(様式8) 1. 機 関 平成 15 年度科学研究費補助金実績報告書(研究実績報告書) 番 号 1 1 2. 研究機関名 基 盤 研 究 (B)(2) 4. 研 究 期 間 3. 研 究 種 目 名 5 5. 課 題 番 号 1 6. 研 究 課 題 名 7. 研 究 代 表 者 研 究 者 番 5 4 3 0 4 0 0 7 広島大学 平 成 15 年 度 ~ 平 成 17 年 度 9 LHC-ALICE実験PWO結晶電磁力ロリメータ読み出し系の開発 号 8 0 1 4 4 8 0 6 研 究 代 表 者 名 フリガナ スギタテ トオル 杉立,徹 所 属 部 局 名 大学院理学研究科 職 名 教授 8.研究分担者(主な者を5名以内。所属機関名については、研究代表者の所属機関と異なる場合のみ記入すること。) 研 究 者 番 号 研 究 分 担 者 名 所属機関名・所属部局名 職 名 7 0 3 5 4 7 4 3 フリガナ 4 0 3 0 4 3 9 9 フリガナ 9 0 1 1 4 6 1 0 フリガナ シガキ ケンタ 志垣,賢太 ホンマ ケンスケ 本間、謙輔 ハマガキ ヒデキ 浜垣,秀樹 大学院理学研究科 助教授 大学院理学研究科 助手 東京大学大学院理学系研究科 助教授 フリガナ フリガナ 9. 研究実績の概要(国立情報学研究所でデータベース化するため、600字~800字で記入。図、グラフ等は記載しないこと。) CERN研究所LHC加速器における超高エネルギー原子核衝突ALICE実験を準備する。現 在遂行するRHIC加速器を用いた研究と比較して到達エネルギー密度を5倍も上昇させる次期 研究において、最も重要な物理信号は超高温度クォーク物質が熱輻射する光子である。この光子 を測定するために、私たちは、ALICE実験環境において最高性能を発揮するタングステン酸 鉛単結晶(以下PWOと略す)電磁カロリメータ(以下PHOSと略す)を開発する。本研究は、 PWO結晶が発する極微量の蛍光を高精度で検出する光学読み出し系の開発を目的とする。光学 素子には、日本の技術が世界のトップを切り開くアバランシェ光半導体素子(浜松ホトニクス社 S8664-55)(以下APDと略す)の採用を決定した。さらに、同APD素子に最適化した表面実装 型の前置増幅器を設計し、600個を国内製作会社で試作した。APD素子と前置増幅器をPW O結晶と組み合わせた試作検出器を広島大学VBL施設・超高速電子周回装置の引き出し電子線 ビーム(150MeV)を用いて性能評価を行った。さらに、研究協力者であるクルチャトフ研究所 グループおよびCERN研究所グループと協力し、同前置増幅器とAPD素子256組を載せた PHOS実証機をCERN研究所に構築し、SPS加速器テストビームを使った性能評価実験を 実施した。その結果、相対エネルギー分解能σ/E=(3.6±0.2)%/√E⊕(1.1±0.3)%⊕(13±0.7)MeV/E とする世界最高レベルの高分解能を達成することに成功した。さらに、70GeV の荷電粒子ビーム を銅原子核標的に入射し生成される光子を測定した。2光子崩壊する短寿命粒子の質量分布を計 算し、7%の質量分解能で中性パイ中間子、3%の分解能でη中間子の観測に成功した。これより、 APD素子および前置増幅器は、当初の性能に十分達成することを実証した。 ※ 成果の公表を見合わせる必要がある場合は、その理由及び差し控え期間等を記入した調書(A4判縦長横書き1枚)を 添付すること。 10. キーワード (1) タングステン酸鉛結晶 (2) PWO結晶 (3) 高分解能PWO電磁カロリメータ (4) アバランシェ光素子 (5) クォーク物質 (6) ALICE実験 (7) APD素子 (8) PHOS検出器 (裏面に続く) 11.研究発表(発表予定を含む。但し、投稿中、投稿準備中は除く。) 〔雑誌論文〕 著 者 名 論 雑 誌 文 名 標 巻・号 題 発行年 ページ - 著 者 名 雑 論 誌 文 名 標 巻・号 題 発行年 ページ - 著 者 名 雑 論 誌 文 名 標 巻・号 題 発行年 ページ - 著 者 名 雑 論 誌 文 名 標 巻・号 題 発行年 ページ - 著 者 名 雑 論 誌 文 名 標 巻・号 題 発行年 ページ - 著 者 名 雑 論 誌 文 名 標 巻・号 題 発行年 ページ - 〔図書〕 著 者 名 出 書 版 名 者 発行年 総ページ数 12.研究成果による工業所有権の出願・取得状況 工業所有権の名称 発明者名 権利者名 工業所有権の種類、番号 出願年月日 取得年月日
© Copyright 2025 ExpyDoc