アジア市場上場支援アジア市場への上場のご案内公認会計士鈴木真一郎資金調達をする企業が出てきています。既上場ポートするために、監査・税務などの観点かでも、アジアでの販路拡大や知名度アップを狙ら、当法人、新日本アーンストアンドヤングう会社では、デュアル上場を目指す動きがあり税理士法人、およびアーンスト･アンド･ヤングます。アジアでは、審査期間の効率化・短縮をのアジアネットワークで緊密な連携を取り、プアピールする市場もあり、会社が必要な成長資ロフェッショナルスタッフが多角的なサービス金を適時に調達する市場として支持されていまを提供します。す。また、日本の市場では、同じ市場でセカンドファイナンスの機会を持つことは実質的に困難ですが、アジア市場では上場後、企業の成長 Ⅰ はじめになどに応じて、同じ市場でセカンドファイナン達額・件数などの約3分の2はアジア市場で、スの機会を提供するところもあります。など国際会計基準（IFRS）でのアジア市場上場の準備は、日本での上場準備にもつながりま昨年来、アジア地区の証券取引所（韓国、台その約4割が中国といわれています（＜表1＞また、日本のベンチャーキャピタル・ファンす。そこで、IFRSショートレビューや、アジ湾、シンガポール、香港、インドなど）の担当参照）。中国・深圳証券取引所が昨年10月に開ドなども、出資先の出口戦略として、アジア新ア市場上場のための事前相談サービスを提供し者が来日し、日本各地でアジア各国・地域の取設した「創業板」（中国版ナスダックとも呼ば興市場への直接上場を視野に入れています。こます。引所への上場セミナーが開催されています。アれる新興市場）では、今年末までに150社近れからは、日本の証券市場ではなく、直接、アジア上場には、新規株式公開（IPO）のほか、いIPOが予想され、常に400社前後の中国の企ジアへの上場を目指す会社が出てくるといわれすでに日本で上場している会社のデュアル上場業がウエーティングとの情報もあります。ています。今後、日本の証券市場に上場する会アジア各証券取引所の制度、アジア市場でのしんせん 3. 情報提供サービスなども含まれます。これまでは、知名度アップや資アジアの各証券取引所は、昨年から直接、ア社においても、アジア市場での販売戦略が、成監査、会計基準等に関する情報のほか、上場・金調達などのために、米国の場合では米国預託ジア・米国・欧州に出向き、既上場会社のデュ長のキーファクターとして重要となります。対税務スキームに関する情報なども提供します。証券を発行し、デュアル上場したり、欧州の場アル上場や、IPO希望会社の直接上場のためにドルだけでなく、アジア通貨全体に対する円高また、情報提供サービスの一環として、セミ合ではロンドンにデュアル上場したり、スイスセミナーを開催し、優良企業の誘致合戦をしてが、日本企業のアジア進出を、さらに後押ししナーを開催しています。で債券発行をしたりしていました。しかし今、います。一方、今年9月には、東京証券取引所ています。日本企業も、資金調達をする市場をシンガポールなどのアジア市場での債券発行やが韓国を訪問して韓国企業を勧誘し、ほかのア自ら選択する時代が到来しています。上場により資金調達をする時代が来ています。ジア企業の誘致に動きだしました。大阪証券取今号から6回シリーズで、アジア市場の魅力と引所も、深圳証券取引所・韓国証券取引所と業現状についてご案内します。第1回は韓国市場、務協力協定を締結し、アジア企業に狙いを定め第2回は台湾、第3回はシンガポール、第4回はています。香港を中心に、第5回と第6回では中国・インドなどの市場についても紹介する予定です。 Ⅱ アジア市場の状況について今、アジアに世界の富が流入しています。アジア諸国は、豊富で勤勉な労働力を背景に力強く成長し、ヒト・モノ・カネの流れが倍増してけんいんおり、世界経済の牽引役になることは疑う余地もありません。アジアが中心であるのは、証券市場でも同様です。上海証券取引所は、東京証券取引所を抜いて、株式売買代金がアジアで第1位（世界第3位） 22 となりました。世界のIPO市場における資金調 2. IFRSショートレビュー、事前相談サービス情報センサー Vol.55 December 2010 第1回 6月2日（東京）アジア市場への上場支援体制に Ⅲ ついて中国だけでなく、ほかのアジア・米国・欧当法人は、アジア市場への上場ニーズの高ま州・オセアニアなどの国々が、広くアジア市場りに対し、サポート体制をよりいっそう充実・を目指しており、日本でも直接、アジア市場で強化するため、今年5月1日付で「アジア市場上場支援室」を設置しました。関東地区以外でも、9月7日に福岡で韓国株式市場上場セミナー •表1 IPO実績数 2008年 2009年日本 49 19 韓国 48 69 香港 28 65 台湾 36 35 シンガポール 61 14 ※ 多くの市場は2010年も順調に伸長出典：新日本有限責任監査法人主催韓国・台湾セミナー資料【2010年開催セミナー】を開催したのを契機に、関西・東海・九州地区韓国株式市場上場セミナー第2回 7月6日（東京）台湾株式市場上場セミナー第3回 9月7日（福岡）韓国株式市場上場セミナー第4回 9月29日（東京）シンガポール株式市場上場セミナー第5回 11月19日（東京）香港株式市場上場セミナーにおいても支援業務を本格化し、全国展開していきます。アジア市場上場支援室の概要は以下のとおりです。＜お問い合わせ先＞監査業務本部アジア市場上場支援室 Tel ：03 3503 1504 1. アジア市場上場のための監査・税務サービス Fax：03 3503 1532 上場を成功させ、その後も持続的な成長をサ情報センサー Vol.55 December 2010 23