踏瀬旧国道沿松並木 泉崎村指定天然記念物 - 南会津町

村
泉崎
より、こん に ち
は
vol.16
~泉崎村の名所紹介~
踏瀬旧国道沿松並木
(ふませきゅうこくどうまつなみき)
泉崎村指定天然記念物
由来
・参勤交代と松並木
現在の松並木
昭和50年ごろの松並木
は明治18年(18
85)ころ補植され
たものです。
寛永12年( 1635) 3代将軍徳川家光の時代
松並木の補植作業
に参勤交代が制度化されると、大名や旅人の往来 ・踏瀬宿と一里塚
が盛んになり全国の街道沿いに松並木が植えられ 松並木は踏瀬宿のはずれから大和久宿へと連な
たと言われています。
りますが、泉崎側に一里壇の地名が残るころから、
・松平定信と踏瀬松並木
松並木の途中に一里塚があったと思われます。
松平定信は、天平3年( 1783)から文化9年
( 1812)まで白河藩主として数々の功績を残し 現在の松並木
ましたが、その一つに植林殖産の奨励があげられ 歴史に残る明治の大補植から120年余りが過ぎ、
ます。定信は領内の街道沿いに松苗2300本を 近年では松の数が大きく減ってしまいました。そ
植えさせたといわれており、踏瀬松並木もその頃 こで、平成17年に100本の松を補植し、現在も大
がはじまりであると考えられます。現在の松並木 切に育成しています。
文化団体の紹介②
南郷写真倶楽部
私たちは平成9年の公民館事業写真教室から発
楽部主催のデジカメ教室を開催したところ、幅
展した倶楽部です。現在会員は12名、その内女
広い年齢層からの参加がありました。誰もが気
性が3名です。
軽に写真撮影を楽しめるようになったことの証
私たちの主な活動は月一回の定例会(撮影会)
です。
と年1回の作品展です。撮影会は皆で会員の車に
皆さんもぜひ一緒に撮影会に行ってみません
分乗し、その時期にふさわしい風景を撮影して歩
か。やりたいという方がありましたら、ぜひ声
きます。作品展は今までに11回開催しましたが、
をかけてください。大歓迎です!
近年は東武線を利用して関東のお客様を呼び込む
ため東京の玄関口浅草で行っています。東京での
作品展は昨年で6回を数え、常連のお客様もだい
ぶ増え撮影に訪れる方も増えてきました。何気な
■連絡先 南郷写真倶楽部庶務 五十嵐小一郎
(南会津町伊南総合支所内)
電話 0241-76-7715
い四季折々の奥南会津の風景を喜んでいただくこ
とは私たちにとっても、とても嬉しいことでやり
がいのあることです。
被写体を前にして、最初はどこをどう切り取っ
たら良いのかわからないということがありまし
た。でも、不思議なことにどんどん見る目が磨か
れていくのです。きれいなところを探していると、
日々の生活の中でもきれいなところにすぐ目が留
まるようになります。自然の変化が感じ取れるよ
うになります。青い空、白い雲に感動するように
なります。
近年はデジタルカメラの普及と共に愛好家の年
齢層もグーンと下がっているようです。昨年、倶
デジカメ写真教室の1コマ
平成 22 年6月号 広報みなみあいづ
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まちの文芸
空真青緋鯉真鯉の幟かな
室井津与志
村中の囀りを抱く大銀杏
五十嵐いちお
長土手をピンクに染めし芝桜
小寺よ志を
おくやま吟社(田島地域)
会津山口俳句会(南郷地域)
良
鴫山短歌会(田島地域)
吾が住まふ四十二戸の集落に
一人暮らしの増えて七軒
近藤
功
山の子の無心に拾ふ春落葉
大塚 麗華
日の丸と鯉幟り立つ坂の家
大竹 元子
杉山の裾にかすみて桐の花き
鈴木 瑛華
伊南銀杏俳句会(伊南地域)
ぼんしょう
二度三度延期のお布会花見会
梵鐘の名は奈良太郎暮の春
由利子
乗り越して楽しくなりぬ春の旅
伸生
沢崎 芳子
大学への門出に赤飯孫へ炊く
「有難う」に祖母われの目潤む
小林 安子
山里の味香ばしき「しんごろう」
安達生まれの嫁に手ほどきす
広報みなみあいづ 平成 22 年6月号
南郷俳句会(南郷地域)
参拝の鎮守の森に初音かな
縁もて来し娘のやさし春おぼろ
渡部 華子
母の日の子等に荷作る母の背よ
馬場 コト
馬場やしま
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