News Release 2011 年 2 月吉日丸善株式会社丸善教育 ICT ツールの販売を強化 -大日本印刷が開発した『OpenSTAGE®』と『OpenNOTE®』を教育現場に積極展開丸善株式会社（以下:丸善）は、大日本印刷株式会社（以下:DNP）が開発したデジタルペンを用いた教育 ICT ツールの講義・ゼミ支援ツール『OpenSTAGE®』と、学習効果を高める授業支援ツール『OpenNOTE®』を、大学や附属校、および小中高校へ販売を拡大していきます。 ■講義・ゼミ支援ツール『OpenSTAGE®』とはデジタルペンで紙に書いた内容がリアルタイムでスクリーンに表示・データ化できる次世代ツールです。またデジタルペンでスクリーンに書いた内容もリアルタイムでデータ化でき、これらの機能が一体となったツールです。最大４本のデジタルペンまで同時記入が可能なため、ゼミなどのグループ討議の場に適しています。 ■授業支援ツール『OpenNOTE®』とは専用用紙にデジタルペンで書いた内容が、最大42 人分までパソコン、プロジェクターを通じてリアルタイムでスクリーンに投影されます。画面表示は 1∼42 人分までの切替が可能で、小中高校の１クラス単位での学習の場に適しています。 ※『OpenSTAGE®』及び『OpenNOTE®』は、大日本印刷株式会社の登録商標です。【背景とねらい】大学などの教育現場では、授業やゼミの発表でパソコンを使ったプレゼンテーションが多用されることにより、一方向や当事者間のみの学習にとどまる傾向が見られます。そのため、講義では「教授」と「学生」、ゼミでは「教授」・「発表者の学生」・「その他の学生」が、双方向で意見を述べあうことで講義・ゼミを活性化し、集中力や緊張感を維持させる環境作りが課題となっています。一方、小中高校の教育現場では、国の教育 ICT 政策によって普及が進んでいる電子黒板やデジタルテレビなどの ICT ツールの利活用が求められています。また相互で情報共有をしながら学習を進めていく協働学習への関心が高まっています。丸善ではこれまで DNP との協業を進める中で、こうしたニーズの高まりに先駆けて大学市場を中心に『OpenSTAGE®』の提案を進めてきました。こうした活用事例から、『OpenSTAGE®』や『OpenNOTE®』が単なるツールではなく、学生・生徒の関心、意欲を惹きつけて「思考力」「表現力」を高めるという、真の教育効果をもたらすツールであることを確信するにいたり、今後さらに販路を拡大していくことにいたしました。【教育 ICT ツールの特長】 [大学の講義・ゼミでの活用] 『OpenSTAGE®』を活用することにより、教授はただ説明するだけでなく、デジタルペンでの書き込みを見せながら、学生に分かり易い講義を実現できます。また、学生はデジタルペンを使えば着座したまま発表させることができるため、前に出て発表したがらない学生でも抵抗なく発表させることが可能です。これにより学生の講義への参加意識を高め、集中力と理解度をアップさせる効果があります。 [小中学校における教育ＩＣＴとの連携] デジタルペンを使って解答や意見を専用紙に書き込む『OpenNOTE®』を活用することにより、スクリーンやデジタルテレビを通じてリアルタイムで他の生徒の解答にも触れ、まさに協働学習を実践することができます。これにより、生徒は問題の意味を深く考え、頭の中でよく整理してから書く習慣が身につくため、自発的に学習に取組む効果も生まれます。また、引っ込み思案であった生徒でも積極的に授業に参加できるようになります。 [肢体不自由な生徒への教育] 肢体不自由な学生・生徒を対象とした授業現場でも、車椅子利用などのためにこれまで電子黒板を使えなかった生徒が、『OpenSTAGE®』や『OpenNOTE®』の活用により、紙に書くだけで発表ができる授業スタイルが可能となりました。【導入実績と今後の展開】『OpenSTAGE®』『OpenNOTE®』は上智大学経済学部様、信州大学工学部様などで導入実績があります。その他、複数の大学、都内有名国私立大学附属校、自治体教育委員会でも導入いただいています。今後丸善は、これまで大学市場を中心にご提案してきた『OpenSTAGE®』に加え、電子黒板の実験校から引き合いが出始めている『OpenNOTE®』の販売についても積極的に展開し、今年度中に合わせて 300 セットの導入を目指します。 OpenSTAGE®の詳細、導入事例の紹介はこちら ⇒http://www.dnp.co.jp/bf/digitalpen/main/openstage.html OpenNOTE®の詳細はこちら ⇒ http://www.dnp.co.jp/opennote/index.html ■お問い合わせ丸善株式会社教育学術事業本部学術情報ソリューション事業部ネットソリューションセンター TEL０３−６３６７−６０９９川口、伊藤以上