのか。
可能な限り、せせらぎの
郷や公民館を活用するよう
▼町長
努めているところである。
平成4年から6年の3カ
来年の2月からの住民税・
年で、地方債を用いて校舎
所得税等の申告会場を中央
と体育館の大規模改修事業
公民館で実施することで準
を実施した。その地方債の
備を進めている。
償還が、平成 年度をもっ
▼山本議員
て完済となる。地方債の償
還が完了しないうちは、他
攻めの農業アドバイザー
は、なぜにんにくばかりな
の用途への変更あるいは財
のか。
産の処分に関し、制限があ
▼町長
り、来年度からは縛りが解
けるので町内の事業者や団
にんにくを除く他品目に
つ い て は、 農 協 を は じ め、
体の方々に利用あるいは活
森 林 組 合、 畜 産 農 協 な ど、
用について呼びかけをした
生産から販売まで専門的な
いと考えている。
指導機関があることから、
これらの団体と連携した取
●尾形憲男議員
り組みをして参りたいと考
えている。地域ブランドで
ある﹁たっこにんにく﹂は、
町の財産であり、町活性化
の核であると考え、これま
でもアドバイザーを配置し
集中的な取り組みをしてき
たが、今後も引き続き﹁た
っこにんにく﹂を農業施策
の重点として位置づけ、町
◎定住自立圏構想について
の農業振興を推進して参り
▼尾形議員
21
平成 年9月 日に中心
市を八戸市とした周辺7町
村による定住自立圏形成協
定を締結しているが、定住
自立圏構想とは何か。
▼町長
定住自立圏構想は、総務
省が平成 年度から推進し
ている施策である。我が国
では、近年急速な人口減少
が見込まれ、地方圏におい
ては、少子高齢化による地
域活力の低下や、社会経済
の急速な変化等による大都
市圏との格差の拡大などが
懸念されている中、全ての
市町村にフルセットの生活
機能を整備することが困難
であるため、これまで自治
体単独では困難とされてき
た施策等、圏域の中心市と
周辺町村が役割分担をしな
がら取り組み、全体として
魅力あふれる地域を形成
し、人口の定住を図ること
を目的としている。
▼尾形議員
周辺市町村との連携を図
りながら定住自立圏を形成
し、役割分担をして解消に
努めていくべきものと考え
るが、定住自立圏の形成の
必要性について町長の考え
を伺う。
▼町長
近年、車社会の進展や道
路網の整備・充実と相まっ
て買い物や医療など、住民
の生活行動は八戸市を中心
とする広域的な結びつきを
強めている。しかし、一方
では、医療機関での医師不
足、幹線的なバス路線の統
廃合など、広域的な課題も
抱えている。こうした圏域
をめぐる重要課題に対処す
るため、圏域内の市町村が
それぞれの個性を活かしつ
つ、圏域の中心市である八
戸市を核として適切な役割
分担を行いながら、互いに
有する機能を有機的に連携
させ、圏域全体の施策を展
開していく必要がある。
▼尾形議員
この目標を達成するため
の計画は立てられているか。
▼町長
、
﹁暮らしの安心の確保﹂
﹁地域の活力の向上﹂
、
﹁暮
らしの魅力の充実﹂
、
﹁広域
的な交通・情報ネットワー
クの確保﹂
、
﹁圏域内外の交
流の促進﹂
、
﹁地域づくりを
支える多様な担い手の育
成・確保﹂を圏域づくりの
目標とし、中心市との連携
が、可能なことから順次取
り組むことになる。
▼尾形議員
財源がなければ実行しに
くいことが予想されるが、
財源確保、財源措置につい
て伺う。
▼町長
定住自立圏の形成に伴う
取り組みに対する国の支援
措置として、協定の実施に
必要な費用負担に対して中
心市、周辺町村に特別交付
税により、包括的な財政措
置が講じられる。
▼尾形議員
この構想がどの程度行わ
れたら構想自体を検証され
るのか。
▼町長
この共生ビジョンの計画
期間は、平成 年までの5
年 間 と し て お り、 毎 年 度、
所要の見直しを行うことと
している。その中で検証さ
れていくものと思う。
4
議会だより
21
20
24
25