鳥取県西部地震 地震動と被害の特徴 日本技術開発㈱ 1 ① 地震動特性 2 地震動諸元 地震名称 平成12年鳥取県西部地震 1995年兵庫県南部地震 マグニチュード 7.3 7.2 震央位置 北緯35.3度 東経133.4度 北緯34.6度 東経135.0度 深さ 約10km 約14km 震度6強;境港,日野町 震度7;神戸市,淡路島一部 震度5強;米子市 など 震度6;神戸市,洲本市 など 各地の震度 地震規模は同じ 3 最大加速度(NS成分)の分布 K-net 4 観測波形 米子市近傍では4ヶ所で波形が観測 米子市近傍では4ヶ所で波形が観測 美保関(K-net);Ⅰ種地盤 226gal 境港(港研);Ⅲ種地盤 302gal 米子測候所;Ⅱ種orⅢ種地盤 229gal 米子 米子(K-net);Ⅲ種地盤 384gal 0 2km 5km 10km 5 米子観測波形(K-net)と地盤条件 米子観測波形(K-net)と地盤条件 Amax;384gal Amax;384gal Ⅲ種地盤 Ⅲ種地盤 400 NS成分 2000/10/06 13:30:22 最大値:314.4 最小値:-255.9 CODE:TTR008 測地:(133.33270000,35.42270000) 標高:1.90m 孔底深度:20.45m 孔内水位:0.00m 調査年月:0.00 鳥取県 米子市 柱 孔内 土質種別 N値 状 (現場呼称) 水位 0 10 20 30 40 50 図 振幅 (gal) 0 200 5 粘土 0 4 3 -200 -400 400 振幅 (gal) 埋土 3 -5 EW成分 2000/10/06 13:30:22 最大値:383.6 最小値:-317.9 中砂 粘土 4 0 0 200 中砂 5 0 6 6 -10 -200 6 -400 振幅 (gal) 400 7 UD成分 2000/10/06 13:30:22 最大値:307.7 最小値:-233.7 8 6 200 6 -15 0 16 16 -200 12 -400 0 10 20 30 40 50 60 時間 (sec) 70 20 80 22 -20 6 境港観測波形(港湾技研)と地盤条件 境港観測波形(港湾技研)と地盤条件 j j j CODE:KG-001 測地:(133.25166670,35.54166667) 標高:0.00m 孔底深度:35.00m 孔内水位:0.00m 調査年月:0.00 Amax;275gal Amax;275gal Ⅲ種地盤 Ⅲ種地盤 孔内 水位 0 振幅 (gal) 400 NS成分 .gnuplot 00/10/06 99:99:99 最大値:208.7 柱 状 図 土質種別 (現場呼称) 砂 N値 0 10 20 30 40 50 6 9 シルト混じり砂 シルト シルト混じり砂 200 -5 砂 シルト混じり砂 0 7 3 9 17 17 25 18 -200 15 -10 -400 400 EW成分 .gnuplot 00/10/06 99:99:99 砂 14 14 最大値:275.0 シルト 6 振幅 (gal) 13 8 200 -15 5 9 0 5 6 -200 6 -20 -400 400 6 5 UD成分 .gnuplot 00/10/06 99:99:99 最大値:96.5 最 4 3 振幅 (gal) 3 200 -25 3 4 0 4 粘土 4 -200 -400 4 -30 3 1 0 10 20 30 40 50 60 時間 (sec) 70 2 80 7 3 5 -35 美保関(kik-net)と地盤条件 美保関(kik-net)と地盤条件 Amax;226gal Amax;226gal Ⅰ種地盤 Ⅰ種地盤 NS成分 2000/10/06 13:30:25 最大値:143.7 最小値:-155.1 振幅 (gal) 200 100 0 -100 -200 EW成分 2000/10/06 13:30:25 最大値:226.4 最小値:-199.5 振幅 (gal) 200 100 0 -100 -200 UD成分 2000/10/06 13:30:25 最大値:119.6 最小値:-134.3 振幅 (gal) 200 100 0 -100 -200 0 10 20 30 40 50 60 時間 (sec) 70 80 8 参考 参考 江府(K-net)と地盤条件 江府(K-net)と地盤条件 Amax;275gal Amax;275gal Ⅲ種地盤 Ⅲ種地盤 孔内 水位 0 柱 状 図 土質種別 (現場呼称) N値 0 10 20 30 表土 岩盤 40 50 99 99 99 99 99 -5 99 99 99 99 99 -10 9 参考 参考 日野(K-net)と地盤条件 日野(K-net)と地盤条件 Amax;275gal Amax;275gal Ⅲ種地盤 Ⅲ種地盤 1000 800 600 400 200 0 -200 -400 -600 -800 -1000 加速度(gal) NS成分 Amax=918gal 0 10 20 30 時間(秒) 1000 800 600 400 200 0 -200 -400 -600 -800 -1000 40 50 60 加速度(gal) EW成分 Amax=761gal 0 10 20 30 時間(秒) 1000 800 600 400 200 0 -200 -400 -600 -800 -1000 40 50 60 加速度(gal) UD成分 Amax=775gal 0 10 20 30 時間(秒) 40 50 60 10 地表面最大加速度分布 H2道示距離減衰式(Ⅲ種)推定 Amax=987.4×100.216M×(Δ+30)-1.218 港湾(Amax:275gal)Ⅲ種 港湾(Amax:275gal)Ⅲ種 Δ=30.2km Δ=30.2km レベル1.5相当の地表面加速度 レベル1.5相当の地表面加速度 0.00 200.00 250.00 300.00 350.00 400.00 下水道センター 測候所(Amax:280gal)ⅡorⅢ種 測候所(Amax:280gal)ⅡorⅢ種 Δ=16.5km Δ=16.5km 250gal 皆生処理場 上福原ポンプ場 300gal 米子(Amax:383gal)Ⅲ種 米子(Amax:383gal)Ⅲ種 Δ=15.6km Δ=15.6km 0 2km 5km 10km 内浜処理場 米子 米子港中継ポンプ場 中央ポンプ場 新加茂ポンプ場 祗園ポンプ場 大谷ポンプ場 350gal 青木処理場 11 最大加速度の距離減衰特性(K-netデータ) 距離減衰特性:推定式に一致 距離減衰特性:推定式に一致 調査対象15km~30km 調査対象15km~30km (270gal~380gal) (270gal~380gal) 12 加速度応答スペクトルの比較 これと米子を比較すると・・ 神戸と日野を比較すると・・ これと米子を比較すると・・ 神戸と日野を比較すると・・ 10000 加速度応答スペクトル(gal) h=0.05 神戸と日野:地震動特性は同じ 神戸と日野:地震動特性は同じ 1000 100 構造物が影響を受ける周期帯 構造物が影響を受ける周期帯 10 神戸海洋気象台NS 神戸海洋気象台NS 米子k-net 神戸と米子:加速度応答が違う! 神戸と米子:加速度応答が違う! 日野 日野 1 0.1 1 固有周期(s) 10 13 加速度応答スペクトルの距離減衰特性の比較① 104 加速度応答スペクトル(gal) 兵庫県南部地震 鳥取県西部地震 H=0.05 H=0.05 h=0.05 Ts=0.5sec Ts=0.5 Ts=0.5 sec sec 1000 100 10 10 100 震央距離(km) 1000 14 加速度応答スペクトルの距離減衰特性の比較② 104 加速度応答スペクトル(gal) 兵庫県南部地震 鳥取県西部地震 H=0.05 H=0.05 h=0.05 Ts=1.0sec Ts=1.0 Ts=1.0 sec sec 1000 100 10 10 100 震央距離(km) 1000 15 地震動特性のまとめ ①地震動規模はAmaxから判断すると、震源近傍では兵庫 ①地震動規模はAmaxから判断すると、震源近傍では兵庫 県南部地震と同程度 県南部地震と同程度 ②構造物に影響を及ぼす0.5sec~1.0secの周期帯では、 ②構造物に影響を及ぼす0.5sec~1.0secの周期帯では、 兵庫県南部地震より応答が小さかった 兵庫県南部地震より応答が小さかった ③各都市の推定地表面加速度 ③各都市の推定地表面加速度 米子、境港市:280gal~380gal 米子、境港市:280gal~380gal 神戸、芦屋、尼崎:300gal~500gal 神戸、芦屋、尼崎:300gal~500gal 16 ② 鳥取県西部地震での被害 の特徴 17 沖積低地と埋立地 美保関:226gal 境港:275gal 米子測候所:229gal 米子市:384gal 震源 米子;沖積低地および埋立地(一部)に位置する 米子;沖積低地および埋立地(一部)に位置する 18 弓ヶ浜半島における埋立地盤 19 20 水路 安倍彦名団地の被害状況 21 安倍彦名団地の被害状況(水路の被害) 22 安倍彦名団地の被害状況(管理用道路の液状化による被害) 23 安倍彦名団地の被害状況(流動による地盤変位) 24 ①②③ ④ 富益団地の被災復旧状況 :復旧区間 (φ250塩ビ管) 25 写真① 塩ビ管の抜け出し 26 写真② 塩ビ管の破損 27 写真③ 塩ビ管の破損 28 写真④ 管渠のずれ(約50cmの段差および逆勾配) 29 竹内団地 噴砂と被害の分布状況 30 竹内団地 承水路に架かる水管橋 31 竹内団地 マンホールの浮き上がり(約15.0cm) 32 竹内団地 マンホール受枠の破損 33 竹内団地の噴砂の粒径加積曲線 通過質量百分率(%) 100 80 60 40 20 0 0.001 粘土 0.01 0.1 粒径(mm) シルト 1 砂 10 礫 34
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