お問い合わせ先 藤島 裕三(ふじしま ゆうぞう) コーポレートガバナンス改革:成長戦略との関係 安倍政権は、成長戦略の中でコーポレートガバナンス改革を打ち出 しています。これは日本企業のグローバル競争力強化に資本市場 の力を活かそうとする同政権の意図を反映しており、企業(経営者) に資本市場との良好な関係の構築を促すものと考えられます。 成長戦略におけるコーポレートガバナンス改革については下図をご 参照ください。 未来経営研究部長 主席研究員 EY総合研究所 E-mail: [email protected] 深澤 寛晴(ふかさわ ひろはる) 未来経営研究部 上席主任研究員 EY総合研究所 E-mail: [email protected] 【成長戦略におけるコーポレートガバナンス改革】 コーポレートガバナンスの見直し・強化 経営者のマインドの変革を株主などが後押し l l l 事業再編、選択と集中 新規事業への進出、海外展開 情報化による経営革新 l l l グローバル競争(国際競争)に打ち勝つ グローバル・スタンダードの収益水準・生産性 グローバル水準のROEの達成などが一つの目安 資料:「日本再興戦略2013 -JAPAN is BACK-」および 「日本再興戦略 改訂2014 -未来への挑戦-」より EY総合研究所作成 ※上図は「シリーズ:成長戦略としてのコーポレートガバナンス ~企業と資本市場の良好な関係の構築に向けて(総論)~」より 抜粋しています。同レポートにつきましては、以下をご参照ください。 http://eyi.eyjapan.jp/knowledge/future-businessmanagement/2014-10-01.html EY総合研究所では、資本市場リレーションシップに関する情報発信を積極的に 行っています。弊社HP(http://eyi.eyjapan.jp/)をご参照ください。 また、シンクタンクとしての知見を高めるため、企業などに対する情報提供および意 見交換の場を重要視しています。ご関心のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。 その他、全般的なお問い合わせは下記までお願い致します。 EY総合研究所 未来経営研究部 Tel: 03 3503 2512 Fax: 03 3503 2513 E-mail: [email protected] EY | Assurance | Tax | Transactions | Advisory EYについて EYは、アシュアランス、税務、トランザクションおよびアドバイザリーなどの分野における世界的なリーダーです。私たちの 深い洞察と高品質なサービスは、世界中の資本市場や経済活動に信頼をもたらします。私たちはさまざまなステークホル ダーの期待に応えるチームを率いるリーダーを生み出していきます。そうすることで、構成員、クライアント、そして地域社 会のために、より良い社会の構築に貢献します。 EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバル・ネットワークであり、単体、もしくは複数のメン バーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、 英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。詳しくは、ey.com をご覧ください。 EY総合研究所株式会社について EY総合研究所株式会社は、EYグローバル・ネットワークを通じ、さまざまな業界で実務経験を積んだプロフェッショナルが、 多様な視点から先進的なナレッジの発信と経済・産業・ビジネス・パブリックに関する調査及び提言をしています。常に変 化する社会・ビジネス環境に応じ、時代の要請するテーマを取り上げ、イノベーションを促す社会の実現に貢献します。詳 しくは、eyi.eyjapan.jp をご覧ください。 © 2015 Ernst & Young Institute Co., Ltd. All Rights Reserved. 本書は一般的な参考情報の提供のみを目的に作成されており、会計、税務及びその他の専門的なアドバイスを行うもの ではありません。意見にわたる部分は個人的見解です。EY総合研究所株式会社及び他のEYメンバーファームは、皆様が 本書を利用したことにより被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。具体的なアドバイスが必要な場合 は、個別に専門家にご相談ください。 EY総合研究所による 「資本市場リレーションシップ 構築支援」のご紹介 ~ 「点」ではなく「面」の取り組みを 通じた投資家との良好な関係の構築 ①IR戦略の策定支援 企業と資本市場の接点は ①継続的なIRを通じてROE向上策などを伝える ②株主総会に代表されるSR*を通じてコーポレートガバナンスについて信頼 を得る ③買収提案などの被買収リスクに平時から備えておくこと の三つです。弊社は、資本市場と良好な関係を構築するためには、これらにつ いて「点」ではなく「面」で対応する必要があると考え、中立的な立場からご支援 を行っています。 * SRはShareholder Relationsの略。IR活動が広く投資家全体を対象とするのに 対し、SR活動は対象を株主に限定する点で異なります。 ► ► ► ► 平時の 取り組み 有事への 備え 株主 ① 接点:IR 論点:主にROE向上策 (経営戦略・計画など) ② 接点:SR/株主総会 論点:主にコーポレート・ ガバナンス ③ 接点:被買収リスクの顕在化(買収提案など) 論点:平時からの備え(①および②を含む) 企業価値向上策を機関投資家に伝えるためのストーリーを作りたい 機関投資家向け説明会を充実させたい 現状の株主構成に対応したIR戦略を策定したい 機関投資家の声を経営陣にフィードバックする仕組みを構築したい ②コーポレートガバナンス強化支援 ► ► ► 投資家(株主含む) EY総合研究所の視点 想定されるニーズ例 企業と資本市場の関係構築に向けたEY総合研究所のご支援 社外取締役の導入・増員を受けて取締役会の運営に変化が生じており、 これを機に取締役会を含む社内の意思決定に関わる機能を見直したい コーポレートガバナンス・コードなどの法規制や基準を踏まえてコーポレー トガバナンス体制を充実させたい 国内外のコーポレートガバナンス優良企業を参考に、中長期的な観点を取 り入れたい ③(平時からの)被買収リスクへの取組み支援 ► ► 平時モニタリング体制を整備したい 被買収リスク対応のトレンドや他社動向を知りたい ①IR、②コーポレートガバナンス、③被買収リスクについての課題を 「点」ではなく「面」の視点で把握し、最も適切な形態をご提案します (例) ①IRと②コーポレートガバナンスの「面」 コーポレートガバナンスの充実は資本市場からの信頼につながるためIRに好 影響の可能性 コーポレートガバナンスの充実は経営におけるPlan-Do-Seeの効率性の向上 につながる IRの充実はロイヤルティの高い株主を増やし、株主総会での賛成率向上 ► ► ► (例) ①IRと③被買収リスク対応の「面」 IRの充実は資本市場の信頼とつながるため、被買収リスクの低減につながる 可能性 平時からの被買収リスクへの配慮は投資家の視点で自社を再発見することで もあり、IRの充実につながる可能性 ► ► (例) ②コーポレートガバナンスと③被買収リスク対応の「面」 コーポレートガバナンスの充実は被買収リスク低減につながる 平時からの被買収リスクへの配慮は、株主総会での賛成率向上などコーポ レートガバナンスに好影響の可能性 ► ► ご支援の形態 ニーズに合わせた助言・サポートをご提案します。代表的な形態はA. アドバイザー、B. 研修、C. ソリューション導出です。A.アドバイザーで課題 につながるテーマをクライアントが認知し、B. 研修を通じて広く社内の意識を高め、C. ソリューション導出で結果につなげる流れが理想的です。 A. アドバイザー A. アドバイザー 成長戦略は事業再編等を見込んでおり、M&Aは有力な選択 肢と考えられます。このような流れの中、自社が買収のター ゲットになる可能性は否定できません。また、資本市場には短 期的な視点から株式の大量保有や経営への要求などを行う 投資家がいるのも事実です。被買収リスクを広く認識し、買収 提案などの有事に備えておくことも資本市場との関係構築の 中で重要と言えます。 ► ► ► ミーティングを定期的に開催 貴社の問題意識に合わせた情報提供、意見交換 実務上の疑問や制度理解における不明点への助言 B. 研修 ► ► ► 経営幹部(候補)を主な対象 レクチャーによる知識習得 実務の理解促進に有効なワークショップの開催 B. 研修 C. ソリューション導出 C. ソリューション導出 ► ► ► 客観的な視点によるテーマ設定の助言とレビュー テーマを深耕する社内討議のための助言とレビュー 社内向け報告書作成の助言とレビュー
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