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2012年12月 第14号
地域
情報
JAふれあい
JAふれあいフェア
ふれあいフェアで
フェアでスダチの
スダチの改植推進等を
改植推進等を行いました
徳
島農業支援センターでは、管内の主要品目であるスダチの産地維持を図るため、スダチの改植を
推進しています。11月10日(土)と11日(日)の両日に神山町のJAで開催された、ふれあい
フェアの一画にブースを設け、神山町役場やJAの担当者の協力を得ながら、改植のPRや営農相談を行
いました。また、神山町下分加工所が試作中の「梅のし」の試食アンケートや、スダチ及びフキのレシ
ピの配布、耕作放棄地での放牧のパネル展示も同時に実施しました。
今回のイベントは初めての試みでしたが、今後も改植の推進に
材料(4人分)
向けて、PR活動に取り組んでいきたいと思います。
分量
材料
ふき
ベーコン
パスタ
卵黄
生クリーム
粉チーズ
黒コショウ
40g
3枚
200g
2個分
50ml
a
大さじ2
適量
作り方
切りにする
して皮をむき、千
① ふきは塩ゆで
イルでソテーする
きを、オリーブオ
② ベーコンとふ
る
混ぜる
③ パスタをゆで
(カルボナーラソース)で
ちに、②・③・a
④ アツアツのう
例
フキのレシピ 一
ーラ)
(フキのカルボナ
営農相談(
営農相談(左)や試食(
試食(中)の様子
地域
情報
平成24
平成24年度農業簿記講習会
24年度農業簿記講習会を
年度農業簿記講習会を実施しています
実施しています
業簿記講習会が、11月26日(月)に徳島市新蔵町の県徳島
農 合同庁舎で、徳島農業支援センターと徳島市農林水産課の共
同で開催されました。この講習会は、「農業簿記による経営改善に
意欲のある農業者」などを対象としており、徳島市、佐那河内村、
石井町などの農業経営改善計画認定農業者や新規就農青年農業者な
ど15名が参加し、熱心に受講しました。
講師は県農業会議の榎本経営指導課長で、前半はテキストに沿っ
た講義、後半は演習と個別指導が行われました。今後この講習会は、
今年度月1回のペースで実施する予定です。なお、すべての回に参
簿記講習会の
簿記講習会の様子
加できなくても役に立つ研修形式になっており、また受講料は無料
ですので、興味のある農業者の方はぜひ参加してください。(月一回この講習会の場で、講師の指導を
受けながら帳簿を仕上げてしまうなどの利用の仕方もあります!)開催日や持参物など、お問い合わせ
は、徳島農業支援センターまでどうぞ。
〔編集・
編集・発行〕
発行〕 徳島農業支援センター
徳島農業支援センター
tel:
tel: 088088-626626-8771、
8771、fax: 088088-626626-8739
hp:
hp:http://www.pref.tokushima.jp/shien/tokushima
http://www.pref.tokushima.jp/shien/tokushima/
www.pref.tokushima.jp/shien/tokushima/
1
dlick!!
dlick!!
徳島農業支援センター
検索
技術
情報
スワルスキーカブリダニを
スワルスキーカブリダニをキュウリ栽培
キュウリ栽培へ
栽培へ本格導入
ス
ワルスキーカブリダニ(害虫の天敵)を、管内の胡瓜部会では、
平成24年3月9日に試験的に放飼しました。その結果、ミナミ
キイロアザミウマ(害虫)の多発生が抑制され、スワルスキーカブリ
ダニの防除効果が確認されました(グラフ参照)。このため、今年作
もスワルスキーカブリダニを導入する部会員を増やすために、検討会
を開催しました。
(匹 /30葉
30葉 )
すでに導入している生産者からは、「昨年4
80
月以降、ミナミキイロアザミウマの多発生は起
70
スワルスキー
きなかった。」「特に、キュウリの茎の周囲に
カブリダニ
60
アザミウマに吸われた擦れが無く品質が良くな
50
った。」「農薬の散布回数が減った。」「スワ
40
ルスキーカブリダニに影響のある農薬を使えな
30
いので、うどんこ病が多発した。」など多くの
20
意見がありましたが、全体的には好評でした。
10
検討の結果、来る平成25年3月には15名がス
0
ワルスキーカブリダニを導入する予定です。
3月22日
4月 6日
4月20日
22日
20日
ミナミキイロアザミウマ
(成虫)
(幼虫)
5月 8日
5月17日
17日
6月 1日
(上)導入検討会の
導入検討会の様子(
様子(下)試験結果
技術
情報
水封マルチ
水封マルチを
マルチを利用した
利用したオクラ
したオクラの
オクラの早出し
早出し栽培について
栽培について
80
水封マルチ
水封 マル チ
慣行
70
収穫量(袋 /a)
60
6月末の収穫がやや多い
50
40
水封マルチの方が
1週間収穫が早い
30
20
10
オ
6 月3 0 日
6 月2 9 日
6 月2 8 日
6 月2 7 日
6 月2 6 日
6 月2 5 日
6 月2 4 日
6 月2 3 日
6 月2 2 日
6 月2 1 日
6 月2 0 日
6 月1 9 日
6 月1 8 日
6 月1 7 日
6 月1 6 日
6 月1 5 日
6 月1 4 日
6 月1 3 日
6 月1 2 日
6 月1 1 日
6 月9 日
6 月1 0 日
6 月8 日
6 月7 日
6 月6 日
6 月5 日
6 月4 日
6 月3 日
6 月2 日
6 月1 日
5 月3 1 日
5 月3 0 日
5 月2 9 日
5 月2 8 日
5 月2 7 日
5 月2 6 日
(上)水封マルチ
水封マルチの
マルチの設置状況
(右)6月の出荷数量の
出荷数量の比較
5 月2 5 日
0
クラ産地では出荷の前進に向けて、ミニパイプハウスや小型トンネルハウスなどの作型に取り組
んでいますが、は種が早くなると春先の低温により、立枯れや初期生育が不安定になったり、出
荷が遅れることがあります。そこで、高知県で使用されている「水封マルチ」をミニパイプハウス栽培
(は種: 3月上旬)に導入し、初期生育や出荷の前進効果などを3年間検証しました。
●材
材
料:◎水封マルチ
水封マルチ(
マルチ(黒) 折径25cm幅×100mポリエチレンフィルム製水封マルチ/2.5a
(ポリエチレン製ダクトに水を封入、経費 1,500円程度/2.5a)
◎べたがけ
白不織布(パオパオ、テクテクなど)
べたがけ資材
がけ資材
●設置方法
設置方法:
設置方法:うねに黒ポリマルチをかけ、条間にポリエチレン製ダクトを配置します。このダクトの中
に水を封入します(水封マルチの設置)。その後、は種を行い、白不織布を被覆します。
●結
結
果:水封マルチを導入すると、日中はハウス内気温・地温の上昇を2~5℃抑え、夜間は2℃
程度保温できることがわかりました。初期生育は慣行(水封なし)より早まり、着花、着果ともに一節
早く、収穫開始時期が1週間程度早まりました。ハウスのビニール被覆除去後(5月中旬)の気象条件
によっては実が落ち、収穫開始時期が慣行と同じになる年もありましたが、各節位の着花が早くなって
いるため、次の収穫時期が慣行と比べ早くなる傾向がありました。水封マルチのフィルムの色を比べる
と、透明と黒で着果促進効果は同等で黒の方が若干安価です。詳細はお気軽にお問い合わせください。
2
技術
情報
チャレンジ!
チャレンジ! 秋冬野菜増産への
秋冬野菜増産への取組
への取組み
取組み
本の台所」をめざす徳島県では、稲作終了後の水田を活用した秋冬野菜づくりを推進しています。
「日 このような中、徳島農業支援センター管内では、野菜栽培の省力化を図るための大型機械の導入
が可能と考えられる小松島市「田野地区」や「立江・櫛渕地区」などの大規模ほ場整備地に大きな期待が
寄せられています。
しかしながら、これらの地区は地下水位が
高いことや豪雨の時には地域全体が冠水する
など、野菜づくりには不向きな面もあり、野
菜産地としての育成が困難な状況にありまし
た。そこで、地元JAを中心に関係者が対策
について検討を行い、排水対策として「地下
水位制御システム(FOEAS:フォアス)」
を試験的に導入することになり、田野地区の
地下水位制御システム
地下水位制御システムの
システムの施工状況
水田(約20a)をモデルほ場と位置付け、
(左)給・排水パイプ
排水パイプの
パイプの設置
9月に施工作業が行われました。
(右上下)
上下)暗きょの施工
きょの施工
地下水位制御システム
地下水位制御システムの
システムの設置後
現地の状況を確認すると、周辺のほ場と比較して、ほ場に形成された「亀裂」によって速やかな排水
が行われていることが分かりました(写真参照)。12月5日には、乗用タイプの定植機を使用してタマ
ネギの定植が行われました。いまから収穫が待ち遠しいです!ちなみに収穫予定は来年の5月です。
徳島農業支援センターとしても、今回のモデルほ場での取り組みがきっかけとなり、各地でブロッコ
リーやタマネギ、キャベツなどの野菜生産がさらに盛んになるように支援をしていきます。
未設置ほ
未設置ほ場
貯まった雨
まった雨が抜けていない。
けていない。
地域
情報
設置ほ
設置ほ場
タマネギの
タマネギの定植の
定植の様子
ほ場表面に
場表面に水たまりはみられない。
たまりはみられない。
青年農業者
青年農業者が
農業者が「若い農業者のつどい
農業者のつどい」
のつどい」で発表を
発表を行いました
国四国地域若い農業者のつどいが、10月29日(月)と30日(火)の両日にピュア
中 リティまきび(岡山県岡山市北区)で開催されました。各県から代表者が出席
し、経営改善や地域活動に関する成果を発表する「プロジェクト発表」や今後の経営
や農業に関する意見を発表する「意見発表」、先進的経営体
を視察する「バススクール」などが行われました。
徳島県からは、アグリクラブ徳島の藤原会長がプロジェク
ト発表部門に、伊勢副会長が意見発表部門にそれぞれエント
リーし、熱のこもった発表が行われました。その結果、徳島
県の「未来につなげるWin-Winなかんしょ経営」(藤原会長発
表)が優秀賞に選ばれ、来年3月に東京で開催される全国大
(上)発表の
発表の様子
(左)表彰式
会(全国青年農業者会議) に出場することに決まりました。
3
地域
情報
“これならできる獣害対策
これならできる獣害対策”
獣害対策” を学びました!
びました!
近 畿中国四国農業研究センターの井上雅央先生を招き、11月29日(木)と30日(金)の両日に、
神山町内の3箇所を会場として、鳥獣被害に負けないすだち産地を目指して、効果的な鳥獣被害
対策のための集落点検と研修会を開催しました。サル・シカ・イノシシの被害に苦しむ地域の農家、関
係機関職員など延べ70人余りが参加し、講師の辛口ながらユーモアたっぷりの講義に、一心に耳を傾
けていました。
「鳥獣害が増えたのは、動物のせいではなく“餌付け”をしてしまった人間に原因がある。先ずは“餌”
となる食べ物(ひこばえ・防護ネットからはみ出た農作物・畑に捨てられた農産物の残さ、草刈り後に
生える柔らかい雑草など)を無くすことが必要で、そのためには、1、みんなで勉強。2、守れる畑・
守れる集落にすること。次に、3、囲い・追い払い。最後の手段として 4、捕獲など。この手順を間
違うと、せっかくの対策がムダになる」とのお話に、“目からウロコ”との感想
!
た!!
まいった!
も聞かれました。
鳥獣害対策は、実は誰でもできることであり、みんなで行うことではじめて
有効になるものです。先ずは勉強会からスタートしませんか。
講習会の
講習会の
様子
技術
情報
竹を利用した
利用した鳥獣害対策
した鳥獣害対策を
鳥獣害対策を紹介します
紹介します
イ ノシシは防護柵が設置されたほ場に、防護柵の下を潜り込もうとしたり、ときには防護柵を跳び
越えたりして侵入することがあります。このため、イノシシの侵入を防ぐには、これらの経路を
断つことが必要です。そこで、防護柵の外側(獣側)に伐りだした竹を横たえておく方法を紹介します。
イノシシは鼻を器用に使って、地面にある石などを動かすことができます。しかし、竹は長さがあり、
転がりやすい特徴もあるので、鼻を使って簡単に動かすことはできません。このため、防護柵周りに竹
を置いておくと、竹が障害物となってイノシ
シは防護柵の下に潜り込むのが難しくなりま
す。また、防護柵を跳び越えようとしても、
竹の上ではヒズメがツルツル滑り、踏み切る
ことができません。このように、竹を防護柵
のすそに並べるだけで、ほ場への侵入防止効
果は高まります。ぜひ、身近にある竹を利用
して、イノシシ対策をしてみてください。
編集後記
とくしまichiban☆第14号をお読みいただき、ありがとうございます。これからも
管内のホットな情報を配信してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
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